プロフィールPROFILE

てぃねこさんのプロフィール

住所
未設定
出身
未設定

自由文未設定

ブログタイトル
球体間接人形日記
ブログURL
https://teineko.blog.ss-blog.jp/
ブログ紹介文
球体間接人形作りの日記のブログですが、人形が登場するオリジナルの物語も掲載しています。
更新頻度(1年)

47回 / 297日(平均1.1回/週)

ブログ村参加:2019/01/25

てぃねこさんのプロフィール
読者になる

てぃねこさんの人気ランキング

  • IN
  • OUT
  • PV
今日 11/17 11/16 11/15 11/14 11/13 11/12 全参加数
総合ランキング(IN) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 978,231サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
小説ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 12,021サイト
ファンタジー小説 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,172サイト
ハンドメイドブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 46,948サイト
手作り人形 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 281サイト
コレクションブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 7,341サイト
球体関節人形 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 218サイト
今日 11/17 11/16 11/15 11/14 11/13 11/12 全参加数
総合ランキング(OUT) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 978,231サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
小説ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 12,021サイト
ファンタジー小説 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,172サイト
ハンドメイドブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 46,948サイト
手作り人形 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 281サイト
コレクションブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 7,341サイト
球体関節人形 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 218サイト
今日 11/17 11/16 11/15 11/14 11/13 11/12 全参加数
総合ランキング(PV) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 978,231サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
小説ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 12,021サイト
ファンタジー小説 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,172サイト
ハンドメイドブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 46,948サイト
手作り人形 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 281サイト
コレクションブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 7,341サイト
球体関節人形 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 218サイト

新機能の「ブログリーダー」を活用して、てぃねこさんの読者になりませんか?

ハンドル名
てぃねこさん
ブログタイトル
球体間接人形日記
更新頻度
47回 / 297日(平均1.1回/週)
読者になる
球体間接人形日記

てぃねこさんの新着記事

1件〜30件

  • 「花の妖精フローラ」第一話 繰り返す思い出 第二節その1

       女の子の髪の毛は濃い黄緑色で、足は素足で靴を履いていなかった。  僕はたぶんこの花を撮るときに、花にピントをあわせるべく、いろいろとカメラの操作をしていたので、その場では気が付かなかったんだと思う。  しかも、その女の子が写っていたのはそれ1枚きりだったので、ますます撮影のときには気が付かなかったんだろうと思う。 (これって、もしかすると花の妖精なんじゃないか?)  僕はデジタル一眼レフのカメラの機能を使って、その妖精(?)の女の子を拡大してみた。  すると、カメラの方を見て、わずかに微笑んでいるのが見て取れた。 (えっ?!これって、カメラを意識している?)  僕は更に驚いて、この事実を誰かに伝えたくなった。 (インスタに、この状況と一緒に投稿するか?...あー、でも、それだと単にCGの合成写真としか思われないかもしれないな...)  ..

  • 「花の妖精フローラ」第一話 繰り返す思い出 第一節その2

       そして、今日はここ『はればれ高原』の野原を散策している訳なんだ。  いかにも雨が降りそうなどんよりとした曇り空なので、この高原を訪れている人もまばらで、気分的にものんびりしているんだ。  そう、僕はどうも人混みや雑踏が苦手で、観光地でも有名なところだと景色はいいのだけれど、何しろ人が多くて気疲れしてしまうんだ。  え?今日も一人で散策かって?  ああ、一人で散策することがほとんどだね。  以前、彼女と二人で散策したことがあったけれど、僕があんまりカメラであちこちと小さい被写体ばかり撮るものだから飽きられてしまってね。それ以来一緒には行っていないんだ。  彼女の仕事は別の会社のプログラマーなんだけれど、最近は仕事が結構忙しいらしく、あまり頻繁に会うことができないんだ。  時々会うのは、もっぱら週末の金曜か土曜の夜に、お互いの仕事がちょうど終わった後で、職場近くの居酒..

  • 「花の妖精フローラ」 第一話 繰り返す思い出 第一節その1

       こんばんは、てぃねこです。  今日から毎週金曜日の夜に物語を更新していきます。  タイトルは「花の妖精フローラ 第一話 繰り返す思い出」 です。  それでは、どうぞ、お読みください。 ーーーーーーーー  この梅雨の季節に野原を歩いていると、多く見かけるのは名も知れぬ野草の黄色や白の小さな花たちだ。  しかし、時折、そんな花の群れの中に小さな青い花を見つけることがある。  青といっても、それほど鮮やかな青ではなく、どちらかというとちょっとくすんだ薄い青だ。  僕はそんなあまり目立たない小さな青い花に心惹かれる。  え?僕の名前?  僕の名前は『楡島《にれじま》 光一』、古めかしい名前だねと良く言われるけれど、自分としてはそうは思わないし、むしろこの名前が気に入っているくらいだ。  え?僕の年?  これでもまだ28歳だ。これでもというのは結..

  • 青い炎と人形の物語 エピローグ

       デイテュラント帝国東部のシュベルトの町で起きた軍事侵攻の事件については、その後、政府による調査、新聞記者の取材、元ゲリマンの爪の将校に対する聞き取り等で、事の真相が次第に明らかになり、デイテュラント帝国を危機から救った魔女族、鬼人族、狼人族への関心や畏敬の念が高まり、新法案にて正式に自治区として独立することとなった。  もちろんデイテュラント帝国の中には反対する人々もわずかにはいたのだが...  また、今回の事件で、マリーは結局その素性を明らかにすることはなかったので、マリー個人の名前が表に出ることはなかった。  ところで、マリーとラウラの精神体は軍事侵攻が終わった12日の昼には故郷のヴィルレーデ村に戻ったが、精神と肉体に対する極端な負担のためにラウラの身体は回復するのに1週間近くかかってしまった。  また、これは後の話であるが、帝国陸軍本部で精神体を入れ替えさ..

  • 青い炎と人形の物語 第10章 一か八かの計画 その3

     突然の砲撃が始まったのは12日の未明のことであった。  デイテュラント帝国陸軍の戦車中隊がシュベルトの町へ続く道への進行を開始するのは12日の夜明けの命令であったが、それよりもわずかに早くボルソーカ国とラッシア国の連合戦車大隊は動き始めたのである。  ラッシア国のタル34戦車の大砲塔からの砲撃は国境線をまたいで、デイテュラント帝国陸軍のパンサー戦車に浴びせられ、中隊は大混乱に陥った。  また、タル12対戦車砲からの砲弾が垂直に近い着弾により、パンサー戦車の上部ハッチの薄い装甲を貫通し爆裂し、何台もの戦車が戦闘不能となった。  ボルソーカ国とラッシア国の連合戦車大隊はそのまま国境線を越え、デイテュラント帝国内に侵入し、そのままシュベルトの町へと侵攻を開始した。  この事態に驚いたデイテュラント帝国陸軍のクッシュ中佐はすぐさまヘルフリート少将に連絡を取り指示を仰いだ..

  • 青い炎と人形の物語 第10章 一か八かの計画 その2

       ラッシア国の首都モルダワにあるコラムレーン宮殿の指令室(王の部屋)で、スタルン総司令は、同盟国であるボルソーカ国の国境線に近い領域で、陸軍の戦車部隊を展開させているデイテュラント国の行動の真意を測りかねていた。 (ボルソーカ国国境線にいる我国の戦車部隊からの連絡によれば、デイテュラント国の戦車部隊は自国の方向に砲塔を向けているというが...ボルソーカ国の国境線を超えて侵攻するつもりは無いのか?)  スタルン総司令が思考を巡らしていると、部屋のドアがノックされた。 「スタルン総司令殿。ロプコフです。お伝えしたいことがあります」 「入り給え。ロプコフ大佐」  ドアが開かれ、軍服姿の男が入ってきた。  当然、ドアの左右にはスタルンお抱えの護衛の兵士が立っているのである。 「スタルン総司令殿。デイテュラント国に潜入しているカグベ特殊工作員からの連絡です」 ..

  • 青い炎と人形の物語 第10章 一か八かの計画 その1

       師匠のラウラが提案した計画は大きなリスクを伴うもので、確かにある程度の人の犠牲が予想された。  だが、現状のまま、魔女族、鬼人族、狼人族と帝国陸軍との間で内戦が勃発すれば双方の死傷者の数は比べ物にならない程増え、最終的に魔女族、鬼人族、狼人族の大量虐殺に至る可能性もある。  マリーは、ラウラの計画の詳細の是非を一つ一つ確認し、納得するに至った。 「わかりました。師匠」  ついにマリーは決断した。 「そうと決めたら、また私は飛ばなければなりません」  マリーは強い意志でラウラとエルケにそう伝えた。 「マリー」  ラウラは自分で提案した計画であったが、かなりの後ろめたさを感じていた。 「すべての事の成り行きをお前の力に任せてしまうことになる」  ラウラは言葉を続けた。 「もしかすると、私の命だけでなく、お前の命も危うくなるかもしれん。私にできる..

  • 青い炎と人形の物語 第9章 魔法の女王 その5

       砲弾のように飛ぶマリーの精神体は、夜の帳《とばり》が下りた空を、西へ、西へと向かっていた。  透明だがわずかに青く光輝くその姿は、魔法の心得がある者が見たならば、あたかも大天使のように見えたことだろう。 (なんとかしなければ...明日11日の夕刻までに!)  マリーはシュべルトの町の古いホテルでレオンが言った言葉を思い出していた___ 『マリー。君は戦いを避けたいようだけど、君が見てきたように、もう敵は戦いを避けてはくれない...もし、君が良い方策を思いつかなければ、僕らは明日11日の夕刻には敵の中隊に向かって魔法の幻影を見せて対抗しなければならない...待てるのはそこまでだ。それを過ぎたらもう僕らの邪魔はしないで欲しい...わかるよね?僕らは戦いを選択したんだ。僕も君のパパ達を傷つけたくはないんだ...』 (わかっている...でも、どうしたらいいんだろう..

  • 着物の仮縫いです

     皆様こんにちは、てぃねこです。  球体関節人形1号体用の着物の製作に着手しました。  とりあえず仮縫いの状態です。  和服の生地は大塚屋で購入しました。  今後も、すこしずつ前進していきます。  それでは、また。

  • 青い炎と人形の物語 第9章 魔法の女王 その4

       シュべルトの町へのVV親衛隊の襲撃が失敗に終わってから2日目の10日の夕陽が沈むころ、フランツとカーヤは古いホテルの半地下にある別々の部屋に軟禁状態となっていた。  半地下なので、部屋の高いところにある鉄格子のはまった窓からは夕陽の赤暗い光が差し込んでいた。  部屋の中にトイレやバスルームはあるものの、部屋のドアには鍵がかけられ、食事は日に2度、ドアの下の小さな扉から固いライ麦パンとミルクという質素な食事が差し出されるだけであった。 (これから...どうなっていくのだろう?...我々はもはや人質の意味はなさないと思うが...) ___『パパ!』___  窓の方を見ていたフランツは、突然の声にハッとして思わず後ろを振り向いた。  そこには___その空中には、薄青い半透明の一人の少女が浮かんでいた___ 「マ、マリー!」  フランツは驚きの声を上げ、..

  • 青い炎と人形の物語 第9章 魔法の女王 その3

       エレベータに乗ったリーフマン大尉は地下2階へと向かったが、その中には薄青い透明色の精神体のマリーも一緒であった。  ただ、その精神体は通常の人間には見ることはできず、魔法の力を持った者にしか見えなかった。  地下2階で降りたリーフマンは左手に進み、そのあと右手に曲がると、目的の留置場が見え、入り口の鉄格子の前には一人の警備兵が椅子に座っていたが、リーフマンの姿を見ると立ち上がり慌てて敬礼のポーズを取った。 「2号房の脱走兵に尋問する。開けてくれ!」 リーフマンの言葉に、警備兵は急ぎ留置場に通じる鍵を開け、鉄格子の扉を開くとリーフマンを入れて、そのあとは中にいる警備兵にバトンタッチした。  中にいた警備兵は急ぎ2号房の鉄格子の小さな扉を開け、房の中央にある金属の椅子に後ろ手で両手を手錠で固定され、また両足首も足枷で拘束されている女のところに行き、その拘束具合を確..

  • 徒然なる日記その1

    「徒然なるままに書く日記」____    本日から不定期に、「日記」というか「つぶやき記録」というか、そのような類の文章を書いていこうと思います。  多少、私見の多い文章となってしまうと思いますが、その点は、あくまでも個人の日記ということでご容赦願います。  それでは、お時間のある方はどうぞお読みください。 ●2019年9月13日(金)  本日は、とりあえず、三種類の文章を書いていこうと思っています。  第一番はちょっと堅い作文的文章、第二番は多少論文的な文章、第三番はかなり砕けた文章、という構成となっています。 <第一番>  本日は仕事で休みを取り、家の駐車場と前の道路との間に生えている雑草をむしり取る作業を行ったのですが、雑草を手でむしり取る動作は結構大変で、やっているうちに次第に汗ばんできて、やがて身体の周りをやぶ蚊がブンブンと飛び回る状態となってしまいまし..

  • 球体関節人形0号の製作途中

     皆さん、こんにちは、てぃねこです。  球体関節人形0号体が出来上がりました。  ...苦節、2年半...なんとか( ;∀;)  でも、そのうち半年以上は複製作りで、石膏の型を 作り、この人形の複製を作ったのですが、あまりうまく いかず、頭部だけで諦めました。  石膏の取り扱いは難しいですね...  また、元の人形の形状もあまり良くなかったです。  型を取るのであれば、そのように設計して作らないと ダメであることがわかりました。  まがりなりにも、とりあえず、人形は2体出来たので、 あとは、和服を作っていこうと思います。  でも、将来的には、もっとコンパクトな球体関節人形を 作って服作りをしていきたいです。  それでは...現段階のレポートでした。

  • 青い炎と人形の物語 第9章 魔法の女王 その2

    「何っ!壊滅させられただと?!」  ヘルフリート議員は驚きと怒りのあまり、黒い電話機の受話器を掴む指が小刻みに震えた。  彼こそ、ファシーズ党の最右翼の派閥である『ゲリマンの爪』派の代表であり、かつ、帝国陸軍の少将の地位にもあり、今回視察団が訪問したシュべルトの町にVV親衛隊を送り込んだ張本人でもあった。 『そ、そうです!ヘルフリート少将殿』  電話の相手は帝国陸軍VV親衛隊の記録員の男であり、こちらの声も電話機の向こう側で震えていた。 『私が双眼鏡で確認した限りでは、隊員達は誰もいない方角に向かって一斉に射撃を行い、その少し後に、、、今度は慌てて銃を乱射し始めて!、、、そればかりか、今度は味方同士で銃を撃ち合い、最後に残った一人はどこかから狙撃されて8名全員が倒されました!』  VV親衛隊の記録員の報告を聞いたヘルフリートは、電話機と受話器を持ったまま、黒い牛皮の..

  • 青い炎と人形の物語 第9章 魔法の女王 その1

     マリーは質素だが手の込んだなベッド上で月曜の午後はずっと目を閉じうつらうつらとしていた。 (...なんだろう?この胸の奥に輝いて回転する青い宝石は?...ラウラ師匠は、私の本当の力の根源が結晶化したものだと言っていたけれど...実際に胸の奥に宝石が入っているわけではない...でも、ハッキリと見える!...この宝石は私の一部なの?)    そのとき、マリーの精神の大部分が、自分でもはっきりとわかるほどに自分の身体と分離し、自分の身体を天井から見下ろしていることに気が付いた。 (え!?これって魂が身体から抜け出たの?、、、いえ、、、違うわ。それとは違う!分かる。分かるわ!、、、自分の精神の一部分はまだ、あの身体の中にある!)  彼女が思う通り、彼女が見下ろす身体は穏やかな寝息を立てて、軽く寝返りを打った。 (そう...身体に必要な最低限の精神は、あの身体に残って、今、..

  • 球体関節人形1号体制作の途中経過

     こんにちは、暑い日がまだ続きますが、 皆様お元気でお過ごしでしょうか?  球体関節人形1号体が、苦節1年あまりかけて...ようやく、 ようやく、髪も植えて、身体が出来上がりました。  何分、初めての制作なので、出来栄えは......ですが....  来月からは、いよいよ、和服を作っていく予定です。  人形作りよりも、すっかり、物語作りがメインになってしまいましたが...  また、いずれ、途中経過を報告します。 p.s. 0号体は別の場所で髪が植えられるのを気長に待っております。

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その10

       鬼人族の女[ヴァネサ]との情事の後に、フランツはうつ伏せに寝ている彼女の傍らで半身を起こし、窓の厚いカーテンを少しだけ開け、月明かりの青黒い闇に目を凝らしていた。 (しかし...妙なことになってしまった...これでは、マリーやルイーゼに申し訳が立たないな...カーヤにも...カーヤはザスキアに操られているように見えたが...彼女の意思はどこまで表れているのだろう?)  フランツがそこまで考えたときに、レオンの強力な精神の触手がフランツの頭に飛び込んできた。 『フランツさん。それでは、あなたにも戦場の現場を見せてあげましょう!心配はいりません。あなたの隣にいるヴァネサにはあなたの体を見守るように伝えてありますから』  フランツはレオンに、自分達の情事を盗み見られたのではないかと思い、顔から火が出るような思いにかられたが、レオンはさりげなく、その考えをかわした。 ..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その9

    第8章 戦慄の魔法兄妹 その9 「ブルクハルト王子...それは、もしやザスキアのことですか?」  フランツは少々驚いて尋ねた。 「...ええ。その通りですよ。フランツさん。私とザスキアとは、軍の中では上司と部下ですが、 それ以外では恋人関係とも言えますが...」  そこでブルクハルトは言い淀んだが続けて、 「何しろ、彼女は自由人で、こういった浮気は結構あってね...まあ、私も、似たようなところは ありますが...もう、慣れましたよ」  と、そこまで言うと指を鳴らした。  すると、また給仕の二人の女性が現れ、ブルクハルトとフランツがほぼ食べ終えたメインディッシュの皿を下げると、続けて食後のウィンナコーヒーを運んで来た。  そして、二人の前にコーヒーのカップを置くと、厨房に戻らずに、そのまま二人の椅子の横に 一人ずつ立ったのであった。    ブルクハル..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その8

     第8章 戦慄の魔法兄妹 その8 「僕とレオナの二人で応戦しますよ」  レオンが答え、それに対してレオナも頷いた。 「二人だけで?」  フランツはいぶかしげに尋ねた。 「...フランツさん。僕たちの力をあなどってはいけませんよ?今まであなたにお見せしたものは、ほんの小手調べです。本番の戦いのときには...あなたの頭に戦いのイメージを送りましょう」 「そうよ!レオン兄さんは凄いんだから!」  レオナが追いかけるように付け足した。 「情報によれば」とブルクハルト。 「敵の奇襲は明日の未明、朝の4時だとのことです...それまでは、フランツさん。お部屋でゆっくりとお休みください...時間がくればハウスキーパーの女が起こしに行きます」 「...私のことは拘束しないのですか?」   「あなたは逃げたり、下手な抵抗をする人ではないでしょう。もっとも逃げるこ..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その7

     第8章 戦慄の魔法兄妹 その7  フランツ達4人にメインディッシュが運ばれてきた。  運んできたのはレオナと二人の大人の若い女性の給仕、そして、もう一人は何と地下に行ったはずのレオンであった。 「お待たせしました。羊と鹿のヴルストとザワークラウトです」  レオンは楽しそうにフランツに対して給仕し、カーヤにはレオナが給仕した。 「『魔の帝王』レオン。視察団の彼らは今どうしているんだ?」  フランツはレオンにストレートに尋ねた。 「ああ、フランツさん。『魔の帝王』は余計です。レオンでいいですよ。ええ、彼らはそれぞれ楽しんでいます」  レオンは歌うように楽し気に言った。 「ロータル議員、エッボ議員、ディーターさんとユルゲンさんは二人の美女と夜のラウンジでお酒を飲みながら政治関連の話で談笑しています...ヨーゼフ博士とアウグスト神父は昼間のカフェで、こちらも二人..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その6

    青い炎と人形の物語  第8章 戦慄の魔法兄妹 その6 「そこから先は、私に説明させて!ザスキア姉さん」  『魔の女王』レオナは、再びフランツとザスキアの前に現れた。 「『歯立ての儀式』はね。フランツさん。どうしても仲間に引き入れたい場合にも使うことがあるのよ。ザスキア姉さんはそれをしたかった」  レオナの言葉にザスキアは、 「まぁ。『魔の女王』様はおませだこと」 と一言だけ返して、グラスの中の白ワインを飲み干した。  レオナはそんなザスキアを横目で睨むように見つつ言った。 「...ところで、フランツさんとカーヤさんの会話や強い思考については、バルリンのホテルに滞在していたときから全て聞かせてもらったわ」 「えっ?!...もしや人形が」  フランツははたと思い当たった。 「そう。その通り。あなた方が受け取ったマトリューシアには、私達の先祖の..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その5

    青い炎と人形の物語 第8章 その5  第8章 戦慄の魔法兄妹 その5  フランツはディナーの間にできる限り情報収集に努めようとした。 「『魔の女王』レオナ。君もザスキアと同じく鬼人と魔女のハーフなのかい?」 「ふふふ。フランツさん。12歳の私に女王というのは抵抗があるでしょ?レオナでいいわよ」  相変わらず、大人のようなレオナの返答であったが、その直後、何かの獣の成分のような香水の香りと、前頭と鼻腔の奥にビシッと放電が走ったような感覚がした。  しかし、フランツ自身は特にそれ以上の変化を感じなかった。  すると、メインディッシュは、まだこれからのはずであるが、皆がにこやかに立ち上がり、食堂の入口に現れた12歳くらいの少年の方に近寄り、皆挨拶や握手を交わした。  その挨拶の仕方はどう聞いても、相手が大人の有力者であるような接し方であった。 「フランツ君。..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その4

     第8章 戦慄の魔法兄妹 その4 『これが、最期の晩餐《ディナー》になるのだから、ゆっくり召し上がってくださいね?』  給仕の少女の一言はフランツの頭を混乱させた。 (どういうことだ!?...最期の晩餐とは?...もしや、我々は捕らわれの身となるんじゃないか?)  フランツはグラスの中の純粋な炭酸水を飲み、混乱した頭の整理にかかった。 (落ち着け!フランツ!...あの少女が、もし魔女で、そう告げたのだとしたら、すでに我々は視察団という名の人質として迎えられていることになる!...逃げることはできないだろう...後は我々の処遇がどうなるかだが?) フランツは味もわからぬままにスープを急いでスプーンで飲み始めたが、左となりに座るディーターが小声で話かけてきた。 「あの、フランツ先生...」 「...えっ!?ああ、ディーターさん。何か?」 フランツはあわ..

  • 青い炎と人形の物語  第8章 戦慄の魔法兄妹 その3

      第8章 戦慄の魔法兄妹 その3  いきなりヨーゼフ博士に強烈な一言を浴びせかけれたアウグスト神父は、若干の苛立ちと怒りを覚えたが、そこは聖職者らしく威厳を持って答えた。 「左様です。ヨーゼフ博士...皆さん今晩は、帝国教会神父のアウグスト・ホーエンローエ・ジーゲルトです」  アウグスト神父の眼鏡も丸かったが、その厚みはヨーゼフのものよりだいぶ薄く、口元の髭は綺麗に剃ってあった。 「さて、我々教会の聖職者としては、民衆の不安に何よりも耳を傾けなければなりません。鬼人族と狼人族、そして魔女族と呼ばれる人々については、いまだに様々な事件の情報が教会に寄せられています。ニュースとなるような大きな事件ではありませんが、人々の不安には根強いものがあります」  アウグスト神父の最後は落ち着いた言い回しに対して、ヨーゼフ博士も落ち着き払って答えを返した。 「長くなりそうなので..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その2

     第8章 戦慄の魔法兄妹 その2  夕食の時間になり、視察団一行は三々五々、食堂へと集まってきた。  しかし、大きな長方形のテーブルは8人掛けで、テーブルの長い辺の片側にはファシーズ党のエッボ議員、帝国教会のアウグスト神父、議員秘書のユルゲン、そして対面の席にはメンシュナ党のロータル議員、ヨーゼフ博士、議員秘書で今回の幹事のディーターが腰を下ろし、長方形の短い辺の片側にはベンジャミン少将、その遠い対面にはフランツが座ることとなった。  そして、少し遅れて入ってきたザスキア少佐とカーヤは8人掛けテーブルのファシーズ党側の横の4人掛けのテーブルに向かい合って座り、ポーターの男たち二人は、先に夕飯を済ますように言われていたようで、フランツ達とは入れ違いで食堂を出て行ったのである。  そして、全員が着席したところで、視察団幹事のディーターが立ち上がり挨拶を始めた。 「皆様..

  • 青い炎と人形の物語 第8章 戦慄の魔法兄妹 その1

     第8章 戦慄の魔法兄妹 その1  視察団一行が馬車でシュべルト町に到着したときには、日はもう西に傾きかけ、体の芯まで凍り付くような冬の極寒の風がびゅうびゅうと音を立てていた。  祖国デイテュラントのお隣のポルソーカ国の端にあるシュチェリン駅からタクシーで1時間半、そこからは舗装のない道が続くので、馬車で3時間かけてようやくシュべルト町にたどり着いたという訳である。  しかし、この地方では気温はかなり下がるものの雪の量はさして多くなく、湿度も極端に低いせいか少しだけ降っている雪は全て強い風に舞っている状態となっていた。  赤い西日の最後の残光が黒い山脈に隠れる寸前に、一行は町の公民館兼ホテルに到着することができた。  そして屈強なポーターの男たち二人の手によって、荷物が次々と各人の部屋へと運びこまれた。 「大変お疲れ様でした。皆様。それでは、夕食はきっかり6時に1階..

  • 青い炎と人形の物語 第7章 血と魔法 その4

    こんばんは、てぃねこ@ハニーたろべネコです。  新たな魔法の力の片鱗が見え始めたマリーです。  彼女の体は回復するのでしょうか?  それでは、物語をどうぞ。  第7章 血と魔法 その4  大量に出血したマリーは、その後丸2日間眠り続け、ようやく目が覚めたのは学校が冬休みに入る前の最終週の月曜日の早朝であった。  最初、目が覚めたときに、マリーは自分がどこにいるのか分からなかったが、やがて、ここはラウラの家で、初潮が始まる直前の魔女の『血の洗礼』を受けたことを思いだした。 (今は明け方のようだけど...何日何だろう?)  マリーは、そして、思いだしたように、両手のひらで恐々《こわごわ》と両頬に触れてみた。  両頬は痩《こ》けたものの柔らかく弾力があり、こびりついた血の後は感じられなかった。  そして、毛布を捲《めく》り体の方を見ると、自分が持っ..

  • 青い炎と人形の物語 第7章 血と魔法 その3

    てぃねこ@ハニたろべネコです。 人形作りと、オリジナルの物語の部屋です。 「青い炎と人形の物語」の第7章です。  いよいよマリーに試練の時が訪れようとしています...では、物語をどうぞ。 第7章 血と魔法(その3)  マリーは悪夢にうなされていた。  黒い悪魔が彼女の体中を棘《いばら》の蔓《つる》で縛り上げているのだ。  (痛い!...解いて!この棘を!)  それでも、悪魔は棘の蔓を緩めずに、逆にますます強い力で縛り上げていく。  悪魔の口元が引きつったような笑い顔になったところで、マリーは痛みのあまり目を覚ました。 「あああぁーっ!」  ところが、目が覚めると痛覚もはっきりと覚醒し、痛みはより激しいものになった。 (何なの!?これは?、、、痛いっ!体中が痛い!)  マリーは痛みのあまり上半身を半分起こしかけたが、体..

  • 青い炎と人形の物語 第7章 血と魔法 その2

    てぃねこ@ハニたろべネコです。 人形作りと、オリジナルの物語の部屋です。 「青い炎と人形の物語」の第7章です。  マリーの試練とは、いったい何が始まるのか?...では、物語をどうぞ。 第7章 血と魔法(その2) 「マリー、今週は、学校のほうはどうだったかい?」  スプーンでシチューを口に運びながら、ラウラは陶器のコップの中の赤葡萄酒を飲んでいた。 「はい、特に大きなことは...いえ...ちょっと気になる転校生が来て...」  マリーは焼けたジャガイモの皮を剥く手を休めて、少し言い淀《よど》んだ。 「ザーラのことかい?」  ラウラの言葉にマリーは驚いた。 「え?なぜラウラ...いえ師匠はご存知なんですか?」 「転校生のザーラがマリーの監視役であることは、リーゼの手紙に書いてあったよ...ちょっと前までは、リーゼが全てを掌握していたが..

  • 青い炎と人形の物語 第7章  血と魔法 その1

    てぃねこ@ハニたろべネコです。 人形作りと、オリジナルの物語の部屋です。 「青い炎と人形の物語」の第7章です。  いよいよ、マリーに試練の時が訪れようとしています...では、物語をどうぞ。 第7章 血と魔法(その1)  森のはずれの少し木がまばらになった辺りに、その家はひっそりと建っていた。  深い焦げ茶色で、大きさは、、、まぁ一人が暮らすには十分であったが、今日からは二人が暮らすことになるので、いささか窮屈《きゅうくつ》な間取りと言えた。  そして、夕暮れの今、小さな煙突から香ばしく食欲をそそる匂いが立ち上り、冬の風にくるくると舞っていた。  家の中にはやや歳の行った女が一人、暖炉のかまどの前で鉄鍋の中の濃い茶色の豚角と玉葱のシチューを杓子で1、2回ほどかき混ぜた後に、人参の形に似た何やら怪しげな肌色の根っこを鍋の中に投入した。 「この紅心人参が..

カテゴリー一覧
商用