ミステリと言う勿れ 7話 感想|"天使"は亡くなっていた…
うわーーーーっ!!こりゃ驚いた!!! 香音人(早乙女太一)の佇まいに浮世離れした感じはあるなぁとは思ってはいたけど… よほど鋭い思考の持ち主じゃない限り、あの真相には気づきませんよ…(笑) ネタバレも一切見かけなかったし、原作既読の方はうずうずして堪らなかっただろうなぁ。 で、前回の雑感で、おたまじゃくしの話をしている 陸太(岡山天音)のエピソードを挙げた件。 ピーターパンシンドロームに陥っているのかと思わせる描写が 印象に残って言及したんですが、 ある意味、それも伏線となって繋がる結末ではありましたね。 虐待や性暴力、そして、異常な環境の中での生活を続けていたら多重人格を作る。 さらに陸太の場合は…親を燃やして殺すという現実から、"命の恩人"だと信頼していた相手を 衝動的に殺した現実から逃れたくて、そうなってしまった。 一方で、同じく家庭環境にトラウマがあったらしい整(菅田将暉)には、 考えるとは何かを教えてくれる人が身近にいたので、普通の大学生へと順調に成長出来た。 せめて、生徒の指導よりも自分の株を上げる事に夢中な担任さえいなければ、 「同じ想いをして苦しんでいる子供がいるから助けなくちゃ」という想いを助長する事は 少しでもなかったのかもしれないけれども… でもやっぱり、全ては家庭次第で人生が決まってしまうのだ… これが俗に言う「親ガチャ」なのだと、その実態に心が痛むお話でした。