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「失われた20年」の理由、なぜベーシックインカムが必要なのか、これは本当の人手不足か、などについて

たかはしけんじ
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2019/02/18

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  • 近ごろ物価が上がっている理由

    近ごろ、小麦粉製品、乳製品、飲料など、商品の値上げのニュースをよく見かけるようになりました。 このグラフは消費者物価指数*1です。2014年に急に上がっているのは消費税が8%に増税されたからなので、これは無視するとして、それでも近ごろじわじわと物価が上がっているようです。しかし、これは「需要が増えて供給を上回る」ことでおきているのではなく、「かかるコストが上がる」ことでおきているのだと思います。これは、政府や日銀が目指している「良いインフレ」ではありません。どのようなコストが上がっているのかというと、ひとつは人件費(人手不足による)、もうひとつは輸入物価だと思います。 しかし輸入物価が上がるの…

  • 世界(日米欧など)でおこなわれている金融政策の方法

    日本にしろアメリカにしろECBにしろイギリスにしろ中国にしろ、世界の多くの国の「中央銀行と銀行のあいだのしくみ」と「金融政策の方法」は基本的に同じです。金融政策における中央銀行の目的は「物価を安定させることによって、経済の健全な発展に貢献すること」です。そのために世の中のお金の量(マネーストック)を調節して物価をコントロールしようとします。

  • 別タブ・別ウインドウでリンクを開いてもSEO的には意味がない

    読んでいる人が自分のブログのページからリンクをクリックしてほかのページに移動するとき、「ページ滞在時間」が短くなってしまわないように、ページを開きっぱなしにして別タブや別ウインドウでリンクを開いてもらいたい、といった目的で「target="_blank"」を使ったり、CSSを利用している方もいるのではないでしょうか。(自分もそうなのですが)しかしこれは、SEO的にはあまり意味がないのではないのではないかと思います。グーグルは、ページを開くときにはそれを把握できても、ページを閉じるとき、あるいはほかのWebページ(グーグルアナリティクスの設定がされていない)に移動するときにはそれを把握できないよ…

  • 結局、量的緩和とは何だったのか?

    現在もおこなわれていますが、はじめられてから20年ほど経つので、ちょっと振り返ってみました。 量的緩和とは何か 中央銀行が不況のときにおこなう「金融緩和」のひとつのやり方です。金融緩和とは「世の中のお金の量(マネーストック)を増やす」政策で、「これによって売り買いを活発にしてもらい、物価を上げよう」という目的でおこなわれます。普通は「金利」を下げて、お金を借りやすくすることでこれをおこなうのですが、民間がお金を借りてくれなくなったので、日本では2001年から「量的緩和」がおこなわれています。量的緩和とは マネタリーベースを増やすことで「世の中のお金の量(マネーストック)を増やす」というものです…

  • ツイッターにURL文字列のリンクを張る方法

    ツイッターにWebページのリンクを張ると、多くの場合ツイッターカード(画像とページの概要が枠線で囲まれたもの)が出ます。もちろん、そうしたい場合はそれでいいのですが、なかには単にURL文字列のリンクを張りたい、という場合もあるのではないでしょうか(そんなに多くはないかもしれませんが…)。個人的には、大きなツイッターカード(Summary Card with Large Image)が出ると、そんなに大げさにしたくないのに、と思ってしまうときがあります。とはいえ、これは仕様なので仕方がないのだろう、と思っていたのですが、某雑誌のオフィシャルのツイートを見ていて気がつきました。ツイッターに画像を表…

  • なぜ「公開市場操作」で金利がコントロールできるのか

    中央銀行の仕事はいろいろあるのですが、その中のひとつ「金融政策」についての話です。「公開市場操作」と「準備預金制度」と「金利」の関係を書くことで、これを説明します。 「金融政策」とは 「公開市場操作」とは 「準備預金制度」とは なぜ金利がコントロールできるのか 「金融政策」とは 中央銀行がおこなう経済政策(景気対策)です。日銀はホームページで金融政策の目的について「物価を安定させることで経済の発展に貢献する」と書いています。中央銀行は「世の中のお金の量が増えると売り買いが活発になって物価が上がる(逆の場合は、物価が上がるのが抑えられる)」といった考え方に基づき、「金利」を上げ下げすることによっ…

  • 「量的緩和」では「失われた20年」は解決しない

    「失われた20年」という言葉については、人によっていくらか解釈に違いがあるかもしれません。ここでは、供給過多で企業がコストを抑えようとするなかで、長期にわたって「過度な労働を強いられる人」「賃金の安い人」「仕事を失う人」が生まれている、経済の状況のことを言っています。タイトルでは「量的緩和では…」と書きましたが、本当は「金融緩和では…」ということです。「量的緩和」は「金融緩和」のやり方のひとつで、この20年ほど日本でおこなわれてきたものです。 「金融緩和」とは何か 日銀がおこなう金融政策(景気対策)です。景気が加熱してインフレになっているときには「金融引き締め」をおこない、景気が悪いときには「…

  • はてなブログ・小さなツイッターカードを出す方法

    ツイッターカードが全部大きくなってしまい、なんとか小さくする方法はないか(あるいは、その時々で切り替えて使う方法はないか)調べてみました。 ツイッターカードとは 条件による表示の違い(トップページのリンクを張った場合) 条件による表示の違い(記事ページのリンクを張った場合) ツイッターカードとは ツイッターにWebページのリンクを張ると、画像とタイトルなどが枠で囲まれて表示されたりします(されないページもありますが)。これを「ツイッターカード」といいます。これには、横長の小さな枠で囲まれた小さな画像で表示される「Summary Card」、大きな枠で囲まれた大きな画像で表示される「Summar…

  • 「恋人はサンタクロース」という曲を作ってみました。

    統一感が無くなるので、このブログで扱わないほうがいいかな、とも思ったのですが、このためにわざわざ新しいブログを立ち上げるわけにもいかないので、「雑記」のカテゴリで書くことにしました。趣味でちょっとだけDTMをやっていたのですが、ここ5年ほど中断。曲ができたので久しぶりにやってみました。ただ、編曲の実力がないので、ざっくりと打ち込んで、某サイトで「コラボしませんか」「どなたか編曲してもらえませんか」と募集をしてみたのですが、なかなか難しいようです。とりあえずこのブログでも宣伝して、奇特な人が現れるのを気長に待ちたいと思います。DTMerの方、「どなたか編曲していただけないでしょうか」※タイトルが…

  • 「今のしくみのままでは経済が行き詰まる」理由

    今のしくみのままでは行き詰まるのではないか、と思っているのですが、その理由を説明させてください。 なぜ「仕事がなくなる」「賃金が抑えられる」「過度な労働を強いられる」がおきるのか 人間が進歩して生産・供給能力が上がり、また人口が増えなくなったこともあって、多くの商品が供給過多となり価格競争が起きています。もちろん、どこまでも価格が下がるわけではありませんが、企業は常にコストを抑えることを意識しなければなりません。企業がコストを抑えるためには「自社の人件費を抑える」あるいは「それ以外のコストを抑える」ということになります。「自社の人件費を抑える」場合、「人手を減らす」か「一人あたりの人件費を減ら…

  • 「実質賃金が上がること」と「失われた20年」の関係

    「実質賃金」という言葉はニュースなどでも頻繁に見かけます。最近だと「アベノミクスの評価」といったところで、国会で取り上げられたりしていました。ここでは、短期的な評価はちょっと置いておいて、戦後から(というと大げさですが)現在まで、長期的にどう推移してきて、それが「景気が良かった時代」「失われた20年といわれる不況の時代」にどう影響してきたかを考えてみました。 「実質賃金が上がる」とはどういうことか 「実質賃金が上がる」ということは「物価に対して賃金が上がる」ということです。 そして「物価に対して賃金が上がる」ということは「買える商品の数が増える」(あるいは、それまで買えなかった高い商品が買える…

  • 今の「人手不足」は本当の「人手不足」なのでしょうか?

    不思議ではないでしょうか? 少子化などで「人手不足」になっていくとしても、その一方で、効率化によって仕事はなくなっていくはずです。なぜこれほどまでに一方的な「人手不足」になっているのでしょう?また、これほど「人手不足」になっているのであれば、もっと賃金が上がってもいいはずです。なぜそうならないのでしょう? 今の「人手不足」は本当の「人手不足」なのでしょうか? 現在、多くの商品(モノやサービス)が “供給過多” になっています。これは、その商品を生産している業界全体が、需要を十分にまかなってあまりある供給能力を持っている、ということだと思います。このような供給過多の業界、例えば飲食業界の、ある会…

  • 政府は何を根拠に「好況・不況」の判断をしているか

    「景気拡大の長さが、戦後最長になったかも」と政府(内閣府)の見解が示されました。(ちょっと前の記事ですが)。この1月で6年2カ月になったそうです。何をもとにその判断がなされているかというと、基本的には、内閣府が計算して出している「景気動向指数*1」です(そんなこと知ってるよ、と言われるかもしれませんが、話はここからです)。最終的には、外部からも人(経済学者など)を呼んで、「いつから景気の拡大が始まって、いつ終わったか」を決めて発表することになります。 このグラフの右上がりの期間が「好況」、右下がりの期間が「不況」と判断されます。これを出すために使われるデータ*2は、「営業利益」や「有効求人倍率…

  • 「経済成長」にはもはや意味がない

    「経済が成長する」という言葉は、よく聞くありふれた言葉です。でも、分かっているようでいて「具体的にはどういうこと?」と聞かれると、答えられる人は多くないのではないでしょうか?なんの補足もなければ、「実質GDPが増えること」を指して「経済が成長する」と言っています。実質GDPが前年より5%増えれば、“経済成長率5%” ということになります。*1では「実質GDPが増える」とは、どういうことでしょう?「実質」というのもわりとよく聞く言葉ですが、経済の世界では「物価の変動を考慮したもの」という意味になります。(それを考慮しない、そのままの値を名目と言います)例えば、毎日カボチャを1個だけ買っている人が…

  • 不況の根本的な原因は “消費の限界” だと思います

    短期的に見れば、景気は上向きのときもあれば下向きのときもあります。ここでいう “不況” とはそういったものではなく、「失われた20年」などといわれる長期にわたる経済の状況のことです。つまり、企業がコストを抑えようとするなかで、厳しいノルマや長時間労働などの過度な労働を強いられる人、賃金の安い人などが生まれて、生活が大変な人が長期にわたって増えていっている状況のことです。この記事は、下記のリンク先の記事の続きです(3部作の最後です)。まだお読みでなければ申し訳ありません、長文ですが 漫画など差し込みながら 書いているので、さーっと目を通していただけると。(T_T) ここでは “消費の限界“ のな…

  • はてなブログ・「404 NotFoundページ」を簡単にカスタマイズする

    記事URLを変更したりすると、Googleの検索などから変更前のURLにアクセスされたとき「404 NotFound お探しのページはありません」になってしまいます。なので、その対処のためのカスタマイズです。もしよろしかったらご利用ください。

  • はてなブログ・記事タイトルを変えるとURLも変わってしまう

    はてなブログを始めたばかりの方は注意してください。僕はこれで本当に苦労してしまいました。記事のURLを「タイトル」にしてしまうと、記事タイトルを変更したときにその記事のURLまで変わってしまいます。

  • はてなブログ・カスタマイズしたいけどそこの名前が分からない!

    カスタマイズするためにまず行うのは「検索」だと思います。しかし「検索したいんだけど、カスタマイズしたい場所の名前がわからないから検索できない!」という方はいないでしょうか? 僕がそうでした。というわけで各部位(パーツ)の名前を紹介します。

  • はてなブログ・全般にわたるカスタマイズ・厳選リンク集

    検索して情報を探したのですが、キーワードの選択がうまくない(というか、部位の名前がわからない!)からか、なかなか見つけられず、情報の海をさまよって疲れてしまいました。なので、カスタマイズのリンク集を作ってみました。ページの上から順番に、各部位について書いているので、部位の名前がわからない方でも、なんとなく目的の情報が見つけられるのではないかと思います。

  • “消費の限界” はどこか?

    実は、すでに “消費の限界” なのだと思います。何を理由に “消費の限界” だと言っているのか、またここで言う “消費の限界” とはどのようなものかを、以下で説明します。まず、この限界とは “時間の限界” による “消費の限界” です。だれにとっても1日は24時間しかありません。そのなかで買える商品(モノやサービス)の数には限界があります。これまで、時代とともに一人の人間が買う商品の数は増え続けてきましたが、これをどこまでも増やし続けるわけにはいきません。今から40年ほど前、僕が子供だった頃は、今ほど商品の種類がありませんでした。時間もまだたくさんあった気がします。 しかし時代とともに商品の種…

  • 「CLS銀行」とは何か、その具体的な決済のしくみ ー 外国為替のしくみ(4)

    「CLS銀行」による外国為替取引の同時決済のしくみについて説明します。

  • 銀行は買ったドルなどの外貨をどうやって交換して、どこに持っているのか ー 外国為替のしくみ(3)

    外国への送金などをおこなうためには、銀行はその国のお金を買って、どこかに持っておかなければなりません。「外国為替市場」で売買契約が成立したあと、実際にどうやってお金の交換をおこない、どこに預けておくかは、金融機関によって違います。

  • 「コルレス契約」と「コルレス口座」を使った送金のしくみ ー 外国為替のしくみ(2)

    外国為替による送金について説明します。はじめに、「コルレス契約」と「コルレス口座」を使った送金について説明します。

  • 「外国為替取引」とは何か? 誰が、どうやっておこなうか? ー 外国為替のしくみ(1)

    「内国為替」について説明したので、次に「外国為替」について説明します。外国為替でお金を送金するパターンはいくつかあるのですが、それを説明するために、まず、「外国為替取引」について説明します。

  • 為替取引で使われる用語の説明 ー「為替」とは何か?(4)

    最後の最後に、「為替取引」で使われる用語の説明をします。

  • 「全銀システム」と「日銀ネット」は具体的にどうやって連携しているか ー「為替」とは何か?(3)

    「為替」の基本的な仕組みについて書いてきましたが、最後に、もう少し具体的に「銀行」と「日銀」のあいだで何がおこなわれているのかを書きます。

  • 「人から国に」「国から人に」送金する場合の為替取引 ー「為替」とは何か?(2)

    「人から人に」お金を送金する場合の「為替」について書きましたが、ここでは「国から人に」また「人から国に」お金を送金する場合について書きます。

  • そもそも為替とは何か、その基本的なしくみ ー「為替」とは何か?(1)

    「為替(かわせ)」という言葉は、新聞やテレビを見ていると毎日のように出てくる、割とありふれた言葉です。でも、「何?」と聞かれると、答えられる人はそう多くないのではないでしょうか?

  • 「マネタリーベース」とは何か? その名前の由来は?

    「マネタリーベース」「ベースマネー」とは何か? なぜそう呼ばれるのか? といった話です。

  • お金はどうやって生まれるか?「もともとの信用創造」と「現在の信用創造」

    お金はどうやって生まれるか、といった話です。「教科書に書かれている信用創造」と「実際の信用創造」について書いています。

  • 「外貨準備」は具体的に(物理的に)どこにあるか?

    「外貨準備とは何か」といった記事は見かけます。では具体的に(物理的に)それはどこにあるのでしょう? といった話です。

  • ベーシックインカムがなぜ必要なのか(固定記事)

    このブログで書きたいのは「それがどれだけ有効か」とか「実現可能かどうか」といった話ではなく、「失われた20年」 などと言われる状況がなぜおきているか、といった話です。これがうまく説明できれば、「ベーシックインカムがなぜ必要なのか」に納得していただけるのではないかと思うのです。ここで言う「失われた20年」とは、企業がコストを抑えようとするなかで、厳しいノルマや長時間労働などの過度な労働を強いられる人、賃金の安い人などが生まれて、生活が大変な人が長期にわたって増えていっている状況のことです。

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