chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
Sparks inside of me https://theatre-goer.hatenablog.com/

海外ミュージカルの感想中心。ストプレ、バレエ、それ以外の舞台も。最近は韓国の大学路作品に夢中。

satoko
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/09/02

arrow_drop_down
  • 【観劇レポ】ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』(전설의 리틀 농구단) @ Sougetsu Hall, Tokyo & Matsushita IMP Hall, Osaka《2024.2.16-2024.3.3》

    1日限りのプレビュー公演を観て、本公演への期待値が大いに高まった韓国創作ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』(전설의 리틀 농구단, 以下一部『リトルバスケ』と略記) の日本初演。草月ホールで上演された東京公演、松下IMPホールで上演された大阪公演の両方を合わせて5公演を観に行くことができました。公演回数を重ねるにつれて日に日に愛おしさが募ったキャスト、バンドの方々は以下のみなさまでした。 スヒョン:橋本祥平さん ダイン:梅津瑞樹さん スンウ:糸川耀士郎さん ジフン:吉高志音さん サンテ:太田将熙さん ジョンウ:平野良さん キーボードコンダクター:田中葵さん ギター:朝田英之さん ベ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』(전설의 리틀 농구단) @ Tower Hall Funabori, Tokyo《2023.7.27ソワレ》

    ミュ友さんのチケット運に助けられて、激戦だった韓国創作ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』(전설의 리틀 농구단, 以下一部『リトルバスケ』と略記) の一日限りの日本初演のプレビュー公演を船堀で観てきました。当日にこうやって興奮冷めやまぬまま観劇レポを日付を跨ぎながらも書いている時点で私をよく知るみなさまはご察しかと思いますが、とっっっっっても良かったです!!!たった一ヶ月の練習期間で素晴らしい完成度のプレビュー公演を見せていただいたキャストの方々は以下のみなさまでした。 スヒョン:橋本祥平さん ダイン:梅津瑞樹さん スンウ:糸川耀士郎さん ジフン:吉高志音さん サンテ:太田将熙さん…

  • 【観劇記録】2022年下期観劇まとめ(7月〜9月)

    わたしの2022年第三四半期の観劇記録です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。いつものごとく観劇後かなり時間が経って書いてるものが多いので色々とご容赦を。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ミス・サイゴン』(Miss Saigon) @ Imperial Theatre, Tokyo《2022.8.19ソワレ》

    音楽は好きだけど、重くて暗い話なので回数観るのはどうしようかなぁと悩んでいたミュージカル『ミス・サイゴン』。複数回観劇チャレンジ前提で抽選に申し込んで発売日に参戦したものの、結局ご用意いただいたチケットが一枚だけだったので一回のみの観劇になったのですが、その一回がとても良かったので結果的にはとても満足しています。私が観た回のプリンシパルキャストのみなさまは以下の通りでした。 エンジニア:伊礼彼方さん キム:屋比久知奈さん クリス:海宝直人さん ジョン:上原理生さん トゥイ:神田恭兵さん エレン:松原凛子さん ジジ:則松亜海さん タム:前田桜来さん

  • 【観劇レポ】ミュージカル『フリーダ・カーロー折れた支柱ー』(FRIDA KAHLO) @ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.7.2ソワレ》

    日本オリジナルの小劇場系ミュージカルを意欲的に発表している劇団さんとして注目している劇団TipTap。オリジナル作品公演期間は短いことも多く、観劇チャンスを逃してしまうことも多いのですが、そのTipTapさんのミュージカル『フリーダ・カーロー折れた支柱ー』(FRIDA KAHLO)が3年振りに再演されるということで東京芸術劇場シアターウエストで観てきました。ちなみに私は今年2022年に初めてTipTapサポーターズに入会したのですが、フリーダのチケットはその特典で初めて抽選に応募したチケットでもあります。なんと最前列センターのお席をご用意いただき、至近距離から色々と食らってきました。結論から書…

  • 【観劇記録】2022年上期観劇まとめ(4月〜6月)

    2022年第二四半期の観劇記録です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。観劇後かなり時間が経って書いてるものが多いので色々とご容赦を。

  • 【コラム】ミュージカルオタクが98年宙組版『エリザベートー愛と死のロンド』の円盤で初めて宝塚歌劇を観た話

    先月の2022年10月、私は生まれて初めて日本人キャストで演じられる東宝版ミュージカル『エリザベート』(Elisabeth, 以下一部エリザと表記) を観劇しました。 本日はミュージカル『エリザベート』を帝国劇場で観劇。二桁回数観てる作品ですが、実は日本人キャストでの観劇は初めて、小池さん演出も初めて。ストーリー知っているのに演出が違うとこうも新鮮な気持ちで観れるとは。キャストもとても満足度高くてとても面白かったです。 pic.twitter.com/XLGEHCpV19— satoko (@_simpleandclean) October 16, 2022 東宝版観劇時のツイート ちなみに後…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『春のめざめ』(Spring Awakening) @ Asakusa Kyugeki, Tokyo《2022.7.30マチネ》

    作品の存在を知ったタイミングが遅く、観たいと思っているのになかなかそのチャンスに恵まれない作品ってたまにありますよね。私にとってミュージカル『春のめざめ』(Spring Awakening) はその代表のような作品でした。テレビドラマシリーズ『グリー』(Glee) に出演していたリア・ミシェル (Lea Michele) とジョナサン・グロフ (Jonathan Groff) が主演していたミュージカルという情報を元に作品の存在を知った本作。入手したオリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤でダンカン・シーク(Duncan Sheik)氏の楽曲にすっかり魅了され、何度もCDを聞き込むも、そのタイミ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『メリー・ポピンズ』(Mary Poppins) @ Tokyu Theatre Orb, Tokyo《2022.4.10-2022.5.5》

    唐突に自分語りから始めてしまいますが、ジュリー・アンドリュース主演の映画『メリー・ポピンズ』(Mary Poppins)は私が人生で最初にどハマりした作品です。当時幼稚園児。ブルーレイどころかDVDさえ存在しない時代ですので、父親が買ってきてくれたVHSテープのビデオを再生しては巻き戻し、再生しては巻き戻し、姉特権で少し不服そうな妹にバート役をやらせて、麦わら帽子を被って傘を手にメリー・ポピンズごっこをした回数は数えきれず。考えてみれば、私のミュージカル好きの原点はメリーにあると言っても過言ではないかもしれません。 そんなメリーが渋谷のロンドンに帰ってくるということで二人のメリー、バートの両組…

  • 【観劇記録】2022年上期観劇まとめ(1月〜3月)

    2022年第一四半期の観劇記録です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal) @ Theatre Creation, Tokyo《2022.4.16ソワレ》

    日本初演以来ずっと大好きなミュージカルである『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal, 以下N2Nと略記)のAチーム千秋楽を観てきました!極上の音楽と歌とお芝居を浴びてきた2時間強。そんなチームAのキャストのみなさまは以下の方々でした。 ダイアナ:安蘭けいさん ゲイブ:海宝直人さん ダン:岡田浩暉さん ナタリー:昆夏美さん ヘンリー:橋本良亮さん ドクター・マッデン:新納慎也さん

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』(Blood Brothers) @ Tokyo International Forum, Tokyo《2022.3.30ソワレ》

    本題に入る前に少し昔話を。私がロンドンに観劇遠征に行くときに入国審査官に必ず聞かれる質問の一つが「何のためにここに来たのか?」です。観劇目的であっても「観光です」ぐらいで流す人の方が多いのかもしれませんが、私の回答はいつも「ミュージカルの舞台を観るため!」。そうすると、必ず「何を観るのか?」と聞かれます。ロンドンに遠征した回数は10回以上ありますが、毎回欠かさず聞かれるので言っていることが本当なのかを確認するための質問としてマニュアル化されているのだと思います。なるべくメジャーそうな作品の名前を例として一つ二つ伝えてその質問は終了なことがほとんどなのですが、とある日私の担当をしてくれた女性審査…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal) @ Theatre Creation, Tokyo《2022.4.2マチネ》

    日本初演で見事にドボンと沼落ちし、それ以来ずっと大好きなミュージカルである『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal, 以下N2Nと略記)。Aチームで観劇した再演のマイ初日では「私の大好きなN2Nが帰ってきた!」と感涙にむせび、また全然違った雰囲気だと聞いたNチームを観るのも俄然楽しみに。というわけで観てきました、Nチーム!そんなチームNのキャストのみなさまは以下の方々でした。 ダイアナ:望海風斗さん ゲイブ:甲斐翔真さん ダン:渡辺大輔さん ナタリー:屋比久知奈さん ヘンリー:大久保祥太郎さん ドクター・マッデン:藤田玲さん 個人的な結論から先に言うと、両チームともにキャステ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal) @ Theatre Creation, Tokyo《2022.3.27マチネ》

    日本初演で見事にドボンと沼落ちし、それ以来ずっと大好きなミュージカルである『ネクスト・トゥ・ノーマル』(Next to Normal, 以下N2Nと略記)。今回日本で8年半ぶりに再演されるということで早速日比谷に行ってまいりました!初回は2013年の初演メンバー、N2Nのダイジェスト版が上演されたシアタークリエの10周年記念公演『TENTH』経験者が多数いるチームAで観劇。そんなチームAのキャストのみなさまは以下の方々でした。 ダイアナ:安蘭けいさん ゲイブ:海宝直人さん ダン:岡田浩暉さん ナタリー:昆夏美さん ヘンリー:橋本良亮さん ドクター・マッデン:新納慎也さん

  • 【観劇レポ】演劇『アーモンド』(Almond) @ Theatre Tram, Tokyo《2022.3.12ソワレ》

    韓国で大ベストセラーになり、世界各国でも続々翻訳出版されたソン・ウォンピョン氏の小説『アーモンド』(아몬드, Almond)。そんな『アーモンド』が韓国をはじめとする海外の作品を色んな形で輸入しているconSeptさん制作で演劇作品として上演されると知り、観るのをとても楽しみにしていました。主人公の少年ユンジェと彼が出会うことになるゴニ少年が日によって役替わりする形式で上演された本作。私が観劇できたのはチームAの千秋楽で、キャストのみなさまは以下の方々でした。 ユンジェ:長江崚行さん ゴニ:眞嶋秀斗さん お母さん:智順さん おばあちゃん:伊藤裕一さん ドラ:佐藤彩香さん ユン教授:神農直隆さん…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『こんなに普通の』(이토록 보통의) NAVER後援ライブ配信《2022.2.14》

    男女二人のみが登場し、女性は宇宙に関する仕事に就いていて、多元宇宙または並行宇宙がテーマの一つになっている。ストレートプレイとミュージカルという違いがあるものの、短期間に共通点の多い二作品を配信で視聴した私。今回観たのは韓国創作ミュージカルの『こんなに普通の』(이토록 보통의) のNAVER後援ライブ1の配信。私が観た回のキャストのお二人は ジェイ:チェ・ヨヌさん ウンギ:チョン・フィさん でした。 実は私、この作品が初演された2019年の10月末に全く同じペアで観劇しています。公演期間の日付で気づいた方もいるかと思いますが、ブログ記事のアイキャッチ画像に使っているのも初演の時の宣伝ビジュアル…

  • 【観劇レポ】演劇『Constellations』(オンデマンド配信)《2022.1.31》

    ツイッターで親切なフォロイーさんがリマインドしてくれるまですっかり配信期限を忘れていて焦りましたが、なんとかギリギリ駆け込みで『Constellations』(星ノ数ホド)を観ることができました。2021年6月から9月にかけて4組8名のキャストでロンドンのヴォードヴィル劇場(Vaudeville Theatre) で上演された本作。今回の配信でも4組それぞれの公演が視聴できる状態でしたが、時間がないこともあり私が観れたのはその中の1組。私が観劇したのは マリアン (Marianne):Anna Maxwell Martin(アンナ・マックスウェル・マーティン)さん ローランド (Roland)…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ブルーレイン』(BLUE RAIN) @ Hakuhinkan Theater, Tokyo《2022.1.22ソワレ》

    韓国ではミュージカル上演の発表がかなり直前で発表されることが結構な頻度でありますが、そんな韓ミュの発表スケジュールにかなり近い形で突然発表された日本版ミュージカル『BLUE RAIN』の再演。今回の再演と同じく、荻田浩一さんが演出、日本語の上演脚本を手掛けた日本初演は公演中止が相次いだ2020年にコロナ禍ならではの表現方法に趣向を凝らして先陣を切って舞台再開の狼煙を上げた作品。今回、新たに加わったキャストに気になる俳優さんの名前を見つけたことも背中を押す要因となり、初演に引き続き観劇してきました。私が観た回のキャストのみなさまは以下の方々でした。 ルーク:東山光明さん テオ:大沢健さん ヘイド…

  • 【観劇レポ】モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』 @ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.1.23マチネ》

    正月ボケが抜けきれない2022年1月某日。フォロイーさんのツイートにより日本版のミュージカル『ビリー・エリオット』を観て感動して役者を目指すことになった若者が主人公のお芝居があると知った私。こんなアイコンを使っていて、こんな名前の観劇ブログを書いているくらいビリー、とりわけ日本版ビリーに対して思い入れがある私としては観ないという選択肢はなく。迷わず東京芸術劇場のサイトからチケットをポチった後はタイムラインに度々流れてくる好評の感想ツイートに観劇する日がますます楽しみになりながら過ごし、そして本日無事幕を上げた公演を観てきました。結論から書くとめっちゃ良かったです。観劇後のマスクの中は涙と鼻水で…

  • 【観劇レポ】演劇『hana -1970、コザが燃えた日-』@ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2022.1.16マチネ》

    国内でもっとストレートプレイも観たいなと思いながらあまりに実行できずにいた2021年。何気なくホリプロステージのサイトを眺めていたところ、栗山民也さん演出、松山ケンイチさん、余貴美子さんら出演の返還から50年の節目の年に上演される沖縄を舞台とした血の繋がらない家族の物語として紹介されていた『hana -1970、コザが燃えた日-』。新しい作品なので封切りされないとわからない部分がある一種の賭けではありましたが、「なんか面白そう」という直感だけを頼りに気軽な気持ちでポチッとチケットを購入。結果、いい意味で完全に打ちのめされてほうぼうの体で劇場を後にしましたが、直感だけで観劇を決めて本当に良かった…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』(Fist of the North Star) @ Nissay Theatre, Tokyo《2021.12.25ソワレ, 2021.12.28配信》

    2021年12月の聖なる夜、核の炎に焼かれた世紀末の荒野に行ってまいりました。というわけでミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』(Fist of the North Star、以下FONSまたはアタタミュ) を観劇してきました。あの有名なハードボイルドアクション少年漫画をミュージカルにするというホリプロの発表を知ったときは御多分に洩れずにびっくり。いったいどんなミュージカルになるのか興味が尽きず、これは一回は絶対に観なきゃと思ってとったチケットがクリスマスの夜。私が観劇した回のキャストのみなさまは以下の方々でした。 ケンシロウ:大貫勇輔さん ユリア:平原綾香さん ラオウ:福井…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(Story of My Life) @ Yomiuri Otemachi Hall, Tokyo《2021.12.15ソワレ, 2021.12.21ソワレ》

    新しいトムとアルのペアを迎えたクリスマスの時期の再演のニュースがとてもうれしかったミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(Story of My Life、以下SOML)。できれば初演ペア、新ペアのどちらでも観てみたかったのですが、チケット争奪戦に乗り遅れて確保ならず。せめて初演で観れていない新ペアだけでも観たい!ということでターゲットを絞ってみたところ、幸運にもかなり見え方が異なる席で2回観劇することができました。というわけで私が観劇できた新ペアのお二人は アルヴィン・ケルビー:太田基裕さん トーマス・ウィーバー:牧島輝さん でした。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『20年後のあなたに会いたくて』@ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2021.12.11ソワレ》

    TipTapさんの新作であること、ミュージカル『SMOKE』で海役を好演していた中村翼さんが出演するということで気になっていたミュージカル『20年後のあなたに会いたくて』。公演期間は2021年12月9日から2021年12月12日までととても短いランだったのですが、張り切って先行抽選でチケットを取って東京芸術劇場シアターウエストへ行って参りました。先に結論を書くと、観に行って大正解!この季節にぴったりで温かく愛に溢れた優しい作品で大満足でした。キャストのみなさまは下記の通り。ちなみに劇場入場時に配布されたパンフレットには役名は記載されていなかったので、勝手に私が付けた役名であることをご了承くださ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『蜘蛛女のキス』(Kiss of the Spider Woman) @ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2021.12.4マチネ》

    気がつけば2021年もあっという間に師走です。どうにもこうにもしばらく国外観劇遠征はできそうにないので、それならば以前は優先順位の関係から観劇枠の捻出が難しかった「有名だけど観たことがない大劇場の翻訳ミュージカル作品」を積極的に観てみようとモードを切り替えて取ってみたチケットの一枚がミュージカル『蜘蛛女のキス』(Kiss of the Spider Woman)のチケット。私が観劇した回キャストのみなさまは以下の方々でした。 モリーナ:石丸幹二さん 蜘蛛女/オーロラ:安蘭けいさん バレンティン:相葉裕樹さん 所長:鶴見辰吾さん モリーナの母:香寿たつきさん マルタ:小南満佑子さん マルコス(看…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『オリバー!』(Oliver!) @ Tokyu Theatre Orb, Tokyo《2021.10.16-2021.10.31》

    2020年のミュージカル『ビリー・エリオット』再演に出演していたキャストのみなさんが多数出演することを知り、観るのを楽しみにしていたミュージカル『オリバー!』(Oliver!) 。同じ動機で観に行くことを決めた観劇仲間とも相談し、「よし、この日程ならフェイギンとナンシーのダブルキャストの両方が観れるし、ビリーファミリーも全員コンプできる!」と計画を練りに練って2公演を厳選してチケットを取っていたのですが、そんな中で突如発表された配役変更。当初フェイギンのギャングのキャプテン役に配役されており、『ビリー・エリオット』ではマイケル役を演じていた佐野航太郎くんが主人公オリバーの兄貴分のドジャー役に急…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『伝説のリトルバスケ団』(Interpark配信 / Welcome K-Stage)《2021.6.21, 2021.9.24》

    Welcome K-Stage『伝説のリトルバスケ団』トレーラー 私が全方位にゴリ推ししたい韓国創作ミュージカルナンバーワンに挙げている『伝説のリトルバスケ団』(전설의 리틀 농구단, 以下、バスケ団)。去年2020年にVLIVEおよびNAVER TVで無料で公演が生中継された時も狂喜乱舞していましたが、今年は6月にインターパークの有料動画配信、さらに9月には韓国観光公社主催のウェルカム大学路、Welcome K-Stageで日中英の3ヶ国語の字幕付きでなんと無料配信されるという大盤振る舞い。大好きな作品の理解を深め、まだ未見の方々に広めるこれとないチャンスということでツイッターで熱苦しいダイ…

  • 【観劇レポ】コンサート『ジーザス・クライスト=スーパースター』(Jesus Christ Superstar) @ Tokyu Theatre Orb, Tokyo & Festival Hall, Osaka《2021.7.18-2021.8.1》(Part 2)

    アンドリュー・ロイド・ウェーバー卿とティム・ライス卿が半世紀年も前に世に生み出した作品ながらもそのロックな内容と音楽が色褪せることがない『ジーザス・クライスト=スーパースター』(Jesus Christ Superstar, 以下JCS)。極上のハードロックとプロダクションによって異なる様々な物語の解釈と演出が楽しめるこのミュージカルは私の中で間違いなく一位二位を争う大好きな作品です。そんなJCSの物語を国内外の豪華キャストを集め、しかもオリジナルの英語歌詞で演じてくれるコンサートは私にとっては夢のような舞台。というわけで2021年版『JCS』in コンサートの観劇レポの後半部分です。コンサー…

  • 【観劇レポ】コンサート『ジーザス・クライスト=スーパースター』(Jesus Christ Superstar) @ Tokyu Theatre Orb, Tokyo & Festival Hall, Osaka《2021.7.18-2021.8.1》(Part 1)

    某祭典をそっちのけて私が今年一番楽しみにしていたJCS祭りが素晴らしいグランド・フィナーレを迎えて終わりました。シドニー、マンチェスターやアムステルダムに弾丸したり、韓国で地方公演も含めて16回も観たりととこの作品に関してはよくわからない行動力を発揮してきた私。公演のために世界中から14日間の隔離期間を経て日本に集まってきてくれた豪華出演陣のみなさま。これだけのメンバーが集まることやこのご時世に日本に来ていただいて舞台に立っていただけるのに私が観に行かずにいられるわけがなく。というわけで前置きが長くなりましたが2021年のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』(Jesus Chr…

  • 【コラム】『韓国創作ミュージカルガイド』紹介作品の楽曲《日本未上陸ミュージカル編》

    海外へ飛び立つことができず、行き場を失っていた観劇熱を発散するために制作した韓ミュ本の『韓国創作ミュージカルガイド』。いきなり宣伝になってしまいますが、電子書籍版も頒布開始いたしました。 sparksinsideofme.booth.pm この記事では本では十分に表現しきれなかった紹介作品の楽曲の素晴らしさを体感してもらうために「日本未上陸ミュージカル」編で紹介した作品の楽曲の動画をピックアップしています。ぜひ本の補完コンテンツとして活用していただければ幸いです!(紹介している俳優さんたちの名前は敬称略にて失礼いたします。動画撮影時から改名している俳優さんは当時の名前をカッコ書きで書いています…

  • 【コラム】『韓国創作ミュージカルガイド』紹介作品の楽曲《日本上陸済ミュージカル編》

    以前のペースよりはだいぶスローダウンしながらも観劇を続けていながら、しばらくブログの更新をさぼっていた私。少し言い訳めいていますが、その理由の一つとしてこんな韓国創作ミュージカルに関するオタク本を作っていました。名前はひねりも何もなく、『韓国創作ミュージカルガイド』。 sparksinsideofme.booth.pm ツイッターで宣伝した後にブログでも宣伝記事を書いて色んな人に読んでもらおうとのんびり構えていたのですが、うれしい悲鳴で想定外に早く予定部数が頒布完了。現在電子版作成のために諸々調査中でございます。紙媒体版も希望が多ければ再販を検討したいと思っています。 たくさんの人に本を手にと…

  • 【観劇レポ】演劇『子午線の祀り』@ Kanagawa Arts Theatre, Yokohama《2021.2.23》

    再演されることを知ってからずっと気になっていた木下順二さんの戯曲、『子午線の祀り』。『平家物語』を題材にしたこの作品を初めて足を運んだKAAT神奈川芸術劇場で観てきました。とても面白く、久しぶりに観劇後に感想を文章として書き残したくなる欲求がムクムクと湧き出てきた本作。出演者のみなさまは下記の方々でした。(複数役をされていた方については一役のみを記載しています。) 新中納言知盛:野村萬斎さん 九郎判官義経:成河さん 影見の内侍:若村麻由美さん 阿波民部重能:村田雄浩さん 大臣殿宗盛:河原崎國太郎さん 梶原平三景時:吉見一豊さん 武蔵坊弁慶:星智也さん 能登守教経:松浦海之介さん 平大納言時忠:…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Umeda Arts Theater, Osaka《2020.11.8》

    2020年の10月は私にとって仕事に忙殺されて観劇が全くできなかった試練の月でしたが、そんな10月をなんとか乗り越えて迎えた翌月11月。自分へのご褒美にもなったミュージカル『ビリー・エリオット』のマイ大阪初日はマチソワでの観劇。奇しくも私にとっての東京公演ラスト2回のビリー観劇回とかなりキャストが重なり、以下の方々でした。 2020.11.8 マチネ ビリー:中村海琉さん お父さん:橋本さとしさん ウィルキンソン先生:安蘭けいさん おばあちゃん:阿知波悟美さん トニー:中井智彦さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:大貫勇輔さん マイケル:菊田歩夢さん デビー:森田瑞姫さん トールボー…

  • 【観劇記録】2020年下期観劇まとめ

    COVID-19のパンデミックにより世界規模で大激震を受けたパフォーミング・アーツの世界。そんなご時世を受けて私自身の観劇も激減した2020年でしたが、なんだかんだ言いながらも観劇が私の生活の大きな一部分を占めていた一年だったな、と振り返っています。下半期の観劇数は様々な映像配信と待ちに待った『ビリー・エリオット』の再演のおかげで上半期以上の観劇数に。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。 2020年上半期の観劇記録はこちらから。 theatre-goer.hatenablog.com

  • 【観劇記録】2020年上期観劇まとめ

    COVID-19のパンデミックにより世界規模で大激震を受けたパフォーミング・アーツの世界。そんなご時世を受けて私自身の観劇も激減した2020年しましたが、なんだかんだ言いながらも観劇が私の生活の大きな一部分を占めていた一年だったな、と振り返っています。まずはまだまだ生観劇メインで年初から観劇ペースを飛ばしていた2020年の3月まで。びっくりすることに2020年の第二四半期は観劇数ゼロだったので、3月までの観劇記録イコール2020年上期の観劇記録だったりします。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.27》

    2020年のミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) の東京公演の千秋楽は10月17日。東京公演の最後までビリーファミリーを見届けたい気持ちはありながらも仕事の都合上、半月ほど早く私にとっての東京公演ラストは9月末になってしまいました。東京公演ラストは気合いを入れてマチソワ。そんな私にとっての東京公演ラスト2回のビリー観劇回のキャストのみなさまは以下の方々でした。 2020.9.27 マチネ ビリー:中村海琉さん お父さん:益岡徹さん ウィルキンソン先生:柚希礼音さん おばあちゃん:根岸季衣さん トニー:中井智彦さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:永野亮比己さ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.22マチネ》

    毎日ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) を観るために赤坂炭鉱、もとい赤坂ACTシアターへ通った9月の四連休。当初の予定では四連休最終日は観劇予定は入れていませんでした。プレイガイドのサイトを眺めていたらふと見つけた良席。チケットサイトを開いている時点で結果は見えているようなものですが、悩んでいたのは多分10秒ぐらいでした。そんな連休最後のビリー観劇回のキャストのみなさまは以下の方々でした。 ビリー:利田太一さん お父さん:益岡徹さん ウィルキンソン先生:柚希礼音さん おばあちゃん:根岸季衣さん トニー:中河内雅貴さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:永野亮…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.21マチネ》

    すっかり夢中になっている2020年再演版ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) 。私にとっては5回目の再演ビリーのキャストは以下の方々でした。 ビリー:川口調さん お父さん:益岡徹さん ウィルキンソン先生:安蘭けいさん おばあちゃん:根岸季衣さん トニー:中河内雅貴さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:永野亮比己さん マイケル:佐野航太郎さん デビー:小林桜さん トールボーイ:石井瑠音さん スモールボーイ:豊本燦汰さん バレエガールズ: 下司ゆなさん1、咲名美佑さん2、新里藍那さん3、増田心春さん4、柳きよらさん5 お母さん:家塚敦子さん ブレイスウェイトさん…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.20マチネ》

    大好きなミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) を毎日観れる夢のような、一回観劇した後の体力消耗加減が半端ないのである意味修行のような連休の2日目。私にとっては4回目の再演ビリーのキャストは以下の方々でした。 ビリー:渡部出日寿さん お父さん:益岡徹さん ウィルキンソン先生:安蘭けいさん おばあちゃん:阿知波悟美さん トニー:中井智彦さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:大貫勇輔さん マイケル:日暮誠志朗さん デビー:森田恵さん トールボーイ:高橋琉晟さん スモールボーイ:大熊大貴さん バレエガールズ: 北村栞さん1、佐藤凛奈さん2、髙畠美野さん3、並木月渚さ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.19マチネ》

    3年ぶりに再演されたミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) の素晴らしいオープニング公演を二日連続で観た後、うわ言のように「あーー早くビリーがまた観たい」と唱え続けた一週間。夢のようなビリー三昧の連休の初日、私にとっては3回目の再演ビリーのキャストは以下の方々でした。 ビリー:利田太一さん お父さん:益岡徹さん ウィルキンソン先生:安蘭けいさん おばあちゃん:阿知波悟美さん トニー:中井智彦さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:大貫勇輔さん マイケル:菊田歩夢さん デビー:小林桜さん トールボーイ:高橋琉晟さん スモールボーイ:豊本燦汰さん バレエガールズ: …

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.13マチネ》

    興奮覚めやまず、半分意識が朦朧とした状態で帰路についたマイ初日の翌日もミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) を観るために赤坂ACTシアターへ。この日のマチネは川口調くんのビリーの初日でした。トールボーイの高橋琉晟くん以外のキッズは全員入れ替わり、大人キャストとしてはお父さん、おばあちゃん、トニーが前日と入れ替わり。私にとっては2回目の再演ビリーのキャストは以下の方々でした。 ビリー:川口調さん お父さん:橋本さとしさん ウィルキンソン先生:柚希礼音さん おばあちゃん:阿知波悟美さん トニー:中井智彦さん ジョージ:星智也さん オールダー・ビリー:大貫勇輔さん マイケル…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) @ Akasaka ACT Theatre, Tokyo《2020.9.12ソワレ》

    どれほどこの日を待ちわびていたでしょう。とうとう私が愛してやまない日本のビリー、ミュージカル『ビリー・エリオット』(Billy Elliot) の再演が開幕しました。COVID-19の影響で公演中止を余儀されなくなった作品がたくさんある中、「どうかビリーだけは、なんとしてでもビリーだけは演れるようにしてください」と祈り続けた日々。声変わり前で身長が伸びる前の才能溢れる少年たちの一瞬を切り取るゆえに、今回の公演が中止されてしまうとしたらこの作品に出演を予定していた子たちに「次の機会」はないかもしれない。一年以上の期間を掛けて大切に大切にビリーたちを育て上げてやっと開幕を迎えられるのが『ビリー・エ…

  • 【観劇記録】2020年9月 K-Musical On Air『女神様が見ている』『赤壁』『ザ・フィクション』

    韓国観光公社とK-PERFORMACEの共同主催で2020年8月31日から9月3日までの4日間にかけて開催された「K-Musical On Air」のVLIVE、NAVER TVでのミュージカル公演配信。同じく韓国観光公社が主催している「ウェルカム大学路」の宣伝も兼ねていることもあり、「K-Musical On Air」のVLIVEでの配信はすべて英語字幕付き、すべて無料で視聴可能。COVID-19の影響で軽率に国境をまたぐことが不可能になったミュージカルオタクにとってはありがたすぎるこのイベントを逃す手はありません。幸運なことに全日程、全作品を視聴できたので先月8月のVLIVE公演の感想記事…

  • 【観劇記録】2020年8月 VLIVE配信『伝説のリトルバスケットボール団』『ルドウィク:ベートーヴェン・ザ・ピアノ』『マリー・キュリー』『ファンレター』

    COVID-19のパンデミックの影響により国内外で舞台作品の公演中止が相次ぎ、舞台オタクには試練の時になっている昨今。元々舞台作品の映像配信を積極的に行っていた韓国ミュージカル界ですが、この夏からNAVER TVおよびVLIVEでの公演生中継や録画配信が頻繁に提供されるようになってきました。生観劇とはまた違った魅力を持つ公演の映像作品を無料で視聴できるなんて、遠征できないオタクにはありがたすぎるお話。そんな韓国ミュージカル界のちょっとしたムーブメントを受け、8月にありがたく拝見することができた4作品の簡単な紹介と感想を書いてみたいと思います。 ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』《2…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ファンレター』(팬레터, Fan Letter) @ Doosang Art Center, Seoul《2019.12.1-2020.1.26》

    香港映画界の重鎮ウォン・カーウァイ氏が映画にしたいと言って絶賛したことや東宝が上演権獲得を検討していることも話題になった韓国創作ミュージカルの『ファンレター』 (팬레터, Fan Letter)。そんなソウルでの3回目の公演を迎えた『ファンレター』を以下の日程、キャストで観てきました。 [2019.12.1 マチネ] キム・ヘジン:キム・ギョンスさん チョン・セフン:ユン・ソホさん ヒカル:キム・ヒオラさん イ・ユン:キム・ジフィさん イ・テジュン:ヤン・スンリさん キム・スナム:チャン・ミンスさん キム・ファンテ:アン・チャンヨンさん [2019.12.7 マチネ] キム・ヘジン:キム・ギョ…

  • 【観劇レポ】コンサート『ジーザス・クライスト・スーパースター』(지저스 크라이스트 수퍼스타 콘서트) @ LG Art Center, Seoul《2020.3.1マチネ》

    これまでに何度か書いていますが、私が韓国でミュージカルを観ることにハマるきっかけなったのが2015年のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』(지저스 크라이스트 수퍼스타, Jesus Christ Superstar, 以下JCS) の公演。シドニーやマンチェスターやアムステルダムに弾丸したりとこの作品に関しては謎のフットワークの軽さを発揮してきた私ですが、韓国でもいきなりドボンと沼にハマって、ズブズブ沈んで、地方公演も含めて合計16回も観たのは今や懐かしい思い出。我ながら16回という数字は相当ネジがぶっ飛んでいる数字ですよね。韓国でも人気作品であるのにも関わらずなかなか再演が…

  • 【観劇レポ】ナショナル・シアター・ライブ『リーマン・トリロジー』(The Lehman Trilogy)《2020.2.20》

    2018年以来ものすごく久しぶりにナショナル・シアター・ライブ(National Theatre Live, 以下NTライブ)を観てきました。観たのは渡英した時にソールドアウトで観れず、日本でのNTライブ上映が始まると大絶賛の嵐で気になっていたサム・メンデス (Sam Mendes) 氏演出の『リーマン・トリロジー』(The Lehman Trilogy)。この記事のサムネイルにも使っている上の写真は手持ちの『マクベス』のプログラムに掲載されていたナショナル・シアターの上演予定ラインナップの説明。サイモン・ラッセル・ビール (Simon Russel Beale)、アダム・ゴドリー (Adam…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『チェス』(Chess the Musical) @ Tokyo International Forum, Tokyo《2020.2.8ソワレ》

    海外からの招聘キャストと日本人キャストの豪華カンパニーで英語公演をするということで話題になったミュージカル『チェス』(Chess the Musical)。招聘キャストに私がウェストエンド沼にダイブするきっかけになったラミンさんや、ヒュー・ジャックマン主演の映画『レ・ミゼラブル』でエポニーヌを演じたことをきっかけに大ブレイクして活動の拠点がウェストエンドだけに留まらず広がり続けているサマンサが来日してくれる。そんなわけで東京公演千秋楽間際に観劇してきました。豪華出演陣のプリンシパル・キャストのみなさまは以下のみなさま。 アナトリー:ラミン・カリムルーさん フローレンス:サマンサ・バークスさん …

  • 【観劇記録】2019年上期観劇まとめ(5月)

    2019年の上期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その3、5月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想を書いています。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(스토리 오브 마이 라이프, The Story of My Life) @ , Seoul《2019.12.28ソワレ, 2020.1.25ソワレ》

    今年韓国で上演されて10周年を迎えたミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(스토리 오브 마이 라이프, The Story of My Life, 以下SOML)。10周年ということもあり、二人劇のミュージカルに対して9名の俳優さんたちがキャスティングされたのですが、私が観劇できたの以下の日と組み合わせ。 [2019.12.28 ソワレ] トーマス・ウィーバー:コ・ヨンビンさん アルヴィン・ケルビー:イ・ソクジュンさん [2020.1.25 ソワレ] トーマス・ウィーバー:ソン・ウォングンさん アルヴィン・ケルビー:イ・チャンヨンさん 五十路手前のベテラン俳優さんペア、同じ二人ミュー…

  • 【観劇レポ】演劇『エレファント・ソング』(엘리펀트 송, The Elephant Song) @ Yes24 Stage 3, Seoul《2020.1.25マチネ》

    今年初渡韓で最初に観た作品は色んな方々に勧められて気になっていた『エレファント・ソング』(엘리펀트 송, The Elephant Song) でした。私が観た回の複数キャスティングされているキャストのみなさまは以下の方々。 マイケル:カン・スンホさん グリンバーグ:ヤン・スンリさん ピーターソン:コ・スフィさん シンプルな病院の事務室のセットの窓から見える深々と降る雪のように、静かな感情の雪片が積もっていくような作品でした。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ウィー・ウィル・ロック・ユー』(We Will Rock You, 위윌락유) @ Jamsil Sports Complex, Seoul《2019.12.28マチネ》

    今回も少し長めに滞在した年末年始のソウル遠征。普段は枠がなくて観れない、観ない作品を中心に観ようということで選んだ作品の一つが『ウィー・ウィル・ロック・ユー』(We Will Rock You, 위윌락유, 以下WWRY)。『ルドウィク:ベートーヴェン・ザ・ピアノ』、『ブルーレイン』などで注目するようになったチョ・ファンジさんが主人公のガリレオ役で出演しているので、ファンジさんのロック歌唱を聞いてみたいというのが動機。私が観た回の複数キャスティングされているキャストのみなさまは以下の方々でした。 ガリレオ・フィガロ:チョ・ファンジさん スカラムーシュ:イム・ソラさん キラー・クイーン:ソ・ムン…

  • 【観劇レポ】演劇『プライド』(프라이드, The Pride) @ Art One Theatre, Seoul《2019.6.2-2019.8.24》

    50年の時を隔てて生きる同じ名前の3人の男女の物語という設定に興味を惹かれた『プライド』(프라이드, The Pride)。2幕物のランニングタイムが3時間以上のストレートプレイを韓国語で。2年前の私なら間違いなく絶対尻込みして見送っていただろう作品なのですが、好きな俳優さんが出演されていたこと、作品を観たことのある人達の好評にも後押しされてチャレンジしてみました。私が観た日程とキャストのみなさまの組み合わせは下記のとおり。 [2019.6.2マチネ] フィリップ:キム・ギョンスさん オリヴァー:イ・ヒョヌクさん シルヴィア:シン・ジョンウォンさん マン:ウ・チャンさん [2019.6.15マ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』(키다리 아저씨, Daddy Long Legs) @ Dream Art Center, Seoul《2019.12.1-2019.12.31》

    急遽2019年の公演が決まった二人ミュージカルの『ダディ・ロング・レッグズ』(키다리 아저씨, Daddy Long Legs)。キャストがかなり入れ替わった今季の公演、3回で7人いるキャストのうち6人を観る計画を立てていたのですが、急遽1回追加して合計4回12月中に観てきました。観た今季キャストのみなさんと日程は以下のとおり。 [2019.12.1 ソワレ] ジルーシャ:カン・ジヘさん ジャーヴィス:キム・ジチョルさん [2019.12.7 ソワレ] ジルーシャ:ユ・ジュヘさん ジャーヴィス:カン・ピルソクさん [2019.12.27 ソワレ] ジルーシャ:イ・アジンさん ジャーヴィス:ソン…

  • 【観劇記録】2019年上期観劇まとめ(3月〜4月)

    2019年の上期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その2、3月~4月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは一部簡単に感想も書いています。3月後半以降に個別レポを書くのをサボっていたことがバレバレに...。

  • 【コラム】芋づる式観劇MAP:韓国ミュージカル編

    お題「芋づる式観劇MAP」 活字好きのみなさんの間で話題になった岩波新書さんの芋づる式読書MAPの企画。この芋づる式読書MAPを戯曲だけで作成されている方がいて、その方作成されたMAPが興味深く、さらにMAP作り自体がとても面白そうだったので便乗して「自分が観たことがある韓国創作ミュージカル」限定で作ってみたのが上の芋づる式観劇MAPの韓国ミュージカル版、名付けて芋づる式韓ミュ観劇MAPです。かなり強引に芋と芋のつるをつないだ部分があることは否めませんが、作っていて本当に楽しかったです。 MAPに芋として配置した作品は下記です。全部で39作品でリストでは50音順に並べています。このブログで記事…

  • 【観劇レポ】演劇『R&J』(알 앤 제이) @ Dongguk University Lee Hae-rang Art Company, Seoul《2019.7.28-2019.9.14》

    韓国初演の時に友達から強烈なプッシュを受けて初めて観た演劇『R&J』(알 앤 제이)。恐らくシェイクスピアの戯曲の中でも一番有名な『ロミオとジュリエット』の悲劇。誰もが知っている『ロミオとジュリエット』をベースにしながらも全く新しい作品に作り変えたこの作品の魅力に触れた頃にはすでに千秋楽まで期間がなく、再演されたら今度こそはもっと観ようと心に誓ったのは去年、2018年の秋。初演の好評を受けて早速翌年2019年に再演されたこの作品を、今季は4回観ることができました。私が観劇した公演と俳優さんたちは下記のとおり。 [2019.7.28 マチネ] 学生11:パク・ジョンボクさん 学生22:ホン・スン…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ブルーレイン』(블루레인, Blue Rain) @ Sejong Culture and Arts Center, Seoul《2019.8.24-2019.9.14》

    2018年、2019年の大邱国際ミュージカルフェスティバルでのトライアウト公演を経てソウル公演と相成った韓国創作ミュージカルの『ブルーレイン』(블루레인, Blue Rain)。『スモーク』、『インタビュー』、『ルドウィク:ベートーヴェン・ザ・ピアノ』などの作品と同じくチュ・ジョンファさん脚本、ホ・スンヒョンさん作曲の注目夫婦タッグが携わっていること、豪華な出演陣に惹かれて観ることを決定。初めての世宗文化会館のSシアターにもワクワクしながら観劇してきました。私が観た3回の公演とキャストのみなさんの組み合わせは以下の通り。 [2019.8.24 ソワレ] テオ:イ・チャンフィさん ルーク:パク・…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ザ・フィクション』(더 픽션, The Fiction) @ TOM Theatre, Seoul《2019.4.27-2019.6.30》

    土曜日は14時、17時、20時の3回に渡って上演された85分の一幕モノのミュージカルという手の出しやすさも手伝い、観劇回数がグンと伸びたHJ Cultureの韓国創作ミュージカル『ザ・フィクション』(더 픽션, The Fiction)。 物語のメインとなる登場人物のグレイとホワイトは俳優さんごとに衣装が全然違うことにも象徴されているように、俳優さんが違えば演技の方向性も大きく違い、さらにその組み合わせでまた全然違った雰囲気を味わえたこの作品。私が観劇した日時と俳優さんの組み合わせは下記の通りでした。 [2019.4.27 17時公演] グレイ・ハント:パク・ギュウォンさん ホワイト・ヒスマン…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』(전설의 리틀 농구단) @ Seokyeong University Performing Arts Center, Seoul《2019.9.15ソワレ》

    個人的に作品選びに絶対の信用を寄せているアン・ジェヨンさんが出演ということで観るのをとても楽しみにしていた韓国創作ミュージカル『伝説のリトルバスケットボール団』(전설의 리틀 농구단)。今年に入ってから新しくきれいになってオープンした西京大学校公演芸術センターSKON2にて公演が行われている『伝説のリトルバスケットボール団』(以下、バスケ団)。2019年9月10日から9月15日までのプレビュー期間の最終公演を早速観てきました。私が観劇した回のキャストのみなさんは以下の通り、 ジョンウ:アン・ジェヨンさん スヒョン:ソン・ユテクさん サンテ:シン・チャンジュさん スンウ:ク・ジュンモさん ダイン…

  • 【観劇レポ】演劇『悪い磁石』(나쁜 자석, Our Bad Magnet) @ Daehakro Art One Theater, Seoul《2019.4.6マチネ, 2019.4.7マチネ》

    『悪い磁石』(나쁜 자석, Our Bad Magnet) はミュージカルではなく演劇ということで少し敬遠していたのですが、色んな方々から「絶対satokoさん好きなやつだよ!」と言われ続けていた作品。「それだけみんなが言うなら観てみようか」と重かった腰を上げて観劇したところ、はい、みなさまがおっしゃった通り実際私がすごく好きなタイプの作品でした。ちょうど全キャストを入れ替わりで観れる連日の日程で観劇したのですが、私が観劇したキャストのみなさまと組み合わせは下記の通り、 [2019.4.6 マチネ] フレイザー (Fraser):ホン・スンアンさん ゴードン (Gordon):シン・ジェボムさ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ナンソル』(난설, Nanseol) @ KONTENZ GROUND, Seoul《2019.8.11-8.25》

    去る2019年8月25日にソウル大学路のコンテンツ・グラウンドにおける初演の千秋楽を迎えた李氏朝鮮時代の詩人、許蘭雪軒1を題材にした韓国創作ミュージカル『ナンソル』(난설, Nanseol) 。先月初めてこの作品を観て、すっかりその世界観に魅せられたことは前回の観劇レポ記事でも書いた通り。台詞や歌詞の内容があまり理解できていなくても心奪われた『ナンソル』ですが、とある方々の協力によってあらかたの台詞、歌詞の内容が理解できている状態で観劇した前楽と千秋楽はひとつひとつの台詞や歌詞、沈黙の演技も胸に刺さり。久しぶりにムクムクと「書きたい!」という要求が湧き上がってきており、今この記事を書いています…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『スモーク』(SMOKE) @ Asakusa Kyugeki, Tokyo《2019.8.2-8.9》

    去年(2018年)に韓国で初めて観て好きになり、同年の日本初演もとてもよかったミュージカル『スモーク』(SMOKE)。東京でその短い生を終えた韓国の詩人李箱(イサン)の詩と人生に着想を得たこの作品は、今年の6月にも池袋の東京芸術劇場でキャストを一新した公演が行われましたが、翌月7月末から日本初演が上演された浅草九劇で初演キャストに新たに2名を加えた公演が開始。さらに初演では《超》を演じた日野さん、《海》を演じた大山さんは初演でそれぞれが演じた役はもちろん、お互いの役を入れ替えた公演も行われるとのこと。「これは観なくては!」ということで再び浅草を訪れて観劇してきました。2019年の九劇版『スモー…

  • 【観劇記録】2019年上期観劇まとめ(1月〜2月)

    2019年の上期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その1、1月~2月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンクを、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ナンソル』(난설, Nanseol) @ KONTENZ GROUND, Seoul《2019.7.27ソワレ》

    韓国語でミュージカルを観ていると、言葉がわからなくても作品から感じ取れる空気とか情緒にどうしようもなく惹かれることがあります。2019年7月最後の週末に初めて観たミュージカル『ナンソル』(난설, Nanseol) はまさにそんな作品でした。初めて訪れたコンテンツ・グラウンド。この劇場から水墨画で描かれたような許蘭雪軒1の世界に誘ってくれた俳優のみなさまは以下の方々でした。 許楚姫(ホ・チョヒ):チョン・インジさん 李達(イ・ダル):アン・ジェヨンさん 許筠(ホ・ギュン):ユ・ヒョンソクさん 日本語読みはきょ・らんせつけん、韓国語読みはホ・ナンソロン(허난설헌)。許蘭雪(ホ・ナンソル)、蘭雪(ナ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『オリヴァー・ツイスト』@ Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo《2019.7.12ソワレ, 2019.7.14ソワレ》

    2017年の夏と秋を捧げたと言っても過言ではないミュージカル『ビリー・エリオット』の日本初演。そんなビリーでタイトルロールを務めた未来和樹さんと山城力さんがダブルキャストでまたしても主演を演じると聞き、ミュージカル『オリヴァー・ツイスト』(Oliver Twist) を観劇してきました。イギリスを代表する文豪チャールズ・ディケンズの同名の小説を元にしたミュージカルとしては1960年にロンドンで初演された『オリバー!』(Oliver!) が有名ですが、本作はアークインターナショナルさん主催の日本のクリエイティブ陣によって製作されたオリジナル・ミュージカル。今回の東京芸術劇場プレイハウスで行われた…

  • 【コラム】私の韓国ミュージカル推し9(+1)《2019年上期版》

    韓国ミュージカルの推し9画像作成が私のツイッターのタイムラインで最初に流行ったのが2017年の9月。それから2年近く経ち、「だいぶみんなの推し事情も変わったよね」ということで推し9のアップデート版作成が少し前にプチ流行。ということでそのブームに若干遅れながらも私もアップデート版を作ってみました。 はい、ここで想定問答集を書いてみましょう。

  • 【観劇レポ】演劇『報道指針』(보도지침, Report Guideline) @ TOM Theatre, Seoul《2019.4.28-2019.6.30》

    ここは法廷であり広場であり劇場です。 이곳은 법정이자 광장이자 극장입니다. 劇中の台詞を引用した「女」役の女優さんの凜とした声のアナウンスを合図に開始される演劇『報道指針』(보도지침, Report Guideline)は1980年代に韓国で起きたとある事件を元にした法廷ドラマです。その題材からして難解なことが予想されていながらも、キャスティングされた実力派の俳優陣、報道の在り方と言論統制という今の日本に置き換えてみても色々と考えさせられる面白いテーマに惹かれて観劇したこの作品。言葉の壁にぶつかりながらも俳優さんたちの熱量の高い演技に胸が熱くなり、わけがわからないままに涙を流した初観劇。2…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ルドウィク : ベートーヴェン・ザ・ピアノ』(루드윅:베토벤 더 피아노, Ludwig: Beethoven the Piano)《2019.6.1ソワレ, 2019.6.29ソワレ》@ Dream Art Center, Seoul

    2018年の冬から年始にかけての初演が大好評に終わり、2019年の4月から早速の再演が行われた韓国創作ミュージカル『ルドウィク : ベートーヴェン・ザ・ピアノ』(루드윅:베토벤 더 피아노, Ludwig: Beethoven the Piano, 以下、『ルドウィク』)。ベートーヴェンの幼少期、青年期、壮年期を3人の俳優さんが演じ、さらにその3人の俳優さんは他の役も演じながら語られるベートーヴェンの人生の物語。『ルドウィク』は韓国ミュージカルでは一つの人気ジャンルとなっている史実とフィクションを織り交ぜてドラマチックに芸術家の人生を描くミュージカル作品です。再演の終盤にあたる6月頭に初めて観…

  • 【コラム】ミュージカル『スモーク』(SMOKE):自分の中に眠る感情と向き合う作品

    2018年の日本初演に引き続き翌年の再演が決まり、いよいよその再演が開幕した韓国創作ミュージカルの『スモーク』(SMOKE, 스모크)。6月の東京芸術劇場シアターウエストでの公演では石井一孝さんの《超》、藤岡正明さんの《海》、彩吹真央さんの《紅》という日本の大劇場ミュージカルに多数出演されている俳優さんたちがキャスティング。かなり短い公演期間ですが、運良く6月8日のソワレ公演を観に行くことができました。 大好きな作品ではあるものの、数多くある韓国創作ミュージカルの中で「日本ではあまり知られていない李箱(イサン1)の作品と人生をモチーフにしたこの作品を何故?」と観るまで疑問に思っていたのは初演の…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『スイート・チャリティー』(Sweet Charity) @ Donmar Warehouse, London《2019.5.2ソワレ》

    ロンドンのお気に入りの小劇場の一つ、ドンマー・ウェアハウス (Donmar Warehouse) で上演されるというニュースが入ってきた時から「観たい!」と思っていたアンヌ=マリー・ダフ (Anne-Marie Duff) さん主演のミュージカル『スイート・チャリティ』(Sweet Charity) 。映画やテレビドラマにも多数出演している実力派女優さんが演じるチャリティがドンマーの狭い箱で観れて、2012年からドンマー・ウェアハウスの芸術監督を務めているジョージー・ルーク (Josie Rourke) さんが手掛ける最後の作品でもある本プロダクション。そんなわけで連日ソールドアウトが続いてい…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『Six』@ Art Theatre, London《2019.5.3ソワレ》

    2019年のGW渡英観劇旅行のラストはツイッターのフォロイーさんのツイートで気になっていた新作ミュージカルの『Six』を観てきました。『Six』はイングランド国教会の初代首長として歴史に名を残すチューダー朝のイングランド王ヘンリー八世の6人の妻達をガールズポップグループに見立てて、リード歌手の座を巡って不幸自慢大会ライブをするというストーリー。 Divorced, Beheaded, Died 離婚、斬首、死亡 Divorced, Beheaded, Survived 離婚、斬首、生存 というインパクトのありすぎるオープニングからガッチリ心を掴まれてクイーン達のライブをめいいっぱい楽しんできま…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『マチルダ』(마틸다, Matilda) @ LG Art Center, Seoul《2019.1.2ソワレ》

    2018-2019年の年末年始の締めの観劇作品はロアルド・ダール (Roald Dahl) の児童向け小説を元にしたイギリス発のミュージカル『マチルダ』(마틸다, Matilda) を観劇してきました。『マチルダ』は2011年にロンドンのキャンブリッジ劇場 (Cambridge Theatre) でオープンしてから今現在も10年近くロングランを続けているウェストエンドミュージカルの人気作品。ソウルでの公演は初めて英語以外での言語で『マチルダ』が公演されるということでも話題になったりもしました。私が観劇した回のキャストのみなさまは以下の通り。 マチルダ:ソル・ガウンさん ミス・トランチブル:チェ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『マリー・キュリー』(마리 퀴리, Marie Curie) @ Daehakro Art Theatre, Seoul《2019.1.2マチネ》

    2019年の観劇3作品目は大学路芸術劇場1でトライアウト公演中だった新作の韓国ミュージカル『マリー・キュリー』(마리 퀴리, Marie Curie) を観てきました。私が観た回のキャストのみなさまは上記のキャストボードの写真の通り、 マリー・キュリー:キム・ソヒャンさん ピエール・キュリー:パク・ヨンスさん ルーベン:チョ・プンレさん アンヌ:キム・ヒオラさん ジョシュ:キム・アヨンさん ポール:チャン・ミンスさん アメリ:イ・アルムソルさん のみなさまでした。 旧アルコシティー劇場。『マリー・キュリー』の公演が行われたのは大劇場の方です。↩

  • 【観劇レポ】ミュージカル『メイビー、ハッピーエンド』(어쩌면 해피엔딩, Maybe Happy Ending) @ DCF Daemyeong Culture Factory, Seoul《2019.1.1ソワレ, 2019.2.9ソワレ》

    2019年の観劇2作品目は韓国創作ミュージカル『メイビー、ハッピーエンド』(어쩌면 해피엔딩, Maybe Happy Ending) をチョイスした年末年始の観劇旅行。初演から爆発的な人気で観客から愛され、日本でも独自演出で2回上演されたこの作品。韓国の初演の終盤、アンコール公演ではそのあまりの人気っぷりにチケットが瞬殺で完売。そんなこともあり、日本公演は2回とも観劇しながらも韓国では観れずに悔しい思いをしていたのですが、今年に入ってやっと念願叶ってソウルでおへぷ1を観ることができました。その約一ヶ月後の千秋楽間際にも観劇したこの作品。私が観劇した回のキャストのみなさまは下記のみなさまでした…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『パガニーニ』@ Sejong Culture and Arts Center, Seoul《2019.3.31ソワレ》

    2019年2月半ばに始まったミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini)のソウル公演もついに千秋楽。大田公演から観劇していたこの作品の見納めのために今月3度目の渡韓をしてきました。千秋楽のキャストは以下のみなさま。 パガニーニ:KoN(イ・イルグン)さん ルチオ・アモス:キム・ギョンスさん コルレン・ボネール:イ・ジュニョクさん アキレ:パク・ギュウォンさん シャルロット・ド・ベルニエ:ユ・ジュヘさん アンサンブル: パク・ミンフィさん、パク・スヒョンさん、キム・ユハンさん、チョ・ヨンアさん、 サ・ダビンさん、ユン・ヨンソクさん、ユン・ヘギョンさん、キム・ジンソクさん、イ・ドフィ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『パガニーニ』@ Sejong Culture and Arts Center, Seoul《2019.2.16-3.16》

    去年(2018年)のクリスマスの時期にいち早く観劇したHJ Cultureと大田芸術の殿堂共同制作の新作韓国創作ミュージカルの『パガニーニ』(파가니니, Paganini)。希代のバイオリニストで作曲家でもあったニコロ・パガニーニを主人公に据えたこの作品。大田公演に引き続き、ソウルの世宗文化会館Mシアターで上演が開始されたソウル公演も2月の開幕週の週末に早速観に行ってきました。私が観劇した2019年2月16日の夜公演のキャストのみなさまは下記の通り。 パガニーニ:KoN(イ・イルグン)さん ルチオ・アモス:キム・ギョンスさん コルレン・ボネール:イ・ジュニョクさん アキレ:ユ・スンヒョンさん …

  • 【観劇レポ】ミュージカル『アランガ』(아랑가) @ TOM Theatre, Seoul《2019.3.9-2019.3.16》

    私のアランガ祭も中盤に突入。というわけでまたソウルに行ってミュージカル『アランガ』(아랑가)を観てきました。今回私が観たキャストのみなさまは下記の方々。 [2019.3.9 ソワレ] 蓋鹵(ケロ):カン・ピルソクさん 阿娘(アラン):パク・ランジュさん 都彌(トミ):アン・ジェヨンさん 道琳(トリム):キム・テハンさん サハン:ユ・ドンフンさん 導唱(ドチャン):パク・イネさん [2019.3.10 マチネ] 蓋鹵:パク・ユドクさん 阿娘:チェ・ヨヌさん 都彌:キム・ジチョルさん 道琳:ユン・ソクウォンさん サハン:イム・ギュヒョンさん 導唱:チョン・ジヘさん [2019.3.16 ソワレ] …

  • 【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(12月)

    2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その6、12月分です。12月は個別レポ完全制覇を達成!というわけでそれぞれの個別レポにリンクを貼っています。そしてやっと2018年の観劇記録が完了!

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ジキル&ハイド』(지킬 앤 하이드, Jekyll & Hyde) @ Charlotte Theatre, Seoul《2018.12.31ソワレ》

    2018年の観劇納めはミュージカル『ジキル&ハイド』(지킬 앤 하이드, Jekyll & Hyde) を観てきました。もはや私が説明するまでもないフランク・ワイルドホーン氏作曲作品の代表作とも言える超有名ミュージカルですが、私はこの時が初めての観劇。そんな私の初めてのジキハイ観劇の主役級キャストのみなさまは、キャストボードの写真の通り、以下のみなさまでした。 ジキル/ハイド:ホン・グァンホさん ルーシー:ヘナさん エマ:ミン・ギョンアさん

  • 【観劇レポ】ミュージカル『明洞ロマンス』(명동 로망스) @ Theatre Dasani, Seoul《2018.12.30ソワレ》

    2018-2019年の年末年始の観劇5作品目は韓国創作ミュージカルの『明洞ロマンス』(명동 로망스) を観てきました。前日の『風月主』に引き続き、二日連続でソン・ユドンさんが出演する舞台でした。2015-2016年の初演、2016年の再演に引き続き今期の『明洞ロマンス』はソウルでは三度目の公演。1 写真のキャストボードの通り、私が観劇した日のキャストのみなさんは以下のみなさまでした。 チャン・ソノ:ソン・ユドンさん イ・ジュンソプ:キム・スヨンさん チョン・ヘリン:チョ・ユンヨンさん パク・イナン:チェ・ホジュンさん ソン・ヨイン:チョン・ダヒさん チェ・ホンウィ:ジョンミンさん ちなみに初演…

  • 【作品紹介】ミュージカル『アランガ』(아랑가):2019年再演 全曲リストと楽曲紹介

    3年ぶりに再演された私の大好きな韓国創作ミュージカルの『アランガ』(아랑가) 。2016年の初演の際に作った全曲リストと楽曲紹介をもとに再演での変更点を踏まえて楽曲の内容、一部歌詞とその訳を簡単に紹介してみたいと思います。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『アランガ』(아랑가) @ TOM Theatre, Seoul《2019.2.16マチネ, 2019.2.17マチネ》

    高句麗、百済、新羅の三つの国が半島を割拠していた三国時代を舞台にしている韓国創作ミュージカル『アランガ』(아랑가)。2016年に初の商業公演を迎えた本作は、その年のイェグリン賞1でカン・ピルソクさんの主演男優賞をはじめ、様々な賞を受賞したことで話題になりました。『アランガ』は私が初めてどっぷりハマった韓国創作ミュージカルでもあり。2016年の初演の際は、たくさんの方々が『フランケンシュタイン』が上演されている忠武アートセンターの大劇場に吸い込まれていく中、同じ建物の地下の円形劇場に12回も通ったのでした。これぞ回転ドア観客2。 韓国のその年に上演された韓国オリジナルの創作ミュージカルに与えられ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(스토리 오브 마이 라이프, The Story of My Life) @ Baegam Art Hall, Seoul《2019.2.9マチネ, 2019.2.10ソワレ》

    いよいよ明日に迫った韓国版ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(스토리 오브 마이 라이프, The Story of My Life, 以下SOML) の今季の千秋楽。元々は2月から始まる別作品を中心に観るつもりで予定していた今年の初渡韓。色んな方々のSOMLの感想を聞いているうちにどうしても今季の全キャストが観たくなってしまい、観劇予定を大幅に変更してSOMLを2回観てきました。私の観劇日程とキャストのみなさまは以下のみなさまでした。 [2019.2.9マチネ] トーマス・ウィーバー:カン・ピルソクさん アルヴィン・ケルビー:チョン・ウォニョンさん [2019.2.10ソワレ] …

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ミッドナイト』(미드나잇, Midnight)@ DCF Daemyeong Culture Factory, Seoul《2018.12.30マチネ》

    2018-2019年の年末年始の観劇第4弾はソウル大学路のデミョン文化工場のライフウェイ・ホールへ。こちらの劇場でミュージカル『ミッドナイト』(미드나잇, Midnight) を観劇してきました。2017年にソウルでワールド・プレミアが行われた『ミッドナイト』。この作品は1930年代のソ連の一部であった頃のアゼルバイジャンを舞台にしたエルキン・エファンディエフ (Elchin Afandiyev)1 の戯曲、『地獄の市民たち』(Citizens of Hell) を原作としたティモシー・ナップマン (Timothy Knapman) の脚本によるミュージカル。ビジター、マン、ウーマンという物語…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『風月主』(풍월주) @ Uniplex, Seoul《2018.12.29ソワレ, 2019.1.1マチネ》

    2018-2019年の年末年始の観劇3演目目、そして2019年の観劇初めは韓国ミュージカル『風月主』(プンウォルジュ、풍월주)をユニプレックスの大劇場で観てきました。過去に来日公演もあったらしい『風月主』ですが、私が観劇するのは今回が初めて。シングルキャストの俳優さん以外はちょうど配役完全入れ替わりで観れる日程で観劇することができました。私の観劇日程とキャストのみなさまは以下の通り、 [2018.12.29 ソワレ](写真のキャスト表・左) ヨル:イ・ユルさん サダム:ソン・ユドンさん 真聖女王(チンソンヨワン):キム・ジヒョンさん 雲長(ウンジャン):チョ・スンチャンさん クンゴム:シン・チ…

  • 【コンサート】イ・ボムジェ ピアノコンサート (이범재 피아노 콘서트, Lee Beom Jae Piano Concert) @ Daehakuro Ja-U Theatre, Seoul《2018.12.29マチネ》

    2018-2019年の年末年始の観劇(?)2本目は韓国ミュージカル界でピアニスト、そして音楽監督としても活躍中のイ・ボムジェさんのピアノコンサートに行ってきました。ボムジェさんがピアニストを務めた時に私が観劇したことがあるのはミュージカル『ラフマニノフ』の全4回と『スリル・ミー』1回の合計5回1。特に『ラフマニノフ』では、ピアニストの方は主演ラフマニノフの分身と言えるぐらいの重要なのでとても印象に残っていたボムジェさんのピアノの演奏。そんなボムジェさんのコンサートに推し俳優様のキム・ギョンスさんがゲスト出演すると韓ミュ仲間の友達に教えてもらい、「これは行かなくては!」とチケットを入手して行って…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini) @ Daejeon Culture & Arts Center, Daejeon《2018.12.23》(Part 3)

    大田芸術の殿堂とHJ Cultureの合同企画として制作されたミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini)。2019年の2月から開始されるソウル公演に先立って、開館15周年記念公演として2018年12月21日から12月25日の5日間の期間限定で大田芸術の殿堂で行われた公演。いち早くその大田公演でミュージカル『パガニーニ』を観てきました。この記事はその観劇レポの第三部。前回、前々回のレポにも書きましたが、私が観劇したのは12月23日のマチネとソワレ。ネタバレ控えめで全体的な印象を書いた観劇レポのPart 1はこちら。 theatre-goer.hatenablog.com 事前にあ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ザ・デビル』(더 데빌, The Devil) @ Doosan Art Center, Seoul《2018.12.28ソワレ》

    2018年から2019年にかけた年末年始の観劇の第一弾はドゥサンアートセンターのヨンガンホールでミュージカル『ザ・デビル』(더 데빌, The Devil) を観劇してきました。2017年の再演の観劇では色々と撃沈してしまった本作品なのですが、こういうものだと思って観たからなのか思いの外楽しめた11月のリベンジ観劇。今回は前期はX-WHITEだったイム・ビョングンさんが演るX-BLACKが観たいというのと、ソン・ヨンジンさんのかっこいいマイクスタンドパフォーマンスがまた観たいということでチケット購入。といわけで、私が観劇した回のキャストはキャストボードの写真の通り、 X-WHITE(Xホワイト…

  • 【コラム】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』2018-2019年シーズン韓国キャスト紹介

    大好きな二人ミュージカル、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(The Story of My Life, 以下一部SOMLと略記) の2018-2019年冬シーズンの韓国キャストをご紹介したいと思います。韓国のパンフレットのキャスト順に倣って、紹介の順番は年功序列順で(笑) (本記事は以前書いた、作品紹介のブログ記事から分離した記事で、内容は元々作品紹介記事に書いていた内容と同じです。作品紹介記事は下記からどうぞ。) theatre-goer.hatenablog.com

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ランボー』(랭보, Rimbaud) @ TOM Theatre, Seoul《2018.12.1マチネ, 2018.12.31マチネ》

    「ランボー」と聞いて、シルヴェスター・スタローンを思い浮かべた人、はい挙手。実は私もその一人だったりするのですが(←)、ミュージカル『ランボー』(랭보, Rimbaud) はフランスの詩人、アルチュール・ランボーを題材にしたDouble K Film and TheatreとLiveの共同制作による2018年初演の韓国創作ミュージカルです。「韓ミュの人たちって本当に詩人が好きね〜」なんて思いながら眺めていた公演実施のニュースには、キャスティングされた俳優さんの名前として錚々たる大学路の人気ミュージカル俳優さんたちと並んで『スモーク』ですっかり気になる若手ミュージカル俳優の一人になったカン・ウニ…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini) @ Daejeon Culture & Arts Center, Daejeon《2018.12.23》(Part 2)

    大田芸術の殿堂とHJ Cultureの合同企画として制作されたミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini)。2019年の2月から開始されるソウル公演に先立って、開館15周年記念公演として2018年12月21日から12月25日の5日間の期間限定で大田芸術の殿堂で行われた公演。いち早くその大田公演でミュージカル『パガニーニ』を観てきました。この記事はその観劇レポの第二部。前回のレポにも書きましたが、私が観劇したのは12月23日のマチネとソワレ。両公演ともにキャストは以下のみなさまでした。 パガニーニ:KoN(イ・イルグン)さん ルチオ・アモス :キム・ギョンスさん コルレン・ボネール…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(스토리 오브 마이 라이프, The Story of My Life) @ Baegam Art Hall, Seoul《2018.12.22ソワレ》

    韓国の冬の風物詩になりつつあるミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(스토리 오브 마이 라이프, The Story of My Life、以下SOMLと略記)。2018年12月22日のちょうどクリスマス前の時期に今季のSOMLを初観劇できたのでその感想を書きたいと思います。私の今季SOML初ペアは写真のキャスト表の通り、 トーマス・ウィーバー:ソン・ウォングンさん アルヴィン・ケルビー:チョン・ドンファさん のお二人でした。プライベートでも仲がいいお二人と聞いていて楽しみにしていたこのペア。そんな二人の普段の仲の良さが滲み出ているように感じる、素敵なトーマスとアルヴィンでした。

  • 【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(11月)

    2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その5、11月分です。11月分は個別レポを書いていないのでそれぞれについて簡単に感想も書いています。

  • 【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(10月)

    2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その4、10月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンク、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。

  • 【観劇レポ】ミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini) @ Daejeon Culture & Arts Center, Daejeon《2018.12.23》(Part 1)

    大田芸術の殿堂とHJ Cultureの合同企画として制作されたミュージカル『パガニーニ』(파가니니, Paganini)。2019年の2月から開始されるソウル公演に先立って、開館15周年記念公演として2018年12月21日から12月25日の5日間の期間限定で公演が大田芸術の殿堂で行われました。気になるHJ Culture様の新作ミュージカルで推し俳優さんも出演。大田芸術の殿堂はソウルから2時間弱。ちょうど日本の三連休に公演期間が重なったのも遠征を後押しし、初めてKTXに乗り、初めて当日券に挑戦していち早くミュージカル『パガニーニ』を観てきました。私が観劇したのは12月23日のマチネとソワレ。両…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『1446』@ Theatre Yong, Seoul《2018.10.13-2018.12.1》

    2018年の5月に日本でもダイジェスト公演が行われ、評判になったHJ Cultureの新作ミュージカル『1446』。 渡韓したことある方にはウォン札の顔としてもおなじみの世宗大王。 その世宗大王の即位600年を記念して、2018年の10月頭から12月頭の期間にかけてソウルの国立博物館併設の劇場ヨン(竜)で本公演が行われました。 出演キャストのリストの中には、「HJ Cultureの社員」と冗談で言われるくらいHJ Culture様のミュージカル御用達な私の推し俳優様の名前も。 というわけで、短い公演期間の中で4回観ることができたのでその感想を書きたいと思います。 私の観劇日程とキャストのみなさ…

  • 【コラム】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』は誰の物語なのか?

    刻一刻冬が近づいてきている今日この頃、寒がりの私はコートが手放せなくなってきていますがみなさまはいかがお過ごしでしょうか? 私はクリスマスムードが高まるにつれて、ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』(The Story of My Life, 以下一部SOMLと略記)を 観たい欲求をどんどん拗らせています。先日ソウルで今季のSOMLが開幕を迎えたのものの、私が観れるのは来月の後半になりそうなので観たい気持ちは募るばかり。 ちなみに韓国では「ヒーリングミュージカル」と銘打ってPRされているSOMLですが、私は「ヒーリングミュージカル」であると同時にかなりの「抉られミュージカル」だと思っ…

  • 【作品紹介】ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』

    ミュージカル『ファン・ホーム』の日本初演を観てからというものの、「日本でもっと小劇場ミュージカルが観たい!」と常々思っていた気持ちがより一層大きくなりました。観たいものを観るためには地球の裏側に行くのもやぶさかではない私ですが、スーッと言葉が沁みてくる母国語公演もやっぱりいいなぁと最近しみじみ思うことが多く。ぜひ日本で演って欲しいなぁという気持ちもモリモリ込めて、私が好きな日本未上演のミュージカル作品を紹介してみたいと思います。韓国にミュージカルを観に行き始めてからは、好きな小劇場作品がどんどん増え続けているのですが、今回は『ファン・ホーム』が響いた方には気に入って貰えるんじゃないかなぁと思う…

  • 【観劇レポ】ミュージカル『スモーク』(SMOKE) @ Asakusa Kyugeki, Tokyo《2018.10.27ソワレ》

    期待以上だった韓国ミュージカル『スモーク』(SMOKE, 스모크)の日本語翻訳公演。観劇直後のふわふわとした高揚感に頭がぼーっとしているまま、その日のうちに初回観劇と全く同じキャストでのリピーターチケットを購入したものの、「やっぱりもう片方のキャストの方でも観たいよなぁ」と思いが脳裏を離れず、『スモーク』日本初演の千秋楽前日に再び浅草九劇を訪れて、鏡と煙のイサン(李箱)の詩の世界を堪能してきました。私が観劇した10月27日ソワレのキャストのみなさまは下記の通り。 超(チョ):木暮真一郎さん 海(ヘ):大山真志さん 紅(ホン):高垣彩陽さん ピアニスト:河谷萌奈美さん 初回の観劇レポはこちら。作…

  • 【観劇記録】2018年下期観劇まとめ(9月)

    2018年の下期に観劇した作品についての個人的な記録を兼ねたまとめ記事その3、9月分です。個別のレポを書いた作品はそちらへのリンク、個別レポを書いていないものは簡単に感想も書いています。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、satokoさんをフォローしませんか?

ハンドル名
satokoさん
ブログタイトル
Sparks inside of me
フォロー
Sparks inside of me

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用
Sparks inside of me

フォローできる上限に達しました。

新規登録/ログインすることで
フォロー上限を増やすことができます。

フォローしました

リーダーで読む

フォロー