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そろそろ店じまい? https://f8blog.hatenablog.com

40代のくたびれたおっさんゲイの雑記です。旅行、カメラ、楽器、山、植物、親の介護など。四十肩痛ぇ〜。

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2018/08/19

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  • いて座の散光星雲いろいろ

    梅雨が近づいて天気の悪い日が増え、さらに、たまに週末晴れてもちょうど満月と重なったりして、天体観測ができない時期が続いた。で、いったんしばらくやらなくなると、途端に準備その他が面倒になり、また、寝不足でない週末が快適に感じられたりして(笑)、気がついたらもう夏になっていた。夏になると今度は蚊に刺されまくるので、夜に屋外で長時間過ごすのはますます気が引けてしまう。思えば子供の頃も、天体観測はほぼ冬にしかやっていなかった記憶がある。 が、ここに来て星雲を見る楽しみを知ったおじさんである。星雲と言えば、天の川がよく見える夏、特にいて座は外せないのである。いて座という星座は、自分の誕生月の星座でもある…

  • カニには見えないが…

    惑星状星雲の話が出たところで、ついでにカニ星雲である。 おうし座の「カニ星雲」M1 こちらは惑星状星雲よりさらに不定形で、なんかモヤモヤした煙みたいな見た目である。それもそのはず、惑星状星雲は、寿命の尽きかけた星が白色矮星になる過程で放出したガスが、紫外線で照らされて光って見えるものだが、こちらカニ星雲は、もっと質量の大きな巨星が超新星爆発を起こして、木っ端微塵に吹き飛んだ残骸なのだそうな。 この爆発は、1000年くらい前に地球からも見えたようで、藤原定家の日記『明月記』に記録が残っている。これは定家自身が直接見たわけではなく、彗星を見て客星(ある時突然現れてしばらくするとまた消える星)に俄然…

  • だってただのガスでしょ?

    「星雲」の話である。 天体観測・天体写真と言うと、「星雲」が花形だったりするわけである。きれいな色の散光星雲だったり、不思議な形の暗黒星雲だったり。 が、どうも自分はあまり「星雲」に興味がなかったんである。丸い形で実体として浮いてる惑星とか、星がぎっしり集まった球状星団や銀河と違って、なんか、不定形のモヤモヤした雲みたいなもんでしょ? 言ってもただのガスじゃん、みたいなw。しかも、惑星状星雲にいたっては「残骸」みたいなもんだし。死にかけの星が放出したガスが紫外線でボーっと光ってるなんて、なんか悲しい、てか何ならちょっと怖いw さらに、これら星雲は、光害地では銀河よりさらに見えづらいらしいとのこ…

  • 冥王星を見た話

    星図をたよりに天王星と海王星まで見て、太陽系の惑星は全てこの目で観察することに成功したおじさんである。 そう、冥王星は惑星じゃなくなったのだ(なんか「準惑星」とかいうくくりになったらしい)。実は冥王星の明るさは14等星くらい。うちの望遠鏡の限界等級は12.8等らしいので、そもそも見たいと思っても見えない。冥王星を見なくても、「惑星は全部見た」ことになるのだから、むしろ惑星から外れてもらってある意味好都合だったのかもw …あれ? そう、実はこないだ撮影したクエーサーB1422+231は16等星くらい。眼視ではなく、カメラで撮影するんだったら、実は14等星の冥王星も、余裕なんじゃね? うん、やはり…

  • 119億。

    というわけで、B1422+231、である。 もうほぼ意味不明の呪文だがw、これがおじさんが次に目標にした天体の名前なんである。前回(3C273)に引き続き、クエーサーである。そして、今回のやつは、前回(24億光年)よりもさらに遠い(じゅる…) 前回、13等星の3C273を撮影してみたところ、写真では思ったより明るく写ったのである。さらに、画像にはもっと暗い星もいくつも写っているように見える。星図と見比べてチェックしてみると、どうやら16等星くらいまでは確認できそうな勢いである。 …ひょっとして、もっと遠いやつも行ける? さっそく、ネットを探してチェックだ。同じようなことを考える人がいるのか、「…

  • クエーサーを見た話

    さて、1億光年超えの遠い銀河の撮影にも成功して、すっかりご満悦の初心者星見おじさんである。しばらくはこれで「遠くが見たい欲」もおさまっていたのだが、人間の欲というのは果てしないもので、しばらく(数日w)すると、もっと遠くが見えたりしないものかと考えるようになった。 遠い天体、と言えばクエーサーである。現在では「活動銀河核の一種」ということで解決しているようだが、自分が子供の頃にはまだ存在自体が発見されたばかりで、やたら遠くてサイズはそれほど大きくないのに(太陽系一つ分くらい、とかの大きさらしい)、とんでもない量のエネルギーを放出している謎の天体、という扱いだったと思う。クエーサーというのは、q…

  • より遠く、より遠く、より遠くw

    近代オリンピックのモットーは、citius, altius, fortius「より速く、より高く、より強く」なのだそうだが、それにならえば、おっさんの最近のモットーは、 longius, longius, longius「より遠く、より遠く、より遠く」である。そう、もちろんまたもや、星を見る話だw(というか、もはやここにはそれ以外ない) 曲がりなりにも、天体写真(的なもの)を撮れる環境を整えて、眼視では見えない淡く暗い銀河を次々に見て楽しんだ2022年の春であった。系外銀河というのは、我々の銀河「系」の「外」にあるわけなので、最低でも、銀河系の範囲(直径10万光年)よりはおおむね遠いところにあ…

  • 終わりよければ全てよしw

    さて、アクリル箱を使ったお手製のテキトー台座で、軸の偏芯にもめげず、モーター追尾による天体写真を撮ることに成功してしまったおじさんである。もちろん、よく見ると、というか、よく見るまでもなく汗、星は微妙に流れていて、全然きっちり止まってはいないのだが、まあ、これくらいは許容範囲だ。そもそも40年前のグラグラ赤道儀だし、主鏡はカビてるんだしね(こればっかw)。 というわけで、ちょうど頃は3月も半ば、夜半におとめ座が真南の見やすい位置に来るのをいいことに、眼視では全然見えないおとめ座銀河団の暗めの銀河を片っ端から探訪して(もちろん、しょっちゅう迷子にはなりましたよ、ええ)、「うーん、楕円銀河やレンズ…

  • 苦節40年(違う)、ついにモーター追尾撮影に成功!

    さて、勢いで買ってしまったEQ5赤道儀用の赤経モーターを、うちの40年選手の初代ポラリス赤道儀にくっつけようという試みである。あきらめて大人しくドリルを買って、金属加工の練習から始めようかとも思ったのだが、はて、もうちょっと簡単な方法はないもんか… …樹脂で台を作ることにすれば、うちにある道具でもいけないか? さっそく、なるべく固そうなアクリルの小さな箱的なものを用意する。赤道儀の側面には、おそらく本来のMD5モーターを固定するための平らな部分があって、6mm径のネジが2つ付いている。それを外してから、アクリルの箱をあてがって、ネジ穴部分に印をつける(ザ・現物合わせw)。うちの道具箱にあったキ…

  • 失われたモーターを求めて(注:最初から付いてない)

    さて、やっぱりモータードライブが欲しい、となったわけなのだが、何しろ40年以上前のオンボロ望遠鏡、前にも書いたが、これ用のモーターなどもう売ってないのである。専用品はビクセンのMD5というタイプなのだが、オークションなどにも今ちょうど出ているものはない(この次のタイプらしいMD6というのはちょこちょこ出品されるようなのだが、使えるのかどうか全くわからない汗)。なんとか代替品はないのかと思うのだが、何しろニワトリくらいの脳味噌しかないもんで、これがまあ、調べてもよくわからん。 世の中には、モーターを自作してしまうツワモノなんかもいるようなのだが、ネットにあがっているそうした情報のページなどを見て…

  • やっぱ時代は電動w

    結論から言うと、追尾なし、あるいは手動でのテキトー追尾でも、銀河を写すことは可能である。 …「写すだけ」ならね。(^_^; 目標に定めたのは、以前(と言ってもほんの10日ほど前だけどw)眼視では全く見ることができず、涙を飲んだ、しし座のM65、M66銀河である。前の時と同様、まずはファインダーでだいたいこの辺という所まで合わせてから、本体で見る。前回との違いは、覗くのが接眼レンズではなく、カメラに繋がったコンピューターの画面という点だ。 …ほえ? なんじゃこりゃ。どこ見てんだか全然わかんねーや汗 接眼レンズを使う場合は、まず低倍率で覗いて場所を確認してから、目標の天体を視野の中心に入れて、高倍…

  • カメラを買ってはみたものの…汗

    さて、ほぼ勢いで、天体用CMOSカメラをふらふらと買ってしまった初心者星見おじさんである。望遠鏡とコンピューターに繋いで、撮影できるようになったところまではよかったのだが、実はうちの機材には、このカメラを繋いで天体の写真を撮るには、根本的にとても大きな問題があったのである。 …うちの赤道儀には、モータードライブがついていない汗 星ってのは動いているんである。と言うか、地球が自転しているせいで、地上から見ると動いて見えるのだ(厳密に言うと、星自体も実際動いているらしいのだが、通常目に見える動きは、この日周運動というやつである)。肉眼では全く認識できないくらいのとてもゆっくりした動きだが、望遠鏡は…

  • 天体用カメラ?

    懸案の球状星団や銀河も、40年前の望遠鏡で曲がりなりにも見ることができてご満悦のおっさんなのだったが、しばらくすると、それでもやはり全く見えないものも結構あることが気になってきたのである。てかよく考えてみたらこれって、一番明るくて見やすいいくつかのものを除くと、逆に他は一切見えないってことじゃね?汗 実はこれらも、写真に撮ると見えるということはわかっているのだ。そう、そもそも望遠鏡など使わなくとも、普通にデジタルカメラを夜空に向けて、絞りf2.8〜4、感度1600か3200くらいでシャッターを4〜5秒間開けるだけで、肉眼では望遠鏡でも一切見えなかったM65もM66も、拡大すると存在がわかる程度…

  • 接眼レンズを買ってみる

    望遠鏡で星を見るには(少なくとも、眼視での観測には)、鏡筒本体の他に接眼レンズ(アイピース)が必要なわけである。で、うちにある接眼レンズは、はじめからセットで付いていた、20mm、12.5mm、5mmの3本である。うちの鏡筒は焦点距離1000mmなので、これでそれぞれ、50倍、80倍、200倍の倍率になる(倍率は、鏡筒の焦点距離÷接眼レンズの焦点距離で求められる)。 別にこれで困るということではないのだが、このアイピースのセットには、昔からちょびっと不満をもっていた。まず、50倍の次が80倍というのが中途半端で、わざわざ付け替えても実際の見え方にあまり大きな変化がない。どうせなら10mm、ちょ…

  • メキシコの帽子?

    夜更かしをして球状星団M3を見た時のことである。うしかい座のアルクトゥールスからたどってM3を探したわけだが、うしかい座が天頂付近に見えているということは、同じく春の星座の代表のおとめ座も真南の方に見えているということだ。おとめ座という星座は、α星のスピカ以外はなんだか暗くて、うちからは肉眼では全然見えないのだが、スピカだけは南の空に白く光っているのが確認できた。おとめ座にはそういえば、ソンブレロ銀河ってなかったっけ…「ソンブレロ銀河」M104。ちょうど真横から見る形の、端正な紡錘形をした銀河で、真ん中に真っすぐに暗黒帯の線が入ったところが、メキシコのソンブレロ帽みたいに見えるということで、そ…

  • 球状星団も見えた!

    さて、ついに望遠鏡で銀河を見ることに成功してすっかりイケイケな初心者星見おじさん、次はいよいよ、これまた前に失敗した球状星団の観測に挑戦である。が、おそらく一番見やすいらしいヘラクレス座のM13は、この時期(3月初め)のうちの南向きベランダでは、夜明け近くなっても見える位置まで来ないらしいことが判明。他にはないかと探してみたところ、りょうけん座のM3というのも、同じくらい大きくて明るくて見やすい球状星団だということがわかった。 …でも、りょうけん座ってだいぶ北の方にない?汗 基本的に、うちのベランダから北の空は見えない。が、星図を確認してみると、M3はりょうけん座の領域の中でも一番南の方にあっ…

  • ついに銀河を見た!

    さて、どうにも銀河や球状星団が見えない(泣)、ということで、一番見やすいと思われるものを調査して、これが見えなければ今の環境・機材ではいよいよ無理、という背水の陣で臨むことにしたオッサンである。狙うはおおぐま座のM81, 82銀河とヘラクレス座のM13球状星団。ヘラクレス座は今の時期(2月の話です)、明け方近くならないと見えてこないので、まずは銀河から行くか。が、ここでまたちょっとした問題が… おおぐま座はうちのベランダからは見えない汗 M81, 82は北斗七星の近くにある。つまり、北の空だ。うちのベランダは南向きなので、天頂より北側は全く見えない。おおぐま座、こぐま座、カシオペア座などは軒並…

  • 系外銀河も見えない話(泣)

    さて、楽しみにしていた球状星団が全く見えずにガッカリ、の初心者星見おじさんだったのだが、並行して「アンドロメダ以外の系外銀河を見る」プロジェクトwも進行中なわけである。なんか、銀河の方がさらに見づらいようなイメージあるんだけど、大丈夫だろうか汗 ちなみに、我々の銀河系の外にある系外銀河というのは、銀河系内の星が濃い方角では、手前の星々や星間物質などが邪魔になってよく見えないのだそうな。銀河系の端にあたるさびれた田舎の方ほど、隙間が多くて外がよく見えるのだそうで、具体的には、おとめ座とかかみのけ座の方角がそうらしい。「宇宙の窓」とか呼ばれている。そういえば、「おとめ座銀河団」とか「おとめ座超銀河…

  • 球状星団が見えない話

    さて、念願の天王星もけっこうあっさり見ることができてますますいい気になっている星見おじさん、次はいよいよ満を持してこれまた念願の球状星団に挑戦である。が、ここで一つ問題が。 球状星団ちゅうのは銀河系(天の川)の中心方向にたくさん分布しているのだそうで、天の川の濃く見える方向=いて座・さそり座などのいわゆる「夏の星座」の方向にいっぱいある。つまり、冬の空(天の川が全体として薄い)にはあんまりない。 あっちゃー、夏まで待たんとだめか。(ちなみにこれは2022年2月の話) と、ここで朗報が。例によってネット上を検索してみると、「冬に楽しめる数少ない球状星団の一つ」とかいう記述があるのを発見。なになに…

  • 天王星を見た話

    さて、いろいろな散開星団を覗いて、肉眼で見えない天体を望遠鏡で見る楽しみにすっかり味をしめた星見おじさん、ここで今度は、もっと小さかったり暗かったりで難易度の高い、球状星団や系外銀河なんかも見てやろうと思ったわけである。特に、系外銀河はアンドロメダ銀河だけ昔どこかで肉眼で一度見たことがあったのだが(うちあたりでは全く見えないので、どこかへ出かけた時だったのだと思う)、球状星団は文字通り一度も実物を見たことがないので、死ぬまでに一度はこの目で見てみたい。ふんがー。 というわけで、「今年の目標」とか立ててみた(注:これは2022年2月の話です汗)。 1. 天王星を見る。土星までの惑星は肉眼でも見え…

  • 散開星団を見た話

    さて、実際に設置して覗いてみたら、40年以上放置してあったのに意外と普通に見えるということが判明した望遠鏡で、その後も、オリオン座の大星雲だのおうし座のプレヤデス星団だの、あるいは金星だの火星だのといった、肉眼でも位置が確認できる天体をちょこちょこ覗いてみて、「お、見える見える、懐かしいねぇ」とご満悦の、かつて星見少年だったおっさんである。よし、次はいよいよ、ガキの頃には果たせなかった、肉眼では見えない天体を覗いてみるのに挑戦だ。 肉眼で見えない天体を手動で導入する時のコツは、ファインダーや接眼レンズごとの視野角をだいたい把握しておくこと、つまり、星図上のどの範囲が今見えているのかをおおよそわ…

  • 40年ぶりに木星を見る

    さて、中華製部品の助けを借りて復活した40年以上前のオンボロ望遠鏡、いよいよ実際に空を覗いてみることとなったわけである。2022年2月のある暮れ方のこと、日没を待ちかねるようにして、狭い2階のベランダにガタガタと機材を一式持ち出して、設置した。さて、何を見るべかな。 と言っても、何しろ建て込んだ住宅地の狭いベランダ、空は南から西にかけての一角しか開けていない。見える星は実は限られている。日没直後の空をざっと見渡すと、おうし座、オリオン座、ぎょしゃ座、ふたご座、おおいぬ座、こいぬ座あたりが確認できた(昔とった何とかで、1等星2等星くらいなら意外とどれがどれだかおぼえていた。冬の星座は明るい星が多…

  • ファインダーが真っ二つ(物理的に)

    さて、出してみたら主鏡がカビカビだったけど、分解して拭き拭きしてみたら意外ときれいになってイケるかな、な40年もののオンボロ望遠鏡だったのだが、いよいよ覗いてみようとすると、さらに問題が発生。 …ファインダーがぶっ壊れてた。しかも、比喩的な意味ではなく、文字通り物理的に真っ二つ汗 真っ二つ(物理的にw) はぁ? 一体何だってこんなことになってんだ? 一体何をしたんだ昔のオレ。(^_^; 途方に暮れていじっているうちに、40年前の記憶がだんだん蘇ってきた。 ファインダースコープはそもそも照準器なので、中に十字線が張ってある。それがある時切れたのだった(これ自体はよくあることらしい)。で、物の本に…

  • カビてましたが…

    と、いうわけで、突如40年以上前の天体望遠鏡を押し入れの奥から引っ張り出すことになったわけである。さんざん苦労してボロボロの段ボール箱を引きずり出し、中身を取り出して組み立ててみる。意外と覚えているもので、ちゃっちゃと組み上げることができた。おお、久しぶりだなぁ。てか、なんか思ったよりでかいな。しかもこんなに重かったっけこれ… 40年ぶりの雄姿w うちの望遠鏡は、ビクセン製の口径10cm、焦点距離1mのニュートン式反射望遠鏡で(RP100という型番がついている)、初代のポラリス赤道儀に金属製のピラー脚がついたものだ(この脚が重くて、セットで20kgほどある。子供の頃には、木製の三脚の方がよかっ…

  • 突然の星見おじさん

    (ごく個人的な備忘録です。) ここに来て突然、天体観測にはまっている。それも、だいぶ深々とはまっているw 50のおっさんが一体なにやってるんだ、と自分でも思うのだけれど、夕方になるとそわそわし出して、夜晴れていれば、毎晩のように望遠鏡を引っ張り出して夜空を覗いている。もともと宵っ張りのところを、2時3時まで外で夜風に吹かれて過ごしたりしているので、当然のことながらすっかり寝不足で、昼間はやたら眠くてとてもまずいのだが汗、なかなかやめられないんですなこれが。だって楽しいんだもんw(オヤジが何言ってるのやら。さすがに最近は平日は控えるようにしてます。(^^;) だいぶ以前にこのブログでも書いたのだ…

  • 【監視員が】トッカグンの超自衛隊式防災サバイバルBOOK【買ってみた】

    正式名称書こうとしたら、すんごい長かった。上のタイトル部分のもまだ完全ではなくて、本当は、 『自衛隊芸人トッカグンの日用品で簡単にできる!!(超)自衛隊式防災サバイバルBOOK』(双葉社、二〇一九年)でした汗。 まあ、監視員(トッカグンYoutubeチャンネルの視聴者のこと)の間でなら、「トッカグンの本」で十分通じるでしょう。このブログでも二度ほど書いた、自衛隊出身の芸人コンビ、トッカグンが(二人とも予備自衛官でもあるので、半分は現役)、防災に関するハウツー本を出したわけである。こりゃ買わねばなるまい、というわけで、買ってみた。その感想。 おおむねよろしい! 以上! …ではまああんまりなのでw…

  • 謎の銀の塔の話

    森の中でなかまになった、マッチョなゆうしゃといっしょに歩いてゆくと、まおうの住んでいるなぞの塔があって… というような心おどる話ではなく(ハッテン公園で知り合って一緒にサウナに行ったら、一番奥の部屋にぬしみたいな全裸のすげーおじさんがいてびっくり、ということですね、わかります)、いつもながらのヨタ話です。 二十年ほど前(汗)、友達と尾瀬の燧ヶ岳に登りに行ったことがあった。上野で待ち合わせて、高崎で上越線に乗り換えて、列車で沼田を目指した。渋川に着く少し前あたりで、右の車窓いっぱいに赤城山の眺めが広がる。その南西の裾野の端、山の斜面が、利根川の岸まで続くゆるやかな台地に変わるあたりに、巨大な白っ…

  • (エセ)みなかみ紀行

    まず、「長い文はイヤ。時間のムダ。」と思う人のための概要です。 旅行行こう。わーい楽しみ。 え? ダメじゃん。 わーい楽しみ。 え? ダメじゃん。 わーい楽しみ。 花きれい! いいお湯! メシウマ―! おしまい。 ということしか書いていませんw ................. 毎年、十月の半ばに金曜日に一度休める日がある。最近はなんとなく、毎度親を連れて温泉、という感じになっているのだが(平日なので、他の人は誘いづらいしね。ちなみに昨年は群馬の四万温泉へ出かけた)、今年はなんとなくちょっと遠出をしようかなと思っていた。以前にテレビで八幡平(岩手)の松川温泉というところの宿が出ていて、なんだ…

  • 野分雑感

    むかしの日本語では、台風のことを野分(のわき)と呼んだらしい。野を分ける風、というわけで、風流な言葉だと思うが、やわらかなやまと言葉の響きは、今回のえらい暴風雨を表すにはちょっとそぐわないような気もする。 九月に来た台風が、東京湾のまん中をまっすぐ北上して、東側に位置する千葉県南部がえらいことになった。浦賀水道を挟んで目と鼻の先にある、三浦半島南部のうちあたりは、たまたま台風の西側になったおかけで難を逃れた。運が良かったわけだが、今度はなんかさらにでかいやつが西側から来て、このへんを直撃するらしい。いやー、これはいよいよ年貢の収めどきか。今回ばかりは無傷ではすまんかも、と腹をくくった。 当日は…

  • 遠方=未来

    またもや、ソ連時代の子供の歌のお話(←ネタ切れ)。今度は「美しい未来」という歌。 前に書いた「若鷲」と同様、こちらもピオニール(共産主義少年団)の定番の歌だったようで、やはりソ連人なら誰でも知ってる系の歌なのだそうな。「若鷲」はどちらかと言うとソ連の初期の頃にできた歌だが、こちらは末期、もう崩壊間近の頃の歌なので、モダンなポップスの雰囲気がある。例によってメロディーがとても美しいこともあって、こちらはロシア以外の外国でも結構知られている曲らしい。 もともとは、八十年代のソ連で放送された、「未来からの客」という、子供向けSFテレビドラマの主題歌(上の映像はその一部)。これは、モスクワの少年少女た…

  • たはむれに背負ひて

    夏の終わりに、また親を連れて出かけてきた。まあ正直、暑いしかったるいのだけど、夏でもないとなかなかゆっくり時間もとれないし、出歩ける間になるべく出歩いておいたほうが良いだろうな、ということもある。何より自分も、毎日仕事に家事に介護にばかりではうんざりなので、ちょこちょこ気分転換しないと。うん、そういうことにしておこう。 何しろいつまでも暑いので、今回はがっちりオーソドックスに、標高高くて涼しいところへ行くことにする。というわけで、中央アルプスは木曽駒ヶ岳の千畳敷カール。なにしろ、ロープウェイで行けるうちでは、日本で一番高いところだ(標高ニ六一二メートルだそうな)。さすがに暑いとは言わせないぞw…

  • 子供の歌?

    昔のソ連の歌の話です。 「若鷲」という歌。もともと、ロシア革命後の内戦の時に、白軍につかまって処刑された少年ラッパ兵のエピソードをもとにした、一九三六年の歌曲(作曲はベールイ)。これが第二次大戦中にパルチザンのテーマソングのようになって大変有名になり、戦後はピオニール(共産主義少年団)の歌になって教科書に載ったりもしたようなので、ソ連生まれの人なら文字通り誰でも知ってる代表的な「子供の歌」だそうな。現代のロシアでも、児童合唱団や学校で歌われたりしているようだ。シンプルだけど、大変力強い、美しいメロディの歌だと思う。人気があるのはわかる。 上の演奏は、ボリショイ劇場児童合唱団(これはソ連時代の録…

  • 開きっぱなしで穴が閉じない

    耳の話なんです。すみません。(^^; 発端は十年くらい前にさかのぼる。あるとき、なんだか耳が詰まったようになって聞こえづらくなってきた。放っておいたら、ある時点から、なんだか水の中にいるようで、自分の声ばかり頭の中で大きく反響して、外の音がだいぶ遠くに聞こえるようになってきた。これはいよいよまずいか、ほっといても治んねえな、と思って、しぶしぶ近所の耳鼻科の門をたたいた。 知り合いで突発性難聴になって苦労している人も複数いるので、いやー、ややこしい病気だったらめんどくさいなー、困ったなー、と思いながら呼ばれて診察室に入ったのだが、器具で耳の奥をのぞいた医師がひとこと、 「あー、耳あか溜まってます…

  • もう少し涼しい福島へ

    先日、真夏の会津に行ったらえらい暑かったという話を書いたのだが、そのわずか十日後、今度は相方と一緒に出かけようということになって、さらに、諸般の事情でまた福島方面ということになった。暑いのにはちょっと懲りたので、なるべく標高の高い場所で探して、野地温泉というところへ行ってみることにした。吾妻山の中腹、土湯温泉のさらに上にある一軒宿で、標高一二〇〇メートル。さすがに少しは涼しかろう。そういえば以前に通りかかって車窓から見たことがあったような。なだらかに開けた、見晴らしのよさそうな所に建物があって、裏から湯けむりが上がっているのが見えたりして、なんだか高所の温泉らしい風情があったのをおぼえている。…

  • 静かなのが好き

    何年か前に、ノルウェーに行ったときのこと。オスロの空港に着いて、市内へ行く列車のホームに行ったら、もう出発間際で、一等車でないことだけ確認してあわてて飛び乗った。列車が走りだしてやれやれとひと息ついたところで、急にちょっとした違和感をおぼえた。 …なんか、静かじゃね? そこそこ客が乗っているのに、車内がしーんと静まり返って、誰もひと言もしゃべってない。とても静かな中に、列車の軽い振動の音だけがずっと響いている。西ヨーロッパの中でも、ノルウェーの人ってもともとあんまり大声でベラベラしゃべらないイメージはあるけど、それにしても不思議な感じがして、車内をきょろきょろ見回してみると、「Stille /…

  • 会津はいろいろ暑かった(後)

    前回の記事がだいぶ長くなってしまって、なんだか引っ張ったような感じで終わりにしたのだけど、別に、たいした事件があったわけでは全然ないのです。暑い中、大幅に予定を変更しつつ、やっとこさ芦ノ牧温泉の宿に到着して、やっと涼しいところで少しゆっくりできる、と思っていたところ、 全然涼しくなかった。 と、要はそれだけの話ですw。いや、はじめに部屋に案内されて入った時に、「う、暑いな」とは思ったんである。まあでも、まともに西日の当たる位置の部屋だし、エアコンのスイッチを見ると「強」に設定されていたので、ああ、今入れたばっかなんかな、少し我慢したら涼しくなるだろう、くらいに考えていた。が、これが、三十分経っ…

  • 会津はいろいろ暑かった(前)

    相変わらず長いです(備忘録なのですみません)汗。 今年は春先に家の工事をしたりしていた関係で、しばらく親を旅行に連れ出していなかった。気がついたら夏だし、そろそろどっか連れてくか。夏は暑いので、いつもはたいてい、信州か上州の比較的標高の高い、涼しげなところにするのだけど、今回は、ケアマネージャーさんも同席している場でそんな話が出たときに、親が急に「東北に行きたい」とか言い出した。これは実は、大昔にどこぞの温泉へでも旅行したときの印象が強く残っているらしく、最近は親の頭の中では「旅行=東北」という謎の図式ができあがっているというだけのことで、冬に伊豆に行っても「東北も意外と雪ないんだね」とか言う…

  • マイナーな名曲?

    また音楽の話(ネタがない汗)。 クラシックの音楽に関しては、「マイナーな名曲」なんてものは存在しない、と言う人がいる。だいたい書かれてから五十年も百年も経ってるわけだから、本当にいい曲なら、その間に誰かが見つけてもっと評判になってるでしょ、と。まあ確かにそうかもしれない。手間ひまかけて書いてるのにあまり人気がない曲には、やはりそれなりの理由があるんであって、大きくわけてそれは次の二つに集約できるように思う。一つめは、単純に面白くない汗。旋律や和声にそもそも魅力がないとか、構造が複雑すぎて、もしくは逆に単純すぎて退屈とか。二つめは、個性がない。よくできてるけど、なんかどうもどっかで聞いたことある…

  • クリームシチューのルー ≠ ホワイトチョコレート

    まあ、以前から自分でも「なんか似てるよなぁ」とはたまに思っていたんである。てか、中身自体が似てるだけでなくて、パッケージまで、なんか菓子っぽいよなぁ。不必要に寄せてってないかこれ?w 朝出るときに、親の分の昼飯は用意して置いていっているのだけれど、帰ってきて夕飯を作るまでにはだいぶ間が空くので、腹が減ってしまうらしく、ある時から夕方にやたらに菓子類をつまむようになった(認知症あるある、らしい)。少々なら別にいいのだが、大量に、あればあるだけすべて食べてしまうので(これも認知症あるあるらしい)、帰って飯を作っても、もう腹いっぱいだからいらない、みたいな事態が生じるようになった。まあ、もういい年し…

  • イングリッシュホルンの協奏曲

    そういえば、イングリッシュホルンの協奏曲ってないなぁ、と。 オーケストラでは明らかにソロ楽器の扱いだと思うのだけど、いざ完全なソロ曲となると、全然聞いたことがない気がする。というわけで、たぶん自分史上はじめて聞いた、イングリッシュホルンのための協奏曲。 ラトビアの作曲家ペーテリス・ヴァスクスの、イングリッシュホルン協奏曲。なんか、お隣のエストニアのペルトなんかもそうだけど、この辺の国の人ちゅうのは、こういうミニマル系の音楽が好きなのかな。といっても、ペルトほど超ミニマルではなく、けっこう多彩な響きがするので、聞きやすい(さほど眠くならないw)と思う。 基本的には(特にこの第一楽章は)、拡大版「…

  • 目に針w(承前)

    ケン・フォレットの『針の目』という小説があって、小学生のころに読んだときには、「スパイのくせになんでエロいことばっかにうつつをぬかしてんだ。つまんねー」と不満だったのだが、今読んだらかえっておもしろいかも(数年前に読んだ同じ作者の"Hornet Flight"も、あいかわらずエロいシーンがだいぶ多かったけど、けっこうおもしろかった)。 と、そんなことはなんの関係もなくて汗、目の中に石ができた話wの続きである。まぶたの内側に出てきたできものは、インターネットで調べたところによると、どうやら「結膜結石」なるもので、数日様子を見て自然に脱落しない場合は、目医者で手術してとってもらうしかないらしい。 …

  • 目から石w

    「結膜結石」というものらしい。たぶん(真相は不明)汗 二週間ほど前の朝のこと、右の目の中の目尻の方がなんだか急にゴロゴロして軽く痛むようになった。はじめは、目が乾いてこすれて傷んだのかなと思ったのだが、涙で潤してみても一向におさまる気配がなく、どうもゴロゴロちくちくする。鏡の前で、下まぶたをぺろんとめくってみると、赤く充血して、軽く炎症を起こしている感じ。なんだろなと思ってさらによく見てみると、まぶたの裏側の一番端の方に、径一ミリくらいの白くて丸いできものが、ポチっと顔をのぞかせていた。 あちゃー、これが目にあたってゴロゴロ痛いんだな。なんじゃこりゃ一体。いわゆる、ものもらいというやつかな。め…

  • イサキが大漁

    仕事帰りにスーパーに寄ったら、イサキが半額セールで売っていた。二十五センチほどの中くらいの大きさのやつが、一尾二八○円。おお、安いねこりゃ。ちょうど二尾だけ残っていたので、さっそく買って帰って、振り塩をして塩焼きにする。ウマー。半額だけにちょっと古いやつなのかなとも思ったが、焼いて食う分には何も問題はない。おいしくいただきました。イサキの塩焼きはうまいよね〜。今時分がちょうど旬らしいし。 そんなわけで、けっこう好きな魚なのだけれど、イサキというと、いまだにどうしてもこれ↓を思い出してしまう。もうだいぶ古いネタなのに、いまだにイサキという名前を見たり聞いたりしただけで、われ知らずニヤニヤしてしま…

  • ホモ現地人さん?

    いや、差別的言辞で炎上とか、そういう話では全くなくて。 たけのこのアクの主成分。「ホモゲンチジン酸」というのだそうな(より正式には、2,5-ジヒドロキシフェニル酢酸とかいうらしいが)。へー。 いや、おぼえやすそうというか、一回聞いたら忘れなさそうというか… (^_^; そんだけw

  • 錯視

    火事があって、その後雪が降った。 黒い空に血のように輝いていた炎、それはむしろ血というよりは熟れきった果実の内部のように見えたが、一心に見つめる野次馬たちの唇は乾いてかすかに動き、乱れた息が夜の冷気の中で凍った。火が降った。時おり風向きが変わると、熱い煙の塊が吹き寄せてきて、鼻の奥を刺した。うす汚れた担架がひとつ、火の中から走り出てきた。焼け残った布が無造作にかけられていた。 黒く立ち残った柱の上に雪が白く輝いて、陽の光にひとしずくずつ融けていった。霧の中を川が音もなく流れていた。体が中空に浮くような感じだった。 それから、通り過ぎる毎日が始まった。海辺の風よけの柴垣を、灰色の川べりを、雪にう…

  • 記憶の中の町

    栃木市で。時間があまったので、ふらっと降りてぶらぶら歩いてみた。日曜の夕方だというのに町はひっそりと静まり返って、空だけが青く高かった。夕日をうつす川の流れを見ていたら、昔住んでいた町のことをふと思い出した。若い頃の断片的な記憶は、なぜだか、切れるような冬の寒さと、歯の痛みとともによみがえってきた。そこもとても美しい町だったが、早く出て行きたいと願っていたことを、なんとなく切なく思い出した。もう何十年も訪れていないその町でも、川が音もなく深い春の空をうつしていた。

  • 頭の痛い話

    職場にイヤな上司が大量に棲息していて頭が痛い、とかそういう話ではなくw、文字通りの頭痛の話。まあ、前回に引き続き、効かなかった薬つながりということで。 最近は年取ってあちこち鈍くなってきたせいかw、頻度が減ってきたのだけれど、昔から頭痛もちで、だいたい月に一度くらいは急に頭が痛くなるわけである。いわゆる偏頭痛というやつで、芥川龍之介の『歯車』も、読んで「そう、これこれ」とわかるくらいには視界のまわりがきれいにきらきらするわけだがw、実際に頭痛が始まると、ほとんど何もできずにひたすら薄暗いところでじっとしているしかなくなるので、すごい時間のムダなんである(頭を動かすと響いてさらに痛くなる)。しか…

  • あやしいクスリを試してみる

    あやしくないあやしくないw。普通に売ってるやつです。 諸般の事情で慢性的に寝不足気味の日々なのだが、もともとアホみたいに寝付きが悪いんである。普段でも、「さて寝よう」と思って布団に入ってからも、小一時間ほどネットを見たりなにか読んだり調べたりしていて、それから「さて本当に寝よう」とやっと目を閉じたら、急に「宅急便て何キロまで送れるんだっけ」とか、「『いばらきけん』と『いばらぎけん』てどっちが正しいんだったっけ」とか、「一足す一はなんで二になるの?」とかどうしても気になってしまって(最後のはウソw)、ごちゃごちゃ調べているうちに気がついたらさらに一時間ほど経っていて、「これはやばい」とやっと寝よ…

  • ダイエットしなきゃ(さらに承前)

    そんなわけで、急遽ダイエットしてみることになったわけだが、これくらい減量したい、という大まかな目標は… …四百キロw ええ、相変わらず、「家」の話なんですよ。ざっと計算してみたところ、屋根材が変わったことによる増量分は、およそ四百キロということになった。けっこうあるな汗。さらに言えば、屋根は家の一番上に載っているので、二階の床面に載っている荷物を減らすことによる減量では、これよりかなり多く退けないと元の重心バランスには戻らない可能性もある。が、まあとりあえずは、二階の荷重を四百キロ分減らすことを目指そう。これだけでもけっこう大変そうだぞ汗。 基本的に、ものを捨てない、捨てられないたちで、断捨離…

  • 回転式ウォーターベッドでムフフなことを(ラブホか)(承前)

    タイトルには若干の間違いがあって、より正確には、「簡易型エアベッドで安眠を(切実)」ですw 家がグラグラ揺れてげっそり、の件なのだが、もともと列車が通ると振動するのは基本二階だけで、一階はほぼ揺れない。今も、一階にいる時には私自身揺れが気になることはないし、ふだん一階で生活している母親が、揺れの増えたことに全く気づいてもいないのは幸いだった。二階にいる自分の分だけ、なにか対策を講じればよいわけだ。 ネットでいろいろ見てみると、まあ根本的には、地盤改良とか免震装置とか、家を建て直せみたいな話になるようなのだが、予算的にも手間暇から言っても、それは今はちょっと避けたい(そもそも認知症の親がいるので…

  • 揺れるおもい

    いや、重くて揺れてるのは、「家」なんですけどねw 実家に住んでいるのだけれど、古い家なのでもういい加減あちこちガタが来ている。昨年には水道管が老朽化で水漏れするようになって、全部引き直してもらってやっと治まったと思ったら、今度は屋根が雨漏りするようになった汗。何度か部分的に修繕してもらったのだけど結局治まらず、屋根屋さんには「葺き替えたほうがいいですよ」と言われてしまった。見積もりを出してもらったら、水道とは桁が違って「うっひゃー」という感じだったのだが汗、漏れっぱなしにしとくわけにもいかないし、しょうがない。そのまま頼んで全面的に屋根を葺き替えてもらった。結果雨漏りは無事止まって、よかったよ…

  • 幸せについて

    今日書く話は、たぶん多くの人の共感は得られないと思うのだけれど、まあ、自分はこう思うということで、さえないおっさんの雑感です。 人間て、幸せにならないといかんのですかねぇ、って話です。なんか、「人として生まれたからには、幸せにならないといかん」という思い込みがあって、逆にそのせいで不幸になっている人が多いような気がしてしまう。 まず実際問題として、人間だれしも幸せであるわけではないし、努力したからと言って必ず幸せになれるというものでもない。好むと好まざるにかかわらず、あるいは、願望とは関係なく、世の中不平等だし、人の運命は不公平だ。もちろん、努力すれば後でそれが報われることも多いのだとは思うけ…

  • しんどい時に

    さすがにちょっとしんどいなぁという時もあるのであって、例えば、夜中の三時になんか物音がするなと思って起きて行ってみると、一階の親の居室の畳と廊下とトイレの床が大変なことになっていて、しかも汚した当人はボケっと突っ立ったままなんだかめそめそ泣いているきりで何もしないので、とりあえず服を脱がせて風呂場で体を洗わせて、新しい寝間着を出して着せて寝かしつけて、それから一人でなんとか掃除して、汚れた衣服の下洗いをして、ふと気がついたらうっすら夜が明けていた時とか、うん、これはまあそれなりにしんどいな、と。うわー、仕事行きたくねー。てか、ねみーw まあ、認知症の介護ってそういうことだと思うので、どこの家で…

  • 季節はずれのパキポディウム

    いわゆる狂い咲きです(これも最近は使っちゃいけない用語か?汗)。 うちで育てているパキポディウム・恵比寿大黒(Pachypodium rauhii)という多肉植物の花が、突然二月に咲いた。いや、年明けごろに急に緑色の花芽が出てきて、どうなることかと思っていたら、いきなり咲いてしまった。これはいつもはうちでは五月の末か六月に咲く種類なので、びっくりである。冬は休眠期なので、寒さにあてないように部屋に入れて断水しているのだが、自分が年とって寒さに弱くなってきてw、暖房をしょっちゅう入れるのがよくなかったのかもしれない。いずれにせよ、これはもう十五年くらい育てている株だが、こんなことは初めてである。…

  • おっとこまえやなぁ

    前にも書いた、芸人コンビ、トッカグンのお話。 自衛隊勤めでいくらくらい貯金できるの?という話の中で、小野寺君が、現役時代の二年間で親に計一六〇万円仕送りしていたというエピソードを披露(6:15~)。ボーナスの半分、任期満了金(退職金みたいなもん)の三分の二を親にやってたんだって。すげぇなぁ。 まあ、考えてみたら、自分も就職したときにはそれよりやや少ないくらいを家に入れてた気もするし、みんな案外そんなもんなのかもしれんけど、少なくとも自分の場合は就職したのも彼らよりだいぶ遅かったし、そもそも実家に住んでたので、自分の生活費だったわけでw、全然事情が違う。いやほんと、佐藤君も言ってるけど、いい息子…

  • 春の西伊豆

    西伊豆はよいところなのだけど、近場というには微妙に距離があって、あまり行く機会がない。二月には以前はなんとなく毎年、母親を連れて富山へカニを食いに行っていたのだけど、親は昨年ちょうどこの時期に目の手術をしたので、昨年は行かなかった。というわけで、今年は久しぶりにまた富山へ行こうかと思っていたのだけど、いざ計画する段になってみたら、なんだかめんどくさくなってしまった。けっこう遠いし、交通費もバカにならんしね汗。カニは通販ででも買うことにして笑、今回は近場のちょっと遠いくらいのところでのんびりしようか。そこで西伊豆である。久しぶりに土肥温泉に行ってみることにした。(←この前置き要るか?w)(てかそ…

  • 九十年代以降のペンデレツキ

    また音楽の話。 ペンデレツキの音楽が好きなんである。それも、前衛時代のじゃなくて、七十年代後半に新ロマン主義へ転向した後のたいへんロマンチックなやつ。昔、ポーランド人の知人に「ペンデレツキが好き」となかばリップサービスのようなつもりで言ったら、「あんな俗っぽい音楽のどこがよいのか全く理解できない。彼は大きなホールを客でいっぱいにすること以外なにも考えていない」と真顔で全否定されたけどw、それでも好きなもんは好きなんである。いいじゃんねぇ、ロマンチックな音楽。 個人的には、一九ハ〇年前後の、濃厚なロマンチシズムと前衛技法がほどよくブレンドされた感じの、緊張感のある曲が好き。交響曲第二番とか、「テ…

  • 久しぶりの日本海

    二月に、相方がお祭りに行くというので、またくっついて新潟へ出かけてきた。 栃尾で。山の方はだいぶ雪でたいそう寒かったが、地元の人によると、この冬は記録的に雪が少ないのだそうな。 寺泊で。久しぶりに日本海を見た。冬の日本海というと、やっぱりなんか穏やかに晴れてるより、こういう晴れてんだか曇ってんだか雪降ってんだかよくわかんないような天気で、風がひたすらごうごう吹いている方が似合うような気がする。とにかくすごい風でだいぶ寒かったけど、ぴりっとした空気が気持ちよかったです。 海は荒海、向こうは佐渡。 海辺の食事処で、「のどぐろのあぶり丼」なるものがあったので、頼んでみた。なんだかずいぶん安いなと思っ…

  • 名前が変わるとおぼえられない

    このブログでは、名前を「T」というなんだか味もそっけもないものにしている。これは本名の頭文字なのだけれど、今回はそんなわけで、こっちの世界で生きるなら、みんな一度はどこかでつけることになるであろう、仮名・ハンドルネームのお話(まあ、別にゲイかどうかとは関係なく、ネットの世界ではハンドルネームを使うのはごく当たり前のことなのかもしれないけど)。 自分の場合、こっちの世界デビューは「パソコン通信」だったので(懐かしすぎw)、IDを取得するときにハンドルネームをはじめて作った。はじめのうちは、横文字を使ったずいぶん凝った名前を、何の気なしにつけていた。他の人と重複しない名前の方がいいだろうな、と思っ…

  • 鉄板ネタ、だったはずが…

    こちらの世界の人どうしで仲良くなって話をしていると、「昔こんなおもろい人と出会ったことがあって」みたいな話題になることがあるわけである。例えば、初体験の相手がだいぶ独特な性癖の持ち主で、こっちの世界ではそれが普通なのかと思っていたら、次に付き合った人にドン引きされた、みたいな話をしてくれた友人が一人ならずいて、みんなエロにはいろんなこだわりがあるもんなんだねー、と感心しながら笑かしてもらったりするわけだが(かく言う自分自身も、エロいことをするより写真撮る方が好きだったりするのの度が過ぎて、「キモいよそれ」と言われたことはあるw)、昔ある知り合いが話してくれた体験談が自分には想像を超えていて、当…

  • 片思いののろい

    いや、タイトルにそんなに深い意味はないです。 最近はとんとごぶさたなのだけど、こちらの人と初めて会ったときなど、飯でも食いながらひとしきり話したあとで、「で、僕って想像してたのと比べてどうでした? 違いました?」のようにきかれることがある。そういうときには、おそらく期待されている返しと違うので、ちょっと申し訳ないなと思いつつ、「いや、前もって想像はしないようにしてるので」と正直につまらない答えを返すようにしている。なんちゅうか、実際に会ったこともない人のことをあれこれ勝手に想像して、イメージを作り上げてしまうのは、失礼なような気がしてしまうんである。逆に自分の身で考えてみても、「え〜、なんか思…

  • 特科群がおもしろい

    あ、いや、漢字じゃなくてカタカナだった。「トッカグン」ねw。 吉本所属のお笑いコンビ。テレビではめったに見ないけど、Youtubeその他で活躍中(らしい)。 もともと、戦闘糧食を食べる動画がなぜかYoutubeのおすすめに出てきて、何気なく見たら何だかおもしろかったので、他のも見てみた。そうしたら、やっぱりなんだかおもしろかったので、今ではかなり頻繁に見ている。 二人とも陸上自衛隊の野戦特科の出身なので(昔で言う砲兵ですな)、トッカグンというコンビ名になったらしい。Youtubeでは、自衛隊仕込みのサバイバル術とか、防災に役立つ豆知識みたいなのを紹介しましょうというのを主にやっていて、それも実…

  • 身、少なくね?

    いや、はげしくどうでもいい話なのだけど…汗 冬になると、シーズンに一度くらいはアンコウ鍋を食べたいなと思ったりするわけである。外で食べる機会があれば外でも食べるし、スーパーで鍋セットになっているのを買ってきて、家で煮たりもする。まあ、だいたいおいしいので満足まんぞく、という感じなのだが、昔からちょっと気になっていることがある。 …身、少なくね? いや、アンコウって、「捨てるところがない」と言われていて、ヒレだのエラだのも「七つ道具」とかいって普通に食べられる扱いになっているわけである。で、スーパーで売ってる鍋セットなんかにもだいたいこうした、身以外のいろんな部位が一緒に入っているのだけど、正直…

  • 初めての失敗 その二

    おっさんの初体験やらかしシリーズ、その二(くだらねー)。 とある、旅行に出かけようとしていた朝のこと。例によって時間ぎりぎりでバタバタしていて(朝弱いのでねw)、用意しておいたカバンをあわてて取って出ようとした。基本的に旅行の時は荷物少なめなので、この時も中くらいのリュック一つきりだったのだが、それでもまあ、いつもの通勤カバンなどに比べればけっこう重めである。これを、背負うために持ち上げようとして、上の持ち手のところに右手の指をかけたのだけれど、急いでいたせいか、人差し指一本だけしか引っかからなかった。で、引っ張ってみたら、さすがにちょっと重いかなと思ったのだけど、まあいいやと思ってそのままぐ…

  • 初めての…

    …失敗w。いや、年取るとむしろ初体験て増えてきたりするんである。初めてのチューだの初めてのHだの、夢のある話ならいいのだが、まあ、おっさんになっての初体験なんて、大体やらかした話ばっかであるw。別に大した話でもないのだけど、自分に対しての戒めとして、記録しておこう。 先日、ちょっと家を留守にする機会があったときのこと。家を出たら、郵便受けのフタが外れていて(だいぶ年季が入っていていい加減ボロくなってるので)、それをガタガタはめ直していて指を切ってイテっとなったりして、それでもなんとか元通りにはめこんで、門を出て、数十メートル歩いたところでふと、「あれ、今ドアの鍵閉めたっけ」と思った。これ自体は…

  • ブログの(私的)読み方

    文は人なり、というのはそのとおりだと思う。書いている文をある程度の量読むと、その人がどういうふうにものを考えたり感じたりする人なのかということは、会って話さなくてもおおむね(場合によっては、会って話すよりもよく)わかるように思う(ただし、その人が実際に身にまとっている雰囲気みたいなものは、文には現れない人も多い気がするけど)。 ブログだと、あらかじめ小説と銘打っている場合以外(あるいは、明らかにそれとわかるように書いている場合以外)は、完全なフィクションを書く人は少ないようで(たまに見かけるがそれはそれで面白いと思う)、基本的には実際にあったことを書いている人が多いのだと思う。その際、特に何ら…

  • このブログに関して その二

    ブログについて書いたので、ついでにもう一つ。 このブログの文章は、書いている内容の季節感がだいぶずれていることがよくある汗。これは、記事を書いてからアップロードするまでにかなり間が空いているからなので、実は今のところ、書いてから三週間以内にアップロードした記事は一つもない。ひどいのになると、書いて二か月以上経ってから上げている。 もともと時事ネタには基本的にふれないことにしているので(理由は、自分で後から読んでもおよそ面白くないからです)、これでもなんとかなるのだが、例えば、お出かけ関係の記事がひと月以上ずれていたりするのは、自分でもちょっとどうなのかと思わなくもない。まあでも、気にしない気に…

  • このブログに関して

    少し前から、はてなスターを追加するボタンを非表示にしている。本当はもっと前からそうしたかったのだが、せっかく今までいろんな人に押して頂いた分を勝手に消してしまうのも何だか申し訳なく、これまでにつけてもらったスターは残したまま、新しく追加するボタンだけを消すようにしたいと思った。そのためのcssを書くのにちょっと手間取って(デザインテーマを変更する必要とかもあったので)、遅くなったのでした。 スターをつけられないようにしたことに特に深い意味はないのだが、一つには、はてなのIDを持っていない人にはこれが何だかよくわからない、ということがある。見に来た人なら誰でも使える汎用のもののほうが、使い勝手が…

  • 沁みた音楽

    楽器を練習したりしていた関係で(「練習していた」=「弾ける」ではないところが、なんとも残念な話だが泣)、昔から聞く音楽はいわゆるクラシックが多いのだけれど、一番好きな作曲家を一人だけあげろと言われたら、たぶんブルックナーだ。これは実は中学生の頃から、好きな音楽といえばブルックナーだったのだけど、昔は交響曲なら第一楽章が好きだった(五番、八番は終楽章もとてもよいと思うが)。アダージョは、きれいだけどどうも長いし、なんか正直よくわかんないなあと思っていた。それがある時突然、それこそ本当に一瞬で、すっと心に沁みたことがあって、それ以来、ブルックナーのアダージョが何より好きである。特に六番。それから五…

  • スマホをGPS発信機に

    うちの親の場合、まだときおり買い物と称して近所へふらふらと出かける程度で、迷って帰れなくなったり等のひどい徘徊はないので助かっているのだが、なんでも、全国で年間に一万人くらい認知症の老人が行方不明になっているのだそうな。そんなわけで、服や靴につけるタイプのGPS発信機や、専用の監視システム的なものも売られていたりするわけなのだが、実はスマートフォンが一台あれば、特に追加費用なしで似たようなことはできる。そんなん知ってるよ、という人が多いと思うのだけれど、自分のまわりの介護に関わる人たちは意外に知らなかったので、ついでにメモっておこう。 1. GPS機能付きのスマートフォンを用意する。 2. 通…

  • 登山靴を飲む

    いや、売っぱらって飲み代にしたとか、そういう話ではないんです。 もう何年も前になるが、ずっと履いていた登山靴がだいぶくたびれてきたので、新調しようとしてネットでも情報を集めてみたことがあった。そのときに見つけたあるページがずいぶんと面白かったので、思わずブックマークしてしまった。最近になって偶然また覗いてみたら、いまだに存在していたので、ちょっとあげてみる。 kantarode1021.seesaa.net うーん、ダイエットにいいらしいが、飲みたくはねぇな、登山靴w しかし、なんだろねこのページ。キーワードだけぶち込むと自動的に記事を生成するスクリプトみたいなもんでも組んだのかな(案外、キー…

  • 天空のトイレ

    と言っても農鳥小屋の話ではなくて。 毎年十月に一回だけ金曜日に休める日があるので、どこかへ行くことにしている。最近は親を連れて温泉が多いのだが、今年は四万温泉にしてみた。 四万は以前にも行ったことがあって、その時の宿は料理がずいぶん凝っていてよかったのだが、部屋に温泉の風呂がついていない、大浴場のみの宿は親にはもう無理なので今回はパス。今回選んだところは、こじんまりした宿でとてもいいお湯だった(部屋の風呂まで源泉完全かけ流しというのは珍しい気がする)。料理はごくごく普通で、可もなく不可もなくという感じだったけれど、値段を考えれば何の問題もなし。ヤマウドの漬物とか、地のものはなかなかうまかった。…

  • やるじゃんバイキング

    テレビ番組のことでも、お笑いコンビのことでもないのだけれど。 古代北欧の神話や伝説を集めた『エッダ』という歌謡集の中に、「高き者の言葉(Hávamál)」という箴言集がある。ゲルマン神話の主神オーディンの言葉という体になってるので、こんなタイトルがついているわけだが、実質は、古代から中世初期にかけての北欧人たちの生活の知恵集みたいなもので、いわばバイキングの人生訓。この中で、私がとりわけ好きなのがこれ。 Ósviðr maðr vakir um allar nætr 愚か者は 毎晩夜通し起きていて ok hyggr at hvívetna; あらゆることを思い悩む þá er móðr, er…

  • 夕暮れに

    操縦席の窓越しに、眼前には見渡す限り夕方の空が輝いていた。明るいオレンジ色の光に斜めに照らされて、巨大な雲の峰が音もなくそびえていた。 なんときれいなんだろう、と思った。改めて見ると、空ってこんなに広いんだな。 エンジンの轟音が響いているはずなのだけれど、不思議と何も聞こえなかった。音もなく、明るく輝く雲の群れだけがひたすら目の前に広がっていた。 基地まで戻る燃料はない。もちろん、海の向こうまで飛ぶのにも足りない。そもそも戻ったところで、基地も何も、もう跡形もなく消えている可能性のほうが高い。全ての周波数を試してみたけれど、無線はどこにも繋がらなかった。 このまま、沈む太陽を追って飛んでみよう…

  • 不幸な星のもとに

    最近なんだか調子に乗って、自分の昔話のゲイネタをちょこちょこアップしている。で、ふと気がつくと、なんだかちょっとモテた話ばっかみたいになってる汗。これではまるで、昔モテモテだったダンディなおじさまみたいではないか。これは明らかに事実に反するのであって、賢明な皆さまはもうお気づきの通り、これは数少ない盛り上がったエピソードのみを血眼になって探し出した結果なのである(まあ、隅っこの方でうだうだしてただけにしても、こっちの世界に入って二十年も経てば、誰にだって浮いた話の一つや二つはあるわけである)。その後ろには大多数のモテなかったエピソードが屍をさらしているわけだ。もう死屍累々て感じ。 アプリなどで…

  • 大人な人

    何だか昔話ばかりで恥ずかしいのだが、今回の話は昔話も昔話、自分が二十代中頃の、大昔の話である。 その頃の自分は、相手が年上か年下かという点にはあまりこだわりがなかったが、基本的には同年代がいいなと思っていて、上下五歳くらいずつくらいまでかなぁ、などと考えていた。そのすぐ後で十ニ歳年上の人と付き合ったこともあったけど、当時の自分としてはこれは結構大変で、「だって十年後には相手五十前でしょ、どんな感じの関係になるんだろ」とか要らぬ心配をしたりもしたのだが、結果的には一年くらいで別れてしまったので、本当に全く要らぬ心配だったw。まあ、自分自身が四十をとうに越えた今なら、「二十五と三十七なんてまあ同じ…

  • がんばれワカゾー

    ってキャッチコピーのCMが昔あったよね。ちびノリダー(伊藤淳史君)、今では立派な好青年に成長してようございました。 さて、それとは全く関係なく、前回山の写真を出したついでにふと思い出したことなどを一つ。 数年前に奥穂高岳へ行った時のこと。奥穂高岳と涸沢(からさわ)岳の間の鞍部に穂高岳山荘という山小屋があって、そこから奥穂の山頂へは一時間弱で行ける。上高地から涸沢を通って来るルートだと、最短のザイテングラート経由でも地図のコースタイムでここまで八時間強かかるので、ここまでくれば本当にあと一歩という感じ。なのだが、この小屋のすぐ裏から始まる登りがちょっと急な壁みたいになっていて、一部手も使ってよじ…

  • パンドラの箱

    いつもながらのヨタ話です。 フィルムで撮った昔の写真を電子化しようと思い立って、スキャンを始めたことがあった。最近は忙しくなってしまってすっかり中断しているのだが、フィルムの写真の大きな問題は、日付や時刻が入っていないことなのである。デジタルの写真に日付や時刻が組み込まれているのは、データとしてとても素晴らしいことだと思う。自分はかなり遅い時期までフィルムのカメラを使っていたので、日付のない写真が多いのだ。 せっかくデジタル化するのだから、時系列で並べたりできるようにしてみたい。こっちの友達と山へ行ったりした十数年前の懐かしい写真をスキャンしてみても、大体この頃ということまではおぼえていても…

  • 「お父さん」的な、あまりに「お父さん」的な

    なんか、昔から「お父さんぽい」と言われてきたんである。 思い起こせば、なんだかそもそも中学生の時にすでに後輩に「お父さんぽい」とか言われた記憶がある。そのあとも折にふれて「お父さんぽい」の洗礼を受けてきたのである。高校生の時も、大学生の時も、働き始めてからも、ことあるごとに誰かに「お父さんぽい」と言われ続けてきた。多くの場合に好意的な意味で言ってもらっているのはわかるのだが、言っている本人が気づいているかどうかにかかわらず、「お父さんぽい」が限りなく「おっさんぽい」と同義だという事実は揺るがないので、若いころにはなんだか複雑な気もしていた。しかしついにある時、「ああもうこれは自分はお父さんなの…

  • 介護者あるある

    ふと気がつくと、Amazonのおすすめ商品欄が、いろんな種類の大人用紙おむつで埋めつくされているw 恥ずかしくて人前で開けねーよ笑 まあしかし実際のところ、大人用紙おむつのパッケージってびっくりするほどデカイので、通販でまとめて買って家まで配達してもらえるのはとても助かる。

  • 知らない方がよいこともある

    何年か前から楽しみにほそぼそと読み続けているゲイブログがありまして。 基本的には自虐ネタで笑いをとりにいく系の文章で、飾らない人柄と地頭の良さが透けて見えて好きなのですな(人はしばしば自分にないものを好むのです)。ゲイブログなのにゲイネタがほとんどないところもかえって面白い。実際には読者はかなりいるんではないかと思うのだけど(面白いので)、表向きはそれほどにぎわっているようには見えない。で、いいねボタン的なものをぽちっと押してくるのですが、そこのブログは匿名でいいねが押せるので、押しやすいんですな。 いやほら、なんだかんだ言って、いいねを押してきた相手が誰だかわからなければ、頭ではたぶん違う可…

  • コブゾン亡くなる

    ヨシフ・コブゾンが亡くなっていたらしい。 今日の話は興味ない人には全く面白くないと思います。単なる備忘録です(まあ、いつもそうっちゃそうなんだけど汗)。 どういうわけか、昔からソ連の歌謡曲がけっこう好きなんである。別に政治的に左寄りとかそういうことでは全くなくて、単に音楽的な興味からである。ソ連時代の大衆音楽って、(歌詞はまあアレなのも多いけど少なくとも音楽は)とてもよくできていると思う。そもそもスラブ人のメロディーの才能は天賦のものだと思うし、ソ連の頃は作曲家も歌手も全員国家公務員だったわけなので、基本的に最高の専門教育を受けた本物のプロしかいない。曲が良くできていて歌も上手いのはある意味当…

  • 米どころは雨

    少し前に、急に相方に誘われて、新潟の十日町へ出かけてきた。なんでも、「大地の芸術祭」なるものをやっていて、見たい作品があるらしい。自分は美術とか全然わからんもんで汗、温泉でのんびりすることを目当てにくっついて行くことにする。 泊まったのは松之山。何度か来たことがあるが、ひなびたよい温泉。日本三大薬湯なのだそうな(他は有馬と草津らしい)。そう言われてみると、やや緑色がかったトロっとした湯で、なんだか薬効ありそうな気がする(←単純)。塩分濃度がとても高いとのことで、試しに舐めてみたら実際かなり塩辛かった。山の中なのにね。 今回泊まった宿はだいぶくたびれていて値段もリーズナブルだったが、凝った料理を…

  • 境界例

    前に書いた、ゲイアプリでびっくりした話なのだが、実は前の二つ(これとこれ)はいわばフリで、本当は三つ目に毛色の違った一番びっくりした話を書こうとしたのだが、こういうことを書くのはよくないかなと思ってやめにした(ちょっと腹が立った話でもあるので)。別に、自分的にびっくりしたというだけで、全然大した話ではないのだけど(これはホントに)、自分の中ではなんだかオチがなくなってしまったようでおさまりが悪いので、全く別の話を一つ。 ブログや掲示板でひとの恋愛話とか読むのが好きなんである。「はー、幸せそうでいいね、けっ」とか、「あー、そこでそれ言っちゃダメだよ。見ないふりしてあげるのも大事かもよ」とか、おせ…

  • 温泉とネットのセキュリティ

    この二つには直接的な関係は何もないですw。ちなみに、「温泉」と「ネットのセキュリティ」と切ります。 なるべく二、三か月に一度ずつは、親を連れて近場の温泉に行くことにしている。こう言うと、親孝行だねと言ってくれる人もあるのだが、実際にはそんな立派なもんでもない。温泉旅館に泊まると、自分でメシの献立を考えて作って片づけてという手間がいらないのだ。風呂も勝手に沸いてるしw。あー、ごくらく、とそんなどちらかというとオッサンというよりオバサンぽい理由だったりする。 親は今年の一月と二月に目の手術をしたので、しばらくは大事をとって温泉旅行はやめていた。今回は久しぶりということもあって、ちょっと奮発していつ…

  • バタバタしてすみません(このブログを訪れて下さったストレートの方へ)

    なんか、閉めたり開けたり、バタバタしてしまって、せっかくわざわざこんな場末のブログに足を運んでくださった方々には本当に申し訳ないです(「は? なんのこと?」と思われた方はこの記事は無視してください)。昔よくあった「ホームページ閉める閉めるサギ」(知ってる人いるかなぁ。これもひょっとしたらおっさんゲイあるあるかもしれんねw)みたいでとても嫌だったのだけど、おじさんテンパってしまいました。いや、最初はてっきり、2ちゃんにでも晒されたのかと…汗 ちなみに、「ホームページ閉める閉めるサギ」というのは、その昔、ブログやSNSが登場する前にたくさん存在していた「ゲイの個人ホームページ」(基本的には管理者の…

  • 続・ゲイアプリで「お、おぅ」と思った話

    ある時はまた、大分混乱した日本語のメッセージが来たことがあった。自動翻訳を使ったらしく、その中でもだいぶ品質の悪いのを利用したようだ。わかりにくい部分が多かったのだが、大意をあげれば、 「高貴な日本人の紳士の奴隷になりたい中国の犬です。あなたの足が舐めたいです。Lineチャットで調教してください」 …おいおいおい。だから、「趣味の話ができる友達募集」とプロフに書いてあるちゅうに…(ちなみに、趣味にSMとか書いてあるわけではない。) で、またよせばいいのに相手のプロフを覗いてみる。 お、おぅ… またもや20代。今度の彼は顔は載せていないが、長身でかなりしっかり鍛えた、正直だいぶおいしそうな体であ…

  • ゲイアプリで「お、おぅ」と思った話

    そういえば、少し前にゲイネタがないということを書いたけど、アプリでならば今でもたまに妙なこと起こるじゃん。実際に会ったりというような話じゃないので、すっかり忘れていた。 「ゲイネタ」は別に妙な話じゃなくてもいいと思うのだけど、実際のところ最近アプリで出くわすのは妙なことばかりのような気がする。類は友を呼ぶという言葉の重みをかみしめる毎日であるw ゲイアプリに二つほど登録している。基本的に友達募集というスタンスで、「付き合っている相手はいるので趣味の話とかできる友達募集してます」というようなプロフィールを載せている。数年前までは実際それで仲良くなれる友達も何人かできたので、アプリには感謝である(…

  • 花火

    近所にそこそこ大きなテーマパーク的なものが一つあって、以前から、週末の夜の決まった時刻に、季節に関係なく短い時間花火を打ち上げる。家の外に出れば見えなくはないのだが、単なる景気づけで、わざわざ見るほどのものでもないので、いつも「うるせえなぁ」くらいにしか思っていなかった。 少し前のある週末のこと、夕食後に食器を洗っていたら、またドンドンと打ち上げが始まった。と、突然ドタドタと母親の足音が廊下に聞こえて、それが台所の方へ来るのではなく、なんだか玄関の方へ向かった様子。その後すぐに、玄関のドアが開いてまた閉まる音がした。は? 何だいったい? 急いで手についた洗剤を洗い流して玄関へ向かう。母親が出て…

  • 賢い家にしてみよう その2

    さて、前回親用にエアコンのリモコンを簡単なやつに取り換えようとして結局やめた話だったわけだが、その過程で「スマートリモコン」なるものの存在を知ったわけである。なんでも、家電リモコンと同じ赤外線信号を出す発信機を家庭内LANのネットワークの中において、それを同じくLANに接続したスマートフォンからコントロールすることで、スマホをリモコン代わりにしてしまおうということらしい。これの大きな利点は、スマホを使って外部のネットワークから自宅のLANにアクセスすることで、外出先からでも自宅の家電がコントロールできることだ。 おお、これなら、家にいる老人が自分で機械の操作ができなくても、遠隔操作で外からオン…

  • 賢い家にしてみよう その1

    なんか、「スマートホーム」とかいうものがあるらしい。「賢い家」だって。うわぁ、バカっぽいw そもそも、時代遅れのおっさんなので、自動化とか元々あまり好きではないんである。リモコンでしか操作できない今どきの家電も好きではなくて、「本体に全部ボタン付けとけよクソが」とか思ってしまうクチなので(単に自分の部屋がとっちらかっててリモコンをよくなくすだけw)、今までスマートホームなんて言われても全く眼中になかった。それが突然、ひとりで機械に向かって「ねえグーグル、冷房つけて。…あ、ホントについた。すげー」とか言ってにやにやしている体たらくである。あぁ、情けない。 そもそも事の起こりは、今年の夏が暑すぎた…

  • ゲイネタ

    いちおう、ゲイブログということで登録させてもらっているのだけど、考えてみたらゲイネタを一つも書いていない。というのも、ほんとにネタがないのだよね汗 諸般の事情でいろいろ忙しくなっていて、さらに、もうおっさんなので慢性的にくたびれてしまっていて笑、実のところ、相方とも最近は数か月に一度しか会ってない(まあ、もともと少し遠距離なのでそれほど頻繁に会っているわけでもないけど)。それ以外の数少ないこっちの友達とも、ふと考えてみたらもう一年以上誰とも実際には会っていないような汗。ましてや、新しく知り合う人と会いましょうなんてのは、もう数年来ない気がする。世に言う干物男とはまさにこんなんを言うのだろう。 …

  • 赤い星

    いや、ソ連の新聞の話とかでは全くなく。 親はまあ普段からぼけてるので、これにさらに寝ぼけが加わったりすると、もうわけわからんことになるわけである。たまに夜中に意味不明なことで起こされるわけだが、意味不明なままに何とかなだめて寝かしつけても、今度はこっちが目が冴えてしまってどうにも眠れなくなる。七月の末だったか、そういえば火星大接近だとか相方のメールに書いてあったなと思って、三時ごろふと窓を開けてみた。火星を見るなんて何年ぶりだろ。ちゃんと見つかるかな、なんて思って空を仰いでみたら、探すまでもなく南の空にオレンジ色の星が煌々と輝いていた。いや、だいぶ明るいねありゃ。さすがは大接近だ。 そんなこと…

  • マネできねぇなぁ

    親を連れて行っている近所のとある医院なのだけど、なんだかいつ行ってもえらい混んでいて、田舎の小さな個人病院なのに平気で二時間とか待たされる。基本的に一人あたりの診察時間が長いのが原因で、一人暮らしで普段話し相手があまりいないのだろうおばあさんが前の順番で入ったりすると、ずーっと続く世間話に付き合ってやっているのが診察室から漏れ聞こえてきたりする。 ちょっと独特なキャラのお医者さんで、やや居丈高で上から目線だったりするし、決して親しみやすく優しいという感じではないのに、ひっきりなしに患者が訪れるのは、そのあたりも理由の一端なのだろう。もちろん、診断と治療がしっかりしているということは大前提だろう…

  • 全力でジョーク

    TwoSetViolinという、オーストラリアの台湾系バイオリニストの二人組がいて、Youtubeにいろんなおもしろ動画をアップしているので、よく見ている。私は英語わからんので、言ってることは半分くらいしか理解できなかったりするのだけど(泣)、この↓「ビットコネクトソナタ」には感心した。 もともと、詐欺まがいの仮想通貨「ビットコネクト」(すぐに破綻したらしい)の派手な客集め集会で、カルロス・マトスなる人が「ビットコネクトさいこー。俺は資産が五倍になったぜ。みんなも早くやらなきゃ損そん」みたいな煽り演説をしたのが、テンション高すぎで面白いちゅうことで、英語圏ではそこそこ有名だったみたい。ヘンな自…

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