それはなんてことない日 夕方 仕事を終えて家に帰る途中、蹴りやすそうな石が目の前にあったのでそれを蹴りながら帰った。 そしたら目の前から小学生の子供たちがわたしと同じように石を蹴りながら歩いてくる。 わたしは恥ずかしくなり石を蹴るのを咄嗟に止めた。今思うと何が恥ずかしかったのだろう。 同じ帰り道、わたしが歩く反対の歩道を子供を抱えて歩いている女性がいた。 その日は季節外れの少し暖かい日だった。 女性に抱きかかえられながらすやすやと眠る子供。その女性の肩には子供が着ていたであろう小さなパーカーがかかっていた。 わたしもああやって母親に抱きかかえられていたのだろうか、わたしの母親はいま何しているだ…
12月になった。今年も終わりだ。 今年は色々あった。会社も辞めた。 毎日が充実しているかと言われたら全くそんなことはない。 ただ全くつまらないかと言われたらそんなこともない。 ストレスが少なくなったかわりに、人としてのせわしなさはなくなった気がする。 考え方も大人になるわけでもなく、ただどんどん年老いてきた感じだ。 美味しいもの、食べたいものがあったら迷わず食べたほうがいい。お金があるなら食べた方がいい。食べたくても食べられない時が来てからじゃ遅いんだからと、今の職場にいるダイエット中の女の子に訴えかけているところだ。 そういうわたしはグミを食べるだけで一日を終えたりしている。 精神的に参って…
わたしには好きな人がいる。 でももう好きではないのかもしれない。 自分はまだ若いけど、若すぎると言われるような年齢ではなくなってしまったなと最近感じる。 そうして大人になるにつれて恋愛がなんなのかわからなくなる。 昔はどうやって人のことを好きになっていたんだっけな。 例えば学生時代は 同じ学校で、同じクラスで、好きな人をひたすら目で追いかけたりしていた。 子供の頃は会う理由を作らなくても、なんとなく好きな人には関われる環境だったような気がする。 そもそもわたしが身近な人ばかり好きになっていたのもあるとは思うが。 だとしても大人になってからは、何かと人に会うには理由がいるようになった。 社会人と…
最近わたしはめずらしく働けているなと思う。 以前は朝起きるたびに、会社に向かうたびに生きるのが辛くなっていた。 いまはちょっとだけ違う。 自分が生きることを許されているような気がする。 それはもう大袈裟でもなんでもなくて朝起きて仕事をしに家を出て、それなりに人と会話をして家に帰って寝ている。 と言ってもわたしは正社員でもなんでもない。 ただのアルバイトとして今は早朝から夕方までとある飲食店で働いている。 そこでは色んな人が働いている。店柄のせいか女性の方が圧倒的に多い。その中でわたしと同い年の人もいれば年下の大学生もいる。主婦だっているしバツイチの独身女性もいる。店長にいたってはわたしとほとん…
わたしはいまお金がない。 正確にいうとお金はあるしフリーターとはいえ働いているのでお給料ももらっている。 ただ自由に使うお金がないのだ。 家賃 光熱費 税金 食費 スマホ代 諸々でわたしの収入は消滅する。 正直何も贅沢しているつもりはない。 食費については1日500円も使っていないと思う。 わたしは精神障害があるので当分は正社員として働くのは難しいと病院の人にも言われた。 わたし自身もそうだと思う。 ただ贅沢が出来ない生活にももうだいぶ慣れた。 正社員として会社でバリバリ働いていた時はたくさんお給料をもらっていた。 けどその分、心をたくさん削っていた。 その心を補うようにわたしは買いたいものを…
良ければこちらから読んで欲しい。 でも読まなくてもいいです。 liegirl1chan.hatenablog.com liegirl1chan.hatenablog.com 2ヶ月ほど前にわたしは会社を退職した。 その会社を辞めてから、そこの最寄り駅を自然とわたしは利用しなくなっていた。 そんな時に、わたしはTwitterで仲良くなった人と会う約束をした。 久しぶりだった。友達がいないわたしにとってTwitterの人に会うのは貴重な時間だ。 その人とはその日初めて顔を合わせる。 お互いがよく行く場所ということで、わたしのいた前の会社の近くの駅に集まることになった。 2ヶ月ぶりの毎日通った道。な…
『パニック障害』の人、あなたの周りにはいるだろうか。 わたしは紛れもない『パニック障害』だ。 わたしが初めて入社した会社は、とても大きい会社で社会人であれば知らない人はいないであろう会社だった。 その当時は自分のやりたいこともあったし、自分に合っていると思い、その会社に決めていた。 最初は調子が良かった。 初めはたくさんの同期がいてみんな勤務地は全国バラバラになったけど、 それでもみんながいてくれれば頑張れそうだなぁとふわふわ思っていた。 優しい先輩も多かったし、上司は皆あたたかいひとたちだった。 でもそれは全部「最初だったから」 そんな優しさもあたたかさも全部きっと嘘だったんだ。 嘘じゃなか…
「それ一回教えたよね?」とか「また同じ失敗したら許さないから」と言わないで
働いているとそんな台詞をよく聞く。 その度わたしは胸が痛くなる。 わたしは物覚えが悪い。要領が悪い。 いままでの会社でも散々失敗をした。 そんなもの誰だってそうだよ、と言ってもわたしの中では人より劣っているという意識が拭えなかった。 もちろん仕事に関しては真面目に何事も取り組んでいる。 わたしは怒られることを誰よりも恐れていたからだ。 怒れられ方はたくさんのパターンがある 罵声を浴びせられ怒られる 静かに諭されるように怒られる 自分のいないところで遠回しに怒られる ネチネチ何度も怒られる 殴る 蹴る わたしはずっと疑問を持っている。 どうして指導する立場の人は一回で理解しないと怒るのか、同じ失…
わたしは高校時代2年間付き合っていた恋人がいた。 高校時代の2年間だ。 3年間ある高校時代の3分の2を占めている。 わたしの青春はその人に詰まっていると言っても過言ではない。 わたしの高校は複数の学科があるところだった。 当時は他学科の人間と付き合った人は謎の賞賛を浴びていたものだ。 それは他学科の方が外見が整っている人が多かったからだ。 今思えばそんなこともなかったが、隣の芝は青く見えるみたいなそんなところだったと思う。 わたしのその元恋人は他学科にいた人であったが、よくある友達の友達みたいな形で仲良くなることが出来た。 正直わたしはその人に一目惚れだった。 万人受けはしないけど、間違いなく…
わたしには今友達がいない。多分ひとりもいないだろう。 小学生の頃の記憶はほとんどないが、中学・高校とわたしはそれなりに友達がいた。 わたしはクラスのほとんどと万遍なく話せるタイプだった。 学年1のヤンチャ野郎も、つけまつげがバサバサで目が潰れてるギャルも、サッカー部のイケメンとも、美人な風紀委員とも、一人でいつも本を読んでる子とも、不登校の子ともよく話をしていた。親友と呼べるような子もいた。 大学も仲の良い5人組でなんやかんややっていけていた。 それなのに今は友達がひとりもいない。 わたしの友達がいなくなった経緯は、新卒で入った会社で過労と精神病で倒れたことから始まった。 そのことについてはま…
1ヶ月前にわたしは会社を退職した。 良ければこちらから読んで欲しい liegirl1chan.hatenablog.com 辛かった。本当に辛かった。けど毎日毎日通勤電車の中で泣き続ける日々から解放されたのだ。 今は絶賛フリーター。当たり前だけど収入は前よりも下がった。それでもただ当たり前に泣き続ける毎日に比べればなんてことない。普通に暮らしていける。何なら今は自分の好きな環境で働けていて十分すぎるほど満足している。 前提としてわたしは何かにつけて泣いてしまう。情けない話だ、何か相手に強く言われたり、自分が気にしてるところを突かれたりすると涙腺が崩壊しそうになる。 大人になってから自分はこんな…
わたしはしたことがある。それも何回も。 Twitterは今やっている"窓際少女いちちゃん"よりも前に他愛もないことを呟くアカウントを複数持っていた。 でもそれは本当に少ないフォロワー数で100人いるかいないかぐらいだったと思う。 こういうとフォロワーが伸びない言い訳に聞こえそうだけど、当時はたくさんのフォロワーが欲しいと思っていなかった。 ただ仲良くなれるたまにリプを交わしあったり当時は"いいね"ではなく"ふぁぼ"お気に入りを押してくれただけで嬉しかったものだ。 そうしてTwitterを続けていると、とあるDMがきたりする。 「いちちゃん今度一緒に遊ぼうよ」 こんなのTwitterの挨拶みたい…
退職。みんなは経験したことがあるだろうか。 わたしは今回を含めて2回目になる。 先日わたしは退職をした。 仕事ってめんどくさいよね、仕事って疲れるよね、とかわたしはそういうことではない。 正確にいうとそこまでのステージにいけていない。 わたしは仕事が"できない"のだ。 これの厄介なのは手足が不自由だとか、特別な重い障害があるからとかではない。 人としての能力がとても低いのだと思う。 そんなの考えすぎだよとか、みんなそんなもんだよとかもう何万回聞いただろうか。 わたしはただ人と10秒ほど会話しているだけで全身から汗が止まらなくなる時がある。 緊張してしまい頭が真っ白になり、呼吸が出来なくなってし…
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