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  • カツオ一本釣りの漁具作り3

    9月30日金曜日実習では、カツオ一本釣りの漁具の作製が進んでいます。今週は、通称「バケ」と呼ばれるカツオを掛ける擬餌針を作りました。カツオ一本釣りでは、海中から抜きあげたカツオが、竿の操作だけで空中で簡単に外れるようにしなければなりません。このため、針は大きくて軸も太くしっかりしていますが、かかったら外れないようなしくみの「かえし」がついていません。まずは、針の上からしっかりと糸を巻いていきます。この上に、羽などを取付けるため、巻いた糸が回転したりずれたりしないよう、隙間無く巻き付けていきます。針に下巻の糸をしっかりと巻きつけることができたら、その上に着色した鳥の羽を巻きつけます。これも、回転したりずれたりしないよう、糸を隙間無く巻き付けていきます。さらに「ネコ皮」と呼ばれる、カバーを取りつける行程となり...カツオ一本釣りの漁具作り3

  • 研究所の講義(ブランド化)

    9月29日木曜日先週に引き続き、水産業普及指導員による講義がありました。今回のテーマは「ブランド化」です。近年、水産物の「地域ブランド化」の取り組みが活発に行われています。ブランド化と言葉でいうのは簡単ですが、ただ特別な名前をつけて売り込みすれば良いというものではありません。他産地と差別化し、高い価値を付加していくためには、漁師だけでなく、漁協や仲買人らの協力も必要となってきます。多くの場合、これらのメンバーに普及指導員や専門アドバイザーなどが加わって議論を重ね、漁獲から処理の方法、流通販売、PR戦略などを決めていきます。駿河湾の南西部に位置する南駿河湾漁協では、曳き縄一本釣りで漁獲し、高鮮度処理を施して、脂肪量などの基準を満たすサワラを「波乗り鰆」としてブランド化しています。サワラのブランド化に向けた活...研究所の講義(ブランド化)

  • 研究所の講義(水産業普及指導員)

    9月28日水曜日9月21日に静岡県水産・海洋技術研究所の水産技師を招いて行った講義、テーマは「水産業普及指導員とは」でした。水産業普及指導員は、水産業の発展のため、担い手の育成の確保、水産資源の持続的な利用のための技術支援、水産物の生産から消費に至る取組の支援、研究・技術の普及啓発、その他様々な支援を行なうため、全国の都道府県に配属されています。静岡県では、県内の水産・海洋技術研究所(本所、3分場)に計10名が配属されています。今回の講義では、研究所本所の普及指導員の方から、水産業普及指導員の活動全般についてのお話をしていただきました。学園を卒業して漁師となった時、「水産業普及指導員」に実際世話になることもあると思います。AO入試(10月15日実施)願書受付を開始しました。静岡県の漁師になることを志望し、...研究所の講義(水産業普及指導員)

  • 富士地区見学

    9月27日火曜日昨日、富士地区の施設見学がありました。最初に行ったのは、富士宮市の冨士山本宮浅間大社近くにある、静岡県富士山世界遺産センターです。ここの施設は、建物内をらせん状に上りながら富士山のことを勉強できるようになっており、ちょっとした登山の雰囲気も楽しめる工夫がされています。一番上の展望ホールからは、上半分を雲から出した富士山の姿が眺められました。富士山をバックに次に行ったのが、県水産・海洋技術研究所富士養鱒場です。私が、今年の3月まで勤めていた職場です。普及指導員の方に、場内施設を案内していただき、本県のニジマス養殖について教えていただきました。富士山麓に降った雨が豊富な湧水となり、この地をニジマス養殖生産量日本一にしていること。回転寿司のサーモンが実はニジマスだったこと、ニジマスは採卵してもサ...富士地区見学

  • 遠洋マグロ延縄船の見学2

    9月26日月曜日このところ3週連続で週末になると台風が来ています。幸い本学園に被害はでていませんが、今回の台風15号は静岡県の各地に、床上浸水等の被害をもたらしました。被災された方にお見舞い申し上げます。本日、生徒達は富士地区の視察に出かけています。その様子は、明日以降のブログで紹介させていただきますが、今回は、先々週の金曜日に実施した遠洋マグロ延縄船の見学の様子を紹介します。遠洋マグロ延縄船の見学は5月に続き2隻目です。今回も最新の船内設備に驚き、生活しやすそうだという感想を持った生徒もいたようです。今年の生徒にもマグロ船への就職を希望する者がいます。その他の漁に進む者にとっても、興味深い視察になったと思います。ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。AO入試(10月15日実施)願書受付を開始しました。...遠洋マグロ延縄船の見学2

  • AO入試願書受付開始

    9月22日木曜日本日より、AO入試(10月15日実施)の願書受付を開始しました。AO入試は適性を重視する入学試験で、本学園の場合、一般入試との違いは学科試験が無いことです。静岡県の漁師になることを志望し、知識および技術を学ぼうとする意欲が旺盛な生徒を求めます。AO入試で合格した場合、入学辞退は出来ません。AO入試の受験資格者は、令和5年4月1日時点で18歳以上30歳以下で、高校卒業以上(見込みを含む)又はそれ以上の資格のある者です。その他の条件や、出願書類等は漁業高等学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。出願期間は令和4年9月22日(木)から令和4年10月7日(金)で、最終日の消印まで有効です。来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説...AO入試願書受付開始

  • 実習船「やいづ」の見学

    9月21日水曜日先週の火曜日、生徒達は焼津水産高校の実習船「やいづ」の見学に行ってきました。11月から実施する約1か月に渡る遠洋航海実習において乗船する船です。乗船実習を前に、生活環境などを確認してきました。「やいづ」は559トンで水産高校の保有する実習船では最大規模です。水産系の実習船には、漁業をする漁労(ぎょろう)設備があり、「やいづ」はカツオの一本釣りの練習ができるようになっています。本学園の実習でも、カツオの一本釣りを行います。2カ月後には実際に乗る船ですので、皆真剣に教員の話を聞いていました。9月22日より、AO入試(10月15日)の願書受付が始まります。令和5年4月1日時点で18歳以上30歳以下で、高校卒業以上(見込みを含む)又はそれ以上の資格のある者が対象です。詳細は漁業高等学園ホームページ...実習船「やいづ」の見学

  • 漁業就業支援フェア2022 大阪

    7月20日火曜日7月19日敬老の日、マイドーム大阪で開催された「漁業就業支援フェア2022」に出展しました。漁業就業支援フェアに来場した就業希望者は、来場目的等を記載したコミュニケーションカードを持って、出展者ブースを自由に回る形式です。台風14号が接近しており、夕方から新幹線の運行制限がアナウンスされるなか、漁業高等学園のブースは当初予定より早めに終了させていただきましたが、今回も、少数ながら将来漁師になりたいという若者が訪れてくれました。学園からは、入学案内のパンフレット、見学説明会のチラシ等を配布し、学園の概要、就職先等について説明しました。静岡県の漁師を目指すのであれば、知識や技術、資格取得だけでなく、協調性や生活習慣まで身につく当学園で1年間勉強することをお勧めします。来年度、入学希望者向けに学...漁業就業支援フェア2022大阪

  • 伊豆地域見学 その2

    9月16日金曜日前回の続き、伊豆地区の水産関係施設等の見学です。伊豆半島の最南部にある南伊豆町には、船舶の安全航行を見守る石廊崎灯台があります。市場見学の後、石廊崎灯台の見学をしました。ここから晴れた日には、遠くに伊豆諸島の島々を見渡すことが出来ます。この伊豆諸島周辺の海には、キンメダイの漁場が数多く存在します。最後に、水産・海洋技術研究所伊豆分場を訪問しました。ここでは普及員の方から、伊豆周辺の漁業や、伊豆分場で行われている研究のお話を聞かせていただきました。また、研究施設と併設されている展示施設の見学、施設で飼育している魚への餌やりを体験させていただきました。さらに、近くの漁港に移動して、イセエビの資源状況などを推定するすることを目的に調査が行われている、イセエビの稚エビコレクターという装置を引き上げ...伊豆地域見学その2

  • 伊豆地域見学 その1

    9月15日木曜日昨日、私は体調不良でお休みでしたが、生徒達は伊豆地域の水産関係施設の見学に行ってきました。朝食は、下田市漁協に併設された「金目亭」で、朝定食をいただきました。キンメのあら汁にツムブリの刺身も付いて豪華な朝食だったそうです。その後、市場でキンメダイの水揚げの様子を見学させていただき、漁協職員の方からキンメダイ漁に関する講義をしていただきました。今年の生徒にも、キンメダイ漁船への乗組みを希望している者がおります。その他の漁に進む者にとっても、興味深い視察になったと思います。ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。9月19日(月祝)にマイドームおおさかで漁業就業支援フェア2022大阪が開催されます。大阪近郊の方で漁師を目指している方、全国から様々な漁業会社の方が集まり生の話が聞けるチャンスです。...伊豆地域見学その1

  • 学園の見学

    9月13日火曜日今日は、月一回週末に実施している学園の見学会についての話です。見学会に参加していただく方が到着すると、まず教育棟の会議室にご案内します。学園玄関研修室週末、見学会のご参加者は、通常1組か2組で、こじんまりとやっています。スライドを使って約、40分ほど説明します。説明のあと、質問にお答えしますが、参加者が1組の場合は、説明の途中でも、分わからないことがあればその場で聞いてもらっています。質問が多いと、それだけで1時間くらいかかることもあります。オープンキャンパスのように、1日で数組以上いらっしゃるとこうは行きません。参加者が少ないからこそ、できる対応です。そのあと、園内をご案内します。寮のある宿泊棟、教室、実習棟など一通り案内します。週末の見学会は、私が一人でご案内してます。近年、学園で行わ...学園の見学

  • 二学期の講義

    9月12日月曜日2学期の講義は、航海と機関に別れ、それぞれ専攻別になります。そのため2学期の講義は小さめの教室で実施しており、先生との距離もぐっと近くなります。海技士試験合格に向け、しっかりと取組んでほしいと思います。来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催しています。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。開催日は学園ホームページ(https://gyogaku.com/)をご覧ください。9月19日(月祝)にマイドームおおさかで漁業就業支援フェア2022大阪が開催されます。大阪近郊の方で漁師を目指している方、全国から様々な漁業会社の方が集まり生の話が聞けるチャンスです。ぜひ足を運んでみてください。園長も参加します。漁業高等...二学期の講義

  • カツオ一本釣りの漁具づくり その2

    9月9日金曜日ハネ(竿)の先端につける「カンザシ」と呼ばれる部分の作成の続きです。最初のところから糸をしっかりと締め込まないとすぐに抜けてしまうので、先生に指導・チェックしてもらいながら仕上げていきます。うまく出来たと思っても、先生がひねると抜けてしまったり、カンザシとロープを結びつけ、実際に竿を大きくしならせ確認してみると、すっぽ抜けてしまうものばかりです。この日は、カツオ一本釣りの現役の漁師である卒業生が遊びに来て、臨時講師として実習のお手伝いをしてくれました。竿2本分でOKが出た生徒は、次の「テドコ」といわれる部分の製作に進みます。「テドコ」は、竿を手で握る部分になります。この「テドコ」は、竿を握ったときの滑り止めの役割もあり、しっかりと糸を締め込んでいく必要があります。来年度、入学希望者向けに学園...カツオ一本釣りの漁具づくりその2

  • 0908 海技士試験にむけて

    9月8日木曜日海技士資格は、20トン以上の船舶で操船や機関員になるのに必要な資格で、1~6級があります。筆記試験、口述試験、身体検査がありますが、筆記試験は乗船履歴がなくても受験できます。このため、学園の生徒は筆記試験を受験し、就職後に乗船履歴が出来た時点で残りの試験を受けることになります。年4回の試験がありますが、学園の生徒は10月に最初の受験をしています。今週は、航海、機関ともに学園で模擬試験を行いました。この試験の成績によって、受験が可能と判断された生徒が10月の試験を受けることになります。10月の試験に合格すれば、勉強を進めて、来年2月の試験でさらに上の級を目指すことになります。毎年、生徒の多くが5級ないし4級の資格を取得していますが、中には3級の筆記試験に合格する人もいます。来年度、入学希望者向...0908海技士試験にむけて

  • 0907 「深海魚おじさん」の講義

    9月7日木曜日長兼丸の長谷川久志さんと、その息子さんである一孝さん親子の講演がありました。長谷川さんは深海魚専門の漁師です。本県には、深海魚を捕る漁師はたくさんいます。例えば、キンメダイも水深200-800メートルに生息する深海魚です。サクラエビも昼は深い海にいて、夜、浅い場所に浮上したときに漁をします。しかし、深海のサメやグソクムシを捕る漁師は長谷川さん親子だけです。テレビ番組の出演も多く、全国各地で講演もされていることから、「深海魚おじさん」として知っている方は多いのではないでしょうか。学園では「深海魚おじさん」の授業は毎年恒例になっています。今年も、長谷川さんがマグロ漁師だった頃の話から、深海魚の漁の話し、TV番組撮影時のタレントさんとの絡みについての裏話まで、盛りだくさんの内容で、約3時間ぶっとお...0907「深海魚おじさん」の講義

  • カツオ一本釣り漁船の見学

    9月6日火曜日先週のサバ漁船に続き、昨日は、焼津漁港で遠洋カツオ一本釣り漁船を見学させて頂きました。焼津港に入港する様々な大型漁船を見学できるのも、多くの先輩方が活躍している学園の強みです。二名の学園OBの方から、現在の仕事内容の説明のほか、船内各所を見せていただき、実際の釣り座にも立たせて頂きました。実際の漁船に乗せていただくと、自分の働いている将来の姿がイメージできると思います。対応いただいた皆様に御礼申し上げます。来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説明し、施設を御案内します。また、学力や寮生活に対する不安など、皆さんの心配、疑問にお答えします。9月の開催日は10日(土)、11日(日)です。ご参加いただける方は開催日の4日前までに申し込みをお願いします。今年のAO...カツオ一本釣り漁船の見学

  • サバ漁船見学

    9月5日月曜日先週の金曜日に、地元小川港でサバ漁船を見学させて頂きました。サバは静岡県の魚種別水揚げ量で、カツオに続いて2番目に多い重要魚種です。漁業高等学園の地元である焼津市小川港には、春から冬にかけて、棒受け網という漁法で漁獲されたゴマサバが、冬はたもすくい網と呼ばれる漁法で漁獲されたマサバが水揚げされます。当日は船会社の方より、船内を案内頂き、棒受け網漁とたもすくい網漁の手順を実際の漁具を見ながら説明して頂いたり、エンジンルームやブリッジを見学しながら、港を出てから寄港するまでの船員の生活など教えて頂きました。生徒達にとっては、漁師の生活がどういったものなのか具体的なイメージができ、貴重な体験だったと思います。対応いただいた船の皆様に御礼申し上げます。来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催し...サバ漁船見学

  • 防災訓練

    9月2日金曜日9月1日は、防災の日です。学園でも毎年、この日を基準として訓練を行っていますが、今年度の訓練は、授業の都合で本日となりました。まずは、静岡県の近隣で発生するとされている、南海トラフ巨大地震や東海地震の予想される状況のほか、災害に関するビデオを見て、被害や対応方法を学びました。次に、負傷者が出た場合を想定し、応急担架の作り方と徒手や毛布を使った搬送訓練を行いました。最後に、津波を想定した避難訓練を行いました。学園の宿泊棟は地域の津波避難ビルに指定されています。カッパ・長靴・ヘルメットを着用し、学園の正門から宿泊棟(寮)の4階まで駆け足で上りました。海岸の近くで大きな地震に遭遇した場合、いち早く高いところに逃げることが、自分の身を守ることにつながります。来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を...防災訓練

  • カツオ一本釣りの漁具づくり その1

    9月1日木曜日今週から、カツオ一本釣り用の漁具作成実習が始まりました。11月の遠洋航海実習で、カツオ一本釣りの実習がありますが、使用する漁具は自分で作成します。まずは、棒に糸を巻きつけて留める「端止め」の練習から始まりました。端止めは、竿の端につける釣り糸を固定するもの。いきなり竿ではなく、丸い棒を使ってやり方を覚えていきます。先生のお手本今日はハネ(竿)が配られました。最初に、ハネのどこに糸を結びつけたら良いか、その位置の確認を行います。位置が決まったところで、「カンザシ」と言うハネの先端部分を作っていきます。最初のところから糸をしっかりと締め込まないとすぐに抜けてしまいます。先生に指導・チェックしてもらいながら仕上げていきます。来年度、入学希望者向けに学園の見学説明会を開催します。園長が学園生活を御説...カツオ一本釣りの漁具づくりその1

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