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文学小説 創作の部屋 小説と詩を書いています。 元大阪文学学校 チューター 参加同人誌は、詩的現代 時刻表 メランジュ

詩・小説・評論 創作について語り合いましょう

髙木敏克
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2018/07/12

1件〜100件

  • エンツェンスベルガーの予言

    エンツェンスベルガーの「政治と犯罪」の最終章「裏切りの理論のために」1項~18項は「機密警察」について書いているが、「機密警察」からプーチンのような専制政...

  • エンツェンスベルガーの「政治と犯罪」を読む

    エンツェンスベルガーの「政治と犯罪」を読む 犯罪とは何か?エンツェンスベルガーは著作「政治と犯罪」の中で様々な犯罪の定義を列挙して、それらが言っている犯罪...

  • 抹香鯨

    抹香鯨 耳鳴りの中で抹香鯨が泳いでいるので淀屋橋緒方病院の耳鼻咽喉科に行ったこの夏のスキャンダル 耳の中は今やブルーチーズの海あるいは青汁と卵のミックスジ...

  • ドゥニーズの部屋

    ドゥニーズの部屋 洋子さんの話では、ドゥニーズはお母さんが亡くなってからというもの黒い服しか着ないということで、初めて会うには見つけやすいということだった...

  • ドゥニーズの部屋

    洋子さんの話では、ドゥニーズはお母さんが亡くなってからというもの黒い服しか着ないということで、初めて会うには見つけやすいということだった。しかし、僕と会っ...

  • 銀行の廊下

    S銀行に入ると、初老の男が茶柱のように三時間も立たされている。用件を伝えると薄暗い廊下を進んでゆき、水に浮かぶボウフラみたいに背中を曲げ腰を引いてドアノブ...

  • アポリジニー

    アボリジニー そもそも外来人が在来種の保護活動に躍起になっているというのも変な話ですね。在来人がどれだけ殺されてここが外来人種の国になってしまったのかとい...

  • 海からの風

    これで問題が解決したわけではない時が解決してくれるというのは本当かなぜ生きるのかもそうなのか 生まれることがすべての解決らしいが問いはアメーバーのように繁...

  • 暗視力

    サングラスをかけてトンネルに突っ込むと 真っ暗闇でセンターラインが消える 闇の中で瞳孔を開くと生きていけるし 瞳孔が開くと死んでいることもある いず...

  • 猫を飼う

    真夜中に目覚めたときの尿には獣の匂いがする。それは忘れていたもう一人の自分の匂いに驚いて目が覚めたもう一匹の猫のようだ。そのとき、わたしは人間という嘘の空...

  • 太宰治「晩年」を読む

    太宰治「晩年」を読む昨日のペラゴスの発表者は東野岬氏、テーマは太宰治の「晩年」でした。資料も充実していました。例のごとく倉橋賢一氏のナビゲーションで発言は...

  • 祖父の写真

    祖父の写真もたくさん出てきました♪明治生まれは凛々しいです。

  • 神戸モダンガール、モガ。

    部屋を整理していると母の写真が多数出てきました。大正神戸モガの写真といえましょう♪つまり、大正モダニズム・神戸モダンガールです。大正生まれだから、昭和初期...

  • 執筆者・編集者の書斎「航跡舎」

    執筆者・編集者の書斎「航跡舎」は7月からオープンです。

  • 詩的現代第三次1号(通刊41号)が出ました。

    詩的現代が届きましたが、6冊しか有りません。編集者の樋口さんが胆石手術のため入院中のため代理人発送のためです。私の詩は101ページから「等高線」という題名...

  • 学生時代の写真が出てきました。

    学生時代の写真が出てきました。危険な匂いがしますね。理論闘争でもしていたのでしょうか?髙木敏克髙木敏克髙木敏克

  • 航跡舎 出帆会議

    この度、大阪淀屋橋に航跡舎の事務所を開設することになりました。主に同人誌などの編集会議・編集作業を行います。執筆者の側に立った編集のための勉強会・編集会議...

  • 長田高校18回生同期会

    長田高校18回生同期会に初参加、行方不明から復帰しました。参加者約80名でした。担任の先生たちは85歳。僕たちは75歳。

  • 「縛られたプロメテウス」を読む

    高木敏克プロローグ アイスキュロスの「縛られたプロメテウス」からギリシャ悲劇を読み始めると、なかなか入っていけないまどろっこしさを感じる人もいるのではない...

  • 等高線

    等高線 すっかり暮れてしまった山道で僕は道に迷ったみたいだ。自転車のライトはしっかり充電してきたのでまだまだもちそうだ。それに道は平坦で舗装もよく、も...

  • 元町のジャズ喫茶店:jam-jam。

    元町のジャズ喫茶店:jam-jam。そのうち、朗読会が始まるだろう。チャージはあるだろう。プロの詩人なら!

  • 箱工場

    半島では山々が幾重にも重なって見えたが、さらにその先の岬は山影に隠れて見えなかった。それに、次に見えてくるのは岬ではなく島かもしれない。人々は何度も繰り...

  • 発色

                  高木敏克  砂丘の喫茶店は化石になった骨のように乾いていた。中に入ると内壁は粗末な板張りであった。窓は一つだけあったが、鎧戸が...

  • 盲目の瞳は美しく輝く

                           高木敏克 不思議な夢を見た。睡眠障害で眠れないのだが、まとめて眠りたい、熊のように冬眠したいと思っていたら、...

  • 富士正晴

    富士正晴は詩人にして小説家。島尾敏雄などと同人誌Vikingを創刊した。三島由紀夫なども世に出した。その他有名無名を問わず作品以外の事件も多数雑多にて春爛...

  • 退職記

    退職記 ご挨拶 神戸から大阪までの湾をめぐりコンクリート・ジャングルの中の事務所で一日過ごし、夕刻になると再び湾をめぐり、布団のようにも見える六甲山脈の影...

  • 小林秀雄、江藤淳著

    髙木敏克3月17日はペラゴスの会合で倉橋健一さんや、たかとう匡子さんと同席させて戴きました。

  • ラスコーリニコフの子供たち

               髙木敏克  和枝と二人で有村の部屋を訪ねたときのことであった。有村はどこか僕に似たところがあり、いつもサングラスをかけていると和枝は...

  • シジフォス

     ジーパンのほつれから白い糸がのびて止まらないと、思っていたら太ももの大きな傷を縫っている糸は縫っている端からほどけてくる中から割れた傷が喉のように見えて...

  • ラスコーリニコフ

     あれは神戸の北野のホテルの横のメキシカン・バーで康代とテキーラを飲んでいたときだった。バーテンダーが目の前にいるにも関わらず、彼のことを無視しながら、し...

  • 私はロルカを買わない

    「私はロルカを買わない」 谷川雁の「工作者宣言」の中に「私はロルカを買わない」という評論がある。そこで谷川はロルカの退屈であくびの出る「血の婚礼」を読んだ...

  • 私はロルカを買わない

    「私はロルカを買わない」 谷川雁の「工作者宣言」の中に「私はロルカを買わない」という評論がある。そこで谷川はロルカの退屈であくびの出る「血の婚礼」を読んだ...

  • 私はロルカを買わない

    「私はロルカを買わない」 谷川雁の「工作者宣言」の中に「私はロルカを買わない」という評論がある。そこで谷川はロルカの退屈であくびの出る「血の婚礼」を読んだ...

  • 私はロルカを買わない

    「私はロルカを買わない」 谷川雁の「工作者宣言」の中に「私はロルカを買わない」という評論がある。そこで谷川はロルカの退屈であくびの出る「血の婚礼」を読んだ...

  • カフカ「城」へのプロローグ 改訂版

    カフカ「城」へのプロローグ(改訂版)                         髙木敏克 三七 『きみは、所有しているかもしれないが、存在はしていな...

  • ランボーの南方旅行の夢

    ランボー全集に出会ったのは大学一年のときで、友達から少し傷んだ全集をもらった。ランボーの話題からその友達は私のために持ってきてくれたのだが、図書館のゴム印...

  • 飢餓について(2)

     世界中に飢餓が広がる中、食料自給力が恐ろしく低い日本においては万一ことが起これば人類史上例を見ない飢餓地獄の蓋がひらくはずである。 黒田喜夫の「死にいた...

  • 飢餓について

     戦後世代のわたしは飢餓ということを経験したことがない。小学校の給食にはアメリカで豚の餌となるスキムミルクがバケツで配給されたが大抵は残るのでアルミ製の食...

  • 時刻表

    う神戸の同人誌「時刻表」で終刊となります。とりあえず10号までと言うべきでしょうか。それとも、続きがあるのでしょうか? いずれにせよ編集者の負担は相当なも...

  • 異貌の発覚 黒田喜夫試論

    異貌の発覚―黒田喜夫試論はじめに二人の黒田、黒田喜夫と黑田寛一はハンガリア動乱をめぐって極端に正反対の態度をとった。今も昔からつづく民主化運動を革命だとと...

  • ゴッドブレス神撫山

    ゴッドブレス神撫山                    髙木敏克 肩幅しかない石段をすれちがった者がいるただの影法師だとすると誰の影だアコーデオンの蛇腹...

  • 同人誌「時刻表」最近の執筆

    ここのところ、行わけ詩ばかり「時刻表」に書いています。私の行わけ詩なんて読んだことが無い方々も多いかと思われますが、スタートは行わけ詩でした。「詩的現代」...

  • 木澤豊 出版記念パーティー

    木澤豊 詩集 「燃える街/羊のいる場所」の出版記念パーティーは8月29日、神戸スペイン料理店カルメンで行われました。

  • お盆が来るのでテレビの前に木の椅子を四つ

    お盆が来るのでテレビの前に木の椅子を四つ並べた。みんながやってきてオリンピックを一緒に見るためだ。昨夜から窓を覗き込む気配があり庭の木々もザワザワ揺れてい...

  • 田舎医者が見た患者の大きな傷口は何か?

    田舎医者が見た患者の大きな傷口は何か?                髙木敏克 (そうなのだ。この若者はたしかに病気なのだ。右の脇腹の、腰のあたりに、拳ほ...

  • カフカ・田舎医者をめぐる馬の冒険

    田舎医者をめぐる馬の冒険(1)カフカに於ける人称と比喩カフカの小説は大きな比喩によって描かれている。例えば「変身」という作品であるが、これは虫のような私に...

  • 盲目の瞳は美しく輝く

    盲目の瞳は美しく輝く                       高木敏克 不思議な夢を見た。睡眠障害で眠れないのだが、まとめて眠りたい、熊のように冬眠し...

  • ぬいぐるみの男について

    1・津本忠雄について 1949年4月7日富山県に生まれる・新湊東部中学を経て1965年県立高岡高校に入学。その年政治経済クラブで活躍するがそれを機会に民青...

  • ぬいぐるみの男

    ぬいぐるみの男 人々の影が長くなる黄昏時、石畳の上の男の影がさらに長くなる。夜なお光をもめて空に突き刺さる尖塔の下で男の影は闇を求めて地下深く突き刺さって...

  • 自転車狂い

    自転車狂い                   髙木敏克 丘の向こうに真っ赤な地震がありました汚れた掲示板にピン留めされた震災の死者の沈黙を踏んではならな...

  • 箱工場

                              髙木敏克 半島では山々が幾重にも重なって見えたが、さらにその先の岬は山陰に隠れて見えなかった。それに、...

  • ロードス島の犬

    最近作品の「ロードス島の犬」は「詩的現代」に収録されています。この作品は当初は冒頭部分が短い詩として「メランジュ」に載りましたが、その後叙事詩的展開を重ね...

  • 「発光樹林帯」高木敏克

    「発光樹林帯」高木敏克 第四作品集=第一詩集は好評発売開始です。一般書店販売に先駆けてAmazonでのご購入をお勧めします。監修帯書「倉橋健一氏」装幀「倉...

  • 沈黙をめぐる三つの断章

    佐々木幹郎さんは松本俊介さんの絵が見たいから大阪を離れて東京に住んでいるのかなあ?と、まず思った。  わたしが生まれる前の風景なのだが  いま わたしはそ...

  • 髙木敏克の詩集「発光樹林帯」

    髙木敏克の詩集「発光樹林帯」Luminous silva bandは近日発売です。

  • 遠くまで行くんだ・・・

    髙木敏克の次の本は第四作品集”「遠くまで行くんだ」”(第一詩集)出版社:「澪標」です。

  • 通勤列車

    列車の通勤時間が長いベルトとなって日常事態と非常事態を隔てている。生きる時間と死ぬ時間が平行に走っている。通勤列車が天国と地獄の国境を走っている。A be...

  • What is the Teng?

    What is the Teng?

  • What is the Japanese?

    What is the Japanese?

  • Kの秘密

    Kという字は頭文字となるとかなりの広がりを持つ。しかし、危険であり奇妙であり拡散するイメージがつきまとっている。K地方K人物K違いなどなど。特にKと仲の...

  • 闇族の丘

    いつもの丘が見える。セメントの丘陵はうねりながら何処までも続いていた。人々は貝のように石灰質の家の中に身を潜めていた。窓の中には闇が閉じ込められていて、家...

  • カフカ教団

    カフカ教団 (1)                   地下鉄海岸線の改札を出ると僕はまっすぐ西に向かって歩いていった。広めの地下道だが、少し天井は低く人...

  • 航海日誌

    航海日誌                             祖父の航海日誌に気づいたのは小学校に入る前であったが悪魔の持ち物のように見えた。使われな...

  • ロードス島の犬

    ロードス島の犬    僕も家内も人混みが好きでない。二人はサンドウィッチを食べながら人を避けて海岸に向かい、浜風の通り道を探していた。道は石積みの壁にはさ...

  • 1.17 記憶湮滅

    記憶湮滅わたしは三度ばかり死にかけたと推測している。生きているから推測しているのであり、死んでいたら何もない。生きていても死んでいても人間は自分の真実なん...

  • KAPPA

    KAPPA ある日の朝、散歩していた時の話だが、カッパを見た。そいつは頭の上に水のたまった皿を乗せていて、頭を半分出しても皿の水が水面と同じように空を映し...

  • KAPPA

    KAPPA ある日の朝、散歩していた時の話だが、カッパを見た。そいつは頭の上に水のたまった皿を乗せていて、頭を半分出しても皿の水が水面と同じように空を映し...

  • ロードス島の犬

    僕も家内も人混みが好きでない。二人は人を避けて海岸に向かい、浜風の通り道を探していた。道は石積みの壁にはさまれたまま急な坂になっていた。壁の上には黄色い旗...

  • 最近の作品 髙木敏克

    「時刻表」では、自由詩を発表しています。6号 1 みえる    2 発光樹林帯7号 安田講堂8号 忘却

  • 最近の作品 髙木敏克

    最近の作品 詩的現代では叙事詩を書いています。32号 月と泳ぐ33号 月に酔う34号 航海日誌35号 海の見える丘Époque Épique る

  • 「竹林童子は失せにけり」

    本日の一冊は島京子 「竹林童子は失せにけり」Viking同人竹林の仙人とは?神戸は詩も面白いが本流は小説ではないのか?ギョッ 富士正晴も長田高校の先輩なの...

  • 本日の一冊 久坂葉子「女」

    本日の一冊久坂葉子 作品集「女」三ノ宮の古書店で買ってきた。Viking同人は島尾敏雄をよく読んだが、私は小説の同人誌に関わってない。神戸といえば、村上春...

  • 風の歌

     夜は質量を空中に解き放とうとしていた。壁の中の闇や岩の中の闇が質量の表面から空気中に解け出すのだ。それと共に、この世の空気中から消えうせてしまった例の死...

  • 連続する峰

     進むにつれて、斜面の角度は切り立ってきた。道路の幅員は狭くなり、崖に食い込んで、半洞窟の様になってきた。所々天井から水が滴り、墜ちた水は水溜りになり、さ...

  • 水脈の森

    森の中には様々な捜し物があった。時間の止まった森の空気の中では、木の影に古い記憶が潜んでいて、静かにこちらを窺っていた。凝りの構造は夢の構造に似ていると...

  • フランツ・カフカ「ある流刑地の話」の考察

    Toshikatsu Takagi離島の処刑場にやって来た旅人は死刑を執行しようとする将校に尋ねた。「この男は処刑されることを知っているのですか?」将校は...

  • 本日の一冊

    本日の一冊暗箱の中のなめらかな回転 初版 増刷版送料共 2000円郵便振替・00970-1-177361  シリウス有限会社

  • 最近作のご紹介です。

    最近作のご紹介です。詩的現代32号 月と泳ぐ詩的現代33号 月に酔う詩的現代34号 航海日誌 発行所は、詩的現代の会 定価600円です。🏣...

  • 近況

    近況

  • カフカの「城」透現実の視点

    カフカ「城」  1.偽りの私小説不条理を見つけた時に、それを解明しようとして哲学するのが学者的立場であるが、その矛盾をそのまま泳がせたらどうなるか?不条理...

  • カフカにとって闘いとは何か

    「<私>であることもあれば、<彼>であることもあるが、この主観は、したがって、彼自身であると同時に一人の他者である。それどころか、彼はいく人もの他者である...

  • カフカにとって仄かしとは何か

    例えば、完全犯罪を企てた犯罪マニヤがいるとしよう。それは「罪と罰」のラスコーリニコフでもよい。完全犯罪者は小説家に近い。もしも、自分がその犯罪とは全く関係...

  • カフカにとって機能とは何か

    K以外は誰も何かに任命されているとは感じていない「城」の世界では世界全体が極めて機能的である。単なる職業活動にとどまらず、機能は個人に入れ替わり、個人はす...

  • カフカにとって使命感とは何か

    フランツカフカの「城」においては、使命感は危険である。それもハイリスク・ノーリターン。村にKが定住することに対するリスクは、Kがどうしても測量師になりたが...

  • カフカにとって伝統とは何か

    主人公Kが城への途上で出会う様々な神聖なタブーは偽りの禁断である。なぜなら、それらが生まれてくるそもそもの経緯が公式化不可能だからである。それらを犯すこと...

  • カフカにとって模倣とは何か

    「城」という擬似宇宙の中で、Kは一つの冒険を生きるが、それは偽りの叙事詩である。Kにとって重要なことは偉業を成し遂げるとか試練に耐えるとかいった予め神々に...

  • カフカにとって虚偽とは何か

    「真実を語ることはできない、しかも、真実なものでなければならず、さもなければまったくの無に帰してしまうおそれがある、このようなカフカの芸術はこの上ない回り...

  • カフカにとって真実とは何か

    「ぼくはいまなお『村医者』のような作品にかりそめの満足を覚えることができる、もっともこのような作品をぼくが書くことができると仮定しての話だが(ほとんど考え...

  • カフカにとって美とは何か

    ところで、「城」の主人公のKは一人称なのか三人称なのか微妙に揺れる蝙蝠的存在である。われわれは主人公の視線で事件に対応する。主人公は主人公のことを知り尽く...

  • 人称と比喩(カフカをめぐって)

    人称と比喩 カフカの小説は大きな比喩によって描かれている。例えば「変身」という作品であるが、これは虫のような私について書いているのか、あるいは私のような虫...

  • 海の見える丘(6)

    ブルドーザーという名前の怪物は山の中から突然あらわれた。斜面の中腹から黄色い土砂が吐き出されると、それに続いて長方形の分厚い鉄板が勝ち誇ったように輝いた。...

  • 海の見える丘(5)

    二十歳になる前に一人は死亡、もう一人は少年鑑別所送りで堀田敏彦と神月光はいなくなったわけだが、池田惣町は陰鬱な哀しい住宅地になった。煩わしさから逃れるよう...

  • 海の見える丘(4)

    わたしの生まれた家の前には大きな池があった。古い農村の溜池だったと思うが、かなりの高地だったため、開発が進むと水脈が切れ過疎の村となっていた。溜池は水脈を...

  • 海の見える丘(3)

    女は怯えて母にしがみつこうとして袂を掴んで引き寄せていた。男は血走った両眼で女を睨みつけると、「こい!」と叫んだ。「いや!」と女も叫んだ。「神月さんの息子...

  • 海の見える丘(2)

    わたしが育ったのは非常に複雑な地形で、谷と峰が入り組んで峠を越えると急に景色が変わった。自宅からは大阪湾が見えたが、峠を越えると淡路島が見えると言った具合...

  • 海の見える丘(1)

    わたしが生まれたのは非常に古い神戸で、地名が林田村惣谷から池田惣町に変わった頃であった。名前の通り丘に挟まれた谷間の集落だった。家の付近は森に囲まれていて...

  • カフカの事で考えていることがある。

    カフカの事で、いつも考えていることがある。彼は何故すべての小説の原稿を焼き捨てるよう依頼したのか?学生の頃から自分なりの回答が私にはある。それは、すごく簡...

  • 航海日誌

    航海日誌                     髙木敏克         祖父の航海日誌に気づいたのは小学校に入る前であったが悪魔の持ち物のように見えた...

  • 「城」主人公Kは測量師なのか

    「じゃ、どんなお仕事をなさってるの」「測量師です」「それはどんなことをしますの」Kは説明をした。その説明を聞いて、お内儀は欠伸をしただけだった。「あなたは...

  • 倉橋健一の「悲しき玩具とはなにか」を読む

    石川啄木がプロの小説家になろうとして上京したことはよく知られている。中学時代、私も啄木の歌を泣きながら読んだ一人であった。倉橋健一は「悲しき玩具とは何か」...

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