2024年3月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○金澤ひろあき選特選天79自然災害国会戦争もう「イヤ」という訳にもいかない蔭山辰子「肉声」が強く伝わります。社会に向けられた作者の肉声。不幸な、そして起こってしまい、もう避けては通れない現実、いつ終わるか分からない苦しみを見つめています。地62鶏を褒めていただく寒卵三村須美子食べる時の「頂きます」。尊い命を頂いているのです。その思いが伝ってきますね。人54奈良町に墓だけ残し梅供う松村芳子古都奈良の一番古い町。今は他に移り住んでいるのですが、親の思い出、親族への思いを残す様が伝わってきます。お寺があるのですね。春のお彼岸に先立って梅をお供えする心情も伝わります。他、印象に残る句です。5歩いた休んだ梅のひらく音聴いた塩見すず子体験をじかに伝える書き方で、強い印...2024年3月京都童心の会通信句会結果【選評】前半