アンパン食べる？

昨夜、ヒナが私の膝に頭をぶつけて泣いてしまった。普段それくらいじゃ泣かないのに、3学期始まったばかりなのにプールに行ってきた疲れなどあり、珍しく号泣していた。よしよしとするが、一向に泣き止んでくれない。 そこに2歳のヨウヨウが登場。 泣き崩れるお姉ちゃんを見下ろして一言。「アンパン食べる？」どうやら、アンパンマンが泣いてる子どもに顔を食べさせるのを真似したらしい。まー、先日は「新しい顔よ！」と言ってクッション投げつけてきたが。アンパンマンは2歳児のヒーロー。優しさも強さも、アンパンマンに教えてもらって大きくなる。やなせたかしさん、ありがとう。

草履

現在、築50年近い物件に住んでいる。 主人の両親が新婚時代に建てた一軒家で、主人が小学生～大学生の頃に使っていた学習机や本棚なんか、そのまま置いてある。 さすがに手狭なので、現在少しずつ物を処分している。ある日、主人が使っていた部屋の片隅に草履を発見。 処分していいか主人に尋ねてみると、なんと高校へ通学する際に使うため、当時自身で購入したとか。 「は？」 目が点の私が理由を尋ねると― 「昔の人の気持ちが知りたくて」と一言。続けて、足の大きな自分に合う草履を探し当てるのが、いかに大変だったか、今は作ってる職人がどれほど少なく貴重な物かについて力説された。 主人は相当学校で浮いた存在だったのではと…

ドロップキック

鮮やかなドロップキックを初めてこの目で見たのは、つい先日のこと。5歳のハルハルが2歳のヨウヨウに綺麗に繰り出した両足キック。 ヨウヨウはこたつ布団に倒れこみギャンギャン泣いている。 さすがにレッドカードなので、お兄ちゃんであるハルハルを捕まえて問いただす。 ハルハルも反省している様子。 泣きながら「ヨウヨウが僕が並べてるコマを何度言ってもとるんだ」と言う。 ハルハルが大事にして並べていたコマのコレクションを、ヨウヨウが横から手を出して持って行ってしまったらしい。ダメと言っても聞かずに揉み合いになっている様子は、私もなんとなくわかっていた。 ハルハルの言い分はわかる。 ただ、ヨウヨウもまだ2歳に…

空を見上げて何思う

ハルハルが4歳の頃のある朝のこと。 幼稚園に朝送って行った。 靴箱の前では、同じ組の子ども達がお母さんに手をふって靴を自分で履いて教室へ入って行く。 ハルハルはというと、、、 園服着てカバン背負ったまま、靴箱の前にある砂場に仰向けに寝転んで空を見てる。口をポカーンとあけて目を見開いてる。 青い空に流れる雲。 もうすぐ始業時間。 「時間だよ」と声をかけようと思ったが、彼の内側に広がる世界を壊したくなくて私は側に付き添った。 そんな息子に理解を示して下さる先生方に感謝。少し遅刻しちゃったけど、あの日一緒に見上げた空を今も鮮やかに覚えている。

いい子だね

もうすぐ冬休みが終わる。 年明けて始まる三学期は、娘や息子達にどんな体験をもたらしてくれるだろう。 夜ベッドに入ると、娘が「お母さんにいい子いい子してもらいたい」と言い、抱きついてきた。 そして続けてこう言う。 「いつも弟達ばかり甘えていいな」 私はこういう時思い切り甘えさせることにしてる。子どもが無条件に母の愛を求めてくれるのは今後数年。 今のうちにたくさん甘えさせることは、子ども達の人格の根っこに栄養を与えるようなもの。いずれ立ち向かう雨風に揺るがない人格の基礎をつくると信じている。 娘を抱き締めていい子いい子と撫でていると、すかさずお兄ちゃんが割り込んでくる。おちゃらけているが、目は嫉妬…

パラダイス

5日は子ども達の今年初のプール。 主人は朝から仕事でいない。 出発前に洗濯物を干すはずが、水筒や待ち時間に遊ばせるオモチャやクーピーなど準備してたら、あっという間に時間に。パンパンのランドリーバッグを横目に自転車でゴー。 上の子達がプール中、待ち時間にチョロチョロする下の子。動きがすばしっこく好奇心旺盛で、全く言うことを聞かない。抱っこするとエビ反り。そして泣き叫ぶ。 泣きたいのはこっちの方だ。 上の子達がプールから出てきた。アイス食べたいと言うが、プールの自販機は定価で高い。3人分買ってたらもたないので「あとで家の近くのスーパーで買う」と言い、とりあえず我慢。 帰ってから洗濯物を干し、夕御飯…

スタートの一年

明けましておめでとうございます。 そして初めてまして。 今日からブログ始めます。 3人の子どもを育てながら都心の片隅で日常と戦う、ごく普通のアラフォー主婦の戯れ言ブログです。 ちょっとアクの強い尊敬できる夫と、2歳男子、5歳男子、7歳女子の5人家族。シッチャカメッチャカな日常の中に、砂金のような宝の粒があることを信じたいと切に願う日々の備忘録です。 宜しくお願いします。