◆■『8の殺人』 我孫子 武丸■◆

今回はミステリを読まない人でもひょっとしたら名前を聞いたことがあるかもしれない我孫子 武丸さんの「8の殺人」をご紹介します。我孫子 武丸（あびこ たけまる）さんは人気ゲーム「かまいたちの夜」を手掛けたことで一躍有名なった方です。作家としてのデビューは今回

◆■『この闇と光』 服部まゆみ■◆

今回ご紹介するのは私が初めて読んだ女性の方が書いた国内の本格ミステリ作家の服部まゆみさんの「この闇と光」です。この作品は本当に予備知識なしで読んでいただくのが一番いいのであらすじなども最小限の内容での紹介となります。本当はあれもこれも書きたいところですが

◆■『すべてがFになる～The Perfect Insider～ 森 博嗣■◆

今回紹介するのは第1回メフィスト賞を受賞し森 博嗣さんのデビュー作、「すべてがFになる～The Perfect Insider～」です。主人公の一人であるN大の助教授である犀川 創平の研究室の旅行で日真加島へ向かう研究室のメンバーと犀川の恩師の一人娘である西之園 萌絵。そして

◆■『眼球堂の殺人』 周木 律■◆

このブログを始めて以降デビュー作しか紹介していないですが、今回は周木 律さんの「眼球堂の殺人」です。メフィスト賞受賞作品ということでかなり期待して読んだんですが正直イマイチでした・・・あらすじとしては建築家として頂点にある驫木氏から眼球堂という半球に地面

◆■『ジェリーフィッシュは凍らない』 市川憂人■◆

今回紹介するのは第二十六回鮎川哲也賞受賞作で「21世紀のそして誰もいなくなった」というキャッチコピーで本格好きであれば必読していただきたい市川憂人さんのデビュー作、「ジェリーフィッシュは凍らない」です。まず、舞台設定がちょっと変わっています。「ジェリーフィ

◆■「十角館の殺人」 綾辻行人■◆

このブログを始めたきっかけは「はじめに」を読んでいただければわかるかと思います。数あるミステリーの中で作品紹介の第1作目としてふさわしいと思ったのはやはり「新本格ミステリ」の先駆けで本格的に私が新本格ミステリにハマるきっかけになった「十角館の殺人」です。ミ

◆■はじめに■◆

はじめましてYUKIといいます。小学校の頃から本の虫で「ファーブル昆虫記」や「シートン動物記」「伝記」「神話」から科学の本まで様々な本を読み漁りましたが当時、一番心躍ったのは「アルセーヌ・ルパンシリーズ」や「シャーロック・ホームズシリーズ」といったミステ