かつて昭和の時代に「望遠鏡御三家」とも称された怪しげ系メーカー、 ダウエル・パノップ・スリービーチ は、天文少年・天文少女達に向けて大いに夢と希望と修行の道を与えてくれました。 完成された製品が溢れるこの令和においては、こうした怪しげ望遠鏡が天文誌の広告欄を賑わせることはなくな...
「コスパを求めて散財し、怠惰のために汗をかく」「見えたものから原理を占い、先人に感謝を捧げつ裏をかく」という方針でゆるーい天文趣味をやっている、万年初心者のブログです。
ついポチってしまったエコノミー機材の紹介や使いこなしを中心に、ゆるく再開した天文趣味を、あんまり大金をかけずに、ゆるーく楽しむ方法についてぼつぼつとブログに書いてます。
なんとしたことか、2021年もあっという間に暮れつつあります。「ゆるーい天文趣味」を楽しむ 当ブログの'21はいつにも増しての亀の歩み ではありましたが、この1年を振り返ってみたいと思います。記事末尾には、今年調べたアイピースのダイジェストも添えました(ラムスデン大全もひそかに増...
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かつて昭和の時代に「望遠鏡御三家」とも称された怪しげ系メーカー、 ダウエル・パノップ・スリービーチ は、天文少年・天文少女達に向けて大いに夢と希望と修行の道を与えてくれました。 完成された製品が溢れるこの令和においては、こうした怪しげ望遠鏡が天文誌の広告欄を賑わせることはなくな...
新年、あけましておめでとうございます。 この令和6年(2024年)は「紫金山アトラス彗星と星食フィーバー」が楽しみな年、ということで、星好き界隈も賑やかな年になりそうです。 2024年も、お気楽にゆるーく眺められることをお祈り申し上げます 写真:二重星団, RedCat51 +...
早くもこの2023年も年の瀬が迫ってきてしまいました。「時間の加速」仮説はいよいよ真実味を増すばかりで、年々せわしなくなっていくように思えます。おそらくハッブルが発見した膨張宇宙と連動するように、人間の時間感覚も誕生時と比べて加速しているのだと勝手に思っています。 ビッグバンが悪...
惑星用アイピースの筆頭として Zeiss D40 ルーペ を2022年10月頃より愛用してきましたが、この2023年10月に高橋製作所から発売になった「 TPL-6mm 」は、これに対抗し得る能力を秘めている可能性ありと見て、緊急入手して比較してみました。 タカハシによる ...
惑星撮影では、露光や解像度をどう決めるかが意外と悩みどころです。この2023年は、機材を少々新しくしたこともあり、惑星撮影時の「 画像の情報量 」について多少の考察を加えた備忘録をまとめてみました(※あくまでも、自分用の備忘録です)。 惑星撮影をやろうと思ったとき、光学系や撮影...
天文用CMOSカメラはどんどん新機種が出てきて面白い状況ですが、「 カタログスペックをどう読み解いたらいいか 」については明快な答えが自分の中にもありませんでした。 お恥ずかしながら正直なところ、「ゲイン」「フルウェル容量」「リードノイズ」「ダイナミックレンジ」だとかのグラフを...
かつて「本邦最古の光学専門メーカー」を謳った成東商会。今なお、ほろ苦い(?)想い出、あるいは伝説として語り継がれる「ダウエル (Dauer)」ブランドの接眼鏡を入手しましたので、連休の月夜に試してみました。 時には粗悪品との誹りを受けながらも、今なお伝説が長く語り継がれるダウエ...
エコノミーアイピースとしては最高峰(?)の一つなんじゃないかとも思う「 賞月観星のXWAシリーズ 」ですが、そのXWAシリーズがめざしたという TeleVue の Ethos との直接比較の第二弾「イーソス 21mm vs XWA 20mm」を行ってみました。 この二者は、これ...
新年、あけましておめでとうございます。 オリオンには正月の季節感があります 昨年もいろいろと激動の年ではありましたが、無事に新年を迎えられたことを喜ばしく思います。4等級台にまで明るくなるという ZTF彗星(C/2022 E3) も順調に増光 しているようで、地球に接近する...
この2022年もあっという間に暮れつつあり、「時間というのは年々加速しているのではないか」という疑いを挟む状況証拠がまた一つ積み重なった感のある年でした。このゆるーい天文趣味も「アキレスと亀」のごとく さっぱりゴールにたどり着かずにいる有り様 ではあります。 今年の年末も例年のご...
今年2022年は、長野県小海での「 八ヶ岳星と自然のフェスタinこうみ (2022.11.11-13)」に参加することが叶いました。参加された方々の機材は、機材そのものの美しさ、実際に見える天体の像、運用の妙など、様々な観点で刺激を頂けるものばかりでした。 ここでそれぞれの機...
ミザールが1982年に投入した 「鏡面精度λ/20」のニュートン反射 には、その赤い鏡筒の艶やかな魅力に、私も幼心に ずいぶんと憧れた ものでした。幸運にも極めて状態の良い(たぶん未使用品)を入手できましたので、試してみました。 この鏡筒は、ワインレッドの MIZAR 120...
AZ-GTi は良い架台なのですが、たまに”?”な怪動作をするように感じていました。その根源にはアライメント動作に関する無知があったようです。 これまで「架台側にアライメント情報が記憶されている」と思っていたのですが、誤りでした。 架台が記憶しているのは「ホームポジションからの...
これまでに随分とアイピースを蒐集して試してきましたが、 お気に入りと呼べる定番 は限られてきました。そこで、百本以上テストしてきたアイピースの中から、 個人的なお気に入り や印象に残ったものをまとめてみました。 個人的には、アイピースはその 値段やブランド名によらず見え方と使い勝...
ローウェルの 日本での延べ3年に及ぶ生活 が「火星人の発見(?)」に果たして影響したのかどうか、大変興味がそそられるところです。今年2022年は火星中接近のある年ということで、「 実体験で知的好奇心をくすぐる檄文作家 」とでも言うべきパーシバル・ローウェルにスポットライトを当てる...
超広視界アイピース「Ethos」 と 「XWA」13mmの同一焦点距離直接見比べをやってみました。テレビュー社の Ethosシリーズとスペックが良く似た賞月観星やSolomonの XWAは、価格がEthosの1/4程度とフレンドリー なのが特長ですが、過去にもレビューした通り 性...
新年、あけましておめでとうございます。 日常の気忙しさから「時が加速しているのではないか」と疑うこともしばしばですが、無情にも過ぎてゆく日にちで時の流れの普遍性を感じる今日このごろです。昨年末のレナード彗星(C/2021 A1, Leonard)の大バーストには驚かされ、南半球...
なんとしたことか、2021年もあっという間に暮れつつあります。「ゆるーい天文趣味」を楽しむ 当ブログの'21はいつにも増しての亀の歩み ではありましたが、この1年を振り返ってみたいと思います。記事末尾には、今年調べたアイピースのダイジェストも添えました(ラムスデン大全もひそかに増...
惑星観察アイピースの究極系とも思われた「 単レンズ+バーロー 」でしたが、 更にその先 がありました。 単レンズはハイゲンス式に正常進化 し、様々な観点でよく見えるようになったというハイゲンスによる逆襲劇であります。 今回は、究極とも思われた単レンズの「光軸への無慈悲な不寛容」...
夏が過ぎ、冬が近づくこれからの 涼しいシーズンこそがカビ・湿気対策の正念場 、というお話です。湿気や結露という現象はそう単純でもなくて、 「温度や湿度の高低だけ」で考えていると間違えてしまう ので注意が必要です。 「エッ、温度は高い方がいいんじゃないの?」「湿度が低ければ乾燥し...
エコノミーアイピースとしては最高峰(?)の一つなんじゃないかとも思う「 賞月観星のXWAシリーズ 」ですが、そのXWAシリーズがめざしたという TeleVue の Ethos との直接比較の第二弾「イーソス 21mm vs XWA 20mm」を行ってみました。 この二者は、これ...
新年、あけましておめでとうございます。 オリオンには正月の季節感があります 昨年もいろいろと激動の年ではありましたが、無事に新年を迎えられたことを喜ばしく思います。4等級台にまで明るくなるという ZTF彗星(C/2022 E3) も順調に増光 しているようで、地球に接近する...
この2022年もあっという間に暮れつつあり、「時間というのは年々加速しているのではないか」という疑いを挟む状況証拠がまた一つ積み重なった感のある年でした。このゆるーい天文趣味も「アキレスと亀」のごとく さっぱりゴールにたどり着かずにいる有り様 ではあります。 今年の年末も例年のご...
今年2022年は、長野県小海での「 八ヶ岳星と自然のフェスタinこうみ (2022.11.11-13)」に参加することが叶いました。参加された方々の機材は、機材そのものの美しさ、実際に見える天体の像、運用の妙など、様々な観点で刺激を頂けるものばかりでした。 ここでそれぞれの機...