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2018/09/23

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  • ACHAプロジェクトの総括(その4)

    ○特別養子縁組や里親制度のもとで育った新成人はACHAプロジェクトに振袖姿の前撮りは依頼しない。なぜなら養子縁組で育ち新成人になった者は養育した「親」が祝うからだ。振袖を購入したりするかもしれない。養護施設が存続してこそACHAプロジェクトは成り立つ。自らの存続を図らねばならない児童養護施設にとっても、ACCHAプロジェクトが児童養護施設の「卒園(出身)者を活動に対象にしていることは歓迎すべきことなのである。だからこそACHAプロジェクトに協力的姿勢を示すのだ。だが施設養護に偏った日本の実態は「国連の指針」(養子縁組など社会的養護主流)とは乖離したものである。施設養護率が異常に高いのである。「収容」色がぬぐえない児童養護施設ではなく養子縁組や里親制度こそ本流のあり方なのだ。国や社会は全力でその方向を歩まなければ...ACHAプロジェクトの総括(その4)

  • 9回 売名的行為に走る代表者

    振袖姿の撮影プレゼントを受けた新成人たちのうちSNSに顔写真がアップされない者がいるのはなぜか?背景には偏見と差別に満ちた世間の現実があるからではないのか。成人式の振袖姿の撮影プレゼントによって養護施設出身者の心の傷は容易には癒されない。そこにこそACHAプロジェクトの「善意」の虚がある。被撮影者が顔写真をSNSに出せないまま成人のスタートを切らざるを得ない悲しみ。一方でACHAプロジェクトの代表者は養護施設出身を「売り物」にする。和装会社の広告宣伝企画に「児童養護施設出身」を名乗って応募。その行動がいかに軽率であるかさえ自覚できない非営利団体の山本代表。和服の需要拡大と見せびらかし消費経済の牽引のためにACHAプロジェクトがあるのではなかろうに。「きものやまと」のサイトボランティア団体の代表は節度を以ってボラ...9回売名的行為に走る代表者

  • ACHAプロジェクト総括(その3)

    ○振袖姿の前撮り(実際は後撮り)をACHAプロジェクトのY代表にプレゼントした先輩が、現在そのYが前撮り「格安サービスビジネス」を起こしていると聞いたら一体どう思うだろうか?あくまで無償を貫く(そしてあくまでもささやかに活動する)ならいざ知らず有料で事業化するなんてとんでもないこと、先輩はそんなつもりでプレゼントしたのではないと憤慨するに違いない。Y代表の品性が問われれる。○だが、このプロジェクトが無償での活動続行は不可能になっていることは自明である。東京以外の地方に展開するには運営維持経費が嵩む。それを寄付やクラウドファンディングで賄おうとしても無理であろう。なぜならば振袖姿の前撮り自体が、前述したように胡散臭い面があるからだ。そんなことするよりも児童養護施設の「卒園」(出身)者への実質的な祝い方や、今後の人...ACHAプロジェクト総括(その3)

  • ACHAプロジェクト総括(その2)

    ○新しい人生の門出の一歩を踏み出すに際してもっと実質的な祝い方があるのではないか。満艦飾の和装で成人を祝うことが新成人になった証なのだろうか。親が新成人になったわが子に頼み倒して振袖を着せて成人式に行かせるといったつい笑ってしまうような話、成人式に振袖姿の「晴れ着コンクール」に出られない新成人の欠席者が多いことから普段着での出席を呼びかける成人式主宰者、夏に成人式を開催する市町村、「ただ騒ぎに行くような成人式には興味がない。同窓会なら別の機会にやればいい」と言う人の増加傾向などがみられるのである。○成人式なるもの自体がアメリカ(ユダヤ教は含まない)、イギリス、韓国、オーストラリア、ドイツ、フランスなどではない。成人式にパーティーをしたり誕生日を祝ったり独自の慣習が残っている発展途上国はあるものの、日本のような新...ACHAプロジェクト総括(その2)

  • ACHAプロジェクトの総括(その1)

    ボランティア団体ACHAプロジェクトの代表者も児童養護施設の出身である。彼女の先輩の一人から成人式の振袖姿の無料写真撮影の話があった。代表者は単純にその申し出に喜んで受けた。それが振袖姿撮影プレゼントを施設出身の新成人に呼びかけようと思った動機だった。児童養護施設の出身者、哀しい運命に生まれ育った子、その子が新成人になった、何かできることがあったらしてあげよう、それでその子が喜んでくれるなら。プロジェクトの代表者もボランティアたちの心情はそんなところであろう。振袖姿の前撮り無料プレゼントを受ける者に特に問題はないように見える。プロジェクトに協力する者たちの心情にも特に問題がないように見える。あえて問題点を指摘すれば児童養護施設の「卒園」(出身)をカミングアウトトしてプロジェクトを立ち上げ、SNSでPRし売名行為...ACHAプロジェクトの総括(その1)

  • 11回 無償ボランティアがいつの間にか有料化

    ○福祉を愚弄するACHAプロジェクト。児童養護施設の出身者をターゲットに「善意」を装いながら実は和装撮影と関連美容サービスをセットにして儲けるのが目的であることが露呈されてきた。無料といいながら他方で「新成人格安振袖姿の撮影」ビジネスを展開する。騙されてはいけない。福祉をあたかも食い物にするようなACHAプロジェクトを絶対許してはならない。○児童養護施設の子ども達に振袖と希望をプレゼントしたい!!!(ACHAプロジェクト@ACHA91144841より)○お知らせです。7月8日社会的養護出身者特別価格!!!☆印ヘア場所:方南町または笹塚カット料金:無料カラーモデル料金:1000パーマ料金:1000ダブルカラー料金:2000希望の方DMください!!!(まこちゃん@7974lovesmileより)○https://w...11回無償ボランティアがいつの間にか有料化

  • 10回 振袖姿前撮りの虚妄

    ACHAプロジェクトから振袖姿の撮影プレゼントを受ける児童養護施設出身者の気持ちとはどのようなものなのか?「晴れやかな和装姿を記念に残しておきたい」「無料でその夢がかなえられるのならACHAに依頼したい」。しかし、施設出身者だからといって、無料(しかもそこには多くの矛盾と深刻な運営問題が山積している)で振袖姿の写真を撮ってもらうことに、どれほど深い意義あるのか?社会の矛盾に気づき不正に対して怒る感性及び意識を新成人は身につけ自立していくことこそ大切である。自分なりの人生を生きることを成人時に銘記することが求められる。児童養護施設に入らざるをえなかったという「社会の不条理」の原因を見つめる見識こそ重要なのではないのか。結婚式も派手で形式的なものばかりでなくなっている。価値観も多様化している。この先30年もすれば日...10回振袖姿前撮りの虚妄

  • 8回 根本的な児童養護をめぐる諸問題

    児童養護をめぐる問題には多くの複雑な要素が絡まり合っている。それを次に整理してみよう。「振袖姿前撮り」はこれらの諸問題との取り組みを軽視ないし等閑視しているのである。施設での児童・乳幼児養護に偏った日本の社会的養育の「異常」<原因>個人および反動団体、世間○出産と中絶をめぐる「選択の迷い」「意思決定の遅延」○子供への虐待、親の生活力喪失、夫婦(男女)間の愛と責任の破たん(離婚に伴う子供の養育決裂・放棄)などそして○児童養護施設等での養護への安易な依存の問題性の深耕を等閑にする世間意識○「非施設養育制度拡充」に対する全国児童養護施設協議会の反動これらが加わって、施設での児童・乳幼児養育が大半(87%)を占めているのである。<根本原因>国および企業社会○日本の格差社会の進展と子ども貧困率の高さ○消費資本主義に毒され...8回根本的な児童養護をめぐる諸問題

  • 7回 自業自得の自壊

    ACHAプロジェクトは、児童養護施設出身者に無料で振袖姿を前撮りするといいながら、他方で「格安サービス」と銘打って金をとるとPRしている。まさに無料と有料の矛盾そして運営の行き詰まりである。これは違法行為・悪質商法まがいの活動による必然の成り行きである。ACHAプロジェクトは、まさに児童養護(施設)をめぐる世界に咲いた「あだ花」と言ってよい。ACHAプロジェクトの活動は、長い目で見れば児童福祉の後退しか生まないものだった。施設養護への偏向である。また、山本代表のブラックビジネス的行動に「美談」の幻想をもってしまった周囲の人びとにも責任がある。厳しい反省が求められる。野に可憐に咲く花であり続けるはずが、ヤマモト代表は舞い上がってしまい、ビジネス(有料)へと舵を切り、自壊の道を進まざるを得なくなった。7回自業自得の自壊

  • 6回 社会からの反発

    ACHAプロジェクトは新成人の振袖姿の前撮り(撮影)サービスを無償ではなく有料で行うという転換を2018年度になって突然全面的に打ち出した。しかし、その後もACHAプロジェクトおよび山本代表は、ウェブサイトやSNSで相変わらずその活動を「無償で行う」と述べているのである。基本方針転換の理由や実施内容の詳細を明示せず、有料化を急に打ち出している。これは社会を欺く背信行為、違法行為でもあるといわざるを得ない。ACHAプロジェクトの代表者の実体験にヒントを得たボランティア活動は、資金面で挫折した。しかし有料化に転じれば、ACHAプロジェクトの設立動機となった代表者の実体験による基本理念が崩壊する。そして有料化すれば無料のプレゼントはビジネス目当てのためだったのかとの社会的な反発は必至であろう。現に、賛同者の多くは「美...6回社会からの反発

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