1.何倍速だとしか思えないクロックと0.何倍速だとしか思えないメモリーのラグだらけの平凡にクラッシュばかりのROCK&SLOWラグだらけの特別にフラッシュばかりのROCK&SLOWROCK&SLOW
こともなげにこなすしなやかなつよさにえいごうにつながるでんとうよりもほうことはなくともなすしたたかなつよさにえいこうにつらなるでんせつかさねはう追い求め
「大型送風機40台できれいな空気を都心にお届けインド首都」(AFP)ニューデリーで大型送風機のタワーを建設し、高級ショッピング街にきれいな空気を送りこむというもの。効果があれば追加で建設するが、風穴はわずかだろうという指摘もあるよう。薄めればいいってものではない気もするが、とりあえず発生するものはしょうがないからせめてという感じか。かつてのこの国のように、これはもうやばいなというところまで対症療法なことを批判するつもりはない。感想は、こうした方面は技術的にそれほど進んでいないのだなということ。無論、進んでいたとしても、そうした水準に辿り着くために発生させているのだから、そもそもではある。とはいえ、送風機でとりあえず局所的に吹き飛ばすというのもどうか。ここしばらく変わらない送風機から、新しい技術によるワクチン開発...スモッグは送風機で
思い出ではない過去は今も明晰な感覚として痛みや喜びを呼覚ます同じ記憶にも関わらず懐かしさを想起させる時間軸の異なりに惑いこどもの達した年齢が更新される度に気づく思い出に変わる過去を思い出に変わる過去
「「ブラック・ウィドウ」、興収88億円コロナ禍の北米初週で最多」(CNN)北米市場で公開された映画「ブラック・ウィドウ」が、感染症流行以降では最大規模の興行収入となったとのこと。本作は、ウォルト・ディズニーの動画配信サービスと同時公開だったが、どちらもヒットといえる数字であるよう。感染症によって正常な市場とはいえない状況ではあるが、劇場と動画配信の共存という点で注目される。生身の人間がライブを提供するスポーツは、現地観戦と動画による配信が互いをマイナスすることなく成り立っている。確かに、劇場鑑賞を現地観戦とするならば、映画はライブ性という点においては、あまり強みを持たない。これまでは、劇場鑑賞が終わってから配信されるということが常識であったから、配信は劇場を妨げるとされていた。しかし、それでは元々映画館はスポー...劇場上映と動画配信
直線上にある目標を追うためにスタートラインに立てたのなら選択肢がない現実も迷いはなく号砲が鳴る途端のワンステップ障害物のある道中に克つためにスロープラインを目ざすのなら現実感のない選択に逃げはなく号砲の無い静寂にツーステップUnDis
「「ゼルダの伝説」に9600万円ゲームソフト史上最高額米競売」(AFP)海外版ファミコンソフト「ゼルダの伝説」の未開封のものが、競売で史上最高額で落札されたとのこと。これまでの最高額は、「スーパーマリオブラザーズ」の7300万円のよう。よくある、まさか未来にこんな価値を見出されることになるとは、というものの仲間入りを果たしている、レトロゲームソフト類。有名な人物による作品、または持ち物ではなく、一点物でもない、生産数の多寡は別として、本当に一般に流通した物たち。結果的に残存する品が少なくなり、理由はそれぞれにしろ、歴史という観点において価値を生む。1987年発売のゲームソフトとあるから、まだ40年にも満ちていないものが、完全に過去のものとして価値を見出される。ゲームという世界は、それほどのスピードで歩みを進め、...ゼルダの伝説9,600万円
ぴりぴりするおーろらほしぼしとぶかさのばひじてつからういんくしげきてきもーしょんぷるぷるするこーそくつれづれとぶくうそうおどりばからういんぐかがくてきこーしょんDEN-EI
「盛り土含め大規模崩落造成の経緯、県が調査へ熱海土石流」(産経新聞)静岡県は熱海市で発生した、大規模な土石流について、ドローンが撮影した画像が付いている。調査中ではあるが、盛り土による人口造成がされた箇所であり、発生の一因とも言われている。水道管などの都市インフラの劣化については、結構前から課題となっている。最近は、表現がよくわからないが、こうした自然に対するインフラ?の劣化(というかこれも表現がわからないが)も起きているよう。必要なものであり、程度規模の差はあれ、昔から行われていることなので、それ自体をどうこうということはない。ただ、画像のような想像外の状況を見れば、すべてを仕方ないで片づけていいのかという疑問もある。無論、恐らくは、その時々の基準を満たした上で、整備されるものには違いない。問題は、経年による...熱海土石流
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1.何倍速だとしか思えないクロックと0.何倍速だとしか思えないメモリーのラグだらけの平凡にクラッシュばかりのROCK&SLOWラグだらけの特別にフラッシュばかりのROCK&SLOWROCK&SLOW
ゲームは、某MMORPGの拡張パックを予約するついでに、セールにあった「ブリガンダインルーナジア戦記」を購入。若き学生の頃、相当に遊んだ国盗りシミュレーション系ということで、土日で軽く遊んでみることに。架空の大陸で複数の国から一つを選び、ターン制バトルに勝利し、領土を広げ、大陸統一を目指す、いわゆるジャンル王道。こうしてみると、国盗り系は、その昔から根本はどれも似ており、良く言えば完成されていて、悪く言えば目新しさがない。ジャンルに共通する最大の特徴は、自他問わず各国や勢力に属するキャラクター人数の多さにある。ブリガンダインも三桁はキャラクターがいるようで、プレイによってある程度、ランダムの幅もあるよう。まだ、一つ目の国の序盤までしかプレイしていないが、まあまあ無難に楽しめそうに感じている。このジャンルの...げーむあれこれ(2024.04.15)
のらねこみたいにじゃれつきあえばふあんやきけんのむねのしめつけをあいだのこいだのかんちがいをしてけたたましくなくいくどものけんかかけぬけるさきのいきどまりのへいそらはとべなくてただぶかっこうにのぼってとびおりちゃくちのさきでりょうてをそろえこくびをかしげていえねこみたいにかしこまってみるのらねこ
「「最後の」お言葉ですが・・・」高島俊男(ちくま文庫)高島俊男の著書との出会いは、学生の時分に題名に惹かれて手に取った、「三国志きらめく群像」である。当時は主に某ゲーム関係を中心に、三国志が流行っており、今と変わらず列伝・群像を好む自分の目に止まった。面白そうだなと、そのまま購入したあの日から、高島俊男の著書は自分の人生の一部となってしまった。学問としては、中国文学を専攻の著者は、他に水滸伝の作品もあるが、多くは日本語をテーマにしたものである。本書は、長く「週刊文春」で連載したエッセイ「お言葉ですが…」の、連載最終期の部分が収録されている。学生の頃は、「人」に付くのが基本であるから、多分に漏れず人に付き、「お言葉ですが」シリーズも出版を楽しみに購入した。普段何気に使う、知ったつもりの日本語の面白さを知って...読書のよもやま(2024.04.08)
純度を高めるほどに真実に近まるほどに全霊を捧げるほどに単純に帰するこころ混合の高まるほどに幻覚を近めるほどに無量の捧ぐるほどに混混を帰せるこころALCHEMY
月に一度は、映画館で新作を。2024年の3月は、「12日の殺人」(フランス)。(個人的に)近年頻繁に起こる新作映画難民となり、選択肢をマイナー系映画館にまで広げることとなった3月。マイナー主流のげいじつ(芸術)系は避け、ノンフィクション原作という点のみで本作をチョイス。ストーリーは、フランス地方都市で、深夜に21歳の女性が生きたまま燃やされるという事件を、警察の捜査班が追うというもの。映画は、冒頭のシーンを除き、ノンフィクションベースなので当たり前だが、普遍的な警察官である班長を中心に進む。捜査班での何気ない、この手の映画の楽しみでもあるやりとりもちょくちょくあるが、ほぼ新人いじりであるため、面白くはない。事件が班長をゆるやかに蝕み、のどの奥の骨となっていく過程を、派手でチープな演出は使わず、丁寧に描いて...ツキイチ映画館(2024年03月)
キニシテイナイフリデキエナイキズヲナゾリキママニムダナウソデキエナイキズヲフヤスキモチハイマモミエズキヅイテイナイフリデケセナイキズニフレテキマグレムクナウソデキエナイキズヲフヤスキモチハイマモミエズケセナイキズ
プロ野球選手は大谷さんの、元通訳氏の例の件について、ただの一般人なので、ただの感想をば少し。通訳氏のやらかした最大のマズいことは、やらかした内容ではなく、最も裏切ってはならない人を裏切ったことにあるのだと思う。違法ギャンブルにしても、億を超える負債にしても、よくはないのだが、まあ、結果は自己責任だろう。問題は、なぜ大谷さんを裏切ることができたのか、という点にある。以下、自分も通訳氏を擁護するつもりなどなく、ほぼすべての人たちと同じく、悪感情しか持っていないということは前提として。恐らくというか、信じたいだけになるが、この破滅の結末が定められていたとしても、最初は大谷さんに影響を与える気はなかった。どういう過程を経ても、どう考えても影響を与えるに決まっているのだが、少なくとも、本人はそうだったのだろう。年収...大谷さんの元通訳氏の例の件
呪縛から逃れたいと指折り数えた日々を終わりの紙証書ごと円筒に封じてサラバ故郷よねずにサラバ祝着から脱すべきと指伸し数えた日々を始まりの紙吹雪ごと円筒を覗いてサラバ故郷よふわにサラバGraduate
卒業の季節となり、街なかでもそれらしい風景を目にすることがある。人生も後半戦ともなると、そうした場面に遭遇すれば、自分には一切関係なくても、なぜかなにか感慨深い気持ちになったり。主に学校なんかは、始まったときから終わりが見えていて、生活環境なんかもガラッと変わり、とてもわかりやすい。しかし、物事はそうしたわかりやすい物ばかりではないから、何かと終わりがよくわからない、むつかしい物もある。それこそ学校にいる頃のような時代には、本気で対象の永遠を望んだりして、終わりなんて切なさそのものでしかなかった。生活環境や人間関係はもとより、漫画やゲームのような趣味においても、終わりは感動にもなるが、継続の望みを妨げはしない。好きな物は、続けば続くだけ、長ければ長いだけ好ましかったすべてが、いつからか、終わり「も」求める...終わりを決めるのは誰?
部品たりないロボットでいつでもリアルに空想を外装あいた小粒ラムネがいつでも日記に潰されるにぎやか整頓おもちゃ箱にぎやか混沌おもちゃ箱小物そろえたドールズでいつでもリアルな想像を内芯かえた鉛筆チョコがいつでも日記をぬり潰すにぎやか整頓おもちゃ箱にぎやか混沌おもちゃ箱おもちゃ箱
「そこにある山人が一線を越えるとき」角幡唯介(中公文庫)極地(北方面)旅行家でノンフィクション作家である著者の、ノンフィクションではない系のものとなる。年齢的なことや探検先が固定されてきたことなどから、最近はノンフィクションよりもこうしたエッセイ的な作品が多い角幡さん。本作も、ご自身の結婚からGPS、脱システムに始まる生死などなどを、極地での経験も踏まえて述べている。「も」と書いたのは、まあ、6,7割は過去の作品との重複があるため。といって、別に角幡さんを否定したり、批判したりがしたいわけでもなく、そんなつもりも当然ない。重複が分かる程度には出ている文庫本を買っているし、自己体験によるノンフィクションはとても面白いし、好きである。ただ、事実として、ノンフィクションではないエッセイ系は、割と作品による重複が...読書のよもやま(2024.03.11)
さかみちころろころげていけばあわててばかりあわててばかりきたきりつつつつついていけばおこってばかりおこってばかりはれものふくくふくれていけばおびえてばかりおびえてばかりひきゃくとばばとばしていけばわすれてばかりわすれてばかりでぃず・でぃず。
ようやく、本当にようやくゲーム「百英雄伝Rising」を(ノーマルモード)だけ終わらせた。終わらせた、というのは、シナリオを最後までと、お使い(スタンプカード)クエストを一応のところ、全部(だと思う)。武器・防具強化(素体は最後まで購入済み)がまだ先があるようだが、ハードモードはやらないので、とりあえずここまで。本作は、無論、4月に発売を予定するRPGゲーム「百英雄伝」のプレ、世界観体験用のゲーム(なので安いしボリュームは少)。本編は純(いにしえの)和ゲーRPG(多分)だが、本作は、2D横スクロールアクションとなっている。恐らく、本編で仲間になる99人のうちの3人をプレイアブルに、遺跡探索と町おこしをこなしていく。横スクなので源流「幻想水滸伝」とも違うし、「百英雄伝」と違うのだろうが、ビジュアルや世界観は...百英雄伝Rising(2)
最後の作品を前に幾年かが過ぎ行き未知の貴方が在る明日をば迎え行く最後の貴方の声を最後の作品を手に幾年かを振り返り未知の貴方を失う明日をも受け入れ最後の貴方に愛をgone
4月23日に発売予定のゲーム「百英雄伝」のプロジェクトリーダーである村山吉隆さんが、2月6日にこの世を去った。当ゲームを楽しみにしていた人たちにとって、突然の、まさかの訃報。張り付いていたわけではないけれど、気の向いた時には開発状況の様子ものぞき、精力的にファンに発信しているという認識だった。村山さんの代表作は、言わずもがな百英雄伝がその流れを受ける、「幻想水滸伝」である。プレイステーションソフトとして発売したのは、もう三十年近くも前で、我らが中年世代は、時の流れを思う。自分が購入したのは、発売1年後に出た低価格版ではあるが、プレステ時代であることに変わりはない。ある日、友人の家で正方形のパッケージを見て、タイトルとビジュアルに惹かれて購入し、攻略本は友人に借りた。ポケモンよろしく108人の仲間を集めると...村山吉隆さんと幻想水滸伝
なんでもそつなくこなすのにこころはいつだってぶきようはりしまわってせわやくのにおきまりのようにすれちがうなんどもそこなくころぶのにここぞはいつだってまにあうはやりこまってきずつくのにおさまりのよさにわらいあう器用で不器用
月に一度は、映画館で新作を。2024年の2月は、「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(アメリカ)。2月も積極的に観たい新作はなかったので、同名のホラーゲームの存在を知っていた本作をチョイス。原作のゲームは、とある廃ピザ屋の夜勤警備員が、命の危機のある数夜のお仕事を、色々と駆使して乗り切るというもの。動画サイトのゲーム実況で見たことのある自分は、基本、映画の予習はしないので、そういう映画だと勝手に決めつけて観た。なので、自己責任なのだが、映画は原作に忠実(なのだろう)であっても、ジャンルはホラーではない。ホラー系はジャンル的に大作は少なく、本作もそんなことは期待していなかったが、最初30分を観て、正直「おっ」とは思った。少なくとも最初の30分は、助走としてその後のホラーを期待させるに十分な展開が進む。...ツキイチ映画館(2024年02月)
目を合わせることもなく遠慮がちに丁寧語で話す天性に分けへだてのない心地よい無尽蔵の優しさ一にも二にも幼いままに目を逸らすことなどなく意志つよく演説調で話す天分に揺るぐことのない親和する無制限の逞しさ一にも二にも育むままに一にも二にも在るままにwithyou
「室町は今日もハードボイルド日本中世のアナーキーな世界」清水克行(新潮文庫)日本中世史を専門とする大学教授の、一般向け、実はまるまる系シリーズ。探検系ノンフィクション作家である高野秀行さんとの、ハードボイルド対談の書籍を経由しての購入。今の日本人はこうこうで、それは歴史由来とも言われるが、中世日本の常識や倫理は、今とは全然違うんだよ、というもの。歴史資料などを裏付けに、学術研究から室町時代の市民階級の生活などについて、具体的な事件や出来事から紹介してくれる。今と同じで、今と違う、物理的には同じ位置や場所にある日本の、記録に残った昔の生活文化は、基本それだけで面白い。偶々に記録を残す、当時ありふれただろう、村と村との過激な争い、男女問題に発するうわなり打ち、とある地方の権力争い。どれもこれも、ありふれた有名...読書のよもやま(2024.02.12)
やけに夕日の似合った真っすぐな背に見惚れいつかの旅の夢を追うステップの地は遠くてノマドを気取るばかり求めるのはエクストラいつも夕日を目指してまっ平らな地を流離うやたらと旅の空は晴れステップで背に乗ったノマドを辿るサファリ求めたのはエキストラLONGING
「新九郎、奔る!第13巻」ゆうきまさみ(小学館)を読む。前12巻の発売日が1月なので、3か月後の発売となり、時間が経つのも次巻が出るのも早いもので。まず、13巻は表紙から良く、やや地味目な12巻から一転、30歳手前くらいの新九郎が色彩豊かに描かれている。一方で、中身はやや地味で、どちらかと言えば、今後の展開に向けた準備巻というような内容に。とはいえ、テンポの良さも読みやすさも変わらず、個性と感情の豊かな登場人物たちは増々存在感を強める。新九郎とともに幼少、子供時代を経て成長した人物たちは、大分その変化も緩やかとなり、落ち着き始めている。そうした中、今度は新九郎の嫁となる「ぬい」や足利義尚、そして次なる世代の龍王丸の目まぐるしい成長。歴史ものの正統的な魅力を、豊富な経験を持つ著者が、これでもかというくらいに...漫画のあれこれ(2023.04.17)
かんぜんとスミワタルエイゴウヲあおぎみるのこされたノリトゴトオソレミヨおそれみよカンゼントすみわたるえいごうをアオギミルノコサレタのりとごとおそれみよオソレミヨおそれみよ
「デス・ゾーン栗城史多のエベレスト劇場」河野啓(集英社文庫)数多出版される書籍の中で、ノンフィクションというジャンルは、決して出版数が多いジャンルではない。しかし、そのノンフィクションというカテゴリーの中では、登山系、山岳系は恐らくマイナーなジャンルではない。ノンフィクションを探すことはやや大変でも、ノンフィクションからそれらを探すことは、比較的容易だと感じている。山を登るという明確性と、登り始めれば山しかないという閉鎖性と、常に命に関わるという危険性と。山岳系は翻訳モノの名作も多いが、何より山岳国家である日本は、登る登らないによらず、山に興味を持つ者も多いのだろう。して、この本は山岳系ノンフィクションだろうかとなれば、一般的な山岳系ノンフィクションにはカテゴライズされないように思う。この本は、山岳を主な...読書のよもやま(2023.04.10)
アコガレのナリキリごっこサイゲンもなくヘンシンをオタメシのアダルトごっこブレーキもなくトリップをヨクボウのオウサマごっこガイブンもなくドクセンをイニシエのタビダチごっこヤドリギもなくスリープをMORPHING
「悪霊列伝」永井路子(中公文庫)列伝系ジャンルが好きな者として、ほぼ題名買いした本を読み終える。日本は古代、奈良平安期からはじまる、後に悪霊として恐れられた人物を時代順に取り上げ、考察をしていくもの。取り上げている人物は、吉備皇女、不破親王姉妹、祟道天皇、伴大納言、菅原道真、左大臣顕光、平将門、祟徳上皇など。よくある一般的な列伝ではなく、時代の要因もあるが、つくりは多分に小説的なものとなっている。一般的に列伝は、資料から事件などを通して人物を浮かび上がらせる系が多い。が、本書は、こういう出来事が、こういうやりとりがあっただろうという考察するため、会話形式の箇所も多い。そのため、読みやすいといえば読みやすいが、人物列伝を想定して読み始めると、やや困惑するかもしれない。悪霊は生きている人が、後の人が、時に政治...読書のよもやま(2023.04.03)
長く密やかな沈黙の季節はようようにハルを取り戻しお互いに連絡の繋がらない金曜日の慌ただしさは過ぎ新生活の緊張を解くようなくだらない冗談を思いつき貴方に会うのが待ち遠しい土曜日のエイプリルフール4月1日(Year.2023)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、月に一度映画館へ行くことすら困難になったのは、丁度2年前である2021年3月。その「ツキイチ映画館」を感染に注意しつつ再開したのが10か月後の2021年12月。その後は、なんとか継続ができていて、気が付けば、再開から1年と3か月が経過したらしい。新型コロナウイルスが蔓延する前は当たり前だった「映画館」の価値を、この2年間であらためて実感することとなった。行動制限がなされた時は、映画館も営業を休止していたし、その後は座席を一つ飛ばしにする措置がスタンダードになる。そうして感染対策の措置をしているとはいえ、再開後の映画館は人が少なく、作品によっては客は自分ひとりだったことも。感染の波に合わせ、映画館は人が少し増えたり減ったりしたが、トータルではこの2年は、本当に人の...2023年3月の映画館
毎朝のジョギングも毎朝のような寝坊も毎朝のない明日には明日の夢と今の夢が明日の朝に揺らめく毎晩のヴィジョンも毎晩のような夜深も毎晩のない明日には明日の姿と今の姿が明日の晩に揺らめくGRADUATION
月に一度は、映画館で新作を。2023年の3月は、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(アメリカ)。1、2月と低調なスタートの2023年は、3月も作品チョイスを消極的2択でしばし悩むことに。そうこうしているうちに、アカデミー賞の報道があり、ハリウッド系エンタメ重視のツキイチ映画館として本作に傾き、チョイス。事前情報は、いつも通り予告編のみだが、今回はアカデミー賞をたくさん獲ったよ、という情報だかなんだかもプラス。ストーリーは、生活に追われるある意味平凡な夫婦が、マルチバース(並行宇宙)で生まれた世界を滅ぼす存在と戦うというもの。最近やや流行だがマルチバース自体は、ジャンルとしては新しくもなく、ストーリーも一応はハリウッドテンプレート。観ている途中で自分の中で位置付けられたジャンルは、新解釈...ツキイチ映画館(2023年03月)
異色の景色を見せつつ興奮気味に見聞を語り旅行記に実跡が残れば目次より前に旅立って名産の土産を開けつつ無意識的に包紙を折り飛行機に夢想が乗れば着地より先に飛立っていてもたっても
野球の国際大会である「ワールド・ベースボール・クラシック」の第5回大会が開催されている。日本プロ野球のいちファンとして、第一ラウンドから十分に楽しんでいる日々。報道や盛り上がりという点でいえば、サッカーワールドカップと同様に十分なものであるが、やはり性質は異なる。以下は、全く批判の意図はなく、自分から見える印象と思考。どの競技でも、国や地域で普段の競技人口や盛り上がりに差はある。が、国際大会がある程度の広さで認識(報道)される競技がメジャーだとすれば、それはそれほど多くはない。サッカーほど広くはなくても、ラグビーや野球は、確かに偏りが強いが、その他よりは普遍的だろう。サッカーの国際大会とは違い、多分に普及啓発の意図もあるWBCは、そういった意味でも、継続開催に価値が見え始めている。弊害というほどではないが...第5回WBC予選ラウンド終了
お気に入りの運動靴を履き駅前に裏通りに看板を探しお気に入りの飲料水を飲み濃さに爽快さに充足を感じお気に入りの遊び場を回り緊張に安らぎに声音を上げお気に入りの魅せ方を選び新規に上書きに記録を残すお気に入りの数だけ思い出思い出の数だけお気に入りお気に入り
ここのところ継続して雑文することがないので、久々に雑誌「スポーツ・グラフィックNumber」についてを少し(愚痴を)。自分はわりと長く定期購読している雑誌であるため、とりあえず感想を述べる権利がある。写真と(大半)専門ライターによる文章を号ごとのテーマにより集めた、スポーツ総合系雑誌のナンバー。どちらかといえば、スポーツカジュアル層に向けた雑誌で、テーマとライターの力量により号ごとの価値が変わる。そんなナンバーであるが、ちょっと前から今(1067号)の時点の編集方針が、自分の好みと合わない。大きな国際大会があると、しばらくその競技の専門雑誌になるのは、売り上げもあるし、もう受け入れてはいる。それよりも、その中でどの記事、コラムも平凡で代り映えもなく、印象に残るものがとても少ないことに不満がある。スポーツの...最近のスポグラNumber
明日の自分を見たくて途方に暮れ歩く河川敷陳腐な留ラズを蹴って滑り落ちる湿った斜面陳腐な戻ラズを蹴ってつま先から跳ねる水玉未来の自分を垣間見て途方も無く広く河川敷河川敷にて
今週も雑文することがないので、定期的に発覚する主に未成年による迷惑系動画について思うことを少し。ただ、専門家ではないし、事の起こる原因はひとつではないので、以下は個人の感想程度による。まず、食べ物屋さんの調味料やカラトリーへの(当人いわく)いたずらは、それ自体に快楽などが伴っているわけではない。目的そのものは動画を共有することにあり、一定の属性のグループが楽しむためのコンテンツ程度の感覚でしかない。つまり、あくまで当人たちにとっては、大食い動画あたりと同じカテゴリーなのだろう。そもそも、それ自体に快楽などが伴ったり、何も知らない他者への秘めた楽しみならば、バレては不味いから動画投稿にはならない。なぜ動画にして投稿してしまうのか、という意見があるが、動画にして共有するための行為であり、でなければそんなことは...未成年による迷惑系動画
わずか光の差し込む時間は裏通りの瓦礫に腰を落とし古い英雄の壁画を見上げる燃えながらはためく帆布に幸と不幸の差分を浮力とし降り積もるは粗目の灰だけ身動き取れない人の狭間で何処からか届く産声を愛しせめて傍らで賛美の歌声をペルーサ
月に一度は、映画館で新作を。2023年の2月は、「バビロン」(アメリカ)。予告編を観た時から、公開月の競合次第で候補だなと思っており、無事ほかに観たい作品もなく2月の作品にチョイス。予告を観る限りは、1900年代前半のハリウッドがハリウッドになっていく様子を描くブラッド・ピットの出るハリウッド系作品。だったのだが、これは恐らく興行面から相当に意識的に予告編をハリウッド系に演出している。実際はジャンルの見えない、一つの作品としての一貫性のない3時間映画であり、面白くないの前に好きではない作品だった。ハリウッド系エンタメでもなく、時代記録系でもなく、思想芸術系でもなく。まず世界観への導入を図る冒頭で1割くらい脱落しても不思議はなく、しかも逆効果なくらいに無駄に長く飽きる。しかもここで方向性を示したかと思いきや...ツキイチ映画館(2023年02月)
今週は特に雑文する内容もないため、先月発売の漫画「新九郎、奔る!12巻」(ゆうきまさみ)をこれまでのように褒め称える。当初は年1冊くらいの予定だったが、いつの間にか年2、年3くらいのペースになっており、9月以来の新刊となる12巻。11巻に引き続き、後の北条早雲である伊勢新九郎は、姉の子の駿河守護補任のため奔走し、同時に太田道灌を中心に関東も描く。ゆうきまさみの集大成(と勝手に思っている)である本作は、12巻も変わらず面白く高品質を保つ。今のところ作中屈指の個性を持つ太田道灌はそのまま、弟の弥次郎や細川九郎政元も順調にその個性を成長させる。主人公のみではなく、こうして周囲を固める人物もすべからく年を重ね、成長から老いまでを描き切る。歴史モノは登場人物も多く、楽をしようとすれば、特に見た目は節目節目での変更で...漫画のあれこれ(2023.02.16)
不器用ながらのでこれーしょんニコニコしながらのらっぴんぐ普段と違ってほんきばーじょんラブラブを願っていめーじんぐ期待の高まるしちゅえーしょんドキドキ告るまいふぃーりんぐ残念ながらいくすぷろーじょんワタワタしながらはんどりんぐ甘酸っぱいさいにしえーしょんドロドロしないさえんでぃんぐSt.Vt.2023