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花男の二次小説 CPはつくし×F4。つくしちゃんLOVEの人間が書いているお話です

Aria
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2018/10/02

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  • はじめに 【最初にこの記事を閲覧ください】 2019.09.26追記

    ※最初にこの記事を閲覧下さい※・2019.09.26鍵付き記事について追記あり...

  • アットホームビースト 〜専業主夫司奮闘記〜

    こんばんは。クリスマスコラボヾ(o´∀`o)ノ昨日公開させて頂いたプロローグ読んでいただけましたでしょうか?読んでいただいた皆様は、タイトルの『アットホームビースト』の意味を分かってもらえているでしょう((^∀^*))今夜から公開するお話は、副題として『〜専業主夫司奮闘記〜』を付けました。私、Ariaが書いたバージョンは以前何度か書かせて頂いた、双子ちゃんのお話で前後編の予定です。司くんの頑張りを一緒に見守りましょ...

  • アットホームビースト .プロローグ

    こんばんは!今日は、先日お知らせしたクリスマスイベントのプロローグを公開します。タイトルは、『アットホームビースト』です!読者の皆様が素敵なクリスマスを過ごせます様に。...

  • もうすぐクリスマスです!

    お久しぶりです‼︎またまたお知らせです(^◇^;)☆クリスマスコラボのお知らせ☆...

  • 愛と欲望の果て 〜能登でちゃぷん〜 11話

    ← 10話はこちら❤️gypsophila roomGipskräuterさま このお話は大人な表現が多めに出てきます。18歳未満の方その様なお話が苦手な方はUターンお願いします。尚、この短編の全体公開は明日の12時までとさせて頂きます。...

  • 愛と欲望の果て 〜能登でちゃぷん〜 6話

    ← 5話明日咲く花asu様このお話は大人な表現が多めに出てきます。18歳未満の方その様なお話が苦手な方はUターンお願いします。尚、このお話の全体公開は明日の12時までとさせて頂きます。...

  • 総誕リレーのお知らせ❤️

    お久しぶりです。今日は素敵なお知らせを1つ…...

  • こはるびより .40

    ...

  • こはるびより .39

    ※注意※今回の話には医療に関する話題が入っておりますが私は医療従事者ではありませんし、内容はお話の都合上、作り上げられたフィクションです。その辺をご理解頂いた方のみお話へお進みくださいませ。...

  • こはるびより .38

    ※注意※今回の話には医療に関する話題が入っておりますが私は医療従事者ではありませんし、内容はお話の都合上、作り上げられたフィクションです。その辺をご理解頂いた方のみお話へお進みくださいませ。...

  • こはるびより .37

    ...

  • こはるびより .36

    ...

  • こはるびより .35

    ...

  • こはるびより .34

    こちらも久しぶりのこはるびよりです。久しぶりすぎて、以前のお話忘れちゃいましたよね…すみません( ̄▽ ̄;)少しずつ更新出来たらと思っております。...

  • 僕の恋 .16

    お久しぶりの更新になってすみません。お陰様で仕事やらプライベートやら色々と忙しくさせて頂いていましてお話しが中々進みません。すみません!本日のお話しは、『Read mora』から……(´∀`σ)σ私が参加させて頂いております、こちら↓のイベント。スピンオフが更新されています♡是非読んでみてくださいね!!つかつくイベント♡スピンオフ公開中!Merry-go-round...

  • たまにはこんな夜も .03 R 【1st anniversary短編】

    このお話は大人な表現が多めに出てきます。18歳未満の方その様なお話が苦手な方はUターンお願いします。尚、この短編の全体公開は28日の23時までとさせて頂きます。...

  • たまにはこんな夜も .03 R 【1st anniversary短編】

    このお話は大人な表現が多めに出てきます。(昨日よりR強め)18歳未満の方その様なお話が苦手な方はUターンお願いします。尚、この短編の全体公開は27日の23時までとさせて頂きます。...

  • はじめてのキャンプ *くるみぼたん様からの頂き物* 【1st anniversary】

    いつも仲良くして頂いているくるみぼたん様から素敵なお祝いをいただきました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆↑ くるみぼたん様のブログへはこちらのバナーをクリック ↑ありがとうございます!!!こんなに素敵なお祝いを頂けて私は幸せ者です( ;∀;)是非楽しんでくださいませ〜...

  • たまにはこんな夜も .02 R 【1st anniversary短編】

    このお話は大人な表現が多めに出てきます。18歳未満の方その様なお話が苦手な方はUターンお願いします。尚、この短編の全体公開は26日の23時までとさせて頂きます。...

  • Queenのイタズラ *つくしんぼ様からの頂き物* 【1st anniversary】

    いつも仲良くして頂いているつくしんぼ様から素敵なお祝いをいただきました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆↑ つくしんぼ様のブログへはこちらのバナーをクリック ↑ありがとうございます!!!!!嬉しすぎてヨダレが…w是非楽しんでくださいませ〜...

  • たまにはこんな夜も .01 R 【1st anniversary短編】

    このお話は大人な表現が多めに出てきます。18歳未満の方その様なお話が苦手な方はUターンお願いします。尚、この短編の全体公開は25日の23時までとさせて頂きます。...

  • たまにはこんな夜も .Prologue 【1st anniversary短編】

    先日お知らせにて予告しました1周年記念の短編です。このお話はプロローグ以外全部Rと言うけしからん内容となっております( ̄◇ ̄;)R短編の公開時間は夜23時〜 24時間で、その後は鍵付き公開に変更させていただきます。書き慣れないRなので色々オカシイかもしれませんが笑って許してくださいませヾ(・∀・)ノ...

  • 1周年のお話

    つかつくイベント開催中です♡Merry-go-roundこんばんはAriaです。先日のイベント告知に続きまして私の私的なお知らせです〜...

  • 僕の恋 .15

    「牧野!お前の動きは硬すぎる。今時ロボットでももっとスムーズに動くぞ。何度言わせれば出来るようになるんだ。やる気無いなら辞めろ。」翌週から始まった茶道の稽古は菊の教え同様茶道だけでなく書道や花道に着付けまでも叩き込まれていた。最初は戸惑いの方が大きかったつくしもあれだけの啖呵を切ったんだからと懸命に励み厳しい稽古の中で、稀に褒め言葉を貰える程に成長していたが総二郎が教える茶道の稽古になるとその状況...

  • リレーイベント参加中です(*≧∀≦*)

    つかつくイベント開催中です♡Merry-go-roundこんばんは!Ariaです。もうお気付きの方もいらっしゃるかな?私ただ今、リレーイベントに参加させていただいています!!知る人ぞ知る素晴らしい二次作家様たちがメンバー様です(((o(*゚▽゚*)o)))最初に声をかけて頂いた時から今に至るまで嬉しくてニヤニヤしっぱなしな私w長い期間お休みしていたのに私の様な者に声をかけていただき本当に有難い(〃▽〃)9月19日からはいよいよ先の読めな...

  • 僕の恋 .14

    邸に入ってから同じ所を何度もぐるぐる回っているんじゃないかと思うくらい変わらない景色が続き 案内された和室に座る。何よりここまで転ばずに辿り着いた事にホッとして小さく息を吐いた瞬間視界の端で静かに障子が開いた。「失礼します」と言う声が静かな室内に慣れていた耳を刺激され涼やかで凛とした声に気を抜きかけていたつくしの背中をピンと張らせる。家元夫人と名乗る目の前の美しい女性と一緒に入って来た総二郎に一瞬...

  • 僕の恋 .13

    いつもと違う応接間に案内されたつくしは豪華な室内にキョロキョロ視線を泳がせた。「お待たせしました」とやって来たお菊さんはお稽古の時には見た事もないにこやかな顔をしててとっても嫌な予感がした。つ 「お菊さん?今日は稽古の日ですよね?なんでここなんですか?」疑問の言葉に返事をする様に目を合わせた菊は、やっぱりいつも稽古をつけるそれとは違う様に見える。つ 「あの……」菊 「以前から考えていたんです。牧野さ...

  • 僕の恋 .12

    流石のF4でもテストをサボる事は許されず生徒の混乱を避ける為に用意された専用の教室でテストを受ける。理数系を選択している司や類、あきらとは内容が違う総二郎も肩を並べているがいつものように1番に終わらせた類はすでに机に伏せて眠り司はテストを受けなければいけない事が気に入らないのか朝から不機嫌そうにペンをカチカチと鳴らす。そんな2人に挟まれたあきらは時々顔を上げ呆れた様なため息をついてまた答案用紙に視線を...

  • 僕の恋 .11

    永徳は他の学校と違ってセキュリティーもしっかりしているし同じ様な境遇の子が集まるからきっと話が合うだろう。将来会社を継ぐ時に必要となる知識だけでなく人の繋がりを養える。そう言われて編入してから半年。和也は1ヵ月置きに行われる行事にうんざりしていた。和也 「はぁぁぁ…………」どんなに机にしがみ付いても理解出来ない数字の羅列に読める気もしない文字が並ぶ教科書に顔を埋める。__こうしたら文字が頭に入れば良い...

  • 僕の恋 .10

    兄が家にいた頃彼はただの次男だった。次期家元として大切に育てられた兄穏やかな性格と聡明さがにじみ出る顔は口煩い重鎮達にも気に入られる。茶道だけでなく、暇さえあれば難しそうな参考書を開き勉強していた。それに比べ、次男である総二郎は長男に付ききりだった母と同じ時間を過ごす事が少なく常に使用人として西門家にいた大人に囲まれて育った。それが高じたのか、幼い頃から大人を満足させるために笑顔を見せ調子の良い口...

  • 僕の恋 .09

    「本当に高校生だったんだ。しかも永徳とは…びっくりだな。」新学期に入っても一緒に勉強を続けようと言う和也の誘いを丁重にお断りしたつくしは以前から通っていた図書館で勉強をしていた。永徳の図書館はいつも人が少なく、つくしのお気に入りの場所だ。つ 「………え?」総 「君、確かつくしちゃんだっけ?こんな所で勉強してるなんて珍しいね。」つ 「あ。そ…西門さん!ですよね。ここは静かで勉強に集中出来るんです。ウチは...

  • 僕の恋 .08

    うろこ雲が空を覆い始めた9月の初旬。茶道のもてなし。菊の話した事に強い興味を持ったつくしは和也が1人で参加予定だった西門家主催の野点に同行させてもらう事になった。和也 「つくしちゃんは着物も似合うんだね!」オーダーメイドのスーツを着た和也はいつもの制服とは違い大人びた顔を染めた。つくしは菊が見立てた紅葉柄の入った着物に髪は艶のある黒髪を引き立てるハーフアップにセットしてもらい普段しない化粧まで施され...

  • 僕の恋 .07

    つくし誘拐事件から数日。夏休みは学校がない分、毎日元気にバイトに励んでいた。特に今日は朝からテンションが高い夏休み限定でバイトをしている小さなかき氷屋の店内で嬉しくてついスキップしそうになるのを何回も堪えたくらいだ。つ 「お疲れ様でした!」「つくしちゃん。今日もありがとうお疲れ様!これ今月分の給料ね。いつも手渡しでごめんねぇ。おばちゃん、銀行の手続きとかよくわかんなくて。」つ 「いいえ!現金で貰え...

  • 僕の恋 .06

    「____くしちゃん!……つくしちゃん大丈夫?」痺れる程握られた手が揺らされたのを感じゆっくりと目を開けると目の前に涙でぐちゃぐちゃになった和也がいた。つ 「か…ずやくん」和也 「あ!つくしちゃんつくしちゃんつくしちゃんんん!!!!!うわあぁぁぁぁんよがっだぁーーーーーー」つ 「あ……」和也 「もう……ぼく………ヒック!ヒック……ど…したらいいか………わかんなくって………」つ 「あの…」和也 「つ………くしぢゃんがぁぁ...

  • 僕の恋 .05

    「俺たちの家はな、昔からの商家なんだ。江戸時代から栄え続け一時期は宮家上納品まで扱っていて…」「……」「それにお爺様は元総理大臣とも旧友で今回の事は許せないと憤慨しておられた!だけど両親は店の建て直しで忙しいしだから僕らがっ!」自分は何故あんな質問をしてしまったのかさっきの自分に黙っとけと言いたくなる程の自慢話を聞かされてしまった。いかに自分たち兄弟が不幸なのかを発表されてもつくしにとっては英徳の学...

  • 僕の恋 .04

    和也 「お菊さんにも困っちゃうよ。つくしちゃんを僕の興味が無い茶道に誘った時からやな予感はしてたんだ。」珍しく憤慨している和也の隣には着飾った両親が微笑んでいた。母 「あら和也くん。私はつくしちゃん大好きよ!とってもいい子だもの。ねえお父さん?」父 「確かにつくしちゃんなら、和也のお嫁さんにぴったり!むしろ勿体無いくらいかも知れないね。」困惑顔のつくしに余計な事を伝えない様にと菊から厳しく言われ何...

  • 僕の恋 .03

    ししおどしに落ちる水の音と時々響く竹の爽やかな音真夏の緩い風がサワサワと葉を揺らす音思わず目的を忘れて穏やかな空気に身を任せたくなる。「牧野さんは、ここの空気がお好きなようですね。」つ 「…あ!すみません。つい。和也くんが学校に忘れ物をしたそうでそれを取りに1人で戻ってしまったんです。和也くんを待つ間、お菊さんのお手伝いが出来たらと思って」この場所で見る菊は邸で見る厳しさのある表情とは違いどこか柔ら...

  • 僕の恋 .02

    和也 「つくしちゃん。本当にいいの?本当に本当??」長期休暇を来月に控えたある日。学園内で試験日が公示された。和也がそれまで通っていた公立の高校の数倍の量が試験範囲になる事を知った和也は大騒ぎし慌てて家庭教師を頼んだが何しろ勉強内容も公立高校の何倍も先に進んでいるのだ。いくら寄付金があれば留年する事はないとは言えこのままでは補習確定。絶望のため息をついた時つくしが一緒に勉強しようかと誘ってくれた。...

  • 僕の恋 .01

    こんばんは!Ariaです夕方に更新しましたお知らせに書きました連載の第1話です。楽しんで頂けたら幸いです。彼女と僕が出会ったのはまだ小学生だった頃。昔の彼女は、思えば普通の明るい子だった。弾ける様な笑顔と、誰とでも仲良く出来るコミュニケーション能力。自分が間違っていると思った時には大人相手でもきちんと自分の考えを主張出来る。可愛いと言うよりはカッコイイ子。いつもママが作ってくれたと話す服は可愛くてクラ...

  • こんにちは 連載の更新についてのお知らせです

    こんにちはAriaです。暦の上ではもう、残暑でしょうか毎日とても暑いです。暑いのが苦手なので毎日、「ヨシッ!」と気合いを入れて玄関から出ています(−_−;)早速本題です……類つくの連載が休載中ですが連載を書く事から離れ過ぎて書いてもあまり納得出来ず……地味に悩んでいます。こうしてお話を書ける時間は限られていてまた完全停止してしまう前に遊びに来て下さる方に楽しんでいただけたらと思い息抜きに書き始めたお話を今日...

  • リハビリ第二弾です タイトル未定 .Fin

    俺と牧野のトモダチを記念した祝いは誘い続けて10回目に漸く実現した。「ちょっと君、しつこいよね」「何言ってやがるトモダチだと言い出したのはお前だろうが!早速だが、俺の名前は……」「道明寺司」俺がせっかく名乗ってやろうとしたのにその前に牧野の口から俺の名前が呼ばれた。「司って名前、良い名前だよね。君の性格は少し変わってるけどさ私みたいに外部から入学した生徒でも仲良くしてくれるしトモダチって言っても嫌がら...

  • リハビリ第二弾です タイトル未定 .06

    トモダチよく考えてみると俺にはF3以外に親しい間柄の人間はいない。多分だが、あいつらが俺にとってのトモダチだ。でもトモダチって、一体何するんだ?だいたい、名前も知らないトモダチなんているのか?「あらあら坊ちゃん。新しいお友達が出来たんですかい?そりゃ良かった。明日はお祝いのディナーでも用意いたしますか?」トモダチについて考えていたらいつの間にかに言葉に出していたらしい。普段は歳のせいで耳が遠いと言う...

  • リハビリ第二弾です タイトル未定 .05

    「おい!牧野!!!」翌日俺は1限から牧野が受けるであろう講義が終わった後を見計らい昨日の事を確かめる為に声をかけた。「おはよう!今日は早いんだね〜」「牧野…お前さ……昨日」昨日と言ったところで、もしアレが総二郎とあきらの見間違いで俺がそんな店に通うような男だとバレこいつに引かれたらどうしようと気が付いた。どう話せば良い?そう迷う間も、次の講義あるんだけどと目の前の牧野は忙しなく時計を見ている。「昨日っ...

  • リハビリ第二弾です タイトル未定 .04

    「「「「キャーッ!!道明寺様!!!!! ステキぃ!!」」」」「司からクラブに誘ってくるなんて珍しいな。」「久しぶりでもお前人気は衰え無しかよ。俺らの方が顔出してるのに、お前と一緒だと流石に霞むな。」女共の煩え喚き声俺に擦り寄る気持ちの悪い奴らばかりのクラブは中学の頃に散々通って飽き飽きしていたが今夜は別だ。俺はあんな女に無下にされるような男じゃないんだ。頭に響く音の中から適当な女を拾ってVIPルー...

  • リハビリ第二弾です タイトル未定 .03

    最近俺はおかしいらしい。まだ20歳にもなってないってのに急に胸が苦しくなったりある言葉を聞いただけで動悸がする。この症状に悩まされる様になってから何人も主治医を交代して診察させたがどいつもこいつも問題ないとしか言わない。こんなにきつい思いをしてるってのに総二郎やあきらは俺を見てニヤニヤしてやがるし牧野は学内で見かけても足早に走り去るばかりで俺を見ようともしねぇ。類のやつは毎年夏になると邸から出ないか...

  • りハビリ第二弾です タイトル未定 .02

    この学園で俺を知らない上に俺を違う奴の名前で呼ぶ女なぜか俺の脳裏からこびりついて離れねぇ。余計にイライラするがこのイライラは酒を飲んでもその辺の奴を殴っても誤魔化せなくてもっと腹が立った。どうせあんな女。俺を知らないと言うことはただの貧乏人だろう。今度会ったら2度とその面を見せられない様に追い出してやる。せっかくそう決めたのになぜかあれから1度も女を見かける事はなく半年が過ぎていた。その間俺は真面目...

  • リハビリ第二弾です タイトル未定 .01

    こんばんは。Ariaです。昨日のリハビリのお話にコメントや拍手頂きありがとうございました。書く時間があると思うと次々に書きたい熱が溢れかえり昨日から夢中で書いていますと言う訳で……リハビリのお話の第二弾も更新させて頂きます。今回のお話は中編で全7話となっております。ハッピーエンドで、出来るだけ明るい話を目標に書きました。楽しんでいただけたら幸いです。退屈でイライラしていた。毎日能面みたいな顔した奴らに囲...

  • あなたに届くまで [リハビリSS] .Fin

    煌びやかなパーティー会場の片隅にF4ラウンジを思い浮かばせる様なバーカウンターに揃えたのかと思わせるかの様な黒い衣装を纏った美しい男女が肩を並べた。男はその場に居るだけで周りを緊張させる様な威圧感をもち女はその場の隅々まで温める様な穏やかな笑顔を見せる。「あいつら。やっと話始めたんだ?」「ツマンネ。このまま司が何も出来なくて後悔してる顔を肴に飲もうと思ってたのに。」「総二郎。そう言うなよ。このタイミ...

  • あなたに届くまで [リハビリSS] .02

    「ねぇつくし。本当にこのままでいいの?」4年の約束をすっぽかされる所か最初の1年後以降、道明寺から渡された金ピカの携帯が鳴る事は殆ど無かった。寂しいとか会いたいとか悲しいとか辛いとかそんな気持ちに振り回されたく無くてとにかく勉強してバイトして4年目の春を迎えた年連絡なんて来ないの分かってるのにバカみたいに毎日充電して毎日枕元に置いていた携帯をタマさんに託した。あんなに肌身離さず持ち歩いた携帯からいざ...

  • あなたに届くまで [リハビリSS] .01

    久しぶりじゃない?そう話す唇はあの頃とは違い、綺麗な赤に染まっている。高校を卒業して5年。約束の4年は守れなかったが、それでも待ってくれていると思っていたのは俺の1人よがりでいつの間にかに繋がっていると思っていた携帯電話はタマの手元に移動していてあいつが住んでいたアパートには知らない人間が住んでいた。直ぐに行方を追い始めた俺に待ったをかけたのは俺の味方だと思っていた姉ちゃんで「約束を守らなかったのは...

  • お詫びとご挨拶

    お久しぶりです!Ariaです。この度は突然半年以上お休みしてしまいすみません。主に家庭の事情でPCからすっかり離れてしまいまして。今もまだ完全に復活できる目処は立っておりません(´・Д・)それでも今月は、今までより少し余裕がありましてリハビリから少しずつかいてみようと思っています。連載休止中もコメントや拍手頂きでも反応もせず申し訳ありませんでした。連載の続きをとコメントしてくださったコメ主様。まだ復活は先にな...

  • こはるびより .33

    同僚である教師や、生徒たちの視線を浴びていた。1階の廊下の北の端にはつくしの駐在する保健室以外に夜間用の管理人室以外になく人通りが少ない。子供達の声が溢れる学園内でも静かな場所にいつもと違う賑やかな声が聞こえていた。まさか…と保健室への歩を止める。生徒たちがここまで来て部屋を荒らしているのか。それまで進めていた足が重くなるのを感じるが、そのまま帰るわけにはいかない。コツコツ…コツコツ……………………………………………...

  • こはるびより .32

    つくしの言葉を遮った司は射抜く様な目を向ける。言葉は強く冷たいが、その表情は切なげに歪んでいた。司 「類は確かに酷ぇ事した。俺は女に興味ないし、好きとか分かんねぇけど類は適当にあんな事言うヤツじゃない。分かんねぇけどよ女として、考えてやってくれよ。」女としてと言う言葉が頭を巡る。だが、私は教師で彼は生徒だ。それは揺るがぬ事実。だが、どこかで「もしも…」と言う言葉が心に湧いてくるのも事実でそれを思う...

  • こはるびより .31

    相良 「ご自宅に到着されたそうです。」零士 「そうか。今夜は君ももういい。」相良 「ですが…いえ……かしこまりました。」1日の終わりを告げる報告がされ、相良がオフィスを後にすると自分でコーヒーを淹れる。その香りを楽しみながら、終わりの無い仕事に向き合った。PiPiPi……仮眠室の時計が7時を知らせ、零士はムクリと顔を上げる。仕事をするためだけのこの部屋は、自分の中で唯一リラックスできる場所。自宅と言う名の場所...

  • こはるびより .30

    零士 「随分時間がかかったんだね。」車に乗り込むとタバコの匂いに眉をひそめた椿が黙ったまま窓を開ける。椿 「お待たせしてすみません。」零士 「あれは…牧野さん?彼女とまだ付き合っているのか。」静かに走り出した車から見えたつくしに目を留めた。零士の声は穏やかで優しく聞こえる。だがその瞳には温度も表情もなく、能面の様な笑顔だ。椿はチラリとその顔を盗み見ると目が合った。零士と目が合うのは何ヶ月ぶりか。相...

  • こはるびより .29

    つ 「時間ないのにごめんね!」椿 「いいのよ。それに昨日のつくし見たら、そのまま1人にして置けなかったもの。あれじゃきっと、ぼうっとし過ぎてお風呂で溺れてたわね。」静のバースデーパーティーの翌日つくしは道明寺家で目を覚ました。椿は今夜、夫婦同伴のパーティーに出席する予定があるが突然の告白に放心状態だったつくしを放って置けず邸へ連れ帰っていた。メイド 「椿様。そろそろお迎えの車が到着されます。」寝起...

  • こはるびより .28

    ライトが落とされた会場に光が戻りそこに溢れんばかりに鳴り響いていた拍手の音が止まった。暫くすればまた、同じ様にセレブたちの会話が繰り広げられるが既にお開きといった状況の今会場に残る人は少なくなっている。ただ1人、つくしだけはその場に立ち竦んでいた。漸くパートナーとしての役を終えた類は愛おしい彼女の側へと歩を進めたが目の前に壁を作る男がそれを許してはくれない様で溜め息を吐いた。類 「祥兄…どいて。」祥...

  • こはるびより .26

    すいません(・・;)今日のお話が本当の26話です!日にちは後ほど修正致します…なんてタイミングだよ。余計な事を口走った司は椿からその名の通り鉄拳制裁を受け涙目になって頭をさすり総二郎はポカンと口を開けたままつくしと祥一郎を目だけを動かして見ている。司 「痛ぇな姉ちゃん!」類 「司。どうゆう事?」司 「あぁ?」類 「元サヤって?」つくしと祥一郎は気まずそうに苦笑いを浮かべるだけで話す気は無いのか類はこの状...

  • 間違えました(;ω;)

    すみません。昨日更新のお話、タイトルは26話でしたが27話の内容を載せてしまいました(;ω;)どうしようか迷ったのですが、今日は本当の26話の内容をいつもの18時に更新します。お話が前後して申し訳ありません…大変失礼しました!!!Aria...

  • こはるびより .26

    藤堂家の執事に促され、静が壇上であいさつをする。類はその後ろにつき、ナイトの様に見守っていた。静 「ー 私の夢は国際弁護士です。夢に気がついたのは私が10代の頃に出会った家庭教師の先生のお陰です。その方は大きな夢と希望を胸に、目標に向かって常に前を見て全力で頑張っていました。私もこんな素敵な女性になりたい。私の憧れだった先生は夢を叶えられ、立派にお仕事をなさっています。私も先生の様に、夢を夢のままに...

  • こはるびより .25

    類がキスをした左手を離さないまま、自分の腕にそれを絡ませる。そして寄り添うように歩き出した2人を会場に居た人々は思わず溜め息を吐いた。椿 「…っと!聞いてる?つくし?」僅かに感じた違和感を振り払うようにシャンパンを煽ったつくしは半分以上聞き取れなかった椿へと意識を戻した。つ 「ん。それで?」椿 「…聞いてなかったわね。」じゃあ行くよ!と手を引かれ祥一郎と3人で歩き出す。聞いていなかった事を認める暇も与...

  • 盲愛の2人 .Fin 【2019 類Birthday】

    昨日に引き続き類くんバースデーの短編です。暫くしてホテルに横付けされた車のドアが開くと僅かに白檀の香りがした。そして私の手を取ろうと差し出された手に思わず手を重ねる。「あれ?西門さん?ホテルで待ち合わせたっけ?」「俺もここで打ち合わせだったんだよ。そしたらお前が乗った車が来たからさ。つうか。差し出された手を迷いなく取るなんて相手確認しないといつかさらわれんぞ。」「ごめん。つい癖でってゆうか私に手を...

  • 盲愛の2人 .01 【2019 類Birthday】

    今日と明日は類くんのバースデー記念の短編を更新します.゚+.(・∀・)゚+.タイトルは「盲愛の2人」(もうあい)その名の通り、盲目的に愛し合う2人のお話です。ちょっと暑苦しいか少し引くくらい?連載で切ない想いをしている類くんの救済にと思い付きで書いたのでコジツケ感が凄い上ストーリー性もゼロでお恥ずかしいですが遊びのお話と言う事で見逃して下さい д゚)チラッ箸休めに?楽しんで頂けたら幸いです。「つくしの馬鹿っ!もう知ら...

  • こはるびより .24

    何度来てもこの空気には慣れない。フラッシュと悲鳴のような黄色い声のスコールにあてられ漸く辿り着いたパーティー会場には煌びやかに着飾った男女が楽しげにグラスを手に話をしている。賢そうに見える紳士に淑やかそうに見える淑女たちの会話はやれあの株が好調だのあのブランドの新作がだのと大嫌いだった英徳の教室で繰り広げられていた内容と大差ない。祥一郎 「馬鹿につける薬はないな。」椿 「それより、三つ子の魂百まで...

  • こはるびより .23

    上場企業の創設一族の1人娘。見目麗しい深窓の令嬢。パリコレやハイブランドのイメージモデルとしても活躍しその上、弱者を救う事が出来る国際弁護士になるため単身海外で勉強に励む。そんな彼女の交友関係は広い。社交界に名を連ねる世界的に活躍する起業家や著名人に至るまで簡単にマスコミの前に姿を現さない人々が、彼女のバースデーを祝うために態々来日しメープルホテルに集結する。ホテルの前に次々横付けされる高級車から...

  • 更新のお知らせ

    ※この記事の前に本日分の連載を更新しています※いつもIRISを訪れてくださる皆様。私の書いたお話を読んでくださる皆様。ありがとうございます。拍手やランキングへのポチも…とても嬉しいです!!ただの更新のお知らせだけで別記事をUPするのもどうなのかと思いましたがいつもお話を読みに来てくださる皆様に感謝の気持ちを伝えたくてお知らせ記事を書く事にしました。と言っても月並みな言葉でしか感謝の気持ちを伝えられず申し訳...

  • こはるびより .22

    つ 「……もう…だめ………」壁についた手は汗で滑り髪を乱して頭を振った。メイクのされていない顔は、幼さを残したまま苦痛に歪み剥き出しになった肩でハアハアと息をする。椿 「だめじゃないっ!もう少し絞らなきゃ!!つくしは細い分、ウエストを絞らないとバランスが悪くなるのよ?」胸がなくて悪かったわね!!静が帰国したのは、彼女のバースデーパーティーのためだった。例外なく招待されていたつくしは、一緒に参加する椿に数...

  • こはるびより .21

    つ 「確かあの子…類くんって名前だったよね?」静 「そう!思い出した?類はつくしちゃんの居る保健室に通い詰める、困った高校生になったの。……つくしちゃんとの間に起きた事司たちから聞いたわ。つくしちゃんにあんな酷いことをするなんて…ごめんなさい。」つ 「あの子が……花沢くん?」そう言われてみれば、あの子の眠る姿を見る度に心がほんのりと暖かくなるような懐かしくなるような不思議な感覚を覚えた。思わずその柔らか...

  • こはるびより .20

    つ 「……っしずかちゃん!!」初めて会った頃から天使の様に美しく妖精みたいに儚い子で、時々見せるケラケラと笑う顔は少し幼かった。両親や周りの大人の暖かい愛に包まれて育った可憐な少女は成長し貧困や世間の強者に苦しめられる立場の人を助けたいと言う夢を持った。それまで持っていた裕福な生活も、愛され守られる生活も捨てて1人海外に旅立った日。可愛いだけだった彼女は目をキラキラとさせた凛とした女性に変わっていた...

  • こはるびより .19

    私信です*++ぼ様♡そうなんですよね…優しさがつくしちゃんにとっては悪い方に作用してしまったんです(;ω;)どちらも悪意がないのが悲しい…静が帰国したのは、つくしが1ヶ月の長い旅行から帰国して直ぐだった。類は相変わらず貪る様に眠る毎日を過ごすばかりで春休みが過ぎても学園内に顔を出さない。静 「久しぶりに帰国したのに、出迎えもしてくれない薄情な事する子になっちゃったの?類。」類 「静…帰ったんだね。おかえり...

  • こはるびより .18

    椿 「つくしは元々、臨床がしたくて医学の勉強をしていたの。でも彼女は研究の才能もあって、詳しくは分からないけどマサチューセッツに招待された事も何度かあったの。正直、英徳大の学生にそこまで優秀な人材は今まで居なかったから学園長はもう凄い興奮してね。直ぐに行く様に勧めていたけど、首を縦には降らなかった。私は臨床の現場で働きたいんです。って。」臨床研修を終え、その気持ちにそぐわない場所で働いている現在も...

  • こはるびより .17

    つ 「久しぶりに3人で飲むお酒はうまいっ!」絵に描いたような空元気でグラスを煽る。もう何杯目か分からないカクテルを飲み干したつくしはすっかり目を座らせてバーテンにお代わりを催促した。祥 「おうおう。今夜はぶっ倒れるまで飲め!俺が介抱してやる!」つ 「アンタの言い方は卑猥なのよ。それにさ、祥一郎は外科でメスしか触ってないのに介抱なんて出来る訳ないねっ」言い切る様なつくしを祥一郎も負けじとグラスを煽る...

  • こはるびより .16

    予約ミスしてしまいました(・・;)遅くなりましたが今日分の更新です!!あ 「何があったんだよ。」つくしが保健室を出た直後あきらの声だけが室内に響いた。その声に返事をする余裕も追いかける余裕もない。混乱する頭の中をリセットする様に自宅のベッドに身体を横たえ目を閉じ、睡眠の世界に意識が飛ぶのを待っていた。保健室内の普通ではない状態とつくしや類の様子を見てしまったあきらは何で俺がと愚痴をこぼしながら片付け...

  • こはるびより .15

    ガシャン!!向かい側に座っていた類の手が伸び、つくしの腕を掴んで引き寄せる。痛い!と思うと同時によろけた足元に転がったカップを蹴飛ばしてしまった。つ 「ちょ…っと!!なに………!」抗議を伝えても耳に入らない類は強く握った指先が白くなる程力を込めつくしの二の腕を締め付ける。グイグイと揺すっても全く動かない右腕から類の手を払おうと左手を持って行く。でもそんな抵抗など類の力の前では敵わない。されるがまま、い...

  • こはるびより .14

    カツカツカツ小気味好い足音が聞こえ、ノックもなしにドアが開く。つくしはパソコンへ入力している手を止めず、視線だけをあげた。司 「つくし久しぶりだな!」冬休み中、引きずられる様にNYへ行かされたと椿から聞いていた。冬休みの課題として株取引で1億の利益を出すまで帰してもらえないと言っていたのにもう帰って来たのか。つ 「もう帰って来たの?」司 「あ?」思わず口に出てしまった。つ 「椿から1億の利益を出すまで...

  • こはるびより .13

    SPの作った壁に沿う様に連れて来られた類は、表情を変えないまま父・花沢禮(れい)の待つリビングに足を踏み入れた。禮 「類。ずいぶん遅い帰宅だな。今夜は夕食をと約束したはずだが?」類 「………」禮 「返事も出来ないのか。約束も守れない奴に相談する必要などないだろうが、母さんが類に意見を聞けと煩い。だから一応聞いてやる。この写真に見覚えはあるだろう?」一見穏やかな口調だが、その目は怒りを含み真っ直ぐに類を...

  • こはるびより .12

    桜子 「こんにちはつくしちゃん。」年末。高等部に進学してから半年以上、保健室に通い詰めていた桜子にも漸く友人と呼べる同級生と過ごす事ができる様になり久しぶりに姉の様に慕うつくしの元を訪れた。つ 「こんにちは。寒くなって来たけれど、体調はどう?変わりない?」桜子 「ええ。大丈夫です。この間は、お友達と初めてお買い物に行きました!」つ 「フフフ。良かったわね!とっても楽しそうで私も安心した。お祖母様は...

  • こはるびより .11

    つ 「あれ?鍵空いてる?」朝8時。いつもの様に出勤し保健室の鍵を解錠するが、抵抗無く回った事に違和感を感じる。校内でも薬品のある部屋はここを含めて数カ所。保健室は特に注意が必要な程の劇薬は無いが、毎日施錠確認がされるはずだ。そっとドアを開けて中に入る。室内は静かで人の気配は無いが、僅かに嗅ぎ慣れた香りがしている。つ 「花沢くん…?」小さく呟く様な声を出し、彼がいつも眠るベッドを覗き見るがそこにも人影...

  • こはるびより .10

    祥 「それで?椿の部屋に泊まったの?」総二郎とあきらに口止めしただけでは終わらなかった。夜勤明けに部屋を訪れ、いつもならつくしが帰宅前にまた病院へ出勤する祥一郎が部屋で待ち構えておりさらにつくしが今1番欲している美味しい料理まで用意されていた。つ 「うん。そうゆうこと。ベロベロな高校生を深夜に帰す訳にはいかないでしょ?それにしても、やっぱ祥一郎のご飯美味しい。メスさばきが良いと包丁もうまいのかな。...

  • こはるびより .09

    俺のこと覚えてない……?あり得ない。本当そうゆう冗談笑えないからね。残酷な事にニッコリ笑うつくしの目に嘘なんてなくて。人生で初めて膝から崩れ落ちるって言葉を体感したんだ。それからフツフツと怒りが湧いて何にも考えてない、俺を男としてなんて見ていない女に分からせてやろうかと思った。俺は男でつくしは俺のなんだ俺だけを見てくれよってでも真っ直ぐ過ぎる綺麗な笑顔を向けられたらもうそんな怒りも忘れるくらい彼女の...

  • こはるびより .08

    「……に…………だろ!」「おま……そ………」部屋でゆっくり朝食を摂り、まだ深い眠りに落ちたままの椿を横目に着替えを取りに戻ろうと自室のドアを開けると聞き覚えのある男の声が聞こえた。高校生の2人に朝食でも用意しようかと部屋に入る時大きな靴に蹴つまずいた。やばい!!!!まさか今日ここに来るなんて!病院からも近いこの部屋に、夜勤明けにそのまま寝に来る事が多かった。そんな時は必ず先に連絡が入るが、スマホを最後に見たの...

  • こはるびより .07

    つ 「どうした?眠れないの?」飲み過ぎたせいか喉の渇きを感じて目が覚める。空が白み始める薄暗い室内で電気もつけずにぼんやりする椿に声をかけた。つ 「ねぇ椿…もう無理しなくていいんじゃ無い?」椿 「無理なんてしてないわ。昨日は飲み過ぎたかな?寝よっか。」結婚して与えられたのは、数カ所のペントハウス。だだっ広いペントハウスを2部屋に改装した。新しく出来た部屋をつくしに使って欲しいの!隣に住んで!どう見て...

  • こはるびより .06

    高校2年の冬。進路の選択で悩んでいた。家計の事を考えれば、国公立の大学を選ぶべき。最近までそのつもりだったが、成績優秀なつくしに英徳大学へ進学して欲しいと目論む教師たちに英徳への進学を勧められた。奨学金の制度は国公立より成績の条件が厳しいがその待遇は破格で、6年生の大学卒業後2年の研修期間を英徳大学病院で修了すれば学費の返済は免除。しかも私立の大学は設備が常に最新であり、海外の病院への留学制度も充実...

  • こはるびより .05

    「総二郎様ぁ。今夜はぁ…最高の夜にしましょうねぇ。さや。頑張っちゃう!」「ダメよ!今夜は私と約束してるのよ!ねぇ総二郎様?みほと楽しい夜を過ごしましょ?」「あきら様ぁ。りかはあきら様と素敵な夜を過ごしたいな…」「ねぇあきら様ぁ♡」総 「今夜はみんな纏めて楽しいコトしちゃおっか!」あ 「みんな可愛いから順番に可愛がってあげる。」悪魔のようなオーラを纏った椿の後を、チョコチョコついて行くつくしの耳にとて...

  • こはるびより .04

    日本有数の名家の1つであり、世界的にも有名企業である道明寺家の1人娘。切れ長の瞳。艶のあるウェーブがかった髪は彼女の拘りで一度も染色された事がない。道明寺家待望の第1子として誕生したが、女児である事から司が生まれるまで幾度と無く「男の子だったら」と心無い台詞を言われる事もあった。両親は優しかった。当時から父は仕事が忙しかったが、母と椿を常に側に置き家族の時間を大切にした。その後に生まれた弟。司は甘え...

  • こはるびより .03

    「牧野先生。 おはようございます。今月も今日が来てしまいましたね。」つ 「おはようございます。遠野先生。 そうですね…来てしまいましたね… 」英徳学園は都内有数の名家の子息と令嬢が通う場所だ。この学園は生徒たちの寄付金でその大きな学園を運営している。寄付金を多く出す親たちは、学校の理事として君臨し月に1度理事会と言う名でその親たちが集合し、大名行列ばりに学園を闊歩していた。学園長は大名行列の後ろにつ...

  • こはるびより .02

    こんばんは!本日は第2話の更新です。昨日の記事に書き忘れましたが、このお話のCPは「類つく」です!!この連載には医療に関する話題が出ます。作者は医療に関し、専門的な勉強をしていない素人です。グーグル様に頼った浅い知識ですので私の個人的な見解や意見が多く入っております。お話に対する批判やクレームはご遠慮ください。もしその様なお声を頂いた場合はパス付き又はブロ友様限定記事に変更致しますのでお目汚しに「我...

  • こはるびより .01

    今日から新連載のお話「こはるびより」です。パラレルな設定ですのでそれを踏まえて読んで頂けると有難いです。この連載には医療に関する話題が出ます。作者は医療に関し、専門的な勉強をしていない素人です。グーグル様に頼った浅い知識ですので私の個人的な見解や意見が多く入っております。お話に対する批判やクレームはご遠慮ください。もしその様なお声を頂いた場合はパス付き又はブロ友様限定記事に変更致しますのでお目汚し...

  • 【2019あきら Birthday】 .Fin

    あきらくんバースデー短編最終話です。1話が長い…読み難くてすみません!司 「俺も結構忙しいんだけど?つうか彼氏と喧嘩したくらいで普通NYに来るか?」道明寺とは熱に侵された様に恋をしていた。周りに反対されそれでも互いを求め合ったけど子供すぎた私たちは、恋人ではなく親友としての関係を選び今でも連絡を取り合い、道明寺が帰国する度に会っていた。つ 「いいでしょ別に!もうあんなヤツとは別れるんだから!!」彼が強...

  • 【2019あきら Birthday】 .02

    あきらくんバースデー短編 第2話です。波乱の予感…?高校卒業後の3月のある日。私は英徳に大学の合格を報告するため、懐かしい校舎を訪れた。私は良くも悪くも校内の有名人だから隠れるように帰宅するつもりだった。なのに再会してしまったのはあきらと西門さん。いつものニヤけた2人組に捕まって、そのまま合格祝いをしてくれる。キラキラした女子ばっかりの可愛いカフェに連れて行ってくれたのに西門さんは「デートだから」とさ...

  • 【2019あきら Birthday】 .01

    あきらくんお誕生日おめでとう!!!!予定より遅れてしまいましたが、今日から3日間あきらくんバースデーのお祝い短編を更新いたします。連載で悩んでいた時期に考えたお話なので少し…いやかなり?暴走した内容となっておりますwタイトルはその内後付けしようかな?ってゆうか思いつきません( ;∀;)無念……滋 「今年こそっ!!!絶対お嫁さんになってやる!」静かな神社に響く滋の宣言に、つくしは慌てて口を塞いだ。恋愛成就の...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .あとがき

    お久しぶりです。Ariaです。昨年末から続いたお話。やっとFinが打てました。毎回言ってますが、悩み・迷いながらやっと最終話に辿り着きました。本当は中編くらいでFinを打つ予定だったのですが、1月のあたりにノってしまいアホみたいにプロットを書き換えてまで話を伸ばした結果自分の首をドンドン締める結果に……(;ω;)後半はもう余裕無さすぎて、大好きだったはずの二次小説を読みに回ることが出来ず頂いたコメントのお返事すら...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .Fin

    カラーン カラーン カラーン近所の子供達が帰宅する合図になっている鐘が鳴る。休日をゆっくりと過ごしていたつくしは、夕方にしては明るい空を見上げて外へ出た。18時からの予定までゆっくり散歩をするのが最近の習慣になっている。名残惜しそうに帰宅の途につく子供たちとすれ違い寝床へ移動する鳥たちを眺め今や地元と言える程、住み慣れた道を歩く。20分程歩くと見えてくるのは、小さな港。誰も居ない堤防の端まで行って海を...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .57

    「何故、何も仰らないのですか?」成功を噛みしめるように勝ち誇った笑顔を見せて出て行った司を見送った楓は嬉しそうに目を細めて「やっとここまできたのね。」と微笑んだ。西田は司の父が療養を優先し仕事をセーブするため、楓が社長として働き出した頃に道明寺財閥に入った。第3秘書だった当時の仕事は雑用ばかりで、その頃の1番重要な仕事は何よりも大切な子供たちを見守る事だった。深窓の令嬢として育った楓は結婚してから中...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .56

    ………………『俺から逃げ切れると本気で思ったのか?』『………』『もう待つのはやめたと話しただろ。俺の方は片付いた。覚悟。決めろ…』『つ……かさ…』『おう。』『愛してる…愛してるの……!』『知ってるさ。』……………………パッと目を開いた瞬間にいつもの天井が視界に広がり落ち込む様なホッとした様な不思議な感覚に包まれた。まだ朝日が昇り始めたばかりの時間に、涙の跡が付いた顔を冷水で洗う。重い瞼に保冷剤を巻いたタオルを当てて濃い目...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .55

    「つくしせんせ!お迎えだよ!!」つ 「はいはい〜!」実家に戻り、つくしはそのまま会社に退職届を郵送した。友人たちにそれぞれお詫びと感謝のメッセージを送り、連絡先を変更し千葉の房総にある小さな教会で手伝いをしたり、日曜学校で先生をしたり穏やかな毎日を送っている。「つくし。迎えに来た。」つ 「森下さん。呼び捨てしていいなんて言いました?」数ヶ月前から、日曜になると毎週同僚であり上司であり、兄の様だった...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .54

    小さな呼び出し音が鳴って、閉じていた瞳を開ける。寝ながら泣いていたつくしの瞼は重く鏡を見ずとも腫れているのが分かる。こんな時こそ仕事に打ち込み、何も考えずに忙殺されたい気分だった。重い瞼を隠す様に俯いたままリビングに出たつくしを一瞥した桜子は何も言わずに保冷剤をつくしの目にあててフワリと抱きしめた。ツーンと鼻の奥の痛みを感じる。もう散々泣いたのに、涙は枯れないのか。つくしは小さな嗚咽を抑える事なく...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .53

    予約したつもりが、出来ていませんでした(・・;)失礼しました!!『これからNYに行く。帰国したら連絡する。』『会って話がしたい。』やっとの思いで司に連絡した。だがその返事は簡潔で素っ気なくて、なんだか力が抜けた。スマホを見つめてもその内容は変わらないのに、何度もそのメールを見ては溜め息をつき「なんなのよ」とごちる。今日は休日で、桜子は久しぶりのデートだとウキウキルンルンして出かけ無駄に広いリビングに独...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .52

    楓 「私が気がつかないと思っていたのかしら?」書類から目を離し、目の前の画面に映る男を睨む様に顔を上げたがその相手は顔色1つ変えない。苛立ちを抑える様に眼鏡を外し自分の身体に合わせて作った椅子に背中を倒す。フゥと吐いた息が合図かの様に、楓のために調合されたハーブティーがサーブされた。背中を預けたままそのカップを口に運ぶ。ゆっくりとした動作は、一口飲む間に主の納得する答えを出す様、無言で催促している...

  • 宿命論 ー Fatalistic ー .51

    司と話そう。そう決めてから、もう1週間も経っている。最後に会った日からもうすぐ2週間。手帳を見て思わずこぼれそうになる溜め息を飲み込んだのはまだ仕事中だから。千堂商事が道明寺財閥の子会社になり数ヶ月。ほんの少し落ち着きを取り戻した社内の様子を読み取った様に、それまで副社長だった桜子が正式に社長になり社名も「SS Trading Company」と変更された。子会社化に伴い縮小された会社は重鎮や古くからの考えを大切にす...

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