お清めのシャワーや詐欺メール皆削除金澤ひろあき※せっせとメールを送ってくる。「あなたの口座に異常」「200万円贈呈」「税金追加徴収」「あなたの口座に○○万円振り込みました。」・・・税務署に問い合わせると、「メールで追加徴収請求等、行いません。詐欺です。」銀行等に問い合わせても以下同文。うっとうしい話題で、すみませんが、皆さんもお気をつけ下さい。警察や公共機関等で、啓発活動をもっと活発にしてほしいですね。さて、暑いですしシャワーでさっぱりしましょうか。お清めの
フリー句(自由連句)「花水木」の巻花水木お城の上の青い空金澤ひろあき徳川の日の出と入りを大広間青島巡紅千代の松平らと願い堀沿いにひろあき逃げる子を笑い追う親樹々の間を巡紅蝉捕り網を振り回しつつひろあき若い姿になって幾万のカップルが雲の上ワルツは終わらない巡紅虹の橋無垢な時間のあるところひろあきひなげしや草群れる中振り返る巡紅若い香りをまとう白シャツひろあき潮風に耐えた赤松良く燃える巡紅*塩は火力を強くするので焼き物で使われます。土の色そのまま残す備前焼ひろあき地蔵堂の花活ける人黙々と巡紅御開帳賑わう門前お団子屋ひろあき地蔵盆町の心は引き継がれ巡紅育児いそしむ若者見守るひろあき町内の子供ら集め蜜柑狩り巡紅臨海学校思い出ポロポロひろあき竹の秋月の雫が葉を滑る巡紅地下茎でしっかりつなぐ確かさよひろあき軒の下今年...フリー句(自由連句)「花水木」の巻
雨に打たれて牡丹美人の悩み顔ひろあき雨に打たれて
今月の義仲寺の掲示板(4月)金澤ひろあき四月なのに、もう藤や牡丹などが咲いていますね。今年は花が早い!それに合わせて、義仲寺の掲示板の芭蕉さんの句も藤のものとなりました。夏が来ますね。もう藤か来たての燕驚きぬひろあき今月の義仲寺の掲示板(4月)
フリー句(自由連句)「灯に浮かぶ」の巻灯に浮かぶ白い花見月澄まし顔青島巡紅引退した友尋ねる山里金澤ひろあき酒交わすあては思い出月に花巡紅黄砂から逃れるように奥の居間ひろあき語り種余さず使い春火鉢巡紅霜よけて大輪牡丹部屋にありひろあき妻残す梅酒と飲む笑みの数巡紅手作りで好みの味に調えてひろあき剪定の街路樹の笑む小雨かな巡紅タクシーで回る修学旅行生ひろあき紫陽花や迎える度に違う顔巡紅巡礼のお寺ほっこり御朱印帳ひろあき車体の拭き跡見つけ黄砂笑む巡紅夜勤の日洗濯物は部屋に干すひろあきお日様の匂いするシーツ懐かしい巡紅夢の中では小さな王国ひろあき公園は僕らの領土だった巡紅たんぽぽの綿を探して飛ばしっこひろあき霽月や大人になると忘れてる巡紅もう一度見えるかトトロピーターパンひろあき母の背に負われて見えた春の海巡紅絶え...フリー句(自由連句)「灯に浮かぶ」の巻
かけ声で金澤ひろあき長岡天満宮(京都府長岡京市)で、若い女性が猿回しの芸をしていました。かけ声で逆立ちする猿風薫るひろあき猿回しボケとツッコミ猿の芸かけ声で
和尚自筆の金澤ひろあき春彼岸和尚自筆の掲示板ひろあきお寺の掲示板は、味わいがありますね。芭蕉ゆかりの義仲寺の芭蕉の句の掲示板です。和尚自筆の
フリー句(自由連句)「嬉しくて」の巻嬉しくて夜ふかしをする初月給金澤ひろあき花吹雪宵越しの金今何処青島巡紅春先の話題増税また値上げひろあき客離れ怖いタクシー運転手の駆け込み寺ありません巡紅一方で人手不足で空き店舗ひろあき夜の円山花の残り香人誘う巡紅思い出をあたためてみて軽い酔いひろあき互いの誕生日祝う気付けば二十年巡紅まだ二十年もう二十年どちらともひろあき元気なうちはまだなくなればもう巡紅だんだんと手放すことを心がけひろあき神様は人のニーズに合わせる、ただし要努力巡紅流されて心地よさげなクラゲたちひろあき一瞬の永遠に届く打ち上げ花火巡紅浴衣からのぞくうなじにハッとするひろあき衣替えと素足見せに来る幼馴染巡紅遊び相手が恋の相手にひろあき紅葉舞う坂の上には教会があった巡紅長年連れ添う夫婦日課の散歩道ひろあき衣...フリー句(自由連句)「嬉しくて」の巻
花降る通夜金澤ひろあき転勤と桜便りと父訃報おもかげや残花と共に逝かれる父わくらばは心を病むか縮みたる花降る通夜ささいな音に目を覚ます兵役嫌だった少年九十三で逝く花びらの一つの波紋また一つ春の星いのちのうちの一つです花へ老人徘徊ですか遠出です黄砂覆う西の空からミサイルとしゃぼん玉空の明るさ際立たす花降る通夜
フリー句(自由連句)「水溜り」の巻水溜りメジロとウグイス水浴びす青島巡紅芝生も新芽城の庭園金澤ひろあき草原走っては止まり走っては止まる赤腹巡紅*全長24センチ。胸から腹にかけて赤味がかった橙色が特徴。停車駅多い鈍行列車旅ひろあき車ストップカルガモ一家の横断巡紅山吹がもう咲き始める高瀬川ひろあき※まだ4月初めですぞ。パープルの濃淡だけで目が騙される男心巡紅*2023春夏コレクション見て。ミニ流行景気回復してるのかひろあき※景気が良い時はミニスカートが流行ると言われます。若い人の間で流行しているのですが、景気は?花盛り乗務員不足の奇妙な入れ食いここかしこ巡紅*タクシー業界教員不足六十半ばの新学期ひろあきマリリンモンローノーリターンコロナ禍以前ノーリターン巡紅失ったもの慈しむ春惜しむひろあき咲き散れば踏まれ擦れ...フリー句(自由連句)「水溜り」の巻
2023年4月京都童心の会通信句会作品(改訂版)この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1ぽかぽか陽気に誘われて梅見散策2花粉症まだ大丈夫だと信じたい3ただ待つだけの時の歩みが遅すぎて4値上げなしでも量が減ってダイエット5島と春霞と海のミルフィーユ6春霞中身は花粉時々黄砂混じり7花盛りに来た花盛りに去る職場8新入部員歓迎会や若葉の輪9花を尋ねて夢の中まで入りそう10自問自答のぶらんこを漕ぐ11長き日のゆっくり上がるエレベーター12花疲れ異動疲れと重なりぬ13引越しを終えて一息花明かり14コロナ時代終わったか古マスク捨てる15道幅いっぱい花見客私らは引越し16夜逃げみたいな引越し肩の力抜けよ17煩悩ですかいや引越し荷物です18コロナは終わり...2023年4月京都童心の会通信句会作品(改訂版)
竜天に金澤ひろあき竜天に登る桜の神泉苑ひろあき「竜天に登る」は、春分の日の季語。今年はその頃に桜が咲いていました。竜天に
桜と一緒に金澤ひろあき4月10日、父が亡くなりました。12日に身内で、故郷福津市にて家族葬を行いました。93年の長きにわたり、私達を見守ってくださいました。生前ご交遊頂いた方々に、御礼申し上げす。おもかげや桜と一緒に逝かれる父ひろあき桜と一緒に
2023年4月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1ぽかぽか陽気に誘われて梅見散策2花粉症まだ大丈夫だと信じたい3ただ待つだけの時の歩みが遅すぎて4値上げなしでも量が減ってダイエット5島と春霞と海のミルフィーユ6春霞中身は花粉時々黄砂混じり7花盛りに来た花盛りに去る職場8新入部員歓迎会や若葉の輪9花を尋ねて夢の中まで入りそう10自問自答のぶらんこを漕ぐ11長き日のゆっくり上がるエレベーター12花疲れ異動疲れと重なりぬ13引越しを終えて一息花明かり14コロナ時代終わったか古マスク捨てる15道幅いっぱい花見客私らは引越し16夜逃げみたいな引越し肩の力抜けよ17煩悩ですかいや引越し荷物です18コロナは終わりそうかウク...2023年4月京都童心の会通信句会作品
六角堂の桜花の寺花満ち善男善女かな金澤ひろあき花の寺花満ちている日曜日六角堂の桜
徳川の徳川の城に合わせる桜かな金澤ひろあき※大河ドラマの主役家康公の京都での拠点が、伏見城と二条城。そのうち残っているのが二条城。秀頼との対面のシーンでたぶん出てくるでしょう。その対面で、徳川と豊臣の地位逆転を示しました。徳川の
竜の住む池金澤ひろあき神泉苑は今は小さな池ですが、平安時代は大きな池苑だったようです。二条城がある辺りも、もとは神泉苑の池だったそうです。空海が雨乞いをした時に呼んだ竜女が祀られています。「性霊集」には、弟子と共に竜を見た話も記されています。4月の初め、水面に散った桜の花びらが浮かび静かです。花びらの一つの波紋広がりぬひろあき竜の住む池
あまのがわ読後感金澤ひろあきマスクなしの顔春風連れてくるひろあきコロナ感染に不安だった日々も終わるのかなという雰囲気です。京都には再び外国人観光客の姿を見るようになりました。マスクをつけず、団体で。日本人もマスクをつけない人を見かけます。このまま収まって欲しいです。そして、ウクライナの戦争も。そんな時に「あまのがわ」274が届きました。ありがとうございます。「あまのがわの仲間たち」で、青倉人士様の記事を見て、懐かしかったです。昭和の終わり頃、私が口語俳句を始めた頃から、お世話になりました。印刷をされていて、多くの俳誌・句集を出され、また「俳句原点」を京都で編集した時に、お世話になりました。出版での功績も大きな方です。・死ぬなと言ったのに君の通夜へ来た人士親友の山本牛男様への追悼句だったと思います。心の誠が...あまのがわ読後感
訂正の句葉牡丹に花のぴょこぴょこおこしやすひろあき訂正の句
菜の花を鉢植えにする町屋かなひろあき※よく見ると葉ボタンでした。目が悪いので間違えました。ご指摘いただきました。ありがとうございます。ただ、句を作った時の気分は変えたくないので、「菜の花」にしておきますね。金澤ひろあき菜の花を
山吹がもう咲き始める高瀬川ひろあき※まだ4月初めですぞ。京都にお見えになられた野谷真治さんと会えました。その帰りに。山吹が
フリー句(自由連句)「引越しを」の巻引越しを終えて一息花明かり金澤ひろあき松明の火の揺れ映し桜舞う青島巡紅お土産をどっさり抱え磯遊びひろあき春の暮遊び疲れた子の寝息巡紅休日のエンドロールが夢の中ひろあき月曜朝皆不死鳥の末裔となる巡紅退職しても気分は同じひろあき大雪の夜の高速道路ノーマルタイヤで行かされる巡紅逃げて入るサービスエリアの蕎麦ほっこりとひろあきクレーターの深部で見上げる地球の出巡紅ETとこの春友になりましたひろあき宵の明星は宵の明星ホスフィンみつかっても巡紅*ホスフィン(リン化合物)は、嫌気性の微生物によって生成される生命活動に由来する物質。地球や金星のような岩石惑星では生物が関与せずに生成される過程はないとされています。(ただし火山活動による金星内部由来のものかも知れず、これからの展開が楽しみ...フリー句(自由連句)「引越しを」の巻
フリー句(自由連句)「引越しを」の巻引越しを終えて一息花明かり金澤ひろあき松明の火の揺れ映し桜舞う青島巡紅お土産をどっさり抱え磯遊びひろあき春の暮遊び疲れた子の寝息巡紅休日のエンドロールが夢の中ひろあき月曜朝皆不死鳥の末裔となる巡紅退職しても気分は同じひろあき大雪の夜の高速道路ノーマルタイヤで行かされる巡紅逃げて入るサービスエリアの蕎麦ほっこりとひろあきクレーターの深部で見上げる地球の出巡紅ETとこの春友になりましたひろあき宵の明星は宵の明星ホスフィンみつかっても巡紅*ホスフィン(リン化合物)は、嫌気性の微生物によって生成される生命活動に由来する物質。地球や金星のような岩石惑星では生物が関与せずに生成される過程はないとされています。(ただし火山活動による金星内部由来のものかも知れず、これからの展開が楽しみ...フリー句(自由連句)「引越しを」の巻
今日からは金澤ひろあき今日からは堀に花降る城の裏ひろあき4月3日より、二条城の裏の朱雀高校通信制へ。どんな出会いがあるのでしょうか。また、新しい体験をします。今日からは
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お清めのシャワーや詐欺メール皆削除金澤ひろあき※せっせとメールを送ってくる。「あなたの口座に異常」「200万円贈呈」「税金追加徴収」「あなたの口座に○○万円振り込みました。」・・・税務署に問い合わせると、「メールで追加徴収請求等、行いません。詐欺です。」銀行等に問い合わせても以下同文。うっとうしい話題で、すみませんが、皆さんもお気をつけ下さい。警察や公共機関等で、啓発活動をもっと活発にしてほしいですね。さて、暑いですしシャワーでさっぱりしましょうか。お清めの
大夕焼け金澤ひろあき大夕焼けアールグレーのティータイム夕焼けの炎に夕立降りかかる涼む河岸休日出勤長かった※三条商店街。八坂神社の御旅所があり、祇園祭と同じ時期、祭を行う。大夕焼け
炎帝の旅のトランク雲の峰金澤ひろあき※西本願寺にて。炎帝とは、夏の猛暑の擬人化。祇園祭ゲルマン民族移動かな※大きなスーツケースを引きながら、いっぱい来日。出国時に、空港やホテルに捨てる(?)人もいて、困っているとか。炎帝の
暑いのに赤んぼ泣かせ鉾の露地金澤ひろあき※いよいよ祇園祭も歩行者天国になります。7月14日。暑いのに
鉾立て金澤ひろあき次々に割り込む鉾の立つ現場※四条大宮から、四条烏丸まで、鉾立ての様子を見ながら歩く。釘を使わず、縄を独特の技術で固定してゆく。これを数百年続けて来たのだと思うと尊い。見ていたら、人が前に次々と割り込んでくるのにはまいったな。観光客は必死に見ようとされるので仕方ないかな。人の背中ばかり映った。暑いので、気を付けて下さいね。2025年7月11日。鉾立て
膏薬辻子金澤ひろあき打ち水する旧名膏薬辻子となんひろあき※明治の初めまで、京都の小さな通りは「辻子」と呼んでいた。膏薬辻子(こうやくずし)はその名残。明治二年に、新釜座町。膏薬辻子
2025年7月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1五月の空に赤紫の帳(とばり)2トントンとバラに声かけ背伸びする3生きてゆけ迷惑かけてありがとう4寄り添い語る童心の集まり5水の甘さで蛍呼ぶ考え甘し6自分の想ひかえる季(とき)か衣更7風薫る私は好きさ由美かおる8米高し何とか安く私の口に9人も蛍もにごった所に住めません10常夏の人には無縁か衣更11田植えの苦省くもみ直に12風薫るおいしい食物健康長寿(よきくらし)13田植え前水面に映る夏の空14蛍の光に目をうばわれる今はドローン15日本からパンダが消える梅雨に入る16新茶出てお茶壺道中復活す17旅先の地米に結晶土と水18農業科生徒の日焼け田に水を19マンションに囲...2025年7月京都童心の会通信句会作品
鉾の刺す青空の先ビルの先金澤ひろあき鉾の刺す
「あまのがわ」283号を読んで金澤ひろあき・朝露の白い光の道延ばすひろあき7月に入り、京都は祇園祭の月です。毎日猛暑ですが、暑い暑いと文句ばかり言っても仕方ないので、何か美しいもの、良いものが無いかと探しております。「あまのがわ」283号拝受、ありがとうございます。実感に溢れた皆様の句、心に届きます。・菫ちょっこりすみれサイズの風が来た内橋多真「すみれサイズの風」がいいですね。柔らかそう。人間も、自分にピッタリのサイズの生き方がある。そんなことを連想させてくれます。・八十路行く花散りながら舞いながら手塚直人「散りながら」「舞いながら」と五音のリズムの繰り返しに想いをのせて、一篇の詩のような、絵のような世界を描いています。こんな風に詠える生き方、羨ましいです。・介護に疲れ桜の空に抱かれる岡田桂子疲れを内側に...「あまのがわ」283号を読んで
2025年6月京都童心の会通信句会結果【選評】○金澤ひろあき選特選天2雨ぶっきらぼう芍薬の赤野谷真治この句を読む時、どこで切るかで作品世界が変わる。(俳句は句読点を打たないので、読み手に任されるが)。・雨、ぶっきらぼう芍薬の赤・雨ぶっきらぼう、芍薬の赤ぶっきらぼうに見える芍薬に雨が降り注いでいるのか、雨がぶっきらぼうに芍薬に降っているのか。同じ「芍薬の赤」であるが、主語を雨にするかどうかで、視点が変化し、印象も変わる。地22初キューリのめん玉を洗う塩見すず子初きゅうりのみずみずしい模様を、「めん玉」ととらえた一種の発見、そして実感。本当に自分が採ったという感じが伝わる。人71燕飛び今年生きてる実感や野原加代子「生きている実感」は、どんな時に感じるのだろうか。人それぞれだろうが、この句の作者は、今年も来てく...2025年6月京都童心の会通信句会選評
2025年6月京都童心の会通信句会結果5月5日の散歩金澤ひろあき昨日、冠句の会で芭蕉翁献詠俳句(伊賀上野)の案内を貰ったので、句を送る。その後、嵐山へ。天気良く、人は多いものの、心地良い散歩。嵯峨嵐山文華館へ。木島桜谷展を見る。絵の中に永遠の気を吐く牡丹かなひろあき村上華岳の牡丹の図につけ句。ここに来る途中に見た牡丹が終わりかかりしおれていたので、絵の牡丹、実に鮮やかに感じる。良い絵には生命がある。桜谷の鳥の描写に感銘を受ける。夕日の中のカラスの絵。カラスがあれほど美しいとは。保津川沿いに小倉山公園へ。新緑が包む日中不戦の碑ひろあき周恩来さん存命の頃のように、隣国との友好が保たれることを祈る。緑が滴っている。平和でこうしてゆっくり散歩できるのが一番だ。皆さんの選です。選者真・・野谷真治白・・白松いちろう修...2025年6月京都童心の会通信句会結果
八角楼と蘭奢待金澤ひろあき大阪の谷町四丁目には、大阪歴史博物館と難波宮趾が並んでいます。天智天皇の大化の改新後、難波宮が一時首都になったこともあります。日本の中心であったのですね。太極殿趾と八角楼趾などが残っています。八角楼ありし昔は今木影ひろあき大阪歴史博物館は、「正倉院TheSHOW」という企画。御物の復元品などを見ます。3DCGの御物動画もアニメのようです。シルクロードのデザイン、心引かれます。名香の蘭奢待(らんじゃたい)の香りの復元があります。甘い、爽やかに香りです。織田信長は、この香りを楽しんだのでしょうか。「蘭奢待」は名香の代名詞で、文字の中に「東大寺」が隠れています。「蘭」に「東」、「奢」に「大」、「待」に「寺」ですね。足利義政、織田信長、明治天皇が所持されたとか。蘭奢待切り取る甘い夢心地ひ...八角楼と蘭奢待
三島由紀夫主演の映画金澤ひろあき三島由紀夫は昭和元年生まれだから、もし生きていたら、今年百歳になる。その三島由紀夫が主演した映画を上映している映画館があるというので、行ってみた。大阪の九条商店街近くにある映画館で、ディープな特集をやっている。今回は「若尾文子(わかおあやこ)特集」。その中の、「からっ風野郎」という1960年の映画で、三島由紀夫はヤクザ組長の跡取り息子の役をやっている。この息子、純情で弱いくせに格好だけはつけたがる。三島由紀夫はこの映画で、ずいぶん演技を鍛えられたそうだ。三島由紀夫の演じる次期組長の愛人のヒロイン役を若尾文子が演じている。どうしょうもない奴だが純情な役どころ、死に方の演技まで、三島由紀夫はけっこうならり切っている。というか、本来の三島由紀夫は、そういう人物に共感があったのでは...三島由紀夫主演の映画
一年の早き体感粽買う金澤ひろあき※祇園祭が近づいています。昨日は籤取りがありました。去年の粽(ちまき)が古びて。でも一年、無病息災で働いてくれたのかな。粽
あとがき(童心記念号2025年より)3年前に父、去年親友、今年母と、大切な人を亡くしました。この歳まで父母が居たというのは、むしろ感謝すべきことなのかもしれませんが、実際亡くなると淋しいです。亡くなった親友も、心あたたかな優しい人で、私達にかけがえのない思い出と句作品を遺してくれました。そして、それが今の自分につながっている。私が「今あること」の中に、あなた方がいる。大切にしたいです。宇宙の旅夢さめました蓮ひらく金澤ひろあき蓮ひらく
友の命日近づく風の死んだ露地金澤ひろあき1光年進んだ時計友の命日風の死んだ
蚕が繭に金澤ひろあきいつ繭になろうか蚕相談中抜け駆けで繭になるのもおるかしら※7月になりましたね。蚕が繭になりました。蚕が繭に
看板の裏金澤ひろあきシャッター街になるもんか祭待つ商店街雨音も蚊も届かないタワマンの林ドローンで宅配梅雨空のタワマンタワマンや永遠に交らわない地平線タワマン次々に建つ地面陥没する国お買い得です一億のタワマンすすめにくる泣いている笑顔もあるんだね紫陽花梅雨なんかに負けへんカラスの朝餉の歌梅雨空に高く掲げる廃業の看板夫婦の年輪刻んだ廃業した店の看板看板の裏にも顔があるんだね看板の裏
天得院桔梗追加石も笑顔桔梗ひらいた金澤ひろあき※写真は天得院、井泉水句碑。天得院桔梗句追加
東福寺天得院金澤ひろあき東福寺天得院、桔梗の庭を拝観。自由律の井泉水さんゆかりの寺でもある。関東大震災で家族を亡くされた後、ここに隠棲されていた。風が桔梗に遊びに来た苔のみどりに桔梗の結界桔梗を借景に悟りあらわす石東福寺天得院
君への手向け虹色の風車金澤ひろあき※身近な人へ、訃報を伝えました。まだ雨が続きます。虹色の風車金澤ひろあき※身近な人へ、訃報を伝えました。まだ雨が続きます。君への手向け
音なく金澤ひろあき突然の別れ来るとは七夕天の川音なく消える星一つ心許した友逝った七夕天の川のどこかに心音をさがす※去年の夏、一緒に京北を訪れたことが、夢のようです。音なく
葬儀の翌朝の雨を聴くひろあき葬儀の翌朝
フリー句(自由連句)「霧晴れる」霧晴れる一歩一歩があるように金澤ひろあき目に見える耳に聞こえるモノみな痛いただ痛い佐久間照三痛いの痛いの飛んでけーのおまじないひろあき飛んでいってばらけるタンポポの種照三自由な空と自由な時にひたりきるひろあき大きな宇宙の流れの中でアメーバ照三夕暮れの百合はゆらゆらする未来ひろあきもう見え隠れてしない映画のラスト照三続編を匂わす悪役捕まらずひろあき七月七日まさかのこんな終わり方同佐久間さんが、7月7日に亡くなったとのお知らせを受けました。続編をたくさん作りたいと願っていましたが、悲しいです。フリー句(自由連句)「霧晴れる」
蟷螂のにらむ祭りの人の波輝※写真は祇園祭。蟷螂山。蟷螂のにらむ
近日のこと熱中症株価狂乱都知事選みんなうたかたかもしれないがひろあき近日のこと
七夕の句金澤ひろあき静岡で40度七夕もどこ吹く風よ四十度雨乞いの龍うたた寝す天の川七夕の句
続編を匂わす悪役捕まらず金澤ひろあき※山口県柳井市のお祭りの提灯です。涼しげですね。続編を
雨の日に思い出す金澤ひろあき7月の初め、大雨になった。その中、大学による合同説明会が京都の大谷大学で行われた。大谷大学に入ってそこから見える京都の街並みや山を見ているうちに、昔ここである国語の研究会をやったことを思い出した。その研究会で、大石征勝先生と知り合うことになり、多くの実践・研究を学ばせていただいた。幅広く読書されており、読んだ本についての考察を書かれていたが、それ自体が勉強になった。また、教材のもとになっている小説や詩などについての考察も優れ、自分が毎日読んでいるものの中に、すばらしいものがあることも発見できた。京都に残る秦氏の遺跡探訪で、太秦近くにある蛇塚古墳そして松尾大社探訪をご一緒させていただいたこと等、思い出すことも多い。教科書に載っているものだけが教材ではない、人を動かすもの、考えさせ...雨の日に思い出す
仁清の黒と白金澤ひろあき野々村仁清は江戸初期に色絵付きの器を作った京都ゆかりの人。京都国立博物館の常設展で、一つか二つ見ることができ、それが楽しみの一つです。2024年6月は、三つ出ていました。細くてかわいらしい茶入。こういういい方は変かもしれませんが、「仁清はかわいい」です。仁清黒という黒に彩色鮮やかな花を描く茶壺。白地に鉄錆びの線で水仙を描く錆び絵の茶碗です。仁清黒は引き立って見えます。白いさび絵の茶碗は、茶人金森宗和の好みで作ったそうです。静かなたたずまいで、さび色で描く水仙は、山水画のような趣があり、この時期に見ると涼しげです。霧色の茶碗ほのかに錆の線ひろあき現代の陶工でこういう茶碗を作っている方はおられるのかななどと思いました。※写真は智積院の庭。もとは長谷川等伯の襖絵がありました。仁清の黒と白
霧晴れる一歩一歩があるように金澤ひろあき霧晴れる
【頂いた句集より】「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』金澤ひろあき生活の中で、私達は色々な物を見ている(はずだ)。見ているにもかかわらず覚えていないのは、大して気にもとめずに過ごしているからであろう。鈴木和枝という詩人は、生活の中で見えたものを、口語の俳句という短い詩型で掬い上げている。中に出てくるのは、野菜であったり、蛙などの小さな生き物たちだ。あるいは農作業に関わることだ。例えば、葱坊主のガッツポーズにはかなわない(以下、引用句の作者はすべて鈴木和枝)人参も入って今夜ソプラノ鍋ペコペコしても本音見せませんネコジャラシ肝のすわった筍だ茹でてみるはみ出した家計簿夜通しコオロギだんご虫が急ぐ自由時間光れお母さんに好かれる茄子になれ音のない雨は大根も私も太らせるドクダミ引っこ抜く淋しさ抱えていた鍬キズなんて...【頂いた句集より】「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』
【頂いた句集より】「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』金澤ひろあき生活の中で、私達は色々な物を見ている(はずだ)。見ているにもかかわらず覚えていないのは、大して気にもとめずに過ごしているからであろう。鈴木和枝という詩人は、生活の中で見えたものを、口語の俳句という短い詩型で掬い上げている。中に出てくるのは、野菜であったり、蛙などの小さな生き物たちだ。あるいは農作業に関わることだ。例えば、葱坊主のガッツポーズにはかなわない(以下、引用句の作者はすべて鈴木和枝)人参も入って今夜ソプラノ鍋ペコペコしても本音見せませんネコジャラシ肝のすわった筍だ茹でてみるはみ出した家計簿夜通しコオロギだんご虫が急ぐ自由時間光れお母さんに好かれる茄子になれ音のない雨は大根も私も太らせるドクダミ引っこ抜く淋しさ抱えていた鍬キズなんて...「つながる」視線で鈴木和枝句集『離農』
紫陽花金澤ひろあき紫陽花はすぐに根付いたりする生命力の強い花。その生命力にあやかって。負けてばっかりがきれいなあじさい病院へ友を送る紫陽花曇の道お人好しの紫陽花の顔色が明るいあじさいの笑みのくすぐる旅心紫陽花
格子戸に五月雨の音重苦し金澤ひろあき格子戸に
祗園提灯増えて市場の活気かな金澤輝※三条大宮商店街、提灯増えました。打ち水や商店街に朝を呼ぶ祇園提灯
フリー句(自由連句)「病癒えたら」の巻病癒えたら御礼参りの巡礼に金澤輝桜愛で紅葉愛で行く闇の間を佐久間照三月光を頼りに読んだ道しるべ輝風邪一つ二週間延期入院は照三仕切り直しで草を抜いてる梅雨晴れ間輝なるようになるしかないさ蝌蚪の旅照三力みを抜けば涼風起こる足元に輝冷え症の男は寒いと日向へと照三蝸牛殻の中へととじこもる輝寝るのに軍手靴下着替の山照三暑がりの犬がべろんと板張りに輝笹の舟流れのままに海に行け照三七夕を迎える前に雨が来て輝子供らのブーイングが届いた夜空照三流れ星見間違える人工衛星輝帰られぬ場所から帰る人もいる照三だまされて戦地に行かされた異邦人の訴え輝生と死の狭間に見える彼岸花照三六根清浄唱えて登る高野山輝御来光霊峰の息吹胸に沁む照三何事もなかったように去る嵐輝友には友の生活ありてまた会おう照三※...フリー句(自由連句)「病癒えたら」の巻
6月長岡天神にて金澤輝石段の一段一段増す暑さいつもいる一人が居らず青葉道青葉の社友の回復祈るため我がためにあらず病持つ身の祈り本殿よりいただく涼しき風一陣※祈念届きますように。6月長岡天神にて
水無月や祇園の祭動き初む金澤輝※大宮三条商店街に、祇園祭の提灯登場。京都の西のほうですが、祇園社の御旅所があるのです。水無月や祇園の
横になるああ極楽の四畳半ひろあき※写真は京町家。横になる