新聞の摂理(51) 南アフリカ共和国、言語を絶する美しさの裏に
プレトリアの住宅街を案内される、美しい家の並ぶ高級住宅街だ。直接関係はないが、帝国主義時代の残滓を見て、私は18世紀フランスの歴史を思い出した。ルソーは、「当時のパリはおそらく、世界で富の最も不均衡な都会である。贅を尽くした豪奢と、この上なく嘆かわしい悲惨とが同時に存在する都会、、。」と言ったが、まさにこれは南アフリカでも共通しているだろう。華やかな宮廷生活、ルイ14世から16世の時代、宮廷はカルタ遊び、音楽会、フランス役者の芝居、イタリア役者の芝居等々、お遊びのスケジュールがビッシリというわけだ。それぞれ、終わった後は晩餐会、その後もカルタ遊び、あるいは賭け事、夜食等々、毎日毎日楽しいことに多忙を極めたというわけである。また王様はことのほか狩猟が大好きで、15世は何と平均3日ごとに狩猟に出という。簡単に狩猟と...新聞の摂理(51)南アフリカ共和国、言語を絶する美しさの裏に
2020/12/30 12:17