見えるもの、見えぬもの、一つ~6月30日 SAN-AI GALLERY Ayame Nishida Solo Exhibition~
見えるものと、見えないものを一つに 円山応挙の幽霊画 百の顔、千の顔が浮かんでは消えた。 だがいずれもシッダルタの顔に違いなかった。 雨に降られて 文菊に振られて 「マ、マジか・・・」 小雨振る永田町、国立演芸場の前で私は茫然と立ち尽くしていた。最高裁判所の陰鬱な壁が押し迫ってくるかと思えるほど、私の心は消沈した。なぜなら、国立演芸場にて行われる『圓朝に挑む!』という会の、当日券が無かったのである。 入場して『本日満員』の文字を見た時に、嫌な予感はしたのだが(その時点で諦めろよ)、無駄な足掻きだと思いながら、若干動揺しつつ「当日券はありますか?」と尋ねると、案の定、受付の美人が「申し訳ございま…
2019/06/30 17:59