桜の開花は、2月が寒く、3月に一気に暖かくなると開花が早くなる。今年は、2月が暖冬で3月が春寒の日が続く、という逆の現象だったために開花が遅くなったらしい。そんな中、東京では靖国神社の標本木による開花宣言が、去年より14日遅く、例年より5日も遅れ
今夜の圧力なべの活用は冬の定番の「おでん」。大根などにじっくり味がしみて、仕上がりが大変よい。 このblogで取り上げるテーマは「主夫」と「俳句」とはいえ、「メイン」はあくまで俳句であって。主夫業は「従」なのだが、最近は主夫としての書き込みのほうの注目率
昨年の秋以来、「炎天寺句会」が寺側の事情で貸し出しをして貰えない「デニーズに集まる句会」に切り替えてきたが、「緊急事態宣言」により、それもままならなくなり、最後の手段として「ZOOM句会」に変更。 郵送の句会と違って、投句、選句とも、全てメールでやり取り
何とか「烏賊と里芋」も無事に完成(^_-)-☆
「今日出かけたときに、たまたま角川の『俳句』2月号を立ち読みしたのですが、合評鼎談で十志夫さんの句(『俳句』2020年12月号掲載の「俳人スポット7句」)が取り上げられていたので、嬉しくなって思わず買ってしまいました。 好評価ですね!」 こんなメールを句
最初の挑戦となった「角煮」が出来上った。10分というのは此方の勘違いで、15分の圧力操作、15分の調理、10分ほどの減圧という行程で、TOTALにして40分ほど掛かった。 それでも、タイマーをセットしておいたら、夕飯ジャストの時間でできあがっていた。偉い(
眠るため使ふ筋肉破れ蓮 十志夫歳とともに眠りが浅くなってきている。3時間ほどで目覚めてしまった明け方、テレビを付けると「通販番組」のオンパレード。 ここぞとばかりに、何度も何度も同じことを繰り返す話法と、高い値段を匂わせておいて大きく値引きす
あだち野俳句会では「緊急事態宣言」が発出されてから通常のリアル句会をやめて、郵送による通信句会に切り替えている。 今日ようやく「清記一覧」が整った。これで半分の作業が終ったことになり、これから発送する。 選句用のハガキを同封しているので4~5日で選を回収
暦(二十四節気)とは良く出来たもので、その時期になれば、それらしき気候(季節)となる。今年も、大寒に入ると東京の一部も雪まじりの朝になった。 コロナ感染数の増大もあって鬱陶しい日々。一日も早い春の到来を願っていたら、今年は124年ぶりに2月2日が「節分」
今朝の「NHK俳句」の選者は西村和子さん(「知音」創刊代表)。ゲストは俳優にして俳句歴50年という小倉一郎さん(蒼蛙)。俳句も筆文字も実に達者なひと。 擱筆や寒の硯の海しづか 蒼蛙二人は、「夢二の顕彰俳句大会」や吟行を通じての仲間という。今週の兼
今のアメリカは、50% vs 50% という危うさの中にある。言い換えれば、民主主義ゆえの混乱。 車のハンドルには「遊び」が必要だが、真二つに断絶したアメリカには舵取りのための「遊び」がない。長い間、二大政党が競い合ってきた政治形態の負の部分。(韓国にも
アンソロジーの表紙の水彩画を担当して下さっている「サンデーKU」こと遠藤恵裕さんが、ご自身のブログで「あだち野」誌を取り上げてくれた。(1/19)「新・サンデーKUぼちぼち絵日記」http://stagecoach1939.dreamlog.jp/ こうして並べて写真にしてもらえると壮観である。
ボケが始まっている。季語が出てこなくなった。 以前もこのblog書いたが、認知症のチェック方法に「SMAP」が便利らしい。今や1+1+3の関係に空中分解してしまっている状態だが、5人のフルネームを言えるかどうか?がボケの進行具合のチェック方法に適しているという
とある俳句総合誌の年間俳句賞の発表があった。選考の記録を見ていて、毎回の事ながら気になることがある。選者たちが相も変わらず自分の結社の人間を選んでいるということが透けてみえてしまうという点だ。 「選考はすべて匿名で行う」といっても、応募句の中には句会に出
「緊急事態宣言」が発出されたにも関わらず、若者を中心に外出自粛の動きが広がらず、更なる感染者数の増大によって医療システムの崩壊が進んでいる。 理由の一つに情報が共有されていないことにある。政府や東京都がテレビで危険な状態だと叫んでみても、今の若者はTVを
本日、2020年版アンソロジーが納品となった。コロナの影響で、行事、句会が減ったために例年の半分のボリュームである。各人の投句数も20句→10句にして、前号までは各人に執筆して貰ったエッセイもとり止めた。足立俳連の大会、炎天寺の大会、足立区の俳句文化祭が
菅首相には、回りにアドバイスをする人がいないようだ。まさに裸の王様のごとし。「菅政権には、官房長官の菅さんがいないのが心配」と言われていたのを思いだす・・・。 どんな施策に対しても、揚足取りばかりの野党が協力しないのは当然のことだが、与党の中も、次を座を
プレバトの三時間にわたる特別番組を見た。何といっても中心は「俳句」のコーナー。昨年の314句の中から秀句10句(↓)が選ばれ、その作者10人による「冬麗戦」という。予選通過を果した10句は以下の通り。 私なりに選をしてみる。 梅沢富美男 読み終へて痣
再びの「緊急事態宣言」の発出で、多くの行事に影響が出始めている。昨年のように全てが中止というわけでないが、条件付きの運営を強いられているのが現状。 ワールドカップでの日本代表の活躍をうけて熱気が期待されたラグビー(冬の季語)のトップリーグだが、複数チーム
登山が趣味の句友H氏からメールが届く。「山に登る途中で買ったお茶に十志夫さんの俳句が載っていてビックリし た‼」という内容だった。 襤褸市の風は凸凹冬に入る 十志夫伊藤園新俳句大会の投句数200万句の中から、ボトルに俳句が掲載されるのが、「特別佳作」以
孫のMEI が着物を見せにきた。彼女の母親(私の長女)が成人の時に作った着物だ。叔母(私の次女)、2年前に姉のMAOも着たので、今回のMEIで4人目の成人式。 元は取れたかな(笑)成人式が中止になって、友人たちと浅草に出かけてきたという。わざわざ見せに来たのに
今週のNHK俳句の中から、私が1月10日のblogで特選とした句について、句友から以下の情報をメールでいただいた。>春待つや手紙秤の針の揺れ この十志夫さんの特選句には、>喜雨の中手紙を秤る針の揺れ ←似た句がネットに有りました。 確かに似ていて、季語も似た趣き
九竅を閉ぢて籠りぬ松七日 十志夫年が明けてから、コロナの事もあってなかなか俳句モードになれないで困っている。今年最初の「NHK俳句」を見た。今朝の選者は小澤實さん、ゲストは藤井あかりさん。彼女とは数年前の「俳句界」の受賞パーティで円卓を共にしたこ
パソコンの調子が悪いうえに、通信句会の準備が重なるため、blogの更新が飛び飛びになります。 主夫業も手抜きになって、今夜は買ってきたものをのせるだけの海鮮丼に。
「緊急事態宣言」という言葉の響きの割りには緊張感が今一つなのは何故なのだろうか?お化けが出るぞ、出るぞと言われても、言っている人間に強い思い(切実さ、信念)がなければ、その恐さは伝わらない。 キャラクターと言えばそれまでだが、我が国のリーダーには他国のリ
皆さんは、コロナ禍の日々をどう過ごしているのだろうか?明日、緊急事態宣言が発出されれば、夜8時以降の外出、会食の自粛が要請される。当然、それには従わざるをえない。ここまで感染者が増えてくると外出そのものが罪悪のように思えてしまう。スーパーなどへ最低限の買
バトミントンの桃田選手、大相撲の白鵬などスポーツ関係者に感染が広がっている。他にも舞台関係者やアイドルなど、人と場所を選ばない広がりよう。東京の1000人越えがずっと続くようだと、気持ち的に滅入ってしまう。五輪開催の是非は、世界的なワクチン接種のスピー
首相の年頭の記者会見をみた。注目点は緊急事態宣言を発出するかどうかについて。「諮問委員会にかけて検討に入りたい。その前提として飲食に関連した制限を強化したい」と、従来の発言を繰り返すだけで発出の条件やタイミングについては明言はなし。役所言葉に「可及的すみ
今年の三が日は来客が少ないこともあって、食材がかなり余ってしまった。お雑煮や御節の材料を有効利用するのも主夫の知恵。餅、卵焼、ホウレンソウ、蒲鉾、椎茸、ハム etc を入れて今夜は鍋焼きうどんに。 訪ね来る人影もなし白障子 十志夫
終活のために年賀状を欠礼するようになって5年。少しずつ減ってきて、ピーク時の5分の1になったとはいえ、今年も40枚ほどが元旦に届いた。 終活の意味を為さなくなるので一切返事を出さない。本当に申し訳ないと思いつつ・・・。主夫業と俳句。こちらは今年も目一杯
謹賀新年 2021年 元旦 今年もよろしく 太箸や家族ごつこのはじまりぬ 十志夫
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桜の開花は、2月が寒く、3月に一気に暖かくなると開花が早くなる。今年は、2月が暖冬で3月が春寒の日が続く、という逆の現象だったために開花が遅くなったらしい。そんな中、東京では靖国神社の標本木による開花宣言が、去年より14日遅く、例年より5日も遅れ
大きな二つのスキャンダルについて、それぞれの当事者からコメントがあった。一つは、「大谷選手」にかかわる違法賭博に関するもの。もう一つは「ダウンタウンの松本氏」の性加害に関するもの。いずれも、否定会見(否定コメント)であった。人の発する言葉には、心の奥底に
現在「あだち野」では、5か所で句会が開かれている。俳歴十数年のグループもあれば、2~3年が中心の初心者句会もある。ちなみに、長い(力のある)順にA、B、Cとしてみると、AとBの混じった句会、BとCの句会、中には、AとCの句会もある。 レベルが均
「春寒」の中、早稲田大学の施設で月一回開かれる超結社句会「細道句会」に参加してきた。(写真は句会場近くの穴八幡神社)さまざまな結社の主宰やベテラン俳人10数名が集う句会で、毎回刺激をうける句会だ。 今回は、欠席投句の人もいるが、7句投句17
20度を超える日があったかと思うと、霙模様の寒さに逆戻り。「女こごろと秋のそら」ならぬ気まぐれな「春のそら」である。そんな中で、いよいよ、MLBがスタートした。韓国でのオープニング試合は、日本人の選手がそれぞれのポジションで大活躍だった。大相撲も大詰
孫のMが中学卒業の時に描いた自画像が出てきた。その絵の中に将来の「夢」が書き添えられている。幼少の頃から取り組んできた新体操を生かして、「舞台の上での仕事がしたい」と。その彼女が大学を卒業して就職した先は、劇団「四季」だった。とはいっても舞台
俳句を詠むうえで、キャリアを積めばつむほど「冒険」ができなくなってくる。いわゆる「置きに行く俳句」が多くなってしまう。原因は、経験とともに批評眼が発達してきて、知らぬ間に自句にダメ出しをしてしまうからである。破調、句またがり、字余りを避けて、無難
「俳句四季」3月号手元に届いた『俳句四季』最新号を読んでいて、「俳人の矢作十志夫氏のBlogによると・・・」という文章が目に飛び込んできてびっくりする。新・創刊された結社誌を紹介している「特集記事」の中に、だいぶ以前にBlogに載せた自分の「結社についての考
検査を受ける貴花田と若花田大相撲の3月場所は新弟子の入門が多い時期なので、別名「就職場所」と言われている。かつては100名を超える入門希望者があったというが、今場所の合格者は27名だったとか。少子化の影響もあるけれど、稽古の激しさ、上下関係が根強い世界を嫌う昨
昨日、大阪で大相撲春場所が幕を開けた。昔から「荒れる春場所」と言われているが、初日早々、横綱、2大関が負けるという大波乱の展開となった。いずれにせよ、これで朝は大リーグ、夕方は大相撲と1日中が楽しめることに。しかし、今尚、世界中で苦しむ人たち
今年は、気候に恵まれない句会や吟行(イベント)が多い。全体的には暖冬なのに、各種行事の時にかぎって、ピンポイントで悪天候になってしまう。25周年記念を兼ねた新春吟行も寒風の中だったし、先日の湯島天神での探梅行も雨にたたられた。 「俳句に生憎は
今日、足立俳句連盟の理事会が開催されて、5月の俳句大会の投句を募る募集要項の発送を行った。今回は、知名度の高い櫂未知子さんに特別選者をお願いしたので、いつもより投句者が増えると予測しているし、そうなれば運営的にもマイナスとならないので有難い。
「春」には、「卒業」「入学」「新社員」など出立に関連する季語が多い。名を呼べば視線まつすぐ入学児 鷹羽狩行朝礼や指の先まで一年生 村井栄子「巣立」もそのひとつ。それに関連して「小鳥の巣」、「巣箱」などの傍題もある。巣立鳥その影
あだち野の月例句会の日。 「夕飯は各自で」とYとの連絡黒板に書いておいたら、それを見たYが、こちらの居ない時間を狙って(?)女子会を開くことにしたらしい。長女、次女に声をかけ、近くに住む義妹を交えた総勢4名で、雛人形を囲んで、チラシ寿司や桜餅などを食すら
1月に実施した「あだち野」創刊25周年記念を兼ねた新春吟行の紹介記事が「俳句界」3月号に掲載されている。楽しかった新年会の雰囲気が伝わってくるレポートページ。こうした催事は、機会を作って毎年やりたいと思う。隣のページには、一昨年まで参加していた写真俳句「写
大谷翔平選手が結婚したというSNSにびっくり。日本人としか発表されていないが、羽生結弦の時のように大騒ぎして変なコトにならないようにしてほしい。しばらくはそっとしてあげて‼
昨年は、早朝の大谷翔平のホームランで目覚め、昼のニュースで何度も何度も再現VTRを見て楽しんだものだ。今年もその時期がやってきた。昨日、ドジャース移籍後の最初のオープン戦で早速ホームランを打った。アメリカで言われるように、やはり、彼は「ユニコーン」である。そ
食事作りの時間を少なくする人が増えているらしい。昨今の主婦(主夫)はコンビニ、スーパーなどで総菜を買って弁当、夕飯に応用するのだという。名付けて「調理定年」の世代と呼んでいる。データでも、そのコトが証明されていて、一年間で買う総菜の金額を表す棒グラフがあ
鉄板の醤油饒舌春しぐれ 十志夫 撫牛や足裏に下りてくる余寒 見上げたる梅のかたむき男坂今日は「湯島天神」で探梅吟行を実施してきた。あだち野のメンバーに加え、「鷹」「銀漢」「好日」など他結社の人たちが加わり、充実した時間を過ごすことができた。あい
をちこちに命のかたち木の根明く 十志夫超結社の「細道句会」に参加してきた。いつもの如く、アフターが楽しく勉強になる。 明日は「湯島天神」での探梅吟行。天気が心配だが、昼までは持ちそう。 鷽替にいつもの顔のならびをり 十志夫「鷽替え」の
「すき焼き」という暖簾がかかっていれば、そこは伝統的な日本料理の専門店。「スキヤキ」とカタカナで書かれていれば、世界中で大ヒットとした坂本九の歌が思い浮かんでくる。 かつて、この「すき焼き」という料理は給料日にしか食べられない贅沢な料理であった。 今
私は典型的な「文系タイプ」に分類される人間だ。良く言えば「臨機応変」、悪く言えば「その場凌ぎ」というタイプということ。 文系の人間と理系の人間とでは、まずもって思考経路が異なる。例を上げると、こうだ。 お茶を飲もうとしたら、湯沸かしのポットが故障
急逝された句友が担当していた区のカルチャ―句会の指導を急遽引き継ぐことになった。俳句愛好者ために少しでも役立てば、という思いからである。 上掲の花見写真は6年前のものだが、ここから3名の仲間が泉下の人となってしまっている。 けふあすは死な
昨日の上野花見吟行の途中、不忍の池沿いにある「下町風俗資料館」に立ち寄った。 昭和の一般市民の生活ぶりを紹介する資料館で、当時の町並みや、卓袱台やモノクロテレビの置かれた三畳間、けん玉など各種の子供の遊び道具(玩具)、銭湯の番台など・・・が展示され
今日は、超結社の細道句会(早稲田句会)の有志による花見吟行が上野恩賜公園で開催された。参加者は9名。遠路、芦屋からの参加者も。 予想通り雨の一日だった、文化会館に11時に集合して午後2時まで、恩賜公園から不忍池をめぐつて満開の桜を見て回った。 句会
WBCも一段落ついて、野球一色だったマスコミ報道も今夜のサッカー・ウルグァイ戦あたりから変わってくるだろうか。 報道といえば、マス・メディアの「マッチポンプ報道」に関して、このblog上で度々書いてきたが、再びその話題について。 些細な言動を取り上げ、あた
「半季語」という言葉がある。 名づけ親は山本健吉。例えば春鴉/夏列車/秋空/冬河原といった類のもので、一般名詞の上に春・夏・秋・冬を冠して季語にしたものをいう。中には、お手軽 or 無理やりという感の免れないものも多い。 また、本来は別の「季」のもの
おそらく今日の花見の席には、タブレットを置いてWBCの決勝戦を見ているグループも多かっただろう。 花茣蓙の酒宴をゆらす大歓声 十志夫 開花宣言が出てから一番の花見日和は今日まで。今週末は、いわゆる「菜種梅雨」という生憎の空模様
ニッポンの逆転サヨナラ勝ち。リアルで見た後も、結果は分かっているのに一般のニュース、スポーツニュース、夜からの再放送など、10回以上見た。明日はアメリカとの決勝戦。ここまで来たら・・・。
5月5日に開催予定の147回・足立俳句連盟俳句大会の打合せで理事会が開かれた。事前投句の募集案内の発送作業と当日の進行スケジュールの確認。 コロナも収まり、従来の「勤労福祉会館」での開催が可能になった。参加者かいくら多くなっても収容に十分な広さが
先々月から知人が主宰をされている結社の句会にゲスト参加させて頂いている。昨日は3回目の参加。 上野・不忍池沿いの句会場で、我が家からは近くてよいのだが、何と9:00スタートなので、毎回寝坊してしまわないか、ヒヤヒヤものだ。 開花宣言があってからの最
昔から文章修行の場においては、「起承転結」というメリハリをつけることが良いと教えられてきた。 ①まず問題を提起して、②それを補完する文を添える。③その内容を 敷衍する一般論へと展開し、④最後にまとめて結論を述べる、という 流れである。 たとえ100文
小宮澄江・第一句集「若菜」(俳句アトラス刊)が届いた。 「米寿を迎え、今まで生きてきた証として句集を遺すのが最高の遺品だと考えました」と、自らのあとがきにあるように、作者の米寿記念号として上梓した私家版句集である。 句集を読み終えてまず感じたこと
「拉致」にルビ振られてをりぬ花の雨 十志夫 虚子と袂を分かち、自由律俳句の世界に身をおいた河東碧梧桐の周辺で「ルビ俳句」なるものが提唱されたことがあるが、その事については、あまり広く知られていない。 「正月」、「上流」、「宇宙」、「漢」という漢
俳句の勉強を重ねているうちに、俳句の好みが変わってきたコトを実感する。いわゆる「只事俳句」の良さがわかるようになったのだ。 元来「只事俳句」という言葉は褒め言葉でなく、洗練されていない素人の俳句と言った響きである。句会などに出てきたとしても、さらっと通
今日は、久しぶりに本格的な雨と寒の戻りの1日だった。このお湿りで桜の開花に拍車が掛かるかもしれない。来週に予定している超結社の花見吟行の頃が、まさに見頃になるだろう。愉しみだ。 吟行といえば、吟行時に持ち歩く「俳句手帳」に関しての原稿依頼が俳句誌か
俳句を書く上で旧仮名にするか新仮名にするかは、人それぞれが決めることだが、一般的には旧仮名表記が望ましいとされている。(「かな」「けり」などが文語という理由で)※以前のblogにも書いたが、坪内稔典氏は新仮名推進派。 ただし、慣れない旧仮名の場合、句会
昨日のWBCの韓国戦、13 vs 4で圧勝。そして今日のチェコ戦も、10 vs 2で勝利。これでまちがいなく準々決勝に進出できそう。 次からは負ければ終りの一発勝負の戦いである。今のところは対戦相手にはイタリアが上ってきそうだが、その監督は野茂の投球をうけ
と或る blog に「俳句では不満は詠まない」と書かれているのを見て、はっとさせられた。 女子会といふ名の差別桃の花 十志夫 自分一人をおいて温泉旅行に出掛けた我が家の女性陣への「不満」を詠んだ句である。 句会では一点もはいらなかった。 「不
いよいよ桜の開花が近づいてきた。東京の開花予想は金曜日(3/15)あたりとのこと。 コロナ蔓延の頃は、家に籠っているせいか、ちっとも句が出来なかった。「家の中で作る句は痩せている」どなたの教えだったか、そんな言葉を目にしたことがあるから、俳人は外