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  • 知る

    人は辛く苦しい時、どうやってその緊張を解くのだろう。 行き詰まり足が前に出ないもうこれ以上、ダメだと思う時、 駅のホームで向かって来る電車を見つめる、ベランダから外を見下ろす、 ドラッグストアの棚で視線が彷徨う・・・・浮上するひとつの言葉・・・ 熱も光も無い静寂に吸い寄せら...

  • 私の場合

    振り返ると私は学生時代から仕事をして来た。 アルバイトを始めたきっかけは、同級生に誘われてだった。 そのフルーツパーラーのウェイトレスのエプロンが可愛かったのと 何となく興味があったから。今で言うコスプレのハシリ? 次は画材屋さん。美大受験に失敗し未だまだ未練があった。 浪...

  • ともだち

    今日は春日和。 猫達は陽射しと共に移動している。 ひとりは翠の瞳とダブルコートの手触り もうひとりは黒い艶やかな毛並みと金色の瞳で 私を慰めてくれる。 カーテン越しに差し込む光りは、ふたりの間を通り抜け、 新緑の匂いと外気のざわめきをも室内に呼び込み、 部屋の奥から傍観して...

  • でしょ⁉︎

    突然の、 晴天のへきれき 確かに確かに眼は醒めます。 しばらく覚めたまま こういう事が有るなんて 有事に備えて・・・何をしてたら良かったの⁇

  • その夜

    喪失体験は、生きていれば必ず経験すること。 珍しくもない、人生の一部に過ぎない。喜びと同じように。 だから大袈裟に受け止めることないし、何とかこの私の形勢不利 な状態を立て直す方法があるはず、と思った。 今までの社会経験で覚えたもので乗り切って、、、、 で、何なの⁇ 私、1...

  • 桜は散り際が美しい。私もそう思う。 年ごとに桜はちがう。美しさが違う。 今年もまた桜が咲く、そう言う時期になった。 今でも瞳の奥に残像が甦えるのは 赤坂のHotelに泊まった時に見た桜。 夫の何度目かの裁判の公判に向かう朝だった。 私の情をすっかり裏切るようなそれは見事な姿...

  • そうだったのに

    全く朝からこんなことで〜 しかし自分はもう20年以上前からこんな風に・・何時もという感じです。 やっとここまで来たというのが本当でしょうか、でも今でも油断すると迷子です。 この自分の日常が周囲にどこまで通用するか不安で、こうして書き進んで・・・ やはり通用してないと思います...

  • 今日は?

    そう、もう20年以上も前のことなんです。 新婚早々で二ヶ月足らずでした。 私達はもうそう若くはなく、人生の折り返し点を通過した頃で、 その後半を共に過ごす相手を選ぶ目は、社会人としてのスタート地点 よりは、もう少し等身大で穏やかなものになっていました。 私達はそう言う幸福を...

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