担当する第149回足立俳句大会の入力作業が佳境に入っている。特別選者の櫂未知子さんの魅力もあり、例年より投句者がだいぶ多く、すでに300句を超えた。締め切りまでに、まだ数日あるので更に増えそう。当日は、幹事10名で作業を分担して運営するが、私も司
「秋」は、まさに俳句の季節である。蕉風俳諧でいう「わび」「さび」の趣きに相応しい時期である事と関係しているのだろう。 今日で9月も終ろうとしている。1年の4分の3が過ぎたことに。今年も「異常気象」と「コロナ」に翻弄された1年になりそう・・・。
先週に引き続き、2回目の通院。 1週間前に貰った薬は全く効かなかったようで、身体の状況はほとんど変わらず。 というより更に悪化したような。 今日もレントゲン撮影をはじめ、いろいろな検査を受けた。 CTによる撮影は造影剤を点摘してから撮る。初めての経験。
極論すると、人間には人の幸せに接して共に喜ぶ人と、人の幸福に妬み嫉みを抱き、幸が壊れることを願う人がいる。 例えるならば、眞子さまの4年越しの結婚の儀を心から祝福する人と、結婚相手の周辺をあれこれを詮索して、如何なものかと異論を挟む人とがいるという
大谷のホームランを楽しみに、毎朝BSにチャンネルを合わせるのだが、相変わらずフォアボールで逃げられてばかり。今日は二刀流で10勝をめざすも援護なく勝ちがつかず(-_-メ)★ ★ ★ 「出航」(森岡正作・代表)の83号(秋号)を頂戴した。森岡氏が「沖
だいぶ秋めいてきた。月一回の「細道句会」は、今回から「夏雲システム」を導入した運営に変更された。 事前投句なので清記する手間も軽減され、一覧を手元に選句を済ませた状態で集まるのでじっくり鑑賞の時間がとれる。 句会終了後に、欠席投句の人間の選やコメ
通信句会の句友・金子敦さんの第6句集「シーグラス」が俳句四季10月号の「最近の名句集を探る」で取り上げられていた。 いつも句会などで拝見して思うことだが、金子(通称・ラスカル)さんの句は、総じてパステル画のような柔らかさと優しさが特徴の俳句。
今日も、サンデーKUさんのお力をお借りしたblogの内容に。 「秋海棠の名前は、春に咲く花木の海棠(かいどう)の花に似ていて秋に咲くことから“秋に咲く海棠”を略して秋海棠と名づけられた」 (サンデーKUさんのblogより引
正しくは「氾濫」とすべき表記を 9/23 PM 9:00まで「反乱」と誤記していました。折角の秀句が台無しに。お詫びとともに訂正しました。 川の字の氾濫したる昼寝かな 大木雪香 句友のblogで見かけた「句集紹介」の一文からザッピングしていく中で
私の部屋の片隅に置かれている「瓢箪」。知人のblogに刺激をうけて作ったのもので、わが家の庭に下がっていた瓢をもいで、繰り抜いて水を抜いて乾燥させて作った。 鑑真のゐずまいのごと瓢垂る 十志夫 この句は、当時所属していた「街」の句会に出して
待たされることが嫌いな私にとって病院という掲所はもっとも苦手なところ。今日も受付をすませて診療に入るまでに30分、ようやく名前が呼ばれて数分間の問診を受ける。その後、機器を使った検査をするという。その準備が出来るまでに30分、撮影後その結果を聞くまでに、ま
先週は月例句会と支部句会が一回ずつ。台風に襲われた1週間だったが、幸い木曜と日曜だったのでいずれも雨が避けられて幸いだった。 コロナで足が遠のく上に、雨に祟られると出席率が悪くなってしまう。まずは、多くの参加者があってこそ「座の文学」である俳句
インドカレーコロナの罹患に「肥満」が関係しているとの発表。感染率が高いというより、感染した後の重症化率が高いということだ。 御多分にもれず、外出する事が減ってから「コロナ肥り」という事態になっているので心配ではある。 対策として、「義務としての」
Painting by サンデーKU 白菜の1/4が200円という葉物野菜の高騰に食事担当の主夫として頭を痛めている。夏の時期の日照不足と、8月から9月にかけての水害によるもの。 調理したあと普段なら棄ててしまう野菜の切れ端を取っておいて、スープ出
「丘ふみ游俳倶楽部」200号発刊記念句集の校正紙が上ってきた。月一回17年間続いてきた通信句会(代表・中島葱男氏)が、この8月に終刊となり、それを記念しての合同句集である。 合同句集は、50号、100号、150号の節目の時に発行されてきたので、今回
猖獗を極めていたコロナが、少しずつ収束に向かっているような気がする。しかし、こればかりは分からない。減っては拡大する感染者数の繰り返しで、コロナを舐めては裏切られるの繰り返しで、第五波まで来てしまったのだから。 さて総裁選。政治家は権力を追い求め
(1)につづく 三鬼の「モノ把握主義」は、秋元不死男にも影響を与え、彼自身の「俳句もの説」の開眼の端緒となったいう。「現代俳句が散文化、希薄化して脆弱になりつつある」ことに対するアンチテーゼということのようだ。 そうした考えに対して、「総論」執筆の
「角川俳句」9月号の特集記事を興味深く読んだ。題して「モノに託す極意~俳句の原点を見つめ直す」。 総論を執筆した広渡敬雄氏の論考を参考に、俳句における「物俳句」と「事俳句」を考えてみることに。 私自身は「対象(モノ)を視覚的に捉える際にこっそりと主
参加者に送っておいた第一回PCR句会の清記一覧への回答(選句)が寄せられてきた。 事務局の任として、自分の句の出来・不出来はさておいて、他の人の句については、いろいろコメントさせて戴いた。なにしろ句会の名が「PCR句会」だから、互いに指摘しあって自
本阿弥書店(¥2200)畏友・広渡敬雄氏から、上梓されたばかりの上掲書が送られてきた。 「俳壇」誌上で4年間にわたって連載されたものを一冊にまとめた作品で、上品な表紙とオールカラーの立派な仕上がりを見ていると、とても俳句関連本には見えない。樹木につい
春風や闘志いだきて丘に立つ 虚子 今日、月一回開催のPCR句会(通信)の第1回目をスタートさせた。 俳句とはある意味、モノとの「出逢い」を詩に昇華させるもの。吟行を開催できない今、「席題」をもって新しい出逢いを疑似体験をするしかない。その意味
9月9日は、5節句の一つ「重陽」の節句。 菊の節句、茱萸酒、菊酒、登高・・・関連季語はいろいろ。「菊の被綿(きせわた)」などという使い慣れない季語もある。いずれも「長寿」と関わっているようだ。 生身魂いつも何やら喰うてをり 十志夫 食欲、
スマホ教室第2弾 上級編「マップを使おう」「アプリを使おう」(各1時間)を受講してきた。 ①スカイツリーの近くいます。近くで洒落たお店を探したい。契約しているグルメサイトから見つけ出し、そこへ行くための交通機関と所用時間を検索し、予約するという
スマホ教室第2弾 上級編「マップを使おう」「アプリを使おう」(各1時間)を受講してきた。 ① スカイツリーの近くいます。近くで洒落たお店を探したい。 契約しているグルメサイトから見つけ出し、そこへ行くため の交通機関と所用時間を検索し、予約す
今朝は毛布の裾からはみ出した足に冷気を感じて目が覚めた。早くも「やや寒」「そぞろ寒」といった季語が浮かんでくる時期。一転、日中は25℃超えの夏日になり、身体を適応させるのに苦労する。★ ★ ★リアリティのある俳句を大切にしている自分としては、昨今の
まだまだスマホを使いこなしていると胸を張れる段階ではないが、便利さは分かり始めた。 その一つが、メールの「手書き入力」と「音声入力」。手書き入力は、当用漢字にない文字の変換が実に楽である。「たかはし」さんという名前の人の「高」「髙」の違いも簡単に拾
俳句寺として知られる「炎天寺句会」が閉会してから1年半になる。炎天寺の会場が借りられなくなってから一時期「デニーズ」で開いていたが、デニーズの営業時間が夜8時までとなってから、ZOOMでの開催に変更した。その句会が今回(9月)で第8回目を数えた。
涼しいというより、どちらかというと寒いくらいで、一気に秋の足音が近づいてきたやうな。 季節の移り変わりと同様、政変の急に驚いている。まさに政界の一寸先は闇。 首相の仕事とは量的に激務だとつくづく思う。万人の目に晒されていることを思うと、一瞬たりと
このblogは、政治的なことを書くことが主たる目的ではないが、1都民として、最近の小池百合子都知事の会見を聞いていて感じることを書く。 「病床確保」も「都民へのワクチン接種の推進」も政府でなく、自治体である東京都の仕事、つまり都知事の役割なのに何処か他
くるくると唐黍食めば骸めく 十志夫9月に入って一気に「秋」の気配に。今日の東京の最高温度は20℃そこそこだった。「涼新た」「新涼」「秋澄む」「爽やか」「秋麗」などの季語の似合うの季節である。 ガラ携帯からの変更にともない、1時間ずつ4コマのスマホ
齢とともに、お風呂の水の流しっぱなし、ガスの付けっぱなし、トイレの電気の消し忘れ・・・などが多くなった。経済的なことより火事などが恐い。そこで、お風呂の水出し、ガス等を使用する時は、必ずストップオッチをセットするようにしてから失敗が亡くなった。 以
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担当する第149回足立俳句大会の入力作業が佳境に入っている。特別選者の櫂未知子さんの魅力もあり、例年より投句者がだいぶ多く、すでに300句を超えた。締め切りまでに、まだ数日あるので更に増えそう。当日は、幹事10名で作業を分担して運営するが、私も司
西新井大師に限らず、「弘法大師・空海」や「お遍路」と関係する場所では「同行二人」という言葉をときどき目にする。 「お遍路」は一人で歩いていても常に弘法大師がそばにいて、その守りを受けているとされる。また、遍路に使われる杖には弘法大師が宿っていると言われて
大谷のホームラン速報が楽しみな朝が続いているが、今日からマスターズが始まり、楽しみが一つ加わった。深夜1時頃に就寝し、5時ごろにいったん目覚めて、それぞれの結果を確認するという毎日。大谷選手は好調を維持していて、今朝、賭博事件に関する身の潔白が証明された
畏友の広渡敬雄氏の近刊『全国・俳枕の旅』(俳句四季出版)が出版社から送られてきた。 (1) 吉野と大峯あきら (2) 大磯鴫立庵と草間時彦 (3) 葛飾と岡本眸 ・・・ (13) 広島と西東三鬼 (14) お茶の水と川崎展宏 ・・・ (34) 鎌倉と星
ある程度の歳になると物忘れが進んでくるのは致し方ないことなのかもしれないが、このところの症状のひどさは俳句作りにも悪い影響で出てきている。あえて「呆け」と呼ぶが、自分に限らず、周辺にそうした人が増えてきているように思える。「あの、あの人、誰だ
8年ぶりに都市農業公園(足立区鹿浜)での吟行を「あだち野」の有志17名で楽しんできた。春寒と雨の間の快晴にめぐまれて、絶好の吟行日和。園内は、一斉に家から出てきた花見客でにぎわっていた。 蟻穴を出づ満席の都営バス 十志夫 園内全体に開花の遅
、俵万智「サラダ記念日」(1987年)「スマホ」 「ケータイ」 「デパ地下」 「コンビニ」「デジカメ」といった略語のカタカナ言葉が俳句に登場し始めたのは、いつごろからだろうか?口語体や「 」付きの会話表記に鷹揚な短歌の世界のほうが先だったと思う。それ
ヘンな夢を見た。もともと「夢」とは脈略のない内容が多いものだが、今回のもそうした種類のもの。どうした経緯でそうなったかは分からないが、オリンピックのプロモーション(紹介)冊子の制作を依頼されることになった。世界中の話題集めから開始して、レイアウ
【主観(認識)】 ↑ A l B【生活(人事)】←------------→【自然(山川草木
今なお現役で働いているYに代わって、夕飯作りは私が担当している。現在、二人家族なので、調理時間の軽減と食品ロスを防ぐためには、半調理してある冷凍ものを使わざるをえないことも多い。スープなども始めから作るのが大変なので、パッケージに入ったインスタ
4月は様々な放送局の番組が変わる時期である。35年続いた「サンデーモーニング」の司会を関口宏さんが降りることになった。80歳になり、残りの人生をのんびりしたくなったのかもしれない。わからないではない。「あっぱれ」という番組恒例の掛け声がスタッ
能登地震でスタートした今年も、早3か月が過ぎた。今年も大谷のホームランで朝が明ける楽しい毎日を期待していたのに、イヤなことばかりが起こる。一般的にマスコミが取り上げる話題のなかで「幸せな事柄」は注目を集めにくい。人間には、「他人の不幸は蜜の味」
桜の開花は、2月が寒く、3月に一気に暖かくなると開花が早くなる。今年は、2月が暖冬で3月が春寒の日が続く、という逆の現象だったために開花が遅くなったらしい。そんな中、東京では靖国神社の標本木の桜が11輪咲いたとかで、役人による開花宣言がようやく発せら
大きな二つのスキャンダルについて、それぞれの当事者からコメントがあった。一つは、「大谷選手」にかかわる違法賭博に関するもの。もう一つは「ダウンタウンの松本氏」の性加害に関するもの。いずれも、否定会見(否定コメント)であった。人の発する言葉には、心の奥底に
現在「あだち野」では、5か所で句会が開かれている。俳歴十数年のグループもあれば、2~3年が中心の初心者句会もある。ちなみに、長い(力のある)順にA、B、Cとしてみると、AとBの混じった句会、BとCの句会、中には、AとCの句会もある。 レベルが均
「春寒」の中、早稲田大学の施設で月一回開かれる超結社句会「細道句会」に参加してきた。(写真は句会場近くの穴八幡神社)さまざまな結社の主宰やベテラン俳人10数名が集う句会で、毎回刺激をうける句会だ。 今回は、欠席投句の人もいるが、7句投句17
20度を超える日があったかと思うと、霙模様の寒さに逆戻り。「女こごろと秋のそら」ならぬ気まぐれな「春のそら」である。そんな中で、いよいよ、MLBがスタートした。韓国でのオープニング試合は、日本人の選手がそれぞれのポジションで大活躍だった。大相撲も大詰
孫のMが中学卒業の時に描いた自画像が出てきた。その絵の中に将来の「夢」が書き添えられている。幼少の頃から取り組んできた新体操を生かして、「舞台の上での仕事がしたい」と。その彼女が大学を卒業して就職した先は、劇団「四季」だった。とはいっても舞台
俳句を詠むうえで、キャリアを積めばつむほど「冒険」ができなくなってくる。いわゆる「置きに行く俳句」が多くなってしまう。原因は、経験とともに批評眼が発達してきて、知らぬ間に自句にダメ出しをしてしまうからである。破調、句またがり、字余りを避けて、無難
「俳句四季」3月号手元に届いた『俳句四季』最新号を読んでいて、「俳人の矢作十志夫氏のBlogによると・・・」という文章が目に飛び込んできてびっくりする。新・創刊された結社誌を紹介している「特集記事」の中に、だいぶ以前にBlogに載せた自分の「結社についての考
エンジェルス vs レッドソックス。投手としての大谷翔平が3連敗のストッパーとして登板した。 初回にエンジェルスが4点を先行して、「今日は楽勝で大谷の3勝目も確実」と思われたが、なんと3回途中、雨のために中断に。 一時間半後に再開されるも、両チー
今年も恒例の牡丹吟行を西新井大師で実施した。昨日の雨が上がり、曇天から昼には太陽が顔をみせてきて、まずまずの吟行日和。 温暖化の影響で、年とともに牡丹の開花が早くなってきている。数年前ならば4月下旬が満開だったが、最近は中旬ごろがピークである。今年も
前任指導者の急逝により、4月度より依頼を受けて担当することになった足立区・島根住区センター句会が今日からスタート。 結社「あだち野」の3つ目の支部句会としての位置づけを了解していただき、会員の拡大にも繋がったのが有難い。 コロナ感染を防ぐために、投
最近、30代~50代の日本サラリーマンの間で「FIRE」という新しい生き方が注目されている(NHK「クローズアップ現代」)。 Financial Independence(経済的自立)をめざすRetire Early(早期退職)のことで、いわゆ
平成20年「陸の孤島」と呼ばれていた我が地域に「舎人ライナー」が開通して随分と便利になった。 それまでは何処へ行くにも都バスだけが頼りで、朝夕の渋滞時には時間通りには運行しないことが多かったが、今では日暮里駅に出るための所用時間が正確に計算できるので
時々、無性に食べたくなるものに学生時代のランチプレートがある。「ハンバーグ」と「ナポリタン」のセット。 蟻穴を出づ昼食のワンコイン 十志夫 ナポリタンは芯を残さずにクタクタに軟らかくして、バターやケチャップたっぷりがが当時のスタイル。
4月20日の投句締め切りに向けて、「足立俳句連盟」俳句大会の準備が、いよいよ佳境に入ってきた。 大会当日(5/5)に、参加者全員で互選を行うための投句一覧表の作成を担当することになっている。300~400句をパソコンで打ち込み、参加者の人数分をコピーする
登校の子らは凸凹つくづくし 十志夫 子供たちが「男の子なのだから」「女の子なのだから」という性差による役割意識を抱くのは、大人のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)からくる発言が原因だという調査結果が出た。それを是正するために、大人たち
「アイドル」「アニメ」につづく流れとして、「ドール」ブームが起きている。それも子供ではなく、成人の男女の間で。 アイドルファンから移ってきた人や、アニメの世界から転向してきた人が多いようだが、「オタク」というタイプではなく、普通の大人たちが精巧に出来
鳥居真里子句集『月の茗荷』(角川俳句叢書) 白魚のこころもとなく孕みけり 鳥居真里子 「門」主宰の句集『月の茗荷』を読み返していて上掲の句が目に止まった。感性の俳人の鳥居さんらしい一句であるが、同時に以下の句が想起される。 白魚のさかな
球春や太平洋のみぎひだり 詠み人不明WBCで盛り上がった野球熱。 日本もメジャーも球春真っ只中。今朝、大谷選手が6回を1点に終えて今季1勝目を上げた。4ー1で勝利投手の権利をもって降板したものの、前回と同様に、「なおエ」(大谷は好投したが、な
3月末をもって留萌本線の一部が廃線となり、多くの鉄道ファンがそれを惜しんで見送ったというニュース。 遠く離れた場所だった「留萌」が近しい地名となったのは、俳句を通してのblogが縁である。 「増毛」なる駅も、「ぞうもう」でなく、「ましけ」と読むのだとい
万愚節明けて三鬼の死を報ず 渡邊白泉 この句は、 昨日のblogで「万愚節」の俳句を紹介する際に入れた一句。西東三鬼(1900~1965)は、自分が初心の頃(尖った俳句を好んで詠んでいた時期)に影響を受けた俳人の一人である。 炎天の犬捕り低く唄ひ出
「万愚節(四月馬鹿)」は簡単なようで、とても難しい季語のひとつ。 いろいろの名の風邪も終へ四月馬鹿 大野林火 おしろいのはげし女給の四月馬鹿 日野草城 はみ出るはルーペの文字万愚節 阿波野青畝 みごもり
先日とある句会の後の飲み会の席で、古くて新しい俳句論で盛り上がった。 Aさん「自分の目で実際に見ていないコトを、まるで見てきたかのように俳句を詠むのはどうかな?」 Bさん「事実と異なるコト、例えば次男なのに長男と偽って詠んだり、離婚経験者でない
四月から指導をお引き受けすることになった区のカルチャー句会の打ち合わせをしてきた。 参加人数は、10名。3句出しの句会を月一回開くという。家から車で15分くらいの会場。「あだち野」の支部句会という位置づけにして頂いたので、会員の増加に繋がったのは
句材を求めて寺社などを散策していると、春の日差しをうけた鯉の一群がゆったりと泳いでいる池の景をみることがある。 鯉の影が池の底に映り、その影は鯉と一体となって移動していく。俳人であれば、誰しもが句にしてみようと思う句材だ。 しかし、凡人の考えること
「すき焼き」という暖簾がかかっていれば、そこは伝統的な日本料理の専門店。「スキヤキ」とカタカナで書かれていれば、世界中で大ヒットとした坂本九の歌が思い浮かんでくる。 かつて、この「すき焼き」という料理は給料日にしか食べられない贅沢な料理であった。 今
私は典型的な「文系タイプ」に分類される人間だ。良く言えば「臨機応変」、悪く言えば「その場凌ぎ」というタイプということ。 文系の人間と理系の人間とでは、まずもって思考経路が異なる。例を上げると、こうだ。 お茶を飲もうとしたら、湯沸かしのポットが故障
急逝された句友が担当していた区のカルチャ―句会の指導を急遽引き継ぐことになった。俳句愛好者ために少しでも役立てば、という思いからである。 上掲の花見写真は6年前のものだが、ここから3名の仲間が泉下の人となってしまっている。 けふあすは死な