日本の田舎でイギリス人とふたり暮らし。いたって普通の日常のこと、英語のこと、国際恋愛、国際結婚のことなど。
いつだったか忘れたが、何年か前に友人たちと一緒にフレンチディナーに行った。そのお店はとても小さな、こぢんまりとしたレストランで、テーブルが4つとあとはカウンターというレイアウト。高級感たっぷりというよりは、ビストロ的な要素もあって庶民的なお店だがでも地元では知る人ぞ知るな名店で、なかなか予約が取れないことで有名だった。運よく予約が取れたわたしたちは、女4人でその店を訪れ、美味な料理に舌鼓を打っていた。宴もたけなわ、デザートを楽しんでいたときのことである。隣のテーブルに座ったカップルの男性が、ウェイターの男の子から大きな花束を受け取り、彼女に手渡し、結婚してください!と言ってのけた。狭い店内に、…
わたしは夫に出会う前、ある男性を追いかけていた。 今思えば好きでもなんでもなかったのかもしれないが、その当時はなぜか彼に固執していた。 わたしは昔からインテリな人を好きになる傾向があり、どこか偏屈でこだわりが強く、芸術家肌でなんか影のあるような人にいつも惹かれた。 羅列してみると、こんな要素を持つ人が結婚に向くとはまったく考えにくい上に、自分が安らげるとは思えないなんてことは容易に想像がつくのだが、まぁ若気の至りってことで(若くないけど)。 その人はとにかくめんどくさい人だった。 自分から会話を広げようと努力するタイプでもなかったし、話を振ってもラリーは続かない。 趣味もなく、外には出歩かない…
巷で大論争を巻き起こしているバチェラー・ジャパン3の結末。実は一回も見たことないのだが、友人がすごい熱量でLINEを送ってきて「あんた最終話だけでも見て!!この怒りを共有したい!!」とのことだったので、昨日の夜に最終話だけ見てみた。 なにこれ、めっちゃむかつくやん!1話も見たことないど!!! 最終回だけ見てもすっごい腹たつ!!あらすじはざっくり友人から聞いていたけど、細かいことはまったくわからん。がしかし、まったくわからんがこの男がクソで、女は信じられんほどしたたかだということはひしひしと伝わってくる。 スタジオの男性陣は番組のことを考えて彼をすごく援護していたけど、指原さんの言葉を選びながら…
夫は仕事のかたわらで、作家活動(アート)をしている。わたしが彼のことをもっと知りたいと思ったのも、彼のパーソナリティはもちろんだが、その作品がきっかけだった。仕事ではないので、今は夫のペースで、夫がやりたいように作品を作り続けている。 自宅から車で30分程度走ったところで、いろんな作家の展示が見られるアートフェスが開催されていて、夫と二人で見に行くことにした。夫と美術館などに行くと、夫のペースがあまりにもゆっくりで、わたしはいつも夫を振り返りながら足を進めることになる。夫の見ている視点が凡人のわたしとはまったく違っていて、わたしが首をひねる作品でも夫は何か感銘を受けていたり、わたしの目にはとま…
ありがたいことに読者の方が最近少し増えたので、このタイミングで自己紹介をしてみる。 ここは、アラフォーにして結婚の気配すらなくのん気に生きていたところ、ひょんなことから知り合ったイギリス人と意気投合し、あれよあれよという間に結婚に至った人のブログである。 ちなみにこれまで、ろくな国際交流をしたことがなく、海外生活も経験ナシ。 にも関わらず、伴侶に選んだのがどういうわけか青い目(ではないが)の外国人。 学生時代英語をしこたま勉強していたおかげで文法の知識はそこそこ、言ってることも分かる。 しかし、日本人あるあるの、知識はあるがろくに喋れない!という有様。 幸いなことに夫は日本歴が長く日本語の理解…
男女限らずスキンシップが上手な人はモテると言われる。デートで初めて手を繋ぐタイミングや、ちょっとした時に体に触れるナチュラルさで、女子は男子にコロッと行ってしまうのである。 しかし身近なところを改めて見てみると、スキンシップが上手な人は総じてチャラいような気がしてならん。 いい感じのスキンシップっていつもなんかちょっとチャラい。それが相手にとってなんか心地よかったりした時に、おそらくモテるのであろう。 チャラいとモテるの境界線はいつの時代も曖昧だ。 わたしと夫の場合はちょっと特殊である。夫と初めて手を繋いだのは、初めてのデートの時だった。きっかけはとてもわかりやすい。それは、わたしが足を怪我し…
I love you. 世界中、誰でも知っている英語と言えばコレではなかろうか。映画やドラマ、本に漫画。いたるところに転がっているこの言葉。日本人も小さな子供からおじいちゃんおばあちゃんまで知っている(おそらく)。 日本人は、自分の気持ちを外に出すのが苦手な国民性を持っていると言われるが、わたしも例に漏れずまさにそれ。 「好きだよ」とか、ナチュラルに言える人、ほんっとうに尊敬する。爪の垢ください。人と人とが付き合っていく上で絶対必要なことやもん。みんな、言うたほうがええよ(お前が言うな)。 そこで気になるのはイギリス人って「やっぱ I love you って言うの?」ってこと。結論から言うと、…
バナナマンのラジオ「バナナムーンGOLD」を欠かさず聴いている。聴いたことない人はぜひ一度聴いてみて。めちゃめちゃ幸せになれるよ。 www.tbsradio.jp 8月30日の放送回で、日村さんが夏休み中に訪れていた旅先で些細なことかがきっかけで奥様と喧嘩し、無言のままレッドソックス戦を観戦しに行くも、途中で悔しくて涙が出てきて3回の途中でホテルに帰ってしまった、というエピソードを話している。 (ちなみに日村さんは今までアメリカで野球観戦を3回観に行っているのだが、途中で寝ちゃってイチローのホームラン見逃したり、熱出して見れなかったり、そして3度目の今回も奥様と喧嘩して途中退席と、一回もまとも…
友人(アラフォー)とLINEでやり取りをしていて、流れで「結婚生活のいいところを述べてみよ」という話になった。彼女は大手企業に勤めるバリキャリで年下の彼氏持ち。しかし結婚には興味なし、という独身貴族を絵に描いたような暮らしをしている。彼氏が人並みに結婚に興味があったらどうすんねん、と尋ねると、そうなったら別れるかもしれへん、とのこと。徹底しておる。 で、なぜ彼女が私にこんなことを尋ねるかというと、彼女からしてみればわたしも彼女と同類で(わたしは美人でもバリキャリでもないが)、結婚の気配はほぼなく生きてきたからだ。しかしわたしが突然降って湧いたような相手と結婚したもんで、冒頭の問いに繋がるのであ…
夫と見たいテレビが被らないという話をしたが、映画もしかり。 kumahat.hatenablog.jp しかし先日夫とレイトショーへ繰り出した。前回いつ一緒に映画を見たか思い出してみたら、一年前だった。前回見たのはコレ。 peacenippon.jp 映画っていうか映画じゃないっていうか…。 で、今回は何を見たかというと今話題のJOKERである。 wwws.warnerbros.co.jp いかにも夫が好きそうな映画である。わたしが一人だったら絶対に見ない類のやつ。でも話題になっているのは知っていた。いろんな著名人も絶賛しているし、SNSでもバンバン上がっている。 で、コレはマジで見てよかった…
夫は日本のお笑いを観ないけど、わたしはバリバリのバラエティ好き。バラエティに限らず、テレビが大好き人間だ。特にくだらなければくだらないほど好き。 では日常生活において、テレビはどうしているのか? 稀に一緒に見たいと思うものがある時を除いては、夫と一緒には何にも見ない。 …終了。 ま、単に言葉の問題もあるけれど、夫は日本のテレビが嫌いなのだ。何がそんなに嫌なのか、と聞くと、 「どうして日本はデザインにおいてとっても素晴らしい技術を持っているのに、 テレビにいろんな色で文字を流したり(テロップのこと)、いまだにニュース番組では紙のボードを使って解説したりするわけ?見づらいし、何のためにやってるの?…
夫の友人ファミリーが日本に来ており、私たちが住む県にも観光に来ると言うので会ってきた。先週のことである。 夫の友人はセルビア人でイングランド在住。 夫とは10年以上前にロンドンでルームメイトとして知り合ったらしい。 夫が彼に会うのはなんとそれ以来。 会うことが決まってから夫はそわそわしていたので、めちゃめちゃ楽しみにしていたのであろう。 さて、彼らに会うときに何しよう?どこ行こう?なに食べよう?とわたしたちは気を揉んでいた。 到着するのは2時から3時。ここからどこかへ観光に行くにはちょっと遅い。 でもディナーには早すぎる…。 家族連れで、小さい子供もいるし、何か遊べるところがいい。 とはいえな…
このブログの方向性がよくわからなくなってきた。わたし自身なにが書きたいのかよくわからないのである。読んでくださっている方からすれば知らんがな!の極みであるが、うーむ。 わたしは文章を書くことが好きだ。こうして思っていることをつらつらと書くだけで心がスッキリとしてくるし、手が止まることなく書けるときは、頭がさえていて、心も落ち着いているということである。 で。そもそもここはわたし的天変地異なことであった国際結婚をしたってことで、なんか面白いことが書けたらいいなと思って作ったブログである。 しかしわたしはある程度してから気づいてしまった。 国際結婚したからって、言うほど突飛なことが起こらへん。 っ…
ずいぶん前にこんなブログを書いた。 kumahat.hatenablog.jp 結婚するってことは、単純に家族が増えるということ。血の繋がりのない人が、ポンっと入ることで新しい風が吹いて、家族が活性化される、というような内容である。 弟もわたしも結婚してそれぞれの伴侶を見つけたことで、わたしの両親はほっと胸を撫でおろしたことであろう。 特にわたしな!問題児だったわたし!アラフォーになってものらりくらりしていたこの女。あぁ、両親の心中お察しします(目線おかしい) 上記のブログにもちらっと書いたけど、わたしが結婚しよう!と思い立ったのは、弟の結婚がでかい。弟のお荷物にだけはなりたくない!!!という…
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