追憶の彼方 妹よ君が去って四年です。 もう君はいないのだという実感が今になってもありません。 君が住んでいた家の前を歩くとき、ときおり感じるのです君が背後から呼び止めるのではないか、 「あんちゃんどこ行くの」 かといって君がいないという事実から目を背けることはなくなりました。 心に残る思い出は鍵もかけずいつでも取り出せます。 幼少期から数えればきりがない楽しく面白かった日々、そして母の介...
長い旅の果てをみたい なにが待っていようと笑顔でたどりつければ そんな思いで今日も上を向いて あなたにも笑顔をお届けできれば
むかしからのお菓子 タイにもむかしからいまに伝わるお菓子、スィーツはたくさんあります。 今日はマーケットでみたむかしスィーツをいくつかご紹介です。 土地柄といいますかやはりココナッツを使ったものが圧倒的に多く、ほとんどにココナッツが基本になっているといってよいでしょう。そしてつぎに目につくのはバナナとかタロ芋を使ったものでしょう。 バビン 材料はココナッツの身ともち米粉をミックスした焼...
日本を取り巻く危うい状況をあれこれ考えていたせいでろくでもない夢をみてしまった。 時はおそらく数年かあるいは十年単位の近未来。 どうも日本は深刻な食糧不足に陥っているようだ。 それはテレビニュースで知ったのだが、そのわりに自分が住んでいる地方はパニックになっているわけでもなく町は落ち着いているようだ。 まあしかしいちおう食料品も少し買い足しておかなくてはといつものスーパーへ出かけた。 ...
国道沿いのスーパーBIG-C、その駐車場にオープンするイブニングマーケット。 また行くというので迎えにきてもらった。 夕方5時。 まだ太陽は沈んでいない。 勤め帰りの人々。それぞれの制服姿も目立つ。 なかにはおなじユニフォームで身体をぴったりくっつけて歩くカップル。彼らは仕事場でもこうなのだろうかとみょうなところが気になった。 それに比べてうちの姐さんのグループはまさにギャングだ。アムなどは買った...
おしねい(OSHINEI)という日本食レストランがある。 その歴史はよく知らないがかなり以前からバンコクにはあった。それが今はタイのあちこちに店を出すようになっている。 いつか忘れたが‘おしねい’という名前をみて、ああこれはそもそも‘おいしいね’を間違えてそのまま使っているのだろうと思った。タイ人にとっては‘おいしいね’が‘おしねい’になっていてもなんの問題もないのだから。 アユタヤにも店があるという...
自慢じゃないが私はまことにものを知らない。 知らなさすぎて情けないのを通り越し笑ってしまいそうになる。 いつからこうなったのかそれさえ定かでなく、老いとはかくも影の如く忍び寄るものかと今さらながら感心したり嘆いたりこのうえなく忙しい。 しかしものを知らないという自覚があるということは、新しい知識に遭遇する機会もこれまた多いということに他ならない。 知識が幼児の脳みそのようにどんどん吸収され...
Aunt and Niece at Scoops Me Up
タイのガソリンスタンドはどこもだだっ広い。そして多くのお店が並んでいる。 コンビニ、コーヒーショップはあたりまえで昨今はファストフードやスーパーまであって、なにがメインなのかわからなくなっている。 田舎などでガソリンだけのステーションを見つけると時代が戻ったような気分になる。 Scoops Me Up なんどかとりあげたジェラート屋。 土日になると賑わっていたがいまはどうなのか。 まずくは...
平和な世界、美しい言葉だ、誰もが好んで使いたがるワード。 平和な世界、世界の平和のために・・・・・。 ふと思った。 平和な世界なんてもうどこにもない。 大戦争のあとに人類は思った、これでやっと平和がくる。 しかしそんなものはそれこそ夢だった。 人間が人間であるかぎり欲望にまみれた殺し合いは際限なくつづき、平和平和と念仏のように唱える人間を尻目に好戦人種の増殖は終わりがない。 ごく当り前の...
バスがあらわれた。 カーブの向こうからバスがやってきた。 ‘つぎは昭和通り、昭和通りです、いらっしゃませんか、はぁいつぎ通過しまぁす’ にほんブログ村...
用があってナコーンラチャシーマーへ出かけた。 ナコーンラチャシーマー(旧コラート)はタイ東北部への入り口の県。アユタヤから約200キロほど東北に位置する。 むかしはバンコクから東北ウドンターニへ行き来するのに夜行バスを使った。バスの休憩所がナコンラチャシーマーだった。 この町から東に向かえばクメール文化の遺跡が点在する。その昔メコン川を越えて侵攻してきたクメールが占領していた地域。 いつか時...
タイで有名なのはmakroというスーパー。 むかしは会員制で本当の業務用というイメージを私なんかは抱いていたのだがいつからか誰でも買えるようになっていた。 どこの国でも同じように業務用なので販売単位が大きい商品が多い。 我が家でも買うのはケースのビールとか肉など保存のきくものに限られる。 牛肉のスライスなどはふつうのスーパーより質はよかった。価格的にはそれほど安いということでもないがオージ...
ラープ・ムウ 火を通した豚ひき肉に酸味と辛さでサラダ風にしたもの。 これを初めて食べたのはむかしむかしタイ東北メコン川沿いの国境の町ノンカーイだった。駐在していた友人を訪ねて滞在していたとき。 辛さのきいた料理が多いイサーン・レストランだった。 (イサーン=タイ東北部の総称) ノンカーイはメコン川をはさんでラオスと接している国境の町。白人も多く滞在しており彼ら向けのレストランも多くあってハ...
その① でっかいチキンだな こんなの見たことない しかしどうやって運ぶかな 食い散らかして逃げるのもポリシーに反するし・・・ その② それで、なんでオレが? 知らないよチキンなんか もっとちゃんと調べろよ 血液でも唾液でもPCRでもやってくれよ だいたい別件容疑がトイレ以外でのおしっこだなんて こんなバカな話があるかってんだ!! その③ なんでボクまで 関係ないでしょ そばで見てただけなん...
2月も半ばになってしまった。 タイらしい暑さが戻ってきた。 まるで春のようだと感じていたのはほんの数日。あっという間に真夏の兆しがあちこちに。 外灯にもときおり虫が群れる。これもやはりユスリカの一種かもしれない。 小さな虫も活発になってきたようで網戸にへばりつくヤモリさんも元気になってきた。つい先日まで寒いときはほとんど姿を見せなかった。彼らも敏感に季節を感じとっている。 しっかり食べて...
なんの脈絡もなくたこ焼きが食べたくなった。 DNAなどなんの関係もなくお好み焼きは自分でつくれるがたこ焼きはまだつくったことがない。 たこ焼きが食べたい 姐さんにおねがいすると二つ返事「あい、いいわよ、日曜にね」 うちの姐さんはたこ焼きもかなり上達しているようだ。 会社でたこ焼きの話をすると食べたいとリクエストが殺到した。‘そんなこと言うからだよ、たいへんだよ’「いいのよ、みんなまとめて持っ...
タイの食べ物のなかでマイベストファイブに入るのがカイパローという煮込み。 食べ物にまつわる思い出は多いがなかでもカイパローは忘れられない料理になっている。 したがってタイにいるときはいまでも月に1,2回はつくってもらう。 もう30年ちかく前、初めて立ち寄った国タイランド。 東北部のメコン川沿いへ行くために空港で国内乗り継ぎを待っていたとき。 空港レストランでまるでおでんのように売られていたのがこ...
来月13日から日本ではコロナ対策としてのマスク使用が個人の判断にゆだねられるらしい。 するのも外すのもどうぞご自由にということだろう。 と思っていたら、公共の場所、乗り物等では配慮してくれと、なんと中途半端なお話。いかにも日本の政策だなとため息をつきたくなった。 どうすればいいのだ。 外すことをすすめるけれど片一方では周囲の人々に配慮をしてね。 しかし日本国民はバカじゃないのだからここまで細...
ウィークエンドと書いて昨年なくなった山本コウタロー氏を思い出しそしてそれは「岬めぐり」へとつづく。 大好きな歌のひとつ。 いつ聞いても胸の底にある青い灯がせつなくひろがってゆく。 あなたがいつか 話してくれた 岬を僕はたずねて来た 二人で行くと約束したが 今ではそれも かなわないこと ・・・・・・・ 好きな歌手、そして俳優たちが去ってゆく。 まるで一時代の終わり...
つい数日前までさむいさむいといってたのはなんだったのだろう。タイの暑い季節はあっという間にやってきた。 たしかにタイにもみんながいう冬はあったようだ。日本の春先程度の寒さだったけれど今年は格別に気温が下がったといえる。 しかしそれも終わり、数日で真夏の予兆。 1月21日に日本から戻ってもう20日ほどすぎた。 その間クーラーは無論扇風機さえ必要なかった。 ところが2月に入って数日で気温はグングン上...
バンコクへ行ったので有名ブランドの肉まん(豚まん)を買ってもらった。 いっしょにカスタードまんも。 日本で見られる肉まんよりもサイズは小さい。 タイではトップブランドとして知られるワラポーンの肉まん。 コンビニなどでも売られている肉まんとどう違うのか。聞くところによれば味と詰め物の量がちがうらしい。 豚ミンチの味はとくに癖もなくおいしい。真ん中に小さな卵、おそらくウズラの卵だろう。これ...
久しぶりに 手をひいて めおとで歩ける うれしさに 若いむかしが 浮かんで来ますよ おまえさん ここが ここが バンコクよ 記念の写真を とりましょね さあさ着いた 着きました 達者でなが生き するように お参りしましょょ 王太后さまです おまえさん あれが あれが 宮殿よ お祭りみたいに ...
大学の敷地を利用した週末だけの市場。 いつからか目になれた風景になってしまい写真を撮るのもおざなりになっている。 とにかく女性はショッピングが好き。 あれこれ手に取ってじっくりながめる。 売り手は値段や品物のよいところなどをさかんに売り込む。 私などはよほど興味がないかぎり手に取ったりふれたりしないけれど女性たちはそんなことは気にしていないように見える。売り手の話を聞いているのかどうか...
こうしてマーケットに来たからといって買いたいものがあるわけでもない。 しかし女性はちがうようだ。とくに何がほしいと決めているわけでもないがショッピングに来ているという感覚そのものから楽しんでいるように思える。そして来たからには何か買わないとまるで損をしたような気分になっているようにもみえる。「あなたもなにか欲しいものがあったら忘れずいってね」 まるでこちらの心を見透かしたように何度もいう。 ...
大学構内を利用した市場はタイではめずらしくない。バンコクでもよく見られる。 ここアユタヤでも学校が休みの土日を利用した市場が客を集めている。 大学の名前は【プラナコーン シー アユタヤ ラチャバット ユニバシティ】 市場そのものはいずこもそんなにちがわないが、さすが総合大学だけあってこんなモニュメントが目を引いた。仏陀の手と裸の男がどうしておなじ場所に並んでいるのか誰も不思議に思わな...
昨年の節分はどうだったかなとみればタイにいて巻きずしをつくっていた。 みんなでまるかじりをした。 それなら今年も作らないわけにはゆかんと冷蔵庫をあさった。 たいしたものはないが妻や向かいのアムは巻きずしの素人だ、入っている具に文句はいわんだろう。なんせタイ米でつくる巻きずしだ、日本のと同じようにできるわけもない。 言い訳はこのくらいにして、探し出し考えた具材、キュウリ・タマゴ・カニカマ・ニ...
日本のテレビで俳優の藤岡弘氏が、「オイシクなーれ、オイシクなーれ」というとコーヒーがほんとに美味しくなるそうな。 もちろんそれほど気持ちをこめて大切にコーヒーを淹れるということなのだ。 我が家の朝はコーヒーではじまる。これは日本でもタイでもおなじ。 妻の出勤は早いので午前4時起床、すぐにコーヒーをつくる。 日本で買ってきたコーヒー豆、正確にはコーヒーの粉。ブランドはモカだのキリマンジャロ...
タイでむかしからあるスーパーといえばBIG・C。 全国津々浦々に店舗がある。 もうひとつの有名スーパーがロータス。 好き嫌いは人それぞれでどちらがどうとはよくわからないが、どんな田舎にもあったのは老舗BIG・Cかもしれない。しかし今は両者ともかなり辺鄙な場所にも店を出している。 アユタヤ郊外、北へ向かう国道沿いにもあって、駐車場の敷地を利用してイブニングマーケットがオープンしている。近在の人々は夕食...
これはながいながい物語。 キミたちのとおいとおいご先祖様がまだ人間のペットだった時代。 どうして人類が滅亡に至ったかは世界史2で習うだろうけど、どんなにすぐれた技術やテクノロジーを手に入れたとしても憎しみや欲望を排除する術を持てなかった彼らは消えゆくしか道がなかったのだよ。‘でも先生はまだ生きてるじゃん’ キミにはボクが人間にみえるだろうけど、わたしは人類が残した遺産だよ。 この星に何十体か...
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追憶の彼方 妹よ君が去って四年です。 もう君はいないのだという実感が今になってもありません。 君が住んでいた家の前を歩くとき、ときおり感じるのです君が背後から呼び止めるのではないか、 「あんちゃんどこ行くの」 かといって君がいないという事実から目を背けることはなくなりました。 心に残る思い出は鍵もかけずいつでも取り出せます。 幼少期から数えればきりがない楽しく面白かった日々、そして母の介...
円安 日本円が紙くずになる日は 減税と給付 甘い響きですね。 どの党も選挙のためにまるで一つ覚えのように叫んでおります。 バラマキ給付が悪くて減税ならよいのかな。 どちらにしても結局は国のお金、国民の払った金が減ってゆくだけ。 今回は国債発行はしないといってるけれど、選挙の結果次第でどっちにも転がってゆく日本の政治。 政治に何が期待できるのか、いい大人が言ってはいけないだろうが。よくわからんのだよ...
毎週1回 水の日 日本でも水道水をそのまま飲用に使用するのは抵抗があります。 もう長いこと沸騰させない水道水をそのまま飲んだことはありません。 むかしに比べれば大阪の水道水も高度浄水処理が行われ公的にはそのまま飲んでもだいじょうぶとされているようです。 もうかなり以前の話になりますが母が入院していた病院で、たしかその時は胆石だったように記憶していますが、担当ドクターの話が、淀川の水を飲料に使ってい...
住居周りを徘徊 “おいおいみてごらんよ、あの日本人またうろうろしてるよ。近くに来ても目を合わせちゃだめだよ” “どうして?” “笑顔なんか見せてごらん、すぐ寄ってきて話しかけてくるから” “なんでそれがだめなのさ” “いろいろ聞いてくることはわかるんだけど、ヘンなタイ語でさ、こっちがわからないとすぐアンギット(英語)に変えてしゃべるんだ” “別にこわくないでしょ。ヤクザでもないようだし” クリーニングメイドや...
ジローとチビの帰国7月7日付「ジローとチビの憂うつ」で載せました。 日本へやってきたちびっこギャングはいろいろありましたが無事にタイへ戻りました。 ジローとチビ。 ちい公のカバンになぜかフライ返しといっしょに詰め込まれておりました。 日本生まれのジローが久しぶりに帰りたいといったのがそもそものはじまりです。 しかし暑さと騒音ですぐに里心がつき「かえろう、かえろう」の大合唱でした。 そんなわけで無事...
クロコダイル・ダンディーと久しぶりクロコダイル・ダンディーはオーストラリア映画のタイトル。 日本でもヒットした。 アユタヤにもクロコダイル・ダンディーがいる。 もちろん私がそう呼んでいるだけでタイでの通称ニックネームは「ポーヤイ」、ビッグダディ的な意味合い。 私はおもにMrダンディと呼ぶことにしている。 アユタヤのダンディーは髪結いの亭主。奥さんが仕事中は自室で体操したりPCをいじったり...
最終話 アユタヤ県タールア クラシックカー&バイクの会 タールアの古い市場通りを利用したクラシックカー&バイクの集会。 食べ物やドリンクの店が開きました。 さっそくビールを買います。 缶ビール・ビヤシンラージが60バーツ。ほとんどマージンをのせていない価格です。出店しているのが町の人達、それもメンバーの家族だったりするのでここぞとばかりに儲けようとはしない姿勢に好感が持てました。 ス...
私のバイクの思い出 アユタヤ県タールア クラシックカー&バイクの会 アユタヤ県タールア クラシックカー&バイクの会 今回のテーマはバイクでした。 私はいちおう日本人なので当時の言葉で言うなら“オートバイ”にはそれなりの興味もありました。 というのも育った山村ではやはりオートバイが大人の男たちの移動手段で、四輪などはまだでせいぜい木材運搬用の3輪自動車があるくらいの地域でした。 学校でも担任はオートバ...
アユタヤ県タールア クラシックカー&バイクの会 ② アユタヤ県北部に位置するタールアの町からお届けします。 アユタヤ県タールア クラシックカー&バイクの会 毎回それぞれテーマをつくってイベントを行っていますが7月に臨時で開いたイベントはバイクがテーマでした。 アユタヤ県内そして近隣県から多くの旧型バイク愛好家が参集しました。 リーダーのポム 真面目だが...
タイ・アユタヤ県タールア クラッシクカー&バイクの会 ① タールアの古い通りの再生とクラシックカー&バイクの会。 雨季なのでバイクの会は11月頃まで開かない予定だったがメンバーの要望で急遽開くことになりました。 タールアだけでなくアユタヤ県の各地そして近隣の県からも参加があるようです。 私も、この会がどんなものか、町興しなら今後なにか手伝えることがないだろうかとやってまいりました。最近バイクに乗って...
嗚呼!円安 空港で倒れるちい公 バンコク・ドンムアンに着いたところに話は戻ります。ふだんはタイに帰ってきたといって円を両替したりはしないのです。 というのもネット送金のほうが手数料も安くすむようで、それに口座にダイレクトに入りますから空港の両替所などはまず使いません。 もし日本円をキャッシュで持っておりタイバーツに両替するなら市中にもっと率の良い両替屋があります。なぜか空港に出ている銀行などの両替...
タールアの町おこしイベントでちい公噺など一席 アユタヤ県の中でも北部に位置するタールア郡。 町を囲むように川が流れていたのでかつては舟運業が盛んだった。 時代の変遷とともに道路が整備され川にダムができて町の名前にもなっている「タールア」(船着き場、港)はその用を終えてしまった。 タールアは小さな田舎町。 郊外に有名なセメント工場があるくらいで由緒あるお寺もあるが、これはタイならどこにでもあるような...
ジローとチビの憂うつ チビ「ボクは初めての日本でした、暑くてどこもノイジーで疲れました」 ジロー「ボクは日本で生まれたから暑いのも寒いのもがまんできるけど、10年ぶりに帰ってきた日本はあまり変わってなかったです。たしかに記憶にあるよか暑くなっているような気がしました。でもそんなことよかべつの心配があるんだ」 チビ「ジロー兄ちゃん、なによシンパイって」 ジロー「来るときボクたちはバッグの中にニトリの...
女と男の交差点23 あなたを想う夏 真っ青な空 地平線からのぼってきた夏の雲 日傘をとおす日差しがいたいほど あなたとすごした日々から何度目の夏でしょう あなたの人生から消えたのは大きな決断でした 思い出だけで生きてゆこう そうしなければいけなかった どこかであなたが生きているなら それだけでよいのです いつか運命の歯車がまばゆい光を放つかもしれない そう思いながらこの夏も超えてゆきましょう...
7月5日はもうすぐだ 日本はいうまでもなくアジアの多くの国々で話題になっている7月5日、日本大津波説。最近ではその噂も微妙に7月頃というように曖昧になってはいる。円安で日本ツアーを計画している人々もこの日の近辺は避けているという。 国によって受け止め方はちがうけれど、反日国などでは日本が再び大災害に襲われることを心待ちにしている連中もいるとかいないとか。 何処でも似たようなものだが災害列島に...
タイに政変の影 カンボジア国境で紛争再燃 元首相タクシン氏の次女であるペートンタン氏が首相になって、さてこれでかつてのタクシン時代が再現されるのかと、当時恩恵に預かった地方では大きな期待をもって迎えたはずだった。対する反タクシン派はどう動いてゆくのか、なにか起爆剤があってまたまた軍部が動いてのクーデターによる政権転覆などということがなければよいなと第三者的な危惧は抱いていた。 元タイ首相だったタク...
ひとは見かけでどうなのか 人を見かけで判断してはいけないという。 たしかに一理はある、あるのだけれども、やはり見かけも大切ではないかと思う。 つとに最近このことについてしみじみ思う。 とくに政治の世界の人間などを見ているとこの思いが強くなる。公の場で主義主張を述べ一般大衆の支持を得ようとするものにはやはりいわゆる“見た目”も大きなウエイトを占めるだろう。 どうみても悪人ヅラがいくらきれいな言葉を並べ...
ああ夏がいまさらですが夏が来ましたね。 日本は海に囲まれているためだろうか湿度が高い。やはり早朝に60%を超えているとあまり快適ではないですね。 タイも南の国で、もちろん暑いが、とくに若干内陸部に入っているアユタヤなどでは湿度はそれほど高くないのです。 6月30日日本時間6時30分同時刻のタイ・アユタヤでは51%だからかなり快適。昨夜に4時間ほど雨が降って気温も30℃を切っているようです。 ...
一日一食にするか 世間の休日にスーパーへゆくのが気がすすまない。混雑していてレジの行列などみただけで嫌になる。 もういいか昼ご飯抜くかな。 何度か書いているけれどハンガーストライキではなくハンガーダイエットを長く続けている。取り立てて肥満でもなく体調に悩みがあるとかでもない、けれどまあ健康が維持できるならいいかと勧められるままはじめた。 前日の夕食後おおよそ午後7時頃から翌日の午前11時まで...
占い うらない ほんとに裏ない? そもそも占いというものを信じない。 しかし、信じないのだけれどもその根拠、いわゆる統計学的な見地から導き出されているものに関しては全く否定するものでもないのです。 いってみれば人は勝手なもので都合の良い結果だと納得し、たまによくない相が出たりすると、なんだこんなものという具合になるのです。 いつも拝見しているブログに星占いが出ています。ここはお気に入りで、なぜかと...
タイ深南部へ地図をご覧いただければと思います。タイ南部マレーシアボーダーに隣接するあたりが深南部と総称されるイスラム色のつよいエリアです。歴史的には、かつては独立した王国があった地域です。しかしタイ王朝の侵攻、そして第二次世界大戦下における日本や英国を含む大国のエゴに振り回された場所でもあります。現在はタイ王国の行政下にありますが、独立志向の運動が続いておりときには爆発物を使用することもあってテロ...
殺戮社会と自己防衛アメリカでは何度も銃による大量殺戮が繰り返されてきた。そしてそのたびに銃規制が叫ばれた。しかしそれは大国アメリカのごく一部の声でしかないのかもしれない。開拓者の国では自己防衛が基本。自分や家族の生命財産を守るために銃は必要だった。そして現代アメリカで個人の銃所持が禁止になることはない。銃のある社会はどうなのか。ひとによって意見の分かれるところでもある。アメリカだから今回のトランプ...
日本酒に手がいただいたメールより、淡いオレンジ色に包まれたお城天守閣の真上に細い三日月が心地よい風が窓から入り、ライトアップが終わるまでが私の一番好きな時間今夜は氷を浮かべた冷酒グラスに当たる、カランという音が好きでまた予定量をオーバーしてしまいそういいんだ今を大切に生きていたい>グラスに当たる、カランという音が好きで・・・・ゆれる氷の音が聞こえた。そういえば日本酒は今年になって口にしていない。そ...
蝉が鳴く 山里の思い出が蝉の声がうるさくなってきた。午前中だけなのでミンミンゼミかクマゼミか。蝉が鳴きはじめると梅雨明けがちかい、と勝手に思っていた。けれど実際は関係なく、蝉が鳴きはじめるのは気温が関係あるとか。都会にはヒグラシがいないのかな。もうすぐ陽が落ちるよ、早くお家に帰るんだよ。そういって教えてくれたヒグラシの声がない。だから都会のおじさんはいつまでもフラフラ遊び。夏の夕暮れ。山里の家では...
倒れ荘ゆれる我が倒れ荘、近辺はかなり賑やか。上空は伊丹行きの飛行機。消防や救急は毎日元気。ときには大きなトラックで地響き。かつて家主と食事したとき、「私も大阪に来たとき空いていた部屋に泊まったことがあるんです。でも眠れなくて大変でした。あそこで眠るのはすごい」そんなことをいった。この建物で牢名主のように長くなった。畳なら10枚は積まれている。家賃が高くなく長期不在でもわかっているので文句を言われる...
お誕生日おめでとう今月はたくさんの知人が誕生日を迎えています。夏場に生まれた方が多いのかそれともこれは私だけの特殊な分布なのか。いままでも時々気になっていたのですが、はたしていつまでも“誕生日おめでとう”とメールを送ったりしてよいものだろうか。そんなことを考えながら気がついたときは手軽になったSNSなどで送ってしまっているのですが。ふと思いついて、今月はまとめておめでとうを言わせていただこうかと。【七...
人間はなぜ死ぬのでしょう今日も寅次郎さんからお借りです。男はつらいよ18作 寅次郎純情詩集よりこの回はWマドンナといってよいでしょう。満男の学校の先生に壇ふみ、そして余命いくばくもない母に京マチ子。家庭訪問にやってきた先生(檀ふみ)に、例によって恋をする寅次郎。いろいろあって堪忍袋の緒を切らした妹さくらが寅次郎に、「先生のことだってそうよ、お兄ちゃん、自分は幾つだと思ってるの、あれくらいの娘がいた...
バンコクからラオス・ビエンチャンへタイ国鉄の発表によると7月19日、バンコクからビエンチャンまでの国際列車サービスを開始するという。現在はバンコクからタイ東北部メコン川沿いの町ノンカイを結んでいる路線を延長する。ノンカイからラオスの入管エリアはメコン川を渡ればすぐだが、この列車が着く駅から首都ビエンチャンまでは9キロほどあって陸路をバスなどで移動する必要がある。ビエンチャンの町中に駅がないというの...
トラというワン公男はつらいよ19話 寅次郎と殿様より風薫る五月です。端午の節句に今年こそはと息子満男のために鯉のぼりを買ったさくら夫婦。この時はまだアパート暮らしで場所がなく帝釈天参道でおじちゃんおばちゃんが営む団子屋の裏庭に鯉のぼりを立てました。「トラ、だめでしょ。あんたトラがまた座敷に上がってるよ」「これトラだめだよ、お前は下にいるんだよ」おじちゃんおばちゃんが言うトラは最近飼うことになったワ...
ブログで美味しそうな冷麺をみた。食べたいなと思っているうちに昼ごはんの時間。ま、いいか、暑いけどあるものですませよう。今日はスーパーへ向かっている途中でミイラになってしまいそうだから生存を優先しよう。冷凍のチキン、ちくわ、揚げ、こんなものでまずは炊き込みご飯。こういうごっちゃになったご飯が多い。ずぼらの貧乏人にはぴったりのメニュー。これだけで食事ができる。麺が頭から離れず、マルちゃんを引っ張り出し...
潮騒の町へいただいたメールより『城下町図書館 古い日記帳夏祭り海辺のバス停・・・思い出は色あせず行きたい所がある、会っておきたい人がいる今も青春をひきずって・・・7月19日が今年もやってくる』なつかしさと悲しみがいちどきに押し寄せてくる、そんなメールだった。そうか、自分以外にも同じ記憶を共有している人がいる。うれしいが、反面、若さしかなかった時代の自分が古いビデオのようによみがえり、それはつよい悔恨...
いまさらながら超円安に物価高毎日なにを食べようかなと考えるのがめんどうになるときがある。かといって弁当屋のご飯というのも気がすすまない。あ、そうだオイルがなかった。玉子を焼くにも少しのオイルがいる。いつも使っているのはスーパーのブランドで他社よりも安いオリーブオイル。それでもたしか400gボトルが600円ほどになっていた。久しぶりにオイルの棚をみて、その値段に二度見をしてしまったえっ、同じボトルが...
やさしい目の女性(ひと)ひとをみる目がやさしい方だなといつも思う。その方が書くものは、きっちり裏付けされ、ときには辛辣できびしい。けれどもひとをみるとき、それまでの厳しいイメージが嘘のようにやさしい目になる。そばで様子を眺めているわけではない。けれども書かれるものからおのずとにじみ出るやさしさは隠しようもない。たとえば、あるとき、歩いて工事現場のわきを通った。アジアの若者が汗して働いていた。その方...
詐欺メールといたずらコメント 楽しい日々だねコメントにわけのわからないのがきている。今月に入ってからFC2ランキングバナーをテスト的に貼ってみた。すぐにこんなコメントが入るようになった。IPアドレスはベトナムハノイとかバングラデシュだが、こんなものはフリーのVPN。すぐに東京のプロに依頼。VPNのもとを探ってもらう。知人が笑う、「なんだったら残されているフリーメールにバクダン送ってやろうか」彼らにかかるとた...
日本・タイ 行ったり来たり “百五十歳ふりかけ”昨年秋に北海道へ行った方が小樽で買ってきてくれたふりかけ。知る人ぞ知る有名品らしい。「百五十歳若返るふりかけ」昆布や胡麻がメインのふりかけ。一袋60グラムなので10回に分けて食べると一度に15年ずつ若気ってゆく勘定になるが、塩分もあるのでそんなには食べられず、思い出したように少しずつふりかけて食べているが、それが1グラムとしてもいちどの食事で2歳半ずつ...
「なんだ元気そうね。よかった」たまの電話に喜んだのもつかの間、「だいたい、ちいさんは、もうそういう歳なんですから、それに気づくのが遅いのよ」知らぬ間にご意見番のようなお言葉が、「これからはもっと自覚して日々を過ごさないと」“わかってますよあたしだってバカじゃないんだから。だけどね、これからは好きなように生きようかと”これがいけなかったのか、「好きなように生きるのはもちろん悪くないですけど、その前に、...
梅雨だからしかたがないけれど雨がつづく。部屋の湿度もずっと70%を超えたまま。ヒマナ三太郎がぼやいております。ったくやんなっちゃうね、この雨じゃ仕事もないし、おいらなんか殺すのは簡単だね、雨の三日も降ればよいなんていうけど、おいらのばやいは一日降っただけで食い物はなくなるし命の危機だわ。おっ小降りになったみたいだ、さあ気分を変えてゆこうぜ。あわてもの、何を思ったか傘も持たずに飛び出した。「あのぅ、...
人間の一生は長い旅路です。宇宙からすれば虫けらのような生物でも、私たちの一生はやはり長い旅路です。その旅が終わるときをしっかり自身で確認できたら。何が待っているのかみてみたい。もちろんそのためにはいわゆる惚け老人などになってはならない。旅の終わりを笑顔でながめたい。いつの頃からかそんな思いが頭からはなれなくなりました。それがどこにあるのか、いつなのか、それは誰にも分りません。神様がいるなら知ってい...
皆様、ありがとうございました。このタイトルになりましてから8年ほどががすぎました。一期一会、出会いがあれば風のように消えてゆく姿も多く、まあそれがこの世界の常でしょうとそれほど気に留めることもなくなってきました。なんということもなく流れてゆく日々の時間。いまあらためて自身の年齢を考えたとき、残された時間の短さに唖然としております。生物である限りその終末はかならずやってきます。ただ人としてこの世に生...
“イブライムフェレール”をキューバ音楽を語るときこの人はかならず登場するだろう。“イブライムフェレール”むかしむかしのおはなし。何度目かのタイへ戻るといった私に手渡されたフェレールのCD。青春のあるときからいつもいちばんそばにいた女性がさがしてきてくれた。タイ東北部の田舎。ものみな焼きつくすような日差しの下、どうしようもない壁の前で立ち止まったとき、文化と思想の大きな相違の間で自分の存在をこの上もな...