徒然なるままにジョイフルトレイン その11 ニセコエクスプレス
1988年にJR北海道のリゾート気動車として初の「新造車」となった「ニセコエクスプレス」、キハ183系5000番台。その名の通り、新千歳空港に降り立ったスキー客をニセコ方面へ輸送するために製造されました。 120km/h走行にも対応するキハ183系550・1550番台(NN183系)の足回りを基本に、自社の苗穂工場で製造されました。後に続く「クリスタルエクスプレス」や「ノースレインボーエクスプレス」とは異なり、ハイデッカー構造ではなくオーソドックスな平床式を採用していました。天井高を確保するためか、空調設備は床置きしきとし、冬季にはこれを取り外し、スキー板置き場としていたようです。この特殊な床…
2020/09/20 09:00