116回 / 325日(平均2.5回/週)
ブログ村参加:2018/03/31
今日 | 02/17 | 02/16 | 02/15 | 02/14 | 02/13 | 02/12 | 全参加数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合ランキング(IN) | 8522 | 8546 | 8765 | 9400 | 9822 | 8753 | 8184 | 949198サイト |
INポイント | 40 | 50 | 50 | 40 | 20 | 20 | 30 | 250/週 |
OUTポイント | 390 | 400 | 440 | 200 | 300 | 230 | 320 | 2280/週 |
PVポイント | 2730 | 3250 | 1590 | 2730 | 3220 | 2000 | 3030 | 18550/週 |
BL・GL・TLブログ | 74 | 73 | 72 | 76 | 81 | 74 | 73 | 3319サイト |
BLオリジナルイラスト | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 265サイト |
BL小説 | 14 | 13 | 15 | 16 | 16 | 13 | 13 | 1002サイト |
今日 | 02/17 | 02/16 | 02/15 | 02/14 | 02/13 | 02/12 | 全参加数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合ランキング(OUT) | 5709 | 5623 | 5353 | 5251 | 4798 | 4481 | 4081 | 949198サイト |
INポイント | 40 | 50 | 50 | 40 | 20 | 20 | 30 | 250/週 |
OUTポイント | 390 | 400 | 440 | 200 | 300 | 230 | 320 | 2280/週 |
PVポイント | 2730 | 3250 | 1590 | 2730 | 3220 | 2000 | 3030 | 18550/週 |
BL・GL・TLブログ | 67 | 67 | 67 | 67 | 67 | 66 | 63 | 3319サイト |
BLオリジナルイラスト | 3 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 265サイト |
BL小説 | 14 | 15 | 16 | 14 | 14 | 13 | 11 | 1002サイト |
今日 | 02/17 | 02/16 | 02/15 | 02/14 | 02/13 | 02/12 | 全参加数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総合ランキング(PV) | 1846 | 1845 | 1903 | 1795 | 1806 | 1902 | 1789 | 949198サイト |
INポイント | 40 | 50 | 50 | 40 | 20 | 20 | 30 | 250/週 |
OUTポイント | 390 | 400 | 440 | 200 | 300 | 230 | 320 | 2280/週 |
PVポイント | 2730 | 3250 | 1590 | 2730 | 3220 | 2000 | 3030 | 18550/週 |
BL・GL・TLブログ | 13 | 13 | 13 | 13 | 13 | 14 | 13 | 3319サイト |
BLオリジナルイラスト | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 265サイト |
BL小説 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 1002サイト |
<心的外傷10>絡ませ合った指が、重なり合う掌が、羅刹を激しく誘惑する。掌を重ねるという行為がこれほど官能的だとは思わなかった。欲しい 羅刹は痛切に思う。康煕と身体を重ねたい。その肌を味わいたい。今すぐに。しかし、次の瞬間、あの夜の出来事が思い返され
「こらっ、おま・・・」羅刹が上戸に対して怒りの声を上げるのを遮るような形で康煕が答えた。 「お断りします」あまりの即断に、上戸は目を丸くする。 「・・・こんなに速くフラれたの、初めてだ・・・」その横で羅刹はほっとした顔をしている。上戸はヤンチャをして
「あんたな、そういう危ないところにわざわざ首を突っ込むなよ」学校で起こったことは一応羅刹に報告することになっているので、康煕は昼休みに学校であった件について、大まかに羅刹に話した。すると、羅刹はあからさまに眉を顰めて言う。 「その、ラスボスがあん
学校にはもう通わなくてもいいという羅刹のアドバイスに、康煕は従わなかった。具体的に何か被害に遭ったわけではないのだ。康煕には医師になるという夢がある。そのために大学は海外に行きたいと思っている。通信制で高校卒業資格を取るという手段はあるが、それ以前に
「・・・冥王のガーディアンですか・・・」康煕と羅刹から、先刻の魔王の使者について報告を受けた琉惺は眉を寄せて、そう呟いた。3人は竜宮の離れにある私邸で話し合いの場を持っていた。康煕の命令に従っているのであれば、ここにはオーディンは入ってきていないはずだ。
やがて2人が、天界から龍牙塔の屋上に降りたった時、ふと康煕は眉を険しく寄せて、羅刹もろとも蒼いオーラで包み込んだ。咄嗟のことに羅刹は驚いて問う。 「どうしたんだ、いきなり・・・」 「・・・何かがいる」 「えっ?」康煕はますます己の神力を高めながら、
康煕はこれまでに天界には二度訪れている。一度目は、弟・乾隆が天王妃になった祝典の時。そのときに、康煕は初めて、天王の双子の弟である冥王に出会った。そして、二度目は、冥王にとどめを刺しに行った時。この時、康煕は天王も冥王もその手に掛け、後に復活させてい
<四神伝2-8> 「・・・却下だ。そんなことになれば、お前の命が危うい」 「命が危うい? それってもしかして、玄武王様のことですか?」虚空はそう言いながら、康煕に顔を近づける。オレンジ色の不思議な光を放つ瞳が康煕の目前まで迫ってくる。康煕の目が細められ、その
「聖祖様におかれましては、本日もご機嫌麗しゅう」虚空は、早雲の許可が下りてから、正式にエクソシストとして竜宮に滞在することになり、毎朝一番に康煕の執務室に訪れる。 「・・・おかげで、あれ以来魔王からのメッセージは来ない。それについては礼を言うが・・・」
<心的外傷07> 「・・・怖い・・・? お前が・・・?」 「怖いよ・・・死ぬより怖い・・・あんたが一人で苦しんでるのを見てたら・・・俺は何のためにあんたの側に居るんだろうって思うよ・・・あんたが・・・いつか消えちまうんじゃねぇかって思ったら・・・怖くてたまらねぇよ・・・」自分はこんな
「すまん! 悪かった、もう何もしねぇから落ち着け!」康煕の異常に、さすがに羅刹も慌てて、毛布で康煕の身体を包みこみ、その上からそっと抱きしめた。康煕はそれでもただ涙を流し続けた。いつの間にか、康煕の心の中を占めていた恐怖はなくなり、その代わりに、羅
家に着くと、康煕は玄関の戸を開ける前に、一度深呼吸をする。そして、できるかぎり元気な声で、玄関の戸を開けることにしている。「ただいま」すると、すぐに祖母がにこやかに玄関で出迎えてくれる。 「お帰り」一日のほとんどを診療所で過ごしている祖父と違
康煕が通っている桜台高校は、駅前からバスで30分ぐらいのところにある中堅クラスの高校だった。康煕の住んでいる辺りよりも、より都会に近い場所にある。中学、高校と私立神開学園で過ごした康煕にとって、その学校は雑多な人間が入り交じっている場所だった。さすが
翌朝、4人は康煕の家に集まり、一緒に朝食を食べた。魚の干物、豆腐、海苔、卵焼き、味噌汁といったスタンダードな和食だったが、4人で食べる朝食はこの上なく美味しい。羅刹も琉惺も早雲も昨日よりも清々しい表情をしている。ただ康煕は、給仕をしてくれる祖母の手前
羅刹のその言葉を聞いた途端、琉惺の眼鏡の奥の瞳が鋭い光を放った。 「・・・構いませんよ、それがあの人のためなら」これほどの事実を聞かされた後とは思えないほど、冷静な声で琉惺は事も無げに答える。それを訊いた羅刹の顔が輝いた。 「本当か!? 康煕を見守
「少し歩いたら海があるんだ。行かないか?」昼食後、康煕が言い、4人は海を目指して歩いた。坂道の多い町で、狭い石畳の階段を降りていくと、目前に海が広がり、潮の香りに包まれる。 「良いところですね・・・駅の周辺とは違って、この辺りは漁村の趣がある・・・」
10年余りの間、あれだけ心の傷を負ったのだ。 ようやくそこから解放されたからといって 数ヶ月という短い期間で それらが全て癒やされるはずはない。 そんなことは、周囲にいる者たちは皆、わかっていた。 ただ気づいていなかったのは、 傷を負
この話は、『密やかに君は。』の続編となっております。詳しい内容については、『密やかに君は。』をお読みください。<『密やかに君は。』のあらすじ>・・・非常にややこしい話ですので、是非本編を読んでください政治家・竜宮康一の一人息子・康煕は、自分の立身出世のため
心的外傷(=トラウマ・PTSD)★各数字の色がピンク色のものは「ちょいエロ」、赤色のものは「R18」になっていますので、ご注意ください。(はじめに)←NEW・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▼よろしければポチッとよろしくお願いします♪にほんブログ
「貴様ッ!! いつまでも手に触ってんじゃねぇ!!」業を煮やした羅刹が怒鳴りつけ、虚空の襟首を掴んで康煕から引き剥がした。その勢いで虚空は背後に尻餅をついてしまう。 「いたたた・・・」その虚空の目前に、羅刹は剣先を向ける。その目は燃え上がらんばかりに
<四神伝2-6> 「いくら何でも、こんな派手な格好は嫌だ。身体が重くて思うように動けない!」一方、竜宮の私邸では、康煕が羅刹の選んだ煌びやかな装飾品と衣装を着せられ、不服を言っていた。 「いや・・・すごく綺麗だぜ? あまりに眩しくて、俺さえ近づくのを躊躇する
神界の南部に位置する大陸は、嘗て密林に覆われ、反乱軍のアジトがあったり、沖には冥界に続く巨大な渦が出来たりした広大な僻地であった。そこでは少数民族が点在しており、聖祖の力の及んでいない場所でもある。子どもの頃から康煕を恋慕っていた白虎王・早雲は、康煕
<四神伝2-5>康煕は甘えるように羅刹の胸に頬をすり寄せる。 「・・・今夜だけでいいから・・・抱きしめていてくれるか?」 「今夜だけとか限定するな・・・俺の腕の中でぐっすり休め・・・」 「・・・うん・・・」羅刹の手が眠りを誘うように、優しく、康煕の髪を撫でる。 「・・・明日・・
「・・・しかし、本当に大丈夫なのかねぇ、あの虚空って男は」夕食の後、茶を飲みながら羅刹は憮然とした面持ちのまま言った。 「・・・琉惺の旧友なんだから・・・信頼できるだろう」康煕は答えるが、どうもその表情は冴えない。羅刹は不審そうに眉を寄せる。 「あんた
<四神伝2-4> 「・・・でもねぇ・・・あの聖祖様・・・厄介なモノがくっついてるよ・・・」ポツリと虚空が言う。 「・・・何だ、その厄介なモノとは」 「・・・凄く強力な魔だ」 「・・・魔?」そこで琉惺は目を見張った。 「お前! エクソシスト(悪魔祓い)だったのか!」
「・・・それにしても・・・お前の傍若無人には呆れるよ」琉惺の執務室で、虚空を前にして琉惺はそう言った。しかし、虚空は何食わぬ顔で飄々としている。 「そうか? 俺は昔から、ああいう感じだぞ?」 「知ってはいたが・・・まさか本当に聖祖様を口説くとはな・・・」
羅刹の手が、慣れた仕草で康煕の長衣のボタンを外していく。そうしながら、羅刹は康煕の耳元で熱く囁く。 「・・・あんただって・・・好きなくせに・・・」羅刹の吐息が耳にかかるだけでも、康煕の身体が震える。羅刹の舌が康煕の耳の輪郭をなぞるだけでも身体の奥が熱くなっ
虚空と名乗った新城代は、琉惺と同じ年の頃ではあったが、まるでタイプの違う男だった。クセのある金髪、明るいオレンジ色の瞳、羅刹以上に飾り立てた外観・・・康煕とは正反対といっていいほどの派手な出で立ちだ。しかし、その目は、康煕を直視しており、かなり肝の据わっ
★『四神伝』のシリーズは長編になりますので、章にわけております。各章にはその章が終わった段階で「あらすじ」を付けさせていただきますので、どうぞ参考にしてください。なお、各数字の色がピンク色のものは「ちょいエロ」、赤色のものは「R18」になっていますので、ご注
この場所を康煕は知っている 絶望と恐怖を孕んだ深い闇の世界だ。己はここで耐えがたいほどの屈辱を味わい、一時は自らの命を絶ちたいとまで願ったその場所、冥界。これは夢なのだと康煕は解っていた。解っていながらも、何かに導かれるように康煕は前に進む。やがて