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宝塚歌劇のこと楽しく綴ります。

演劇・ダンスブログ / 宝塚歌劇団

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2018/03/24

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  • 星組『赤と黒ーLe Rouge et le Noir』感想ーフレンチ・ロックオペラ

    こんにちは、うさぎです。『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』配信視聴の感想です。 舞台や衣装が赤と黒を基調に美しくて統一感のある世界観、最高のキャスティング、劇場で観劇したかった作品です。 チケットが取れなかったので仕方ないですね。 礼真琴さん / ジュリアン・ソレル 有沙瞳さん / ルイーズ・ド・レナール 暁千星さん / ジェロニモ 詩ちづるさん / マチルド・ド・ラ・モール 印象に残ったキャスト ロックだ! 礼真琴さん / ジュリアン・ソレル 宝塚版『赤と黒』の歴代のジュリアン役はどちらかというと大人っぽいビジュアルのトップが演じることが多かった印象です。 その中で礼さん…

  • 月組公演『Deep Sea 』ー海神たちのカルナバルー感想

    こんにちは。うさぎです。 月組公演『応天の門』に続いて『Deep Sea 』の感想です。 プロローグ 月城かなと/海乃美月/鳳月杏さん 礼華さん、彩海さん 月組のショーは プロローグ お芝居が和物でかつ匂わせ的な終わり方だったので、煌びやかなチョンパの始まりは良かったですね。気持ちがパッと切り替わり目も脳も覚醒しました。 華やかダンサーの暁千星さんが星へ異動したことに心配もありましたが、トップコンビの特性(月城さんが歌い海乃さんが踊る)や組子の得意分野が上手く活かされていて、エネルギッシュで魅力的な世界観のショーに仕上がってました。 また月組とラテンショーが想像以上にマッチしていたことも良かっ…

  • 月組公演『応天の門』感想ー平安朝の月城かなと

    こんにちは。うさぎです。月組公演『応天の門 』の感想です(2月宝塚大劇場で観劇) 約1年半ぶりのブログ更新になります!超マイペースぶりに自分でもびっくりですが、取り敢えずブログの書き方は覚えてました^^;; 久々の感想文、お付き合いいただけると嬉しいです。 印象的な出会いのシーン ビジュアルと役作り 月城ー海乃ー鳳月 全体的な感想 印象的な出会いのシーン 道真(月城かなと)と業平(鳳月杏)の出会いのシーンがとてもいいです。 時は平安。京の都ー美しい満月の夜。逢瀬の帰り人目を忍んで屋敷へ向かう業平と、書物を片手に屋根の上の道真。 ドラマチックな2人の出会いにワクワクします。 ビジュアルと役作り …

  • 『SPERO』望海風斗ファーストコンサート感想

    10月5日、望海風斗さん宝塚退団後初のコンサート『SPERO』全日程完走されて本当に良かったです。8月2日に大阪で初日を迎え福岡、愛知、そして横浜と約2ヶ月、本当にお疲れさまでした。 大人でかっこよくてスタイリッシュで、そしてとても可愛い、歌とともにたくさんの望海さんの魅力が詰まったコンサートでした。 春から信じられないくらい仕事が忙しくなり(おそらく来年3月まで続く)ブログ更新もままなりません。日々ストレスでいっぱいですが、その合間を縫ってコンサートへ行ったり大劇場公演を観劇したり配信を観るのが唯一の楽しみになっています。 贔屓を見送ると気持ちを切り替える時間が必要で、通常はしばらく感慨にふ…

  • 月組『桜嵐記』感想ー珠城りょうー美しい集大成

    『 桜嵐記』の感想です。宝塚大劇場で2回観劇、今日大千秋楽の配信を視聴しました。 珠城りょう / 楠木正行 鳳月杏 / 楠木正時 月城かなと/ 楠木正儀 暁千星 / 後村上天皇 印象に残った方たち 美園さくら / 弁内侍 幸せな夢の時 珠城りょうさん、美園さくらさんのサヨナラ公演です。 荒ぶる武将(男)たちの根底にある温かい心、愛する者たちへの思いが描かれていて台詞や歌に心揺さぶられ、宝塚歌劇史に名作と言える作品がまた一つ誕生したと思います。 珠城りょう / 楠木正行 滅びゆく運命のもと自問自答しながら自分の信じた道を行く。 珠城さんの凛々しいもののふの姿はまさに宝塚ならではの美しい武将、高潔…

  • 愛月ひかるさん退団発表

    星組の愛月ひかるさんが2021年12月26日、星組 東京宝塚劇場公演千秋楽付で退団されます。 久しぶりの更新になります。 星組へ異動後の愛ちゃんは主に宙組・専科時代に培ってきた男役を極めるべく目覚ましい活躍でした。星組トップ礼真琴さん、3番手の瀬央ゆりあさんの勢いある95期コンビの間でひときわ大人の色気を放ち、新生星組に新しい風を吹かせました。 『ロミオとジュリエット』ではティボルトだけでなく「死」でも観客に鮮烈な印象を残し、また『エル・アルコン-鷹-』の白い役ルミナス・レッド・ベネディクトも新鮮でとても素敵でした。 ロミジュリ以降、確実にファンも増えての東上公演。予想どおりマノンはチケ難にな…

  • エリザベート25 ガラ・コンサート 感想 ② 望海風斗トート爆誕 & 豪華89期生

    凄い迫力でしたね〜! 望海風斗さんのトート閣下。遅ればせながら感想②はアニヴァーサリースペシャルver.のレポと、皆さんの今後の予定をわかる範囲で触れています。(2021.05.20現在) 感想①はこちらから(追記あり)↓ www.wind-waltz912.com 望海風斗トート 豪華89期メンバー ルキーニ とフランツ 宝塚エリザベート25年 予定していたライビュ会場が中止になり、ライブ配信で3日と4日の2公演観ました。 望海風斗トート 初日はもしかしたら望海さんにも緊張感があったかもしれません。2日目にはトート役をさらにグっと引き寄せられていたように感じました。卒業後間もない日程でルキー…

  • エリザベート25 ガラ・コンサート 感想 ① 初日アニヴァーサリーver. / 宙組ver. / 花組ver.

    2021年のエリザベートガラ・コンサート、少し感想を残しておきます。 ワクワク、ジーン、ほぅ♡、おおっ!・・ 舞台観劇、ライブ中継と合計5公演見ましたが、懐かしさやら驚きやら様々な気持ちが湧いてきたガラコンの日々でした。 感想は2回にわけます。 感想①は大阪梅田で観劇した2公演と、ライブ配信で観た花組ver.の3公演についてです。 日にちがたってしまい記憶があやしいところもありますが思い出しながら書いてみます。 初日アニヴァーサリーver. フルコスチューム宙組ver. フルコスチューム花組ver. 初日アニヴァーサリーver. 初日アニヴァーサリーは一路真輝さんと花總まりさんの映像メッセージ…

  • 望海風斗さん 公式サイト & インスタ開設!

    望海さんが卒業されて何となく気持ちの盛り上がりに欠けてしまったうさぎです。 ですが今日は卒業後初の舞台『エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』2014花組ver. ルキーニ役の初日ですね!おめでとうございます。 舞台での観劇は叶いませんが共演者の皆様共々、ルキーニ、トートと元気に舞台を駆け抜けられることを遠くから祈っています。 5日はライビュにて観劇、あとは可能な限り配信でお会いしたいと思います。 さて本日4月22日、嬉しいびっくりニュースが飛び込んできましたね!退団されて10日、早やオフィシャルサイトとインスタを開設されました。 何だかとっても楽しそうで、笑お…

  • 雪組千秋楽、望海さん本物の夢をありがとう!

    「嘘が苦手です」と、嘘を本当にして本物の夢をずっと見せ続けてくれたトップスター 相手役に恵まれて最強の歌唱力コンビ「だいきほ」の名を宝塚史に刻んだトップスター カーテンコール挨拶ではいつもファンや組子たちまでも楽しませてくれるトップスター そんな愛に溢れた雪組トップスター望海風斗さんが2021年4月11日宝塚歌劇団を卒業されました。 連日の大熱演、大熱唱、よくぞ元気に駆け抜けてくださいました。また全員揃って無事に千秋楽を迎えられたことも大きな喜びでした。 昨日は珍しくカーテンから漏れる光で目が覚め、窓を開けると爽やかな風を感じるいい朝でした。 2021年4月11日の清々しい朝はずっと忘れること…

  • 月組次期トップコンビは月城かなと & 海乃美月

    月組次期トップコンビが発表されました。次期トップは月城かなとさん、娘役トップには海乃美月さんが就任されます。まずはおめでとうございます!ずいぶん気を揉みましたね。笑 れいこさんは95期生の中で6人目、男役では3人目のトップスターになります。華やかな期ですね〜 整ったノーブルな容姿、落ち着いた雰囲気、確かな演技力から正統派男役と言われることが多いれいこさん。 私は『ローマの休日』で演じた無精髭を生やした包容力のある大人の男アーヴィングに大きな魅力を感じたので、ワイルドで陽気な男も素敵だと思っています。 れいこさんと縁が薄そうなのはフェアリー役や少年役くらいで(わかりませんが)、美青年、大人の渋い…

  • 星組『ロミオとジュリエット』感想 〜5日間の物語〜 礼 / 舞空 / 愛月 / 瀬央 / 有沙 / 綺城 / 天華‥

    『ロミオとジュリエット』感想です。 『ロミオとジュリエット』原作 / ウィリアム・シェイクスピア 作 / ジェラール・プレスギュルヴィック潤色・演出 / 小池 修一郎 演出 / 稲葉 太地 5日間を生きる ロミオ / 礼真琴 ジュリエット / 舞空瞳 愛月ひかる 瀬央ゆりあ 乳母 / 有沙瞳 綺城ひか理 天華えま 極美慎 キャスト一言づつ 「愛」があるから 先にBパターンを息子K(星ファン) と、次にAパターンを息子T(星 初観劇) と一緒に観劇しました。Kは別日にAパターンも観劇しています。 「愛と死に彩られた5日間の短い恋の物語」を日頃は親と込み入った会話もしない20代の彼らがどんな感想を…

  • 月組『 ダル・レークの恋 』感想「月城かなと」素敵でした!

    『ダル・レークの恋』感想です。 2/27配信、3/18梅田ドラマシティで観劇しました。月城かなとさん、海乃美月さんの感想です。 ダル・レークの恋 ラッチマン 月城かなと カマラ 海乃美月 巡り会う グランド・ミュージカル 『ダル・レークの恋』 作/ 菊田一夫 監修/ 酒井澄夫 潤色・演出/ 谷貴矢 ダル・レークの恋 愛し合う男女がボタンの掛け違いで上手くいかず、女が真実の愛に気づいた刹那に男が去っていく…というラストで思い出すのはあの名作。 壊れたものを繋ぎ合わせるより新しかった時のことを追憶していたいと、夕映えの中レット・バトラーは去って行きました。 男が去っていく姿はやたらかっこよくて、そ…

  • 轟悠さん 退団発表&記者会見

    専科の轟悠さんが退団を発表されました。10月1日付けで宝塚歌劇団を退団されます。 轟さんがこんなにも早く、そして突然に宝塚を去られる日が来ようとは未だ信じられない気持ちです。昨日の記者会見では清々しい表情をされていたのが印象的でした。 雪組トップ時代の轟さんはクールビューティ、舞台では熱いところもありましたが「静の人」という印象でした。 専科へ異動された頃、長らく私は宝塚と付かず離れずの期間がありましたが情報だけはキャッチしていました。その後理事になられたこと。トップ時代と変わらず主演をされていること。 大変な道を選択されたのだなと思っていました。 私は望海さんのファンになったことで宝塚観劇を…

  • 宝塚な花の名前集合!② 〜 シルクロード・れいこ・ゲーテ・男の背中・ガラシャ・・・

    春を迎えて街にも花々が咲き始めました。1年ほど前にやりました、この企画↓ www.wind-waltz912.com 今年も宝塚の作品名や役名、芸名などと同じ名前の花を集めてみました。 作品の名前の花 役の名前の花 惜しい! 珠城りょうスペシャル ダリアとタカラジェンヌ 花とタカラジェンヌ 望海風斗スペシャル 良いニュース! 作品の名前の花 まずは宝塚作品にちなんだ名前 マスカレード可愛い花なんですね。ポーはラナンキュラスですよ! 役の名前の花 おおっ、ゲーテとナポレオン揃い踏み!そしてこんなところに…雪ん子ぉ〜(号泣) 惜しい! ◎正しい役名は、カマラ(ダル・レークの恋)マチルド(赤と黒)マ…

  • 雪組『シルクロード』感想ー砂漠を彷徨う狼ー望海風斗

    雪組『 f f f / シルクロード 』東宝公演の幕が上がり、大きな砂時計が反転して再び時間が動き始めました。 舞台はシルクロードのロマンを掻き立てられるシンプルで統一感のある色づかい。 多色づかいを抑えることで望海風斗、真彩希帆、雪組生一人一人が放つ色彩が鮮やかになり、素敵なシルクロードの旅を体感することができました。 雪組の皆さん本当にありがとうございます。どうか千秋楽まで無事完走できますように。 宝塚大劇場で観劇した時の感想になります。 砂漠を彷徨う狼 ダイヤモンド真彩 キャラバン隊リーダー 亡国の夢幻 千夜一夜物語異聞 大世界ーダスカー だいきほ! 砂時計 かんぽ生命 ドリームシアター…

  • 雪組『f f f』感想③ 望海風斗「勝利のシンフォニー」

    雪組公演『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』宝塚大劇場公演が2021年2月8日(月)幕を閉じました。 寂しさより何よりも無事に千秋楽の幕が降りて本当に良かったです。 昨日はライビュにて望海さんたちをお見送りしました。この1ヶ月余り、観劇の日々を過ごせたことに感謝しています。まだ余韻が冷めない状況ですが『fff』について観劇後に書き留めていたものをまとめてみました。 予想できない! 運命が扉を叩く ベートーヴェンと○△□ ボンの人たち ルートヴィヒとゲーテ ウィーンの人たち ルートヴィヒとナポレオン ハイリゲンシュタットの遺書 ルートヴィヒと謎の女 予想できない…

  • 『ポーの一族』ライブ配信感想〜2人のフェアリー夢の共演 / 明日海りおー涼風真世

    『ポーの一族』の配信を視聴しました。少しですが感想を書きとめておきます。 とても良かったです!宝塚『ポーの一族』上演から3年になるんですね。原作ファンで以前から宝塚での上演を希望していたので当時は実現して嬉しかったことを覚えています。繊細な世界観なので何か一つ歯車が狂うと壊れそうな舞台です。花組キャストが見事にハマり原作の世界を壊すことなく舞台に現れたポーの世界へと導かれていきました。 宝塚でしか上演できない作品だと思っていました。エドガーを男性が演じることはあり得ない。 ですがエドガーを再び明日海りおさんが演じるという発表に、そうか、それなら外部でポーもできるよねと納得しました。 そのみりお…

  • 雪組『f f f』感想② ユーモラスな天上界の面々を考察 / 縣千/ 一樹/ …

    感想②は天上界にいる天使たちとユニークな作曲家トリオについての感想です。 ネタバレしてますのでお気をつけください。 天国か地獄 デコボコ3人組 天上界では ケルブ(智天使) 一樹千尋 ケルビム(天使) 希良々うみ 〃 羽織夕夏 〃 有栖妃華 ヘンデル 真那春人モーツァルト 彩みちるテレマン 縣千 マリー=アントワネット 妃華ゆきの ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 望海風斗 (ここではベートーヴェンと表示) 天国か地獄 簡単に天上界の様子をお伝えします。 地上での人生を終えて天に昇ってきた者たちが天国の門をくぐろうとしています。 「お疲れ様〜人生🎵」と可愛い天使たちが美しい歌声で迎えてくれ…

  • 雪組『fff / シルクロード』感想① ネタバレなし

    皆様、新年明けましておめでとうございます。遅ればせながらご挨拶させていただきます。今年もどうぞよろしくお願い致します。 大劇場ではついに望海さんの宝塚最後の公演の幕が上がりました。 初日から流れてくる情報(コロナ含め)がこれほど気になったのは初めてです。観る前から考え過ぎて顔に吹出物が出てくる始末。これは食べ過ぎでしたが。 考え過ぎず望海さんのいる今の雪組を目に焼き付けようと決意。幸いブツブツも引っ込み、5日に初観劇を迎えました。 当日はサヨナラ公演という寂しさと雪組観劇という喜びを胸に劇場へ。 翌6日も観劇したので2公演観た後の感想を少し残しておきます。感想というより思いかな。 今回はネタバ…

  • 2020年の宝塚歌劇を振り返って

    2020年の宝塚歌劇を簡単に振り返ってみます。 宝塚大劇場5公演 別箱作品について 特に印象に残った生徒さん 来年の宝塚 宝塚大劇場5公演 5公演は全て大劇場にて観劇しました。(回数は色々)+配信を観たものもあります。 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~ / Ray-星の光線-』『はいからさんが通る』『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と- / ピガール狂騒曲』『アナスタシア』 全ての作品の感想をブログに書いてますので簡単に一言ずつ。 雪組公演は贔屓の集大成とも言える作品で私にとっては特別でした。ムラでの公演中は望海風…

  • 宙組『アナスタシア』感想 - まかまど伝説になる

    アナスタシア伝説をモチーフにした作品は悲しい物語が多い印象ですが、ミュージカル『アナスタシア』はロマンチックで明るくて皆が笑顔になれる作品です。 三井住友カード ミュージカル 『アナスタシア』 潤色・演出/稲葉 太地 アナスタシア伝説と史実と キャストについて まかまど伝説 11月19日に宝塚大劇場で観劇、今日LIVE配信を観ました。少し感想を書き留めておきたいと思います。 アナスタシア伝説と史実と ロシア革命で殺された皇帝一家の皇女アナスタシアは生きていた?という伝説をモチーフにミュージカル化した作品。 元はアメリカのアニメ映画(1997)2017年にはミュージカルになり、ブロードウェイで上…

  • 星組『シラノ・ド・ベルジュラック』感想 〜バルコニーの出来事〜 轟 / 瀬央 / 小桜

    ミュージカルで3大バルコニーのシーンとして有名なのが『ロミオとジュリエット』『ウエストサイド物語』、そして『シラノ・ド・ベルジュラック』です。 物語の中ほどにバルコニーの場面が出てきますが、とても印象的なシーンになっていて素敵です。 最後にヒロインの脳裏にこのシーンが蘇ってきた時には胸が熱くなります。 シラノと宝塚 轟悠 / シラノ 瀬央ゆりあ / クリスチャン 小桜ほのか / ロクサアヌ 印象に残った人 シラノ観劇後日談 ミュージカル 『シラノ・ド・ベルジュラック』 脚本・演出/大野 拓史 12/8 梅田シアター・ドラマシティで観劇、12/12 LIVE配信視聴しました。 楽しさと切なさを感…

  • 星組公演『エル・アルコンー鷹ー』感想〜ダーティーヒーロー礼真琴 / キラキラ愛月ひかる

    人はなぜダーティーヒーローに惹かれるのだろう。 悪の滅びの切なさと美しさに魅了されるのか自分の中のダークが覚醒して騒ぎだすのか…^^; エル・アルコンのティリアン・パーシモン-礼真琴 完全無欠のダーティーヒーローです。 11月26日に梅田芸術劇場で観劇、今日28日にはライブ配信を観ました。 26日には原作者の青池保子氏がご観劇でした。 ドラマチック強化発案 ⁉︎ 礼真琴 / ティリアン 舞空瞳 / ギルダ 愛月ひかる / レッド 青池保子さん「僕は君を忘れない」 印象に残ったキャスト ダーティーヒーロー 『エル・アルコン-鷹-』 「エル・アルコン-鷹-」「七つの海七つの空」より 原作:青池 保…

  • 華優希さん 退団発表 & 記者会見

    11月16日、花組トップ娘役・華優希さんの退団発表がありました。 2021年7月4日の東京宝塚劇場公演 『アウグストゥス-尊厳ある者- / Cool Beast!!』の千秋楽をもって退団されます。 明日海りおさんと『A Fairy Tale -青い薔薇の精 / シャルム! 」で1作、柚香光さんと『さいからさんが通る』と次回作品で2作、トップ娘役として大劇場公演は3作での退団となります。 11月17日、今日は記者会見が行われました。 会見の様子です。 news.yahoo.co.jp 柚香光さんに退団の決意を報告した時に「最後まで一緒に濃い学びをしていこう」と声をかけられたと。 2人にしか分から…

  • 『 f f f / シルクロード』雪退団者発表を受けて

    2020年11月03日は雪組『f f f / シルクロード~盗賊と宝石~』集合日でした。 退団者の発表がありました。 下記の生徒の退団発表がありましたのでおしらせします。 雪組 望海 風斗 -すでに発表済-彩凪 翔笙乃 茅桜煌羽 レオ真地 佑果真彩 希帆 -すでに発表済-ゆめ 真音朝澄 希 2021年4月11日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団引用:雪組 退団者のお知らせ ニュース 宝塚歌劇公式ホームページ 望海風斗さん、真彩希帆さんの退団は先に発表されていましたが、今日発表されたのは6名です。 笙乃茅桜 素晴らしいダンサーのひーこさん煌羽レオ 独自の男役の美学を持つカリさん真地…

  • 月組『ピガール狂騒曲』感想〜月城かなとの輝きを見た

    1度の観劇予定でした。気がつけば追いチケしながら数回観劇することになりました。 舞台はベル・エポック(美しき時代)ー19世紀末からの25年間(1889-1914)ー シェイクスピアの「12夜」を枠組みに、華やかなりしパリのムーラン・ルージュを舞台にレビュー仕立てにしたコメディ作品です。 日本物ショーWTTの感想です↓↓↓ www.wind-waltz912.com 今日は配信を観ることが出来ませんでしたが、観劇後に少しずつメモしていたものをまとめてみました。 珠城りょう -輝月ゆうま- 美園さくら 鳳月杏 -風間柚乃 / 夢奈瑠音- 実在のウィリーとガブリエル ムーラン・ルージュ - 暁千星 …

  • 『パッション・ダムール -愛の夢-』凪七瑠海 ロマンチック・ステージ 感想

    幕が開くと真っ赤な衣装のパッション・ダムールの歌手、凪七瑠海ロマンチック・レビューの世界の中で華やかに歌い踊る。 18年の月日と共に完成された宝塚男役の美学が今咲き誇り、素晴らしいレビューが生まれました。 往年のファンだけではなく、宝塚を愛する全ての人が夢を見られるコンサート。クラシカルでありながら、かちゃさんと雪組生16名が創る新しいロマンチックステージです。 第一幕 1章 プロローグ ロマンチック・レビューとは 2章 アディオス・パンパーミオ 3章 妖精の森 雪組選抜メンバー 4章 愛の誘惑 / 5章 ALL BY MYSELF 第2幕 6章 ハードボイルド 7章 学生王子 8章 愛の歌 …

  •  彩凪 翔 1Day Special LIVE『Sho-W!』愛してんで!

    彩凪 翔 1Day Special LIVE『Sho-W!』マチソワしました。 翔ちゃん大好きです。 ミュージカルナンバーありJazにJ-POPと翔ちゃんの魅力がたっぷり詰まったショータイム!至福の時間とはこのことですね。 セットリスト マチソワ マチネ(13:45の部) ソワレ(19:45の部) 素敵な人 彩凪 翔 1Day Special LIVE『Sho-W!』<構成・演出> 中村 一徳<出演者>(雪組)彩凪 翔綾 凰華、ゆめ 真音、琴羽 りり、音彩 唯 セットリスト Take FiveIt Don't Mean A Thing愚か者のゲーム[ローマ休日]Show Star Show […

  • 『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』感想ー夢夢しいことこの上なし

    月組公演、お芝居、ショーともに素晴らしくて楽しくて、初めて宝塚歌劇を観劇される方にもぜひお勧めしたい作品です。 まずショーの感想を少し書いてみます。 雪月花ーせつげつか 雪の巻 / 松本悠里 月の巻 / 珠城りょう 花の巻 / 月城かなと 最後に一言 タイトルの『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』以下略してWTTと記します。監修/坂東 玉三郎 作・演出/植田 紳爾 10月1日(B)、9日(A) 観劇しました。 雪月花ーせつげつか 幕開き、銀橋にズラリと並ぶ月組生、待ちに待った舞台に感動します。真ん中の珠城さんのお顔を見ると嬉しくて、たま様〜と心の中で叫びましたよ。 宝…

  • 雪組『NOW ZOOM ME』BCパターン感想ー望海風斗コンサートー完全燃焼

    『NOW ZOOM ME』の感想です。 Bパターンは大劇場観劇とLIVE配信Cパターンはライビュ観劇をしました。 BもCもそれぞれに望海さんの大切にしている思いや気持ちが溢れているように感じられ大変感動しました。 全体的には男役として歌い踊る望海さん、笑ったり照れたり涙する望海さん、色々なのぞ様を観ることで、望海さんを応援してきた今までの時間を懐かしみ愛おしむ時間になりました。 齋藤先生の演出の特色がはっきり出ているので好みは分かれるでしょう。 バブル、派手派手衣装、映像、J-POP、パロディなどはインパクトも強くて話題性もあり目立ちますが、宝塚の歌も多くて、黒燕尾、ピアノ弾き語りなど本当に盛…

  • 星組『Ray -星の光線-』感想〜 礼真琴 & 舞空瞳の輝き

    遅ればせながら『Ray -星の光線-』の感想です。 演出は中村一徳先生。 大劇場で観劇したのが2月18日、新生星組トップコンビのダンス力の高さ、スピーディーで躍動感あふれるショーに魅せられて、その後2度のライブ配信でも観劇しました。 礼真琴と舞空瞳のトップコンビ礼真琴と2番手愛月ひかるの新コンビ礼真琴と瀬央ゆりあの同期生コンビ トップを中心に全ての歯車が順調に噛み合い回り出し、新生星組が華やかにスタート! 愛月ひかる、綺城ひか理、2人が加わったことで多様な視点から楽しめたことも大きなポイントです。 そしてこの公演は世界の彼氏、華形ひかるさんの宝塚最後の舞台になりました。 『眩耀の谷』の感想はこ…

  • 真彩希帆 MS『La Voile』優しい風に包まれて

    真彩希帆さんのミュージック・サロン『La Voile』(夜の部) について少し感想を書いてみます。 最初に1番感動したことを。真彩ちゃんが作詞したオリジナル曲「My ever lasting dream-私の永遠に続く夢」歌詞に込められたメッセージが素敵でした。(作曲:青木朝子) ♪優しい風に包まれていると 望海さんのことですよね? ♪出会えた奇跡にありがとう 想像の域は出ませんが、ここも望海さんへのメッセージなのかなと。 この歌には生まれてきた意味、歌が好きなこと、夢を持つこと、出会えた人への感謝の気持ち、これから始まる冒険など真彩ちゃんが伝えたいことが詰まっている。 今まで歩んできた歴史や…

  • 雪組次期トップコンビは彩風咲奈&朝月希和

    情報が多い日となりましたが、今日は雪組情報をまとめています。 まず大きな喜びのニュースです。 雪組の次期トップスターは彩風咲奈さん、次期トップ娘役は朝月希和さんと発表されました。 咲ちゃん、ひらめちゃん、おめでとうございます! これで星組、花組に続いて来年は雪組生え抜きのトップ彩風咲奈が誕生します。子供の頃オスカル役の彩輝直さんに一目惚れをした。その日から咲ちゃんの歩む道は決まったのでしょうか。 こんなサプライズが準備されてたなんて!咲ちゃんから離れたと思いきや速攻で舞い戻ってきたプリンセスひらめちゃん💓運命ですね💓彩風咲奈さん、朝月希和さん、おめでとうございます✨✨✨https://t.co…

  • 雪組『炎のボレロ』観劇感想ー彩風咲奈〜復讐と恋の物語を熱演

    雪組公演『炎のボレロ / Music Revolution! -New Spirit-』8/30 梅田芸術劇場で、今日はライブ配信で観劇しました。 『炎のボレロ』の観劇感想です。 彩風咲奈 炎のような男アルベルト プロローグでアルベルト役の咲ちゃんが歌い始めた瞬間、込み上げてくるものがありました。 初演の懐かしさもありますが、何より雪組公演の幕が上がったという喜びと感動で胸が熱くなったのです。 白い衣装のアルベルトに目がくぎづけ。素敵だ、咲ちゃん ‼︎ 歌もとてもいい ‼︎ 公演が復活して本当に良かったですね。 ストーリーは青年貴族アルベルト・カザルスの復讐と恋の物語。宝塚の王道的な作品です。…

  • 宙組『壮麗帝』ライブ配信感想ー桜木みなと、オスマン帝国の皇帝に!

    宙組公演『壮麗帝』LIVE配信での観劇感想です。 95期生 桜木みなと / スレイマン(壮麗帝) ハレム アレクサンドラ(ヒュッレム) 遥羽らら /アレクサンドラ(ヒュッレム) スレイマニエ・モスク 和希そら / イブラヒム その他のキャスト 最後に 8月は近未来のポルンカ(水星)と16世紀初頭のオスマン帝国と2つの宙を旅し、色々な意味で宙組の強さを感じました。 強さといえば95期生について感想の前に少しだけ書かせてください。 95期生 『壮麗帝』主演、桜木みなと。 同期の礼真琴、柚香光も公演中止を余儀なくされながら組を率いて限られた舞台に立たれてますが、ずんちゃんも堂々たる主演でした。 『ダ…

  • 宙組『FLYING SAPA ーフライング サパー』感想

    上田久美子先生の期待された通り波紋と喧騒を呼んでおります『FLYING SAPA』 作品については色々な見方があり考え方があり、先生は賑やかに意見が飛び交うそのような状況を期待されていたのではないかと感じます。 8月5日観劇の感想をやっと書くことができました。 皆さんスラスラと感想を書いておられて、羨ましいなぁと、ひとり地球に取り残された気分でした。笑 この状況で宙組の皆さんが千秋楽まで無事上演できたことは本当に良かったですね。 記憶 キャストについて ノアの方舟について ウエクミワールド 最後に 以下、内容に触れています。 記憶 記憶というのは楽しい記憶より嫌な記憶、辛い記憶の方が定着しやす…

  • 宝塚スピンオフ作品を妄想する / 貧乏神 / 喜六 / ブルース / 谷三十郎 / ピットキン主演

    辛いニュースが多い中、先日TwitterでフォロワーAさんの呟きが目に留まりました。 20世紀号のタグを見ていたら心がほぐれると。レビュー本で20世紀号のメンバーに再び出会えた喜びの素敵なツイートです。 その中で「ブルース」の文字が突如光って見えまして、彼のことをブログに書きたい!と思いました。笑ブルースは『20世紀号に乗って』で彩風咲奈さんが演じた役です。 ブルース主演のスピンオフ作品があれば楽しいだろうなというところから、ユニークな登場人物5名を選んで、彼らを主役にしたスピンオフ作品を考えてみました。 私の愛すべきキャラクターたちのもう一つの物語です。(完全妄想) * ( )は当時演じた方…

  • 花組公演「はいからさんが通る」観劇感想 〜新生花組の浪漫花咲く

    花組公演『はいからさんが通る』130日ぶりの開幕は宝塚歌劇の再演と新生花組の誕生という大きな喜びの中、笑いあり涙ありの楽しい舞台になりました。 新トップコンビ柚香光さんと華優希さん、お披露目おめでとうございます。 生演奏はなく、半数の観客、出演者も減数という環境のもと、いつもと同じように夢と浪漫を観ることができました。 18日にはLIVE配信で、20日には大劇場で観劇しました。全体的な感想をまとめています。 麗しのトップコンビー柚香光・華優希 その他の生徒さん感想 ビジュアル系編集長 / 瀬戸かずや 開禁ワイルド軍曹 / 水美舞斗 快傑イケメン丸? / 永久輝せあ 音くり寿 / 聖乃あすか 朝…

  • 憧れの大正ロマン〜はいからさんが通るの世界

    花組公演『はいからさんが通る』の初日が近づいてきました。 原作の漫画は連載開始から45年たちますが今なお愛され続ける作品です。 「大正ロマン」というノスタルジックな世界、そこに登場する超美形の陸軍少尉と明るく破天荒な女学生、古き良き時代のラブコメディに心奪われずにはいられません。 今日ははいからさんの背景になっている「大正ロマン」の魅力を探ってみたいと思います。(少しですが内容に触れるところがあります) 大正ロマンとは おしゃれ 女学生と袴 タカラジェンヌと袴 着物から洋装へ 化粧品 髪型 職業婦人・モダンガール 少女雑誌・婦人雑誌 大正期の恋愛、結婚 5爵について ハイカラな生活 宝塚少女歌…

  • 『カサノヴァ』 vs 『ドン・ジュアン』稀代のプレイボーイ

    4年前の7月2日は、梅田ドラマシティで『ドン・ジュアン』の幕が上がった日です。 あの時舞台に咲いた妖しく美しい悪の華は何年たっても鮮烈に焼きついています。 地上の愛を求めて彷徨うプレイボーイの双璧、ジャコモ・カサノヴァそしてドン・ジュアン良くも悪くもそこら←のプレイボーイとはスケールが違います。 巷のプレイボーイとは一線を画している2人の豪快なプレイボーイっぷりも、ここまでくるとあっぱれ! そこで「ドン・ジュアン梅田芸術劇場シアタードラマシティ公演初日4周年記念 』(←長い) の今日、「カサノヴァとドン・ジュアンのプレイボーイ対決!」をしてみます。 一昨年書いた記事のリメイク版になります。 2…

  • 宝塚歌劇〜実在の登場人物を年代別に分けてみる〜誰と誰が同年代?

    今日は特別映像「One Heart PROJECT」にかなり感動しまして、途中になっていたブログ記事を一気に書くことができました。夢のコラボ!素晴らしい映像を有難うございました! さて宝塚の舞台には実在の人物がたくさん登場しますが、作品Aと作品Bは同時代の話だったと後から気づくことがありませんか。 例えば。フランスでロベスピエールやダントンらが革命に身を投じている、その同じ時期、稀代の詐欺師カリオストロはローマで宗教裁判にかけられていて、ドイツではヴェートーヴェン(←来年デビュー)が名曲を生み出していました。 日本では江戸時代、『星逢一夜』から少しばかり後の時代の出来事です。 前置きが長くなり…

  • 各組トリデンテをシャッフルして上演作品を考えてみる〜雑記です

    宝塚歌劇の休演が続く中で、宝塚に関する楽しみを見つけたくて普段はあまり考えたり書かないようなことをブログ記事にしています。 今回はタカスペのトップコンビシャッフルから発想を飛ばしてトリデンテシャッフルして遊んでみました。 深く考えずに適当に決めるくらいの方が面白いと思い、トリデンテはほぼ適当に決めましたが、上演作品については気付けば少し真面目に考えてました。笑 珠城りょうシャッフル 礼真琴シャッフル 望海風斗シャッフル 柚香光シャッフル 真風涼帆シャッフル なるべく多くの人が知っている作品から選んでいます。前回の「各組妄想劇場」同様に今回も思いついた順番に書いています。スタートは何故か今回も珠…

  • 宝塚妄想劇場〜各組の宝塚作品に因んで考えた遊びです。

    5月後半は本来なら『NOW! ZOOM ME!!』一色の日々を送っているはずだったうさぎです。 今月最後の雨の日曜日、何をしようか考えるうちにブログを更新したくなりました。いつもは書きたいことが出てくるとブログを書きますが、今日は逆パターンです。 そこで各組でかつて上演された作品からヒントを得て、それに因んだ妄想作品を書いてみました。ちょっとした遊びですので、軽ーい気持ちでお読みくださいませ。上演してほしい作品も真面目に考えました。 月組 宙組 雪組 花組 星組 専科 思いついた組から順番に書いていきます。 妄想タイトル→簡単なあらすじ→まともな希望作品 月組 妄想劇場『赤と白と青』 青柳誠二…

  • 「すみれの花」あれこれ 〜 スイーツ・香り・詩・音楽・Tea・俳句〜愛される宝塚歌劇の花

    宝塚歌劇団のシンボル「すみれの花」 可憐で小さな花ですが、凛とした強さと優しさを持ち、古くから愛される花です。 今日はすみれに関するものをあれこれ集めてみました。 すみれを食す、観る、読む、聴く、愛でる・・。 色んなすみれを楽しんでみたいと思います。 すみれティー 青い緑茶 すみれ入りブラックティー すみれスイーツ すみれの砂糖漬け すみれのキャラメル すみれの本 日本スミレ探訪〜ナポレオンと宝塚 すみれの花の砂糖づけ〜詩集から すみれの香り すみれのアロマオイル すみれの香水 すみれの俳句 すみれレストラン すみれとクラシック すみれの花咲く頃 すみれティー まずはすみれの香りのteaから。…

  • アントワネットとエリザベート〜退屈を恐れた2人のプリンセス ③ 「哀しみの皇妃」

    今回はシシィがオーストリア皇妃になったところからの人生を追っていきます。彼女が残した詩や、美容法なども紹介したいと思います。 ①はこちらです↓ www.wind-waltz912.com 美神伝説 牢の中の皇妃 自由と束縛と すれ違い エリザベート最期の日 エリザベートの詩 宝塚のエリザベート シシィのこだわりの美容法 退屈を恐れるプリンセス ドイツ名はエリーザベトですが、馴染みのあるシシィ、あるいはエリザベートで表記します。 美神伝説 牢の中の皇妃 16歳でオーストリア皇后となり、自由に過ごした少女時代から儀式ばったウィーンの宮廷へ。そこで彼女に待っていたのは厳しい姑との軋轢、閉塞感、孤独感…

  • 今日、望海風斗さんについて思ったこと(2020.5.11)

    「ありがとう」今日キキちゃん(芹香斗亜)さんがメッセージしてくれました。シンプルですが大切な言葉ですね。 左は「希望」右は「のぞみ」どちらも薔薇です。「のぞみ」さんは今朝庭に咲きました。 今日は望海風斗さんについて2つの「ありがとう」を書いてみたいと思います。 まず一つ目は望海さんのSpecial Blu-ray Boxです。そこには過去から現在までの「望海風斗」の歴史が詰まっていて、私が知らない望海さんにも出会うことができました。皆さん何度もリピートされているのではないでしょうか。 ナオトさんによる「夢をあつめて」の歌声は劇場で聴くより軽やかな調子です。その軽やかさは、まるで聞き手が歌詞に囚…

  • アントワネットとエリザベート〜退屈を恐れた2人のプリンセス ②「最後のフランス王妃」

    前回のブログ記事①には反響をいただき、その余韻が未だ続いていることに改めて2人のプリンセスへの関心の高さがうかがえます。 ここからは1人ずつ追っていきたいと思います。 ①はこちらです↓ www.wind-waltz912.com 悲劇の王妃マリー・アントワネット 幼すぎる王妃 王妃のとりまき プチ・トリアノン フェルセン伯爵 首飾り事件 フランス王政の終焉 アントワネットの最期 美貌の王妃 悲劇の王妃マリー・アントワネット まずは14歳で王太子妃となり18歳で王妃の座についたアントワネットの生涯をコンパクトにまとめてみます。 幼すぎる王妃 前王妃は敬虔で慎ましい女性でしたが魅力に欠け、民衆は若…

  • アントワネットとエリザベート〜退屈を恐れた2人のプリンセス ①

    薔薇が美しく咲く季節になりました。 薔薇の花になぞらえるミュージカル界のプリンセスと言えば、マリー・アントワネットとエリザベートが思い出されます。 舞台に映画に絵画にと大人気。 知り尽くされた2人ですが、『ハプスブルク家「美の遺産」』という本をきっかけに2人に関する本を数冊読見みました。とても興味深く面白かったので誰かと共有したくなり簡単にまとめてみました。 同じ人間なんだと共感したり、常識の違いに目がテンになったり、そらあかんわとツッコミ入れたり。 またマリア・テレジアと娘アントワネットとの手紙のやり取りにホロリとして、シシィの詩に胸を打たれました。 歴史の中の彼女たちは、私にとって憧れと憐…

  • 宝塚な薔薇の名前集合!〜ファントム・桜木・春の雪・グランドホテル・千・レイ・・・

    4月の終わりから5月、6月と薔薇が最も美しい季節になります。こんな時世ですがうちの薔薇も小さな蕾をつけています。 宝塚の舞台にもよく薔薇が登場しますね。 最近、宝塚の作品や役名、また生徒さんの芸名や愛称などと同じ名前の薔薇がたくさんあることに気づきました。 今日はそのいくつか紹介したいと思います。(画像をお借りしたサイトは最後に紹介します。) 作品名 役名 ベルばらシリーズ 芸名・愛称 何となく真風涼帆 ダリアとタカラジェンヌ 花々タカラジェンヌ 舞台 これぞ宝塚! 薔薇の写真 作品名 グランドホテルはゴージャス!意外なのはエスメラルダがピンク色なこと。宝塚ではエメラルドの海をバックにした熱い…

  • スカステ星組OGコンサート / 湖月わたる『Song & Dance』/ 紅ゆずる『 紅-ing!! 』観ました!

    先週末はスカステで湖月わたるさんと紅ゆずるさんのコンサートを観ることができました。新旧星組OGの公演は、どちらもパワフルで素敵でした⭐︎ 紅さんは生粋の星組生で、配属された時のトップスターが香寿たつきさん。2人目のトップがわたるさんでした。 全くタイプの違う2人ですけど、共通点もあります。高身長に長い手足、宝塚男役になる為に生まれてきたようなビジュアル、内面から滲み出る大きさ、大らかさ、優しさ、暖かさ。 以前わたるさんが『霧深きエルベのほとり』を観劇された時、このように言われてました。 「さゆみちゃんの本気のお芝居に心揺さぶられました」 卒業後何年たっても後輩のことを見守る姿勢は真面目で優しい…

  • 望海風斗 コンサート復活に希望の光〜退団日の変更

    生徒さんの退団発表後の退団日の変更は今まで記憶にありません。劇団側の諸調整、退団者の卒業後の予定などを鑑みるとかなり厳しく、願っていてもまずありえないと思ってました。 そして昨日の発表。 宝塚歌劇の6月末まで全公演中止、全スケジュールの見直し、そして退団日の変更が現実になるとは! それほど異例の事態ということですが、生徒さんにとってはもちろんファンにとっても大切な日なので、きちんとした形で卒業されるのは嬉しいですね。 退団日変更の生徒さん、皆さん良かったです!専科 華形ひかる月組 珠城りょう 美園さくら雪組 望海風斗 真彩希帆宙組 天瀬 はつひ 望海さんと真彩ちゃんの卒業が延期になったことは本…

  • 望海風斗さんコンサート東京公演中止の発表について

    うちの周辺の街並みは去年と何一つ変わらず、桜は満開になり緑道や公園の花々は美しく咲き、街は春色に色づいています。 しかし公園を抜けて駅までの道のりには、例年の賑やかな桜の宴も子供たちの遊ぶ姿も見られず、駅までの道のりを皆マスクをして黙々と歩いていますが、それも見慣れた光景になりつつあります。 昨日は望海風斗さんの文京シビックホールでの『NOW! ZOOM ME!!』コンサート中止の発表がありました。文京区の施設使用中止の要請を受けてです。 仕方のないこととは言え、それは泣きたくなる現実でした。望海さんの気持ちを考えると残念でなりません。 もしもの時には無観客でも開催して映像に残して欲しいという…

  • 雪組『炎のボレロ』配役発表出ました!

    雪組公演の全国ツアー『炎のボレロ』配役発表がありました。 配役 情熱的なミュージカル 潤花ちゃん雪から宙へ 懐かしい作品ですねー1988年初演!スカステで観られた方もおられると思いますが、まずは初演のプログラムを見ながら配役の説明をざっと記してみますね。あらすじは書きませんが役柄の説明に薄いネタバレはあるかもです。( )は初演の方 配役 アルベルト・カザルス 彩風咲奈 (日向薫)カザルス侯爵家の次男 カテリーナ・ドロレス 潤花 (南風まい)ドロレス伯爵の令嬢。ブラッスール公爵家に嫁がされるのを嫌って、病と偽り乳母の家に身を隠している ジェラール・クレマン 朝美絢 (紫苑ゆう)フランス軍情報部大…

  • 美園さくらさん退団発表 & 記者会見

    月組トップ娘役、美園さくらさんの退団が発表されました。 2021年2月14日の東京宝塚劇場公演 ロマン・トラジック『桜嵐記』、スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』の千秋楽をもって退団されます。 トップの珠城りょうさんと添い遂げ退団されるのですね。 そして本日24日、退団記者会見が行われました。 以下、太字は会見記事からのさくらちゃんの言葉です。 珠城さんなくして、美園さくらはない。必要不可欠の存在 相手役の珠城さんのことをこんな風に語られました。この言葉を珠城さんはどのような気持ちで聞かれたでしょう。 耳には珠城さんからプレゼントされたというイヤリング、記事のお写真からは、やり切…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想⑦ 東京千秋楽の感動を生中継で !

    過酷な状況が続いてました。 公演は途中で中止され休演へ、やっと再開するも3回の上演のみで再び休演。 そして迎えた雪組千秋楽。観客が熱く見守る中、宝塚ファンにとって幕が上がったことは大きな喜び、感動! 更に舞台の感動はスカイステージ映像を通して全国へ届けられました。 ここまでの道のりがどれほど大変であったか。 愛とは…Part1 「どっせーい‼︎」 愛とは… Part2 FOREVER TAKARAZUKA 開幕5分前、我が家のコンパクトなTV画面の真正面に椅子を設置する。3分前、背筋を伸ばして90度直角に腰かける。プロローグから微動だもせずに集中、息はしていたと思う。 姿勢が良いはいいのだけど…

  • 珠城りょうさん退団発表 & 記者会見

    昨日月組トップスター珠城りょうさんの退団発表があり、今日3月17日退団記者会見がありました。 2021年2月14日、東京宝塚劇場公演、ロマン・トラジック「桜嵐記」/スーパー・ファンタジー「Dream Cheser」の千秋楽をもって退団されます。 昨日は本当に驚きました。一夜明けても未だその余韻は残り、更に退団会見の記事を読んだことで、姉妹で(別々の場所で)泣きました。 以下太字の箇所は会見での珠城さんの言葉です。 「今まで耐えて、背負ってきたもの、少しずつ…おろしていっていいのかな…」 退団時期はともかく就任の時期は自分で決めることは出来ません。 研9で就任されたのが2016年、今の時代では長…

  • 真帆しぶきさん「愛!」そして「雪組」「宝塚」

    宝塚歌劇は3月12日から3月19日まで再び公演を中止することになりました。 不安、憤り、落胆、懐疑、様々な感情が渦巻いていますが、世間と宝塚ファンとの温度差を冷静に受け止めねばと思いつつ、あまりに批判的で違和感さえ覚える記事を目にすると口惜しく心が痛みます。叩くべきところは他にあるのでは? そんな中、3月9日、元雪組トップスターの真帆しぶきさんがお亡くなりになりました。 私は真帆さんの現役時代の舞台は存じ上げませんが、宝塚100周年公演の舞台で1度だけ拝見しました。 その時のことと叔母から聞いたエピソードなど少しですがお伝えしたいと思います。 舞台に現れた真帆さんはやはりオーラがあり、歌い始め…

  • 公演再開の発表の前日に「宝塚で見た景色」

    昨日は当初の予定通り宝塚歌劇が公演を再開するという嬉しいニュースが発表されました。 宝塚歌劇公式ホームページhttps://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20200306_004.html あらゆるリスクを背負っての劇団の英断に感謝しつつ、私たち観客も劇団の指示に従って万全の態勢で観劇しなければなりません。 今月は私も一公演とライビュを控えているので気を引き締めねばと思っています。 さて、公式発表の前日、宝塚へ行ってまいりました。 お友達と移転間近の宝塚ホテルで会う為です。お天気が良かったので、ホテル前の南口駅ではなく宝塚駅で降りて、花の道を通りながらぶらぶらとホテル…

  • 『美女と野獣』『塔の上のラプンツェル』『ピノキオ』ディズニー映画を楽しむ週末

    素敵だったFNS夏のディズニー ディズニープリンセス 『ピノキオ』ー星に願いを Disney Map 素敵だったFNS夏のディズニー 昨年7月、FNSうたの夏祭りで雪組出演者が繰り広げたディズニーワールド、素敵でしたね。 子供の頃は白雪姫やシンデレラのプリンセス物語に夢中になりましたが、歳と共に離れていき、息子たちと観るのは『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』ようなピクサー映画。 プリンセスとはすっかりかけ離れてしまい・・ ところがFNSに触発されて、呼び覚まされたプリンセス魂・・!あれから半年経ちましたが、兼ねてから観たかった『美女と野獣』『塔の上のラプンツェル』『ピノキオ』をやっ…

  • 星組『眩耀の谷』感想 新生星組のエネルギー!

    礼真琴さんと舞空瞳さんのお披露目公演「眩耀の谷」の観劇感想です。内容にはほぼ触れてません。 観劇したのは2月18日、前日には雪組トップの望海風斗さんの退団発表があり眠れぬ夜を過ごしました。 その翌日に星組公演を観劇できたことは有難いことでした。 新生星組の舞台はエネルギーに満ちていて、上手く言えませんが前トップの紅ゆずるさんの残したものが確実に残っているように感じられました。 礼真琴(丹礼真) と新生星組 紅さんの元で、伸び伸びと成長した組子の皆さんの活躍が目覚ましく、ことちゃん(礼真琴)に関しては紅さんだけではなく、北翔さん、柚希さんからの学びを礎に、自らの男役像をしっかり確立。受け継いだも…

  • 望海風斗さん 退団会見ー最後の瞬間まで

    宝塚トップスターの退団記者会見ー 宝塚ファンにとっては何度も繰り返される見慣れた光景ですが、 自分の贔屓がそこに座り退団会見が行われている様子は、いつもと違って別の世界の出来事のように感じます。 望海風斗さんと真彩希帆さん、それぞれ別々の会見でしたが2人ともとても清々しい印象を受けました。 望海さんはストライプのスーツ、真彩ちゃんは白いドレスが素敵でしたね。 会見の様子は色んな媒体を通して公開されているので、ここでは2日経って望海さんについて私が感じたことを少しだけ書き留めておきます。 ドン・ジュアン 望海さんの口から『ドン・ジュアン』という言葉が出ました。 「これで退団しても悔いはないなとい…

  • 望海風斗さん 真彩希帆さん 雪組トップコンビ退団発表

    2020年2月17日、雪組トップスター望海風斗さんとトップ娘役の真彩希帆さんの退団が発表されました。 東京宝塚劇場での千秋楽10月11日をもって宝塚歌劇団を卒業されます。 明日18日には記者会見が行われます。 去年の夏頃から、少しずつこの日を迎える準備期間を与えられていたように思います。 これは随分助かりました。発表があるとすれば、東宝の宙組千秋楽後から雪組初日までと思われたので、気持ちの準備だけはしていました。 しかし今「退団」という2文字を目の当たりにして、随分たよりない準備であったなと。心がチクチクチクチクしています。 それでも今日は、お2人が退団の決意を発表された日として、ここに記して…

  • 月組『出島小宇宙戦争』感想〜鳳月杏〜ロマンチックなコメディ

    出島ポスターから等身大のカゲヤスが舞台に飛び出してきた! 牢獄でどんな暮らしをしていたらこんなキラッキラになれるのと問いかけたいほど完璧なビジュアル、鳳月杏さん。 『出島小宇宙戦争』2/16 シアター・ドラマシティ観劇レポです。 ストーリーが面白い カゲヤス(鳳月杏)と仲間たち 自由に、心ときめく ストーリーが面白い デジタル・マジカル コメディタッチ、パラレルワールドに宇宙人 歴史上の人物と史実をファンタジックに描いて、奇想天外なストーリーが展開していきますが、ベースになっているのは「愛」でハートフルコメディ 主役のカゲヤスが天文学者で星やら月やらロマンチックな要素もたくさん散りばめられてい…

  • 花組『DANCE OLYMPIA』感想〜柚香光のフラメンコに魅せられて

    ライヴュ観劇から日が経ってしまいました。 新生花組のトップ柚香光さんのプレお披露目公演『DANCE OLYMPIA』舞台は予想以上の素晴らしさで、夏の梅芸での別箱公演にくるなら是非生で観たい!その時に感想を書きたい思ってましたが、トップコンビの夏はブロードウェイミュージカルと発表されました。なので遅ればせながら感想を残しておきます。 ダンスオリンピアは、エネルギッシュで、楽しく、華麗で、力強い。息もつかせぬ躍動感でダンス、ダンス、ダンス! 光ちゃんを中心に花組の皆さんの魂を込めた素晴らしいダンスに感動しました。 これほどダンスに特化したショーを観たのは初めてです。これは心に残るショーになります…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想⑥ ライビュ観劇〜望海さんと真彩さんのファンで良かった!

    2/3『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』 待ちに待った初日から今日まであっという間の日々でした。大劇場千秋楽、おめでとうございます。 ライブビューイングは初の最前列^^;大劇場だったら泣いて喜ぶ神席ですね。 キャスト別感想 プロローグとフィナーレ /退団者の皆さん カーテンコール だいきほのファンで良かった! 今日の千秋楽、素晴らしかったです!ライビュは表情がよく分かるので劇場とは別の視点から楽しめました。 今までに観劇の感想は少しずつ書いてきました。観劇を重ねることで、感じたことや気づいたことを以前の記事に加筆しています。 キャスト別の感想などはそちらをご覧いただけれ…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想⑤ 望海風斗 ヌードルスを生きる

    『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』舞台を4度観たところで映画を見ました。 もう少し先で見るつもりでしたが、先週体調を崩して雪組観劇が1回流れてしまったこともあり、熱が下がった頃に予定を早めてこっそり見ました。 いや〜これはもう、、よくぞこの映画をミュージカル化して、宝塚で、望海さんで上演してくださいました。 小池先生の長い年月の熱い思いに、運命の女神が望海風斗さんを与えてくれた、ということなんですね。(プログラムより)この結実の刻に望海さんのファンでいられたことはとても嬉しいです。 「映画」と「舞台」テーマは同じでも、伝え方は全然違います。 映画の中には名優「ロバート・…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想④ 表と裏 / 彩凪翔 / その他のキャスト

    少なからず人は表と裏の顔があると思いますが『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のジミーの裏の顔は・・。 この作品で影のキーパーソンのジミーを演じる彩凪翔さんと、その他印象に残ったキャストについての感想です。 細かいところは触れていないつもりですが、ストーリーの流れなどネタバレにご注意ください。 ジミー / 彩凪翔 ジミーは全米運送者組合に属する労働者という現実的な役で、キラキラ系とは対極の役です。 そもそもこの作品の男役に要求されるのはキラキラではなくてかっこ良さ、または色気や渋さ。ジミーは他とは一味違う個性を光らせて存在感を出していく役どころです。 ストライキを先導する…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想③ 夢に向かうデボラ・愛に生きるキャロル / 真彩希帆 / 朝美絢

    夢を叶える為に愛に背を向けるデボラ 愛だけに生きるキャロル 『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』対照的な2人の女性を魅力たっぷりに演じる真彩希帆さんと朝美絢さんについての感想です。 細かいところは触れていないつもりですが、ストーリーの流れなどネタバレしてますのでお気をつけください。 デボラ / 真彩希帆 キャロル / 朝美絢 マンハッタンに咲いた花 デボラ 真彩希帆キャロル 朝美絢 ヌードルス 望海風斗マックス 彩風咲奈 デボラ / 真彩希帆 バレエのレッスンを受ける真彩ちゃんにいきなり惹きつけられました。 少女時代の可愛いデボラは他の少女たちとは少し様子が違っているよう…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想② 危険な香りを纏う男マックス / 彩風咲奈

    このストーリーの登場人物の中でかなり興味を惹かれたのがマックスでした。危険な香りしませんでしたか?今日は気になるマックスと彼を演じた彩風咲奈さんについて感じたことをつらつらと。 派手にネタバレしてますのでご注意ください。 あの日のプレゼントは ヌードルスたちとの出会い ジミーとの繋がり マックスの恋愛観 マックスとヌードルス マックスと彩風咲奈 マックス 彩風咲奈 ヌードルス 望海風斗デボラ 真彩希帆ジミー 彩凪翔キャロル 朝美絢 あの日のプレゼントは 少年少女時代、コーラスのオーデションに合格したデボラに、マックスがお祝いのプレゼントを渡そうとします。 渡そうとした瞬間、ヌードルスがやってき…

  • 花組『マスカレード・ホテル』感想 瀬戸かずや 刑事役を好演!

    颯爽と舞台に登場、刑事役をかっこよく決めるのは主演の瀬戸かずやさん。 『マスカレード・ホテル』感想です。ネタバレにご注意ください。 ストーリーが流れるよう あきらさんを中心に 東野圭吾さんとマスカレード 花組へ期待 ミステリアス・ロマン『マスカレード・ホテル』原作 東野圭吾「マスカレード・ホテル」(集英社文庫刊)脚本・演出/谷 正純 ストーリーが流れるよう 私はミステリーものや推理小説が好きですけど、読み始めから流れるように犯人へと辿り着かなくては、面白くありません。ドキドキ、ビクビク、ハラハラしながら一気に結末へと進みたい。 舞台も同じかと。 宝塚マスカレードは谷先生の脚本もすっきりとしてい…

  • 雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想① 世界初のミュージカル化!

    『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』原作は映画史に残る名作 結局、映画を見ないまま観劇の日を迎える。 それが正解か不正解かはわからないけれど、あれこれ頭をよぎるものもなく舞台にだけ心を集中することができました。 明けましておめでとうございます!2020年も宝塚歌劇を楽しみながらマイペースでブログ更新できることが目標です。今年もどうぞよろしくお願いします。 今年の初観劇は1月5日雪組公演の『ワンス アポン ア タイム イン アメリカ』日常に戻る前の貴重な1日になりました。 今回は全体の印象をざっくりと、特に舞台内容に触れることはありませんが、完全に真っ白な状態で観劇されたい…

  • 2019年の宝塚歌劇を振り返って

    皆さん今年1年も宝塚の舞台を楽しまれたでしょうか。数多くの観劇をされた方から、1度の観劇の方、贔屓の組を中心に観劇される方、全ツのみの方、ライビュのみの方、状況によってそれぞれの楽しみ方があったと思います。また今年は事情で観劇できなかった方もいるかもしれません。 私も全く観劇できない年もありました。 今年は恵まれた環境にあったので私的には観劇を十分に楽しむことができました。 また観劇は舞台であれ映像であれ、自分の目で観たこと 耳で聴いたこと 心で感じたことを大切にしたいと思いますが、他の方の感想から気づくこともたくさんありました。 今年最後のブログ記事として、宝塚歌劇2019年について振り返っ…

  • 『タカラヅカスペシャル2019-Beautiful Harmony-』感想ー夢に泣いて夢に酔う時

    『タカラヅカスペシャル2019-Beautiful Harmony-』ライブビューイング感想です。 泣いたり笑ったり、今年のタカスペはいつもより気持ちが大きく揺さぶられながらも楽しい時間を過ごすことができました。 各組トップコンビ 「世界の終わりの夜に」 雪組にフォーカス! Memories of 柴田侑宏「くそったれ」 印象に残った人・シーン 今年最後の夢 今年は特に望海さんと真彩さんに対する思い入れが強くて( いつもですね )、全体の感想を書いてますが、途中(こっそり)雪組特集があったりします。それでは順不同、思いつくままに書いていきます。(今回は全て愛称ではなく名前で) 各組トップコンビ…

  • 華形ひかるさん退団発表

    専科の華形ひかるさんの退団が発表されました。 専科 華形 ひかる2020年5月3日(星組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団 専科 退団者のお知らせ ニュース 宝塚歌劇公式ホームページ ほんの少し予感はありました。今年5月の星組公演『鎌足』の蘇我入鹿役の迫真の演技を観た時。あまりの迫真の演技にふと胸をよぎるものがあり、観劇後ぽろっと息子に呟いていました。 みつるさん、もしかして… 何で?と尋ねられ、元々何の根拠もない話、その場で忘れてしまいました。 『鎌足』では、そのように感じるほどの迫力と圧倒的な存在感を感じたのです。 みつるさんは85期生、雪組の奏乃はるとさんや、次公演で退団を発表さ…

  • 宙組『El Japón (エル ハポン)』感想ー美剣士ずらり、謎の美男子ひとり

    宙組『El Japón』観劇レポです。 ヒロイックで快活な娯楽作品HPの作品の説明は的確だと思いました。 ストーリーはシリアスかと思いきやコミカル要素も多く、肩の力を抜いて楽しめる作品。宙組男役さんはかっこい良くて最後はハッピーエンドで、スカッとした気持ちになれました。 真風涼帆 / 蒲田治道 芹香斗亜 / アレハンドロ 星風まどか / カタリナ 桜木みなと / エリアス その他のキャスト 宙組公演のこれから 宝塚ミュージカル・ロマン『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』作・演出/大野 拓史 真風涼帆 / 蒲田治道 大野先生と言えば『白鷺の城』を思い出しますが、真風さん…

  • 星組『龍の宮物語』感想ー瀬央ゆりあの代表作に!

    星組バウホール公演『龍の宮(たつのみや)物語』観劇感想です。主演は瀬央ゆりあさん。 美しく切ない物語でした。『星逢一夜』を観た後に感じた心が締め付けられるような感覚になり、個人的にはかなり好みの作品でした。 また、龍の宮での衣装も豪華でやメイクも楽しめます。 秀逸な作品と相手役には有沙瞳という実力派娘役にも恵まれて、この公演は瀬央ゆりあ代表作として心に焼きつくと思っています。 浦島太郎と夜叉ヶ池伝説 瀬央ゆりあ / 清彦 有沙瞳 / 玉姫 その他のキャスト フィナーレ 音楽奇譚『龍の宮物語』作・演出/指田 珠子 ネタバレ、少々あるかもしれません。 浦島太郎と夜叉ヶ池伝説 このストーリーはこの2…

  • 星組『ロックオペラ モーツァルト』感想② 凪七瑠海 / 星蘭ひとみ専科異動

    凪七瑠海のサリエリ役 その他の配役の皆さん 星蘭ひとみさん専科異動について 最後に 星組『ロックオペラ モーツァルト』感想の続きです。 凪七瑠海のサリエリ役 モーツァルトに敵対するサリエリ役のかちゃさん(凪七瑠海)は舞台に大きな足跡を残したと思います。1幕はプロローグだけの登場ですが、2幕からがグイグイと存在が増してきます。 モーツァルトへの嫉妬、確執など演技も絶妙、またダンスや歌の表現力も上手くて、ジェラシーダンサーを従えて歌うシーンなど見応えたっぷりでした。 曲も素敵で、歌いこなすかちゃさんもかっこいい。←クールビューティ ことちゃんとかちゃさん、そのままモーツァルトとサリエリとして対照的…

  • 星組『ロックオペラ モーツァルト』感想① 〜礼真琴 / 舞空瞳

    天才音楽家の名を欲しいままにした、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 人生においても数多のエピソードを残して、彼についての映画やミュージカルなどが世界中を駆け巡っています。 快活で破天荒な天才モーツァルト役に礼真琴、その妻コンスタンツェ役に舞空瞳 ことちゃん、ひっとんプレお披露目公演おめでとうございます。 ロックオペラ モーツァルトと礼真琴 礼真琴と舞空瞳 レクイエム 夢を見るから人生は輝く 新生星組トップコンビについて、モーツァルトを絡めながらの感想です。 ロックオペラ モーツァルトはクラシック界の巨匠だけど、生き方はロック(に思える)。なので彼の人生を辿るミュージカルがロックオペラと…

  • 明日海りおラストデイ〜東京宝塚千秋楽ライビュ感想

    『A Fairy Tale / シャルム!』千秋楽 サヨナラ ショー 4人のトップ娘役 舞台挨拶は紋付袴で 明日からも清く正しく美しく 『A Fairy Tale / シャルム!』千秋楽 花組トップスター明日海りおさんの宝塚ラストデイ。ライブビューイングにて最後のお別れをしました。 私の街の映画館にも薔薇の精は来てくれました。私はこの日を忘れません。 この公演は2度舞台で観劇する機会がありましたが、観る度に泣ける場面が増えていきます。 私にとって『青い薔薇の精 』はストーリーの細かいことはさておき、物語の中で美しく咲くみりおさんの青い薔薇の精が好きでした。 この世の人ではないものを「明日海りお…

  • 宙組『アクアヴィーテ!!』感想〜琥珀色の誘惑

    ウィスキーの美しい琥珀色の輝きは熟成の証だとか 宙組公演のショーがとても素敵でした。雑感になりますがお付き合いいただければ嬉しいです。 ウィスキーに合う宙組生 その他印象に残ったこと 各組に因んだお酒 最後に ウィスキーに合う宙組生 カクテル、ワインに続く藤井大介先生の今回のテーマはウィスキー 苦さと甘さに酔い痴れることができるでしょうか。 プロローグではスツールに腰掛けて真風さんセリ上がり。グラス片手に物憂げにブルースを歌う。 「真風涼帆」の魅せ方としては最上級のプロデュース、ゆりかさん大好きな親友の悲鳴が聞こえてきそう。 思いっきりキザってる真風さんが見事に決まっていて絵になり、これからの…

  • 雪組2020年公演ラインアップ発表〜望海風斗/真彩希帆/彩風咲奈

    2020年雪組公演ラインアップの発表がありました。 望海風斗 『NOW! ZOOM ME!!』 真彩希帆 ミュージック・サロン 彩風咲奈『炎のボレロ』 変わりゆく雪組 望海風斗 『NOW! ZOOM ME!!』 kageki.hankyu.co.jp 外部特別ゲストとのコラボレーション、ゲストのそうそうたる面々に胸が震えます。日本のミュージカル界を代表する井上芳雄氏、そして世界的なミュージカルスターであるラミン・カリムルー氏。 宝塚で圧倒的な歌唱力を誇る望海さんが、いよいよ日本の、世界のスターと共演するという大きな舞台になりそうです。 望海さんにはずっとコンサートをして欲しいと思ってました。 …

  • 雪組レポの昔と今〜岸香織さんと早花まこさん〜退団発表に寄せて

    舞咲りんさん早花まこさん美華もなみさん 雪組3人の娘役さんが、2020年3月22日の東京千秋楽で退団されるという発表がありました。 今日は早花まこさんの組レポについて少し。 覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、その昔、岸香織さんという素敵なタカラジェンヌさんがいらっしゃいました。 雪組の娘役さんでしたけど、副組長を経て専科におられる時は男役もこなす大変器用な方だったように覚えています。 そしてキッシャンは1968年から1999年退団まで、歌劇誌に「聞いて頂戴こんな話」を28年間も連載されていた伝説の方でもあります。 キッシャンの温かさと鋭い視線からの組レポがとにかく楽しくて、面白くて歌劇誌…

  • 雪組『はばたけ黄金の翼よ』感想 ② “朝美絢と永久輝せあ”の可能性

    11/2ひこね市文化プラザでの『はばたけ黄金の翼よ』レポの続きです。 今回は朝美絢さんと永久輝せあさんについての感想です。ネタバレ含みます。 朝美絢 クールなファルコ あーさへの期待 永久輝せあ バージョンアップ ひとこちゃんへの期待 最後に 朝美絢 ファルコ・ルッカ役ヴィットリオの腹心の部下 クールなファルコ 冷たい視線、色気、浮世離れした美貌、伸びのある歌声 ビジュアルも雰囲気も全てがハマると思っていたけれど、期待どおり。クールビューティーなファルコをクール美のあーさが演じます。 同じクール美系のヴィットリオ(望海風斗) はクラリーチェに関することになると笑ったり怒鳴ったり、感情を露わにす…

  • 思い出の宝塚ホテルへ宿泊〜初観劇の友だちABCと[雑記]

    思い出深い宝塚ホテルでの宿泊日記 メンバーは非ヅカオタの友達3人と私 観劇予定はなし …の筈だったのに、 翌日は4人で宝塚ホテルからウィーンのホテルエードラーへ移動していた。 宝塚ホテルへ泊まろう! 子供の手も離れたこともあり年に1度、友達と4人で1泊旅行をしている。高校からの長い付き合いで気を使わないメンバー。 今年は私の提案で宝塚ホテルで宿泊。と言っても、観劇の予定はなし。 友達3人(ABC)は宝塚ファンではない。友Aは以前観劇したけれど顔の区別もつかずに終わったそう。友BとCは未観劇。 私がヅカオタなことは知っているし宿泊地は宝塚。 だけど特に誰からも観劇の話題が出ないので興味がないと思…

  • 雪組『はばたけ黄金の翼よ』感想 ① 望海風斗の凛々しさと真彩希帆の可愛さと

    『はばたけ黄金の翼よ』感想①です。ネタバレあります。 原作は粕谷紀子氏の劇画『風のゆくえ』ドラマティックなストーリーに反して静かで柔らかなタイトルです。 望海風斗 / ヴィットリオ クラリーチェへの愛 愛の人、ヴィットリオ 真彩希帆 / クラリーチェ ハッピーエンドへと羽ばたく ひこにゃんに癒されたのぞ様 湖の国で観劇 初演より原作に近づき10分尺が伸ばされたことで、ストーリーの流れなどは分かりやすくなったように感じました。 古き良き少女漫画の世界が蘇ってきて懐かしさもあり、現実から離れて愛と戦いの物語に浸ることができました。 のぞ様のヴィットリオ、やっと! 楽しみ〜!!! 望海風斗 / ヴィ…

  • 雪組『ハリウッド・ゴシップ』感想(後編) 彩凪翔 ー 熱演が光る

    『ハリウッド・ゴシップ』感想(後編)、彩凪翔さんが中心の感想です。ネタバレ含みます。 彩凪翔の輝き ジェリーの輝き 彩×彩 サロメの彩凪翔 ジェリーと監督、プロデューサー 最後に 彩凪翔の輝き この公演を観て、彩凪翔主演の舞台を観たいなーと本気で思っています。 ジェリー役は好演、大変魅力的でした。 咲ちゃんがグイグイとお芝居を引っ張っていく中に、翔ちゃんの存在がスパイスとなって絡み、2人がバランス良く進めていった感じです。 彩潤彩のトリデンテとっても良かったのではないでしょうか。 翔ちゃんのここ数年の役の広がりは素晴らしく、王子様はもちろん、大人のクールな役もよく似合いますね。また和物姿は宝塚…

  • 雪組『ハリウッド・ゴシップ』感想(前編) 彩風咲奈 ーダウンタウンで見つけたもの

    『ハリウッド・ゴシップ』感想①です。 今回は主演の彩風咲奈(コンラッド)さんの感想を中心に話を広げていきたいと思います。ネタバレありますのでお気をつけください。 1920年代「狂乱」のアメリカ コンラッド / 彩風咲奈 夢を追う青年 コンラッド キラキラ彩風咲奈 さびれたカフェの女主人(早花まこ) エステラ(潤花)とコンラッド 大女優アマンダ(梨花ますみ)の教育 エキストラはキレッキレダンサー ハッピーエンドはダウンタウンで 目指せ、ジェリー!(彩凪翔) 大切なもの 1920年代「狂乱」のアメリカ 「狂乱」「狂騒」と表現される1920年代のアメリカ力強い社会、芸術、文化が花開いた時代。 ジャズ…

  • Happy Birthday ! 今日は『ひかりふる路』を観よう ! (ゆるい雑感です)

    今日は望海風斗さんのお誕生日ですね!おめでとうございます! 今日はウェスタ川越にて「はばたけ黄金の翼よ」の公演日。誕生日に舞台に立てることは、望海さんにとって幸せなことなのではないでしょうか。 そして彩みちるちゃんもお誕生日ですね、おめでとうございます。 私の雪組観劇日はどちらも少し先で我慢ですが、チケット難のこの公演、観劇できることはとても有り難いことだと思っています。 さて今日は皆さんの熱いレポを楽しみながら家でまったり、午後から息子(次男)を誘って久しぶりに『ひかりふる路』の観劇会をしようと思いました。 息子2人は最近宝塚に程よくいい感じにハマってきました。次男はあーちゃん、くらっち、真…

  • 月組『I AM FROM AUSTRIA』感想③〜鳳月杏と海乃美月〜2人の調べ

    鳳月杏と海乃美月 この舞台は2人の好演が大きく舞台に深みが増して楽しいミュージカルになったと思います。 鳳月杏/ ヴォルフガング・エードラー 海乃美月/ ロミー・エードラー フィナーレとこれからの月組と 宝塚も故郷 『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』感想③です。ネタバレご注意ください。 鳳月杏/ ヴォルフガング・エードラー まずちなつさん。すんなりと月組に溶け込まれています。古巣とはそんなものでしょうか。 ヴォルフガングは絵に描いたような理想のパパ。ジョージ(珠城りょう)のパパと言っても老け役ではなく、色気ムンムンのイケオジです。演じるのはちなつさんですからね。しっかり者…

  • 月組『I AM FROM AUSTRIA』感想②〜美しい悪〜月城かなと…

    『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』観劇レポ②です。 細かいことはあまり書かないようにしていますが、ネタバレもあるかと思いますのでご注意ください。 リチャード/ 月城かなと 気になった人、一言感想 愛国心より郷土愛? リチャード/ 月城かなと お芝居で主役が主役たるために悪役は欠かせない存在ですが、コメディに登場する悪役はだいたいどこかズッコケていて憎めません。 ましてそれがイケメンだったり美女だったら・・ ということで今回の悪役はれいこさん(月城かなと)です。 まずは、れいこさんお帰りなさい! 復帰第1作目のリチャード役は女優エマ(美園さくら)のマネージャー。 確かに打算…

  • 月組『I AM FROM AUSTRIA』感想①〜始まりはトルテ〜珠城/ 美園/ 暁 /風間/ 光月…

    月組公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』初日観劇レポです。 素晴らしい作品に出会いました。ふんだんに散りばめられたユーモアの中にも心に響く言葉がたくさんあり、ハッピーエンドで幕が降りた後、あかりが心にぽっと灯ったかのような温かい気持ちになりました。 トルテは故郷の味 ジョージ/ 珠城りょう エマ/ 美園さくら パブロ/ 暁千星 フェリックス/ 風間柚乃 エルフィー/ 光月るう 姉妹都市 ハッピーエンド ウィーンの街は美しい。たまさく(珠城・美園)が2人でウィーンへ旅されてましたが、さすが音楽の都、街のあちこちに芸術が感じられました。 私も過去に2日ほど訪れたことがありま…

  • 宝塚作品の登場人物の「香り」をイメージ 2

    「おとめ」を見ていると趣味に香水、アロマなど香り好きなジェンヌさんが多いようです。私も香りは大好きです。 そこで、宝塚作品に出てくる登場人物に合いそうな香水をイメージしてみました。以前にもやったので、第二弾です。 現実的にはなかなか自分が持つことは出来ないので妄想するだけで結構楽しめます。 自分で試したものや友達に聞いたもの、雑誌やネットで見たものなどから選んでみましたが、さてどうでしょうか。 オスカーとリリー(20世紀号に乗って) カールとマルギット(霧深きエルベのほとり) ダニーとテス (オーシャンズ11) 武蔵とお通 (夢現無双) エリュとシャーロット (A Fairy Tale) Ru…

  • 花組『シャルム!』感想ー去りゆくもの美しく

    真夜中のパリの地下都市で繰り広げられる「魅力」という名の華やかなショー『シャルム!』の感想です。花組トップスター明日海りおさんのラストを飾るショーになります。 カタコンブ プロローグ 地底の舞踏会 地底の恋人 期待していたシーン アドリブ 去りゆくもの美しく レヴューロマン『シャルム!』 作・演出 / 稲葉 太地 カタコンブ パリの地下には華やかな地上とは真逆の、世界最大の「カタコンブ・ド・パリ」と呼ばれる地下都市が広がっています。現在見学で一般公開されているのはその中の一部のようですが。 そんな地下都市へフルフル(華優希)に誘われてパリの街のマンホールへと、カタフィルと呼ばれる地下愛好家たち…

  • 星組『Éclair Brillant (エクレール ブリアン) 』感想〜最後のダンスは

    宝塚大劇場で観劇してから日にちがたってしまいました。紅ゆずるさんと綺咲愛里さんの最後のショーがあまりに素晴らしく、感動を少し書き留めておきたいと思います。 ショーはトップさんの特性がストレートに伝わってくるので、5組のショーは当然のことですが受ける感動が違います。 毎回、開口一番「楽しかった!」となるのが紅さん率いる星組のショーです。ですが今回はトップコンビのラストステージ。またお芝居が楽しかっただけに、ショーは涙なくしてみれませんでした。 特に印象に残ったシーンにスポットを当ててみたいと思います。 プロローグ パリ〜風の精 ラテン D フィナーレ 宙から地球に舞い降りた青年が世界各地を舞台に…

  • 花組『A Fairy Tale -青い薔薇の精』感想ー明日海りお

    明日海りおさんのラストステージとなる『A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム!』を観劇しました。 ほぼ明日海りおさんの感想です。内容にも触れているのでお気をつけください。 *✽:.。..。.:+・゚ 黄泉の帝王から始まってパンパネラを経て、最後は薔薇の精で幕を閉じるみりおさん。 トップ就任時はまだ若くて、ソフトで爽やかなフェアリー要素が持ち味のように感じていました。なのでトート、光源氏と、いきなり妖気や色気などの妖艶さを求められる役を演じるのは大変だったのでは…と思います。 そして男役として円熟期真っ只中の今、青い薔薇の精になって宝塚を去って行かれるのですね。 えも言われぬオーラ…

  • 雪組『はばたけ黄金の翼よ』『ハリウッド・ゴシップ』配役

    雪組公演『はばたけ黄金の翼よ』『ハリウッド・ゴシップ』の主な配役が発表されました。 キャストと、私見ですが簡単に注目したいポイントなどまとめて見ました。 『はばたけ黄金の翼よ』 主なキャスト 注目したいところ 『ハリウッド・ゴシップ』 主なキャスト 注目したいところ 『はばたけ黄金の翼よ』 この公演を最後に雪組から花組へ異動するのはひとこちゃん(永久輝せあ)とひらめちゃん(朝月希和)です。 主なキャスト [イル・ラーゴ] ヴィットリオ・アラドーロ (領主) 望海風斗 クラリーチェ・デル・カンポ (ジュリオの異母妹) 真彩希帆 シントラ(女官長) 舞咲りん サンドラ(クラリーチェの乳母) 杏野こ…

  • 雪組『壬生義士伝/Music Revolution!』LV感想 ⑥ ーポタリ

    2019/9/1雪組公演『壬生義士伝/Music Revolution!』大千秋楽をライビュで観劇しました。 良かったーー!一つの公演を何度か観る場合、大体同じところで心を掴まれます。泣くところもいっつも同じ。 『壬生義士伝』が他の舞台と違っていたのは、心に引っかかる場面やセリフが観る時によって違うことでした。(今日は真彩ちゃんの涙に涙) その中で唯一毎回深く胸に響いてきたのが吉村貫一郎の「ポタリ 」 壬生義士伝 ポタリ 宝塚らしい作品って? 鹿鳴館 『Music Revolution!』 どっせーーい! 壬生義士伝 義に生きる吉村の生き方を本当の意味で理解することは、なかなか難しいです。 今…

  • 月組『チェ・ゲバラ』感想-轟悠とエルネストー終わりなきロマン

    月組公演『チェ・ゲバラ』8/17の観劇感想です。前置きなしで一気に書いていきます。(ネタバレ少しあるかも) 轟悠とエルネスト・ゲバラ 風間柚乃とフィデル・カストロ エルネスト・ゲバラの名言から 轟悠とエルネスト・ゲバラ 素晴らしかった!まずこの一言を早く伝えたかったので前置きなしです。 先日『パパ・アイ・ラブ・ユー』の映像を見ましたが、あそこまでコミカルないしさん (轟悠) を見たのは初めてで新鮮でした。相当なセリフ量だと思いますが軽妙でテンポよく面白さにもセンスを感じました。 芸に終わりはないと言いますが、いしさんの芸が更に広く深く進化しているのだと感心していたところ→180度違うゲバラ役。…

  • 星組『GOD OF STARS-食聖-』感想〜星組の完成形

    星組トップコンビのラスト公演となる『GOD OF STARS-食聖-』を観劇しました。 星組の贅沢なフルコース、美味しくいただきました‼︎ 紅マジック 紅ゆずる 綺咲愛里 礼真琴 / 舞空瞳 瀬央ゆりあ / 有沙瞳 印象に残ったキャスト サヨナラだけど 紅マジック 最近の宝塚の舞台で泣く確率が高いのが雪組と星組です。 雪組は作風的にもわかるでしょう。星組にもホロリとする作品はあります。だけど。楽しいストーリーでも泣けてくるのは何故・・? 何とも不思議な紅マジックです。 ただ、この『GOD OF STARS-食聖-』では私は笑いっぱなしでした。 泣かずに笑って楽しんで‼︎そんな紅さんの心意気が伝…

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