突然ですが、勝小吉の著作の一つ『詠め草(ながめくさ)』より(個人的には読んでたけどもブログで書いたことなかった)、天保十一年(西暦1840)、夢酔(小吉)が39歳の時のお話です。主に夢酔が詠んだ歌から膨らました、ほぼほぼフィクション演出です。15分で考えて2日で書きました。 後ほど、解説文を付け加えます。 ランキング参加中マンガ
突然ですが、勝小吉の著作の一つ『詠め草(ながめくさ)』より(個人的には読んでたけどもブログで書いたことなかった)、天保十一年(西暦1840)、夢酔(小吉)が39歳の時のお話です。主に夢酔が詠んだ歌から膨らました、ほぼほぼフィクション演出です。15分で考えて2日で書きました。 後ほど、解説文を付け加えます。 ランキング参加中マンガ
ペン入れ&セリフ入力ができ次第、順次公開していきます。全ページ公開できたら、解説文を付け加えます。 あらかじめ原作の該当箇所を文章で打っておきますが、ネタバレをこうむりたくない方は、読まないようにしてください。
ブログに載せるのをすっかり忘れていましたが、はやおきは2024年3月あたりから、デジタル作画の勉強をしています。 とゆう訳で、デジタルで描いた絵をここには載せます。新しいのが、上に来ます。 四番目にデジタルで描いた絵です。両手ピースの小吉。 珍しく線がキレイ…と思いきや、むしろ線画をデジタル作画するのを諦めて、アナログで描いた線をスキャンして、色だけデジタルで塗りました。 横に並べたのは、試しに背景を塗りつぶしたものです。 三番目にデジタルで描いた絵です。一度目の家出中盤頃の小吉。 もはや全身を描くのをすっかり諦めておる…。 透明水彩とゆうツールで塗ったものです。色が全然乗らないけども、手描き…
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその11です。 箱根山中で崖から転落して、金玉を打った小吉。小田原の三枚橋で休んでいると、人足に「ウチで奉公しない?(意訳)」とスカウトされます。マンガ『夢酔独言』、漁師編スタートです。
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその10です。 石部(現代の滋賀県)で出会った親方に「江戸へ帰れ」と言われ、府中(現代の静岡県)まで連れてきてもらった小吉でしたが、その晩に親方がケンカ騒ぎを起こし、小吉と別れることになります。 放浪の旅を再開した小吉ですが、崖の所で寝て、当然ながら崖から転落します。
このブログを読んでくださる皆様、去年はとってもお世話になりました。今年も、マンガ『夢酔独言』および勝小吉をよろしくお願いいたしますm(_ _)m 2024年1月に描いた絵です。 干支の絵を描こうと思っていたものの、クリスマスの絵で力を使い果たして、元旦の朝に起きてから描いた絵です。 恐竜を飼うと世話が大変。
色を塗った一枚絵をまとめた記事があったのですが、どういう訳かブッ飛んで消えてしまったので、また新しくここに、色を塗った一枚絵をまとめていきます。 新しく描いた絵が、上に来ます。 しゃがむ小吉(2023,12,26) 小吉10歳くらい。稽古着を着ています。 コピックで塗りました。 走る小吉(2023,12,26) 小吉9歳の年の喧嘩の一場面です。落書きを清書したもの。 右奥にいるのが、小吉の弟・鉄朔です。 コピックで塗りました。スキャンしたらメチャクチャ薄くなった…。 江戸時代のサンタさんB(2023,12,24) 3年くらい前に描いた、江戸時代のサンタさんシリーズの別ヴァージョンです。 オオカ…
旧十四話が十八話の後に移動して小吉の持ち物が変わったので、描き直したものです。せっかく描いたので、絵だけ公開します。 後に製本する際には、こちらを採用する予定です。 ↓ 内容はこちらと同じになります。 小吉の格好と、細部の演出が違うだけ。 musuidokugen.hatenablog.com
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその9です。 約2ヶ月間放浪の旅を続けていた小吉ですが、石部(現代の滋賀県)で九州秋月藩の親方と出会い、「江戸へ帰れ」と言われます。
2023年11月に描いた絵です。 手からハートマークを生成する小吉。 Xで呟いた絵なんですがあんまりテキトウに描いたので、ちょっとちゃんと描き直したやつです。 ランキング参加中イラスト
勝小吉の兄:男谷彦四郎さん・松坂三郎右衛門さんの代官任期と、『夢酔独言』での記述の比較
勝小吉の25歳年上の兄・男谷彦四郎(西暦1777~1840)。信濃中之条と越後水原で代官をしていました。彦四郎さんは『夢酔独言』にも度々登場し、代官として詰めきり(赴任)したことにも触れられています。 ところが、『夢酔独言』の記述と、実際の彦四郎さんの代官任期を照らし合わせてみると、ズレがあるようなのです。 そこで、この記事では、資料に残っている彦四郎さんと、後に越後水原代官になった小吉の次兄・松坂三郎右衛門さんの実際の代官を勤めた期間と、『夢酔独言』での記述を比較し、『夢酔独言』内のエピソードがあった実際の時期を割り出してみよう!という検証をします。 ・男谷彦四郎さん・松坂三郎右衛門さんの代…
マンガ『夢酔独言』を描くにあたって、特に参考にした資料をまとめました。各本参考ポイント解説付き。 そのうち増えるかもしれません。 ・『夢酔独言 他』 平凡社 東洋文庫138 勝小吉 著 勝部真長 編 ・『夢酔独言 現代語訳「勝小吉自伝」』 PHP研究所 勝部真長 編訳 ・『氷川清話』 講談社学術文庫1463 江藤淳 松浦玲 編 ・『勝海舟』 筑摩書房 松浦玲 ・『海舟語録』 講談社学術文庫 江藤淳・松浦玲 編 ・『江戸大古地図』 別冊宝島 菅野俊輔 監修 ・『勝小吉と勝海舟 「父子鷹」の明治維新』 山川出版社 大口勇次郎 ・『F.ベアト写真集1 幕末日本の風景と人びと』 明石書店 横浜開港資料…
2023年10月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 一度目の家出後半、単物から古襦袢に着替えた小吉。 着物の着付けとしては間違ってるかもしれませんが、幕末・明治頃の写真で裾をダルダルで着てる人がいて、これも一種のリアルさだと思って取り入れました。 小吉がそのうち落ちるので、崖の絵です…が、構成に囚われ過ぎて、変になってしまいました。本編ではもっといい感じにします。 10月27日はテディベアの日なので、テディベアの絵です。 椅子の横に110年前のドイツのテディベア、椅子の上に80年前のアメリカのテディベア、椅子の下に70年前のイギリスのテディベア。 人間(小吉)がセーラー服を着てるのは、…
2023年9月に描いた絵です。 頬を触る時、口開けるよねという絵です。 個人的にはこーゆう図が大好きです。 紙の隅っこに落書いたものなので、実物はこんなに大きくありません。 ランキング参加中イラスト
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその8です。 前回、白子で熱を出して1ヶ月ほど寝込んでいた小吉でしたが、回復し、府中まで戻って来ます。そこで新たな出会いが…。
原作『夢酔独言』に登場する場所・人その他忘備メモ(一度目の家出)
原作『夢酔独言』に登場する場所・人の忘備メモです。一度目の家出中限定。 目次(小見出し)は平凡社東洋文庫版『夢酔独言』に従います。漫画の話数に沿うと、順番の前後や取りこぼしがあるので。 ・十四歳・出奔・乞食旅 ・上方(かみがた)…京都付近 ・品川…現代の東京都。東海道の宿場町。「先づ品川まで道をきゝ々々して来た」 ・藤沢…現代の神奈川県。東海道の宿場町。出発当日に泊まった ・町人の二人連れの男…浜松まで小吉と一緒に行動した。通行手形を手配してくれた ・小田原…現代の神奈川県。東海道の宿場町。旅の二人連れと出会った後、泊まった ・関所…箱根関所 ・浜松…現代の静岡県。東海道の宿場町。浜松城城下 …
もしこのブログを読んでくださっている方がいらっしゃったら、ありがとうございます。 今日(昨日)、今まで積み上げてきた(と思っていたもの…実際はそんなもの無かったのかもしれません)ものを、全部自分で投げ出して壊しました。 誰も居ない所に戻りました。今はただ天井に向かって、息を吸ったり吐いたりしてるだけです。
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその6です。 前回、伊勢から四日市方面まで戻った小吉は、白子(しろこ)の松原で熱を出しますが…。
2023年6月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 笠を被った小吉。 人が衰弱してくると、唇も弱ってくるので、それを取り入れた絵です。はやおきも、自宅療養中はこんな口をしていました。 一度目の家出中の小吉です。 最初、笠を描き忘れてて、後で描き足しました。なので、日付が5月になってます。 ランキング参加中イラスト
2019年の冬休み、いよいよ超面白いマンガ『夢酔独言』のペン入れを開始した『夢酔独言』専門漫画家のはやおきです。 この記事は、今までテキトウに描いていた時代劇作画についてのあれこれを調べ、ついでにブログのネタにすることで、皆様に還元しようという企画です。あくまではやおき調べなので、「何か描いてるな~」程度に捉えてくださいませ。 随時更新。新しいのが上に来ます。 ・股立(ももだち)を取る 袴の両脇にある三角の開きの縫い留め部分を、股立(ももだち)といいます。股立を袴の紐に挟むことを、「股立を取る」といいます。 今まで、袴をたくし上げるシーンでは、裾(すそ)を紐に挟んでいましたが、改めて調べてみる…
自分の生き方が駄目なので失望しています。 漫画なんか描いてる場合か。労働して社会の歯車になって、金儲けだけしてろ自分。 甘えるな。
原作『夢酔独言』に登場する場所・人その他忘備メモ(子供時代)
原作『夢酔独言』に登場する場所・人です。はやおきの忘備録として。 見出しは、平凡社東洋文庫版のものをそのまま適応します。漫画の話数だと、順番が前後したりするので。 全編一記事にまとめようとしましたが、けっこう膨大になったので、時期で分けます。子供時代は、小吉0~13歳分です。 ・鶯谷庵独言 ※教訓ベースなので、具体名はほぼ無し ・御当家…徳川家 ・息子/義邦…小吉の長男・麟太郎。義邦は諱(いみな) ・娘…小吉の長女「はな」か。「おれが娘は十四歳のときから」とあるので、『夢酔独言』執筆時点(天保十四年、夢酔/小吉42歳)で8歳の次女・順(天保七年生まれ)ではない ・旦那…将軍 ・家内…家族 ・東…
最近消えたいとずっと思ってるのですが、自分ではいつものことなんですが、特に誰も心配しないと思いたいです。 特にこの1、2年は、全部の自信がすり潰れて粉々になって無くなったので、起き上がれません。消えるためにどうしたらいいだろうと考えていますが、良い案があればお教えくださいませ。
2023年4月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 東京へ行った時の、飛行機に乗った感想(フィクション)です。 勝海舟は船酔いしていたというエピソードから、漫画にしたものです。 はやおきは10年ぶりくらいに飛行機に乗ったので、こんな感じといえばこんな感じでした。 その辺に立って記念撮影される小吉。 信州にて、郡代百姓屋敷での騒動の後のイメージです。まだ後始末中で、小吉も撮影が終わったら仕事に戻りました。 はやおきはケチなので、漫画に使わない一枚絵に背景は描かないのですが、気が向いて描きました。 ランキング参加中イラスト
2023年3月に描いた絵です。新しいのが、上に来ます。 座る小吉。 幕末明治時代の写真とかで、着物の肩がダルダルの人がいたりするので、着物の肩がダルダルなこともあるかもしれない、と思って描いた絵です。 その辺の紙に書いた落書きに、ペン入れしたものです。 旅姿の小吉。 珍しく人体描写の本を見ながら描いたからか、足が綺麗に見えちゃっています。 大人の小吉。 漫画では子供の小吉を描いているので、大人の小吉を描くのは久し振りです。 ランキング参加中イラスト
原作『夢酔独言』の平凡社東洋文庫版と講談社勝海舟全集版の違い:冒頭
前口上は前の記事に書いたので、読んでいただけると分かりよいと思いますが、↓ musuidokugen.hatenablog.com 改めてザックリ説明すると、はやおきが原典としているのは平凡社東洋文庫版『夢酔独言』ですが、講談社勝海舟全集別巻「来簡と資料」にも『夢酔独言』が収録されており、その解題曰く「我々は戸川氏所蔵の原本から一字々々完全に新しく、かつ原本の字に完全に忠実に読み起こした」そうで、東洋文庫版と読み比べると確かに何箇所か違う部分があるので、書き出してまとめておこうという記事です。 前の記事では、『夢酔独言』本編にあたる、小吉が生まれてから末尾までをまとめましたが、この記事では、冒…
2022年12月に描いた絵です。 リアル寄りの小吉。たまにかくやつの何回目か。
原作『夢酔独言』の平凡社東洋文庫版と講談社勝海舟全集版の違い
マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。 はやおきが原典としている『夢酔独言』(ご存知ない方のために説明すると、勝海舟のパパである勝小吉が江戸時代に書いた自伝で、現代語訳なしでも読めてしかも面白い)は平凡社東洋文庫版なのですが、手持ちの講談社勝海舟全集別巻来簡と資料(勝海舟全集にもいろんな出版社のいろんなヴァージョンがあります)を眺めていたら、そこに『夢酔独言』も載っていたわけです。 で、内容は日頃読んでる東洋文庫版と同じと思って熱心に読んでいなかったのですが、〈中略〉講談社勝海舟全集の解題で、他の勝海舟全集や東洋文庫を「誤りが多い」としたうえで、「我々は戸川氏所蔵の原本から一字々々完全に…
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその5です。 ここまで物乞い&野宿生活をしながら府中へ来た小吉ですが、侍の馬の稽古に居合わせ、馬に乗ったら侍に拾われました。「この家にて辛抱しろ」と言われる小吉ですが…。 おれが腹の内で思うには、こんな家に辛抱して居ても何にもならぬから、上方(かみがた)へ行きて、公家の侍にでもなる方がよかろうと思って、ある晩単物(ひとえもの)も帯もたたんで寝床に置いて、襦袢を着てその家を逃げ出して、 ※原作『夢酔独言』より、はやおきによる現代仮名遣いで引用 拾ってくれた与力の家で6、7日居た小吉ですが、「こんな家に辛抱して居ても何にもならぬから、上…
※このページはカラーイラスト収納場所です。新しいのが、上に来ます。 小林隼太さんと小吉(2022,11,19) 小林隼太さん(左)と、小吉(右)です。 小林さんの髪の毛(のイメージカラー)は緑です。ここ以外で塗られる機会は無いと思いますが…。 ※御存じない方に解説すると、小林さんは小吉に剣術の試合で負けて、小吉を闇討ちにしようとした人です。 芝翫縞(2022,7,10) 芝翫縞(しかんじま…箪笥の取っ手とかに使われる鐶に四本の縞で、「しかん」→歌舞伎役者の中村芝翫を表した模様)の着物です。小吉は着なさそうですが、かねてよりうすうす格好いいと思っていたので、思い立って描きました。 いつもたいてい…
2022年11月に描いた絵です。 小吉の正面図。 大人の小吉の顔は、久し振りに描きました。
2022年10月に描いた絵です。 屈む小吉。 そのうち色付けしようと思っていましたが、できないのでひとまず出しておきます。
2022年9月に描いた絵です。とゆーか1枚しか描いてない。 栗の花と小吉です。 栗の花の実物は見たことない。 着物の柄は、お気に入りの印判皿より。麻の葉模様は、男物に用いられているのはほぼ見ません。
2022年7月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 座る小吉(一度目の家出時)。 特に言うことがない 七夕なので、七夕の絵です。短冊に願い事を書く小吉。 こーゆうのは、当日に間に合うように出さないと…思いつくのが当日だから…。
はやおきのマイフェイバリット絵本『童謠妙々車』の口絵に登場するこれ。 あるいはこれ。 柱に穴を開けて菊形の車輪?をはめ込んだ装置。 『妙々車』の口絵はモチーフが「車」しばりなので、車には違いありません。最初は飾りか何かと思っていましたが、本編にもあったので、何らかの意味があるものだろうと思って調べました。 で、結論から言うと、これは「後生車」というもののようです。マニ車(仏教の装置で、車輪部分に経文や真言が記されており、右回転させると内容を唱えたのと同じ功徳が詰めるという有り難いもの)よろしく、念仏を唱えながら回すと、死者の供養になるものらしいです。読み方は「ごしょぐるま」。 他にも回し方とか…
2022年6月に描いた絵です。 はやおきは実は短髪の(坊主ではない)ヘヤースタイルが好きで、しかし自意識をこじらせて描くことを自制していたのですが、ついに描いてしまった絵です。 しかしここでまた自意識をこじらせてしまい、ホントは前髪を垂らしたかったのに垂らせなかったり、口元を描くのが大好きなのに自意識(以下略)手で隠してしまいました。描けよ。 この絵を描くために、ワリと初めて自分の手をちゃんと見たのですが、指の第一関節と第二関節で、皺の形が全然違うのに気付きました。一緒と思ってたよ。 そのうち、前髪を垂らして口元を隠さないヴァージョンを描く気がする。
2022年5月に描いた絵です。 『童謠妙々車』より、麻衣さんです。 日本髪を描きたくなったので…それっぽく描いてあるけども、毛流れはテキトウです。 櫛を忘れた…。 それはそーと、久し振りに漫画とゆーかはやおきの活動全般について、やってる意味があるのか気になりだしてすっかり意気消沈しています。いつものことです。 描くのやめたいけどもやめたくないなぁ。でも、描いたって誰も読まないのは分かってるので辛い。他の誰かが描いてくれたらいいのに。意義の無いことを、一生懸命やり過ぎた。
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその4です。 江戸を出て一人で上方を目指す小吉。伊勢神宮まで行きましたが、府中まで戻ってきました。 侍の、馬の稽古にでくわした小吉。小吉は武士の子ですが、家出中&襦袢(下着)姿&旅汚れで誰もそうとは思ってくれません。頼み込んで稽古の見学をさせてもらいますが、このあと失礼をはたらき、追い出されてしまいます。その時、小吉がとった行動は…。
2022年3月に描いた絵です。 ここしばらく一枚絵を描いていなかったのですが、この度はやおきが労働先をクビになりまして、宣告を受けて一ヶ月くらいは「もう駄目だ!」といつものごとく落ち込んでいましたが、いざ労働期間が終わると自由を謳歌し始め、(比較的)いっぱい絵が描けました。 それはそうと、来月から別の場所で労働します。気分的には一ヶ月ぐらいブラブラしたかったのですが、インターネットでネガティヴな情報ばっかり摂取して、ビビッて真面目に就職活動してしまいました。 新しい絵が、上に来ます。 マンガ『夢酔独言』主人公の小吉です。 はやおきは勝小吉が大好きなので、今でも、他のものを描くときより20割増し…
土曜時代ドラマ『小吉の女房二2』の地上波放送が始まったので、BS放送当時に描いた感想&『夢酔独言』的解説記事を公開し直します。内容はBS放送時のものです。ネタバレがおおいにあるので、ドラマを観た後で読んでくださいね。 第七回「麟太郎、妻をめとる」は、3月12日土曜日18:05~、NHK総合にて放送です! 勝海舟の父・小吉の妻のお信を主人公にしたドラマ『小吉の女房2』。この記事では、ドラマの感想と、はやおきの持てる勝小吉および勝海舟絡みの知識をつぎ込んだ解説をいたします。 ネタバレあり。 なお、ここに記す内容およびセリフは、はやおきのメモおよび記憶から持ってくるため、うろ覚えです。 ・最終回「麟…
『小吉の女房2』 第六回「小吉、贋(にせ)金づくりの友になる」感想&解説
土曜時代ドラマ『小吉の女房二2』の地上波放送が始まったので、BS放送当時に描いた感想&『夢酔独言』的解説記事を公開し直します。内容はBS放送時のものです。ネタバレがおおいにあるので、ドラマを観た後で読んでくださいね。 第六回「小吉、贋(にせ)金づくりの友になる」は、2月26日土曜日18:05~、NHK総合にて放送です! 勝海舟の父・小吉の妻のお信を主人公にしたドラマ『小吉の女房2』。 この記事では、ドラマの感想と、はやおきの持てる知識による解説(前々々回くらいまでは勝小吉自伝『夢酔独言』的解説をしていたのですが、小吉の人生も晩年に近づき、ドラマの内容が『夢酔独言』と関係なくなってきたので)をお…
土曜時代ドラマ『小吉の女房二2』の地上波放送が始まったので、BS放送当時に描いた感想&『夢酔独言』的解説記事を公開し直します。内容はBS放送時のものです。ネタバレがおおいにあるので、ドラマを観た後で読んでくださいね。 第五回「お信、娘義太夫になる」は、2月26日土曜日18:05~、NHK総合にて放送です! 勝海舟の父・小吉の女房であるお信を主人公にしたドラマ『小吉の女房2』。 この記事では、ドラマの感想と、勝小吉および勝海舟に関係する資料とドラマの内容を照らし合わせた解説をします。 ネタバレあり。 ※当初は勝小吉自伝『夢酔独言』に関係する部分を解説していましたが、小吉も晩年に近づき、『夢酔独言…
『小吉の女房2』 第四回「麟太郎、ナポレオンと出会う」感想&『夢酔独言』的解説
勝海舟の父・小吉の妻のお信が主人公のドラマ『小吉の女房2』。 この記事では、ドラマの微々たる感想と、勝小吉自伝『夢酔独言』目線で、ドラマの解説をいたします。 ネタバレあり。 なお、いつもBSが映るはやおきの実家で観ているのですが、今回に限って母親が食器洗いの真っ最中で、前半のセリフを聞き逃したりしていますがご容赦ください。 ・第四回「麟太郎、ナポレオンと出会う」あらすじ ・感想 ・『夢酔独言』的解説 ・第四回「麟太郎、ナポレオンと出会う」あらすじ 世は天保の改革、庶民に奢侈を禁じる厳しすぎる政治に江戸の街は疲弊し、お信(沢口靖子)の周りにも被害をもらたしていた。成長した麟太郎(稲葉友)は芸者の…
「宝尽くし(たからづくし)」とは、宝物など、めでたいモチーフを集めた和柄です。 この記事では、宝尽くしの定番のモチーフサンプルをいっぱい紹介します。どこかで宝尽くしを見かけたときに、何のモチーフか判断できる助けになれば幸いです。 こちらの小紋に描かれている宝物をメインに紹介します。 ①隠れ笠(かくれがさ)、②隠れ蓑(かくれみの)、③巻物(まきもの)、④七宝(しっぽう)、⑤宝珠(ほうじゅ)、⑥丁子(ちょうじ)、⑦分銅(ふんどう)、⑧小槌(こづち)です。 ①隠れ蓑(かくれがさ) ②隠れ蓑(かくれみの) ③巻物(まきもの) ④七宝(しっぽう) ⑤宝珠(ほうじゅ) ⑥丁子(ちょうじ) ⑦分銅(ふんどう…
『小吉の女房2』 第三回「お信と白鬚様の庭」感想&『夢酔独言』的解説
勝海舟の父・小吉の妻のお信を主人公にしたドラマ『小吉の女房2』。この記事では、『小吉の女房2』の感想と、ドラマの『夢酔独言』および勝小吉、あるは勝海舟に関わる部分の解説をお送りします。 なお、ドラマ終了後すぐさま記事を作成しているので、劇中のセリフ等はおおむねうろ覚えです。 ネタバレあり。 ・第三回「お信と白鬚様の庭」あらすじ ・感想 ・『夢酔独言』的解説 ・第三回「お信と白鬚様の庭」あらすじ お信(沢口靖子)と小吉(古田新太)を影ながら見守ってきた幕府の実力者・中野碩翁(里見浩太朗)だったが、政争の果てに旗色が悪くなっていた。そんな頃、勝家では小吉が珍しく体調を壊し、お信は心を痛めていた。碩…
『小吉の女房2』 第二回「小吉、腹を切る?」 感想&『夢酔独言』的解説
勝海舟の父・小吉の妻のお信が主人公のドラマ『小吉の女房2』。 この記事では、ドラマの感想と、勝小吉自伝『夢酔独言』の内容と照らし合わせた解説をしていきます。ネタバレあり。なお、劇中セリフはおおむねうろ覚えです。 あと、第一回ではすっかり失念していた、メインキャストの皆さんの名前も入れました。 ・第二回「小吉、腹を切る?」あらすじ ・感想 ・『夢酔独言』的解説 ・第二回「小吉、腹を切る?」あらすじ 勝小吉と女房のお信は、大身旗本・岡野孫一郎と祖母の多賀を助けるために、騒動に巻き込まれる。悪党の用人・丈助に謀られ大金が必要になり、小吉は岡野家の知行所である摂津の農村まで出向いて、金を作ろうと算段す…
『小吉の女房2』 第一回「勝家、地主から追い立てをくらう」2022年1月8日地上波再放送です!
勝海舟の父・小吉の妻のお信が主人公のドラマ『小吉の女房』。その続編『小吉の女房2』が、2021年4月2日から、BSプレミアムにて全7回で放送開始となりました。 この記事では、『小吉の女房2』の紹介と感想、エピソードに登場する『夢酔独言』要素について解説します。前シーズンでは解説の勢い余ってだいぶネタバラシをしてしまった気がするので、今回はつつましく解説したいと思います(ネタバレあり)。なお、劇中の皆さんのセリフは、おおむねうろ覚えなのでご了承ください。 ・第一回「小吉、地主から追い立てをくらう」あらすじ ・感想 ・『夢酔独言』的解説 ・第一回「小吉、地主から追い立てをくらう」あらすじ 勝家の女…
はやおきが所有する絵草紙『童謡妙々車』。 内容はさっぱり読めないのですが、その精密な作画と「車」テーマで統一された口絵がとても好きです。 一編が上下巻に分かれていて、2~4冊がまとめて綴じ合わせられています。その表紙に、発売当時本が入れられていたであろう袋も一緒に綴じられているのですが(上下巻一緒に販売されていたのか、袋に上下の記載はありません)、その袋の図柄もまた、「車」がテーマになっているのです。 今回は、『童謡妙々車』の袋の図柄について紹介・解説します。 どの袋にも、全体に布目摺り(実際に布を押し当てて、織物のような質感を加える技法。インクは使わない)が施されています。 初編 初編は車に…
2021年12月に描いた絵です。 Inktoberの絵の続きを描きたかった過去もありましたが、挫けました。 新しい絵が、上に来ます。 来年は寅年ということで、島田虎之助さんです。 マンガ『夢酔独言』の島田さんは、名前に虎が付いているので、虎をイメージしたビジュアルになっています。 ところで、小吉の諱(いみな)は「惟寅」なので、2021年は勝小吉の年ですね。生誕120周年だし。 試しにデジタルでトーン貼りしたマンガ『夢酔独言』の扉絵です。タイトルロゴも、デジタルで塗りつぶしました。 線で囲った内側にしかトーンが貼れなくて、グギーとなりながら貼りました。着物の模様は、後から描いた方がいいかもしれな…
はやおきはただ今子供編(二~十話)を本にまとめるための作業をしている最中ですが、そのため新しいお話のペン入れがお留守になっております。 その代わりとしまして、家督を継いだばかりの麟太郎を主人公とした番外編をお送り致します。 後から思いついただけで、順番的には、百二十二話と百二十三話の間になります。
マンガ『夢酔独言』序編を4冊売ってから開店休業状態のboothの「マンガで読める『夢酔独言』(店の名前)」に、ひっそりと商品が追加されました。 ↓こちらから店へ行けます。見るだけならタダ マンガで読める『夢酔独言』 - BOOTH ・2021年11月現在のラインナップ 江戸時代の小さい人マスキングテープ - マンガで読める『夢酔独言』 - BOOTH 江戸時代の小さい人マスキングテープ 江戸時代の絵の引いた図とかに描かれている小さい人のテイストが好きなので、マスキングテープにしたものです。 一回作った後で、絵が切れちゃってたので(画像見たまんまだったんですが、それっぽい演出かと思ってました。巻…
ペン入れ&セリフ入力したものを、出来次第順次公開します。 1話分公開できましたら、解説文を付け加えます。
2021年11月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 タイトル字の上に、小吉。 ちゃんとした一枚絵を真面目に描いたのは久し振りです。 小吉が20代くらいの話の扉絵にしたいな。 「SOUR」 酸っぱい。あるいは、腐った。 Inktoberの絵を、性懲りも無く描いておる…。 「PICK」。選ぶとか、摘むとかいった意味です。
2021年10月に描いた絵です。 10月はinktoberという、一日ひとつ、お題に沿った絵をインクで描くというイベントがあるのですが、はやおきは例年毎日真面目に絵を描いていたのですが、今年は月前半まで気分の落ち込みがあったので、跡から思い立って書き始めたものの、中途になっています。 新しい絵が、上に来ます。 ハロウィンの絵です。スケルトン。 「PURESSURE」 猫をいっぱい描きたかった絵です。 はやおきは猫信者ですが、猫は本物が至高なので、意外と、猫を描いたのは2年ぶりぐらいだったりします。 「WATCH」 鳥の虫ウォッチング。 「FAN」 団扇娘。 「SPIRIT」 精神とか、魂という…
はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」 はてなブログのお題を拝借しまして、勝小吉自伝『夢酔独言』より、はやおきが個人的に好きな勝小吉エピソードを、時系列順に、原作箇所の引用(はやおきによる現代仮名使いでお送りします)とともにご紹介します。 ※エピソードが含まれる記事のリンクを貼ると便利なんですけども、こちらを読めば事足りるので今回は割愛します。 1.飯はもらうけど仲間にはならず逃亡(二十四話より) 回向院の墓場に乞食の頭(かしら)があるが、おれに、 「仲間へ入れ」 と抜かしおったから、そやつの所へ行って、したたか飯を食いたおして、それから亀沢町へ来てみたが、… 小吉14歳、家出から帰…
週末ごとに、少しずつ公開します。 まだ埋まってないコマもあるので、自転車操業です。
勝小吉が一度目の家出で辿ったルート 『夢酔独言』と『平子龍先生遺事』の違い
勝海舟の父・勝小吉は、14歳の時、養家から家出し、勝家を潰しかけたことがありますが、その一部始終は、小吉の自伝『夢酔独言』に記されています。口語体で書かれ、活き活きとした当時の様子が伝わってきます。 小吉の著作にはもう一つ、『平子龍先生遺事』があります。こちらは文語体で、小吉が若い頃交流した平山行蔵先生について書いています。 小吉が家出するくだりは、この二つの著作に登場するのですが、辿ったルートや、起こった出来事の内容が微妙に違うのです。 マンガ『夢酔独言』では、『夢酔独言』『平子龍先生遺事』の内容を折衷した構成にしてあるのですが、この記事では、江戸時代当時の地図と共に、二つの道中の比較をしま…
お知らせ:10月は更新が怪しいです(見出しで十分なので中身は見なくて大丈夫です)
毎月、週末ごとに漫画のペン入れ&セリフ入力したものを公開していますが、今月とゆーか近頃はやおきのコンディションが非常に不安定のため、スムーズに順次公開できるか不明です。漫画の内容が無いのに記事を観覧していただくのは不本意なので、今月は更新はないものとして、来月見に来ていただけると有難いです。とはいえ、来月以降もあるかどーか分かりません。 腕に覚えのある方は、ご自分で『夢酔独言』の漫画を描いてくださいね。原作面白いので。
2021年9月に描いた絵です。 メガネかけてる女の子のビジュアルが好きなんですよという絵です。 通常のはやおきとは違う絵です。
漫画の清書&セリフ入力したものを、週末ごとに少しずつ公開します。 一話分公開できたら、解説文を付けます。
ポリティカル・コレクトネスというのをご存知でしょうか? 「人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること」だそうです。 昨今この言葉を目にする機会が多く、漫画を描いているものですから、「各方面に配慮して、アウトな表現を抑制させるもの」と捉えていました(具体例はそれぞれ、なるべく確かな発信元からご覧になってください)。 私はもともと人権意識が高くなく、『夢酔独言』はご存知、江戸時代に生きていた荒っぽい男が主人公の物語ですから、さぞポリティカル・コレクトネスに反する言動をしていて、それに配慮なんかしていたら、面白い要素が全部なくなっちゃうんじゃないかと思って、…
マンガ『夢酔独言』十二話の清書&セリフ入力したものを、週末ごとに公開します。 一話分公開できたら、解説文を加えます。
2021年8月に描いた絵です。 ここのところ漫画の絵しか描いていなかったのですが、盆休みがあり、最終日に名残惜し過ぎて要らん絵ばかり描きましたので数があります(つまり細々と公開して、更新頻度を水増ししようという狡い計画です)。 新しいのが、上に来ます。 股のぞき。 難しい図なので、やたら時間がかかってしまいました。 もっといい感じに描けるようになって、漫画の扉絵とかに使いたいです。
2021年7月に描いた絵です。 大して出す意味もないような平凡な絵なのですが、気付くと7月全然絵を描いてなかったので、幸い7月の日付けが書いてあるのでよかろうと思って載せました。
前に、同じタイトルで記事を書きましたが、その改訂版です。 毎度一番心が弱っている時に落ち込み具合を書いて、立ち直ると忘れるのですが、そうすると最も荒れた時の心情描写だけ残ってしまうので、落ち着いた時の文章も残しておこうという魂胆です。 さて、はやおきは今年(2021年)に入って3、4回心が折れました。 1回目は、自分と近いテーマを扱っている漫画を読んで、その表現方法が、おそらく大勢の人が求めるもので、自分の場合はそうでない、つまり求められないものだと理解した時。 これは立ち直るのに2ヶ月くらいかかりました。性懲りもなく、続巻を読んだりしたからです。 最終的に、原作に奉仕することの喜びで克服しま…
はやおきが手持ちの江戸時代の絵本に、『童謠妙々車(わらべうたみょうみょうくるま)』というシリーズ本があります。 はやおきは江戸時代の印刷物を見るのはこれが初めてで、幸いにとても作画クオリティの高い作品なので、気に入っています。 ちなみに、内容は全然分かりません。読めないので…。 今回は、手元にある『妙々車』シリーズの、表紙裏の口絵を紹介します。毎回「車」にちなんだ絵が描かれていて、その創意工夫さにスゲーと思います。 ※巻ごとに「◯編◯集」の表記がバラバラですが、そーゆうところも好きです。たまに読めなかったりするので、ここでは「◯編上下」で統一します。 ・初集上下 雪に糸巻き車(上)と、流水に水…
週末ごとに、満開の清書&セリフの活字入力したものを公開していきます。 一話分公開できたら、解説文が付きます。
マンガ『夢酔独言』の作画担当者のはやおきです。 ここ一週間くらいで、自分の絵も、漫画も、自分以外には魅力が無いものだと分かって、挫けています。 今までそれなりに自信満々でいられたのは、自分が描く漫画や絵が素晴らしいものだと思っていたからですが、そうじゃなかったと、3年続けてようやく理解しました。 自分の性格や人あたりをはじめ、絵柄とか、画材を根こそぎ変えないといけませんが、それはすぐには無理ですし、元々の自分を全部無くして何か為したいとも今は思えません。 これからも、挫けたままで作業しますが、いつも挫けてるので、これもそのうち治るといいです。 体は元気なので、更新はします。 『夢酔独言』が漫画…
2021年6月に描いた絵です。 5歳頃の亀松(小吉)です。履いているのは、パパさんの下駄。 今、この辺りを描いています。 気付いたら、6月も終わりそうだったので、慌てて描きました。
2021年5月に描いた絵です。 どうということはない小吉の横顔です。 しかしこれをスキャンするのに新しいやり方を模索していたため、ここに載せるまでに時間がかかりました。 来月(6月)中にあと1回以上は、何か絵を公開したいものです。
短信(更新が滞ってるのはたいがいデジタル関係作業のせいです)
勝小吉自伝『夢酔独言』の作画・演出担当のはやおきです。 このところブログの更新が滞り、「『小吉の女房2』の放送期間中だけ、サボってたんじゃないのかよ!」と思っていらっしゃる読者の皆様も多いかと思います。 はやおきはここ5年ほど「デジタル作画技術を習得したいなぁ」と思いつつ我が心のハードルが高過ぎてまったく何もやっていませんでしたが、様々な要因が重なり、ここ半月ほど、にわかに具体的に、デジタル機械(パソコンまたはアイパッド)を入手しようという気になっています。 (ここまで打って思いましたが、一応デジタルでセリフ入力するという作業はしていました。ここ数ヶ月やってなかったので、忘れてた…) 第一の要…
勝海舟の父親・勝小吉および彼の自伝『夢酔独言』を後世に残すべく延々とマンガ化している当ブログですが、改めまして、『夢酔独言』入門として、原作『夢酔独言』と作者・勝小吉について、冒頭文と現代語訳(意訳)を載せました。これから『夢酔独言』を読もうという方のお役に立ちましたら幸いです。 ・『夢酔独言』とは ・勝小吉とは ・『夢酔独言』の内容と構成 ・冒頭文について注意 ・『夢酔独言』冒頭 ・冒頭文意訳 ・補足 ・『夢酔独言』とは 勝海舟の父親・勝小吉が晩年綴った自伝。反省・教訓を交えつつ、自身の半生を記録している。文体は、全編口語体と文語体を混ぜた喋り言葉で構成されている。なお、小吉は21歳まで文盲…
去年末に(主に製本作業を)むちゃくちゃ苦労して作ったマンガ『夢酔独言』序編(一話14ページ+もろもろ合計全20ページ)を、昨日ようやっと販売開始いたしました。 こちらから、商品ページに行けます↓ musuidokugen.booth.pm 内容はこれ↓と同じです。こちらにはトーンが貼られていませんが、完成品にはトーンが貼ってあります。 musuidokugen.hatenablog.com ※「いちいち見に行くの面倒臭いんじゃ!」という人のために、この記事の末尾に、漫画の画像を載せておきます。 見本写真です。 表紙 裏表紙 中身 プリントしたのはコンビニのコピー機ですが、はやおきが漫画制作から…
2021年4月に描いた絵です。 鴨居(戸の上のとこ)に手をかける小吉。 このポーズが好きで、漫画でもたまに描いてるのですが、実際は背が高くないと、こんな感じにはならないと思います。
勝海舟の父親で『夢酔独言』の著者&主人公でお馴染みの勝小吉ですが、この春、小吉と触れ合える(意訳)チャンスです。 どういうわけか、勝小吉関係の企画展示が目白押しなのです!! まず、江戸東京博物館の「市民からのおくりもの2020―令和元年度 新収蔵品を中心に―」(3月9日~5月9日)。 江戸東京博物館に所蔵されることになった『夢酔独言』原本。 今回の企画展示で、直筆の生原稿(モノは言いよう)が見られます。 詳しい情報はこちら↓ www.edo-tokyo-museum.or.jp 『夢酔独言』原本自体の写真は、既存の本とかでも見られるのですけども、小吉の字って、すごく読みやすいんですよね。本人の…
2021年3月に描いた絵です。 11、2歳頃の小吉。 3月も下旬になって、「ヤベー、3月全然一枚絵描いてねえ!」と思って(過去に1枚も描かなかった月もあるかもしれませんが確認するのが面倒なので置いといて)、半月前くらいに描いた下書きを、ペン入れしたものです。 はやおきは2月の中旬頃、ある漫画を読んで、今更ながら漫画における描写の何たるかについて初めて理解して、今描いている漫画では読者に喜ばれないと思って一週間くらい落ち込んで(その前に、一通り描いた漫画を見て「うわぁ…下手…描き直したい…」とか思い始めていたということもあり)、でも時間が経ったので立ち直って、 〈以下、ダイジェストでお送りします…
週末ごとに、ちょっとずつ公開します。 一話分公開したのち、解説文を加えます。
週末ごとに、ちょっとづつ公開いたします。一話分公開できたら、解説文がつきます。
2021年2月に描いた絵です。ここに描いた絵の分だけ、はやおきの漫画作業は滞っていますが、いつか役に立つかもしれないので生温く見守ってやってください。 小吉with笠&羽織。 小吉が18歳の時、信州にお兄ちゃんと行って仕事を手伝った時のイメージです。 当初、もっと深い三角の笠を被せてたのですが、調べたら、武士は「一文字笠」といって、平べったい円状の笠を被っていたみたいです。確かに、深い笠だと、いざというとき視界がきかなくて大変だものな…多分だけども。最初から頭が切れてる構図だったので、真っ平らの笠にするとカッコがつかないので、往生際悪く、中途半端な浅い笠となりました。こーゆうタイプのもあったみ…
マンガ『夢酔独言』序編の本が出来ました。 前回作った試作本より3ミリほど周りを大きくとり、試作本で途切れていた箇所も入るようにし、両面コピーの際に少し濃いめにして、(多分)見やすくしました。 内容の内訳は以下の通りです。 1 表紙(カラー) 2 表紙裏、原作一節引用 3 中表紙(カラー) 4 扉絵見開き右 5 扉絵見開き左 6 目次 7 マンガ『夢酔独言』一話1ページ 8 2ページ 9 3ページ 10 4ページ 11 5ページ 12 6ページ 13 7ページ 14 8ページ 15 9ページ 16 10ページ 17 11ページ 18 12ページ 19 13ページ 20 14ページ 21 オマケ絵…
週末ごとに、ちょっとずつ公開していく予定です。 全ページ公開できたら、解説文が付きます。
2021年1月に描いた、ペン入れした一枚絵です。 こーゆうのを描いている間、漫画作業が滞っています。 干支ネタです。 牛の真似をして、息子に嫌がられる小吉。 主人公に、こういうカオさせるのは大好きです。 ヒヅメのことしか考えてなかったですが、ツノ生えてるジェスチャーさせればよかったです。 この図の麟太郎は5歳くらいですが、この絵を描いてから調べたら、勝海舟は未年生まれだそうで、丑年になる頃には7歳くらいになってたみたいですがそんな細かいことは気にしないでください。
デジタル作業よりプリントするまでがめちゃくちゃ大変だった後編(はやおきのデジタル戦記3)
前回のあらすじ:漫画原稿をスキャンしてパソコンに取り込み、セリフの活字入力を済ましたはやおきだが、本の試作までの道のりは険しかった…! musuidokugen.hatenablog.com 漫画原稿のデータを、コンビニプリントするところまでこぎつけたはやおき。これを両面印刷します…コピー機で「両面印刷」を選択して… 裏面を選択するコマンドがない。片面を刷ってからやるのかな?と思ったけども、印刷した紙が排出されたら、それを戻して印刷なんかできない。 コンビニの店員さんに聞くと、片面ずつプリントして、プリントしたやつを更に両面コピーにかけるしかないと言う…。 両面コピーしました(不慣れ故に、最初…
デジタル作業よりプリントするまでがめちゃくちゃ大変だった前編(はやおきのデジタル戦記2)
前回までのあらすじ:かねてより描いた漫画を清書したのち、スクリーントーンをデジタル上で貼ったり、セリフの活字入力とかをしたいなぁと思いつつ、デジタル作業への過剰な苦手意識から、取りかかるのを先延ばしにしていたはやおき。何やかんやあった末、マンガ『夢酔独言』の一話を本に綴じることを決めた。 そしていよいよ完成の時…!前回のブログ記事から数日しか経ってない(作業が行き詰まった場合カッコ悪いので、完成のメドが立ってからブログ記事を公開した)から感動が薄いけど、いろいろ大変だったのである! という訳で、漫画を本に綴じるためのデジタル作業をした訳なんですが、「スクリーントーンをデジタルで貼る」というのは…
マンガ『夢酔独言』一話を本にします(はやおきのデジタル戦記)
皆様ご機嫌麗しゅうございますでしょうか、マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。 先日(どれくらい前だったか忘れたけども)、「デジタル作業をやらなければいけないが自分に出来るわけがない、こんな自分はダメ人間だ!」というのをじっくりたっぷり煮詰めたブログを書きましたが、あれから何やかんやで漫画一話目を一冊に綴じることにしました。 困ると一周回って、高めの目標を設定しがちなのです。血迷った受験生のような思考回路ですね。 そんで、今年中にどうにかしようということで、現実世界の細い人脈を頼ってどうしたらいいかというのを探ったらば、 ・一話だけならトーンまで貼っていてセリフを入力するだけでOKなので…
文字入力出来次第、公開していきます。今回からはやおきが文字入力するので、拙い部分もあると思いますが温かく見守ってください。冬だし。 全ページ公開できたら、解説文が加わります。
2020年12月に描いた、ペン入れした絵です。 八話時点の、10歳の小吉です。 こういう生々しい表情は好きです。 どこかで使うかもしれないので、下書きを残しています。下書きを消すと、何かが死んじゃうのです。
2020年11月に描いた、ペン入れした絵です。 新しいのが、上に来ます。 幕末・明治時代の写真に写ってる人の総合イメージです。 足の甲が、すごくガッシリしているように見えます。 沢三伯(高野長英)さん。1年くらい前に描いたのを、今の画風でもっかい描きました。ちょっと丸顔になってる。 小吉。ふくらはぎが描きたくて描いた絵です。 この時、八話の修正作業をしていて、たいがい最初描いた線が細いから上からなぞるんですが、だんだん慣れてきて、どんどん線が太くなっちゃうのです。その勢いで描いたので、線がド太いです。これはこれで、見やすくていいです。 ※オマケ:今回、記事に初めてタグを付けました。そして思った…
マンガ『夢酔独言』上坂編(百八〜百二十二話)では、隠居後の小吉が入江町の地主・岡野家の家計トラブルに介入し、解決に必要な大金を手に入れるため、江戸から摂州へ旅立ちます。 漫画では、このトラブル(以下:岡野家騒動)が起こったのは、発端から解決まで、小吉が隠居してからの出来事と解釈していました。 隠居後の小吉 さて、勁草書房版『勝海舟全集2』の付録に、岡野家盛衰の略年譜が付いています。これを見ると、どうも数年に渡っての出来事だったようです…というのを知りつつ、もうネームを一通り書いちゃったので、詳しく見るのを後回しにしていたのです。 が、このたびついに順を追って年譜を『夢酔独言』と照らし合わせたと…
マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。原作『夢酔独言』のファンの方々、私もファンです。面白いですよね。 で、このブログに公開する予定の漫画なのですが、いつもセリフの活字入力してくださっている方が、多忙のため作業が滞っております。 で(2回目)、いつまでも人に頼むわけにもいかないし、この際だから自分で出来るようになろうと思い始めました。というか、3年くらい前から思っているのですが、何しろメカ関係が苦手なので、たびたび人に質問しつつも、返ってくる返答の意味も分からず、分かったところで自分には出来ないということが分かる始末(「何か聞いたことあるな…あっ、いつだかやろうとして延々とエラーになって…
活字入力でき次第、公開します。
2020年10月に描いた、ペン入れした絵です。 10月はTwitterにて「Inktober」という、毎日お題が出されてインクで描いた絵を呟くというイベントがありまして、その絵がメインになると思われます。 ・Inktober2020 Day1:FISH 魚とか海モチーフと、小吉です。 はやおきは海モチーフが好きです。 去年はお題一覧を見失って、当日Twitterを見てお題を推測して描くという綱渡りをしたのですが、ストレートにすごい大変だったので、今年は事前に一覧を仕入れています。 ・Inktober2020 Day2:WISP 何か束…とかいう意味だと辞書で出てきたので、芥子坊主(子供の髪の毛…
2020年9月に描いた、ペン入れした一枚絵です。 一枚絵も漫画も全然更新されないけど、ちゃんと描いているのか?…黙るしかない(進みは遅いですが描いています)…! 急に梅の枝を描きたくなったので、描きました。 細部が雑…というかもっと凝りたかったのですが、膨大な時間がかかるので、欲求を解消しただけの絵です。
2020年8月に描いた、ペン入れした一枚絵です。 7月は調子が悪かったですが、8月のお盆休みに突入し、不可解なまでにコンディションが良くなっております(8月9日現在)。要らん絵を描いてないで、漫画描けと思います。 刀の差し方を勉強したので、刀を差している図を描きたくなって描きました。勉強の成果が表れているかは微妙です。 特別強そうでも過剰な表情がついているわけでもないですが、小吉が日頃鍛えているであろう、心身の健全さが出せたと思います。 袴の股下あたりがどうなってんのか分からないので、あやふやに描いております。
セリフの活字入力が済み次第、順次公開します。 一話分公開できたら、解説文が加わります。
2020年7月に描いた、ペン入れした一枚絵です。 6月は、新年度が始まり(はやおきは学校関係の労働者で、4、5月は自宅待機していました)、労働しつつ真面目に漫画作業だけをしていました。 すると副作用で「何かいろいろキツいわ状態」になってしまい、何かいろいろキツかったので、今は休み休み、こんな関係ない絵も描きながら作業しています。 石垣の前でポーズをとる小吉です。ロケ地は、芝の増上寺。 本当にリアルな図というのは、日常の、被写体が撮影者を意識していない瞬間を切り取ったものなんですが、その日常から一歩踏み出して、被写体が撮影者に向かってポーズをとる、という行為は、被写体と撮影者および鑑賞者の間に意…
BS時代劇『小吉の女房2』2021年4月放送! 2019年1月から全8話が放送されたドラマ『小吉の女房』。その続編となる『小吉の女房2』の制作が開始されました。 2021年4月より、BSプレミアム・BS4Kにて、毎週金曜20:00~20:43、全7回で放送予定だそうです。 詳細はこちらから↓ www.nhk.or.jp ・『小吉の女房』とは? 勝海舟の母であり、勝小吉の妻である「お信(沢口靖子さん)」が主人公のドラマ。 脚本の山本むつみさんは、書くにあたって勝小吉の自伝『夢酔独言』を読んでいらっしゃり(かねてより『夢酔独言』の漫画を描きためていたはやおきは、2018年の山本むつみさんの『夢酔独…
『夢酔独言』が好き過ぎて、たまに何かのきっかけで「『夢酔独言』のここがすごい!」が噴出するときがあるのですが、今回は『夢酔独言』における勝小吉の文章力について、3つの要素で語りたいと思います。 ※ここで紹介する『夢酔独言』の一節は、平凡社東洋文庫138勝部真長編『夢酔独言』よりの引用です。原文に句読点や濁点・半濁点、「」、送りがなの追加、かなを漢字に改めた箇所やその逆など、読みやすくするための手入れがほどこされています。 一、身内向けに書いたのに面白い 二、勉強ぎらいなのに、文体は革新的 三、文章の組み立てがめちゃくちゃ親切
ペン入れした原稿に、活字入力出来次第順次公開していきます。 一話10ページ公開したら、解説が付きます。
2020年5月に描いた、主にペン入れした一枚絵です。 新しいのが、上に来ます。 麟太郎の食べかけアイスをもらって喜ぶ小吉。 5月9日はアイスの日ということで、描いた絵です。この時代の日本にアイスはありませんが…。 勝海舟は、日本人で最も早い時期にアイスクリームを食べた一人らしいです。あとは、福沢諭吉とか。 小吉・新太郎・忠次郎の仲良し3人組の4コマ。 徹夜しようとしてあれこれするけど結局は寝てしまう、というお話。 無論フィクションです。
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突然ですが、勝小吉の著作の一つ『詠め草(ながめくさ)』より(個人的には読んでたけどもブログで書いたことなかった)、天保十一年(西暦1840)、夢酔(小吉)が39歳の時のお話です。主に夢酔が詠んだ歌から膨らました、ほぼほぼフィクション演出です。15分で考えて2日で書きました。 後ほど、解説文を付け加えます。 ランキング参加中マンガ
ペン入れ&セリフ入力ができ次第、順次公開していきます。全ページ公開できたら、解説文を付け加えます。 あらかじめ原作の該当箇所を文章で打っておきますが、ネタバレをこうむりたくない方は、読まないようにしてください。
ブログに載せるのをすっかり忘れていましたが、はやおきは2024年3月あたりから、デジタル作画の勉強をしています。 とゆう訳で、デジタルで描いた絵をここには載せます。新しいのが、上に来ます。 四番目にデジタルで描いた絵です。両手ピースの小吉。 珍しく線がキレイ…と思いきや、むしろ線画をデジタル作画するのを諦めて、アナログで描いた線をスキャンして、色だけデジタルで塗りました。 横に並べたのは、試しに背景を塗りつぶしたものです。 三番目にデジタルで描いた絵です。一度目の家出中盤頃の小吉。 もはや全身を描くのをすっかり諦めておる…。 透明水彩とゆうツールで塗ったものです。色が全然乗らないけども、手描き…
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその11です。 箱根山中で崖から転落して、金玉を打った小吉。小田原の三枚橋で休んでいると、人足に「ウチで奉公しない?(意訳)」とスカウトされます。マンガ『夢酔独言』、漁師編スタートです。
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその10です。 石部(現代の滋賀県)で出会った親方に「江戸へ帰れ」と言われ、府中(現代の静岡県)まで連れてきてもらった小吉でしたが、その晩に親方がケンカ騒ぎを起こし、小吉と別れることになります。 放浪の旅を再開した小吉ですが、崖の所で寝て、当然ながら崖から転落します。
このブログを読んでくださる皆様、去年はとってもお世話になりました。今年も、マンガ『夢酔独言』および勝小吉をよろしくお願いいたしますm(_ _)m 2024年1月に描いた絵です。 干支の絵を描こうと思っていたものの、クリスマスの絵で力を使い果たして、元旦の朝に起きてから描いた絵です。 恐竜を飼うと世話が大変。
色を塗った一枚絵をまとめた記事があったのですが、どういう訳かブッ飛んで消えてしまったので、また新しくここに、色を塗った一枚絵をまとめていきます。 新しく描いた絵が、上に来ます。 しゃがむ小吉(2023,12,26) 小吉10歳くらい。稽古着を着ています。 コピックで塗りました。 走る小吉(2023,12,26) 小吉9歳の年の喧嘩の一場面です。落書きを清書したもの。 右奥にいるのが、小吉の弟・鉄朔です。 コピックで塗りました。スキャンしたらメチャクチャ薄くなった…。 江戸時代のサンタさんB(2023,12,24) 3年くらい前に描いた、江戸時代のサンタさんシリーズの別ヴァージョンです。 オオカ…
旧十四話が十八話の後に移動して小吉の持ち物が変わったので、描き直したものです。せっかく描いたので、絵だけ公開します。 後に製本する際には、こちらを採用する予定です。 ↓ 内容はこちらと同じになります。 小吉の格好と、細部の演出が違うだけ。 musuidokugen.hatenablog.com
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその9です。 約2ヶ月間放浪の旅を続けていた小吉ですが、石部(現代の滋賀県)で九州秋月藩の親方と出会い、「江戸へ帰れ」と言われます。
2023年11月に描いた絵です。 手からハートマークを生成する小吉。 Xで呟いた絵なんですがあんまりテキトウに描いたので、ちょっとちゃんと描き直したやつです。 ランキング参加中イラスト
勝小吉の25歳年上の兄・男谷彦四郎(西暦1777~1840)。信濃中之条と越後水原で代官をしていました。彦四郎さんは『夢酔独言』にも度々登場し、代官として詰めきり(赴任)したことにも触れられています。 ところが、『夢酔独言』の記述と、実際の彦四郎さんの代官任期を照らし合わせてみると、ズレがあるようなのです。 そこで、この記事では、資料に残っている彦四郎さんと、後に越後水原代官になった小吉の次兄・松坂三郎右衛門さんの実際の代官を勤めた期間と、『夢酔独言』での記述を比較し、『夢酔独言』内のエピソードがあった実際の時期を割り出してみよう!という検証をします。 ・男谷彦四郎さん・松坂三郎右衛門さんの代…
マンガ『夢酔独言』を描くにあたって、特に参考にした資料をまとめました。各本参考ポイント解説付き。 そのうち増えるかもしれません。 ・『夢酔独言 他』 平凡社 東洋文庫138 勝小吉 著 勝部真長 編 ・『夢酔独言 現代語訳「勝小吉自伝」』 PHP研究所 勝部真長 編訳 ・『氷川清話』 講談社学術文庫1463 江藤淳 松浦玲 編 ・『勝海舟』 筑摩書房 松浦玲 ・『海舟語録』 講談社学術文庫 江藤淳・松浦玲 編 ・『江戸大古地図』 別冊宝島 菅野俊輔 監修 ・『勝小吉と勝海舟 「父子鷹」の明治維新』 山川出版社 大口勇次郎 ・『F.ベアト写真集1 幕末日本の風景と人びと』 明石書店 横浜開港資料…
2023年10月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 一度目の家出後半、単物から古襦袢に着替えた小吉。 着物の着付けとしては間違ってるかもしれませんが、幕末・明治頃の写真で裾をダルダルで着てる人がいて、これも一種のリアルさだと思って取り入れました。 小吉がそのうち落ちるので、崖の絵です…が、構成に囚われ過ぎて、変になってしまいました。本編ではもっといい感じにします。 10月27日はテディベアの日なので、テディベアの絵です。 椅子の横に110年前のドイツのテディベア、椅子の上に80年前のアメリカのテディベア、椅子の下に70年前のイギリスのテディベア。 人間(小吉)がセーラー服を着てるのは、…
2023年9月に描いた絵です。 頬を触る時、口開けるよねという絵です。 個人的にはこーゆう図が大好きです。 紙の隅っこに落書いたものなので、実物はこんなに大きくありません。 ランキング参加中イラスト
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその8です。 前回、白子で熱を出して1ヶ月ほど寝込んでいた小吉でしたが、回復し、府中まで戻って来ます。そこで新たな出会いが…。
原作『夢酔独言』に登場する場所・人の忘備メモです。一度目の家出中限定。 目次(小見出し)は平凡社東洋文庫版『夢酔独言』に従います。漫画の話数に沿うと、順番の前後や取りこぼしがあるので。 ・十四歳・出奔・乞食旅 ・上方(かみがた)…京都付近 ・品川…現代の東京都。東海道の宿場町。「先づ品川まで道をきゝ々々して来た」 ・藤沢…現代の神奈川県。東海道の宿場町。出発当日に泊まった ・町人の二人連れの男…浜松まで小吉と一緒に行動した。通行手形を手配してくれた ・小田原…現代の神奈川県。東海道の宿場町。旅の二人連れと出会った後、泊まった ・関所…箱根関所 ・浜松…現代の静岡県。東海道の宿場町。浜松城城下 …
もしこのブログを読んでくださっている方がいらっしゃったら、ありがとうございます。 今日(昨日)、今まで積み上げてきた(と思っていたもの…実際はそんなもの無かったのかもしれません)ものを、全部自分で投げ出して壊しました。 誰も居ない所に戻りました。今はただ天井に向かって、息を吸ったり吐いたりしてるだけです。
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその6です。 前回、伊勢から四日市方面まで戻った小吉は、白子(しろこ)の松原で熱を出しますが…。
2023年6月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 笠を被った小吉。 人が衰弱してくると、唇も弱ってくるので、それを取り入れた絵です。はやおきも、自宅療養中はこんな口をしていました。 一度目の家出中の小吉です。 最初、笠を描き忘れてて、後で描き足しました。なので、日付が5月になってます。 ランキング参加中イラスト
2019年の冬休み、いよいよ超面白いマンガ『夢酔独言』のペン入れを開始した『夢酔独言』専門漫画家のはやおきです。 この記事は、今までテキトウに描いていた時代劇作画についてのあれこれを調べ、ついでにブログのネタにすることで、皆様に還元しようという企画です。あくまではやおき調べなので、「何か描いてるな~」程度に捉えてくださいませ。 随時更新。新しいのが上に来ます。 ・股立(ももだち)を取る 袴の両脇にある三角の開きの縫い留め部分を、股立(ももだち)といいます。股立を袴の紐に挟むことを、「股立を取る」といいます。 今まで、袴をたくし上げるシーンでは、裾(すそ)を紐に挟んでいましたが、改めて調べてみる…
2023年4月に描いた絵です。 新しいのが、上に来ます。 東京へ行った時の、飛行機に乗った感想(フィクション)です。 勝海舟は船酔いしていたというエピソードから、漫画にしたものです。 はやおきは10年ぶりくらいに飛行機に乗ったので、こんな感じといえばこんな感じでした。 その辺に立って記念撮影される小吉。 信州にて、郡代百姓屋敷での騒動の後のイメージです。まだ後始末中で、小吉も撮影が終わったら仕事に戻りました。 はやおきはケチなので、漫画に使わない一枚絵に背景は描かないのですが、気が向いて描きました。 ランキング参加中イラスト
2023年3月に描いた絵です。新しいのが、上に来ます。 座る小吉。 幕末明治時代の写真とかで、着物の肩がダルダルの人がいたりするので、着物の肩がダルダルなこともあるかもしれない、と思って描いた絵です。 その辺の紙に書いた落書きに、ペン入れしたものです。 旅姿の小吉。 珍しく人体描写の本を見ながら描いたからか、足が綺麗に見えちゃっています。 大人の小吉。 漫画では子供の小吉を描いているので、大人の小吉を描くのは久し振りです。 ランキング参加中イラスト
前口上は前の記事に書いたので、読んでいただけると分かりよいと思いますが、↓ musuidokugen.hatenablog.com 改めてザックリ説明すると、はやおきが原典としているのは平凡社東洋文庫版『夢酔独言』ですが、講談社勝海舟全集別巻「来簡と資料」にも『夢酔独言』が収録されており、その解題曰く「我々は戸川氏所蔵の原本から一字々々完全に新しく、かつ原本の字に完全に忠実に読み起こした」そうで、東洋文庫版と読み比べると確かに何箇所か違う部分があるので、書き出してまとめておこうという記事です。 前の記事では、『夢酔独言』本編にあたる、小吉が生まれてから末尾までをまとめましたが、この記事では、冒…
2022年12月に描いた絵です。 リアル寄りの小吉。たまにかくやつの何回目か。
マンガ『夢酔独言』作画担当者のはやおきです。 はやおきが原典としている『夢酔独言』(ご存知ない方のために説明すると、勝海舟のパパである勝小吉が江戸時代に書いた自伝で、現代語訳なしでも読めてしかも面白い)は平凡社東洋文庫版なのですが、手持ちの講談社勝海舟全集別巻来簡と資料(勝海舟全集にもいろんな出版社のいろんなヴァージョンがあります)を眺めていたら、そこに『夢酔独言』も載っていたわけです。 で、内容は日頃読んでる東洋文庫版と同じと思って熱心に読んでいなかったのですが、〈中略〉講談社勝海舟全集の解題で、他の勝海舟全集や東洋文庫を「誤りが多い」としたうえで、「我々は戸川氏所蔵の原本から一字々々完全に…
勝小吉自伝『夢酔独言』より、小吉14歳、一度目の家出エピソードその5です。 ここまで物乞い&野宿生活をしながら府中へ来た小吉ですが、侍の馬の稽古に居合わせ、馬に乗ったら侍に拾われました。「この家にて辛抱しろ」と言われる小吉ですが…。 おれが腹の内で思うには、こんな家に辛抱して居ても何にもならぬから、上方(かみがた)へ行きて、公家の侍にでもなる方がよかろうと思って、ある晩単物(ひとえもの)も帯もたたんで寝床に置いて、襦袢を着てその家を逃げ出して、 ※原作『夢酔独言』より、はやおきによる現代仮名遣いで引用 拾ってくれた与力の家で6、7日居た小吉ですが、「こんな家に辛抱して居ても何にもならぬから、上…
※このページはカラーイラスト収納場所です。新しいのが、上に来ます。 小林隼太さんと小吉(2022,11,19) 小林隼太さん(左)と、小吉(右)です。 小林さんの髪の毛(のイメージカラー)は緑です。ここ以外で塗られる機会は無いと思いますが…。 ※御存じない方に解説すると、小林さんは小吉に剣術の試合で負けて、小吉を闇討ちにしようとした人です。 芝翫縞(2022,7,10) 芝翫縞(しかんじま…箪笥の取っ手とかに使われる鐶に四本の縞で、「しかん」→歌舞伎役者の中村芝翫を表した模様)の着物です。小吉は着なさそうですが、かねてよりうすうす格好いいと思っていたので、思い立って描きました。 いつもたいてい…
2022年11月に描いた絵です。 小吉の正面図。 大人の小吉の顔は、久し振りに描きました。