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matsudama blog https://matsudama.hatenablog.com/

社会で起こっているさまざまな現象を自分なりに読み解きます。哲学、社会、教育など幅広い分野を扱います。

松玉
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2019/02/10

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  • ブログを5年やって分かったこと

    2018年の年末にブログを始めて5年たった。 ブログをはじめて1年以内にやめる人が9割のなか、5年続けることができたのは良かった。 継続は力なり、というが5年続けたことでついた力というのはなんだろうか。 とりあえず、ある程度の長さの文章が書けるようになった。ブログを始めたころは、書きたいことや伝えたいことがたくさんあった。でも、いざ書き始めると全然書けなかった。1000字書くのもかなり苦労した。頭のなかにある書きたいことを、言語化して文章にするということができなかったのだ。 今は、書きたいことや伝えたいことが特になくても文章が書けるようになった。本を読んだから感想書こうかなと思い立って、何を書…

  • モリス・バーマン『神経症的な美しさ』感想

    モリス・バーマン『神経症的な美しさ』を読み終わる。 神経症的な美しさ 作者:モリス・バーマン 慶應義塾大学出版会 Amazon 最近観たNHKの番組にモリス・バーマンが出ていて、ひきこもりに対してポジティブな解釈をしていたので驚いた。番組で上の本が紹介されていたので読んでみようと思った次第。 自分も、ひきこもりや、あるいは不登校に対してポジティブな意見を持っているが、自分以外で日本にひきこもりや不登校にポジティブな考えを持っている人を知らない。 そんななか、アメリカ人であるモリス・バーマンが、日本のひきこもりに対して以下のような表現をしているのは素晴らしい。 …社会が「ひきこもり」を治療するの…

  • 映画『正欲』感想

    小説が素晴らしかったので映画を観に行った。 正欲 ノーブランド品 Amazon 感想としては小説のほうが良かったかな。全体的に、小説を抑制的にしたのが映画だった感じ。あの小説の、言葉の強さがとても心に刺さったので、映画ではだいぶその角が取れてしまっていて少し残念だった。とはいえ、小説はえぐみがきつかったから、抑制的な映画のほうが良かったという人もいたので、人それぞれだと思う。 新垣結衣と磯村勇斗の演技は良かった。新垣結衣を久しぶりに見たんだが、あんな顔だったかなぁ。素がああなのか、役のせいか知らないが、夏月演じる新垣結衣も、佳道演じる磯村勇斗も、人生に徒労感を感じる顔や雰囲気がとても良かった。…

  • 朝井リョウ『正欲』感想

    正欲(新潮文庫) 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon 素晴らしい作品だった。 新垣結衣が水に性的興奮を抱く役をやった映画という番宣をテレビで観て、へぇ~と思っただけだったのだが、なんか本のほうを読んでみようと読んでみたらすごい作品だった。今度映画も観てみようと思ったほどの作品。 自分自身も、アセクシャルというマイノリティなんじゃないかと思っているし、価値観にしても思考にしてもマイノリティの自覚がある。だからこそ、心にかなり響くような描写や人物の思考が至る所にあって、でも、本にでてくる人物たちは、水に性的興奮を抱くという、認められはじめたLGBTなどの多様性の網の目さえもこぼれ落ちてしまう人…

  • 観た映画やマンガの感想

    アパホテルに泊まって『ある男』を観た。 ある男 妻夫木聡 Amazon みんないい演技するなぁと思った。にしても、窪田?さんだっけ、木こりやらボクサーやら殺人犯やら、振り幅広いけど、精神がもつんかなと心配になってしまった。 よく分からんが、どうして戸籍交換したら罪になるんだろうか?今は認知症関連で行方不明者が多いが、そういうのを悪用して年金をだまし取っとりとかあるから? 『ザ・ファブル』 ザ・ファブル The second contact(9) (ヤングマガジンコミックス) 作者:南勝久 講談社 Amazon 素晴らしい作品だった。本当に面白い。何回も読み直している。なんでこんなに面白いのだろ…

  • 読んだ本の感想

    『哲学の冒険』 哲学の冒険 (平凡社ライブラリー) 作者:内山 節 平凡社 Amazon 何年かぶりの再読。再々読かも。 内山節の本は何冊か読んでて、本を読むと、この人は地に足つけて哲学してるなぁと思うんだよなぁ。哲学者ってまぁひねくれてるから、小難しい話をこねくり回す。現代思想なんかは特に、現代アートと同じく、内容がよくわからん、内容がないということに意味があるかのような、一見ふざけたものが多くて辟易する。 一方で、内山の本は、特にこの本は中高生向けに書かれているので、分かりやすい。読者と同じ目線で、いろんな哲学者に触れていくので、入門書としては一番オススメできる。 今回読むと、自分が以前読…

  • 最近読んだ本や漫画、観た映画の感想

    『進撃の巨人という神話』 進撃の巨人という神話 (RealSound Collection) 作者:宮台真司,斎藤環,藤本由香里,島田一志,成馬零一,鈴木涼美,後藤護,しげる blueprint Amazon 8人の論者がそれぞれの視点から『進撃の巨人』を読み解いたものが収録されている。面白く読めた。 タイトルが進撃の巨人という神話で、「神話」としてあるのは秀逸だなと思う。本当にその通りで、この物語は古今東西の神話に匹敵するほどの壮大で深く完璧な物語だった。これはただの面白い話ではないのだ。すべてのあらゆる要素が詰まっている。だからこそ、どんな学者や批評家評論家が読んでも、解釈ができてしまう。…

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