2年間の活動がまもなく終わりを迎えようとしている。為すべき任務を果たせたかと問われれば、まだまだやり残したことはたくさんある。もう少し時間があれば、これもあれも……と、すべきことはまだ多い。医療経験者でない自分が医療機関で働くということは、たくさんのハード
これまでHIV陽性者サポートグループがなかった地域に新たにグループを立ち上げて1年4ケ月。これまでに2度の研修を開き、この自助グループのなかで、仲間同士での支えあい、正しい服薬や健康に関する知識、グループ運営、そして収入向上活動について学びあう機会を設けてきた
感染症・エイズ対策を担当する自分にとって、活動の柱の一つでもあるエイズ予防啓発授業を、これまで任地周辺の半径40km圏内のプライマリースクール36校とセカンダリースクール6校で行った。授業は3時間構成で、【1時間目】HIVの基礎知識(感染経路・症状・予防方法)、【2時
1月から任地の学校でキャリアトークを行っている。これは、近隣の森林局やヘルスセンターで働くスタッフをゲストスピーカーとして招いて、将来のキャリアについて考える特別授業という位置づけだ。この授業を行うことになったきっかけは学校生徒の中退率が高いことだ。マラウ
青年海外協力隊と聞くと、世間一般では「途上国で井戸掘りをしている人」とイメージする人が多いという。確かに数十年前は実際に井戸を掘っていた隊員も多かったが今では違う。協力隊参加者は、それまでの自身の経験や職業に基づいて、それを途上国の発展のために活かすこと
マラウイの一般家庭では石を3つ置いて薪をくべて火を焚き、その上に鍋を置いて料理する方法が一般的だが、三石(三点)かまどと呼ばれるこの方法は熱効率が悪く、料理に時間がかかるうえ、大量の薪を必要とする。そこで、この状況を改善すべく各国でコミュニティ開発隊員が中
地域の学校を巡回し、学校保健の一環でHIVの予防啓発のほかにマラリア等の感染症や栄養について学校生徒に話をしている。今回は「正しい手洗いを身につけよう」ということで近隣の2校3クラスで手洗いワークショップを行った。準備したものは蛇口付のポリバケツ、でんぷんのり
マラウイの人たちは時間にルーズだ。村でのミーティングは2時間遅れて始まることが普通だし、自分の勤務先のヘルスセンターでも朝から医療スタッフが誰も来ずに何時間たっても診療が始められないことも珍しくない。昼過ぎまで待っても診療が始まらないと、とうとう患者はあき
マラウイの人たちは食べ物の包みや飲み終わったペットボトルを所構わず店の外や道端にポイ捨てする。バスの中で食べた後のゴミは、そのまま窓から外へ……。プラスチックやアルミのゴミはすぐに自然に還ることはなく、掃除する人のいないまま、そのまま道端に残り、どんどん
アフリカで丸一年を過ごした2018年もまもなく終わろうとしている。年末は任地で過ごした。クリスマスはマラウイの人たちにとって家族でゆっくりと過ごす時間。教会へ行き、普段より少し贅沢な食事をして、普段はできない買い物をしたりもする。クリスマスが近づくと大都市の
12月1日のWorld AIDS Day(世界エイズデー)に合わせ、保健省が主催となってナショナルイベントがムジンバ県のジェンダで開催された。マラウイのHIV感染率は約9.6パーセント。知識の普及や予防、治療薬の使用による母子感染の防止などによりピーク期の半分以下になったものの
マラウイの村々には森の中から探した薬草や鉱物を調合して患者に処方するアフリカンドクター(ウィッチドクター)やヘバリスト(薬草師)が存在する。これらの伝統医は現地の言葉でシンガンガと呼ばれ、なかでも呪術を使ってbewitchされた(病気にかけられた)人の治癒をする
平らな大地に指標を示すように岩山がそびえ立つ。ここはンゴニ族の聖なる山、Hora Mountain。この岩山には何千年も前からの先住民族の生活の証が刻まれている。鉄や火を使った生活や埋葬、動物の化石等がこの岩山から見つかり、多くの考古学者が訪れている。この岩山の麓で年
マラウイには2つの難民キャンプがある。そのひとつは、首都リロングウェからほど近い、約3万4,000人が暮らすザレカ難民キャンプ。コンゴ民主共和国、ソマリア、ルワンダ、ブルンジからの難民が暮らす。そしてもう一つは2007年に一旦閉鎖後、モザンビークの反政府軍による内戦
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