chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
岩手県盛岡市 【リヴァープレス社】 編集者日記。 https://riverpress.exblog.jp/

これまで25カ国を訪れ、国際福祉・住宅問題(居住福祉)などの分野で取材を続ける編集者によるエッセイ的ブログ。

riverpress
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/01/25

arrow_drop_down
  • 【重要】ブログ移転のお知らせ 2022.10.23

    自分にとっての「書く」作業は、誰かや何かの事象を取材したり、調べたりして初めて文字として表現するものでした。しばらくは、一人称つまり「私は──」という書き...

  • ご縁

    〇日 気がつけば、10月。大切な人との別れ、その別れが大切な人との再会を導いてと、そんなことの繰り返しだったのが9月。ふと思い付きで夕刻の飛行機に乗って遠...

  • レモン

    レモンというと、勝手に夏のイメージを抱いていたが、収穫時期は晩秋から冬。国産レモンの需要が高まってきて、広島や愛媛産のレモンをスーパーの店頭で見かけること...

  • そんな本には手を出すな

    ブックオフ。以前より、ここに来る頻度は減ったが、この日も30分ほどいて、1冊も買わずに店を出る。昨年の芥川賞から、この10年の同受賞作がずらりと並ぶ。全て...

  • 絵本に学ぶ──慈しむということ

    意味や答え、成果ばかりを求めてきた自分の愚かさを、初雪みたいな淡い純白で覆い隠してくれる本の世界は、紙の感触を指に感じてページをめくる人にのみ訪問が...

  • 絵本に学ぶ──慈しむということ

    意味や答え、成果ばかりを求めてきた自分の愚かさを、初雪みたいな淡い純白で覆い隠してくれる本の世界は、紙の感触を指に感じてページをめくる人にのみ訪問が...

  • ママが言ってた

    〇日 外付けHDに保管してきた写真の数は数万枚。カメラを生業にしてきたわけではないが、リヴァープレス社では、常に、取材と撮影は一緒に行ってきた。現場では、...

  • ふれさせて

    国や宗教、文化によって、パーソナルスペースは大きく異なり、日本人は他者との距離感が比較的広めといわれている。近い、狭いですぐに思い浮かぶのは中国人やインド...

  • ひとりの時間

    A子さん宅で次回の本の打ち合わせ。肴町商店街近くのマンションがお住まい。早めに近くの駐車場に着いたので、文房具店で千円万年筆を買う。なぜ千円かというと、世...

  • 明日

    〇日 母の施設から、本人が冬物を重ね着して困るので、夏物を用意してほしいとの連絡。シマメラに行って、適当なのを見繕う。何十年も洋裁のプロだった母の目は肥え...

  • 南風

    関東以西は梅雨が明けたという。関東甲信では過去で最も早く、東海と九州南部では過去2番目に早いそうだ。梅雨は春から盛夏への季節が変わる時期に、雨や曇りの日が...

  • なんかなあ

    〇日 北海道。札幌を起点に何カ所か回り、実家のあった(過去形)でお寺の住職とお会いする。長い間、骨堂に納めていた祖父母、父、成人して間もなく亡くなった父の...

  • God bless you.

    自分で書く文も、人さまの文を編むことも、作業量はコロナ前の数分の一にまで減った。意図して減らしてきたせいもあるが、コロナが社会の仕組みを狂わせ、この間、自...

  • プロとして

    スニーカーが古くなったので、靴屋さんに新しいのを買いに行く。といっても、何を基準に選んだらいいのか分からない。店内では、コーナーを行ったり来たり。店員のお...

  • 見えぬものでも

    米内浄水場。今年もコロナで入場できなかった。桜が苦手な自分でも、ここのハナモモが好きで、毎年、見学していた。連休のこの時期が、満開。心で見なければものごと...

  • おとずれ

    世の中全体が浮足立つ、桜の季節は好きじゃない。桜に人が引き寄せられるのは、案外ほんとに、樹の下に死体が埋まっているからじゃないか、と本気で考えてしまう。「...

  • 忘れろ

    〇日 出版物を再整理する。「家と人。」だけで32号、各号100冊の取り置きとして3200冊。その他の書籍も同様に100冊ずつ保存してきたので、家の中にはま...

  • 注意資源

    〇日 20年近く使ってきたボールペン、パイロットのスーパーグリップ。取材時は1.2ミリ、ノートに整理するときなどは1.0ミリと使い分ける。インクが滑り過ぎ...

  • 性格は顔、外見は髪

    〇日 ピンポーン。A社のBさん、Cさん。退職や移動の挨拶に寄って下さった。3.11の直後から、共に被災地に出向き、ビルダー、エンドユーザ、双方に住宅性能の...

  • 私の中の

    〇日 肋骨を痛めたのは2月14日。きっと折れていた。玄関前の凍結したステップで、スッテンコロリンとなるところを、左の脇で手摺りを抱えた。2年前と同じ痛み。...

  • スナック キズツキ

    ロクちゃんは、口を開いた途端に見える前の歯5本のうちの3本が銀歯だった。青森県境に近い岩手県北の町の生まれで、津軽弁でも盛岡弁でもなく、絶対真似のできない...

  • 大雪とトラブルと携帯

    札幌は記録的な大雪。新千歳空港行の電車が止まると、空路の予約客は空港バスになだれ込む。が、悪天候時は、高い確率で高速道路も通行止め。一般道は大渋滞となり、...

  • 〇日 雪が多い。寒い。玄関前のステップは今年も、氷が小さな山となってツルツル。ちょっと気を抜いた瞬間、また転倒。手すりにしがみつき、脇腹で身体を支えた。肋...

  • On the Sunny Side of the Street.

    NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。朝ドラはどうして、関西ものがおもしろいんだろう。毎日、半泣きしながら、楽しく拝見。ドラマのキーワードの一つに...

  • On the Sunny Side of the Street.

    NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。朝ドラはどうして、関西ものがおもしろいんだろう。毎日、半泣きしながら、楽しく拝見。ドラマのキーワードの一つに...

  • 眺める言葉

    テレビを視るのもラジオを聴くのも資料を読むのも嫌になったときは、ネコをなでるか詩集を開く。最初に詩の楽しみを教えてくれたのは「詩とメルヘン」という雑誌だっ...

  • 年末と年始のこと

    12月〇日この時期は、お客さんが多い。A子さん来訪。2年ぶり。一昨年、ご家族を亡くされたことを初めて知る。コロナが猛威をふるう時期。「人生には、いろんな...

  • 部屋

    あたたかな、と聞いて、思い出すのは二つの場面。一つは、茶の間の真ん中に置かれた石炭ストーブ。厳寒期にはマイナス10℃にもなる私の故郷では、11月のはじめ...

  • 敬意

    ネコが来て9カ月になる。去年の今頃は、2日に一度は縁側に来て、窓の向こうからじっとこちらを向いていた。雪が積もり、気温が下がり、真冬になってもやってきた。...

  • 人生は、いつもちょっとだけ間に合わない。

    〇日屋根の塗装、玄関前の門扉の工事が終わる。リフォームから3年も経たないうちに塗装が剥げ、外構のブロックが崩れた。冬、玄関外の階段は常に雪解け水で凍結し、...

  • 撮ること。

    カメラマンの小原玲さんが亡くなった。創刊間もない写真週刊誌を中心に活躍。天安門事件の写真はLIFE誌の「The Best of LIFE」にも選ばれた(写...

  • 書くこと

    パソコンにメモを記録した時期もあったが、また手書きのメモに戻っている。3号というA5のノートに、気になった言葉を書き写す。新聞を読まなくなって、メモは滅っ...

  • 川の街

    北海道から帰ってから、ずっと体調がよくない。毎年、この時期は盛岡にいても寒冷アレルギーで絶不調。一足先に冷えを取り込んできたらしい。マスクをしながら歩くの...

  • 歩く

    〇日 内丸の喫茶店で、A新聞・B部長とお会いする。11月から始まる新連載について打ち合わせ。「岩手」を気にせず、むしろグローバルな視点で書いてほしいとのお...

  • 欠けて見えるもの

    義母のお墓がある新庄墓園は、管理が行き届いてどこも清潔なだけでなく、周囲を山に囲まれ、空が大きく、高く、澄んで見える。盛岡でいちばん好きな場所と問われれば...

  • 岩手県芸術選奨受賞

    三上信夫著「みはなだ色の夢」の編者であり、配偶者としても信夫先生を支え続けてきた三上れい子先生が、このたび同著で岩手県芸術選奨受賞を受賞されました。表彰...

  • モノクロ写真

    デジタル写真の流通以前はカラーはプリント、ポジともにラボに預けるほかはなく、プリントを手焼きで仕上げるのは有名な作家くらいだった。しかし、逆にモノク...

  • 秋の夜の女性ヴォーカル

    テレビがうるさい。テレビを消してラジオにすると、また、うるさい。一瞬でも沈黙をつくってたまるかとばかり、あらゆる音で「間」を埋めようとする。ドラマを見ても...

  • 夏なんです

    〇日 コロナ禍。毎日毎日、感染者、重症者、死亡者が過去の記録を塗り替え、緊急事態のさなか、オリンピック、高校野球、パラリンピック。テレビで子どもが泣いてい...

  • 不格好

    〇日 母が入所している施設から連絡。出向いて、新しいケアマネさんの話をうかがう。要介護認定がきびしくなっているとのこと。身体、認知、生活機能がどんどん悪化...

  • 図書館

    札幌から盛岡に移り住んで最初のアパートが高松だった。駅からクルマで15分、当時の競馬場まで歩いて3分ほどで、少し足を伸ばせば高松の池があり、池の畔には市立...

  • 図書館

    札幌から盛岡に移り住んで最初のアパートが高松だった。駅からクルマで15分、当時の競馬場まで歩いて3分ほどで、少し足を伸ばせば高松の池があり、池の畔には市立...

  • 帰属

    にび色の雲は厚く、時折大粒の雨をばらまいている。アスファルトは雨を鋭角にはね返し、膝のあたりまで泥と水滴でびしょびょに濡らした。表通りからビル群の裏手に足...

  • 新刊「88歳のジーンズ。」三上れい子 著

    岩手山が朝日を受け、ピンク色に染まる頃、裁縫道具を詰めたリュックを背負い家を出る。バス、電車を乗り継いで出向く、みちの奥の町や村。講習を待ち焦がれた人たち...

  • 敗北感

    〇日かかりつけのクリニックで受診。1カ月前、高血圧とコレステロールの薬を処方された。薬のせいなのか、6月上旬、150を超えていた血圧は130を超えることは...

  • 楽の上

    〇日 ネットで予約した市内の病院で一回目のワクチンを接種。待合室で待つこと30分。処置室で腕を出し、注射を終えるまで5秒。翌日は、針を刺したところが打撲の...

  • 正しいやり方

    この数カ月、週に2度3度、A子さん(もとアシスタントさん)に来ていただき、編集作業を進めた。1冊はとうに終わっていていいはずの書籍だったが、思いのほか長引...

  • かなしいことがあったら

    〇日処方された睡眠導入剤、降圧剤を服用し始めた翌日から、全身脱力状態となる。朝起きても、しばらくソファにもたれたまま。身体が何かに制御されているのが分かる...

  • 事件

    ラオスの旅を終え、バンコクに戻る。復路は大韓航空でバンコク―ソウル―青森。搭乗手続き、出国審査を済ませ、人のいないベンチで時間をつぶした。トイレに寄った。...

  • Imagine

    〇日保護ネコ。3年以上(動物病院の推定)も野良だったくせに人なつっこいネコだ。犬みたい。以前飼っていたネコは、こっちにおいでといっても全くいうことをきかな...

  • 【Laos =Luang Prabang】=精霊と黄金の仏たちが棲む古都、ラオス・ルアンパバーン。

    遥かチベットに源流を発する大河メコン。その中流域に位置するラオス・ルアンパバーンは、14世紀から18世紀、ランサン王朝の首都として栄えた街として知られてい...

  • 書くことの効用。

    取材の際には、大量のメモを取る。ノートの罫線など無視した大きな字で、手元も見ずに書き殴るのである。こんな調子なので、手帳を持っても意味がない。1回で半分く...

  • 確率

    〇日A新聞の特集記事、校了。11000字。担当のB子さんから何度も細かい指摘があって大事なところを見逃すのを免れた。新聞記事は文章力ではなく、裏付けの正確...

  • なかったことにしないでほしい。

    昨年の秋から庭先に通ってきたノラネコ。週に何度か縁側で休むようになって撫でてやると、体をすり寄せる。この冬は週に何度か、マイナス10℃の日もよれよれになっ...

  • 「生かされている」ことへの視線

    家の前にあるグラウンドでお母さんと幼い女の子が遊んでいる。まだ湿り気の残る地面を駆けながら「1年生になったら 1年生になったら」と歌う様子を、お母さんはう...

  • 貧しくたって

    写真集「まなぐ」。かつて「日本のチベット」と称された北上山地の辺境で生きた人たちの写真を中心としたB4変形108㌻の一冊である。撮影者は三上信夫さん。19...

  • モダニスト

    〇日花粉症なので、くしゃみ、鼻水。毎年、この時期は耳鼻科。11月から12月にかけても寒さでアレルギーになるので年に二回はお世話になっている。前回受診したと...

  • LINE

    ○日夕刻、A先生から電話。声を聞くのは十年ぶりかもしれない。本を出したい。もう9割まとまっています。国内外における森林の水土保全研究で尽力されてきた著名な...

  • 生きるための種

    取材の際には、大量のメモを取る。ノートの罫線など無視した大きな字で、手元も見ずに書き殴るのである。こんな調子なので、手帳を持っても意味がない。1回で半分く...

  • 発光

    ○日不要不急の外出を控えるということは家から出るな、ということ。仕事をして、飽きたら好きな本を眺め、また仕事をして、午後の紅茶を飲みながらミヤネ屋を観てた...

  • 【2021.01.27】今日の図書館

    塩野七生の「男たちへ」(文春文庫)は何度も読んだ。サブタイトルは「フツウの男をフツウでない男にするための54章」。フツウの男がどんな男かは判断が難しいがイ...

  • pen

    トンボ鉛筆ZOOM505 HAVANNA。5000円税別。葉巻のような形状から命名された。替え芯も250円税別とコスパがいい。同社HPより。静かな年末年始...

  • 髪がいっぱい抜けませんように

    Luang Prabang, Lao People's Democratic Republic.Photo by D.K 2018. ●しず子さんと初めて...

  • 2020年 年末・雑感

    With Love ! Hawaii Hilo, Photo by Daisihro Kato.●施設の母を家に連れてきて、ささやかなお節を食べたのは昨...

  • 【2020.12.22】今日の図書館

    長田弘さんの本は、書棚に3冊ある。2冊が詩集で1冊は、河合隼雄さんとの共著「子どもの本の森へ」(岩波書店)。今回借りた本の多くは随筆だが言葉の職人としての...

  • あの日のあの時間

    ○日新型コロナ感染者、岩手でも急増。外出を控えなければならないならと事務所の断捨離を始める。収納コンテナの引き出しと本棚の整理。よしっと自分に号令をかけて...

  • 早く抱いて

    師走というのに、忙しくない。忙しいのはいやだ、人に会うのも面倒だ、と思っているとおのずと、そういう状況を引き寄せてくれる。マザー・テレサの言う通り。思考は...

  • 映す

    岩手県立美術館で「東日本大震災復興祈念 東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」。岩手県初公開。「天平時代に幾多の試練を乗り越えて中国から来日し、唐招提寺を開...

  • 油断

    ○日Aさんの奥様に「家と人。」のバックナンバーを送る。以前、特集誌面でご主人のAさんにお世話になった。年に何度か、近くに来たからと寄ってくださった。一目で...

  • 【2020.11.13】今日の図書館

    三岸節子の絵が好きだ。彼女の書く文章も。花の絵が多い。「花よりもいっそう花らしい、花の生命を生まなくては、花の実態をつかんで、画面に定着しなければ、花の作...

  • 神のご加護

    アジア最大といわれるスラムを抱えるフィリピン・マニラ。かつて、砂糖価格の大暴落で数十万もの子どもたちが飢餓に直面したネグロス島。灼熱の陽光に浮き上がる色...

  • 「みはなだ色の夢。」 もう一つの編集後記。

    信夫先生が亡くなったのは2008年6月のことである。北上山系のへき地を巡回しながら撮影されたプリントとネガをお借りして、すぐに編集を始め「写真集 まなぐ」...

  • 【2020.10.28】今日の図書館

    【2020.10.28】今日の図書館 ※生涯、絵本や翻訳、詩人として活動。『かばくん』『ジオジオのかんむり』『かえってきたきつね』はお子さんに読み聞かせし...

  • 【新刊】みはなだ色の夢。 11月1日発売

    【新刊】三上信夫 文・写真三上れいこ 加藤大志朗 編装幀 前澤梨奈A5判 本文164頁定価 本体1300円 +税県内書店では11月1日から順次配本になりま...

  • 唇に真珠

    ※バンコク・エラワン廟。ヒンズーの最高神の一人ブラフマに祈りを捧げる人があとを絶たない。踊り手が願いを聞き、祈りながら舞ってくれる。女性たちが手にしている...

  • 昼の月

    私にはもう父はいないけれど母がいる。でも、その母は認知症を患い、施設に入所。コロナのせいでもう半年以上も顔を合わせていない。時折、施設の人から「(症状が)...

  • 問い

    ○日11月発行予定の書籍、10校目。誤字脱字が薄っぺらな紙のどこから湧き出てくるのか。チェック能力が落ちたのがいちばんの理由かもしれない。 ○日文章講座、...

  • 130人

    読者なのですが、と電話があった。「いわての風」を長い間読んできた。あなたの欄を何度か読むうちに、北海道の炭鉱町の生まれであることを知った。自分は夕張の生ま...

  • 【2020.09.12】今日の図書館

    〇日A子さん(旧リヴァープレス社アシスタント 現在は独立しているのでフリーランス)に連日来ていただいて、進行中の書籍の編集、校正、装幀などのお手伝いをお願...

  • 今日の図書館

    ○日休日。休みだからとどこかに出掛けたいタイプではないがどこにも行くなといわれれば、どこかに行きたくなる。思い切り、人が集まるところはどこか。駅、という結...

  • 言葉の通路

    ○日眼科で術後検診。いろんな検査をするのだがその都度、これはこんな検査ですと説明されても、すぐに忘れてしまう。○日図書館で借りた【東京人生】(荒木経惟)が...

  • 今回の図書館

    図書館のスタッフの方々は、一日中、緊張感のなかで働いているのだと思う。本を選ぶ人たちは、(失礼だが)こぎれいな紳士淑女ばかりとは限らない。マスクもしないで...

  • 本の旅

    授業の最中、父親が危篤との連絡を受けた。A子さんは隣町に下宿し町の高校に通っていた。雪のなか、急いで自宅に向かった。目にしたのは警察に囲まれ異様な雰囲気に...

  • 学びたいのです

    ●ムラカミのおじさんの家は私の家から歩いてほんの数分で、通っていた中学校との真ん中くらいにあった。10坪ちょっとの借家で、道から眺める人には小屋にしか見え...

  • わからないこと

    ○日施設で母と面会。昨年末、インフルエンザで面会禁止となり1月からはコロナで禁止。7か月ぶり。面会室で15分。あれだけおしゃれに気遣っていた人が白く薄くな...

  • 大切な答えは

    英語でベナレス、ヒンドゥー語ではバラナシという。首都デリーから南東に約82キロ。ヒンドゥー教最大の聖地であり、インド各地から年間100万人を超える巡礼者が...

  • 信頼と欠如

    父が亡くなって33年が過ぎた。家は北海道の旧炭鉱町。母にはずっと一人暮らしをさせてきた。申しわけないと思いつつ、年に一、二度しか帰省してこなかった。帰るた...

  • よそ者

    ○日市内のステバで編集者のA子さんと会う。数カ月の入院を経て4月にお母様を亡くされたばかり。ほっとした気持ちと喪失感。わかる。なんて、いえない。ステバ店内...

  • 支えられるものたち

    小樽。明治から大正にかけて北海道における経済・文化・商業の中心地として栄え、往時は「北のウォール街」と呼ばれた。現在、運河周辺にはガラス・オルゴール工房や...

  • いなくなった

    半世紀以上の時間を経てもなお、不意によみがえる嫉妬。金色の西日みたいな懐かしさを含んではいるが、魔法にかかったかのような切ない気持ちは、当時と少しも変わる...

  • 光る砂漠

    夢中で詩を書いた時期があった。高校の頃の話である。しかし、詩とは名ばかりで、大半はいさかいが絶えなかった父の悪口のようなものであり、うまく関係を結べなかっ...

  • そのときわたしに要求されていること

    ○日左眼。A眼科で硝子体(黄斑前膜)手術と白内障手術。昨年、11月には、左眼の同じ手術をした。往路はバス、帰路はタクシー。タクシーの運転手さん、コロナのお...

  • 過去をつなぎとめる思い

    ○日以前読んで、たくさん線を引いていた「詩のこころを読む」(茨木のり子 岩波ジュニア新書)。太目に線を引いた部分をノートに書き写す。それにしても自分の字は...

  • 仕方がない

    ○日文章講座は休講のまま。ただ、みなさんに出してあった課題は忠実に手元に送られてくる。1本1本、読み込みながらメモを綴る。講評にもならないのだから、自分で...

  • ふれあい

    ○日眼科。5月に予定されている右眼の手術前検診。血液検査、3、4種類の検査を経て診察。前回と同じ、黄斑前膜と白内障の2つを同時にするという。かなり危険な手...

  • 花の街

    教室の窓の真正面にそびえるズリ山を眺めていた。黒板の前にはヨシコ先生とキンちゃんとジュン子ちゃんの3人が立っている。裾野の雪は消えてはいたが、頂上付近はま...

  • 振り捨てることと受け入れること。

    長い間、父との諍いがあった。その気まずさから逃れるように中学の頃から小さな旅を始め、やがてそれは数カ月単位の長い旅となっていった。夏の旅が好きだった。旅を...

  • テレビ

    ○日NHKカルチャー文章講座、住宅講座ともに休講。本部が東京だけに、全国一斉の指示。盛岡支社・Aさんからの電話の声はあくまで冷静だったが、7月期の開講も未...

  • 嫉妬

    ○日ウォーキングを始める。左眼の術後、まだ足元が揺れる感覚がとれず転倒事故を招いた。だったら、もっと危険な道を歩いて慣れようという逆転の発想。この団地は高...

  • 0.2%

    ○日新型コロナ。1日中、情報の洪水。国は「要請」ばかりで「決断」ができない。国民に向かってあなたの大切な人を失うかもしれないといいながら致死率0.1%に抑...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、riverpressさんをフォローしませんか?

ハンドル名
riverpressさん
ブログタイトル
岩手県盛岡市 【リヴァープレス社】 編集者日記。
フォロー
岩手県盛岡市 【リヴァープレス社】 編集者日記。

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用