日本から流れ寄ってきた若者たちとおなじフラット(アパートのこと)の3階に、ルミ子とあたしは大きなトランクを放り込み、とりあえず洋服ダンスに衣服を吊るした。 …
東京・新宿は、日本の『盛り場』の代名詞だろうか?コロナの感染代表として、東京の「「新宿・歌舞伎町」は何度もやり玉にあがった。なにかと話題になる新宿は、戦後は闇…
ンもう! さすがにコロナ疲れだなぁ!人生初めて‥‥ぐらい、ワケもなく憂鬱な一日を経験した。もしかして‥‥こうして認知症になるのかもよ!ヤッバイなぁ! 脳外科に…
父は畳のうえに寝そべっていた。両手でワタシを抱きかかえ、天井に向けてフリフリした。それから胸に引き寄せ、抱きしめ、頬ずりをした。あのときの、チクチクした感触が…
コロナはグリム童話の「笛吹オトコ」!思いあがったニンゲンを罰するために、コロナが笛を吹いている! コロナとの戦いは『第3次世界大戦』だと、わたしは認識していま…
皆さま、おはようございます。 1月2日、一所懸命書いたブログ、ちゃんと投稿した‥‥はずなのに、読み返してみようと開いてみたが、どこにもない! 消えちゃった!ど…
開けまして 新年おめでとうございます。 今年から、気の向くままに、またブログに投稿しようかと思い立っています。 コロナはグリム童話の「笛吹おとこ」おごりに…
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日本から流れ寄ってきた若者たちとおなじフラット(アパートのこと)の3階に、ルミ子とあたしは大きなトランクを放り込み、とりあえず洋服ダンスに衣服を吊るした。 …
地下鉄のベーズウォター駅で降り、でっかいトランクを引きずりながら、「ポーチェスターストリート」というところへやってきた! ひとつの通りの右手、手前から終わり…
「ロンドンは安いって言っていたじゃない!」とルミ子が言う。 フ~ン、そうだったかなぁ?「パリは高いし‥‥ねぇ、ロンドンへゆこうよ」とまたルミ子が言う。 それじ…
パリに一週間ぐらい逗留したと思っていた‥‥けれど‥‥ いや、案外2~3日だったかも??? ルミ子とアタシのパリ滞在は‥‥明日からどうするか‥‥わからない間の…
パリの、サンジェルマンの、いちばん安いホテルに泊まった。 部屋には、トイレみたいな【ビデ】がデ~~~ンと在って‥‥多分、多分、あのあたりの安ホテルは‥‥娼婦…
パリ? ルミ子もアタシも、生まれてはじめてだ! でも‥‥少しは知っている! 世界のパリ‥‥小説で読んだ。映画で観た! 多分‥‥日本と違う! でも‥‥何が…
1970年4月5日‥ 初めてのパリは、凱旋門で待ち合わせた友人のスッポカシからはじまった。 待ち合わせた沢田画伯は、一時間待っても、とうとう現れなかった! …
はじめてパリを訪れた日‥‥1970年4月5日でした。 はじめてのパリ、4月5日のパリは、いやぁ、寒かった! 凱旋門で待ち合わせた知人が、約束を裏切ってスッポ…
2023(令和5)年2月20(月)晴れ 暖かくて春の陽射し♪ しごと部屋から見る空は、雲ひとつなく晴れわたっている! 春は「光」から! 春が微笑みながらや…
わぁ、2022(令和3)年 も 終わりがすぐソバになった! 今年一年も、コロナ禍下の、夏の暑さには勝負負け ザマシタ!!! コロナがはびこって以来、毎年、夏は…
ロベルトは戸惑ったようにつったっていたが、やがてテーブルをまえに座ると、うるんだような大きな青緑色の瞳で、何かを訴えるようにわたしを見つめた。しかし、何も…
では! ロベルトと、別れの時がきたのだろうか! くるべき時が迫っているのが、わたしには信じられなかった。この甘美なときが、未来永劫つづくとでも思っていた…
いまわたしの脳裏から、店内の風景は消え去っていた。大柄なオトコたちはいなくなり、頭上にまわる大きな扇風機だけが、わたしの瞳の端っこに奇妙な絵を描いていた…
ふと、ロベルトを連れてホテルを取ろうか、と思った。もしバスが出そうにないなら、暖かいシャワーを浴び、汗と埃でくたくたになった体を洗い流して、ゆっくりとベッ…
どのくらい時が経ったのだろう。ふと思い出して、かたわらのロベルトを見降ろすと、彼もまた呆然と口を開けたまま、驚愕に満ちた眼差しを、ヒシとばかり死者に投げか…
「誰かが死んだンだって・・・・」 予想外な言葉だった。ヘエーッと言ってロベルトを見ると、凍りついたようなロベルトの顔には表情がなく、放心したように唇が半開きに…
そのまま、しばらく時間が過ぎた。張りつめていた緊張が弛緩したように、群衆の輪がゆるんで、うんざりしたようなため息が聞こえてきた。 と、そのうちにまた、ひ…
(三) いったい何分が、いや何時間が経ったのだろうか? 突然、周囲が、どっという喚声でざわめき立った! はっとして我にかえり、わたしはとっさに、…
「ジャポンって、知っている?」「ン、ン」 と少年は、立てた人差し指を横に振った。「あなたが立っている、ちょうどその反対側にあるのよ」 少年は驚いたように、青緑…
もちろんわたしは自分で働き、自分で得た金銭で旅をしている。そのかぎりにおいて、人からとやかく言われる覚えはない。しかし、この少年をこのまま見捨てるのは、人間…
日本から流れ寄ってきた若者たちとおなじフラット(アパートのこと)の3階に、ルミ子とあたしは大きなトランクを放り込み、とりあえず洋服ダンスに衣服を吊るした。 …
地下鉄のベーズウォター駅で降り、でっかいトランクを引きずりながら、「ポーチェスターストリート」というところへやってきた! ひとつの通りの右手、手前から終わり…
「ロンドンは安いって言っていたじゃない!」とルミ子が言う。 フ~ン、そうだったかなぁ?「パリは高いし‥‥ねぇ、ロンドンへゆこうよ」とまたルミ子が言う。 それじ…
パリに一週間ぐらい逗留したと思っていた‥‥けれど‥‥ いや、案外2~3日だったかも??? ルミ子とアタシのパリ滞在は‥‥明日からどうするか‥‥わからない間の…
パリの、サンジェルマンの、いちばん安いホテルに泊まった。 部屋には、トイレみたいな【ビデ】がデ~~~ンと在って‥‥多分、多分、あのあたりの安ホテルは‥‥娼婦…
パリ? ルミ子もアタシも、生まれてはじめてだ! でも‥‥少しは知っている! 世界のパリ‥‥小説で読んだ。映画で観た! 多分‥‥日本と違う! でも‥‥何が…
1970年4月5日‥ 初めてのパリは、凱旋門で待ち合わせた友人のスッポカシからはじまった。 待ち合わせた沢田画伯は、一時間待っても、とうとう現れなかった! …
はじめてパリを訪れた日‥‥1970年4月5日でした。 はじめてのパリ、4月5日のパリは、いやぁ、寒かった! 凱旋門で待ち合わせた知人が、約束を裏切ってスッポ…
2023(令和5)年2月20(月)晴れ 暖かくて春の陽射し♪ しごと部屋から見る空は、雲ひとつなく晴れわたっている! 春は「光」から! 春が微笑みながらや…
わぁ、2022(令和3)年 も 終わりがすぐソバになった! 今年一年も、コロナ禍下の、夏の暑さには勝負負け ザマシタ!!! コロナがはびこって以来、毎年、夏は…
ロベルトは戸惑ったようにつったっていたが、やがてテーブルをまえに座ると、うるんだような大きな青緑色の瞳で、何かを訴えるようにわたしを見つめた。しかし、何も…
では! ロベルトと、別れの時がきたのだろうか! くるべき時が迫っているのが、わたしには信じられなかった。この甘美なときが、未来永劫つづくとでも思っていた…
いまわたしの脳裏から、店内の風景は消え去っていた。大柄なオトコたちはいなくなり、頭上にまわる大きな扇風機だけが、わたしの瞳の端っこに奇妙な絵を描いていた…
ふと、ロベルトを連れてホテルを取ろうか、と思った。もしバスが出そうにないなら、暖かいシャワーを浴び、汗と埃でくたくたになった体を洗い流して、ゆっくりとベッ…
どのくらい時が経ったのだろう。ふと思い出して、かたわらのロベルトを見降ろすと、彼もまた呆然と口を開けたまま、驚愕に満ちた眼差しを、ヒシとばかり死者に投げか…
「誰かが死んだンだって・・・・」 予想外な言葉だった。ヘエーッと言ってロベルトを見ると、凍りついたようなロベルトの顔には表情がなく、放心したように唇が半開きに…
そのまま、しばらく時間が過ぎた。張りつめていた緊張が弛緩したように、群衆の輪がゆるんで、うんざりしたようなため息が聞こえてきた。 と、そのうちにまた、ひ…
(三) いったい何分が、いや何時間が経ったのだろうか? 突然、周囲が、どっという喚声でざわめき立った! はっとして我にかえり、わたしはとっさに、…
「ジャポンって、知っている?」「ン、ン」 と少年は、立てた人差し指を横に振った。「あなたが立っている、ちょうどその反対側にあるのよ」 少年は驚いたように、青緑…
もちろんわたしは自分で働き、自分で得た金銭で旅をしている。そのかぎりにおいて、人からとやかく言われる覚えはない。しかし、この少年をこのまま見捨てるのは、人間…