自殺について
「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。自殺ということだ。」 とアルベール・カミュが『シーシュポスの神話』の最初の文がある。 自分は高校時代に鬱気味になり、偶然その期間にカミュの作品(異邦人やペスト、カリギュラなど)に出会い、彼の書く本が人生のバイブルとなった経緯がある。 自殺は日本で生きていると割とありふれた言葉だしニュースや記事で日常的に見かける言葉だと思う。 自分が高校時代に鬱になって救われたのが、カミュが本の中で「生きる意味なんて誰にもない、そこが出発点だ」みたいなことを言っていてハッとさせられた。 生きること自体に意味なんてないしあるとすればそれは社会的に後天的に造られたものなのだ…
2020/07/30 04:33