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りんころのひとりごと。 https://rincoro-ht.hatenablog.com

テレビドラマを中心とした、気ままなゆる〜い感想ブログです。ほぼネタバレ。

基本的に「面白いから書きたい!」「ツッコミたいから書きたい!」精神でやってますです。

りんころ
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2019/02/08

  • 王様に捧ぐ薬指 1話 感想|当て書きのようなキャスティング!!

    パートナーに特別な感情は持っておらず、ただ目的を果たすための手段でしかない 「契約結婚」という設定は、火10枠ではもはやお馴染み。 王子様キャラな相手とひょんな事から結婚する羽目に!?の流れもよく見かけます。 つまり、至って王道で、ストーリーに新鮮味がないと言えばないんですが… それでも、橋本環奈さん演じる綾華と山田涼介さん演じる東郷のキャラクターに 惹かれるように見てしまった初回でした。 まず、何と言っても、綾華の悪女っぷりがたまらないんです。 「顔が良いから」という理由で周囲から妬まれ続けていたら、 自身の顔がコンプレックスになって 内気な性格になってしまうんじゃないか…と思いきや、 本人…

  • ラストマンー全盲の捜査官ー 1話 感想|警察が早く味方になってくれますように(祈)

    期待度を低く設定していただけに、思ったより悪くはなかったかなぁ…と。 そんな印象で見終えました。 まず良かったのは、皆実(福山雅治)の個性・特性の描き方。 指を鳴らすだけで空間認識が掴める…少し距離があっても匂いだけで相手が誰かが分かる… 全盲である分、非常に鋭い嗅覚・聴覚を持っている主人公ともなれば、 ただの「何でも出来ちゃうスーパーエリート捜査官」で キャラ設定してしまいがちなのですが。(その方が"ヒーロー"を前面に出しやすいでしょうし) 実際は優等生では終わらず、腹黒い部分も持ち合わせていたり、 協力してくれた相手への感謝を忘れなかったりと、 劇中の台詞の通り「特別ではない、ごくありふれ…

  • ペンディングトレイン—8時23分、明日 君と 1話 感想|問題はまだまだ山積み

    火山灰が積もった砂漠を3人で歩く映像を見て、 何となく「テセウスの船」を思い出すなどしておりました。そっちは雪山でしたけどね。 上記の作品と言い、近未来を舞台に大災害を描いた「日本沈没」と言い、 クローンを取り扱った「わたしを離さないで」と言い、 少し昔なら…医者×幕末タイムスリップモノの「JIN-仁-」もそうかな? TBSのドラマは時々、スケール大きめのぶっ飛んだSF作品を生み出している印象です。 その今までの経験値が積み重なってなのか…本作の大自然を活かしてのロケーションは 非現実感が溢れていて引き込まれてしまいましたし。 地上波でSF作品を作ってもクオリティに妥協はしないぞ!という スタ…

  • あなたがしてくれなくても 2話 感想|"譲れないもの"が夫婦の関係にヒビを入れる…

    前回の数々のエピソードを振り返りながら、 今回は新名(岩田剛典)のモノローグで物語が始まるんですね。 こういう、1つの物事を様々な視点で描く事で、登場人物や話に深みを持たせていく手法… 自分が考えていたのとは違った新たな"気づき"を得られたり、 作品の持つ世界観と見ている側で距離が縮まっていく感覚を覚えたりして、好きなんですよねぇ。 それで言うと、新名のモノローグの中でも一番印象に残ったのは、 桜の咲く場所で新名がみち(奈緒)を誘ったものの、 結局その誘った本人が会いに行くのをやめたシーン。 視聴当時は、もしかしたら彼女なら 自分の抱える夫婦での悩みも分かってくれるんじゃないかと期待しつつ、 …

  • それってパクリじゃないですか? 2話 感想|人情と理屈の間で揺れ動いて生まれた優しい解決案

    あの初回は何だったんだ…と思えるくらいには面白く見られました。 というか、今回こそが、元々視聴者が見たかったであろう内容だったんですよね。 「亜季vs北脇」「亜季vs落合製菓食品」という2つの軸を作りながら "感情で動いて人の考えに左右されがちな亜季(芳根京子)"を徹底して描いた事に伴い、 演出や劇伴のかかるタイミングも油が乗り始めたような気がします。 前回は全体に漂う社内のギスギスした雰囲気が強くて、 コミカルなお仕事ドラマなのか、それとももう少し現実的なのか?が曖昧で 本作のカラーが掴みづらいまま終わってしまったのが惜しかったですが… 今後も今回の作風で行くんだとしたら、 気軽に見られてち…

  • 育休刑事 1話 雑感|コメディも匙加減が大事だな…と改めて実感。

    タイトルが「育休刑事」である事、 そしてそれを社会派ドラマを生み出すのが上手いイメージがあるNHKで放送されるという事で 初回はこっちをリアタイしてみた訳ですが… う〜ん…想像していたよりもずっと軽い作りでしたね。 コメディ要素があそこまで強くなるとは思っていなかったので、 ちょっと動揺してしまいました。 コメディタッチで描かれる物語にしても、たまにクスッと笑える…ではなく 内容全体にベタ臭さが漂っているのも気になる所なんですが。 個人的には、あまり役者さんの演技に関してネガティブな事は言いたくないので あえて名前は伏せますが、「コメディを一手に引き受けてます!」と言わんばかりの 表情も発声も…

  • unknown 1話 感想|何と言うか…情緒不安定?

    田中圭さん×「おっさんずラブ」スタッフの再タッグですもの… もう、「やっぱりね」と思える仕上がりでしたね(笑) 本格ラブサスペンスとうたいつつ、結局トンチキドラマになってしまう事は 視聴前から読めておりました。 吸血鬼なのになぜか怪力でもあったり、 自宅が豪邸で、こころ@高畑充希さんの母親役が麻生久美子さんだと 何となく「ルパンの娘」を彷彿とさせたり、 吉田鋼太郎さんの時々のミュージカルっぽい演技はもはや十八番だったりで、 演出よりかは、人物設定や役者さんを面白おかしく見せる事に 力を注いでいたような内容だった気がします。 しかし、そのためでもあるのか? 個人的には、イマイチ物語に惹かれないま…

  • 合理的にあり得ない 〜探偵・上水流涼子の解明〜 1話 感想|平成中期のドラマかな??

    原作の実写化を担当される事が多い根本ノンジさんは、 軽やかなタッチが特徴的な脚本家だと認識しております。 ただ、原作との相性次第で、その軽さが良い方向に転ぶ時もあれば 悪い方向に転ぶ時もあって、手掛けられた作品によってかなり波があるんですよねぇ。 で、本作の初回はどうだったかと聞かれると… 正直、完全に後者の方に転んでしまったように思いました。 まず、涼子(天海祐希)と貴山(松下洸平)から 行動の意図や目的がイマイチ見えてこないのです。 もう少し補足すると…2人が基本的にしている"行動"は、 特段話の流れとは関係のないような突飛なものばかりなんですね。 要するに、無駄が多い(汗) アクセントと…

  • 風間公親−教場0− 2話 感想|もうちょっと事件パートがまともになってくれれば…

    前回の感想で「粗が多い事件の結末や殺害動機に関しては(中略) 刑事ドラマではないから、今後も大きな捻りはなくて良い」と書きましたが、 やっぱり少し訂正させて下さい。 何となく、私の中で風間(木村拓哉)の存在が薄く感じる原因が分かったような気がします。 う〜ん、何と言うか…事件パートがあまりにもトリッキーに描かれているのが、 本作の世界観や持ち味を壊しているんじゃないかと思えてならないんですね。 今回の内容にしたって、まぁ前回よりツッコミどころは減ってはいたものの、 引き続き工場勤務の設定にすれば 話が上手く収まりやすいと思っているのか(原作アリなのは把握済)、 溶接の技術を活かして、学校の銅像…

  • TOKYO MER 新作SPドラマ「隅田川ミッション」感想|1年半後、ヨコハMERが出来るらしい。

    もはや最近は、連続ドラマを映画化しない方が珍しくなってきてますねぇ。 そして、集客目的で、連続ドラマと映画を繋ぐ物語=SPドラマが 制作されるのも恒例行事になりつつあります。 正直言うと、またか…とは思いました(笑) でも、そう言えば本作に出てくる政治家って、なぜか内閣の支持率を上げて 自分が長くその地位にいようとは考えない人たちばっかりだったなぁ…wとか、 青戸(伊藤淳史)と重ねて、比奈(中条あやみ)も昔はオドオドしてたっけかなぁ… (っていうかまだ研修医だったんだっけ…)とか。 当時の頃をいろいろ振り返りながら、何だかんだで楽しく見られましたね。 で、もう1つ改めて思ったのは、本作はやっぱ…

  • あなたがしてくれなくても 1話 感想|恐らく、夫婦にとっては避けて通れない話

    不倫モノやドロドロした作風には食指が動かなくなってきているため、 「昼顔」スタッフが再集結!という売り文句を聞いて、 (扱うテーマは違うとは言え)あまり惹かれない作品になってしまうのではないか…と 内心不安に思っていた本作。 ところが、いざ視聴してみると、体感的にはあっという間で。 何と言うか…話が進んでいくごとに、良い意味でウズウズやモヤモヤといった 感情が蓄積されていって、この4人が抱えているものは何なのかを知りたい気持ちにさせる、 そんな吸引力を感じさせる初回でした。 個人的に凄く良かった所は、心情変化の描き方。 最近いろんなドラマを見ていると、感情の起伏が激しい登場人物も決して少なくな…

  • ケイジとケンジ、時々ハンジ。 1話 感想|「あいつ」になった東出さん

    前作は見ていたんですが…ほとんど記憶なし。 ただ、少なからず、前作の初回はもっと古典的な笑いを 散りばめていたような記憶は残っております。 そう考えると、コメディの描写も各々のキャラ付けも、愉快なやり取りも、 これって本当に福田靖さんの脚本なの?と思うくらい控えめで、 面白いかどうかは別として、変なストレスを感じる事なく 気軽に見やすい仕上がりになっていたのは良かったです。 …特に目黒(磯村勇斗)のアメリカナイズドなギャグは、 匙加減次第でクスッと笑えるものになるか、うっとうしく感じるものになるかで 大きく印象が変わってきますからね…(笑) 過剰気味だったのが前回作…おっと、あまり比較しちゃい…

  • それってパクリじゃないですか? 1話 感想|会社全体の成長物語でもあるのかもね。

    悪くないけど、もっと弾けられそうだなぁ…とも思えた初回。 知的財産の専門用語や、それを解説する際の台詞も説明臭くなく、 一言ですらっと頭に入って来やすい工夫は施されているし。 情報漏洩の真相も、最初は「ええ〜、社長なのに??」とは思ったものの、 その後でのパネルやCMなどから、基本的に目立ちたがり屋だから 何か嬉しい事があると自慢もしたがるんだろう…という 増田社長(赤井英和)の性格が察せられて まずまず納得出来るオチにはなっていたので、決して微妙とは言わないんですけど。 でも、惜しい描写が所々にあるような?そんな印象が残る内容でした。 個人的に一番気になったのは、社内での知的財産の認知度に関…

  • シガテラ 1話 雑感|初回は特に惹かれず…(汗)

    どこかでお見かけしたような…と思って、途中でwikipediaで調べてみたら、 醍醐虎汰朗さんが「舞いあがれ!」の吉田学生だと気づく。 漫画ならではの良さをそのままドラマに持ってきたかのような、 コロコロ変わっていく表情には惹きつけられました。 ただ、肝心の内容は、あんまり惹かれなかったかなぁ…と(汗) 原作をどこまで再現しているのか分からないんですけど、 個人的には、主人公がいかにも"ザ・童貞キャラ"に描かれていたのが 気になってしまいました。 その描写を強調し過ぎてしまっているためか、内容も終始軽〜い雰囲気で、 いじめられっ子の高校生という設定が薄まっているようにも思います。 下手したら、…

  • ソロ活女子のススメ3 1話 雑感|思い返せる記念日があるってなんと幸せな事か…

    店員さんが優しいなぁ。 1人のお客様も結構来ますよ…とか、記念日にこちらを選んでもらえた事の感謝とか、 1人の分、食事もじっくり味わって五感で楽しんでいるように見えるとか、 どんな人数で来ようが関係なく、"大切なお客様"として 相手をおもてなししてくれているかのような 店員さんの思いやりにほっこりさせられた初回でした。 確か、前作の初回も、機長の接客に同じ気持ちで見終えた記憶があります。 五月女(江口のりこ)の職場の社員たちも、 今ではもう、相手の価値観や好きな事をしっかり尊重した上で気さくに接してくれていて。 初期の頃を思うと何だか感慨深いです。 本作を見ていると、当初よりも「ソロ活」が浸透…

  • 風間公親−教場0− 1話 感想|ミステリアスな雰囲気は健在だったけど…

    2020年・2021年に放送されていたSPドラマ「教場」と「教場Ⅱ」は当時視聴済み。 (ついでに言えば、「教場Ⅱ」は先日の再放送でおさらい済み。) 連続ドラマの形で続編が決まった本作では、 「風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになる」が どのように描かれていくのかが気になっていたのですが… 初回を見てみた感じだと、まだ模索中なのかも?という印象を一番に受けました。 というのも、本来メインで描かれるはずであろう 「指導官時代の風間公親を描く物語」と同じくらい(いや、それ以上かも?)のボリュームで 「後輩刑事が自力で犯人と証拠を突き止める成長物語」が描かれていて、 結局ど…

  • ひとりぼっち−人と人をつなぐ愛の物語− 感想|ぼんごのおにぎりが食べたいんだなぁ…。

    あぁ〜、なるほど……。そっかそっか…と。 エンディングのクレジットを見て、なんで新生版「渡る世間は鬼ばかり」と言われても おかしくなさそうな本作が作られたのか、ようやく少しだけ腑に落ちましたよ。 あなたは決してひとりぼっちじゃない…という裏テーマも込められたあのタイトルは、 内容はもちろんですが、先に旅立たれてしまった脚本家・橋田壽賀子さんと 「渡鬼」で長年絆を深め合ってきたスタッフの方々の関係性も意味していたんでしょうね。 残された我々がまだ生き続けている限り、橋田先生の作家魂を これからも作品を通して届けていく…そんな意思表示を感じさせた作品ではありました。 ただねぇ…そうやって趣旨を後々…

  • 2023年 春ドラマ 視聴リスト&期待度

    こんにちは、りんころです! 前期に引き続き遅い投稿に…(汗)大変お待たせいたしました。 毎度おなじみ、視聴予定のドラマを紹介する時期がやってまいりました。 4/4時点で発表されている冬ドラマを 「◉メインで感想を書く予定のドラマ」 「○大きく外さなければorスケジュール次第では感想を書くドラマ」 「△初回だけしか書かないor内容次第では初回も書かない可能性のあるドラマ」 「×視聴する予定のないドラマ」 の4種類(優先度)に分けて紹介していこうと思います。 ※ちなみに、初回も放送されていない段階で決めているので、あくまでも"予定"です(謝) そして、感想本数は最終的に、ここで紹介した本数よりかな…

  • 忘恋剤 感想|失恋も人生の通過点…なのね。

    「to forget the memories of your love」と書かれた箱の中に入っている 青いポッキーを1本食べるごとに、半年間の記憶を忘れる。 副作用として、削除対象となる記憶を鮮明に思い出す症状が現れる。 たった1本だけ入っている赤いポッキーを食べれば、記憶を全部取り戻せる。 …と、そんな設定らしいです。 設定が設定なので結末も読みやすいですし、 30分の単発ドラマである都合上か、一気に食べ過ぎると禁断症状が…とか、 赤いポッキーを食べた代わりに違う記憶を忘れてしまう…とか、 そういった条件を使っての捻った展開も用意されていません。 しかし、物事をストレートに描くのに徹したか…

  • 罠の戦争 11話(最終回) 感想|竹の花は枯れて終わりではなかった

    仲間を次々と失う享(草彅剛)の孤独が描かれた前半と、 泰生(白鳥晴都)の発していた言葉や 今でも父の教えを守っている様子を目の当たりにしたのを機に、 自身のこれまでの過ちと向き合い覚醒する姿が描かれた後半で、 ある意味2部構成になっていた最終回。 この構成が、最終回を上手く盛り上げてくれていたんじゃないでしょうか。 奥底に眠っていた良心を取り戻し、原点回帰していく… 思わず「あの頃の享が帰ってきた!」と喜びたくなるような、 高揚感溢れる内容に仕上がっていました。 ただ、闇堕ちするにしても、目を覚ますにしても駆け足気味で、 そうなるまでの"間"の描写が不足している所だけが、本当に勿体なかったなぁ…

  • キッチン革命 第2夜 感想|数字は嘘をつかない…が再び

    バトンタッチ…いや、グラデーションの利かせ方が上手い作品でしたね。 第1夜と第2夜で時代設定や登場人物が違うのもあり、 綾子(薬師丸ひろ子)がマホ(伊藤沙莉)と世代交代をして、 今度はマホが先人の意思を受け継いで活躍を見せる… そんな2つで独立した話になるのかと思いきや、 第1夜で描かれていた「冷えた台所で料理を作り、風邪を拗らせて亡くなった母」 「数字は嘘をつかない」が、終盤の台所対決のカタルシスに繋がる 構成になっていたのには、そう来たか!と驚かされました。 この手法は"伏線回収"とも例えられそうですが、 回想を盛り込むなどして、「どう、凄いでしょ?」みたいな 今まで様々なエピソードを用意…

  • キッチン革命 前編 感想|葵わかなさんの主人公力!

    一昨年のこの時期に放送されていた「エアガール」が 個人的には微妙だったのと(去年のは見ておらず。バタバタしてたのかな?)、 某朝ドラの影響で脚本家に負のイメージがついていたのもあり、 あまり期待せずに見始めましたが… 中々どうして、約2時間があっという間に感じられるくらいには面白かったです。 何と言っても、主人公が根気強く勤勉な性格として、ブレずに描かれているのが良い。 それは、男社会が色濃い明治〜大正時代ならではの「男は仕事し、女は家庭を守れ」という 風潮が強調されていなかったのが大きいんだと思います。 確かに、女性が働く事に対して良く思っていない存在はいましたし、 今だったらパワハラに通ず…

  • 夕暮れに、手をつなぐ 10話(最終回) 感想|終盤は"すれ違い"頼りになってた感は否めないかも。

    "エモさ"を感じさせる映像美に、その雰囲気にさらに拍車をかけるヨルシカさんの曲に、 広瀬すずさんと永瀬廉さんのキャラクターの消化力の高さに…と、 この3つに魅せられた作品でしたね。 そして、本作が描きたかったのは「日常の中の小さなときめき」なんだろうなぁ… とも思いながら見ておりました。 ただ、個人的には、恋愛モノは恋愛モノでも、 キャッチーな胸キュン演出を盛り込むよりかは 緩やかで落ち着いたトーンで進む本作の作風の方が好きで、 毎回そこは好んで見ていた訳ですが…。 空豆(広瀬すず)と音(永瀬廉)がそれぞれ別の場所で 目の前の物事に直向きに取り掛かる様子を重点的に描き過ぎていたのと。 それに伴…

  • 罠の戦争 10話 感想|幹事長に図星を突かれる鷲津(泣)

    「同じだろ?君だって。気持ち良いだろ?力を使って誰かを助けるの。」 「誰かのために善をなす。でもそのためには、もっと力が必要になる。 いくつかの善を重ねるうちに、いつしか悪になる。」 「君も、すっかり囚われているんじゃないのかな?」 長い間、誰よりも権力を利用してきた者だからこその説得力ってやつですよね…。 享(草彅剛)の現在のありさまを的確に言語化し、彼に図星を突かせるこのシーンは、 鶴巻(岸部一徳)にとっては、享の企みがかすり傷程度にしかならないのを 表しているようでゾクゾクさせられました。 しかし、それと同時に、今までで不足している部分を、 この簡潔な台詞で全て補おうとしている感じも否め…

  • ブラッシュアップライフ 10話(最終回) 感想|何でもないような事が幸せだった232年の人生

    いやぁ、良かったですなぁ……。 中村(神保悟志)のフライトキャンセルを始め、 物事が麻美(安藤サクラ)と真里(水川あさみ)の思惑通りにあまりにも進み過ぎていたため、 どこかで不幸が訪れたりしないかと、ラストまで内心ヒヤヒヤしながら見ていましたけど、 幸せな形で終わって安心しました。 ハッピーエンドはハッピーエンドでも、見終わった後に多幸感が残る最終回でした。 入念に対策を重ねてパイロットという立派な職業にまで上り詰められたのなら、 働き続ければ収入は多くもらえて、豊かな生活を続けられそうなものを、 そういった"花形の人生"を手放し、地元で親友と過ごす事を選んだ所も潔かったです。 最初は「オオア…

  • Get Ready! 10話(最終回) 感想|綺麗に終わらせたな…という印象。

    青葉の母・広江の再登場の件。 その中の人である菊池亜希子さんは調べてみた所、現在40歳なので、 年齢を踏まえて考えると、13年前は青葉(志水心音)が7歳だったから 遅くとも20歳で産んだ設定になる…? で、今も赤ちゃんがいるんだから、若年出産も高齢出産のどちらも経験してるのは 中々タフだなぁ…と思いながら見ておりましたが、それはもう置いといて(笑) 最終回はまぁ…何と言うか、綺麗に終わりましたね。 いや、広げた風呂敷を畳むのに躍起になっていたという表現が近いんでしょうか。 出番を急に増やして、いつの間にか仮面ドクターズの"最大の敵"のように 描かれている高城(沢村一樹)も、 冒頭で書いた主人公…

  • 忍者に結婚は難しい 11話(最終回) 感想|エンディング映像に最後まで助けられる

    今期の最終回は、何かと回想を盛り込んでは、 視聴者にも今までの出来事を懐かしんでもらう内容になっている作品が多いですね。 本作も、回想は比較的少なめだったものの、そのうちの1つ。 ただねぇ…出だしが失敗していたのが響いていて(泣) ピリピリした夫婦生活の描写を最初の方で結構長い事見せられて、それが強烈だったからか、 手紙で「私たちの結婚が上手くいかなかったのは、敵同士の忍者だからじゃなくて、 "普通の結婚"にこだわろうとしてお互いをちゃんと見てなかったからかも」と書かれていても、 いや…あのすれ違いの大半は悟郎(鈴木伸之)のだらしなさのせいだから… としか思えなかったのが残念でしたねぇ。 エン…

  • リバーサルオーケストラ 10話(最終回) 感想|後日談もなく終わった最終回

    見終えてからの第一声は、お、おう…といった感じ。 王道の作りではあるから、演奏も大成功して ハッピーエンドで終わるんだろうなぁとは読めていましたし、実際そうはなったんですけど。 う〜ん…何と言うか、玉響で目指してきた目標(=物語の着地点)が 本来のテーマだった「ポンコツオーケストラの立て直し」というよりかは、 「こけら落としで勝利を収める事」に挿げ替わっているような気がして、 何だか駆け足で終わってしまった感の残る最終回でしたね。 元々玉響の存続がかかっている対決だったので、 今後も大好きな仲間たちと音楽をやれると分かって、凄く嬉しくなったはず。 個人的には、◯年後に飛ばす形で、後日談も少し見…

  • 大奥(2023) 10話(最終回) 感想|赤面疱瘡の駆逐はシーズン2で!

    まさか時代劇で、現在の渋谷のスクランブル交差点が見られるとは! 最終回のハイライトはそこでした(笑) まぁでも…最初は面食らったものの、 赤面疱瘡は消え、この国は決して滅びないという吉宗(冨永愛)の"願い"でもあり、 未来への"希望"でもあったのかもしれませんね。 正直言えば、吉宗の改革編も展開が少々忙しなかったかな… 秋に放送されるシーズン2に回せば、もっとじっくり描けたんじゃなかろうか…と 思う部分もなくはないですが。 しかし、これから半年間期間が空くタイミングであえて現在の映像を盛り込み、 残り3話で吉宗の死までを描き切るって所に、 何か作り手の意図があったんじゃないかという気もしていま…

  • 星降る夜に 9話(最終回) 感想|同じ空の下、日常は続いていく

    まず、ここは惜しかったな…という点を1つだけ。 全体的に良い感じに収まりましたが、 どうしても伴(ムロツヨシ)のエピソードだけが消化不良だったのは否めなかったかなぁ…と、 ちょっぴり複雑な気持ちにもなりましたね。 鈴(吉高由里子)や深夜(ディーン・フジオカ)、春(千葉雄大)など 皆それぞれ辛い過去や深い傷を追っていた者が、 固定観念に囚われず伸び伸びと生きる一星(北村匠海)との関わりによって 前を向いて歩いて行くまでを描く物語。 そこに伴の心情変化を含む事自体は否定しませんが、 やっぱり罪を犯してしまっている以上は、自分の過去の過ちに目を向ける描写もあった方が 伴のこれからの人生を応援出来たの…

  • 罠の戦争 9話 感想|黒鷲津の誕生と敵の再集結。犬飼もそのうち復活します?

    辰吉(岩谷健司)の件に関しては、いつもの如く 鷲津(草彅剛)の煽り文句に押されて思わず口を滑らせてしまう流れだったので、 そこはあっさり気味ではありましたが。 ただ、そのエピソードを除けば今回は、良い意味で掴み所のないミステリアスさや クレバーな人々による"駆け引き""探り合い"が強まった内容になっていて、 少し盛り返したような気がします。 中でも、個人的に面白いなぁと感じたのは、 竜崎(高橋克典)と鷹野(小澤征悦)の、最近の鷲津の活躍を見ての発言。 時系列に沿って具体的に書くとするなら… まず、鷲津の声を聞きたいと国会議事堂に押しかけてきたマスコミへの取材をきっかけに、 彼の株がうなぎ登りに…

  • 忍者に結婚は難しい 10話 感想|ここにきて日産のPR臭が凄い件。

    今回の山田は、松下洸平さん。 出演される件はたまたまネットニュースアプリの通知で目に入ったので 事前に知っていましたけど、来期の月10ドラマの設定なんですねぇ。 「それは合理的ではないですね」の台詞や、名刺に記載された「上水流エージェンシー」で おや…?と思わせる遊び心が楽しい。 短い間でも、しっかりインパクトを残して下さいました。 そして、今回の漫画風エンディングは、もしも2人が忍者じゃなかったら…のifの世界。 今まで本編とエンディングとで分離していたように感じた世界観が 前回でようやく重なり始めた所で、 今度は、一見"叶わない願い"っぽく描きつつも、 2人の未来予想図とも捉えられそうな内…

  • リバーサルオーケストラ 9話 感想|本宮、さすがにやり過ぎ!

    「今、僕たちがやるべき事は音楽に真摯に向き合う事、それ以外にないんです!」 朝陽(田中圭)のこの言葉、今回の内容を見ていて、本当それな…と思いましたよ(汗) 大舞台が控えているとなれば空気が引き締まるはずなのに、 な〜んか、ガチャガチャしているなぁ…と。 恋愛パートは今までは、登場人物の個性を引き出すためのサブエピソードとして 描く事に徹底していた印象で、 初音(門脇麦)がトラウマを克服出来てからは、 本題とケンカするくらいには強まってきている所に引っかかりも覚えるのですが。 他にも、スパイは誰で、なぜ接近したのか?を考察させる展開や、 印刷会社にも手を出して、観客にも被害を及ぼすという もは…

  • 大奥(2023) 9話 感想|"将軍の器"を持つ者。想いは次世代へと受け継がれていく。

    今回は、今の時代を統治している吉宗(冨永愛)と久通(貫地谷しほり)に、 次世代で"隠れた才能"を感じさせる家重(三浦透子)と龍(當間あみ)を重ね合わせながら、 世代交代を緩やかに描いていった回でした。 前半は吉宗のお仕事パートで、後半は主に後継ぎの話になるので、 途中までは、バラバラなエピソードなのではないか?と思うかもしれませんが、 終盤の吉宗による家重への説得シーンで あえて前後に分けた構成が効いてくるんですね。 「己の無力と向き合わされ、投げ出す事も許されず、時として世の恨みまで買う。 将軍とは誠に左様な役回りじゃ」 これは吉宗が、赤面疱瘡をなくそうとして国の大改革に励んだ 実体験から出…

  • 星降る夜に 8話 感想|犯した罪はビッグラブでは帳消しにできないよ…

    前回の感想で「あ、もちろん、営業妨害や名誉毀損に値する行為をしてしまったのは 事実ではあるので、そこを認めた上で。ちゃんと救われて欲しいです。」と書きましたけど… いざ蓋を開けてみたら、優しい結末で終わりましたね。 しかし、あまりにも優しい人ばかりで、優しい空間で溢れ過ぎていて。 私としてはいろんな意味で、どうも煮え切らない印象が残ってしまいました…(汗) 感情をぶつけられないまま長年抱えてきた伴(ムロツヨシ)の孤独も、 憎い相手が良い人であればあるほど、 人を恨む事でしか生きられない自分が情けなくなる気持ちも分かるんですよ。 ただ…だからと言って、それが罪を犯して良い理由にはならない。 これ…

  • 罠の戦争 8話 感想|鷲津のモチベは幹事長を辞任させる事になるのかね?

    いろいろと、捻りなく進めてきたなぁ…という印象です。 中でも「そこ、そのままの真相なんですね…」と思ったのは、 鴨井の息子・文哉(味方良介)が泰生(白鳥晴都)を突き落とした犯人だった事。 しかも犯行動機は、真面目な人が損をする社会背景から来ていたというのが、 個人的には、今まで引っ張ってきた見せ方と釣り合わないのかなぁと言いますか。 本作の舞台である政界を絡めれば、文哉の証言で「突き落とすよう唆した人物」が 新たに発覚して人間関係をさらに複雑にさせる事や、 "忖度"だらけの世界だからこそ、彼は罪を擦りつけられた1人だった…(犯人は別にいた) なんて展開に出来たかもしれないのに、 その設定が真相…

  • ブラッシュアップライフ 9話 感想|約100年越しの4人での会話。良かったねぇ…

    今更なんですが、女性にとっての"幸せ"の選択肢に、結婚や出産だけでなく 「仲良しグループ」での会話も含まれていて… そしてそれを尊重するかのような描かれ方が物凄く好きなんですよねぇ。 人間関係は複雑なもので、大人になると環境や状況の変化などで疎遠になりがち。 目の前の物事に追われていく中で、 思い出を一緒に懐かしんだり何気ない話をして盛り上がったり出来る友達の存在って、 やっぱり心の拠り所というか、明日また頑張ろう!という活力にも繋がる訳で。 そういった「友達との会話がいかに幸せで尊いものか」に かなり理解がある脚本になっている気がするんです。 今回の、麻美(安藤サクラ)と真理(水川あさみ)が…

  • Get Ready! 9話 感想|見切り発車の構成が招いた結果かもね…

    本作を見ていると、「このエピソードを◯話に持ってきたら…」とか 「最初からこの設定がなければ…」とか、 ついついタラレバを言いたくなってしまいますね。 当初の段階で、主人公率いる仮面ドクターズの行動理念やコンセプトをきちんと定めず、 まるで見切り発車のように話を進めていった事が、 今回になって大きく響いている気がします。 例えば、剣持(鹿賀丈史)のカミングアウトだってそう。 彼が改心したのは、娘・玲於奈(結城モエ)の命を救って欲しければ 13年前に起こした臓器移植に関する罪を認めろという エース(妻夫木聡)の発言があったからなのですが、 その描写だと、エースの判断基準となっている「生きる価値の…

  • 忍者に結婚は難しい 9話 感想|宇良くん、忍者でした。←知ってた

    個人的には、こっちの方がある意味"衝撃"だったかも…ですな(笑) まず…宇良(藤原大祐)の件。 いや〜そりゃあ、彼が忍者である事については 特に驚きはなかったですけど(むしろ忍者で安心したくらいw)、 まさか、あの一族だったとはねぇ…。 忍者スクールに通ったばっかりの新人だから、 知恵と知識がまだ頭に鮮明に残っている状態なんでしょうか。 まぁ何にせよ、唯一"組織"に囚われていない立場なのもあって、 「伊賀一族vs甲賀一族」の構図が本格化している話の中で良いアクセントになりそうです。 あとは…粉雪の加藤@宮下雄也さんのご出演かな。 どこかで見た事が…あっ!!!って気づいてから、何だかじわじわ来て…

  • 警視庁アウトサイダー 9話(最終回) 感想|最後まで渋滞した作りだったねぇ。

    予告で強調していた「衝撃のラスト」。 私の今まで見てきたドラマの経験上だと、キャッチコピー負けして終わるイメージが強いので、 本作もきっとそうなんだろうなぁ…まっ、駆け足気味だったり雑だったりしなければ… くらいの気持ちで最終回を見ていたんですが、 衝撃までは行かなくとも、意外に感じる内容ではありましたね。 今までの事件の結末がストレートに片付いていた分、 チカ(水崎綾女)殺害事件の犯人でもう一捻り加えてくるとは。 殺害する様子がカットされていたのは、前回でも少し「ん?」とは思っていたので、 空白の時間での真実を、最終回のために意図的に隠していたのだと分かって納得出来ました。 最終回の内容に関…

  • リバーサルオーケストラ 8話 感想|穂苅のエピソードは良い感じだったけど…

    穂苅(平田満)メイン回。 エピソード自体は良い感じで、特に、当時のカセットを再生して 演奏が始まる直前に録音が止まってしまう…という演出には、 始まりがあれば終わりもあり、幸せがいつまでも続くとは限らない現実の厳しさや、 伝えたい言葉は「いつか」で後回しにしていたら手遅れになるといった 皮肉が込められているようで、それが穂苅の後悔を増幅させていて印象的だったんですけど…。 う〜ん、全体で見てみると、三島(永山絢斗)との後日談に、熱愛報道に、 相変わらずの本宮(津田健次郎)の悪巧み描写に、スパイに…と メインから離れた要素が多過ぎて、とっ散らかって見えたのが残念。 そして、素直に「良かった」「面…

  • 大奥(2023) 8話 感想|町の大改造計画がスタート!

    初回ぶりの吉宗編。 やっぱり…吉宗編が一番安心して見られますねぇ。 それは、個人的な嗜好で言うと、今までの編よりも言葉遣いがやや現代寄りになっていて、 聞き馴染みのない言葉を頭の中で変換する作業が減って 見やすいっていうのもそうですけど。 家光編からの綱吉編で容赦ない展開が続いていたのもあって、 清々しい風が一気に運ばれてくるような吉宗編で、逆に新鮮味を感じたのもありますかね。 そして、クスッと笑える描写も久しぶり。 …今思えば、綱吉編なんて、 そういった部分は阿佐ヶ谷姉妹のパートしかなかったですから(笑) にしても、お仕事ドラマ寄りの内容にガラッと変わりましたね。 テイストはかなり変わったけ…

  • 星降る夜に 7話 感想|恐ろしいけど、切ない…

    深夜(ディーン・フジオカ)の設定的に、 キーパーソンにはなるんだろうなぁ…と思っていたら、やっぱり。 今回は深夜と判(ムロツヨシ)でガッツリ対比させた回になっていましたね。 2人には「(新人か主治医かで違いはあれど)妻の出産に鈴が関わっていた」 「妻を亡くしている」という、2つの共通点があります。 なので、深夜も一歩間違えれば、判と同じく相手を恨む事に生き甲斐を見出す生活を 過ごしていた可能性もあり得た訳ですが… ただ、大きく違うのは「感情を受け止めてくれる人がいたかどうか」。 深夜の場合は、後ろの方で奥さんや生まれるはずだった子供のため、 そして自分の代わりに泣いてくれる鈴がいて、 それが救…

  • 罠の戦争 7話 感想|「えっ本当に!?」が続く。

    どうやら、疑り深く見過ぎてしまったようです(汗) 基本的に「〇〇だ」「〇〇かもしれない」という享(草彅剛)の思い込みから始まり、 それを元に情報を探っていった結果、予想もしていなかった真相が現れる流れが 今までで何度も描かれていたのもあって。 今回も、「違う、俺は…」と言いかけたのを見ると、 泰生(白鳥晴都)を突き落とした犯人とは無関係で、 7年前の事件は、むしろいじめられている友達を庇おうとしてやった行為なのでは?とか。 目撃者の女性は鶴巻(岸部一徳)の回し者じゃないかとか。 泰生の件を鶴巻が口頭で伝えている辺り、実は罠なんだろうとか、 1つ1つのエピソードを深読みしては ラストでどんな種明…

  • ブラッシュアップライフ 8話 感想|ラストチャンス。麻美、舞いあがる!?

    思わずクスッとさせられながら、何気ない日常生活を描いてきた中で、 初めて"残酷さ"が描かれた今回。 前回の感想で「長生きする事が一番の徳なのかもしれない」と書き残しましたが、 長生きすればするほど、幸せな出来事を経験する時もあれば、 当然、辛い経験をする時もある訳で…。 不幸は不幸でも、意図的なものと偶発的なもので2種類に分けられると思うんですが、 今回は後者の方にスポットが当たっていて。 大切な人を失う悲しみも、何度やり直しても運命に抗えないやるせなさも 今まで幸せな描写を重ねてきたからこそ、 より痛感させられる話になっていた気がします。 じゃあ今回は、しんどい余韻が残って終わったのか?と言…

  • Get Ready! 8話 感想|なんで8話で主人公の過去話をやる?としか…

    まぁ本当に、サブタイトルの通りです…。 最終章に差し掛かって、仮面ドクターズの情報が次々と判明して 逮捕&チーム解散の危機が迫っている段階だっていうのに、 なんでこのタイミングで主人公の過去を放送したのかが謎です(汗) 案の定、本編の8割は回想で。 うーん…いくら回想で話を進展させたとしても、もうそれは"過去"でしかない訳で、 個人的にはお預けを食らったように感じてしまいました。 劇中の言葉を借りるなら、構成に関しては「優先順位」は大事だったかと思います…。 肝心の波佐間もとい天野(妻夫木聡)のエピソードにしても、 何だか、ツッコミどころ満載でしたね。 子供と大人で肺の大きさって違うんですけど…

  • リバーサルオーケストラ 7話 感想|初音と三島の雪解け

    最終章に向けての地盤固め…の回ですね。 あ、これ、決して"繋ぎ回"って意味ではなくて、むしろ褒めてます。 主人公のトラウマへの克服に久々に焦点が当たった話になっていた事に満足感もあれば、 本番に向けて着実にステップアップしていく彼女の成長が 個性的な登場人物を絡ませながら丁寧に描写されていて、見応えがありました。 今回は「境遇の対比」「家族の対比」「"連続ドラマ"ならではの積み重ね」が 活きた話だったと思います。 それぞれ具体的に書くと…まず1つ目は「境遇の対比」について。 今回は何かと「10年ぶりに音楽の道に戻ってきたけど、本業は公務員である初音」が 強調されていた印象を受けました。 言い方…

  • 大奥(2023) 7話 感想|再出発を図ったばかりなのに…

    綱吉編の後に再び吉宗編をやるという情報は、事前に入手済み。 となると、家光編が2〜5話前半までの3話半だったから、 綱吉編も来週まではやるんだろうと思っていたら…なんと、今回で終わりとは!! 本当、ペースが早いですね。 個人的にはやっぱり、歴史用語や歴史言葉が今までよりも多めに取り入れられているために どうも小難しい雰囲気を感じていて、 前回のラストでようやく興味を持ち始めた所だったので、 綱吉編の世界観にどっぷり浸かれないまま終わってしまったのは残念でした…。 とは言え、現代でもまだまだ蔓延っている 「女は常に綺麗であれ」「女は子供を産むべし」といった女性ならではの苦しみや重圧を、 当時の時…

  • 忍者に結婚は難しい 8話 感想|スーツで尾行はバレるだろうw

    「蛍、実は甲賀一族の忍者なのでは?」という核心に迫っているのもあって、 蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の2人が「ロミオとジュリエット」の関係性である事が 最も強調された回でした。 ピンチの時ほど、本音を打ち明けながら何とか乗り越えようとするものなのでしょう。 前回の感想と多少被りますが… お互いが忍者だとバレる前は、2人はいつ離婚してもおかしくない状態で、 音無(勝地涼)は「子供を産む事が夫婦円満の秘訣」と言うほど 楽観的な態度をとっていたのに対して。 いざ忍者だとバレてからは、音無と小夜(吉谷彩子)に目をつけられて 悟郎が厳重な罰を与えられそうになったり、夫婦解消されたりするリスクを 常に孕…

  • 警視庁アウトサイダー 8話 感想|最終回、本当に「衝撃のラスト」になるのかどうか?

    ホワイトボードでのおさらい、ありがたい!!! まぁ、現在までに起こった出来事の経緯を、回想を通してじっくりと…って訳ではなく、 あくまでも事件の関係者にそれぞれサラッと触れる程度のものだったのですが、 個人的には、ないより全然マシです。 そして、まだ本題に入る前の、放送してから3分も経っていないうちに このシーンを取り入れてくれたのもデカい。 お陰で、ようやく縦軸の話に興味を持てるようになりましたし、 その後の内容も比較的頭に入って来やすかったです。 登場人物が多過ぎるのが縦軸において一番の欠点ではあったのですが、 終盤での梶間(神尾佑)逮捕されるまでの全貌の見せ方も 難解さを緩和させていた気…

  • 星降る夜に 6話 感想|"いつも通り"の日常が送れるという奇跡

    じわっと温かい気持ちにさせられるお話でした。 一星(北村匠海)の言っていた「生と死はあまり変わらないのかも」 「人は、明日は当たり前に来ると思うから、近しい人の死に戸惑ってしまう事も多い」… それは、赤ちゃんが無事に生まれるのも、死産も 日常的に目の当たりにしている、鈴(吉高由里子)の産婦人科としての仕事にも、 "生きた証"を伝え続ける一星の遺品整理士としての仕事にも言える事ではあるけれど。 生と死…もっと言えば、出会いと別れが繰り返される日々の中で、 大切にしたい人とごく当たり前の日常を毎日送れるというのも また"奇跡"ではあるんですよね。 今回はその"奇跡"が、北斗(水野美紀)と桜(吉柳咲…

  • 罠の戦争 6話 感想|権力を行使する者たち

    放送も終わりに差し掛かっている頃の、開始から48分辺りで 亨(草彅剛)が可南子(井川遥)にこう話すシーン… 「衆議院議員の名刺1枚で救われる人もいる。 総理の名前を出しただけで、党の総務局も態度を変える。権力…ってやつか。」 今回の内容は彼のこの台詞に集約されていて、 名前を出したり、顔を見せたりしながら 「権力を行使する者」が多方面で描かれた回だったと思います。 具体的に例を挙げるとするならば、こんな感じ。 ・(話しぶりからして)大手の週刊誌でも、幹事長・鶴巻(岸部一徳)の記事は クビを恐れて避ける ・ナイフで脅迫してきた男性が、鴨井(片平なぎさ)の「厚生労働大臣」という ワードを耳にした途…

  • ブラッシュアップライフ 7話 感想|徳を積めたかどうかの基準、案外単純なのかも?

    「ねぇってば!」 麻美(安藤サクラ)のその言葉に振り返るも、 避けるように逃げてしまう夏希(夏帆)と美穂(木南晴夏)。 予告映像でこのくだりを見るたび、本当に胸がきゅ〜っとなる想いでしたし、 次回(今回)がより一層待ち遠しい気持ちにさせられてましたよ(泣) で…いざ本編で放送されて、途中まで見ていて 「夢オチか?夢オチであってくれ!」と願っていたらそうだったので、 そこは安心したんですけど。 でも…インテリキャラのイメージを子供のうちに周囲に与えて、 親しい関係を築けないまま大人になってしまった以上、 2人との間にある"壁"をなくすのは、中々難しい事ではあるんですよね。 久しぶりに会って声はか…

  • Get Ready! 7話 感想|命は救えてもその先までは救えない

    今回は"考察"を要するサスペンスじみた作りに。 まぁ、元々そういうドラマではないので、 いじめの首謀者が違っていた事に関しては予想通りで、何の驚きもなかったですけど… ラストのあまりの後味の悪さに 「そうやってバッドエンドに持ってきたか…」とは思わされました。 ただ、後味悪いとは言いつつも、 前回の、父親のこれまでの数々の行いをスルーしてまで 家族再生に結びつけた強引さを考えれば、個人的にはまだマシだった気がします。 今回は「無事に命をとりとめた」ってだけで済む話ではないですしね。 (理事長の"その後"への言及はなかったですが…) 自分をいじめた元凶が今ものうのうと生きている…となれば、 あの…

  • 忍者に結婚は難しい 7話 感想|宇良くん以外みんな迂闊過ぎない?

    第2章…じゃないですけど、お互いが伊賀忍者と甲賀忍者の末裔であると認知した今、 これまでとは違った雰囲気になってきましたね。 忍者同士で敵対関係にあれば、本来、今回のように情報共有する機会はないでしょうし、 「実は〇〇やってたのは私で…」なんていうマル秘情報を得る事もなかったのかもしれません。 闘って終わりなはずの2人が「夫婦だから」「今までの幸せな日常を壊したくないから」 相手を尊重して歩み寄ろうとしている描写は、 "設定"を踏まえると不思議な魅力がありますし。 そして、2人の距離が縮まれば縮まるほど、それを良く思わないライバルの存在も出てくる訳で、 敵対関係"なのに"仲を取り戻しつつある夫…

  • 警視庁アウトサイダー 7話 感想|登場人物が多過ぎて訳ワカメ…

    今回の演出担当は木村ひさしさん。 カメラワークの切り替えの早さだったり、「えっ?」ネタの繰り返しだったり、 相変わらず"らしい"な…とは思うけれども、 縦軸がメインになっているだけあってか、 話の流れを遮るような癖の強い演出は少し控えめになっていた印象。 まぁそれよりホッとしたのは、面白いかどうかは別として、 1話完結型エピソードと縦軸で行ったり来たりで宙ぶらりん状態だったのが、 今回でようやく1つに絞ってくれた…って所でしょうか。 ただ…ぶっちゃけ言うと、縦軸の話はあまり興味が持てていないんですよねぇ。 元々は個性的な3人の掛け合いで事件を解決していくという設定に重きを置いていたのが、 縦軸…

  • リバーサルオーケストラ 6話 感想|エリートになり切れなかった者ならではの苦悩

    もしかしたら、前回と今回で、ある意味セットになっていたのかもしれませんね。 まぁ…登場人物が多いが故に、個々のエピソードを膨らませ過ぎて 物語が散漫としていたという、前回で感じた印象は変わらないし、 それが原因で話の進みが遅くなっていたのは事実ではあるので、 あの作りに完全に賛同とまでは言い切れませんが。 前回で何かと"含み"を持たせるような描写が続いたのが、 今回で綺麗さっぱり回収されていくのを見て、 こういう展開にしたかったからか…とちょっとだけ腑に落ちた自分がいました。 玲緒(瀧内公美)は案の定といった所か、 幼少期は初音(門脇麦)と同様に"天才"と称され、 「才能のある人は忘れない」と…

  • 大奥(2023) 6話 感想|綱吉もまた「大奥のしきたり」に苦しめられてきた者の1人…

    綱吉編が本格的に開幕。 私の体調も関係しているんでしょうし、 家光編の余韻が残っていたっていうのもあるのかもしれませんが、 歴史モノや時代劇が苦手な私からしたら、 言葉遣いが複雑化していて話が頭に入って来づらい…という理由で 正直、途中まではあまりのめり込めずに見ておりました。 ただ、「もしかしたら綱吉編も面白いのかも?」と思えたのは、 娘の松姫の死を受けての後半の展開。 ああ、そうか…前回では綱吉(仲里依紗)がやけに 趣味・教養とあらゆる分野で周りよりも一枚上手に描かれていたのは、 後半の激情を魅せるためでもあったのか…と納得させられましたね。 賢い人であればあるほど、状況を察して事前に動く…

  • 星降る夜に 5話 感想|一星の存在が誰かにとっての"支え"になってるんだな…と知る

    今回は大分エピソードがてんこ盛りでしたね。 前回からの春(千葉雄大)とうた(若月佑美)の育児についてだけでなく、 一星(北村匠海)と春の喧嘩もあるし、 その上、鈴(吉高由里子)につきまとう5年前のトラウマも描かれる。 で…根本はやはり恋愛モノだからか、 深夜(ディーン・フジオカ)との三角関係"風"の話も欠かせません。 エピソードだけを見れば明らかに盛り込み過ぎではありますし、 普段の感想だったらただツッコんで終わりなんですけど、 本作に関してはなぜかそんな気持ちにはならないのです。 過去を交えつつ、登場人物の抱える苦悩をじっくり描いているのが大きいんでしょうね。 そして、春が勇気を振り絞ってう…

  • 罠の戦争 5話 感想|権力側の人間になりつつある鷲津

    選挙活動の様子をドラマで見るのは何だか新鮮。 でも、ただの「仕組み紹介映像」に留まらず、罠や探り合いを絡めながら 今回もちゃんと"本作らしさ"を保った作りになっているのが上手いですね。 亨(草彅剛)の対立候補は有馬(真田麻好美)になる訳ですが、 彼女のバックには総理・竜崎(高橋克典)がついている事を聞かされるのです。 で…総理の思惑を知った所で頭を過ぎったのは、 前回、鷹野(小澤征悦)から告げ口された「隠蔽に関わったのは永田町の人間」の件。 汚い手を使っているのだから、 息子の事件の隠蔽を操作しようとしたのもきっと彼なのかもしれないと思い込みます。 こんな流れで、本来復讐とは無縁の選挙と復讐劇…

  • ブラッシュアップライフ 6話 感想|17時のチャイムが沁みますなぁ…。

    おおお…つらっ……。 今回は主題歌なしだったのも、後半戦になって「今までとは違うぞ!」という 空気の引き締まった感じが出てますね。 まぁ、強いて言うなら、17時のチャイムが主題歌代わりにはなっていましたが。 いやぁそれにしても、こんな佗しい余韻が残るとは思っていなくてね… 麻美(安藤サクラ)同様、すんごい沁みちゃいましたよ。 子役たちの若干距離を置く演技のリアルさも、何とも言えませんでした(泣) 人生3周目はメタなお仕事ドラマっぽさが増して、 視聴者(=テレビ業界に携わっていない一般人)にとっては空想的な話が続いていただけに、 今回は2・3話辺りにあった"哲学"を久々に感じさせる内容になってい…

  • Get Ready! 6話 感想|心の傷は物一品でチャラにはならないよ?

    あーあ、せっかく良くなってきたのに… 今回は脚本・演出共々、何だか詰めの甘い作りでしたね。 特に脚本に関しては、DVについてちゃんと調べたの?と思うくらいで、 2話と同じモヤっとした感覚が残ってしまいました…(汗) 今回は4話から続く人情劇仕立てに、1〜2話の頃の悪事を少し加えた内容になっていた訳ですが、 悪事を働いているターゲットが改心するまでの"変化"を盛り込む以上は、 やっぱり、視聴者が「この人には助かって欲しい」と思わず願いたくなる 判断材料をきっちり揃えて欲しいんですね。 しかし…嶋崎(鶴見辰吾)の場合は、子供の頃の思い出だったケーキと手紙を 家に置いてきた(?)だけで、 その時は、…

  • 東京の雪男 1話 感想|ピリッとした冷たさも感じさせるほんわかファンタジー

    実はこれ、昨日初めて知りました(笑) SNSで偶然本作の名前を目にして、割と好感触な呟きをされていたので、 公式サイトに飛んでキャストやあらすじをざっと読んでみたら、何だか良さげだなぁ…と。 で…NHKプラスで滑り込みで初回をチェックしてみた訳ですが、 どんな答えを出すのか見てみたいと興味を持たせてくれる内容に仕上がってました。 本作の題材は「雪男と人間の出会い」でファンタジー寄り。 でも、奇を衒った演出を施す事なく、"日常生活の一部"のように淡々と描かれていて、 その塩梅が上手いなぁと思います。 そして、実は本作の前に「リエゾン」3話を見ていたので、尚更考えさせられるんですけど、 (そちらも…

  • 忍者に結婚は難しい 6話 感想|1時間闘って終わったぞ!(笑)

    闘いのシーンが予告映像で流れるたびに、ワクワク楽しみにしていた私。 いや、4話の時みたいに、あっさり疑惑が晴れるケースがまたあるかもしれないから、 過度な期待はするんじゃない…と言い聞かせてはいたし。 今回の、朝になった途端唐突に闘いが始まったのだって、 きっと夢オチだろうな…と予想していたのだけれども。 とりあえずは、前回に引き続き「見たかったもの」が見られて満足満足!でした。 まぁ、まさか、周りはいろいろ動きを見せている中で、 夫婦2人はひたすら闘って終わりなのは意外でしたけどね(笑) 特に面白かったのは、ふるさと納税のカニが届いてからの2人のやり取り。 そうそう…「実は敵対関係にある忍者…

  • 警視庁アウトサイダー 6話 感想|せめてどっちかに絞らない?

    基本的には、どのドラマも脚本家や監督の名前を毎回必ずチェックするって訳でもなく、 内容を見て何か思い立つ事があったら…くらいのスタンスでいるんですけども、 本作に関しては、スタッフクレジットに注目するのがもはや習慣になっておりますw 今回の監督は、本作初担当の日髙貴士さんでした。 カメラワークの切り替え演出を見ると、やっぱり、本作の世界観を作り上げている メイン監督の木村ひさしさん"らしさ"を踏襲していく意味では 一番取り入れやすいのかも?という印象はありますが、 アニメ部分が癖が強めなだけで(笑) 後は比較的(あくまでも"本作の中では")ガチャガチャした作りには なっていなかったのかなぁと思…

  • リバーサルオーケストラ 5話 感想|団員たちの心の中にいる"初音の存在"

    乗り越えるべき壁を抱えた者同士で支え合う 初音(門脇麦)とみどり(濱田マリ)の姿を経て、 みどりが再び音楽の楽しさを取り戻し、 娘とも無事和解出来たという"変化"までを描いた前回。 そうなると、今度は初音がトラウマを克服する番か!?と期待してしまう訳で、 自宅で必死に練習する序盤のシーンでてっきりそう思っていたんですが… 今練習しているのとは別の演奏曲・演奏会を新たに盛り込んで来るんですね。 おまけに、今までの描き方だと「"逃げてしまった10年前"を想起させる チャイコフスキーの曲」がトラウマとなっていた初音に、 朝陽の友人でもあり副編集長でもあるかおり(相武紗季)経由で取材を受けたのをきっか…

  • 大奥(2023) 5話 感想|色狂い綱吉の前に現れた「おもしれー男」

    た…畳み掛けが早い〜〜〜!! 「家光・有功」編、どうやら2012年にTBSで放送したドラマだと 全10話分の尺が割かれていたようで。 今までもサクサク進むなぁとは思いつつ、 それでも押さえるべき所は重点的に見せてくれた話が続いていたので 特にダイジェスト感は覚えなかったのですが… さすがに今回の、有功(福士蒼汰)が大奥総取締に就任してからの話は もっとじっくり見せて欲しかった〜!っていう気持ちになってしまいましたよ(笑) まぁそれも、福士蒼汰さんと堀田真由さんの演技に魅せられたからなんですけどね。 家光(堀田真由)の最期は… 有功の胸に顔を埋めているだけなのに、美しいシーンでありました。 名前…

  • 星降る夜に 4話 感想|ロマンチックなキスの裏で不穏な影が…

    鈴(吉高由里子)と千明(水野美紀)が手話友達でもあり飲み友達でもある事、 春の妻・うた(若月佑美)の存在を通して、 まさか鈴と一星(北村匠海)で別々にいた世界を一気にくっつけてしまうとは!(笑) まぁでも、イッツアスモールワールド的な作りはドラマではよくある事ですが、 本作の内容が内容なだけに、後半戦に向けて物語が大きく進展しそうなタイミングで 「ドラマ内の世間はいかに狭いか」を潔く見せたのは正解だったと思いますし。 度々"偶然"を装ったすれ違い展開をやられるよりかは、今後集中して見られるのかもしれません。 …それに、ロケーションから考慮するに、そこまで都会でもないから ばったり会う可能性もな…

  • 罠の戦争 4話 感想|鷲津も雑草を踏みつける側の人間だった…

    あんなに敵意をむき出しにしていたのに、随分あっさり引き受けてくれたなぁ… 今回はベタな人情劇で行くんだなぁ…とは思ってました。 でも、最後にはビックリ。 いやぁ…ラストシーンを見せるために、全て構築されていたんですね。 これまで亨(草彅剛)が「弱い者」を何度か口にしていたのもそうですし、 今回に関しては、眞人(杉野遥亮)の雑草と野草のくだりや 梨恵(小野花梨)の「パワハラに遭ってた時に唯一気づいてくれた」エピソードを通して、 2人は今後も亨の仲間としてついて行く意志を覗かせる描写が同時にあった所に 妙な感じを受けたんですが、 それらは、亨に同情が行くように誘導されていた視聴者への"罠"だったの…

  • ブラッシュアップライフ 5話 感想|麻美、人生3周目で変な人になりつつある件。

    今回も、夜にお菓子パーティして話が盛り上がる3人の関係性、微笑ましいなぁ〜… どうやって不倫を阻止するか模索する麻美(安藤サクラ)、面白いなぁ〜… と途中まで思いながら見ていましたけど… 最後!最後が怖過ぎでしょ!!!!(汗) 人生3周目でもしかしたら3度目の正直になるかもしれないから…という事情をもってしても、 あの徹(野間口徹)の接近の仕方は、 下手したら警察に通報されてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしてしまいましたよ。 あそこのシーンだけは、コメディで消化し切れませんでしたw 前回でもうっすら思っていたんですけど、人生3周目に入ってから 徳が積めていない気がしてならないんですよねぇ。 何と…

  • Get Ready! 5話 感想|2人の出会いと結成秘話が明かされる

    1〜3話の頃はチベットスナギツネみたいな顔をして見ていた本作で、 まさか泣かされる日が来るとは(笑) 渚(小島藤子)がハンドクリームをすかさず持っていた辺りに、 少なからず彼女にとっては「大切な人に塗ってもらった記憶」は頭の片隅に残り続けていて、 健二(高橋光臣)には、その"大切な人"だから何度だって恋をする…という、 未来が幸せな方向に向かう可能性が低い中でほんの温かさを含ませる結末には、 小島藤子さんの柔らかな表情も相まって、涙してしまいました…。 前回の感想と被りますが、 やっぱり、手術するターゲットに変に悪事を絡ませず シンプルな話で見せた方が、受け入れやすいって事なんですよね。 だっ…

  • 忍者に結婚は難しい 5話 感想|最後の晩餐!…はまた来週。

    やっとですね。やっと「忍者に一般人(嘘)との結婚は難しい」状態から抜け出しました。 相手に探りを入れて情報を入手したり、秘密がバレて関係性が変わってしまったりと かなりベタな展開が続くんですけど、私としてはそれが良くて、 忍者を扱う作品において「ずっと見たかったもの」だったんです。 まぁ、次回予告で言っていた「最後の晩餐」は来週に引っ張られて、 お預けを食らってしまった気分は覚えましたし。 肝心のお互いが忍者だとバレるきっかけにしても、 悟郎(鈴木伸之)…いくら何でも爪が甘過ぎない??とか、 蛍(菜々緒)の件は、監視カメラの場所を事前に調べて、とことん身を潜めるのに徹するのが 忍者ってもんなん…

  • 警視庁アウトサイダー 5話 感想|ま〜たぶり返しちゃったよ…。

    あぁあぁ…2話分お休みでようやく自分の担当回が回ってきて、 早く演出したくてしょうがなかった!!っていうウズウズした気持ちが 画面全体に出ちゃってるんですよ…。 本題にちょいちょい挟み込んでくるプロレスネタに、 カメラワークの切り替えの頻度の高さ。もうややこしいったらないです。 お陰で、開始数分で事件を理解する気が失せました(滝汗) 小ネタは小ネタでも、今回はやけに"中の人ネタ"が多かったと思うんですけど、 そもそも私からしたら、プロレスの選手だのムエタイの選手だの、 ドリアンだので盛り上げられてもさっぱり分からないんですね。 だから…まぁこれは主観でしかないんですが、小ネタそのものに興味が持…

  • リエゾン–こどものこころ診療所– 2話 感想|お父さんのフォローは…??

    初回の感想で「これは良作になるのでは?」と書いたのですが、 今回を見て、早くも暗雲が立ち込める事態となってしまいました…。 え?あれだけ褒めてたのに??と思われるのも無理はないですよね(苦笑) というのも…あくまでも"私は"そう感じたって話なんですが、 悠里の父・治(岡田義徳)が「子育てを放棄した悪い父親」風に 描かれているのにモヤモヤしてしまったんです。 確かに、悠里(浅田芭路)の視点に立って行動する志保(松本穂香)の思いやりも、 児童相談所が動かないから万引きしてしまったんだと責める 川島(戸塚純貴)の気持ちも分かります。 周りの物事に敏感な年頃だからこそ、子供に寄り添うのって大切な心のケ…

  • リバーサルオーケストラ 4話 感想|「こうあるべき」に囚われていた母と娘

    まさか、2つのエピソードを同時進行させてくるとは。 不思議な構成だなぁ…と途中まで思いながら見ておりました。 勝手に推測するに、きっと、初音(門脇麦)はトラウマになっている曲に向き合い、 みどり(濱田マリ)は大好きな音楽を続けづらい環境下にいるという 「"課題"を与えられた者同士」で共通項を作って、 お互いが協力しながら乗り越えていく姿を描こうとして 今回のような内容になったのかもしれませんが。 初音の"その後"に進展はなく、次回に引っ張ったとなると… 最初から「みどり回」としてガッツリ描いていった方が 見やすかったのかな?という気がします。 彼女に玉響に復帰してもらう作戦を練り、暗躍する団員…

  • 6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱 3話 感想|父とひかり、案外似てるのかも?

    はぁ…毎回思っているし、多分今後も書くかもしれませんけど、 3人での会話劇が本当〜に面白過ぎる!(笑) 「どんな偶然で裸見られるかも分かんないし」いやどんな偶然!?wwとか、 見えても聞こえてもいないはずなのに 会話が成立しちゃう航(橋爪功)やひかり(本田翼)とか、 3分に1回?のペースでツボに嵌まるシーンがやって来るので、 そこだけでも肩の力を抜いて楽しめます。 やっぱり、現在81歳と大ベテランの橋爪功さんが中心にいるのが大きいんでしょうね。 ベテランの役者さんって良い意味で「演じない」んですよね。 これだけだと語弊を招くので、もう少し具体的に書くとすると… 今まで様々な作品で、様々な個性を…

  • 大奥(2023) 4話 感想|女将軍の誕生

    家光(堀田真由)と有功(福士蒼汰)による、葛藤と決心の回…ですね。 初回の感想でライティングについて言及したんですけど、 やっぱり今回も、緻密に計算されているのが見て取れますね。 全体の演出含めて、登場人物の心情の"引き立て役"に徹しています。 例えば…個人的に特に上手いなって思ったのは、 放送開始から10分辺りの、2回目も結局子供を授かる事はなかった2人が 部屋で話しているシーン。 「出来てみれば、子は愛おしいの」という言葉で、 (画面の)奥にいる家光の姿をぼかす演出を施してきたのが、 有功の心が彼女から離れて行っている様を表しているようで印象に残ったんですよね。 そして…その後の「わしの心…

  • 星降る夜に 3話 感想|年下わんこ、ステイを覚える。

    良いですね。回を重ねるごとにより"日常"らしさが増して、 本作への抵抗感が徐々になくなってきております。 「ステイ」と言われて不貞腐れた顔したり、ショックで熱を出したり、 「ステイ」の重要さを学んでからは、今度はそれを自分でアウトプットしてみたりと… そんな一星(北村匠海)の素直さが、まるでわんこみたいで本当に可愛いんですよ(笑) 年の差による純愛モノで、2人が惹かれあっていく様に見惚れてしまうのは 個人的にかなり久しぶりかもしれません。 そう感じるようになった理由は、 ロマンチックな雰囲気作りへのこだわりが伝わる映像美も、もちろんそうなんですけど。 もう1つは、「自分にとって忘れられない"死…

  • 罠の戦争 3話 感想|ワッシッヅ!が聞けなくなると思うと寂しいw

    前期は演出で魅せる作品が多かった一方で、 今期は演技で魅せる作品が多いような気がしております。 特に、本田博太郎さん演じる犬飼がね…ぎゃふんと言わせたくなるのも頷ける、 本っ当に憎いキャラなんですよ(笑) 某刑事ドラマの笹川部長に似ているとの声も聞きますが、 それだけ、一度演技をお見かけしたらインパクトに残りやすい役者さんだとも言えるでしょう。 個人的には、「ワッシッヅ!」の言い方が、 毎回、ただ癖が強いだけじゃない所が良いなぁと思っていて。 例えば、猫なで声のような、語尾にハートが付いているかのような 甘〜い言い方の時もあれば、憎悪が乗り移っているかのような苦み走った言い方の時もあって、 時…

  • ブラッシュアップライフ 4話 感想|家政婦…ではなくミタコングのミタね(笑)

    人生3周目で、テレビ局のAP(=アシスタントプロデューサー)になる!…という事で、 今回は、本作の特徴の1つでもあった「リアルな世界線」が前面に出て、 メタ要素を含んだお仕事ドラマっぽい内容に。 でも、ドラマ制作の裏側を見せるだけに留まらず、シュールな笑いは今回も健在でした。 何と言っても、「シン・ゴジラ」を彷彿とさせる劇伴とテロップで 妙な緊張感を演出していたのがじわじわ来てしまいました。 そのチョイス…ぴったり過ぎます(笑) それに、麻美(安藤サクラ)が撮影時間を巻いている理由が、 出演者の次の仕事に支障が出ないようにするためでも、 効率よく回す事でスタッフや出演者に負担がかからないように…

  • Get Ready! 4話 感想|最初から下準備が出来ていれば…

    「先生、仮面ドクターズはご存知ですか?」 おっ…初めて「仮面ドクターズ」の存在を認知している人が現れましたね。 そして、こちらは「やっと…」ですが、 彼らと敵対関係にある千代田医科大学附属病院の医者に、 手術不可と診断されても諦めきれない付添人が 直接その名前を伝える展開も初めて描かれました。 まぁ本当に…物語を魅せる上での下準備が不足していた。それに尽きるんですよねぇ。 初回のラストか2話の前半で、こういった「違法行為で患者を救う組織がいる」事を知らせて 病院側が意識するような展開をやっていれば、 病院パートが必ず盛り込まれるのにも説得力は感じられましたし。 警視庁のパートだって同じで。 警…

  • 夕暮れに、手をつなぐ 2話 感想|主人公、今回何かしたっけ?

    広瀬すずさん演じる空豆は…私は全然嫌いじゃないんですよね。 いや、どちらかと言うと好きです。だからこそ、感想もしばらく続けてみようと決めた訳で。 ただ…前回と今回を見て、世間的には苦手な印象が強いのも 頷けるのかなぁ…と思ったのも事実です。 前回でもうっすら感じていた事ですが、本作って、会話劇に"間"がほとんどありません。 そう作られている演出が、苦手意識を高める一番の原因なのでは?という気がしています。 緩急の"緩"を無視しているかのように、矢継ぎ早に会話が続くもんですから、 ただでさえ好き嫌いが分かれやすい北川悦吏子さんの描く主人公のキャラも、 ミックス方言の癖の強さも相まって、余計にウザ…

  • 忍者に結婚は難しい 4話 感想|音無の妻の活かし方、そうなっちゃうかぁ〜…(笑)

    まず、序盤のモノローグによる2人の応酬に関しては、 ついた嘘次第では自分が忍者だとバレてしまいそうなスリルを味わえて楽しかったです。 「良かった〜…」「どうする?どうする俺?」「いやったー!堪えたー!」 お互いクールな顔立ちで、冷静に接していながら 内面ではめちゃくちゃ素が出ている…っていう、このギャップですよね(笑) 相手を探っているシーンのはずが、慌てふためく様子を見ていて何だか笑えてくる。 「お互い忍者だという事を隠しながら、普通の生活を送っている」設定が最も活きていました。 ただ…そんな風に、序盤で期待させてもらえただけに、 (特殊任務が中心の話ではなくなった事もあってか) 結局、今回…

  • 警視庁アウトサイダー 4話 感想|急にテレ朝王道刑事ドラマっぽくなるじゃん。

    一気に縦軸を進めてきたなぁ…という印象。 テレビ朝日のこの枠は通常、全9話、たまに全8話なケースが多いですが、 まだ折り返し地点でもないのに、1話完結型のスタイルを取りやめて 縦軸をメインとした連続型にもう移行したって事は、 もしかしたら7話で終わる可能性もあるんでしょうか? っていうのは置いといて…。 今回の事件は、架川(西島秀俊)がマル暴時代からお世話になっていたらしい 黒石(井上肇)の死の真相を探す内容になっていたので、 初めて縦軸を盛り込む必要性は見えたのですが。 1つ引っかかるのは、架川と光輔(濱田岳)のどちらにも 異なった縦軸が存在している…って所なんですよね。 いや、光輔が独自で…

  • 6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱 2話 感想|"モノ"より"コト"の方が記憶に残る…は真理

    いろんなドラマを見ていると、 「あの役は良かったけど、この役は何だか固いかな…」とか、 「この役者さんとこの役者さんで役を逆にした方が、しっくり来たんじゃないか?」とか 思う事もたまにある分。 魅力的に映る役っていうのはやっぱり、 役者さんと脚本家・演出家の相性の良さが大きいんだろうな…と 改めて気づかされる回でした。 否定的な声もあるようですが、私は本作での本田翼さんは好きなんですよね。 演じられている「水森ひかり」という人物の展開次第で、 本田翼さんもここまで良さが引き出されるのかと思いました。 例えば…前回では、多くを語らないキャラとして徹底して描く事で、 「掴み所のない女性」という第一…

  • リバーサルオーケストラ 3話 感想|3話にして好感度爆上がり

    まだ3話で、演奏シーンも"成長物語"としては序章の段階なのに、 まさかもう胸が熱くなるとは思いもしませんでしたなぁ…。 回を重ねるごとに、それぞれのキャラが本当に立ってきているんですよね。 「登場人物が好き」よりかは 「役者さんが演じている登場人物が好き」といった方が近いんでしょうか。 例えば、大好きな音楽を諦めさせないでくれた人を、 今度は自分が…と同じ分だけ"恩返し"しようと行動に移す蒼は、初音(門脇麦)と歳が近く、 真っ直ぐさが滲み出る坂東龍汰さんでなければ成立しないし。 そんな彼を引き止め、発する言葉からは人生経験の豊富さが伺える穂苅は 平田満さんでなければ成立しないし。 マイペースな…

  • 大奥(2023) 3話 感想|理不尽は次の理不尽を生む…

    家光(堀田真由)の過去が明かされるとともに、 理不尽は次の理不尽を生む…という事が嫌というほど(褒めてます)描かれた回でした。 酷な展開が続いた前回で、これから癒し要素になりそうな気がしていた猫が 開始から20分程度で殺される運命に遭ったり… 訳も分からず男の格好をさせられ、上様だと言い聞かされる当時の家光だったり… 相変わらずゲスな考えをしている三人衆を罠に嵌める玉栄(奥智哉)だったり… 春日局(斉藤由貴)が真顔で「では仕方ない、切りましょう」と提案してきたり…と 各々の動きを描く事で、一見かなりボリューミーな内容にはなっていましたが。 原作に沿っているのかは分からないものの、 昔から物語の…

  • 星降る夜に 2話 感想|今回くらいならまだ見られるかも…

    前回と今回を見て思うのは… 本作はあくまでも、日々"生"と向き合う鈴(吉高由里子)と、 日々"死"と向き合う一星(北村匠海)による 「出会い」や「全く違う仕事に携わっているからこそ惹かれ合う2人」を、 日常生活をベースに、フラットに描こうとしているんだな…という所でしょうか。 いや、もちろん、まだまだ引っかかる部分はあるんです。 下ネタの描写にしろ、上記の2つを描く割には お仕事パートのウエイトが大き過ぎる事にしろ。 例えば…前者に関してだったら、前回より古典的な下ネタ演出は薄まったにしても、 遺品のAVで盛り上がっていたら、私が故人だったらやっぱり嫌な気持ちにはなりますし。 一星の手話の内容…

  • 罠の戦争 2話 感想|虻川撃退作戦は成功でも、結末が既に心配…

    面白いですね。 罠をテーマにしているだけあってか、 亨(草彅剛)はきっともう先回りしているんだろうなぁ…というのは割と読めていて、 その点では驚きが少ないと言えば少ないのですが。 彼が危険的な状況に追い込まれそうな様子を少し長く描く事で、緊迫感を煽ったり、 先に伏線を張っておいて、溜めて溜めて…から種明かしをしたりと 罠のからくりを焦らし過ぎない程度に、上手い事隠しながら見せていっているので、 エンターテインメント性のある作品として、純粋に楽しめる仕上がりになっています。 そして、妻・可南子(井川遥)の絡ませ方も良いなぁと。 復讐劇関係なく、妻や子供の登場する家庭パートって、 主人公と直接関わ…

  • スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

    初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、 最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。 いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、 (原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、 なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ… もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗) 肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、 好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、 残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。 例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテ…

  • ブラッシュアップライフ 3話 感想|台詞通り「最高だよ」!w

    黒木華さんと野間口徹さん… 共演作的にも危ない関係性的にも「ゴシップ」じゃん(笑)っていうのは置いといて…。 いや〜、今回も楽しかったですねぇ。 何と言っても黒木華さん、ナイスキャスティングでした。 玲奈(黒木華)にカミングアウトしたらどんな反応で来るのか?を 3人でシミュレーションしてみた中盤。 個人的には、まさかのまさかで「うん、知ってたよ」という意外な返事を返す ヤバい女性展開になるのかと予想して見ていたら… 妥当でありつつもちょっとだけ斜め上な答えで、 穿った考えをしてしまってごめんなさーい!って思っちゃいましたよ(笑) で…さらに面白かったのは、ヤンキー口調。 見た目ふわふわ、喋り方…

  • Get Ready! 3話 感想|刑事兼医者になった仮面ドクターズ

    オペナースのクイーン(松下奈緒)も執刀に参加するわ、警視庁の前で仮面は外すわ、 仮面ドクターが刑事の仕事も担っているわで、 もう何でもアリになってしまってますね(苦笑) 内容にしても、まぁ…視聴者を引きつけるために 「何が"善"で、何が"悪"か」を新しい手法で見せて、 イメージアップを図ったって所なんでしょうけど、 こういった"変化球"を、主人公の考える「生きる価値」の基準が何で、 4人で「仮面ドクターズ」を結成した動機が何なのかが 明示されていない段階でやられても、正直、混乱させるだけだと思うのです。 おまけに…エース(妻夫木聡)が患者を応急処置している様子が 冒頭で描かれた時点で、「ああこ…

  • 夕暮れに、手をつなぐ 1話 感想|「かもしれない」の始まりを描く

    思ったよりも"普通"でしたね。 あ…これ、褒めてます(笑)いろんな意味で。 胸キュン演出や、漫画なら許されそうな気を衒った展開を盛り込む事なく、 恋愛ドラマでは欠かせない「2人の出会い」をストレートに描いていった印象を受けました。 確かに、若者世代でそんなに訛ってるものか?と思えたり、 後半からの空豆(広瀬すず)の自分勝手さには、 「半分、青い。」での、幼馴染と相手とで結婚して建てた新居に はがきに記載された住所を元に尋ねるトラウマシーンを想起させたりで 引っかかる部分はあったのですが(苦笑) でも…見ていて嫌悪感の方が勝る事はなかったのは、 初回の段階では、あくまでも音(永瀬廉)は彼女を「何…

  • 大病院占拠 2話 感想|お前の罪を数えろ…的な?

    なんか…前回よりもツッコミどころが増えてません?? 「ボイス」味、増してません??? 前回はスピーディに進む展開だったのもあってか、 櫻井翔さんの役どころや口調に唐沢◯明さんがチラついただけで、 あとは見逃せる程度で終わってたんですけどね…。 まず、力づくでダクトから脱出したり、鬼に3階から突き落とされたりしているのに、 怪我は頬の擦り傷くらいで、あとは何事もなかったかのように元気に動けているのが… いやいや無敵過ぎるでしょ!!って思ってしまいましたよ(苦笑) せめて、足を引きずる描写をした方が自然でしたし。 っていうかそもそも…「過去の事件で精神を患っていて、今でも心療内科に通い続けている」…

  • リエゾン–こどものこころ診療所– 1話 感想|多くの人に知ってもらいたい作品だわ…

    いやはや…「真摯」という言葉が似合い過ぎる出来でした。 発達障がいという題材を通して、子供と親、それぞれが抱えている苦悩や葛藤を 等身大に、かつ平等に描く内容になっていて、 初回を見ただけでも、これは良作になるのでは?という可能性を感じさせてくれました。 構成自体は、主要人物の性格や、元のいた環境から新天地に移る過程などの 初期設定が描かれる上に、初回で早速、患者の複数案件も盛り込む…といったもの。 しかも、基本的に拡大はしない「金曜ナイトドラマ」枠の通常放送内であれば 情報過多に見えてしまいがちなのですが、本作にはそんな印象を一切覚えません。 個人的には視聴し終えてから、 これが脚本力なのか…

  • 忍者に結婚は難しい 3話 感想|悟郎のダメ夫っぷりが控えめに

    相変わらず、2人の馴れ初めが描かれるエンディング映像が、 「ロミオとジュリエット」を最も表せているなぁ…感は否めませんが(笑) でも、今回に関しては、特殊任務の遂行が物語のベースになっていた事や、 お互いが何者かに気づき始める終盤のシーンもあって、 少しだけそのコンセプトに追いついた内容になっていた気がします。 今までの話でなぜ「ロミオとジュリエット」に見えなかったって、 やっぱり、蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の2人を、 性格面で格差をつけるように描いてきた事に原因があったんですよね。 例えば、蛍は一般的な社会人で、 悟郎は、自分が本当は忍者であるという事実を隠しながら日々を過ごしている… …

  • 警視庁アウトサイダー 3話 感想|監督の交代が功を奏す

    今回の監督は木村ひさしさんではなく、本作初担当の向井澄さん。 感想を書くために後で調べましたが、わざわざそんな事しなくても良いくらいには、 序盤の時点で分かりやすかったですね(笑) 序盤こそ、警視庁のゆるキャラを絡めたネタや、 カメラワークの切り替えの早さなどで癖は出してきたものの、 癖が強いと感じたのはそこだけで、後は控えめに演出されています。 ただ、冷静に考えてみれば…小ネタの頻度自体は今までと変わっていません。 じゃあ、なぜ控えめだと感じたのか? それは…「面白いでしょ?」を押し付けている 半ば暴走気味な小ネタが極端に減った代わりに、 あくまでも視聴者が気づいて密かにクスッと出来る程度に…

  • 6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱 1話 感想|2人の会話をずっと聞いていたい…

    今期のドラマは、突然の死をきっかけに 人生を一からやり直す主人公の姿を描く「ブラッシュアップライフ」や、 事件を絡めながら、幽霊となった恋人の真相を追う「100万回 言えばよかった」、 そして、故人の"生きた証"に向き合う人物と 新しい命に向き合う人物の出会いを描く「星降る夜に」と、 「生と死」が題材となっている作品が多いですね。 本作も、もれなくその1つです。 毎期必ずと言っても良いほど生み出され続けている「刑事モノ」「医療モノ」ならともかく、 1クールでこれだけジャンルが被るのは珍しいです。 まぁ、そこはたまたまだったんでしょうが… こうして「生と死」が絡んだ作品が近年で何作も出てくるとい…

  • リバーサルオーケストラ 2話 感想|仲間たちが協力的なのが良いねぇ。

    仲間と団員の描き方が、見ていて気持ちの良い作品ですね。 今回のメインはフルート奏者・蒼(坂東龍汰)で、「玉響」の中では一番若手になる訳ですが、 "今時の若者"を際立たせようとして、 自分の才能がこのオケで活かせないから、やり甲斐を見出せず辞めたがっているとか、 才能を自負するがあまりに周りの人たちを見下す態度をとるだとか、 そういったスカした性格に描くのではなく。 あくまでも生活費と親との関係性に悩んでいるだけで、 もっと演奏が上手くなりたい向上心はある…という 夢を追おうと直向きな青年っぽく描かれている所に好感が持てます。 それに加えて、団員たちが基本協力的なのも見やすいです。 プロとして遅…

  • 大奥(2023) 2話 感想|気迫と毒気対決で始まる家光編

    私が見てきた出演作が恋愛モノが多かったのもあってか、 今までは福士蒼汰さんの演技を拝見しても、あまりピンとは来なかったんですが(失礼)… 初めて「良いな」って思えたのが、2020年秋クールに放送された「DIVER」だったんですよね。 しかし、今回の内容を見ると、本作が一番の代表作となりそうです。 これからしばらく、本作での福士蒼汰さんの演技が味わえるのか!と 嬉しくなってしまう回でした。 福士さん演じる有功の話す言葉は京言葉。 これがまた、終盤のシーンとのギャップで、見応えが増してくるんですよねぇ。 京言葉だからもちろん、柔和で育ちの良さそうな印象を持たせるんですが、 それを清涼でキリッとした…

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