待ちに待った心エコーの日。それまで一度も付き添ったことのない夫が「オレも行く」と言い出した。 夫とは心疾患の話はしていたけれど、ダウン症かもしれないとは伝えていなかった。 「心臓は手術すれば治る」と楽観的なことを言う夫に、治らないダウン症の話をするのが辛くて、先延ばしにしていた。 予約時間どおりに受付を済ませけれど、急患が入ったのか、やたらと待たされる。志願して付いてきたくせに「こんなに待たせるなんておかしい」と愚痴る夫にげんなりした頃、ようやく順番が回ってきた。 エコー室へ入ると、前回の3Dエコーを担当した若い女医さんと心臓のエキスパートが待っていた。エキスパートは女医さんに何か説明しながら…
妊娠30週を過ぎたある日の妊婦健診。年齢的に最後の妊娠だろうし、記念に撮っとくかと、気楽な気持ちで受けた3Dエコーで、若い女医さんはやけに念入りに次女の心臓を見ていた。女医さんは担当医とは別の方で、淡々としていて話しにくい印象だった。せっかく受けた3Dエコーなのに、娘はお顔を手で隠したままだし、見せられるのはよく分からない心臓の映像ばかり。 女医さんは無言のまま。さすがに何かあるのかと不安になった頃、「大腿骨が短いって指摘されたこと無いですか?」と唐突に聞かれた。「無いです」自慢じゃないけど、経過は順調。 我ながら、年の割には元気な妊婦で、糖尿も高血圧も指摘されたことがない。 赤ちゃんも小さす…
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