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  • サービサーとの関係は他人事なのか?

    私のブログはサービサー側にいた人間として経験を基に、サービサーと接することになった経営者の方に向けて発信しています。 当然、金融機関がサービサーに債権を売却するということは経営状態が窮境に至っているからです。「今の私は順風満帆なので、関係ない」と思われる方もいると思います。順風満帆は大変良いことですが、人生も経営も山あり谷ありではないでしょうか。 何回かご紹介していますが、サービサーとの関係を円満且つ安全に保つのはサービサーに債権売却された後では手遅れの場合が殆どです。日頃より金融機関担当者や支店長との円滑な関係が有ればこそ、窮境に陥っても協力頂けるのです。これは別に金融機関の勧誘する商品を買…

  • サービサーと認定支援機関

    最近、サービサー各社と名刺交換をすると名刺の右上などに「経営革新認定支援機関」というタイトルが入っている事が多くなってきました。 私が所属していたサービサーでも複数名が研修~試験というプロセスを経て、会社も認定支援機関として登録をしました。 この認定支援機関とは一体何なのか? 何を支援してくれるのか?ですが、中小企業庁のHPによれば以下の通りとしています。 (以下 抜粋) 経営革新等支援機関認定制度の概要 近年、中小企業を巡る経営課題が多様化・複雑化する中、中小企業支援を行う支援事業の担い手の多様化・活性化を図るため、平成24年8月30日に「中小企業経営力強化支援法」が施行され、 中小企業に対…

  • サービサーと従業員の生き残り戦略は何か

    バブル崩壊後の不良債権処理を目的として設立されたサービサーという業態ですが、金融関係法令の改正や制定により最近では金融機関からの債権売却も随分少なくなってきました。 これは決して、世の中から不良債権が少なくなった・・ つまり経済活性化等により各中小企業の経営が好転したから・・ というよりも金融機関が監督官庁指導や法整備により従来不良債権として分類していた事案を準正常(債務者区分では要注意先とか要管理先といいます)案件として引き続き取引先管理する事になったからです。 経営者の方は窮境に陥っていながらも利払い継続やリスケ(リ・スケジュール)により軽減された返済金を支払っているわけです。 問題の先送…

  • 再生事案で発信力の大切さを再認識する もう1事例

    前回、再生事案で発信力の大切さを再認識する として記事を書きましたが、再生でも何であっても発信がポイントであることは確かな様です。 事例をもう一つ挙げますと・・ 北海道にある小さな洋食店・・値段の割に味もボリウムもたっぷりで、東京から訪問した私などは正直言って驚きの内容でした。しかし残念な事に、ここはとっても田舎で昼食や夕食にレストランで食事をする習慣が無い様で、店は閑古鳥が鳴いています。 店のご主人と色々話していると、何としても再生して息子さんに継いでほしいという熱意が溢れています。 今のままではジリ貧でサービサーへの返済も儘ならず、いずれは廃店も止むを得ない事になりそうです。 今では当たり…

  • 再生事案で発信力の大切さを再認識する

    サービサーの仕事は不良債権の管理・回収です。それは紛れもない事実なのですが、窮境に至ってしまった事業はキャッシュ・フローも乏しく、ご自分たちの給料もままならないケースが非常に多く存在します。 事業継続を前提として考えるならば、コストカットも大切ですが何よりも売上と利益を確保することが先決です。しかし広告宣伝費に掛ける資金がありません。 サービス業の場合はご来店・ご宿泊頂くお客様の評価は、とても大切なのですが、それよりも何よりも「ここに店が有る」とか「何か楽しそうな事をやっている」とアピールしてお客様に振り向いて頂くことが先決です。 会議などで具体的施策などについて協議すると ・料理の質(味)や…

  • 会社は一体誰のもの?

    会社は一体誰のものなのか・・ 一時期、○○ファンドや若き投資家の出現で世の中が賑わった時に飛び交ったフレーズです。 情緒的な部分を排していえば会社は「株主」のものに間違いありません。しかしそれは事業が好調で配当も可能な状態にある会社に当てはまることです。 サービサー管理となる会社は前提として債務超過の状況にあります。つまり資本金が1000万円有ったとしても債務超過であれば資本はマイナスであり、株価はゼロなのです。そうなると債務超過の会社は誰のものなのか・・そう債権者のものになってしまうのです。 会社の大方針は株主総会の決議により決定しますが、このような会社では大方針は債権者集会で決します。法律…

  • サービサーへの根深い不信感・・でもチョッと違う気がします

    毎年1月には業界団体である全国サービサー協会による賀詞交歓会が都内で開催されます。 2018年の1月開催までは、私も業界に身を置く一員として参加していました。 この賀詞交歓会は全国に点在するサービサー各社の役員クラスや関係弁護士などが一堂に会するのですが、業界関係者と共に国会議員等も多数参加します。 今年は法務大臣も参加して「サービサー法改正」について何としても可決を勝ち取るのだと言っていました。 この記事を書くために検索してみますと・・いくつもの記事が出てきますが、どの記事もサービサーの取扱範囲拡大により極限まで取立てられる債務者が急増すると書いています。 この改正は悪法なので断固反対!! …

  • サービサーを取り巻く人々とテレビの刑事ドラマは似ている・・求められるスキルとは

    全く畑違いですが、サービサーとテレビの刑事ドラマはよく似ています。 サービサーと一口にいっても、投資家の人や外資系サービサーの中には日本の難関大学から海外留学してMBAを取得・・そして外資系投資ファンド勤務などを経てサービサーのマネージメントに就く方が大勢います。 一方で、経営者の皆さんと接する「担当者」は大抵の場合、現場たたき上げで地方銀行や消費者・事業者金融出身の方が多いようです。 一時期のサービサーは再生事案よりもバブルの清算や実質破綻先の最終処理が殆どでしたので理屈よりも強制執行である不動産競売、給料等の差押、代理人弁護士と丁々発止の交渉等の力業が主たる業務でした。 このような場面にお…

  • 税務署や警察に反面調査されるサービサー

    サービサーの主たる業務は窮境事業者の方や個人の方に対する債権回収です。 多くの場合、債権額全額というよりも一定額の一時払い等により残債務を免除して差し上げて再起を応援します。 その一時払金については担保物件の売却代金であったり、近親者支援、場合によっては金融機関支援で調達されます。 ところが、ある日突然「資金の準備が出来たので残債務免除(DPOといいます)について打ち合わせしたい」と連絡を頂くことがあります。 条件が合えばサービサーとしては残債務免除に異存は有りません。最近は反社会的勢力排除の観点から一応、資金調達先や方法を聞きますが、支払方法が現金一括と言われますとそれ以上の深掘りはしません…

  • 相続放棄とサービサー

    先日、「終活弁済」を話題に取り上げましたが、終活弁済の先には相続問題が控えています。相続問題といってもプラス財産の分配であれば、良いのですが負の財産(借財)も相続の対象となってしまいます。この負の財産の相続について知らない方も意外と多いのです。相続人の身の回りにアドバイザーがいれば良いのですが、多くのケースでは放置されてしまいます。しかしサービサーは債権を管理する関係から一定期間毎に債務者の方の住民票を取得したり、電話による状況確認を行っています。そして対象となる方が亡くなった事実を知ります。 サービサーの次の行動は戸籍等の取得による法定相続人の確定です。当事者が亡くなっても債権・債務は生きて…

  • サービサーの最終出口手法は債権の再譲渡

    サービサーとの関係も何年かに及び月々の返済も滞りなく履行している・・ 経営者としては一安心で、徐々に防御の姿勢も緩やかになってきます。そんな毎日を過ごしていたら、ある日、1通の内容証明郵便が届きます。債権の譲渡通知書です。 中には今までのAサービサーがBサービサーへ債権を譲渡するというものです。 慌てて経営者の方はAサービサーの担当者へ連絡を入れます。すると担当者は「色々お世話になりました。書面の通りとなりましたので、よろしくお願いします。」という、つれない返事です。「どうして教えてくれないのか」と言ったところで後の祭り・・ 「いやいや、守秘義務契約もあるのでお知らせ出来なかったのです。後のこ…

  • どんな状況でも連帯保証人や物上保証人になってはいけない

    金融や事業推進の場面で連帯保証人は切っても切れない存在です。 この話題はメイン・ブログに書こうか迷ったのですが、保証人で人生が変わってしまった事例をあまりにも沢山見て債権回収の恐ろしさを知った訳ですので、こちらに書き綴りたいと思います。 結論からいえば絶対に「連帯保証人」になるべきではありません。嫌われようが、「人でなし」「冷血」と言われようが断るべきです。過去からのしがらみや、人間関係から断れない方も多いと思いますが断った時に人間関係に亀裂が生じるならば仕方が無いと諦めるべきです。 金融機関や金融会社は借入人の返済能力に不安があるから保証人を求めるのです。「絶対に迷惑を掛けないから」とか「カ…

  • 売上/利益の確保と脇腹の弱さ

    意味不明な題名ですが、実はサービサー関与の事案には題名のような事例が散見されます。 企業がサービサー管理になってしまうのは、言うまでもなく事業が窮境となり借入金の返済原資が確保できない状態に陥ったからです。 そこで経営者の方は、何とか売上を伸ばして利益を捻出しようと日夜頑張ります。 この頑張りはサラリーマンが頑張るのとは次元が異なり、昼夜・休日を問わず考え・行動するのです。 そうして頑張る経営者の方を突然に襲う事件が勃発します。 それは従業員からの休暇未消化、賃金アップ、各種待遇改善の要求だったり、労働基準監督署からの聴聞・改善指導であったり、取引先の倒産、他債権者からの不意打ちのような強制執…

  • 高齢化とサービサー 終活弁済急増

    今や日本中で少子高齢化が深刻になっています。 サービサーが経営者の方などと接する場面においても高齢化問題が顕在化しています。その一つが、実質廃業で実態なし状態の法人の急増です。 不良債権化してしまったのは今から15年~10年前で何とか努力したものの、現在は後継者もおらず事業主の方も高齢化により事業は廃業状態となっている法人が相当数に上っています。 サービサーは債権の時効管理を行っていますので、例え弁済が無くとも定期的に現状把握を行い、債務承認書の徴求や場合によっては訴訟の提起により時効を中断し、また5年~10年間の経過観察が行われます。 法人の商業登記は役員の改選などの登記を経なくとも、登記は…

  • 悪徳司法書士の暗躍

    司法書士という職業が悪いという訳ではありません。 一般に士業の方々は高い専門性と倫理観を持っている方が殆どですし、私がお付き合いしている専門家の方々も素晴らしい方々です。 しかし、世の中には和解金を着服する弁護士や脱税指南の税理士もいるようで懲戒処分の件数も増加傾向の様ですね。 私が関わった事案でも懲戒を受けた司法書士が暗躍して最悪の結果を招いた事案が有りました。 ・懲戒理由は何か 脱税です。その司法書士はサラ金の過払い金還付請求で高額な報酬を得ていたにも係らず、申告しなかった為脱税容疑で逮捕され司法書士資格をはく奪された様です。はく奪には他にも事由が有ったのかもしれません。 ・その元司法書士…

  • サービサーが行う従業員説明会

    企業が金融機関よりサービサーへ債権が移転されますと担保権の移転も行われたり、我々からの電話取次からなのか素早い速度で従業員の方々に伝搬します。 当然、良い話ではありませんので疑心暗鬼が渦巻き雰囲気は最悪となる場合が多いようです。従業員の方の専らの関心は2点に集約されます。 ・本当にこの会社・店は大丈夫なのか? ・給料は払ってもらえるのか? 廃業・処分前提であれば何もする必要はありませんが、再生するならば早い時期にこの不安は払拭しておく必要があります。 本質から言えば、サービサーが相手方企業の従業員説明会を行うのは筋違いかもしれません。 しかし効果は抜群で、前向きの質疑応答なども交わされたりしま…

  • サービサーと反社会勢力

    サービサーの設立にあたっては、資本金5億円以上で取締役に弁護士が就任することが求められ、更に会社名には「○○債権回収」という語句の使用が義務付けられています。 これは、昔から借金のの取り立てに「暴力団」の関与があったからです。 資本金5億円以上とは資本の額について一定のハードルを設けると共に会社法の定めによる「大会社」を適用し監査の目を光らせる目的もあります。 最近ではこれに加え、一層の「反社会勢力排除」の機運が高まり、サービサー各社でも所謂「反社チェック」のルール化が徹底されています。この「反社チェック」とは方法は各社様々だと思いますが、系列サービサーであれば親会社の構築するデータベース照会…

  • サービサーは投資家には逆らえない

    一部の独立系サービサー以外の各社は国内外の機関投資家の資金により債権を購入し、回収受託という方法で業務を行います。債権を投資家が購入する際の査定(DD)の担当は様々ですが投資家サイドで値付けをする事が多いようです。 値付けの際にはシナリオという回収方針や手法の仮説を基に回収期間や回収コストを勘案して価格を決定し、受託した各サービサーはそれらシナリオの説明を受けた上で実際の回収活動を開始します。 つまりサービサーは債権の購入に際して出資・出金という投資リスクを取っていないケースが殆どです。 中には予め出資比率を設定し95%を投資家、5%をサービサーというケース(出資比率は様々です)も有りますが5…

  • 私が知っている限りで最も「得」をした経営者

    前回は「損」をした経営者の方でしたが、今回は「得」をした経営者の方を紹介します。 得をしたというと誤解を招きかねませんが、結果として現在は見事サービサー脱出を果たし事業も順調に推移している様子です。 その方の業種も実は温泉ホテルです。 同じ業種で同じ様に窮境に陥っていながら180度違う結果に至ったのには理由があります。 前回のホテルと比較すると立地条件等では今回のホテルの方が劣ります。施設的にも老朽化が進み、冬場の集客は大変だと思います。 このホテルは我々が関与する前に所謂、内紛がございまして創業社長が従業員と債権者側から更迭され株式も従業員から選出された新代表者に異動した経緯があります。 聞…

  • 私が知っている限りで最も「損」をした経営者

    この業界に15年以上携わっていますと、様々な経営者の方とお会いします。 どの方も思い出があり、現在も頑張って事業に励んでいる方が殆どです。 しかし残念なことに廃業~破産の道を辿る方もいます。 そんな中で私が知っている事例で最も「損」をした経営者について少し書きたいと思います。これは、その経営者の方を誹謗中傷するのではなく、窮境に陥った経営者の方の指針となれば良いと思っています。 その経営者の方は地方で長年続く温泉ホテルの方でした。債権譲渡直後の面談では先代から引き継いだホテルを女将と共に再生させたいと強く願っていました。 私達としても再生に向けて頑張るならば応援しますというスタンスで臨んでいた…

  • 大切な返済金の入金(充当)先を確認する

    経営者の方々が必死に返済金を捻出して、毎月欠かさずに入金する。 当たり前の事のようですが、大変な苦労と努力の賜物です。 しかし、その入金した資金はサービサーでどのように取扱されているのでしょうか。 以前は債権額と取得額に大きな乖離がありました。従って、元金を完済するなどという事は到底不可能でした。そこで債務者有利の取扱から返済金は「元本充当」が基本形として長く扱われてきました。 しかし状況の移り変わりから、現在では元本充当以外にも「損害金充当」として処理されるケースが多くなっています。 どういうことか・・ ・損害金は通常の金融機関債権の場合、約定に基づき年利は約14%です。1億円の 元本がある…

  • サービサーとの交渉と記録の必要性

    さて、経営者の皆さんがサービサーと面談・交渉する時にどのようにしているのでしょうか。 サービサーには法定帳簿として交渉記録(4号帳簿)の設置が厳格に定められており、交渉記録には「連続性」「網羅性」等が細かく求められています。 定例で2年に1回の法務省立ち入り検査が行われますが、各社共に4号帳簿の整備には相当神経を使っているのが実状です。 今時、漫画に出てくるような脅迫まがいの取立等はあり得ませんが強要等は受け手の感覚の問題でもあり、トラブルの原因になりやすい訳です。そこでサービサーは自分たちを防衛する観点からも、この交渉記録を詳細に作成しています。 一方の経営者の方を拝見していると無防備な方が…

  • サービサーが債権を買うとき、銀行が債権を売るときの方法とは?

    債権を売る時、買う時にサービサーと金融機関は一定のルールに基づいて行っています。大前提は経済合理性の確保(早い話が一番高く売れる先に売却するという事)ですが、以前に比べて色々と付帯条件が付いて来ます。以前はバルク売りといって、多くの不良債権をパッケージにして一括売却する方法が主流でしたが、現在は次の付帯条件の下で個別売却が行われるケースが増えてきました。・申し送り付きの売却 これは長年取引のあった債務者との間で、金融機関が一定の合意に基づき何らかの緩和措置を講じている場合に多く採用されます。つまり、「お宅に売却しますが、毎月○○円を返済している限りは強制執行等は行わないで下さい」とか「保証人に…

  • サービサーとの付き合いは相手を知ることから

    もしもあなたの会社が残念ながらサービサー管理になってしまったら、通知書が来た時点で相手の会社を良く調べましょう。 一口にサービサーといっても色々な経営母体がありますので対応方針も様々です。特徴は・・ ・外資系機関投資家系列 回収開始時にシナリオ(作戦)を立てて実行しますが、出口(exit)はIRR(内部収益率)重視です。要するに一番の理想形は短期間に多くの回収することです。 以前はこの外資系サービサーが活躍していましたが、不良債権市場が一巡した現在では撤退した外資系が多いですね。 また、地域密着型の地銀や信用金庫では「ハゲタカ」をイメージする外資系は敬遠していました。 ・国内機関投資家系列 こ…

  • 大切な事を未だに勘違いしている専門家やコンサルも多い

    かつてサービサー創世記・・つまりバブルの「つけ」を整理する段階では極めて安い価格で債権譲渡され、サービサーが正に濡れ手に泡の様に利益を上げていた時期が有りました。 一例を挙げれば、債権額10億円の債権を1円で譲り受け、債務者の方から1億円回収して債権放棄する・・といった信じられないような事もあります。 しかし、あれから随分と時が経ったのです。今では、そのような譲渡はすっかり形を潜めてしまいました。 それにも係わらず未だに「どうせ二束三文で買った債権なのだから、欲張った事を言うな」という法律専門家やコンサルの方がいます。そのような方からアドバイスを受けた経営者の方は、当然信じてしまいサービサー担…

  • サービサーは貴方を値踏みしている

    前回、サービサーに譲渡された後の対応について経営者の方は大抵「損」をしていると書きました。 サービサーが債権を譲り受けるに当たっては守秘義務契約の下に金融機関等から債務者となる法人や個人の経営状況や資産状況について資料開示されます。それら資料や質問によってサービサー(投資家)は値付けをして入札します。 つまり債権購入が決定した段階で大凡の状況は把握しているのです。 債権が譲渡されると譲渡元である金融機関等から内容証明郵便で「債権譲渡通知書」なるものが送達されてきます。その書面には大抵、新債権者の名称・担当者や連絡先が記載されています。ところが多くの経営者の方が、何も連絡をくれないのです。自分が…

  • ほとんどの経営者はサービサーとの初期対応で損をしている

    こんにちは。 私はサービサーで長年にわたり色々な会社や社長とお付き合いをしてきましたが、債務不履行になったとはいえ、素晴らしい社長や奥様とも出会うことが出来ました。 その一方で、残念ながらサービサーの手によって廃業や破産に進んでしまった会社も数多く見てきました。 一体、何が分かれ目なのか・・ 唯一の答えは、経営者の方のサービサーに対する対応方針の間違いだと断言出来ます。 これから具体的な事例を書いて行きたいと思います。よろしくお願いします。 実務サービサー法225問改訂3版 [ 黒川弘務 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 法律 > 法律ショップ: 楽天ブックス価…

  • サービサーって何? 怖いの?

    こんにちは。 私はサラリーマン時代の約16年をサービサーという組織で仕事をしてきました。サービサーとは法務大臣の許認可の下、金融機関等から債権を譲り受けたり、機関投資家からの委託により、その債権を回収することを生業とする仕事です。 一般的にはあまり馴染みの無い仕事であるが故に昔ながらの「借金取り」とか「ハゲタカ」等と揶揄されたり警戒されたりした事もありましたが、その実態はあまり知られていないようです。 色々な方のブログ等でもサービサーの記事がありますが、だいぶ着色されていたり事実と異なる記述も多いようです。 私はこのブログを通じて現代のサービサーの実態と対応策などをサービサー側の人間として綴り…

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サービサーと事業再生
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