6月は青くけむって―残堀神明社 豊昭線鉄塔取材で出会った、残堀神明社(ざんぼりしんめいしゃ)(標高120.2m)。神明社だ隣接して庚申塔もあれば、お地蔵さまもいらっしゃる。とても、気になる。残堀神明社右手前は子供神輿倉庫左奥に稲荷社 ここ武蔵村山市
Heavyじゃないsphere Quatuor pour la Fin du Temps
▲世の終わりのための四重奏曲/オリヴィエ・メシアン order Quatuor pour la Fin du Temps/OLIVIER MESSIAEN (1941) 前回のリゲティに続いて、またも現代音楽の作品だ。こうなると、私が現代音楽に詳しそうに思われるかもしれないが、全くそうではない。偶々である。
Heavysphere ATMOSPHERES, LUX AETERNA, REQUIEM
▲アトモスフェール、ルクス・エテルナ、レクイエム/ジョルジュ・リゲティ order ATMOSPHERES, LUX AETERNA, REQUIEM/GYORGY LIGETI (1961-1966) 映像物が苦手で、映画はほとんど観ない私だが、この作品は大好きで且つ衝撃を受けた、と言える一本がある。スタンリー・
森と清流 随分と久しぶりの、高幡線だ。多摩川と支流の浅川に挟まれた日野台地の、その上だ。 日野台地は、犬の横顔をした日野市の、ちょうど耳の前から鼻にかけての辺り。扇状地が侵食されてできたもので、低い方から栄町面、豊田面、多摩平面、日野台面の四つの段丘面
番外 武蔵野連絡線―「平和」 武蔵野連絡線16号を辞し、武蔵野連絡線16号ランチ場所を探して走る。あちらこちらと適当に道をチョイスして行くうち、たまたま行き着いた「東所沢公園」(標高56.7m)を選択。ヴォリュームのある緑が目についた。16号からは、直線にして
廃線 武蔵野連絡線―墓標 今回最後の訪問鉄塔は、武蔵野連絡線16号。「鉄塔 武蔵野線」では、旧61号(現17号)から自転車を抱えて水路を渡って行った鉄塔だ。実際は、東川を越えて行くのだが、近くに橋はなく可なり遠回りが必要だ。 17号から、再び畑中の道を紆余曲折し
廃線 武蔵野連絡線―城 関越自動車道(E17)の上を陸橋で越え、田園地帯へと突入。さっきの19号が建つ場所もそうだが、この辺りは「城(しろ)」と呼ばれる地域だ。通称ではなく、オフィシャルな地名である。柳瀬川北岸、その断崖に沿って作られた「滝の城」が嘗てあったこ
廃線 武蔵野連絡線―E17 武蔵野連絡線20号下の清柳(せいりゅう)橋を渡り、次なる19号へは大分住宅地内を迂回する。途中、久しぶりに火の見櫓を発見。火の見だ(標高23.2m) 近頃は滅多に見かけなくなった、古き櫓である。 しかし残念ながら、半鐘はない。半鐘
廃線 武蔵野連絡線―清柳橋 武蔵野連絡線22号に続き残存する鉄塔は20号、武蔵野線時代は64号であった。 22号からJR武蔵野線下を潜り、広大な清瀬内山運動公園の正南縁から北西縁に沿って、荒れた道路を行く。すれば、右手公園端の木立の中に、20号は建っている。20号
廃線 武蔵野連絡線―JM 野火止平林寺の北にある新座変電所を終点とする廃止となった武蔵野連絡線は、幾つかの鉄塔が架空線・碍子連を外された状態で残っている。それらを目指す。 痛々しいお姿の「永遠の出発点」を辞し、平林寺に寄り道し、関越自動車道沿いに戻って旭
「永遠の出発点」―痛々しい こんな事になっているとは、全く気付かなかった。武蔵野線10号(標高43.6m)手前は嵯峨山通り あの「永遠の出発点」武蔵野線10号(旧75-1号)が、斯様なお姿になっていようとは、夢にも思わなんだ。迂闊であった。御無残な・・・
鉄塔 中富線―東川 松郷変電所の中富線19号から、南の20号を目指す。 20号周辺も農地で、一部は市民農園となっている様だ。畑の向こうに18号・19号 向こうに19号と18号が見えるが、手前の畑にはピーマン、ネギ、サトイモ、ナス、トウモコロシなどなどと、種々の作
鉄塔 中富線―松郷変電所 まずは、前回の中富線17号とこれから訪ねる鉄塔の位置関係を見てみたい。中富線17-20号周辺航空写真1961年8月31日国土地理院撮影 黄→が現中富線の鉄塔(当時はおそらく和田堀線名)。畑と雑木林、それだけだ。タイムスリップして、走って
鉄塔 中富線―松郷線 中富線16号と次の17号との間には、松郷線7-1号と言うちゃいちい鉄塔が建っている。松郷線7-1号と中富線16号 中富線鉄塔下段に併架された松郷線から分岐した「所沢クリーンセンター線」を引き下げている様だ(「TinySlope」さん参照)。7-1号は、
鉄塔 中富線―サボテンの花 中富線16号を右手にしつつ、畑中の道を相方を転がしながら進む。農地は周囲より少し土地が高く、一部遠望も利く。はるか東方を見れば、陽炎(かげろう)に揺れる二鉄塔。遠望 右は赤白の新座線28号、左は―、あれ?あれは多分マップから推
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6月は青くけむって―残堀神明社 豊昭線鉄塔取材で出会った、残堀神明社(ざんぼりしんめいしゃ)(標高120.2m)。神明社だ隣接して庚申塔もあれば、お地蔵さまもいらっしゃる。とても、気になる。残堀神明社右手前は子供神輿倉庫左奥に稲荷社 ここ武蔵村山市
6月は青くけむって―豊昭線と残堀川 最近、なぜか豊昭線鉄塔が気になり、訪ねたいと思うのだが、季節柄なかなか鉄塔日和な晴れの日がない。時に梅雨前線お休みで晴れ間は出るが、そうとなれば35度越えの猛暑日だ。熱中症ともなればいろいろとタイヘンなことになるので、自
オカサカ訪問―山守神 2 岡部境線は80号、79号と住宅の狭間であったが、次なる78号(標高99.9m)は農地の向こう―、78号かとも見えたが、農地は小さなシェア農園であった。78号 こちらも、住宅の狭間である。 この78号と次の77号との間で、岡部境線は国道463
オカサカ訪問―山守神 1 久方に訪ねる、オカサカ(岡部境線)82号(標高92.4m)。岡部境線82号 オリジナル角無し型が、建替えられることなく、変わらず田園に建って居る(安心)。 最近、PCやスマフォの壁紙写真を提供させて頂いているが、実のところ、これ迄壁紙
豊昭線―残堀砕石場跡 2 残堀採石場跡地から、軽便鉄道「羽村山口線」跡の野山北公園自転車を東へ150mほど進む。山王(さんのう)森公園と35号 そこには、自転車道沿いに山王森公園(標高124.5m)があり、その向こうに豊昭線35号(標高125.0m)が見える。豊昭線
豊昭線―残堀砕石場跡 1 埼玉県入間市の豊岡変電所と東京都昭島市の昭島変電所とを結ぶ豊昭(とよあき)線は、一部残堀川に沿っている。豊昭線36号と残堀川 川向こうの木立上にちらり見えるは、36号鉄塔。 上流側、あの源流である狭山池方向(池は約3km上流)へ少
猫、鼻出血 昨晩秋頃からであろうと記憶するが、時々フローリングの上に血痕が見付かった。明らかに、ぽたりぽたりと血液が床に落ちたような跡だ。あれこれ考えても、私は何処もケガしていないし、猫連中を全員チェックしても、何処にも出血の痕跡はない。何であろうか?
◆ハンドル・ウィズ・ケア/ニュークリア・アソルト orderHANDLE WITH CARE/NUCLEAR ASSAULT (1989) 地球に押された「取扱注意(HANDLE WITH CARE)」の刻印。一目瞭然、地球と言う極めてデリケートな星の、その環境破壊などによる危機的状況を表している。これだけ見
くにたち北口―神明社 2 庚申塔と馬等観世音に挟まれた参道から、西町神明社の鳥居を潜る。西町神明社鳥居 参道は、国分寺崖線を上がって行く階段と言う事になる。 古航空写真を見てみる。西町神明社航空写真1961年(昭和36年)9月5日国土地理院撮影 黄←が
くにたち北口―神明社 1 三角屋根の駅舎で有名なJR中央線国立(くにたち)駅の北西、国分寺市の住宅地に、西町神明社(標高82.5m)がある。西町神明社西面 今はマンションが林立し、すっかり日陰が多くなった国立駅北口からは、直線だと凡そ1.4kmの住宅地。光町通り
コチドリ コチドリ(Charadrius dubius)、と言う名の野鳥がいる。一般には馴染みは無いかもしれないが、バードウォッチャーには比較的高人気の鳥だと思う。くりくりのお目目がカワイイ、ちっちゃな千鳥(芸人さんじゃないよ)。スズメよりは少し大きいが、長距離の渡りをす
▲リコーダー協奏曲 ハ長調/ゲオルク・フィリップ・テレマン order Recorder Concerto in C major, TWV 51:C1/Georg Philipp Telemann ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)。多くの方には余り聴き馴染みはない名前かもしれないが、バロック音楽の代表的な音楽
布田遺跡巡り 2 下布田遺跡公園現整備中エリアから、将来に向けて整備中の雑木林に行ってみる。東側雑木林 すると―、ヤギさんだあヤギさんが二頭、除草作業中だ。 お写真を戴こうとするのだが、如何も好奇心旺盛なお二人のようで、私の動くところ動くところぴ
布田遺跡巡り 1 東京都多摩地方南部、多摩川に沿う辺りに調布市がある。古代の租税「調」で布を収めていたのがその名の由来とされるが、その調布市の中に「布田」と言う地域がある。調で納める布の生産が盛んで「布多」と呼ばれたのが由来とされる、ある意味「調布」のど
オカサカ訪問―黒目川 2 来梅橋から、岡部境線119号(標高63.7m)までは都道129号を渡って100数十m。岡部境線119号 都道から、久留米西住宅方向へ分かれる道のその分岐点に、119号。119号(建設:昭和14年11月 補修:平成4年11月) そのまま住宅方向へ道な
オカサカ訪問―黒目川 1 旧武蔵野線、現堀ノ内線訪問記事などでお馴染みの黒目川(荒川水系の一級河川)。源流は、都立小平霊園(1948年開園)内の雑木林(標高67.5m)の中とされている。小平霊園の雑木林 霊園北縁、新青梅街道際だ。この雑木林の中にある「槐(さい
霊園彷徨 「妙高」 私は戦争は大嫌いだが、軍用機や軍艦は、好きだ。何であろう、タカやワシ、ライオンやヒョウ、或いはサメやティラノサウルスなどの肉食動物に通じるような、ある種のカッコよさの様なものを感じるのかもしれない。特に、子供の頃からWW2期辺りのものに
■風景壁紙―スマートフォン用宜しければ、個人的使用の範囲内でご自由にお使いください(写真の著作権を放棄するものではありません)。ご使用の画面サイズに合わせて加工も自由ですが、「壁紙館」(個別ページ)さん・「待受館」(個別ページ)さんでは、各種サイズを
■風景壁紙―PC用宜しければ、個人的使用の範囲内でご自由にお使いください(写真の著作権を放棄するものではありません)。ご使用の画面サイズに合わせて加工も自由ですが、「壁紙館」(個別ページ)さん・「待受館」(個別ページ)さんでは、各種サイズをご提供頂いて
▲バイオリン・ソナタ ト短調<悪魔のトリル>/ジュゼッペ・タルティーニ order Sonata per violino in sol minore "Il trillo del diavolo"/Giuseppe Tartini ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)は、前回のドメニコ・スカルラッティの少し後輩となるイタリアの音
ドナウな訳 2 狭山線ドナウ型鉄塔の次なるは、58号(標高107.0m)。狭山線58号鉄塔右下は集会所 「扇町屋A団地公園」と言う、鄙びた懐かしいイキフンの公園に建っている。58号(昭和55年4月 27m) やはり大分小柄な小鉄塔である。 鉄塔も可愛いが、手前
ドナウな訳 1 前回のライドで、水野線のドナウ型鉄塔と、狭山線のミニ赤白鉄塔を訪ねたが、此度は、狭山線のドナウ型鉄塔を訪ねる。 狭山線は最近記事でご紹介したように、航空自衛隊入間基地滑走路南側の40号から50号が、離陸機に注意を促すため小柄なのに赤白塗装で
サルペドン 数年前から、庭の一画にヤブニッケイ(Cinnamonmum yabunikkei)が育っている。この木は、比較的暖かい地域であるなら普通に野山に分布する在来の樹木。庭に訪れた野鳥のオトシモノから、実生し育ったのだ。 この木の葉っぱに、ある日見慣れぬイモムシさんがい
レーザー治療―網膜裂孔 昨2023年、何やら目がヘン、と後部硝子体剥離について記事を書いたが、あれからまた変化があった。 丁度一年前ほど、急な飛蚊症の発症で眼科を受診し、主に加齢によって起こる眼球内の硝子体の収縮が原因で網膜から硝子体が剥がれて行く「後部
ミニ・ドナウ II 水野線34号(標高82.6m)は、ブドウ畑の中だが33号とは異なり傍らを農道が通っている。水野線34号ので、可也近付けそうである。 みたところ、33号同様継ぎ足し無しのオリジナルの様に見える。34号 前記の様に、この北すぐに航空自衛隊入間(い
ミニ・ドナウ I 水野線と狭山線の地下型交差点の先には、異妙なる鉄塔が並んでいた。 まずは順番に、交差点の30号の次、31号(標高81.9m)。水野線31号(昭和43年1月 19m) 嵩上げの為に継ぎ足された部分が、あからさまに色が異なるのはめずらしい。しかも、
水野線・狭山線交差点 3―ミニ赤白 水野線もまだ追いたいが、その前に狭山線鉄塔を少し追う。この小柄な赤白鉄塔も、可也気になる。 40号と41号は、可也塗装の退色が目立ったが、この42号(標高82.8m)も同様。水野線42号青プレだ 老番、43号側を見る。43か
水野線・狭山線交差点 2―地下交差 II まずは、水野線30号(標高80.9m)を拝見。水野線30号(昭和41年3月 25m)建設年が? 先程の29号とは微妙にデザイン細部が異なる、引上げ鉄塔だ。建設年は、29号は現鉄塔のものが記されているが、こちらは初代が建てられた
水野線・狭山線交差点 1―地下交差 I 所沢市北中運動場の北で、只見幹線と交差点を形成した水野線は、トトロの森12号地・52号地のある森の中を25号、26号、そして27号(標高83.4m)と進む。水野線27号 森の中の小さな広場から27号は見えるが、頂部に見慣れない標識が
◆■メテオラ/リンキン・パーク orderMETEORA/LINKIN PARK (2003) ロックであり、ヒップホップであり、メタルであり、メロウであり、ハードであり、ポップである。楽曲は良く練られており、ヴォーカルはめちゃ上手い。ヘヴィでダークだが、ダーティではなく、洗練され
▲ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49/フェリックス・メンデルスゾーン order Piano Trio No. 1 in D minor, Op. 49/Felix Mendelssohn (1839) クラシック音楽の世界でメンデルスゾーン(1809-1847)と言えば、ロマン派音楽の時代に前時代の古典派的スタイルを重視した
▲シャコンヌ ト短調/作曲者不詳 order Chaconne in G minor/Author unknown (?) 長らく、バロック期のイタリア、ボローニャの音楽家トマソ・アントニオ・ヴィターリ(1663-1745)の作品とされてきたが、最近は、ちょっと違うんじゃね、と言う事になりつつある謎の作
◆ネクサス・ポラリス/コヴナント orderNEXUS POLARIS/COVENANT (1998) まず、アンドレアス・マーシャルによるアルバム・アートが素晴らしい。メタル・アルバムの中では、屈指の美しさであろうと思う。それに内容と合致している。 本作はリリース当時、ブラック・
霊園彷徨―ネムの花 II 16区水場に続いては、ある意味私が最も崩壊を危惧している園内建造物、2区焼却炉2区焼却炉だ。これは― 労(いたわ)しい。コーンとコーンバーに囲われ、「立入禁止」と示されている。もはや、近寄るも危険な状態となってしまっている。
霊園彷徨―ネムの花 I しょっちゅう見掛けてはいるが、久しく訪ねてはいない多磨霊園園内建造物を、取材。 まずは、風化危惧度IA類で最も崩壊の危機に瀕している12区の水盤を。12区水盤 噴水塔であったことが判明した小金井門噴水塔の、その嘗ての姿(写真)を
ディストピア―戦争を必要とする世界 私はある思いに囚われる時がある。それは、人類(人間、ヒトの意)にとって戦争は必要なものなのではなかろうか、と言う思いである。 初めにお断りさせて頂くが、私は戦争は大嫌いである。この世から戦争が無くなればよいと、心の底
武蔵野の俤―小手指原古戦場碑・白旗塚 今を去る700年ほどの昔、1333年(元弘3年)の5月に、新田義貞軍と鎌倉幕府軍とが、武蔵国入間郡小手指原において戦ったのが所謂「小手指原(こてさしがはら)の戦い」である。この戦の現場が、ここだ。小手指原古戦場碑(標高99.
多摩湖―村山下貯水池 高欄 多摩湖こと村山貯水池の下貯水池に、いにしえの「高欄」(標高104.7m)が残されている。村山下貯水池(多摩湖)高欄 場所は、堰堤北端、西武園ゆうえんちを間近に見る辺り。多摩湖はそのほとんどが東京都東大和市に属すが、この付近のみ東
西武所沢小手指線(仮) II 小手指変電所を拝見したので、西武池袋線の線路に沿って、所沢変電所へ向け遡る。 西所沢駅を過ぎた辺り、茶畑の向こうに見える鉄塔には「構副9 1978」とある。西武所沢小手指線(仮)構副9(標高80.3m) 少し進んだこちらは、「構本
西武所沢小手指線(仮) I 西武池袋線小手指駅付近を自転車で通りかかると、線路上にガントリー鉄塔が並んでいる。何だこれは 「普通」の人々は気付かぬであろうが、鉄ヲタ(鉄塔オタク)の眼は鋭く見逃さない。これは普通の鉄構ではなく、紛れもない二回線の送電用