殺人の系統

殺人の系統

「昌…… 何して………」 「湯乃………」 振り返った昌の美しい顔は血まみれで 手にはべったりと血が付いた大きな鍬を持っていた。 さっきまで農作業に使っていた鍬だ。 昌は右手に鍬を持ち 左手に男の頭の毛を掴んでいる。 あれは……郵便配達に来る 若い男のこだ。 郵便局の彼は……...