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2018/05/10

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  • 心ごと抱きしめて

    抱きしめられて思ったの 本当に抱きしめてほしいのは 私の心 心ごと抱きしめて そして泣きたいだけ泣かせてほしい 夜が更けて 星が消えて 朝が白々しくやってきても その腕の中で 子どものように泣いて 泣きつかれて眠るまで 私の心 心ごと抱きしめて

  • 区切る

    区切るところが違うの なんにも分かってないアナタだから そんなことにも気づかない でも言わないわ 教える気はないわ いずれ関わることもなくなるから それまでは黙って見てる 見る気もないけど ココロの中では すでに区切っている

  • どうせね

    悲しいことを さらりと簡単に言う 死にたいとか 口癖になってる 悲しいってのも スタイルのひとつ どうせ死にはしない そうよ どうせね だって明日にはまた さらりと簡単に言うから 死にたいとか 何万回目の口癖を 悲しいってのが 定番のスタイル どうせ死には...

  • 光の中へ

    真っ黒な影の反対には 痛いくらいの光 直視なんて出来ないけれど その光に中ならば きっと怖くない 安心して眠れるなら 不安な闇夜よりも 光の中へ

  • どんな時も

    うまくいかない時は 何をやってもうまくいかなくて かなしい時は 何をやってもかなしくて そんな時は あなたに会いたい どんな時も あなたに会いたい

  • ハイヒールの世界

    ハイヒール脱ぎ捨てたの 裸足で歩いて 初めて知ったわ 靴がないと足が痛いこと だけど 合わない靴はもっと痛いこと 無理して履いてたハイヒール その分背も高くなったけど 背伸びで見てた世界だった

  • 凡人らしく

    諦めないことも 諦めることも きっと どちらも大事 努力が報われないことも 時にはあって だけども 努力しなければ 成し遂げられないことも 必ずある 才能のあるなしじゃなく それでも 才能のあるなしにこだわる君は 諦める言い訳ばかりで 努力もせず 何を成し遂げられるんだい ...

  • 何を今更

    君が今どうしているかなんて 知らない 知りたくもない 知ったところでどうしようもない ふられたのは僕 その事実が最後の思い出 それで終わったんだ 終わりにしたんだ できれば僕が今幸せと言えたら それ以上に君が幸せだったら それでいいと思うのに 急に連絡してきたのは何故 終わ...

  • 同行

    逝くなら私も 連れてって あなた一人で 逝かないで それが何処でも 構わないから 逝くなら私も 連れてって

  • 花は華

    咲く花も 散る花も 花は華 優劣をつけることは 愚行の極み 己がその対象ならば あらゆる抗議をするものを 何故に他へは容赦せぬ 咲く花も 散る花も 花は華 黙って咲いて 黙って散りゆく 美しいままで

  • 不釣り合い

    新しい季節にあるものは 古い想い出だけ 私の宝物はそれだけ 捨てようとしたけれど 捨てられない 忘れられないから 忘れない 新しい季節にあるものは 不釣り合いな 古い想い出だけ 私の宝物はそれだけ

  • 静かな雨

    もういいわと貴女は言った いいことなんかひとつもないのに 言わせたのはこの僕だけど 返す言葉は出てこない もういいのよと貴女は言った まるで自分へ言い聞かせるように 更に僕に突きつけるように 悲しいとか切ないとか そんな次元はとっくに超えてる 受け入れるとかの余裕もない た...

  • 花弁と破片

    街中が花々の明るさ染まり 歓喜の声があちこちに沸き 私は悲しくなります 地面に張り付いた花弁が 諦めた夢の破片のようで 泣きそうになります 皆同じじゃない 喜ぶ人がいる側で 悲しむ人もいるのだと 花弁は教えてくれたようです

  • 君の心に~どうしたら届くのだろう

    どうしたら届くのだろう 何を言ったら届くのだろう 何をしたら届くのだろう 君の心に 届けたいものがあっても 届けるすべを知らない どうしたら届くのだろう この想い くすぶって ふわりと浮いて 沈んでいくのを ただ黙って見ているだけ 届けたい僕の気持ちがあっても 届けるすべを...

  • 釣られた女

    こんなに私を待たせて あなたは一体どういうつもり こんなに私を泣かせて あなたは一体どういうつもり それでも離れようとはしない 私もだいぶおかしいけれど 釣った女に餌をやらない あなたが罪人なのか 釣られた女が餌を求めることが 浅はかで愚かなのか こんなことを私に言わせて ...

  • 終わりを告げた嘘

    嘘をついたの 悲しかったから その嘘で 余計に悲しくなることを 私は 分かっていたはずなのに 嘘をついたの 寂しかったから その嘘が 終わりを告げることを あなたに 止めてほしかっただけなのに

  • 雨ならいい

    流れるものが 涙じゃなく 雨ならいい ゆっくりと 息をして パンを食べ 空を見る 落ちてくる雫が 雨というだけで 愉快になる いつまでも 雨ならいい 雨なら それだけで 涙の代わりに いつまでも 降り続け

  • 春の中で

    朝からの憂鬱を 引きずったまま 晴れの春空さえ どうだっていい 誰か聞いてよ 誰か助けてよ 発することはない言葉 繰り返し繰り返し ふと顔を上げる 空を見上げる そうか 朝からじゃなかった 過去からの憂鬱に 囚われたまま 流れる季節の中で 私の季節は止まったまま 誰か聞いて...

  • 春を知る

    街を歩けば 咲き誇る花色に 否応なく春を知る 独りどこまでも 歩ける気がするけれど 夜になれば 人恋しくなるね そんな春 まだ寒いね

  • 春嵐

    春風が優しいなんて 嘘 まやかし 幻 春風が嵐を呼ぶ 花を散らす 僅かな思いも 一瞬で 綺麗なままならいいのに 汚れて 惨めで 泣くに泣けない有り様 春風がやさしいなんて 嘘 まやかし 幻 だからこその きっと 希望と 憧憬

  • 燐光

    無表情でいても きっと溢れているでしょう 無言でいても きっと零れているでしょう 抑えようと思っても 抑えられるものじゃないから あなたへの恋心 唯一無二に私を輝かせるもの

  • 永遠の春空に

    思い残すことなどありません 命のままに愛を貫いたから この体が腐ちていっても 純粋な魂は限りなく輝く あなたと過ごした永遠の春空に

  • 事実を知りたい

    真実よりも 事実を知りたい あなたの気持ちよりも 私がどう思うかが大事 黙っていても 何も変わらなくて 全て告白しても きっと何も変わらない 過去の出来事を 無かったことにはできない それならば これからの未来が 今より哀しくならないように 私はただ 事実を知りたい

  • ふたりの夢

    出会ったことから始まった どんなに不安でも信じられた あなたの後ろ姿 いつも必死について行った ずっと続く未来を夢見た ある日突然奪われたけど 私は後悔していない あなたと出会ったこと それが今に繋がっていること あなたと語り合った夜の ふたりの夢を いつか叶えて あなたに...

  • 濃密

    君が誰かなんて知らない 知らないけどいいよ 愛してくれるなら 君が誰だって構わない 必要なのは愛だけだから 名前とか訊かないでよ 白けるだけだから 黙って口づけするだけでいい 一夜だけの恋を 遊びと決めつける奴らに 本気の愛を語る資格はない 偏見と軽蔑の裏側には 誰も知らな...

  • 空を噛む

    嬉しいことがあった日も 悔しいことがあった日も 楽しいことがあった日も ぼんやりしていたい日も いつも空を見る 雨降る日には滴る雨空を 雲の多い日には雲の形を 見上げて満足する 忙しくて余裕がなくて 優しくなかった日には 空を噛む

  • ボクの本望

    病んでるキミに触れていたい それがボクの正常 病んでるキミが美しい だからずっと看ていたい 病んでるキミに蝕まれ そのうちボクも病んでいく なら それがボクの本望

  • 約束の真意

    どうせ叶うはずないと思って 約束した君と 本気で叶えるつもりで 約束した僕と 滑稽なのはどっちだろうね

  • 風に託す

    風に あなたの匂いを感じた それは切なく 一瞬で蘇る記憶 泣かないように空を仰ぐ その時の空色が 青ければ青いほど もっと切なく 風に あなたへの思いを託す

  • どんなに僕が未熟でも

    貴女の溜息 背中で聞いた 僕は無力で 愛してるなんて 軽はずみには言えなかった あの時言えなかった言葉は きっと今でも言えなくて それでも愛していたと 間違いなく思っている

  • 縋る

    勝手な噂話 コントロール不能 真実なんて置いてけぼり 何が真実かは問題じゃない 何を信じるか それに尽きる 君が信じるのは何? 誰の言葉? 僕の言葉? 信じてくれる? 信じていい? 疑うことから始まる愛に 真実なんてあるのか疑問 それでも縋る 縋るしかない

  • 無理しないで

    無理に話そうとしなくていいんだよ 泣きたいなら泣いていい 無理に自分を作らなくていいんだよ ありのままでいたらいい それで嫌いになったりしないから 君が呆れるくらいに僕は 君のそばにいるって約束するから 無理に自分を作らなくていいんだよ

  • 君に恋してから

    またね。と 片手を上げる瞬間にはもう 駆け寄って抱きしめたい 次の約束まで待てない ぬくもりを確かめたい こんなにワガママな自分に驚く 君に恋してから

  • 割と必死に

    恐らく私はまだ あの人が好きで それなのに 割と必死に 忘れてるふりしてる そうでもしないと 自分が憐れで すぐに泣きそうになる いつになったら この気持ち消化するんだろ

  • いつもそれだけ

    一日の終りに思うことは あなたに会いたかった ただそれだけです 明日の願いは あなたに会いたい いつもそれだけです

  • どうぞ受け取って

    全部無駄になってもいい そう思って贈るもの 私の愛 重さもウザさも含んで 甘さの中に涙の隠し味 私ひとりじゃ抱えきれない あげてもあげても あなたを思うだけで 溢れてきちゃう 愛しているの だから 全部無駄になってもいい 重さもウザさも含んでるけれど あなたに贈るもの 私の...

  • 名前のない季節

    思い出した あなたの優しさに泣いた夜 思い出したら また泣けた あなたと過ごした季節は 一瞬過ぎて名前がつかない 独りぼっちのあなたと 独りぼっちの私で 淋しさを埋めようとして 埋めきれないまま 桜が咲きだした夜 あの日以上に綺麗な桜を 私はまだ知らない 秘密になった約束は...

  • 私受け

    画面越しに見る世界は なんて綺麗なのでしょう 汚いものは写さない 写ってしまったところで 消せばいい 自分好みと言うよりは 万人受けを狙ってる 言葉もきっとそう 思ってもいなくても 綺麗な言葉書き連ねて テンプレ通りにしてたらいい 互いに求め合って だけど実は中身なんかなく...

  • 憐れな二人

    あなたを待つことが 楽しみでもあり 苦しみでもある もう長いことこんな風だね あなたはすでに慣れてしまって 私はずっとモヤモヤしてる 言わなくてもいいは 都合のいい解釈で 言わずに誤魔化している って言うのが正解 誤魔化し切れるはずなどないのに 憐れな二人の行末は 神様さえ...

  • 祈りとともに

    思いもよらない出来事に 心は揺さぶられ 泣くことさえなかった あの日 忘れたくても 忘れることなんかできない 否きっと 忘れちゃ駄目なんだ 多くの悲しみは いつまでも癒えることなく 消えることもなく それでも一歩 また一歩 あの日を胸に また一歩 それがどんなに苦難でも 確...

  • いつも通りの今日

    いつも通りに眠り いつも通りの朝 いつも通りじゃなくていいのに 否応なく いつも通りの朝 朝の光の中で見るのは どうしようもない絶望 こんな思い 誰にも知らせずに いつも通りの今日を なんとか過ごす

  • なんか哀しいよね

    随分変わったね きっと私も 悪いことじゃないのに なんでかな なんか哀しいよね 認めているはずなのに どこかで否定している 言いようのない矛盾 それがなんなのか 突き止めることもないまま さらに流されて さらに変わってく きっと誰よりも 私が

  • あなたと見る色

    雪が降ったら楽しいね そんな風にはしゃいだ 雪が降ったら寒いだろ あなたは笑って言った 寒くても楽しいならいい あなたと見れたらそれでいい 雪の季節が終わる時も 次の季節の色も あなたと見れたらそれでいい

  • ふたりの言葉

    君の言葉を 僕のものにして 心に刻むよ 僕の言葉を 君のものにして 笑っていてよ 離れてしまうけど 愛しているよ 永遠に変わらず 愛しているよ

  • 愛のある場所

    疲れるくらい泣き続けたね それでもまだ涙は溢れてくるよ だけど 悲しんでばかりいられない 僕らは生きていかなきゃいけない 想い出は消えないから だから恐れずに進もう 戻ってきてもいいんだよ 何度でも 疲れたら 安心して戻ってきてよ そのために築き上げてきたんだよ 愛のある場...

  • あなたを求めて

    どこまでもと思ってた あなたとなら 蛇の道でも 茨の道でも あなたとなら 悦んで進むと決めていた ひとりになって 何もかも見失ったけど どこまでも堕ちてく あなたを求めて

  • 稚すぎて

    とろけるほどの愛情 惜しげもなく与えて 当たり前の顔してる そんなアナタの様に ワタシもなりたいと 常々憧れてるけれど まだ言えない 稚すぎて まだ言えない いつかなれるかしら 素敵なアナタの様に

  • あなたはいない

    涙のわけは憶えていない ただ泣いたことは確かで 夢の中でも泣いている自分に ほとほと呆れ果てた朝 離れてからのことを 互いに語り合うことはない 悪夢を見るより辛い現実 暗くなる街並みを一人見送る

  • 日に日に

    急に涙が溢れそうになるのは ふと感じる季節の匂いのせい 優しかったあなたとの 楽しかった想い出のせい 日に日に遠くなるのに 日に日に恋しくて 気付けば捜してしまう あなたの気配を風の中に 日に日に遠くなるのに 日に日に恋しさは増す

  • 仕事人の溜息

    なんでもないようなことを 大袈裟に騒ぎ立てて かと言って 自分は解決しようとはしない それでもなんとかなってる人 どうしてそれが許されるのか 心底理解できない そうやってやってきて これからも そうやってやっていく 常に気にしているのは 人の目じゃなく 鏡に映る自分で見る自...

  • もう泣かない

    プツリと途切れた細い糸 切れたんじゃない 切ったのだ 与えられなくても与え続ける 見返りは求めない そのことに甘えて自惚れていたのは貴方 単純に見返りが欲しくなったの だから頂戴 私が与えた以上に頂戴 無理なのは分かってる だって貴方が変わることはない だから私が変わるの ...

  • 暗黙の了解

    君の嘘 僕の本気 いつまでも平行線 君は信じない 僕は哀しむ 二人の間で廻る廻る 君の泪 僕の溜息 捻じれ合って堕ちる 離れない 離さない 暗黙の了解 今夜も繰り返す

  • 嵐よ

    嵐よ 私を飛ばして 私を消して 何もかも 無かったことにして 私の存在も あの人との想い出も 吹き飛ばして そして その後は 静寂の月夜をください

  • 忘却

    深夜の目覚め 解いた靴紐 雨上がりの道 夜明けの色 鮮明な記憶 もう忘れていいよ きっかけの言葉 淡い恋心 夜毎の逢引 気付かぬふりの涙 全て過去の出来事 もう忘れていいよ

  • あなたが必要

    優しい言葉で私を泣かせてよ 少し、否、かなり疲れてしまった 私は無駄に疲れ過ぎた こんなにすり減ってまで やり遂げたのに 達成感が皆無 ただ理由もなく泣きたい だから あなたが必要 私にはあなたが必要 仕事でもやりがいでもなく 達成感もいらないから 優しい言葉で私を泣かせてよ

  • そこで咲くから美しい

    足元で咲く花は 己の美しさに気付かず 俯いて佇む 上に向けようとすれば 容易く折れてしまう 花瓶に挿しても 萎れてしまう そこで咲くから美しい 手を差し伸べるよりも 毎日会いに来よう 花の季節が終わっても また来年も会いに来よう そこに忘れず必ず咲くから だから寂しくないんだよ

  • 氷蕾

    春を知らない蕾は凍ったまま眠る 私もその隣で眠る 懐かしい遠くなった春を枕にして 凍える日も悪くはない 流れ出ようとする涙も凍らせてくれる だから 凍える日も悪くはない 無になって凍った蕾の隣で眠る 懐かしい遠くなった春を枕にして

  • ミルクティーと濡れた靴

    冷たい雨だから 心は優しく いつものコーヒーじゃなくて 少し甘めのミルクティー 泣くほどのことじゃないから 大丈夫 濡れた靴でも歩いていける

  • 無駄だって

    何を夢見ていたんだろ 何を期待してたんだろ 無駄だって 頭の隅で分かってるのに 心がまだ夢見てる 心がまだ期待してる 無駄だって 何度も言い聞かせてるのに 心の対話する時は いつだって涙が邪魔をする 無駄だって 本当はとっくに理解してる なのにまた 夢を見て 期待して 涙する

  • 活力

    生きる意味をくれたのはあなた あなたがいなくなって 無気力になってしまったけれど それでも生きている 明日の天気が気になるの 昨日の蕾が気になるの 隣の猫に会いたくなるの チョコレートが食べたくなるの 意味なんてなくていい あなたがいなくなっても 私は私の人生を歩むから あ...

  • ある女の話

    一つ得たら 二つ目を欲しがり 三つ目は奪いたくなる どこまでも貪欲で 満たされることなんてない それでも満足そうな顔はする 嘘も演技もお手の物 清純そうな顔を造り 清純には程遠い内心 誰とは言わない 誰とは言わないけれど よく知ってる女の話 警戒したって無駄だから 興味本位...

  • 散り際の花

    開いたばかりの花びらが 一瞬で風に散らされていく 惜しげもなく潔く 散り際の花が一番綺麗だと 教えてくれたのは今は亡き人 だから余計に慈しむ 春はまだ先 静かに想い出を辿る夜

  • 堕落の毎日

    同じ一日を過ごすなら 素敵な日にしたいって そんなの誰もが思ってる だけど そう簡単に素敵な日になんて なるわけなくて 昨日と同じ堕落した日が ただ漠然と流れていく 雲みたいに風に押されて くだらない記事漁って 垂れ流しのMusic 聴いちゃいないけど 無いよりまし 油まみ...

  • 雨跡

    幻だったと思う 痛みも ときめきも 喜びも 落胆も 嵐のように過ぎ去って 残ったものと言えば 雨跡だけ それを愛しく見るだけの日々 狂おしいほどの恋しさも いつしかさざ波のように 懐かしいだけ その懐かしささえも 幻だったと思う今 雨跡だけは確かにある

  • 泣きたくなる日

    深い色の夜空が 回ってる くるくると 私の頭上で 泣きたくなる日に限って あなたはいない 何もしたくない 何も食べたくない 何も聴きたくない ただ側にいてほしい 泣きたくなる日に限って あなたはいない 窓から見える空 深い色の夜空が 回ってる くるくると それが慰めで だけ...

  • 勝手に恋人

    手を繋いだことはない 好きと言われたことはない プレゼントも貰ったことはない それでも僕の恋人 並んで歩いて帰るだけ 繋いだラインは確かだけれど 向き合って見つめ合うことなんてない それでも僕の恋人 君の本心は甘いチョコに溶かして 義理でも友でもどっちでも 受け止める僕が本...

  • 自分の一歩

    甘い匂いの風 傷ついた心を撫でるように 足元に咲く草花 落ち込む心励ますように どんなにゆっくりでも 一歩は一歩 道に迷っても間違えても 一歩は一歩 ちゃんと進んでいる 誰かと競う必要はない 自分の一歩 幸せに近づいていると信じていい

  • 三日月ブランコ

    三日月が綺麗だったから ブランコにして乗っていたい ゆらゆら揺れていたら 哀しいことも消えればいい 三日月が綺麗だったから またあなたを思い出した ふわふわと靡くように 恋しさも靡いていく 三日月が綺麗だったから ブランコにして乗っていたい いつまでもゆらゆらと いつまでも...

  • 孤独の家

    寒風が吹き抜ける駅のホーム こんなに人がいるのに孤独 家に帰ったってそれは変わらない 寧ろ孤独感は増すばかり それならば何処へ行こうか 行く宛もなく彷徨って 結局帰る孤独の家 好きなだけ泣けるってことだけが 安心の孤独の家 あなたが居なくなってから 増々寒くなるだけのマイホ...

  • さよなら東京

    夢だった 憧れだった 夢は夢のまま 憧れは幻滅へと そして実力を知り 現実を認めた 逃げるんじゃない 負けたんじゃない 別れを告げるだけ またいつか さよなら さよなら東京

  • 手遅れ

    いまさら遅い もう遅い 駆けつける情熱あるなら も少し早く 来てほしかった 寂しさで死ぬことはないって 誰かが言ってた けれど 寂しさで死んでしまうってこと あるんだよ 本当にあるんだよ 死んだ心は戻らない いくら温めても いまさら遅い あなたの手がどんなに温かくても もう...

  • 偏った見方

    嫌いと弾いたものを 好きだと拾う人もいる 上品だと憧れたものを 下らないと蔑む人もいる 下品だと罵られたものを 素晴らしいと褒める人もいる 不味いと捨てたものを 旨いと欲しがる人もいる 偏見だらけで出来ているから 偏見が正当化されまかり通る 確かなことを教えてもらわなかった...

  • たかがシャンプー

    私の髪の匂いが好きだと言った人 同じシャンプーなのにって 嬉しく笑ったね 幸せだったな 今でも思い出すのよ あの夜のこと 離れた理由なんて今はもうどうでもいい 懐かしさを超えて どうしようもなく恋しい 私の髪の匂いが好きだと言った人 同じシャンプーなのにって 笑った夜を思い...

  • 朝の粒

    キラキラしたのは朝の粒 風が吹くたび揺れたから 私は手を伸ばした 戻れないから歯痒くて やり直せないから尊くて それでも前を向いて また一歩進む キラキラしたのは朝の粒 届かないことは分かってた それでも 私は手を伸ばした

  • 雪の音

    まだ目覚めたくない 雨音を聴いていたい 雪は静かすぎるから まだ出て行かないで あなたの気配感じていたい 雪は静かすぎるから 雪が雨に変わっても あなたの心は戻らない わかってる それでいい でもまだ 出て行かないで あなたの気配感じていたい 雪は静かすぎるから

  • 雪宿り

    傘を忘れた 雨ほど濡れない気がした それでも歩けば髪に肩に降り積もる 雪 いつもよりも混み合うコンビニ いつもの街なのに白くなるだけで 浄化されていく気がするから 雪 もう少し見ていたい 傘を忘れた 家までまだ遠い アーケードの片隅で 雪 もう少し見ていたい

  • 胡座

    努力なんかしない 才能のあるなしは関係ない 好きなことだけして生きる そこに結果がついてくる それで駄目なら駄目でよし 下手な言い訳するだけ無駄 好きな人だけいればいい 嫌いな人からは逃げればいい 人と比べてなんになる 楽に生きれるならそれが万全

  • 公園の詩

    冬の公園 雪に埋もれて 黙っている 黙っている 春の公園 草木が芽吹いて 笑っている 笑っている 夏の公園 日に焼けた子供達 輝いている 輝いている 秋の公園 風に舞う枯れ葉 賑わっている 賑わっている 公園のベンチ ずっと誰かを待って そこにいる そこにいる

  • サヨナラの準備

    サヨナラの準備を もうどれくらい前からしてただろ それでもこうやって まだ一緒にいるんだから せめてそのことに 感謝のひとつでもしたいとこだけど いがみあって なすりあって 溜息だけの夜を超えて 無視して なのに気にして 相手以上に自分を嫌う 大丈夫 サヨナラの準備を ちゃ...

  • 幻春

    今日の風に 春の匂いがした それでも蕾は固いまま あなたの横顔は遠いまま 今日の風に 春の匂いがした きっと雨がくる 夢みる朝に別れがくる そして私は泣く 今日の風が過ぎれば 冬景色に舞う さよならだけを先延ばしにして

  • 過剰

    何も変わってない 変わりようがない 私をみる貴方が変わった だからでしょ? 何も変わってない 多くも少なくもない 私はこれでいいのに 貴方は過剰を求めた だからでしょ? 何も変わってない 変えるつもりはない 私に求める貴方が変わった だからでしょ?

  • 過去に佇む

    分からないことを 分からないままにしてたから 今も分からない 訊けばよかったのに 訊かずにいたから 今更訊けない 伝えたいことを 伝えないままにしてたから 今も後悔してる 花は季節が巡れば また咲くのに 枯れ死んだままの明日を 僕はどうやって過ごせばいいんだろう 君はもう側...

  • 花をあげよう

    花をあげよう 花を飾ろう 花を見よう 私のために 花を水に差しながら 心まで潤うのがわかる ありがとう

  • 飛礫

    小石を投げた本人は 誰かに当たっても 笑って済ませてしまう 痛みの想像すら出来ずに 投げたことさえ忘れてしまう 事件だなんて思っていない 遊びだとさえ思っていない 当てようと思っていなければ 投げてもいいのかと問えば 誰でもやってることだろと 平然と開き直って答える 想像し...

  • グラスの泡

    優しいウソは もういらないの 冷めた横顔も もういらないの 創られたやり取りも もういらない あなたが欲しがってたモノ 私は贈ることはできないから あなたの巧くもない歌 最後に聴くから 不甲斐ないだけの二人 グラスの中の泡になって消える

  • 泣いてしまったの

    泣いてしまったの 泣いてしまったの だって あなた 優しかったから 泣いてしまったの 自分でも驚いたわ 泣くなんて 人前で泣くなんて 初めてのことだったから 泣いてしまったの 泣いてしまったの だって 冷たい私の手に あなたの手が 温かかったから もうそれだけで 泣いてしまったの

  • 髪を切るように

    髪を切るように 貴方への思い 一気に切れたらいいのに 何の痛みもなく 心まで軽くなるように 一気に切れたらいいのに

  • 紅い涙

    紅い涙 滲んで消えた 紅い涙 凍って折れた 消えた悲しみ 折れた痛み 抱きしめて 抱きしてて 夢をみる

  • 甘んじて

    もうやり直せない そんなことは許されない ならば 甘んじて受け入れよう 誰も咎めない事 されど その罪は大きい 生涯悔いて 生きていくしかないのだから

  • 勝手なイメージ

    勝手に付けられた 勝手なイメージ ソレ通りじゃなかったら 裏切りになるなら 永遠に裏切り続けるだけ 縛られたくない 拘りたくない もっと自由に 感じたままに 永遠に裏切り続けるだけ そこには何のイメージもない

  • 嫉妬狂い

    消えたい 消したい 殺したい 許せない 許さない 殺したい 私を愛した貴方ごと 貴方が触れた女ごと 私の道連れに 地獄へ堕ちろ

  • きっと。あなたなら。

    きっと。あなたなら。 なにかの選択時には必ず思う きっと。あなたなら。 間違いなくそうする そう言う きっと。あなたなら。 だんだんと迷わなくなる 悩まなくなる きっと。あなたなら。 いつも必ず根底には愛がある きっと。あなたなら。 今も私を叱るでしょう

  • 白い幻想

    瞳に降り積もる雪 白い幻想 覆い尽くすまで 見上げる空 風が止んでも 加速する 手袋をわざと外して 痛みを感じて 白い幻想 いつまでも あなたを想う

  • 僕の幸せ

    昨日の日暮れに思い出したことを 今日もずっと引きずっている きっと君は忘れているから きっと君は思い出さない 憶えている者だけが いつまでも悲しい思いをして 忘れた者が幸せになれるのならば 君は幸せなの? それならいいね それならいいよ 僕もいつか忘れていけたら でもその時...

  • 囚われの人

    非常階段は螺旋 扉の向こうの鉄格子 空さえ自由は確約されない いつか読んだ小説 一小節だけの記憶 削られ切り開かれた道 崩れる時を静かに待つ もう誰の声も届かない 聞き飽きた昔話の反復 憐れみが一層増す 純粋に愛されたかっただけの人

  • あなたはいつもそう

    冷めたコーヒー 一気に飲み込んで 不味いと言って笑う あなたはいつもそう 時間に遅れた私に お前じゃなかったら とっくにキレてると言って笑う あなたはいつもそう 二人で見上げた空 私が言うより先に 綺麗な空だなって言って笑う あなたはいつもそう いつも笑う つられて私も笑う...

  • 愛そのもの

    何のために歌ったの 誰のために泣いたの 何も言わなかったの あなたは あなたのために歌ったの あなたを想って泣いたの 言葉はいつもあなたへと 私は すれ違えるほど近くなく 触れることない距離の中で それでも 命懸けで恋をしたと言い切る 間違いなく本気だった あなたのために歌...

  • もう忘れていいのに

    優しい思い出だけでいいのに 思い出すのは悲しかったことばかり 優しい思い出も絶対あるのに 思い出すのは苦しかったことばかり その度に涙込み上げてくる 未だに乾かない思い もう忘れていいのに 思い出すのは寂しかったことばかり

  • 理性は眠らせて

    本能のままに抱きしめて 邪魔な理性は眠らせて 今夜だけの愛でいい 互いの罪を許し合って 後悔しかない朝が来るまで 今夜だけの愛でいい

  • そんな土曜日

    いつもよりも寒いみたい でも、 いつもよりも温かく感じる 私の右側にあなたがいる だから、 確実に私の右側が温かい 白い息も白い街も 優しく見える そんな土曜日 明日も明後日も 永遠に続いてほしい そんな土曜日 いつもよりも寒いみたい また、 雪が降りだした 私の右側にあな...

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