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りんころのひとりごと。 https://rincoro-ht.hatenablog.com

テレビドラマを中心とした、気ままなゆる〜い感想ブログです。ほぼネタバレ。

基本的に「面白いから書きたい!」「ツッコミたいから書きたい!」精神でやってますです。

りんころ
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2019/02/08

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  • アトムの童 3話 感想|鵜飼さん、まだ寝返らず。

    前回でジョン・ドゥの相棒・隼人(松下洸平)が仲間入りして、財政管理の人もやって来て、 ここから本格的に"立て直し"を描いてくれる事に胸を膨らませていたのに… まさかの1年後に飛んで、ちょっとパニック状態に。 ついでに、まだその事で頭の整理が追いついていないためか、 銀行員の小山田(皆川猿時)が 「融資出来ない」「5000万払えなければ倒産」といった衝撃発言をしたのを機に、 アトム玩具を一気に窮地に追い込む状況に仕立てた内容から始まったのにも 困惑してしまいました…(汗) 日曜劇場(特に池井戸作品)らしい王道さはあれど、 それを踏襲しつつも、そこに若さ故の勢いや情熱、 同じくモノづくりを取り扱っ…

  • 親愛なる僕へ殺意をこめて 4話 感想|真相は一旦お預け

    あの児童施設でのシーン… 施設の関係者でもない初対面の相手に よく京花(門脇麦)の個人情報ベラベラ話せるな〜… エイジ(山田涼介)じゃなかったら悪用される可能性だってあるのに…w と思いながら見ていましたが、それは置いといて。 前回から、回想を挟んで時間軸を行ったり来たりして魅せる方向ではなく、 現在進行形で物語を魅せる方向へと転換したお陰で、 やっぱり難解さがなくなりつつありますね。 いや、もっと具体的に書くなら、回想は今回もちょいちょいある事にはあるんですが、 あくまでも視聴者に"引っかかり"を覚えさせ、 今後の展開に興味を持たせる程度のものに落ち着いているため、悪目立ちしていないんです。…

  • クロサギ(2022) 2話 感想|そんなに"警察"を強調しなくても…

    前回と同様、被害者が詐欺に遭うまでの深層心理は描かれているし、 初回は初期設定の紹介も兼ねて、その説明が詳細にされた部分もあったとは言え、 詐欺パートの導入部分がやけに短縮されたな〜と思って見ていたら… なるほど、もう1つの詐欺事件も同時並行で描くからだったのか…と。 個人的には、被害者同士の関係か、詐欺事件を追う事で導かれる結末に 共通したものがない限りは、同時並行させる意味を感じないという考えでいるので。 後述する要素も含めて、エピソードを欲張ったために、 「シロサギを喰う」で魅せる物語としては、 今回はいまひとつ盛り上がらない内容になってしまった気がします。 どちらかと言うと、孤独な老人…

  • 一橋桐子の犯罪日記 3話 感想|ラストスパート!残り2話が楽しみ。

    桐子(松坂慶子)を立てるような発言をしているから 福森(長谷川初範)は詐欺師だろう…とか、 いろんな犯罪を知っているから、久遠(岩田剛典)は「ムショ帰り」でも看守の方で、 きっと桐子の嘘も見抜いているんだろう…とか、 変に深読みしながら見ていったけれども、どちらもストレートな真相だったとは(笑) あ、でも、福森とゆかり(木村多江)があんな事になるとまでは想像がつきませんでしたね。 「何これ〜…私は何を見せられてるの〜!」 2人を見た時のこの台詞に、桐子の人柄がぎゅっと詰まっているような気がしました。 自己肯定感が低いが故に結局損をしてしまうという、 彼女のお人好し体質が最大限に活かされたお話だ…

  • ザ・トラベルナース 2話 感想|嘘の中にも真心を

    静(中井貴一)の広島弁の毒舌と、 「必殺仕事人」を彷彿とさせる治療シーンのインパクトが強かった初回。 普段にこやかな表情でいてのギャップが可笑しかったもので、 あの2つが"お約束"になるんだろうなぁ… 「ドクターX」にもあった痛快劇を、今度は2人で見せていく形になるんだろうなぁ…と 思い込んで見ていた分、今回のオチには中々意表を突かれましたね。そう来たか!と。 患者の前でガミガミうるさかったり、偉い医者ほど仕事を舐めていたり、 病院は相変わらず忖度だらけだったりとベタな要素てんこ盛りなのに、 うっかり目頭が熱くなってしまいました。 食べる事が大好きな二階堂(キムラ緑子)の想いを汲み取り、 回復…

  • ファーストペンギン! 4話 感想|梱包問題だけは解決出来た模様。

    社長になって下さい!と頼み込むほど、和佳(奈緒)のプロ根性を認めたくらいだから、 今度こそ本気でお魚ボックスに取り組んでくれるかと期待したら、 また「もうやらない」って。子供じゃないんだからさ…(苦笑) 今回の内容を見ていると、2話と3話の内容って必要なかったなぁと改めて思うんですよね。 特に2話ね。「俺の知らない所で話を進めてる」をぶり返していただけですから。 ぶっちゃけ言うと…初回のラストから今回の内容を直結させても 何ら支障がなかったような気もしています。 まぁ、それだと流石に端折られた部分も出てくるので… 例えば、初回のラストの流れで、2話は崖っぷちの状態から始まり、 もう後に引けなく…

  • 拾われた男 3話 感想|刺激し合って生きていく。

    はぁ〜〜〜〜………滅茶苦茶過ぎて楽しい…。 あの終盤のシーンのカオスさったらない(笑) 仲野太賀さんに、井川遥さんに、田辺桃子さんに、北香耶さんに、要潤さんに… 多くの登場人物が1つの場所に一気に集ってドタバタを繰り広げる事で生まれる可笑しみは、 やっぱり役者さんを揃えてこそ…だと思うし。 何より、諭(仲野太賀)が夢に向かってがむしゃらに突き進んでいく様を 描いていっている作品だから、あのシーンも"青春"の1ページに感じられていっそ清々しい。 事実は多少盛っているんでしょうけど、勢いがあるので全然気になりません。 笑えるやり取りのはずなのに、最後はなぜか目頭が熱くなってしまいました…。 今回は…

  • silent 3話 感想|感情の蓋を開いた湊斗が切ない…

    本作の演出は、ストレートに魅せに行く所から、さり気ない工夫が施されている所まで こだわり抜いて作られているなぁ…という印象を毎回持つのですが、 その中でも1つ特筆しておきたいのが、本作のタイトル「silent」× 騒音という 相反する2つの要素を組み合わせたタイトルバック。 1話は、ザーザー降りの雨で起こされる紬(川口春奈)のシーンが。 2話は、耳に違和感を覚えるようになった想(目黒蓮)が、 律子(篠原涼子)にずっと耳鳴りがしている事を訴えるシーンが。 そして…今回は、踏切のサイレンが鳴ってから、遮断棒が降り始めるシーンが タイトルバックとして使われました。 しかし、どれも「うるさい」から連想…

  • エルピスー希望、あるいは災いー 1話 感想|挑戦状を叩きつけて来た感。

    へぇ…なるほど…な初回。 個人的には、初回を見ただけではまだ「これは間違いなく面白い!」と 絶賛するまでには至っておらず、 どちらかと言うと、甘いカフェラテに混ざっていた砂糖が 口の中にずっとまとわりついている…みたいな、そんな感じ。 つまり、じわじわと余韻が残るタイプの作品です。 近年のドラマは、分かりやすい導入にするのと、 中間地点で描かれそうな内容を2,3話辺りに持ってくるスピーディな展開が多くなっていて、 もはや最近ではそれが主流になりつつあるのに対して、 本作は今の"流行り"とは逆行した作りになっています。 まぁ、こうは書いたものの、物語がサクサク進んでいくのも、 先がもう読めている…

  • PICU 小児集中治療室 3話 感想|悠太くん、結局どうなった?

    初回の内容へと軌道修正していった感じですね。 いや、むしろ、武四郎(吉沢亮)を"不器用で未熟な新人医師"としてではなく "1人の医師"として描いたのは今回が初めてだったので、「お?」と思わされました。 主人公がミスを起こして、自分が担当した患者が自暴自棄になるのを目の当たりにして、 反省して学んでいく…という成長パートも、 本作のテーマが「小児科での新人お仕事奮闘記」だったら、 見応えがある…で終わっていたんですよね。 (まぁそうでなくても、あのパート自体、見応えはありましたが。) でも、私が前回の内容を見てちょっと引っかかっていたのは、 舞台が「医療体制が整っていない未完成の小児科施設」で、…

  • 霊媒探偵・城塚翡翠 2話 雑感|既にワンパターン化しつつあるような?

    うーん…降霊展開をなくして一応変化をつけているとは言え、 事件が起きる→翡翠(清原果耶)の能力に頼る→ その結果に従って香月(瀬戸康史)が手がかりを探す という単調な構図になっている感じは否めないんですよねぇ。 それだったらいっそ、翡翠が誰かを指さして 「犯人はこの人です…」という流れに振り切った方が、 彼女を頼るのにもまだ納得出来るような気がしています。 そうでなければ、翡翠が既に気づいていても、香月に全ては教えず、 彼の論理的な推理で事件を解決へと導けるように、さり気なく助言する…とか。 あるいは、超能力を使い過ぎたために、力尽きて途中から使えなくなってしまった 彼女の代わりに、後半は香月…

  • アトムの童 2話 感想|ラブコールで後輩くんが仲間入り

    ある意味、ガバガバセキュリティでしたね…w ゲームがSAGASにパクられた背景を知っておきながら、 なぜかそっち側にいる隼人(松下洸平)に社外秘のゲームを見せちゃうし。 じいさんズも気にしていないようだし。 ジョン・ドゥへの思い入れが強い隼人じゃなかったら、日曜劇場の今までの作品から考えたら 情報を盗み取られる展開になるからね!?と思いっきりツッコんでしまいましたよ(笑) そんな感じで、基本的にはご都合主義な流れで進んでいってはいるんですが… でも、ツッコミで終わらないのが本作なんですよねぇ。 今回は、那由他(山﨑賢人)と隼人の"責任取り"から来る友情の熱さに泣かされました。 2人の関係性を描…

  • 君の花になる 1話 感想|もうそろそろ胸キュン路線から離れてみては…?

    私自身も好きなボーイズグループはいるし、現場も何度か行った事はあるので、 駆け出し状態の彼らを見ているとそのグループと重なって、応援したくはなるんですけど、 まぁ何と言っても、主人公の出しゃばり具合が見ていられなくて…。 弾(高橋文哉)と同じく「うるさい!」って、何度も言っちゃいましたよ(滝汗) もう既に聞き飽きたツッコミだとは思いますが、寮母である必要があったんですかねぇ。 突如任された新人マネージャーの設定の方が、まだしっくり来たと思うんですよね。 芸能事情も現場も何にも知らない、入って間もない寮母が 経験値重ねたマネージャーに対してあれだけ前のめりで物申してきたら、 そのグループとは二度…

  • ジャパニーズスタイル 1話 感想|チャレンジングではあるけど…

    ミュージカルや吉本新喜劇によく通う人だったら、ついて行けるのかなぁ。 個人的には、さっぱり分からないまま終わってしまった…(汗) 笑いのツボって人それぞれな訳で、大衆的に好かれるコメディを作るのは やっぱり難しい事なのだと実感させられた初回でした。 笑える雰囲気を醸し出してはいるものの、イマイチ笑い所が分からなかったのは、 ぎゅうぎゅうに敷き詰められた台詞量にありますかね。 とにかく膨大な上に、ドラマでは必ずある"間"がほとんど用意されていないのです。 仕切りなしに行われる会話劇は、もう既に各々がどんなキャラクターか 十分に掴めている状態だったら楽しめるのかもしれませんが、 初回で、しかも状況…

  • 親愛なる僕へ殺意をこめて 3話 感想|サイ退場。グロシーンも減ってくる?

    佐井(尾上松也)が接近してくると、毎回ゾッとしてしまうんですが、 それと同時に、ツッコミポイントにもなるんですよね(笑) 今回の場合で言えば…気絶している彼をよそに、 エイジ(山田涼介)と京花(門脇麦)がハグしているのを見て 「ハグしてないで、さっさと縄解いて逃げろ!!!」ですねw 鍵を漁るにしても、せめてもう一発殴ってから確認するべきですし。 身体を動かしたら起こしているようなもんですし(苦笑) そもそも、女性1人で行かせるのは中々に酷でしたよねぇ。 山田涼介さんの血糊も…コスプレ用メイクかな?と思ってしまったのでした。 まぁそれは置いといて。 内容自体は、時間軸の過剰なイジリが減って、 純…

  • クロサギ(2022) 1話 感想|令和の世界でクロサギが羽ばたく

    放送直前で、2006年版の作品の予習完了。 ネタバレにならない程度に、前作と比較しながら初回の感想を書くとするなら… まず意外だったのは、1箇所だけでも用語解説する演出が施されていた所。 そして…"導入部分"が詳細に描かれていた所でしょうか。 この2点のお陰で、かなりとっつきやすく感じさせてくれました。 いや、前作も導入部分があるにはあったんですが、アプローチの仕方が違っていて、 「何の詐欺に遭ったのか」は紹介されていても、 被害者が詐欺に遭うのに陥りがちな深層心理や、 乗っかってしまったのにも同情出来る背景描写にまでは踏み込んでいなかったんですよね。 詐欺の内容や取引の流れにしても、基本的に…

  • 一橋桐子の犯罪日記 2話 感想|みんな実は独りぼっち

    各々の設定を肉付けしていく形で、内容を膨らませていった今回。 桐子(松坂慶子)がムショ活を本格的に実践する描写よりも、 彼女と接していた榎本(長澤樹)や寺田(宇崎竜童)の置かれた状況や、 菜の花みたいな人だと言われていた知子(由紀さおり)の意味深な裏事情を 明かしていた印象が強かったので、 次回の結婚詐欺回が本番で、今回はその前準備?に見えた気がしなくもないんですが。 目標が定まったお陰か、ふとした時の"現実味があって笑えない"感じも薄まって、 ムショ活を通して様々な人と交流を交わす桐子の様子を 微笑ましく見られるお話になっていたと思います。 正義感があり、意見もビシッと言える榎本は、 実は家…

  • ザ・トラベルナース 1話 感想|王道だからこその利点もある。

    初期の頃は面白かったのかもしれないと感じさせた 「ドクターX(シーズン6のみ視聴)」を筆頭に、 「リーガルV」も「ハケンの品格」も「七人の秘書」も、 中園ミホ脚本はどれも合わなかった私。 本作も、大人の事情でキャストを一新して、ナース版で「ドクターX」の焼き直し作品に なるんだろうなぁと思ってあまり期待していませんでしたが… 中々どうして、悪くなかったですね。 確かに、設定こそ、中園ミホ作品らしい"ベタさ"は随所に感じさせます。 フリーランスで大量のギャラが発生する主人公とか、 ブランドイメージだけを重視してVIP待遇する病院の方針とか、 「病を治す」が本業であるはずの医者が なぜか症状を見抜…

  • ファーストペンギン! 3話 感想|「何も知らない」は疑いのもとだけど…

    相変わらず"騒動"を描いているなぁ…という印象。 杉浦(梅沢富美男)の出番が減った事で"ドラマ臭さ"は薄まったし、 前回よりも和佳(奈緒)の仕事ぶりは少しずつでも、現在進行形では描かれてきたし。 仕事内容を逐一報告しないんだったら、 そりゃあ「男社会に突然入り込んできた女」を疑うのも当然だとは思うんですが… うーん…3話も経っているのに、堂々巡りの状態が続いているのが引っかかります。 今となってはようやく女性の活躍も認められつつあるけれど、 10年前は元専業主婦が活躍し出すと「"女"を使っている」「裏に男がいる」と 色眼鏡で見られるのが普通だった。 未開拓のものに巻き込まれるのが怖い。失敗を恐…

  • 拾われた男 2話 感想|兵庫の寅さん、運転手になる。

    今回のオチに使われていた、「男はつらいよ」風の切ない恋の話。 この手の内容は、数話やった後で"味変回"として放送するイメージがある分、 俳優を目指すまでを描く本筋と繋がっているようで繋がっていない感じもするんですが、 それでも、なんか楽しいんですよねぇ。 (個人的には、衝動的に来る"なんか"は大事だと思っております…。) 目まぐるしい展開に、心踊らされています。 本作を見ていて、当時父から聞かされたエピソードをふと思い出してしまいました。 ちょこっと書くとするなら…上京したてで、まだまだ若かったから 「〇〇(上京先)と言えばあの有名漫画家のスタジオがあるじゃん!」 って思いつきだけで、アポも取…

  • PICU 小児集中治療室 2話 感想|ミスをして、反省して、学んでいくの繰り返し

    吉沢亮さんの目って、何だか奥行きが感じられるんですよねぇ…。 大河ドラマのあの作品は未視聴だし、過去作品は確か脇役でのご出演が多かったから、 こうして吉沢さんの演技をじっくり見るのって中々貴重かもしれない…と思って wikipediaで調べてみたら、半沢直樹のスピンオフの存在をすっかり忘れておりました。 当時の感想でも、目の演技について言及していた事が発覚。 …って事は、やっぱり印象に残りやすいんだなぁと。 涙ぐんでいる時も、微笑んでいる時も、"影"が見え隠れするというのか… ずっと憂いを帯びた目つきをされているからか、主人公の未熟さがより伝わってきて、 この人の行く末を見届けてみたいって気持…

  • 霊媒探偵・城塚翡翠 1話 感想|これは演技力が問われるやつだわ〜

    凄いねぇ。これは確かに、演技力の高い女優さんじゃないと成立しない作品ですわ…。 清原果耶さんについては、透明感のある方だと前々から思っていて、 ここ最近はその良さが、暗くジメジメっとしたキャラクターの方に作用していて 勿体ないなぁ…と感じていましたが、 本作では様々な人物を"降霊"させる事で、いろんな演技を楽しめそうです。 そのうち、男性の霊に憑依される回も来るんでしょうかね? だとしたら、一番の山場となるあのシーンは、見応えがありそうな気もしています。 ただ、心配なのは、"霊媒師ありき"の作品になってしまわないかどうか…ですね。 本作は、霊媒師が主人公である事、霊媒師とタッグを組む事以外は、…

  • アトムの童 1話 感想|日曜劇場らしいけどらし過ぎない!

    廃業の危機を迎えた老舗メーカーが、新たな知恵を借りて経営再建を目指し、 大手ライバル企業もあっと言わせるまでの成長を描く…というお話。 もうこの時点で鉄板のストーリーですよね。 「日曜劇場」枠の過去作品には、 かつて「小さな巨人」や「ブラックペアン」「ドラゴン桜」など、 原作実写化なのに"池井戸作品"のガワを借りた結果 失敗してしまった作品が何作もあったので、 本作もどうせ、"いつもの"スタッフではないにしても 顔芸ドアップ!夕陽が沈む映像!野次馬演出!仰々しい劇伴!に寄せた、 型に嵌った盛り上げ方になってしまうんじゃないか…と危惧しながらの視聴となりましたが、 いやはや、シンプルに面白かった…

  • 祈りのカルテ〜研修医の謎解き診察記録〜 2話 感想|裁判沙汰にならない?

    えええ〜!!ふ、腑に落ちない…。 「患者のプライバシーに踏み込むな」と言っておきながら 一番踏み込んでいるのは冴木(椎名桔平)な気がするんですけど…(汗) 娘と孫が知らないままなのにもモヤモヤしますけど、 退院した後に早くに亡くなって、それで解剖する事になって、 いざ解剖してみたら診断と違う症状だった場合は 訴えられて裁判沙汰になりそうな気がするんですよねぇ。 下手したら、医師免許も剥奪されてしまう訳で。 もし本当に患者の意向に沿ったとしたなら、その覚悟はあるんか?と 思えてしまったのでした。 まぁでも…オチが微妙だった所を除けば、 前回よりも形になってきたと言えるんでしょうかね。 コードブル…

  • 親愛なる僕へ殺意をこめて 2話 感想|漫画をそのまま映像化してる感が…

    うーん…なんであそこまで回りくどくする必要があるんでしょう? 前回はグロテスクな描写が多々見受けられたので、それで誤魔化しが効いたものの、 今回は大人しい内容に落ち着いた分、情報の見せ方の難解さが目立っていたような気がします。 とにかく、「一方、その頃エイジは…」「一方、その頃サイは…」って感じで、 場面転換が多過ぎるんですよね。 場面が切り替わるごとに、当然主語も変わるから、情報を吸収するのに必死になり、 結果的に"考察"をさせる余裕をなくしてしまっています。 (あくまでも考察が苦手な私は…ですが。) それに加えて、回想の挿入頻度も高いです。 挿入頻度が高いならまだしも、ガスバーナーのくだり…

  • 一橋桐子の犯罪日記 1話 感想|現実は案外素っ気ない

    ※初回(10/8放送)の感想です。大変お待たせいたしました…m(_ _)m 「おじさまと猫」をご覧になった事がある視聴者の方なら、分かってくださると思いますが。 開始早々、草刈正雄さんの役どころを見た時に、 あの出会いのお陰で、今度は相手に寄り添える側になったのね…って 勝手に想像したら泣けてきちゃいましてね…。 後妻業 薫子(木村多江)と付き合い出したからは 急にデリカシーがない人になっちゃったのは残念でしたけども(泣) でも、三笠(草刈正雄)だけでなく、 悲しみに暮れる自分に"親身に"配慮してくれる人っていうのは、現実に案外いない。 大好きな親友が亡くなっても、 息子夫婦は、面倒を見る手間…

  • silent 2話 感想|止まっていた秒針が少しずつ動き始める…

    何とか整理したものの、いろいろ書きたい事があり過ぎて、感想が長くなってしまったw ごちゃっとしているかもしれませんが…。 いやぁ、なんて繊細な脚本なんだろう…。 湊斗(鈴鹿央士)が想(目黒蓮)の耳が聞こえない件を秘密にしていたと分かっても、 怒鳴ったりはしないし。 想があの時突然別れを告げた理由を「なんで?」と責めるように 大声を上げて泣いたりもしない。 全体に流れる空気は、基本、静か。 登場人物を感情的にすればドラマチックで見映えが良くなる上に、 展開も描きやすくなるだろうに、 それをあえて取っ払って、2人の間で行われる日常的な"会話""やり取り"だけで、 些細なすれ違いや少しピリッとした雰…

  • ファーストペンギン! 2話 感想|漁協との揉め事に終始してない?

    うーん…"ドラマ臭さ"が加速してきたような…(汗) 会ってそんなに日が経っていないママさんがお節介で物件を紹介してくれるとか、 リモコン戦争の後、たまたまテレビを点けたら主人公の名前が出たとか、 そういった本筋から外れた如何にもな"ご都合主義"は無視するとします。 (いや、後者は部分的に新事業に関わってくるから無視はし切れないかな…?) でも、私が今回の内容を見て一番気になっているのは、 「漁協の人々が賛同し、協力してくれたら企画は成功」みたいな話に 映ってしまっているって事なんですよね。 その原因は簡単で。漁協側、特に組合長・杉浦(梅沢富美男)のキャラを、 下手したら日曜劇場でお馴染みの悪役…

  • 拾われた男 1話 感想|マスターバックという言葉を初めて知る。

    BSが映らない環境にいる私は、地上波での放送が初見。 同じく初見の方は、よろしければ一緒に楽しみましょう。 既にご覧になった方は、結末も展開も何も知らない私の感想(リアクション)を 笑って読んでやってくださいw という事で… さて、「仲野太賀さん主演」「夏クールでは好評だった」「役者?劇団?の話」という ふわっとした事前情報を入れて見始めた初回。 松尾諭さんの半生が題材となっているのは初耳でしたけど、 それ以上に、冒頭からサプライズ性に富んだ作りになってましたねぇ…。 ポジション的に、有村架純さんは 今回限りかなぁとは思うんですけど…(まさかの「ひよっこ」!) 柄本明さん?ベンガルさん??井川…

  • PICU 小児集中治療室 1話 感想|しもべえもただの聖人ではあらず…

    1時間半内に2人の子供が亡くなるという、ショッキングな展開で終わった初回…。 でも「救えなかった命でお涙頂戴」を煽る作品では全くなく。 むしろ、"死"を通して、自分たちの無力さや深刻な医療問題を痛感した医師たちが、 1人でも多くの子供たちを助けられるような環境づくりを早く整えなければならないという、 責任感や直向きさからくる"生"を見届ける作品なのだろう…と思わされた内容でした。 指示は的確なものを1つだけ。部下のミスを怒る事もしない。 周りをよく見ていて、弱っている相手には寄り添ってくれる。 この一連の流れだと聖人君子みたいに映る植野(安田顕)だけれども、 周りよりもキャリアが長いから、冷静…

  • 祈りのカルテ〜研修医の謎解き診察記録〜 1話 感想|避難訓練みたいなコードブルー

    開始して3分経ってから、ぞわぞわした感覚に。 うーん…あの青みがかった質感のある映像と、 ぴよ〜〜ん…ぽよよ〜ん…な間抜けな劇伴が 噛み合わないと感じてしまうのは私だけでしょうか…(汗) そして、研修医が主体の作品だから仕方ない部分もあるとは言え、 間を挟まずに研修医同士でのコミカルなやり取りが繰り広げられる。 さらに言ってしまえば、「何も出来ない自分がムカつく」といった 自分の非力さを痛感するみどり(池田エライザ)の台詞を入れるくらいなら、 その前の緊急招集のシーンで、周りに追いつけなくなる医者の様子を 面白おかしく描いたのにもちょっと疑問でしたね。 最後まで見てみれば、あの映像にした理由も…

  • 親愛なる僕へ殺意をこめて 1話 感想|もうひと盛り上がり欲しいかも?

    するすると進んで行く、見やすいサスペンスだなぁ…。 初回を見た印象としては、そんな感じ。 まぁ、良かった所と気になった所、どちらの意味も含まれているんですけどね。 まずは良かった所について書くとするなら… 露骨な"煽り"演出がない事、そこに尽きます。 考察で楽しませる作品って大体、次に何が起こるか想像しやすいくだりを 意図的に引っ張ったり、物語の鍵となる当時の事件を一部切り取った回想を 何度も流したりするのが多いイメージで、 そういった演出をされると個人的には冷めるタイプなんですけど、 本作の場合は溜めずに次々展開していってくれるため、 話の進みの遅さに対するストレスが一切生まれません。 特に…

  • silent 1話 感想|"あの頃"はもうない

    結論から言ってしまうと、私は好きです。 ただ、好き嫌いが分かれる作品なんだろうなぁ…とも思います。 と言うのも、狙っているであろうターゲット層が20〜30代の女性… もっと細分化するなら、20代後半からかな? それくらい限定づけられている(ように感じる)作風なんですよね。 ターゲット層の中には、当時叶わなかったキラキラした恋愛に 憧れを抱く経験をした人もいれば、ケータイ小説を読んでいた人も多いかもしれない。 その道を通ってきた視聴者なら、脚本家・生方美久さんの紡ぐ小説寄りの独特な台詞回しも 叙情的なストーリー展開もノスタルジックに感じられるんでしょうけど、 一方で、こんなに密度を上げなくても……

  • ファーストペンギン! 1話 感想|大女優誕生の瞬間を見た!ラストでちょっと期待。

    日テレ系列の「news every.」や「news zero」でも取り上げられた 実話をベースにした作品…という事前情報を知った上での視聴だったのですが、 個人的には、途中まではちょっと半信半疑の気持ちで見ちゃってました。 うーん…何と言うか、本作を"1本の木"として捉えるとするなら、 葉っぱも枝もある程度ついていて、幹も倒れそうにないくらいには太く育った ぱっと見は立派な木には見えるんだけれども、 細部をよくよく観察すると、虫に食われた葉っぱや枯れた枝が点在している…みたいな感じ。 つまり、全体を通して見てみればそれなりに楽しめる内容にはなっているものの、 所々で過程がやや唐突に思えたり、ど…

  • オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ 6話(最終回) 感想|オダギリジョーに驚くオダギリジョー

    集団パフォーマンス…またやりおった〜!(笑) 期待していたものを最後にしっかり見せてもらえた感じですね。 トントン牧場ならぬトントン拍子で、終盤で一気に説明台詞やら回想やらで終わらせたのも、 全ての犯人は本作の生み出し人でした!で強引に繋げるのも、 ミステリーを扱う作品としてはタブーではあるんですけども。 あの舞台仕立てにしたのも、「これはあくまでも"作り話"ですよ〜」 「だから肩の力抜いて楽しんで下さいね〜」って視聴者を納得させるためであって、 タブーである事をあえて逆手に取った作戦だったのかもしれませんねぇ。 だって、「説明し過ぎなんじゃないの?」「ちょっとどんどん出てくるじゃん」 「もう…

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