「チャンミンさん、あの...」 「はい?」 「社長がお呼びです」 「は?父さ...社長が?」 危ない...つい何時もの癖が会社では社長 社長 社長...慣れ…
First Love 38 〜Love in the ice〜
「...気持ち悪いヤツだな」 「うん」 「これから朝まで張り込みなのに、何がそんな嬉しいんだよ」 「うん」 「....さっきから何チラチラ見てんの?」 「…
「チャンミ〜ン、今日の弁当なに?」 「ありません」 「え?嘘だろ....まだ怒ってんの?」 「怒ってません」 「じゃあ、拗ねてんの?」 「拗ねてないし!..…
「好きだ、チャンミン」 重症だ恋煩いって怖い まさか自分が、このシム・チャンミンがそんなものを患うとは 「帰る」 「は?なんでだよ!!」 「ちょっと幻聴が…
ギュッと抱き締められた背中が熱い 溢れて飛び出した感情爆発したみたいに全部吐き出したらここ最近、鬱屈していた心が少し軽くなる やり切ったやり切ったよ、シム…
「帰る」 「なんでだよ」 「あんたが勝手に連れてきたんだろ!」 「はいはい、とにかく上がれよ」 「.....」 まったく取り合わないチョン・ユンホ仕方なく踏み…
「チャンミン、今日の弁当は?」 「ありません」 パソコンの画面から視線をあげずに答える 「ええ!!マジか...まあ、毎日は大変だよな」 がっくりと肩を落とす…
せっせと餌付けを始めてからはや1か月 特に何も進展しない僕の恋 .....おかしい もしかして自分が思うより、シム・チャンミンという男には魅力がないのではと…
First Love 37〜Love in the ice〜
C.side 窓から差し込む冬の柔らかな日差しに目が覚める 何時もとは違う角度から差し込む光とすぐ真横に感じる温かな熱 身動きした拍子に走った鈍い痛みはよ…
「うんまい!」「こっちはチーズ入りです」そうだろ、そうだろ美味しいだろと内心でほくそ笑む美味いと笑顔の大盤振る舞いをしてるイケメこと、恋の相手 チョン・ユンホ…
「おっ、ユノ珍しいなギリギリじゃん」 「まあな」 「まさか、二日酔い?」 「ないない」 ドンヘ先輩と軽口を言い合いながら席に行く途中僕の頭にポンって手をお…
残されたリビングに突っ立って唖然と渡された毛布とソファを見つめる は?なに?どういう事?? まさかこの僕にそのソファで毛布を被って一人で寝ろとしかもいつGの…
パジャマ代わりと渡されたTシャツにキュンとはならずこれ、洗ってるよな?と恐る恐る臭ってしまったのは仕方ないよな 幸い(?)洗剤の匂いがしたTシャツを着てち…
First Love 36〜Love in the ice〜
C.side ふと我に返った 男に抱かれることに慣れた汚いこの身体 抱きたいなんて思うはずがない 自分自身が....この世界から消去りたいのに ** …
解せぬ。最近解せぬことが多すぎて解せぬ。 僕はなぜ、初めてきた部屋でゴミを拾い集め掃除機をかけ、洗濯機まで回してるのか 「おっ、すごい。久々に床に何も落ち…
First Love 35〜Love in the ice〜
Y.side ガッついてるそんな自覚もないままチャンミンの唇を貪る 「んうっ」 鼻から抜けるチャンミンの声に煽られて唇からぷっくりした頬少し横に開いた耳を舌で…
「なんだ...これは...」 相手がいくら酔っているとはいえ好きな人に家に寄って行けよと誘われたらそりゃ行くだろ男なら もしかして一気に関係進んじゃう?なん…
First Love 34 〜Love in the ice〜
C.side ユノの笑う顔が見たくてもう少しだけ、あとこれだけとレポートを言い訳にした 冷たい冷気を纏った何かに唐突に眠りを妨げられる 「チャンミン」 …
「ちょっ寝んな!鍵、鍵どこです?!」「チャンミナ〜はすごい!」「はいはいはい!もう何十回も聞きましたよ!鍵!」「あはーはーはー、鍵さーんどこだーー?」僕はつい…
First Love 33 〜Love in the ice〜
Y.side夜が明けるにはまだ早いそんな時間凍える様な寒さのなか、一晩中張り込みをしていた身体はひどく冷えて、パンパンに浮腫んで重い足でアパートの階段を登るガ…
「それでは、無事プレゼンが通ったことに乾杯!!」「「「乾杯ー!!」」」グラスが合わさる賑やかな音の中、生ビールをぐびぐびと喉に流していくにがっ...大好きなビ…
First Love 32 〜Love in the ice〜
C.sideあの時の僕は初めての感情に浮かれ....幸せすぎて忘れていたんだ**「ん...ん、わかった。いーよ、別に帰るし」通話を終えたスマホの画面を見ながら…
惚れてる....僕があいつに惚れてる??つまりシム・チャンミンが、チョン・ユンホに恋してるって事かよ?!「チャンミン」「うわあぁ、違う違う!してないから!!」…
First Love 31 〜Love in the ice〜
Y.side笑っていて欲しい誰よりも幸せに「世界一のテンジャンチゲ作るから!任せて!」チャンミンが食べたいって呟いたテンジャンチゲテンジャンチゲどころか料理な…
解せぬ。「あっ、これ俺の好物〜」「ちょっ、勝手にとんないでくださいよ!!」「お〜っ、やっぱめちゃくちゃ美味い!!」目をつぶって噛み締めるように味わっているのは…
First Love 30 〜Love in the ice〜
C.side「チャンミン...大丈...夫か」足元に転がった苺落ちた衝撃で歪に潰れてしまっているまるで、自分みたい「大丈夫じゃないのはユノじゃない?」何が楽し…
「ご馳走様でした」「...どうも」「すっげえ美味かった、ありがとう」そうだよ....美味かったに決まってる焼酎と一緒に味わう為に、味見だって我慢してたのに。こ…
First Love 29 〜Love in the ice〜
C.side『定時であがれそう』意味もなく手の中で携帯を弄るのは最近の無意識の癖届いたメッセージを間髪いれずに確認して、そんな自分に別に待ってないし、たまたま…
やめて欲しい 「チャンミン、これA社にメール流しといて」 「....わかりました」 僕を見るたびに笑いを堪えた様に口元を抑えるのは あの屈辱の一夜から、取…
「なんか、疲れてないチャンミン?」 「わかる?もう、へとへとだよ」 休み時間以外は脇目もふらず打ち込んだお蔭で、いや僕の持って生まれた能力のお蔭(?)で無事…
「ヨロシクオネガイシマス」 この際、棒読みな挨拶は仕方ないどうせ、僕のエンジェルスマイルは効かない稀有な人種だし それなら、無駄に愛想をふりまく必要もない …
「どうだった?初出勤は?」 「最悪」 「...どうして?今日は何してたんだい?」 「今日は簡単な業務内容の説明だけ」 「誰に教えてもらったんだい?…
「なあ、あれはなかったんじゃない?」 一日中、外回りでオフィスに帰れたのは、定時をとうに過ぎた時間。 パソコンを立ち上げながら今日の打ち合わせ内容を頭で整理し…
へ~男前な人だな そんな第一印象は、たった5秒で上書きされる事になった 「やる気ないなら迷惑だから帰りな」 「・・・・」 訂正 最低最悪なにこいつ? …
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