2025.07.19 一日一季語 跣足(はだし) 【夏―生活―三夏】 千手観音ぺたぺたぺたと跣 野口る理 京都・東山の三十三間堂の千手観音千体は、後白河…
2023.8.1一日一季語 サングラス 【夏―生活―晩夏】 髪切つてまづ手はじめにサングラス 辻前冨美枝 このサングラスもファッション性が高そう。作者と…
2023.7.31一日一季語 夏休(なつやすみ) 【夏―生活―晩夏】
2023.7.31一日一季語 夏休(なつやすみ) 【夏―生活―晩夏】 子等とゐるただそれだけの夏休 平山真弓 2023年は、多くの学校では例年通り30…
2023.7.30一日一季語 花火(はなび) 【秋―生活―初秋】
2023.7.30一日一季語 花火(はなび) 【秋―生活―初秋】 背中より昏るる墨田の川花火 久保秀貴 歴史的記録の残るものは両国の花火が最古とな…
2023.7.29一日一季語 打水(うちみず《うちみづ》) 【夏―生活―三夏】
2023.7.29一日一季語 打水(うちみず《うちみづ》) 【夏―生活―三夏】 水を打つ地球温暖化を思ひ 柳沢公美乃 「打ち水大作戦」は、江戸時代の…
2023.7.28一日一季語 炎昼(えんちゅう《えんちう》) 【夏―天文―晩夏】
2023.7.28一日一季語 炎昼(えんちゅう《えんちう》) 【夏―天文―晩夏】 炎昼や少しジュラ紀の匂う窓 塩見 恵介 ジュラ紀(ジュラき、侏羅紀)…
2023.7.27一日一季語 金亀子(こがねむし) 【夏―動物―三夏】
2023.7.27一日一季語 金亀子(こがねむし) 【夏―動物―三夏】 金亀子又死ぬふりをして逃れ 稲畑汀子 キラキラと金属のような輝きの緑~銅色の虫。…
2023.7.26一日一季語 炎天(えんてん) 【夏―天文―晩夏】
2023.7.26一日一季語 炎天(えんてん) 【夏―天文―晩夏】 人文字のきびきび変はる炎天下 川畑良子 第105回全国高等学校野球選手権記念大会(…
2023.7.25一日一季語 百日紅(さるすべり) 【夏―植物―晩夏】
2023.7.25一日一季語 百日紅(さるすべり) 【夏―植物―晩夏】 さるすべり咲きつつ花は天をさす 萩原まさえ 伸びた枝の先端に房状に花を付ける姿は…
2023.7.24一日一季語 胡瓜(きゅうり《きうり》) 【夏―植物―晩夏】
2023.7.24一日一季語 胡瓜(きゅうり《きうり》) 【夏―植物―晩夏】 胡瓜皆すんなり基準値合格品 高澤良一 私の住む町は、ベッドタウンの…
2023.7.23一日一季語 空蟬(うつせみ) 【夏―動物―晩夏】
2023.7.23一日一季語 空蟬(うつせみ) 【夏―動物―晩夏】 空蟬のひとすぢの創縫ひたしよ 渡部有紀子 セミは、卵→幼虫→成虫という不完全変…
2023.7.22一日一季語 夕立(ゆうだち《ゆふだち》) 【夏―天文―三夏】
2023.7.22一日一季語 夕立(ゆうだち《ゆふだち》) 【夏―天文―三夏】 夕立あと朱唇艶めく道祖神 白鳥義岳 安曇野には多くの道祖神があります。…
2023.7.21一日一季語 蟬(せみ) 【夏―動物―晩夏】
2023.7.21一日一季語 蟬(せみ) 【夏―動物―晩夏】 ハムエッグの端反り返り蟬の声 金子敦 ハムエッグから朝食のハムエッグを想像した。先日、年…
2023.7.20一日一季語 氷水(こおりみず《こほりみづ》) 【夏―生活―三夏】
2023.7.20一日一季語 氷水(こおりみず《こほりみづ》) 【夏―生活―三夏】 瓦屋根多き谷中やかき氷 緑川啓子 日暮里駅から谷中銀座へと続く…
2023.7.19一日一季語 温風(おんぷう《をんぷう》) 【夏―天文―晩夏】
2023.7.19一日一季語 温風(おんぷう《をんぷう》) 【夏―天文―晩夏】 絨毯の上を温風這ひ廻り 高澤良一 洋間の絨毯は、一年中敷いてある家も…
2023.7.18一日一季語 麦酒(びーる) 【夏―生活―三夏】
2023.7.18一日一季語 麦酒(びーる) 【夏―生活―三夏】 機嫌よく今日を過ごしてビール飲む 遠山悟史 なぜ夏になるとビールが飲みたくなるのか、1…
2023.7.17一日一季語 溽暑(じょくしょ《じよくしよ》) 【夏―時候―晩夏】
2023.7.17一日一季語 溽暑(じょくしょ《じよくしよ》) 【夏―時候―晩夏】 原子炉と共に溽暑に眠る町 梅沢富美男 原子炉と溽暑に眠る町し…
2023.7.15一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】
2023.7.15一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 病む夫に娘より届きし藍浴衣 田中藤穂 白地の浴衣は昼用で、家の中で着ると真夏でも涼し…
2023.7.14一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】
2023.7.14一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 ひまわりは一日一周してるんだ 広瀬結麻 7月14日は、ひまわり…
2023.7.13一日一季語 門火(かどび) 【秋―行事―初秋】
2023.7.13一日一季語 門火(かどび) 【秋―行事―初秋】 迎火の雨に濡れつつ仏来る 中島徳子 この句の雨は、7月の新盆の頃の雨のようにも感じま…
2023.7.11 一日一季語 風鈴(ふうりん) 【夏―生活―三夏】
2023.7.11 一日一季語 風鈴(ふうりん) 【夏―生活―三夏】 江戸風鈴音やはらかしきのふけふ 寺崎美江女 浅草寺ほおずき市では、風鈴付きの「…
2023.7.10一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】
2023.7.10一日一季語 青葡萄(あおぶどう《あをぶだう》) 【夏―植物―晩夏】 粒ごとに陽の透き通る青葡萄 須藤トモ子 陽を浴びてぐんぐん実が…
2023.7.9一日一季語 夾竹桃(きょうちくとう《けふちくたう》) 【夏―植物―仲夏】
2023.7.9一日一季語 夾竹桃(きょうちくとう《けふちくたう》) 【夏―植物―仲夏】 夾竹桃星をだましてしまいけり 星野早苗 葉は竹に似て、…
2023.7.8一日一季語 さくらんぼ 【夏―植物―仲夏】 宿醉の顔の映れるさくらんぼ 中原道夫 先日、荻窪の屋根裏バル 鱗kokeraでの句会に参…
2023.7.7一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―行事―仲夏】
2023.7.7一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―行事―仲夏】 朝顔市夜明けし声の瑞々し 岸風三樓 朝顔市は、夏の風物詩と…
2023.7.6一日一季語 七夕(たなばた) 【秋―行事―初秋】
2023.7.6一日一季語 七夕(たなばた) 【秋―行事―初秋】 満載の祈願七夕竹撓ふ 秋場貞枝 勤務先の大崎。スーパーの店先やら、ショッピン…
2023.7.3一日一季語 蛇髭(じやのひげ) 【夏―植物―晩夏】
2023.7.3一日一季語 蛇髭(じやのひげ) 【夏―植物―晩夏】 蛇の髭の花や晴れたり曇ったり 青柳志解樹 7月1日は全国的に雨。被害が心配な九州地…
2023.7.1一日一季語 蟻(あり) 【夏―動物―三夏】 出会いては何か耳打ち蟻の列 石神芳枝 ほとんどの昆虫は親が孵化した子の世話をすることがない…
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2025.07.19 一日一季語 跣足(はだし) 【夏―生活―三夏】 千手観音ぺたぺたぺたと跣 野口る理 京都・東山の三十三間堂の千手観音千体は、後白河…
2025.07.18 一日一季語 プール 【夏―生活―晩夏】 緩慢な絶滅あおむけにプール 神野紗希 俳誌noi VOL.3 野々草々 掲載句 「夏…
2025.07.17 一日一季語 籐椅子(とういす) 【夏―生活―三夏】 籐椅子に無言の行のひと日かな いさ櫻子 月刊―俳句界 2025年7月号新作巻頭…
2025.07.16 一日一季語 洗膾(あらい《あらひ》) 【夏―生活―三夏】 ひた殴る映画の彼等洗ひ鯉 彌榮浩樹 鯉の養殖には4つの方法があり、それぞれ…
2025.07.15 一日一季語 草刈(くさかり) 【夏―生活―三夏】 草を刈る関東平野の一部分 金子敦 日本一広い平野である関東平野では、昔から野菜の…
2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2025.07.13 一日一季語 舟虫(ふなむし) 【夏―動物―三夏】 船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク 佐山哲朗 主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下…
2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2024.7.21一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 塩舐めて酒酌む夏の盛りかな 斎藤信義 斎藤信義第5句集『光る雪』(文學の森)掲載句。日本…
2024.7.20一日一季語 蓮の花(はすのはな) 【夏―植物―晩夏】 不忍池ぽつぽつ蓮の花見えて 保坂加津夫 池の中から真直ぐに伸びて花を咲…
2024.7.19一日一季語 夕焼(ゆうやけ《ゆふやけ》) 【夏―天文―晩夏】 手の甲の青き血潮や大夕焼 辻村麻乃 この句から思い浮かぶのは、「手の…
2024.7.18一日一季語 尺蠖(しゃくとり《しやくとり》) 【夏―動物―三夏】 尺蠖の道ひろびろと使ひけり 堀切克洋 堀切克洋句集『尺蠖の道』堀切…
2024.7.17一日一季語 万緑(ばんりょく《ばんりよく》) 【夏―植物―三夏】 万緑に埋るる御師の句碑を祝ぐ 粕谷容子 神代植物園に写真の会の方と…
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…