|
https://twitter.com/Chandra4302 |
---|
中途半端に個別株買うならインデックス・オンリーの方がいいと思うが。
S&P500とか全世界株式のインデックス・ファンドをポートフォリオの主力に置いて、少しだけ個別株を買うという考え方。 私も試してみようかな、と考えたことがあるのですが、結局やめてしまいました。 何故かというと、これをやるとポートフォリオが乱れていくからです。 例えばポートフォリオの80%近くをインデックス・ファンド、残りの20%を個別株にするとして、このような構成を取る動機を考えてみると
「ゼロリスク社会の罠」という本に、人がリスクを強く感じる10の要因が紹介されています。 もともとはハーバード大学のリスク解析センターが発表したものだそうです。 ちなみにリスクとは「ある行動の結果、被る可能性のある損害の大きさ」のこと。(厳密にいうとリスクには損害だけでなく利得も含まれますが、ここでは省いてます。) で、リスクを強く感じる10の要因 (リスク認知因子10ヶ条)は何かというと、 (1
「一人で生きる」が当たり前になる社会という本を前にも紹介したんですが、この本は面白いことが色々と書いてます。 自己肯定感って、まさに幸福度とニアリーイコールじゃないですか。やはり、この自己肯定感を上げていかないと、いつまで経っても不幸は変わらないですよね。 この自己肯定感に関して、いわゆる「インスタ映え」から興味深い傾向が見いだせます。自己肯定感が高くて、「幸せ度マックス」の女の子のインスタグラ
親戚が少し高い家具を買いたいので大塚家具に行きたいと言い出したので、同伴。 大塚家具に行くのは初めてで、前には経営不振のニュースもあったのでちょっとネガティブなイメージがあったのですが・・・。 大塚家具、ええな~ ww 大塚家具は店員さんと共に家具を見て回るようなシステムになってるんですが、店員さんの知識は素晴らしかったですよ。なんか何を聞いてもポンポン答えが返ってきました。 当然商品数は多いの
「平均値」より大きいか小さいかでクヨクヨ心配するのはもうやめようか ww
「心配学~本当の確率となぜずれる?」という本からの引用。 身長など、自然界の数値は左右対称になることが多く、図1の下のグラフのように、収入など人間社会の数値はゆがんだ形が多くみられます。 年収の分布は正規分布のような釣り鐘型ではなく年収が高い方に裾が広がることはよく知られています。下の図のような感じで。 こういう分布をもとに平均値をとると、ビル・ゲイツなどの億万長者の収入の影響が効いてくるので、
好きな企業に投資するというのは何だか正しそうに聞こえて致命的な点を見落としていると思います。 とりあえず私が好きな企業を挙げてみましょうか。「好き」の定義は「日頃その企業のサービスをよく利用しているか、または経営理念が好きで応援したくなる企業」とします。 ・Google (検索エンジンやアプリなしでは生きていけない) ・Amazon (ネットショップで利用) ・Microsoft (ないと仕事で
投資初心者が日経平均ダブルインバースETFなんて買うのやめたほうがいいと思うが。
日経平均ダブルインバースETF: 日経平均とは逆の方向に2倍の動きをするETF。例えば日経平均が1%下落すれば、ダブルインバースETFは2%上昇。 投資初心者がダブルインバースETFに投資する、というのは個人的におススメできません。そもそもダブルインバースという選択肢にたどり着くにはステップがあるはずです。そのステップとは、 (1) 日経平均、S&P500、全世界インデックスなど色々な指
ウォーターフォール投資法の謎。「毎月5000円で自動的にお金が増える方法」書評。
「毎月5000円で自動的にお金が増える方法」でミアン・サミ氏が提唱しているのがウォーターフォール投資法。 何か気づきが得られるのではないかと思って読んでみました。 私が提案するのが、自動的に資産が増えるシステム、名づけて「ウォーターフォール投資法」です。・・・ このウォーターフォール投資法を実践すれば、多くの人が年利回り20%以上の資産運用を達成できます。 おっ、それエエやん。利回り20%はスゴ
インデックス投資で儲けるのは難しいが儲けたいなら方法はたった一つ。
インデックス投資で儲けるのは難しいが儲けたいなら方法はたった一つ。 買って買って買いまくってひたすらホールド。 いまさら強調するほどのことではないですが、これしかないと思います。 S&P500なら年間平均リターンは7%。7%のリターンなら資産増加スピードはたかが知れてるんです。ぶっちゃけね。 株価が幾何ブラウン運動で変動すると仮定して計算した結果を過去記事から引用: リターンが2倍以上に
投資にポートフォリオ理論の知識を必要とするのは誰か? ここで言っているポートフォリオ理論とは、 「株価の変動はどのように数学的にモデルできるか?」 「なぜ多くの銘柄に投資することでポートフォリオのリスクを下げることができるのか?」 「なぜリスク資産の時価総額加重平均のシャープレシオは最大となるのか?」 「なぜレバレッジをかけすぎるとリターンの中央値が低下するのか?」 に関する理論です。私の過去記
「忙しくて考える暇がない」を続けるとクセになって何も考えなくなる。
これは自戒をこめて書くのですが、「忙しくて考える暇がない」を続けるとクセになって何も考えなくなる。 特に仕事の繁忙期になるとこの兆候は目に見えて表れてきます。本当に恐ろしいくらいに考える癖が失われる。 考える癖が失われると、今度は「簡単な言葉で、シンプルにまとめられた、正しいっぽく聞こえる情報」に飛びつく癖がついてくるんです。 みんな忙しい。だからネットや動画の「まとめてみた」系のコンテンツばか
ギャンブル依存症が生まれる理由とは?カジノやメーカーの巧妙な戦略という記事が面白かったので引用。 最近のスロットマシンは「もう少しでジャックポット寸前」「絵柄が揃いそうで揃わない」という巧みな演出をすることで、プレイヤーに「ものすごくおしかった。もしかしたらもうすぐ当たるかもしれない」という心理的な影響を与え、プレイさせ続けるように設計されています。 また、「もう少しで大当たりだった」というスロ
なぜリスクが高いとリターンの中央値が下がるのか?を定量的に説明する。
過去記事からの引用。 下のグラフは1年後のリターンの確率分布を示したもの。リスクを変化させていくと分布の計上がどう変わるかを示したものです。 グラフをみて分かる通り、リターンを一定にしてリスクを大きくしていくと確率分布の形状が低リターン側に盛り上がっていきます。 では中央値はどのように変化するかというと: 青色 (リターン7%・リスク20%):中央値は1.05倍 黄色 (リターン7%・リスク10
資産を増やすには「考え方」を変えるしかない。預金➡インデックス➡レバレッジ
マネーの虎のある回で、ノーマネーでフィニッシュとなったクソ生意気な挑戦者と堀之内社長のやりとり。 堀之内「世の中にいっぱい金持ちになりたがっている人がいるよね。なれる人となれない人がいるよね。なんでだろうね。」 挑戦者「努力って答えが、いちばん適格だと思うんですけど。」 堀之内「違うんだよなー。」 挑戦者「・・・じゃあ何ですか?」 堀之内「考え方です。考え方。努力なんてしなくていい。考え方さえ変
「ウォール街のランダムウォーカー」や「投資の大原則」は投資本のなかでも名著ですが、私は「ライフサイクル投資術」も名著に挙げたい。 その理由は「考え方が斬新」だからです。ウォール街のランダムウォーカーなどは、インデックス・ファンドに長期投資しろ、という言わば投資の定石を主張している一方で、ライフサイクル投資術は投資に使える金の考え方を「今」だけでなく「未来」に拡張しているからです。 過去にレビュー
面倒くさいモンスタークレーマーのせいで平均的なひとが不利益を被る。
モンスタークレーマーってマジで面倒くさいんだが、ところでどれくらいの割合で存在するんだろう? って思うことがあるんです。何か一部の騒ぎまくるバカのせいで社会的損失があると思うんですが、そもそもどれくらいいるんだと。 「心配学~本当の確率となぜずれる?」という本からの引用。 ある商品にクレームをつけたり、逆に絶賛したりする人は、先ほどのデータでみると分布の端っこのほうの人です。平均的な大多数の人は
電話で契約内容を早口で言うのやめろや。ぜんぜん頭に入らないぞッ!
ブーン、ブーン、 机の端っこに置いたスマホが振動する。 番号を見ると見知らぬ番号。私は過去に不動産業者の営業電話がウザすぎて、苦肉の策で電話番号を変更したことがある。(業者ども、まだ恨んでるぞッ!) またどこかの業者に電話番号漏れたのか??と思ったが、よくよく見ると頭が0120のフリーダイヤル。 在宅勤務中だったけど息抜きに電話とってみるかと思い、通話ボタンを押す。 私「もしもし」 業者「●●さ
電子書籍を買うか紙の本を買うかは「繰り返し読むか?」で決める理由
本を電子書籍で買うか紙の本で買うか?は悩みどころだと思います。 私の基準は「繰り返し読む本なのか」で判断しています。もしある本を繰り返し読むのであれば電子書籍。一度読んだらもう読まないような本は紙の本です。 私は不要なものは家に置かずに売って処理する考えをもっています。不要なものは家に置いておきたくないのでさっさと現金化したい。 そこでこんなふうに行動するんです。まず本屋を徘徊する。そこで目に留
S&P500を積み立て投資したリターンの確率分布の形状からリスク低減を理解する。
前回の記事の続きです。 S&P500に一括投資したリターンの確率分布と、毎年定額つみたて投資した際のリターンの確率分布はどう違うか? 積み立て投資した際のリターンの確率分布の計算方法は次の通りでした。 20年間定額つみたて投資したリターンの確率分布は、一括ケースの毎年の確率分布の和をとったものだと捉えることが出来ます。 なぜならこう考えればよいから。 (1) 1年目に投資した分は20年後
金のある奴がさらに金を持ち、金のない奴は更に追い詰められる。
引用:東京闇虫 金のある奴がさらに金を持ち、金のない奴は更に追い詰められる。 確かに・・・。というか部屋汚いな ww ちょっと重箱の隅をつつくようですが、「金のある奴がさらに金を持ち」というのは、少しだけ言葉が足りてないと思います。 正しくは「金のある奴が(金をリスクに晒すことで)さらに金を持ち」が現実に近いのではないか?と思います。 リスクとは「不確実性」のこと。リスクに晒すとは、将来増えるか
S&P500の積立投資と一括投資のリスクを確率分布の形状から定量的に比較する。
前回の記事の続きです。 オレンジ:一括投資で20年間放置したリターンの分布 青色:20年間定額つみたて投資したリターンの分布 積み立てケース (青色)の分布の広がりは一括ケース (オレンジ)の分布の広がりよりも小さくなっています。 積立投資することでリスク (価格変動の大きさの度合い)が低減できていることが分かります。 分布の広がりが小さくなるのは分かるけど、リスクの低下は定量的にはどう評価でき
S&P500の積立投資でリターンの確率分布をどう計算するか?
過去記事でS&P500のリターンの確率分布をグラフ化したものを紹介しました。 S&P500指数がリスク20%・リターン7%の幾何ブラウン運動に従うと仮定、その際のリターンの確率分布は下の通りです。 このグラフは言うまでもなく初年度に一括投資した際のリターンの分布の変化を示しています。 では毎年同じ金額を積み立て投資するとどうなるか? 積み立て投資とは、初年度に10万円投資し、次年度に10
S&P500リターンの確率分布から分かるリターン5倍以上の確率。
前記事からの続きです。 S&P500指数がリスク20%・リターン7%の幾何ブラウン運動に従うと仮定、その際のリターンの確率分布は下の通りです。 確率分布の形は分かったと。ではリターンが2倍とか3倍とかになる確率は一体どれくらいあるんだ?というのが知りたい。 確率分布を積分すると「あるリターン以下の確率」や「あるリターン以上の確率」を知ることができます。 上の確率分布をもとに元本割れ確率 (=リタ
S&P500指数がリスク20%・リターン7%の幾何ブラウン運動に従うと仮定、その際のリターンの確率分布を図示してみます。 幾何ブラウン運動の式は過去記事を参照。 下のグラフは20年間投資する場合のリターンの確率分布の変化を示しています。 オレンジ色: 1年後 黄色: 20年後 青色:30年後 それ以外は灰色です。 青色の確率分布の形状を見ると高リターン側に長く裾が広がっていることが分かります。こ
サイレントマジョリティが声をあげないと世の中おかしくなる。確かに ww
前回の記事を書いていて気が付いたことがあるんですが、 誰かの本だったかネット記事に「サイレントマジョリティが声をあげないと、声がデカい極端な一部の声だけが強調されて世の中がおかしな方向に進む」って書いてたんですよ。 その時は何を言ってるのかよく分からなかったんですが、下の引用を読んでいて繋がりましたよ。はなしが。 ものすごく心配な人は、こころの中が心配で満ちているわけですから、それを確かに言いた
ただの私の好みを書き散らかすだけですが、 書体「MS明朝」や「MSゴシック」はもうMicrosoft Officeの書体選ぶところから抹消してくれないか ww いや、これ見にくいんですよ。本当に見にくい。 いまだに使っているのは、書体とか気にしない年配のオジサンくらいじゃないかしら。 過去に読んだデザインの本で、書体はメイリオを使え、MS明朝やゴシックは絶対使うなと書いてました。これには私も同感
リスクとは不確実性の事。 金融商品に関して「リスクが高い」とは、その価格変動が大きいことを意味します。そして一般的にある金融商品のリスクが大きければリターンも大きいです。 下の図はmyINDEXから作成した株や債券のリスク・リターンを見れば分かります。(コモデティ・日本株のリターンがリスクの割に低いですがとりあえず無視。) ではリスク (不確実性)って大きい方がいいのでしょうか?それとも小さい方
副業の方が本業より面白いのではないか?という気がしてきたな ww
私は翻訳とか技術計算とかの副業をやってるのですが、最近チョクチョク依頼がきます。 思うんですが本業より副業の方が面白いな ww 何が面白いかというと、やはり自分で全てコントロールできる点ですね。 自分一人でやる副業だと、金額とか納期とか作業内容の条件付けとか全部自分で決めれますからね。 ネット経由の依頼ってけっこう依頼内容が曖昧なことが多いんです。そこで「こんなものなら5000円で提供できます。
前回の続き。 「ワークマン式「しない経営」」という本には「価値を生まない無駄なことはしない」とあります。 これは製造工程から無駄を徹底的に排除するトヨタ生産方式と同じ考え方です。 ちょっと強引ですが、この「価値を生まない無駄なことはしない」を投資に適用してみます。 私の場合はインデックス・ファンドにしか投資しないと決めています。すでに過去記事で述べている通り、インデックス投資は他の投資法に比べて
100円ショップの商品が国産でも安い理由。これは知らなかったな ww
私はよく100円ショップに行くのですが、たまに「100円でこのクオリティか!!」と唸る商品もあります。 100円ショップでの商品が値段の割に安いのは、海外の人件費が安い工場で作ってるからだと思ってましたが、中では国産でも安い物があります。 なんでかな~と思ってたんですが、「スタバではグランデを買え」という本に面白いことが書いてました。 日本製の食器などで、デパートでは1個1000円以上で売ってい
資産運用で一番難しいのは自分のリスク許容度を知ることだと思う。計算方法はあるけど。
市場平均株式指数を越えたパフォーマンスを叩き出したい、というチャレンジャーは除くとして、資産運用を始めようと思う多くの人は「まあ老後に困らない程度の資産なら作りたいな。低リスクで。」って感覚でしょう。 まあそういう人はわざわざ個別株を買わずともインデックス・ファンドで運用しておけばいいし、自然とインデックスに落ち着くと思うのですが、ポイントは資産全体のうち何%をリスク資産に投資すればいいか、が一
マスコミの切り取り報道とデータの平均値は似てるな ww 平均値は「ある一面」に過ぎないんだからッッ!
最近、統計の専門家の話を聞く機会があったんです。 確率・統計の基本的な説明だったのですが、そこで非常にイイ事を言ってたんです。それは何かというと、 「あるデータの平均値ってのは、そのデータがもつ情報の一つの表現方法に過ぎないんです。」 と言ってたんです。 私はこれを聞いたときに、確かにな!!と頷いてしまったんですよ。 言わずもがな、日本人の平均年収が400万とかいう記事が出ると、イヤイヤ俺の年収
「ブログリーダー」を活用して、チャンドラさんをフォローしませんか?
本日でブログの更新を終了したいと思います。 理由は、本業が忙しく更新する時間を取るのが難しいのと、インデックス投資について書きたい内容や検証したい内容はすべてやり切ったと思うからです。 一番大きな理由は、金とか投資の話ばっかり書いてると、なんとなく心が荒んでいくと思ったからです。 5年前からインデックスファンドに投資し続けてある程度資産を築くことができました。これからも継続していきます。 が、投
2020年ごろのネット記事でS&P500の上位5銘柄の時価総額が20%を超えたのを危惧する記事がありました。(引用) Goldman said that sharp declines in market breadth had often signaled large market drawdowns in the past. "For example, in addition
バンガード社が出しているレポート (Vanguard economic and market outlook)(リンク)で、今後10年の株式リターン予想値が紹介されています。 米国の中央値は約6%ですが、米国除いた世界株は8.5%。しかもボラテリティは18%程度と両者はほとんど変わりません。 バンガード社は予測モデル (VCCM)でリターンをシミュレーションした結果を公開しています。その結果のスク
バンガード社が出しているレポート (Vanguard economic and market outlook)(リンク)で、今後10年の株式リターン予想値が紹介されています。 米国の中央値は約6%ですが、米国除いた世界株は8.5%。しかもボラテリティは18程度と両者はほとんど変わりません。 バンガード社は予測モデル (VCCM)でリターンをシミュレーションした結果を公開しています。その結果のスクシ
前回の記事では、バンガード社のレポートを紹介しました。要点だけ書くと; リタイア後に50年生きる場合、4%ルールだとリタイア成功率は36% ※「成功率」とはリタイア中に資産が尽きない確率。計算モデルはバンガード独自のモデル (Vanguard Capirtal Markets Model)を利用。(元記事へのリンク) これは投資先を米国株式+債券とした場合の結果です。一方、ポートフォリオに海外株
バンガード社がアーリーリタイア (FIRE)の成功率を分析したレポートを掲載していました。(元記事へのリンク)。気になる個所を抜粋。 The 4% rule is based on a 30-year retirement horizon. However, a FIRE investor's retirement could last 50 years or more. That&#
バンガード社が出しているレポート (Vanguard economic and market outlook)に、今後10年の株式リターン予想値が紹介されていました。(元記事へのリンク)。該当箇所を抜粋。 Globally, our 10-year equity return expectations are 2.25 percentage points higher than they wer
物価の上昇で実質賃金の低下が話題になっていますが、実際に給料にどれくらい影響するんでしょうか? 私もあまり意識してはなかったんですが、私の知り合いに、毎月の給与をCPI (消費者物価指数)で割った数値を記録してる人がいて、実質賃金は全然伸びてない!と騒いでる人がいました。これは面白いなと思ったのでやってみます。 CPIは総務省のサイトから入手できます。2020年のCPIを100とした各月の値が開
最近思うのは「収入が不安定なのが生活において一番の恐怖なのではないか?」ということ。 ある意味当たり前のことなのですが、メディアなどで安易にFIREを推奨する風潮を見てると、こういう当たり前の考えが頭に浮かんできます。 私の計算結果によると「40代、資産6000万ぽっちでFIREするのは安全ではない」。なぜ「安全ではない」という曖昧な表現なのかというと、資産がゼロになるかどうかは、FIRE後に生
前の記事では、「80%のアクティブファンドがインデックスに負ける。」というデータを紹介しました。米国のファンドマネージャーに限ると、投資期間が長いほど負ける確率は高まります。 じゃあ何故多くの人はアクティブファンドに投資してしまうのか?の答えの一つに「合成の誤謬 (conjunction fallacy)」という考え方があります。 Wikiから引用すると、合成の誤謬とは「一般的な状況よりも、特殊
「80%のアクティブファンドがインデックスに負ける。」は確かウォール街のランダムウォーカーに書いていたと思いますが、確かにStandard & Poorsのデータによるとアクティブファンドの負けっぷりがデータで示されています。 米国のファンドマネージャーに限ると、投資期間が長いほど負ける確率は高まります。 例えばアクティブファンドとS&P500を比較すると、期間が1年なら指数に劣
たまたま「複利効果の意味」の議論をみかけたので私の「複利効果とは何ぞや?」を算数で考えてみます。 金融庁のサイトでは複利効果を次のように説明しています。「投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果があります。」 確かにそうなのですが、「利益が更に増えていく」とは具体的にどういう意味なんでしょう。算数の方が分かりやすいと思うので数式
2022年の投資結果を公開します。 昨年と比較:-5.7% 資産運用状況 ファンド毎の資産運用状況は次の通りです。絶対額の公開はやめたのでリターンのみ載せています。 2019年以降の買付額・評価額の推移は次の通り。 ちなみに2023年の米国株式の予想がウェブで出ていたので引用します。 多くのプロが予想する、2023年の年末までの値動きは「年初から2月までは軟調な展開が続き、春先から年央にかけて反
私の知り合いにはサラリーマンではない高収入の友人が何人かいて、年末などに久しぶりにあって談笑すると話題は金とか投資に及びます。高校時代は部活とかゲーム・漫画の話ばかりでしたが、年食うとやっぱり話題は金になるんですね。 友人たちはみな職業柄色んな情報に接する機会があって、個別銘柄、ビットコイン、不動産、色んな投資に接する機会があるんですが、私が「おれはインデックス一筋だ (キリッ)」というと、「な
2022年ももうすぐ終わりです。2022年は仕事が忙しすぎてキツかったです。そして2023年も確実にキツくなります。 S&P500は年初来20%減くらいで終わりそうですが、正直どうでもいいです。私は資産の大部分をS&P500に投資してますが、毎週定額投資でやってるので、そこまで大ダメージ感はないです。 ニュースでテスラとアマゾンの株価がガタ下がりと書いてました。現時点でテスラは年
資産が1億にはほど遠い私が言うのもなんですが、資産1億円達成にどういう意味があるか考えてみます。 人にチヤホヤされたいとか達成感があるとか感情面はさておき、1億あれば仕事辞めて完全無職になってもその後の人生は「ほぼ」苦労せず暮らすことは可能です。「ほぼ」ってどれくらいか? 過去記事でS&P500に投資してFIREした際の破産確率を計算しました。毎年の引き出し額と40年後/50年後の破産確
過去記事からの引用。 S&P500指数がリスク20%・リターン7%で幾何ブラウン運動すると仮定すると、元本割れ確率は 10年後:22% 20年後:14% 30年後:9% 投資期間が長いほど元本割れ確率は減ります。 リスク資産に投資する以上、30年後のリターンは5倍です、などと言い切ることはできません。 仮に言い切ったっぽい表現だったとしても、小さな文字で「これは過去の実績を基にした予想で
2022年11月末の資産運用状況を公開します。 合計資産:6,634万円 前月より64万円↑ 資産運用状況 投資金額:3,872万円 評価額:6,168万円 損益:+2,296万円 (+59%) 現金:466万円 (総資産に対する比率: 7.0%) ファンド毎の資産運用状況は次の通りです。 2018年以降の買付額・評価額の推移は次の通り。 資産公開はこれで最後にします。 これまで公開をしてきた理
インデックス投資でリターンを高めるのに重要なのは、(投資金額) x (年数)です。ファンドの価格は制御不能ですが、投資金額と年数は個人で制御できます。 この記事では、トータルリターンと(投資金額) x (年数)の関係を示します。後者を「円・年」と呼ぶことにします。 ファンドに30年間投資することを考えます。初年度に30万円を一括投資する場合、30万円を30年間保有するので、(投資金額) x (年
老後2000万円問題が以前話題になりました。退職時に2000万円ないと老後破綻するという内容です。 2000万円という数字が独り歩きした感は否めないです。当たり前ですが必要な金額は、年金受給額やローン有無など個人の状況に大きく依存します。 定年まで勤めあげたサラリーマンであれば年金受給額は毎月16万円くらい。結婚している場合、配偶者が共働きか専業主婦によりますが、世帯合計で毎月25万円くらい。毎