今日 | 04/25 | 04/24 | 04/23 | 04/22 | 04/21 | 04/20 | 全参加数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合ランキング(IN) | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 1,034,342サイト |
INポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
OUTポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
PVポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
本ブログ | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 14,708サイト |
書評・レビュー | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 3,906サイト |
今日 | 04/25 | 04/24 | 04/23 | 04/22 | 04/21 | 04/20 | 全参加数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合ランキング(OUT) | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 1,034,342サイト |
INポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
OUTポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
PVポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
本ブログ | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 14,708サイト |
書評・レビュー | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 3,906サイト |
今日 | 04/25 | 04/24 | 04/23 | 04/22 | 04/21 | 04/20 | 全参加数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合ランキング(PV) | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 1,034,342サイト |
INポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
OUTポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
PVポイント | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0/週 |
本ブログ | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 14,708サイト |
書評・レビュー | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 圏外 | 3,906サイト |
爆弾は、東京中に仕掛けられた…?「スズキ」に翻弄される捜査官。彼の正体を掴み、爆発を食い止められるのか。
爆弾 作者:呉勝浩 講談社 Amazon 凄い物語だった。 「スズキタゴサク」とは、一体、何者なのか。 最後まで、その正体は明らかにされなかったのだが。 彼は、人間の「悪」を具現するものなのか。 それとも、「正」をひた隠しにしているだけなのか。 そもそも、「正」や「悪」は、どこにあるのか、 いや、どこにもないのか。 一人ひとりの中にある、「正」や「悪」は同じではないのか。 簡単に答えが出ない、問いの堂々巡り。 見た目、とぼけた印象の中年男が、些細な傷害事件で 野方署に連行された。 彼は「スズキタゴサク」と名乗り、 取調室で、秋葉原で爆発があるという「予言」をする。 直後、実際に秋葉原の廃ビルで…
「ごぶさたぁ~、元気だったぁ?」。変わらぬ町、変わらぬ家族の風景がまた、戻って来た。小路幸也さんの「ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン」を読む。
ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン 作者:小路 幸也 集英社 Amazon 「東京バンドワゴン」シリーズの十七作目。 これくらい続くと、大きな変化が無くても、 取り立てて事件が起こらなくても、 読めてしまう。 息の長いシリーズの強みか。 このシリーズに触れると、 昭和の香り、いや、それよりもずっと前の香りさえ感じる。 家や町のたたずまいばかりでなく、 この家族の、筋を通す生き方、暮らし方が、 昭和生まれには、原風景を見せてもらっているような気になる。 懐かしく、そして切ない。 季節ごとの行事がきちんと描かれていくのも、 楽しいし、嬉しい。 師走、正月、節分…、 父母や祖父母の居た風景が蘇る。…
「のっぽのバンビ」が、犯人の巧緻な計画を崩す。女刑事、花房京子の犯人の追い詰め方は。香納諒一さんの「逆転のアリバイ 刑事花房京子」を読む。
「花房京子」シリーズの二作目。 このシリーズは、初めから犯人がわかっている 倒叙形式が採られている。 この形式は、古くは「刑事コロンボ」、そして、 国内ミステリーでは「福家警部補」など、 数多くの作品で見られる。 犯人の視点で物語は進むことが多いので、 思い入れは犯人側に傾くこともある。 通常は、真犯人は、アイツかコイツか、 動機は、殺害方法は、、、など、 刑事たちの捜査と共に、読者も、ヒリヒリする。 それとは異なり、 刑事たちが、犯人を追い詰めていく その緊張感が重要だ。 主人公の花房京子は、警視庁捜査一課の女性刑事。 だが、なぜだか、いつも一人で行動する。 作品では、所轄の刑事たちが補佐役…
江戸庶民の暮らしを支える火消。「一人も死なせるな」、ぼろを纏った男たちの物語が熱い。今村翔吾さんの「羽州ぼろ鳶組」シリーズを読む。
火喰鳥――羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) 作者:今村翔吾 祥伝社 Amazon 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫) 作者:今村翔吾 祥伝社 Amazon 今、はまりつつある物語がある。 これまで楽しんだ時代小説も、捕物一辺倒だったが、 江戸の火消し、このシリーズは面白い。 これまでは、捕物帳の中に登場する町火消くらいしか知らなかったが、 武家火消というものが新鮮で、これほどワクワクする世界に これまで触れてこなかったのが、惜しいくらい。 人の生き方、男の生きざま。 武骨だが、真っ正直で、真正面からぶつかっていく、 その熱い心が直で伝わってくる。 男くさい、男ばかりの物語の中に、 加賀鳶の娘や…
シリーズ第3弾の剣持は、眠らない。町弁の業務を引き継ぎ、夜の都会を走り回る。新川帆立さんの「剣持麗子のワンナイト推理」を読む。
「剣持麗子」シリーズの第三弾。 やっぱり、「いい人」じゃん、と思う。 そして、故村山弁護士の業務を引き継いだり、 クライアントの犬の面倒をみたり、 また、別の件で、クライアントの家の床下に もぐりこまされたり、と、 一体、何やってんの、結構、お人好しなんだ、とも思う。 ま、大山淳子さんが描くところの、猫弁ほどのお人好しではないが。 だが、そういう受け取り方は、間違っているというか、 剣持に失礼なのか。 作品の中で剣持も言う。 「他人に何が分かるというのだ」と。 人間は、そもそも多面なのだ。 善いことをしながら、悪いことをする。 その反対も、またしかり。 剣持も、幾つもの顔を持っている。 だから…
お金至上の凄腕弁護士、剣持が、成功報酬・百数十億につられ、元彼の遺産相続をめぐる謎に挑む。新川帆立さんの「元彼の遺言状」を読む。
元彼の遺言状 作者:新川帆立 宝島社 Amazon TVドラマ化されると聞いて、 慌てて読んでみた。 濃厚なキャラの主人公、剣持麗子。 鼻っ柱の強さ、お金に対するスタンス、 相手が誰であろうと、行くときは行く押しの強さ、 こういう強めのキャラを持つ女性、 最近読んだ作品も登場したな~と思いながら。 キャラの強い女性が世の中に受け入れられてきたんだなと、シミジミ。 自分の性格の強さが分かっていそうな言動を見せながらも、 「いい人」ぶらない、潔さは、反対に気持ちがいいほど。 キャラの強さ、濃さが目立つけど、 死亡した、剣持の元彼の遺言が、 「自分を殺した犯人に全財産を譲る」という、 なかなかの面白…
ゾンビ、予言者、と来て、新たな敵は、巨人!剣崎比留子の推理は通用する?葉村は、ワトソンの使命を果たせるのか。今村昌弘さんの「兇人邸の殺人」を読む。
兇人邸の殺人 屍人荘の殺人シリーズ 作者:今村 昌弘 東京創元社 Amazon 「剣崎比留子」シリーズの三作目。 クローズドサークルを扱ったミステリーだが。 少々、異質だと思うのは、 シリーズの軸が、超人研究を行う班目機関の解明を 目的としているためか、 ゾンビだの、予知だの、超人だのといった異世界が登場すること、 そして、剣崎と葉村の関係性に、何か落ち着かない空気感があること。 二人の、相手に対する想いが、 関係をいっそう、複雑にしている。 お互いの「ホームズ」であることと、 「ワトソン」であること。 それに、こだわり過ぎる感があって、まるで、共依存だ。 この二人の「想い」が、謎の解明に、 …
元マル暴の刑事と、「なりすまし」刑事の凸凹コンビ。蓮見の事件、一応の決着を迎えたかと思いきや。加藤実秋さんの「警視庁アウトサイダー3」を読む。
警視庁アウトサイダー3 (角川文庫) 作者:加藤 実秋 KADOKAWA Amazon 「アウトサイダー」シリーズの三作目。 日本酒密造などの事件を片付けながら、 いよいよ、蓮見の父親の事件が決着を見る。 でも…、 陰謀を仕掛けた黒幕は別にいて…、ということで、 まだまだ、シリーズは続くようだ。 警察内部の陰謀、闇を取り上げる作品は多いが、 だましだまされで、どうしても重さが増し、 長々と続くと、疲れてくる。 主人公、蓮見のキャラは、今一つ、気が許せない部分があり、 惚れ込むほどの魅力を感じないのだが、 相棒となる架川は、マルボウ丸出しのいでたちや、 言動が、なんか、可愛らしい…。
紙の専門家、紙鑑定士・渡部が挑む謎は、紙、フィギュア、コスプレ…? 今回の相棒は、フィギュア作家。歌田年さんの「紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪」を読む。
紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 作者:歌田年 宝島社 Amazon 「紙鑑定士」シリーズの第二弾。 ミステリーでは、刑事や私立探偵は別として、 様々な職業の人物が、名探偵役を振られている。 そのたびに、その職業にまつわる情報、蘊蓄が、 ミステリー小説だから、それほどの量ではなくても 紹介される。 作品の面白さとは別に、その蘊蓄、情報は、 興味深いものもある。 これまでにも、薬剤、特許、昆虫。。。と、 専門知識が披露されるので、 興味を惹かれたら、掘り下げてみるのもいいのだろうに、 根っからの怠け者で、なかなか、知識は増えない。 このシリーズの主人公、渡部の職業は、紙鑑定。 紙鑑定士とい…
多くの人に愛でられる桜ではなく、ひっそりと咲く桜。桜星としての矜持を最後まで貫いた男、亀尾。そして、植木礼三郎が登場。神家正成さんの「深山の桜」を読む。
深山の桜 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者:神家 正成 宝島社 Amazon この作家さんの初読みが、「桜と日章」だった。 これが、植木シリーズの三作目だったので、 そこから、前へ前へと。 植木という、オネエ言葉を操る男は、 硬いイメージの自衛隊とは対照的で、 イロモノ扱いなのかと、思ったのだが。 後の作品では、名探偵役の植木礼三郎は、 ここでは最後まで、主人公、亀尾のサポート役だった。 三作目から読んだワタシとしては、 始めから緊張、そして重い空気の中、物語が進むところ、 植木の登場で一挙に空気が変わった感じで、待ってました! 自衛隊員が直面する現実に、 そして、圧倒的な描写に…
決着は目前か。うら交番のジンクスは、ケッペーや平野の運命はどうなる。内藤了さんの「TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平」を読む。
TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫) 作者:内藤 了 KADOKAWA Amazon 「東京駅おもてうら交番」シリーズの七作目。 いよいよ、結末に近づいてきている。 今作の犯人の結末は、少々、消化不良で、 また、昔から続いているらしい「組織」の話も、 まだ、実体がつかめない感じで、 どんな結末が用意されているのか、期待が大きくなる。 このシリーズは、過去と現在が繋がる謎を解き明かすという目的で、 一つひとつの事件は、真相に繋がる伏線のようなものか。 得体のしれない過去の「怪物」が、 「地下道」を通り、現代に姿を現す。 それは、何とも恐ろしいことなのだが、 「悪意」とい…
心が温まる、ばかりではない。犬と暮らすには、それなりの覚悟が必要…。近藤史恵さんの「シャルロットのアルバイト」を読む。
シャルロットのアルバイト 作者:近藤 史恵 光文社 Amazon 元警察犬、「シャルロット」シリーズの二冊目。 ペットを巡る、日常の、軽い、軽い謎解きで、 相変わらず、読みやすい。 でも、内容は、軽いばかりではない。 ペットも、生き物であるという大前提は、 誰だってわかっているはずなのだが。 「いのちを預かる」責任は、あまりにも重い。 夫を亡くした寂しさで、亡くしたばかりの頃は、 犬を飼いたい、なんて、思った時もあったが、 寂しさを埋めるだけのために飼うことは、 やはり、無責任と、今は自粛している。 そんなこんなも伝えてくれる作品で、 寂しかったら、こんなに温かい動物たちが登場する物語を読んで…
「人間」検事の、それぞれの活躍。「正」も「悪」も一筋縄ではいかないが、事実に真摯に向き合う姿は爽やかだ。直島翔さんの「恋する検事はわきまえない」を読む。
恋する検事はわきまえない 作者:直島翔 小学館 Amazon 「転がる検事に…」の続編。 前作の主人公だった、久我周平、そして、 新米検事の倉沢、「特捜部初の女性検事」だった常盤などが、 今作ではそれぞれ、短編の主人公を務め、 それぞれの正義を追い求めていく。 倉沢の異動先での活躍もさることながら、 前作でも魅力的だった常盤の人物像が、さらに深く描かれ、 魅力はどんどん、増していく。 その代わりと言ってはなんだが、 久我自身の出番が少なく、少々物足りなかったが、 最後の編で、彼の周辺が騒がしくなりそうな雰囲気が見られ、 続編に期待、か。
国際マラソンレースのランナーにテロ組織からの脅迫状が。特別編成チーム、MITのリーダー、下水流が挑むのは…。長浦京さんの「アキレウスの背中」を読む。
アキレウスの背中 (文春e-book) 作者:長浦 京 文藝春秋 Amazon 国際マラソンレースが東京で開かれる。 このレースは、賭けることができるもので、 日本版ブックメーカーの試金石の意味合いがあった。 レースの妨害を企む国際テロ集団から、優勝を期待される日本のランナーに、 脅迫状が届く。 警察庁が設立した特別チーム、MITに、 警察の各部署から精鋭が集められ、 そのリーダーに、女性刑事、下水流(おりずる)が任命される。 テロとは無縁の部署で勤務してきた下水流は、 どうして自分が選ばれたのか、上の意図が見えない中、 それでも必死に、テロ対策、そして捜査を続ける。 国家の威信、スポーツビジ…
「困っている人には何かしてあげないと」、小五の咲陽は、「父親が家に帰ってこない」と言う同級生の小夜子を家にかくまうのだが…。天祢涼さんの「陽だまりに至る病」を読む。
陽だまりに至る病 (文春e-book) 作者:天祢 涼 文藝春秋 Amazon 前二作ほどの切なさは、感じなかった。 それは、この作品に登場する、小五の二人の女の子、 咲陽と小夜子が、なかなかのたくましさを備えているからだろうと思うのだ。 彼女らは、大人ではないが、子どもでもない。 小夜子のたくましさは、生い立ちのせいもあるだろうが、 咲陽は、真実に傷を負いながらも、 打ちのめされて終わり、というわけではない。 小夜子の心を思いやる、それこそ、大人顔負けの 洞察力を持っている。 咲陽が事件に関わっていく導入部分には、 とまどいというか、違和感を覚えてはいた。 ま、大人顔負けの思考と、行動力を持…
マンホールに押し込まれた死体、街灯に吊り下げられた死体…、被害者は、すべて警察関係者だった。六本木の街に、何が起こっているのか。銀ジロウさんの「Darkness」を読む。
Darkness 作者:銀ジロウ 幻冬舎 Amazon 六本木警察署管内で発生した殺人事件の被害者は、 刑事だった。 遺体の口には、コカインが入ったビニール袋が 押し込まれていた。 その後、次々に警察関係者の死体が見つかり、 その口からは、必ず何かを暗示するものが見つかる。 警官が狙われるわけは…、 怨みか、報復か。 六本木警察署の、園山を始めとする刑事たちが、 一斉に、捜査を開始する。 シーンは、目まぐるしく変わり、 管内で発生する事件が次々に描かれていくこともそうだが、 芝居がかった情景描写で、 このまま、TVの刑事ドラマに使えそうだ。 ただ、そうした事件が、警察官が狙われる事件の伏線かと…
新しいヒーローは、科学捜査鑑定人、氏家。古巣の科捜研を相手に、真実を追求する。中山七里さんの「鑑定人 氏家京太郎」を読む。
鑑定人 氏家京太郎 作者:中山七里 双葉社 Amazon シリーズものが多い作家さんの作品を読んだとき、 別作品の登場人物が、顔を見せてくれた時は、 嬉しくてたまらない気持ちになる。 この作品の場合、「ヒポクラテス」シリーズの光崎や、 千葉県警の高頭警部が、同じ舞台に上がってくれた。 元科捜研の氏家が、民間の鑑定センターを設立し、 刑事事件に関する鑑定に関わっていくという物語で、 これも、シリーズ化、ありか? 近頃、警察や、その関連機関内部の対立、人の悪意といったものが、 よく取り上げられるが、 真相に関わる場合仕方ないが、 ドロドロ感情で、主人公などが疲弊するのを見るのは、 スッキリしない。…
冷静な薬剤師、毒島さんと、ホテルマン、爽太との仲は…。今回は、漢方医学の話が盛りだくさん。塔山郁さんの「病は気から、死は薬から・薬剤師毒島花織の名推理」を読む。
病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者:塔山 郁 宝島社 Amazon 毒島さんシリーズも四作目。 この前、TVドラマの中で、クリプトコッカス症が登場した。 これ、このシリーズで、知識として仕入れていたから、 鳩のいる公園が出てきたシーンで、すぐ思いついた。 自慢にも何にもならないが。 相変わらず冷静な毒島さんと、 なかなか、その仲が進展しない爽太。 今回は、ライバル出現かと、思わせられたけど。 今回は、医薬品ネタより、サプリメントや生薬に関する情報が 多かったが、それなりに面白かった。 ただ、漢方医学の話が多かったためか、 毒島さんの…
人が隠す、心の奥底をどうしても、暴かざるを得ない。これは、癖なのか、性なのか。とんでもない探偵、みどりの、あくまでも苦い五つの物語。逸木裕さんの「五つの季節に探偵は」を読む。
五つの季節に探偵は (角川書店単行本) 作者:逸木 裕 KADOKAWA Amazon 装丁のホンワカとした雰囲気にだまされた。 悪い意味での裏切りでは、ない。 高校生から社会人へ。探偵の素質を持ったみどりが、 本当に探偵になって、仕事をこなしていく過程、 これは、決して甘いミステリーでも、成長物語でもない。 大人の、苦味満載のストーリーである。 みどりは、とんでもない探偵だった。 真実の知りたがり、人が隠し持っているものを覗きたいという欲求、 こんな癖、あるいは性。 人に疎まれても、人の内面を見たいという欲求、いや、欲望は、 みどりの業を見せられているようで、 いささかだが、途中から、ゾクゾ…
型破りだが凄腕、大胆かつ緻密、特許侵害問題に立ち向かう女性弁理士、ニュー・ヒロイン登場。南原詠さんの「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」を読む。
特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 作者:南原詠 宝島社 Amazon 弁理士という職業も、そして、特許というものに関しても、 全くと言っていいほど、知識がない。 それに、Vチューバ―に関しても。 仕掛けた罠にしたって、 知識があれば、もっと、楽しめたのかもしれない。 主人公は、女性弁理士の’大鳳未来。 型破りで、際立ったキャラの持ち主。 ぐいぐい押していくタイプだから、 何があっても、きっと、 収まる所へ、収めてくれるものと。 そんな安心感がありつつ、ヒリヒリ感も 持たせてもらえる。 クライアントが抱えるVチューバ―に、 振り回されながらも、引き寄せてしまうのも、 大鳳の魅力の一つか。 「あ…
「ブログリーダー」を活用して、ohoba3さんをフォローしませんか?