6月22日、札幌簡易裁判所で裁判の傍聴をするという研修があった。 予定は午後2時から午後4時だった。交通事故の裁判だった。 こんなところで裁判の内容を詳しく書くと怒られるので、内容はボカして書く。原告は駐車場で車をぶつけられたと主張して、被告は車をぶつけていないと主張した。 原告は50万くらいを請求していた。双方に弁護士が2人ずつ就いていた。 この裁判は社会的にどういう意義があるのかと思った。原告の当事者尋問から始まった。 原告はトラックの運転手で、趣味の悪いネクタイをしていた。 前職の警備会社にいたパワハラ野郎と同じ人相だった。被告側の弁護士が原告を追いつめていった。 「おたくがこの駐車場の…