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まち歩きHighway~旅・歴史・鉄道見聞録~ https://ptakunote.com/

20代も佳境を迎えた男が鉄道・歴史・街並みを国内中心にご紹介。日常に埋もれた気になる空間を歩き、乗り、走ります。次のあなたのお出かけの参考に。

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2019/02/03

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  • 明延鉱山 播但貫く鉱石の道と錫生産を支えた街並みを巡る【国内産出量の90%】

    本日は2024年3月2日⁽土⁾、明延鉱山をめぐっていきます。1987年(昭和62年)に閉山となるまで、錫の採掘量で日本一を誇った巨大鉱山は、今は兵庫県の山奥でひっそりと佇んでいるということで、その様子を見に行こうという算段です。今回は、ネッ

  • タクシーもお手上げ。都内の低すぎるガード下 【桁下170cm以下】

    「雪が降ると面倒なのに、不思議と喜んでしまうんですよねぇ」 美容師さんと交わしたありきたりな天気予報の会話、そこに色々思うところがありました。便利になったこのご時世において、不便だからこそ充実した経験を得られることもあるのでは。不便の効用と

  • 稚内港 北防波堤ドーム かつての樺太への玄関口の真冬のライトアップを見る

    前回はこちら 夜の稚内へ繰り出す 稚内駅へ戻った後、宿へチェックイン。冷え切った身体を温めゆったりしていると、腹の虫がうずき始める。気づけば朝からしっかりと食事を摂っていなかった。そんなわけで、夕食のため再び稚内の街へ繰り出すことにした。改

  • 東京湾フェリーのすすめ 世界有数の海運の要衝 浦賀水道を900円で横切ってみた

    暑い・・・ 夏に不完全燃焼感を覚えていた私が、動き出すのを太陽が待ってくれていたのでしょうか。2023年9月、下旬に差し掛かるこの日も関東は夏日を迎えていました。とはいえ、秋の訪れは突然やってきます。夏を補給するためにこのチャンスを逃すわけ

  • 【再開発】京成立石 吞んべの街で失われたもの、残るもの

    「筆者さん、宇ち多゛行かないとですよ!無くなりますよ!!」 「・・・ばれたか」 呑み話で何かと盛り上がる同僚さんから発破をかけられたのは先日の飲み会終わりのことでした。以前から興味がある素振りを見せるのに、一向に動き出さない私を見透かしてい

  • 宇部長生炭坑 沖に佇む2本のピーヤは”繁栄の証”か”慰霊碑”か

    2023年1月、山口県は内陸の美祢の街を後にし、海沿いのまち宇部にやってきました。美祢で採掘される石灰石の輸送先である宇部にも訪れ、地域全体でのセメント等の製造工程を見聞しようという算段であります。なかなか訪問機会の少ない山口県なので1日に

  • 田浦駅周辺を歩いてみた 鉄分多めの横須賀軍港散策

    レンガトンネルに両端を挟まれた田浦駅を楽しみましたので、続いて駅前を見ていきましょう(前回はこちら↓)補給のみち横須賀の軍港の歴史は1866年、ペリー来航で海軍の必要性を痛感した幕府が横須賀製鉄所をこの地に開設したことに始まります。それを引

  • 横須賀線 田浦駅 東京から75分。軍都を感じる谷間の小駅

    2023年7月15日、JR田浦駅にやってきました。東京から横須賀線の普通列車で75分。三浦半島の腰部に位置する逗子と横須賀に挟まれた小駅です。その歴史は古く、特に軍港の玄関として隣駅の横須賀と共に街を支えてきたという生い立ちゆえに、興味深い

  • 琵琶湖舟運の要衝 海津 -京と北国を結んだ港町で豊かな文化に触れる

    生物は海から生まれた初めて耳にしたのは子どものころだったでしょうか。腹落ちしなかったことを今でも覚えています。「だって人間は陸上で暮らしているし、水中でも呼吸できないじゃないか」と。連綿と続いたはずの生き物の進化も、時の経過はその連続性を見

  • 重伝建 真壁の街並み 石材と糸づくりで賑わった物資の集散地

    2023年5月、今年のGWは5連休、4月に入った頃からどこか浮ついた気分でありました。「普段できないことをしよう」「気候も良いからアウトドアがいいか」旅というのは計画段階がワクワクするものです。白熱した脳内会議の結果は、数票差で つくば霞ヶ

  • ニュー新橋ビル 人間味溢れる都心の聖域-ヤミ市の面影残す 駅前雑居ビル

    サラリーマンの街 新橋その響きはオフィスビルの並ぶビジネス街を想像させますが、否。その駅前は、アジアの屋台村を彷彿とさせるカオスが待ち受けています。日々、社内規則に従い、取引先や部下の顔色をうかがい、明日を生きる為に自らを抑圧して働く彼らに

  • カトリック神田教会聖堂 首都東京の安息を戦前から今日まで守り続ける

    晴れた、出かけよう新年度が土曜日からはじめまった2023年4月。新生活を迎える方々を祝すような晴天が広がっておりました。「上着はいらぬぞ、身軽に自由に旅立て諸君!」3月中はPCと見つめ合う日々、安息を求め訪れた桜咲く京都では冷雨に見舞われる

  • 東急綱島駅 フルフル稼働の頭端式バスターミナルで入れ替え立ち替わりの離発着

    2023年3月21日 春分の日、WBCで村上君の劇的サヨナラ打の余韻に浸りつつ、先日開業したばかりの東急新横浜線へ向かいました。日吉を出てからの新線区間は昼下がりの車内は8割近い乗車率。新線の好調な滑り出しを象徴するように、列車は真新しいト

  • 【石灰鉱山】山口県 美祢とMine -UBE三菱セメント 宇部伊佐鉱山の門前町を巡る

    現役の鉱山を求めて2023年1月、山口県 美祢市へ向かうべく、中国自動車道を東へ駆けていました。この日はあいにくの曇天。鉱業都市に相応しい天気と言えば聞こえが良いですが、やはり晴天に越したことはありません。正月のおみくじは大吉を示したものの

  • 渡船が生活の足 戸畑駅北口から渡船場までを歩く

    2022年1月14日、枝光で木造アーケードを見学した後、お隣の戸畑地区にやってまいりました。北九州の中心街 小倉から電車で10分。行政区分としては北九州市戸畑区で、区域の半分を日本製鉄の敷地が占める黒鉄の街でございます。洞海湾を挟んだ対岸は

  • 枝光本町商店街 八幡の台所は火災からの復旧に励む

    本町商店街 中央商店街 くろがね線望玄坂

  • 日鉱記念館で一山一家の温かな精神に触れる 日立鉱山今昔物語

    前回はこちら一本杉が見守った暮らし日鉱記念館で見かけたこちらの風景を求め、山を下ってゆきます。この写真では判読できませんが、地図上に一本杉の文字が見えました。こちらを頼りに探していきます。一本杉は記念館までの道中に思い当たる場所があったため

  • 【再開発】大山ハッピーロード 変わりゆく街並みを追う

    東武東上線 大山駅2021年3月撮影都道420号大山町クロスポイントアクセス

  • 高速舞子バスストップ 地上60mに位置する本四連絡の要衝

    2022年11月、新たな業務が増え仕事が行き詰まりを見せた週末、この壁を乗り越えるために閃いたのでした。「はるかに困難な取り組みを目にすれば、 自分の悩みなど小さく思えるのではないか!」かくして、始発の東海道新幹線に乗り込み、かつて世界最長

  • 後藤寺バスターミナル -炭都を支えた先進複合施設-

    筑豊の賑わいにはモノクロ写真で触れた。一早く封切りされた映画を前に、写真は笑顔で充ちている。そこに写っていたのがこの場所。2階に映画館も備えたド級複合施設は、静かにエンドロールを待っていた。 ...

  • 【気動車の楽園】田川後藤寺駅 3路線が集う巨大ターミナルに筑豊の栄華を見る

    2020年12月、伊田の街を後にし、もう一つの田川市の中心街 後藤寺地域にやって参りました。目的は以下の商店街と巨大廃墟たる西鉄バスターミナル。とはいえ、街を知りたければ駅を知れどこぞで耳にしたこの格言に従い、同地域の玄関口 田川後藤寺駅を

  • 石炭積出港 若松 洞海湾を臨むノスタルジックな街並み

    若松南海岸通り 若戸渡船エスト本町 ウエル本町 若 松駅アクセス

  • 留萌駅 廃線を半年後に控える炭鉱と漁港が生んだ巨大ターミナル

    前回はこちら2022年9月4日(日)、峠下駅を後にし、日本海側の街 留萌へやってまいりました。かつては周辺や羽幌炭鉱で採掘した石炭の積出港、そしてニシン漁で栄えた漁港として賑わった留萌。そんな街の賑わいを反映するように広大な構内を持った留萌

  • 筑豊伊田商店街ー橘・本町通りに炭鉱の残り灯を見るー

    前回はこちら本日は2020年12月、三井田川鉱業所跡と田川伊田駅を見学を終え、駅前のロータリーに出てみると何やら気になる門構えの商店街を発見。こうなると浴槽から排水される残り湯の気分。予定外の行程ですが、気づけば商店街へ足を踏み入れていたの

  • 【廃線跡ハイキング】旧福知山線の渓谷に残る鉄道遺産を堪能する

    工事中武田尾駅ハイキングスタートその前に 廃線敷を歩く...

  • 【筑豊炭田】田川伊田駅 炭鉱節と男はつらいよに描かれた二本煙突を望む駅

    古い塔のある街が好き。それに気づいたのは最近の投稿を振り返った時でした。日立の大煙突、針尾送信所と、塔絡みのものばかりではないですか。古い塔が残されるのは、単純に街の新陳代謝が進んでいなかったり、歴史的にその街のシンボルとして残されていたり

  • 只見線 六十里越トンネル 天下の険に触れる

    会越国境 六十里越峠六十里越トンネル旧 田子倉駅アクセス

  • 針尾送信所 旧海軍が佐世保に遺した三本の巨塔

    塔の中に入ってみた電信室おまけ 対岸から見た針尾アクセス

  • 都営村山団地 鉄道のない街にあるド級マンモス団地

    多摩都市モノレールの上北台駅へやってまいりました。本日2022年10月22日(土)は、箱根ケ崎方面への延伸が決まりつつ多摩モノレールの都市計画案の説明会が武蔵村山市で開催される日。これまで、鉄道好きを標榜しながら、鉄道ができる過程に触れたこ

  • 肥前山口駅 ー山口を譲り山口であることを止めた駅

    2022年9月23日、西九州新幹線開業の裏で、鉄道史に名を刻んでいた肥前山口が静かに時刻表から消えました。今回はその最後の姿をご紹介しつつ、同駅の歴史や改名の背景を紐解いていこうと思います。早朝の肥前山口駅本日は2022年5月22日(日)。

  • 日立鉱山今昔物語 ~一山一家の温もりが残る街~

    スターバックスはシアトル、日本製鉄は福岡県 八幡いずれもその企業が創業した街です。シアトルは海沿いのお洒落な街。コーヒー片手に友人と散策してみたいですね。一方、八幡は日本の鉄が生まれた街。重厚な工場が立ち並び、経済産業史を紐解く一人旅に向い

  • 荒川に架かる鉄道橋をすべて見に行く① 戸田橋~岩淵水門

    荒川東京近辺に居住する方は一度くらいは耳にしたことのある河川ではないでしょうか。秩父の山奥に湧き出し、熊谷、川越を経由し、東京湾にそそぐ総延長173㎞の一級河川です。今回は荒川に架かる11か所の鉄道橋が主役でございます。ことの発端は二つ。1

  • 広尾から青山を巡る~セレブと庶民と日本の首根っこ~

    前回はこちらはじめましての広尾さん初対面の方にお会いする時、みなさんはどうされますでしょうか。私はまずその方の生まれや育ちの場所を聞くことにしています。では、広尾さん。あなたはどんな人なのでしょうか。まずは聞いてみることにしました。東京都渋

  • 【大井川鉄道 奥大井湖上駅】 湖に浮かぶ駅で下車してみた。

    前回はこちら※2018年12月撮影湖上に浮かぶ駅第3の目的 奥大井湖上駅は尾盛から15分ほど。12:11に到着映えるスポットとして、線内随一の乗降客数があり外国の旅行客なんかも多いようだ。位置はこのような場所だ。大井川に張り出した半島状の陸

  • 絹都 桐生 ー小粋なビル群からこの街で編まれた栄華を紐解くー

    桐生の鉄道編はこちら※2022年7月3日(日)撮影都内から電車でおよそ2時間。群馬県の西南部に位置する桐生市。人口は11万5000人、県内5番目の規模でございます。前回、同市の栄光を、鉄道の切り口から見てまいりました。今回はその街並みを見な

  • 【鉄道の要衝 桐生】 4社も路線が乗り入れるワケとは

    ※2022年7月3日(日)撮影群馬県の西南部に位置する桐生市。人口は11万5000人、県内5番目の規模でございます。今回、同市に注目した理由は、ズバリやたら鉄道が走っているからまずはこちらの桐生の地図をご覧ください。4社の路線が各方面から乗

  • 蔵の街の盛衰ー知恵がカギ!デパート型 栃木市役所と蔵の街大通りー

    2022年7月、うだるような日差しの中、蔵の街 栃木を散策しました。デパートと一体となった栃木市役所、個性的な店名・外観の商店が軒を連ねる蔵の街大通り。これらは栃木の方々の知恵の結晶でしょうか。盛衰の歴史を重ねた街並みを歩き、国内地方都市のいまを追いかけます。

  • 蔵の街の盛衰ー栃木県の生んだ町 栃木ー

    前回はこちら内陸の商店街を堪能した前回に変わり、今回は蔵の街らしい眺めを楽しんでいきます。※2020年7月2日(土)撮影川沿いを散策高校生の日傘が夏らしい眺めです。この日の最高気温は37℃。突如やって来た真夏日に、日本中がざわついておりまし

  • 原宿駅 ~五輪と共に去りぬ老駅舎~

    若者の街の玄関はおじいちゃん2019年8月取り壊しが決まった二代目駅舎がお出迎え。1924年に竣工した木造の駅舎は、奇跡的に第二次大戦の戦火も免れ、今日まで原宿の玄関口として活躍しておりました。都内最古の木造駅舎であるため、JRから取り壊し

  • 蔵の街の盛衰 ー栃木市ミツワ通りー

    ※2022年7月2日(土)撮影都心から90分例年になく早めに梅雨明けとなった2022年刺さるような日差しの中、東武電車に揺られ栃木県は栃木市へ出かけてまいりました。出かけるまでは空調の効いた自宅でダラつき、「こんな休日もありだよ」という悪魔

  • 【お堀をまたぐ水の道】市ヶ谷水管橋を堪能

    市ヶ谷にある水道橋2020(令和3)年6月、TKPにお邪魔せねばならぬ用事があり、土日連日で市ヶ谷を訪れました。数年前にもご縁があり、何かとお世話になっていたのですが、今回初めてこちらの存在に気づいたのでありました。靖国通り(都道302号)

  • 【望郷の駅】早朝の南風崎駅で戦後の引き揚げに触れる

    おはようございます。この日は、2022年5月21日(土)朝6時。昨晩、仕事終わりに九州へやってきて、佐世保のネットカフェに一泊しておりました。今日は車で炭鉱の島 池島へ向かう予定。福岡空港で借りた素晴らしい乗り心地のトヨタ ヤリスに乗り込み

  • 宇都宮LRTの現況 まちづくりの未来を拓け2/2

    前回はこちら川の向こうは?続いて、鬼怒川東岸地域のLRT工事の様子(21.11現在)をお届けします。ここからはルートに沿って紹介します。時間順ではないので、さっそく日が暮れそうですが、ご心配いただかずに大丈夫です。鬼...

  • 華金後にゆく黄金島 佐渡日帰り旅~巨大構造物編~

    前回はこちら長いトンネルを抜けると歩いて15分ほどでしょうか、出口にやってきました。まだ目が慣れません。現在は当時の機材などの展示場となっています。建屋はかなり年季が入っていて乙な雰囲気です。平成元年に現役引退。羽振りがよさげな金山ですが、

  • 華金後にゆく黄金島 佐渡日帰り旅~入坑編~

    前回はこちら穴があったら入りたい大立竪坑から数百m下り、佐渡金山の拠点地域にやってきました。売店や入場券売り場、駐車場があり、まずはこの場所から観光するのが一般的でしょう。朝10時と早いことから観光客はまばらです。駐車場から狭い石段を登って

  • 華金後にゆく黄金島 佐渡日帰り旅~大立竪坑編~

    前回はこちらまずは鉱山の象徴 竪坑へ両津港から車で1時間。佐渡の西端の相川地区へやってきました。まずは金山エリアの最深部にある大立竪坑を見学、そこから鉱石が運搬されたように海へ向かって進んでいきます。竪坑(たてこう)とは地下に向かって垂直に

  • 華金後にゆく黄金島 佐渡を日帰りで巡る

    こんにちわ。コロナ規制のない3年ぶりのGW、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今回は、Twitterでおススメいただいた佐渡を訪れました。目的は佐渡金山の鉱山跡であります。旅には栄養が欠かせないはい、というわけで2022年4月28日(木)、

  • 宇都宮LRTの現況 まちづくりの未来を拓け1/2

    2021年11月20日、師走を前にしたとは思えない陽気です。今日は宇都宮へ向かいます。お目当てはこちら。芳賀・宇都宮LRT簡単に言えば開業を控えた路面電車であります。宇都宮駅と市西部の工業団地を結ぶ15㎞の路線で、2023年3月の開業を目指

  • しまなみ海道サイクリングを寝台フェリーで〆てみた

    どうやって帰ろう?新尾道から始めたしまなみサイクリングをどう終えるか悩んだ時、存在を知ったのがオレンジフェリーでした。愛媛を22時に出て、翌朝6時に大阪に着く利便性、宿泊しながら移動できるお得感、何より船旅がまとう旅情の魅力、そんなことから

  • 走る雪原パノラマ 秋田内陸縦貫鉄道完乗2/2 阿仁合⇒角館

    前回はこちら阿仁合駅本日は、2022年3月7日(月)、5分の乗り継ぎで急行 もりよしに乗車。マタギ資料館のある阿仁マタギ駅に立ち寄った後、終点 角館まで参ります。急行もりよしは、国内ではこの内陸線と秩父鉄道でしか見ることができなくなった有料

  • 走る雪原パノラマ 秋田内陸縦貫鉄道完乗1/2 鷹巣⇒阿仁合

    秋田県 鷹ノ巣この地名を知ったのは15年前、寝台特急あけぼので青森に向かう道中でした。これまで連れ添った日本海に別れを告げ、米代川に連れられ、山に分け入る列車を迎えいれた駅が鷹ノ巣。「鷹がいるような場所なのか」本州の果てに近づきつつあるのを

  • トンネルだけでない土合駅の魅力。鉄道とバスでゆく。

    前回はこちら【真冬の国境駅】2つの顔を持つ上越線 湯檜曽駅本日は2022年1月9日(日)、上越国境の旅2日目です。昨晩は仮眠を挟んだものの就寝は午前4時過ぎ。宿のチェックアウトは11時ですので、その気になれば存分に寝られます。ただ、スケジュ

  • 【国境の駅】真冬の上越線 湯檜曽駅

    前回はこちら13:40 水上発 E217系 普通列車長岡行き2022年1月8日(土)、水上から隣駅の湯檜曾(ゆびそ)駅を目指します。所要時間は5分程度。沿線人口が少ない地域のため、列車の本数は両手で数えるほどです。とはいえ、山岳ローカル線と

  • 【国境の駅】真冬の上越線 水上駅

    2022年1月9日(土)、道端に降雪の余韻が残る東京を発ちました。目指すは上越国境です。求めたのは、行く手が遮られ建物や生活を覆ってしまうような圧倒的雪景色。ただ、その行き先が北海道ではならないのでした。小説 雪国では「国境の長いトンネル」

  • 冬の釧網本線 最終で釧路へ 白銀のタンチョウ舞台を訪れる-北海道縦断part4/4

    前回はこちらラストランは釧網本線で戻ってきました網走駅こちらも終電間近のような雰囲気18:27発 釧網線普通列車で本日の最終目的地 釧路を目指します。先ほど「終電間近の雰囲気」と書きましたが、釧路行きはまさに本列車が終電でありました。...

  • 【あの頃に帰れる街】 目白・落合で模型とマンガを楽しみつくす

    子どもと一緒に楽しもう今回は、土日の隙間時間でも気軽に楽しめる都内のお出かけスポットをご紹介。テーマは子どもと一緒に楽しもうせっかくの休日だから自分も楽しみたい。そんな方がお子さんと同じ熱量で楽しめそうな場所を今回は取り上げたいと思います。

  • 碓氷峠 廃線ウォークを上下線堪能してきたpart7 熊ノ平信号場⇒峠の湯

    軽井沢・熊ノ平信号場はこちら12:40 熊ノ平信号場を出発釜めしを食べ終えた一行は再び歩き始めます。この先ではどこへ向かえば良いんだ笑横川方面へ向かう旧線本線が、アプトの道遊歩道として一般開放されており、峠のシンボルでもあるめがね橋を通って

  • 碓氷峠 廃線ウォークを上下線堪能してきたpart6 軽井沢⇒熊ノ平信号場

    では、最後に上り線ツアーに参加した際の様子をご紹介しましょう。碓氷峠の詳細な説明は、part1~5の下り線ツアーの方で紹介しましたので、こちらは鉄道好きというより「ちょっと変わったハイキングに出かけてみたい」と思われている方向けに書いてみた

  • 地理 碓氷峠 廃線ウォークを上下線堪能してきたpart5 熊ノ平→軽井沢

    新碓氷川橋梁・熊ノ平間はこちら15:20 熊ノ平発 第4トンネルへ熊ノ平から群馬・長野県境に向け、再び歩き始めます。まずは全町117.9mの第4トンネルへ軽井沢までのトンネル数は、下り線15本に対し、上り線は9本と大きな差があります。これは

  • 碓氷峠 廃線ウォークを上下線堪能してきたpart4 新碓氷川橋梁→熊の平

    峠の湯・新碓氷川橋梁間はこちら14:10 靄に包まれた新碓氷川橋梁へ場所は、こちら★横軽区間の中間地点に近づいてきました。やはり眺めが開けるとテンションは上がりますね。靄がかり、乙な雰囲気です。ツアー参加前は、雨天予報に参加...

  • 碓氷峠 廃線ウォークを上下線堪能してきたpart2 横川→峠の湯の探索

    3.21 霞む横川に降り立つ前日の天気予報ではツアーに参加する翌日は大荒れそれでも対策すればなんとかなる。そんな厳しいステージが用意され、余計に冒険心をくすぐられてしまったわたくしは予定どおり、彼の地に足を踏み入れたのでした。いざ横川反対ホ

  • 碓氷峠 廃線ウォークを上下線堪能してきたpart1~準備編~

    廃線ウォークは、横川・軽井沢間の廃線区間を所有する安中市の観光協会が主催するツアーです。今回、何を思ったか、このツアーの上下線いずれのコースも参加してしまった私がご紹介したいと思います。

  • 中村佑介展に行ってきた

    中村佑介というアーティスト平面に描かれた少女の横顔とカラフルな世界ミュージシャンのASIAN KUNG-FU GENERATION、作家の森見登美彦彼らの作品をファーストインプレッションを担うのが彼の作品だ。そんな彼の作品展が、東京ドームシ

  • 山と水の秘境を巡る 何でもあるぞ大井川鉄道 – part2/2

    大井川鉄道は個性あふれる魅力的な地方私鉄だ。蒸気機関車と顔つきのSLと出会い、どこへも行けない駅では怪音におびえ、そして湖に浮かぶ駅で絶景を見た。1日かけて廻った記録の後半戦です。

  • 0泊2日で行く!part2/2 水の街 郡上八幡

    前回はこちら岐阜県のおへそ 郡上八幡本旅のもう一つの目的地 岐阜県郡上八幡へやって参りました。群上と書いてぐじょうと読みます。これ大事。当地を訪れるにあたり、カーナビで検索をかけたわけですが、一向に登場しない郡上八幡の文字。そう、実際私もず

  • 0泊2日で行く!part1/2 車の街 名古屋を満喫

    どうも、コロナ禍にトヨタの書籍を読み、すっかり心酔してしまった筆者です。ジャストインタイム、カイゼン、かんばん方式・・・時代を通じて日本を牽引してきたトヨタの神髄。その実態をさらに学ぶことはできんか!ということで、名古屋にあるトヨタ産業記念

  • 【駅の無い街を貫いた鉄道】羽村山口軽便鉄道跡をゆく

    不名誉な称号?武蔵村山市東京都内、中央部よりやや西方に位置するこの自治体は、ある話題で良く取り上げられる場所です。それは都内唯一鉄道が走らない市であるため。移動の手段として公共交通機関の利用が一般的である東京都内において、この称号は、役所を

  • 【東海道五十三次】品川駅の南にある北品川。歴史香る宿場町

    高輪ゲートウェイエリアの開発、リニア開業予定と、今後大きな変化が品川エリア今回は、その中でひっそりと進められているもう一つのある計画にスポットを当てながら、東海道の宿場町 品川宿跡を辿ります。行っとけダイヤそもそもさっそく答え合わせになりま

  • 【旅行バブル】Go To キャンペーンは見逃せない

    7/22から始まるGo To キャンペーン!とうとう詳細が発表されました。今回は、その中でも特にGo To トラベルキャンペーンに焦点を絞り、ポイントを整理します。そう、要点の整理。ここでは、本キャンペーンの大まかな内容を掴んでいただければ

  • 関西重伝建地獄part4 幻の百貨店を生んだ五箇荘金堂

    まだまだ重伝建いきますよ。3日で7か所目。みんな違ってみんな良いのです。今度はこちら滋賀県東近江市にある五箇荘金堂(ごかしょうこんどう)地区です。前回の近江八幡市同様、近江商人の拠点となっていましたが、近江八幡市が商いの拠点だったのに対し、

  • 都心に残ったド級レトロ 築地市場の最後の雄姿を見てきたpart2

    そもそも市場ってなんだと、ここまで市場について書いてきましたが、そもそも市場ってなんでしょう。市場と聞くと、野菜などの生産者がテントを並べ、そこに我々が今夜の夕食の材料求めに行く憩いの場所!祝日に、公園の広場なんかに出かけて出くわすと嬉しく

  • 関西重伝建地獄part2 広大寺内町な橿原今井と未成線と政治を学べる町五條

    橿原に残る環濠集落続いて訪れたのは、奈良県橿原市にある今井町と呼ばれるエリア橿原は、現在の宮崎県からやってきた神武天皇が紀元前660年2月11日に即位したとされる場所。この即位した日は、建国記念日として現在も我々が触れる機会があります。そん

  • 関西重伝建地獄part2

    前回に引き続き、関西地区の重伝建を見ていきますよ。この旅も三日目となりました。脇目を振らずひたすら重伝建。ちょうど友人から連絡があり「関西でなにしてるんだー?」となったのですが、答えに窮することに笑 普通の人は、関西で3日もかけて街並み巡り

  • さらば絶望の350m 渋谷駅のホーム移設

    今年も早いもので6月。あと1月で1年の折り返しです。何もなければ今頃、来月の五輪に向けて賑わいが最高潮になっていたところでしょう。そんなこともあってか、この6月には都内の開発においても大きな出来事がいくつかありました。今回は、その中でも、渋

  • 関西重伝建地獄

    いきなりですが、重伝建という言葉をご存知でしょうか。正式な名称重要伝統的建造物群保存地区念仏のような漢字の羅列・・・正直あまり馴染みのない名前ではないでしょうか。ただ、「古風な街並みを散策したい!」という時に、この制度に選定されているかどう

  • 都心に残ったド級レトロ 築地市場の最後の雄姿を見てきた

    こんにちわ。早いものでGWから2週間。気温もぐんぐん上がり、夏の足音が聞こえてきました。早起きすると気分の良い季節。良いですねぇ。さてさて、季節は過ぎ去っていけども、まだまだコロ助さんが世間でのさばっており、お出かけにはもうしばらく時間を要

  • 番外編 2016年秋の天皇賞を振り返る

    こんばんわ。GW初日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回は番外編!いつもと違う話題でいこうと思います。さてさて、本日5月3日は、何の日でしょうか。そう、憲法記念b・・・春の天皇賞ですね。コロナ禍で様々なイベントが中止される中、無観客で開催

  • 雑踏のオアシス 原宿の東郷神社

    4月も3週目となりました。収まることのないコロナ禍。心地よい気候となってきて、外出へ動き出そうとする足を懸命に抑え込む日々であります。この戦争が終わったら、旅に出かけようと思うんだ・・・という死亡フラグはしまっておきましょう。というわけで、

  • ガード下わずか1.5m 新駅開業で姿を変える高輪橋架道橋

    こんばんわ。今日から新年度。心機一転というわけですが、新型コロナウイルスの感染拡大で、陰鬱なムードが社会を覆っています。今後、どうなってしまうのでしょうか。本日は、山手線49年ぶりの新駅、高輪ゲートウェイ駅!の開業によって消えてしまう珍百景

  • 白金→青山タウンウォッチング

    コロナの感染拡大が続いております。春分の日の本日3月20日。出かけるでもなく、半日ずっと家にこびりついた垢落とし(正確には、これまでの家事の怠慢)をしておりました。暖かい春の気候になってきたにも関わらずもったいないですが、干していた布団が食

  • 冬にしばれる北海道part5 夢か現か タウシュベツ橋梁ツアー

    前回はこちら:冬のしばれる北海道part4 根室本線の普通列車で釧路→帯広みんなのセコマおはようございます。朝7時前の帯広駅前です。本日は最終日、目指すは今回の旅の目的でもある北海道のおへそに残る旧国鉄士幌線のタウシュベツ橋梁でございます。

  • 冬のしばれる北海道part4 根室本線の普通列車で釧路→帯広

    前回はこちら:冬のしばれる北海道part2 根室本線をひたすら東進斜陽の街をあとに14:10釧路発キハ40普通列車で帯広へ向かいます。およそ3時間の旅路同区間を走るこの子スーパーおおぞらで行けば、およそ1時間半。半分の時間で行けてしまいが、

  • 冬のしばれる北海道part3 夕日の街 釧路で斜陽を知る

    道東屈指の都市、くっしろにやってきました。。。はい、切り替えて。釧路の駅舎は、ご覧のように正直だいぶくたびれてきております。1961年に竣工ですので、仕方がないでしょうか。戦後、駅舎の建設費用の捻出に頭を悩ましていた国鉄は、新たに民衆駅とい

  • 冬のしばれる北海道part2 根室本線をひたすら東進

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