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2018/01/23

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  • 新興宗教やカルト最大の魅力はその教義ではない

    …というのが私の持論。統一教会が世をの話題をさらっていますね。 なぜこんな教義を人は盲目的に全財産を差し出し人生を捧げるほど信じるのか!?と不思議に思う人も多いようです。 一時期興味を持ってそれらのメンバーだった人の回顧録やルポなど、何冊か読んだことがあります。また、実は親類にもそうした人がいるんですよね。 それらを通してしみじみ感じるのは、少なくともその本や親類のケースでは、幹部や指導者ではない一般メンバーにとっては、世間がイメージを持ちがちな、「教義に感銘を受けて信じている」というのは結構二の次三の次なのだなということです。 じゃあ何なのか? 安心できる居心地のよい集団。 これが最大だと私…

  • ボーナス(手取り)減ったよ

    お久しぶりです。 4か月以上放置してしまっていたとは、気づいおらず我ながらびっくり。 今年は去年より更新したい、と年末年始に書いたような気がするのにこのありさまです(笑) しかし今日は思わずブログで報告したくなり久々に開きました。 ボーナス減ったよ!( ゚∀゚ )ハァーハッハッ!! アヒャヒャヒャ とはいえ、我が私立ホワイト大学(仮名)は去年と同じ月数分を支給してくれており、また公務員並の定期昇給もしっかりあるので、総支給は数万円増えているのです。 しかも、個人的な事情により控除額は増えたはずなのです。 それでも手取り減ってるー! 今年、初めて総支給で1000万超える見通しなので、それででしょ…

  • 不正を防止するためのコスト

    ウクライナ情勢、大変なことになっていますね。専門家ではないのでよくわからないんですが、アメリカはここまでの事態を招くリスクをおしてウクライナのNATO入りを拒否しなかったことに何かメリットはあったんですかね?(国益的に)自由だの民主主義だのの原則論で動くなんて建前もいいところで、得にならないことはしないのがアメリカだという印象が強いんですが。ロシア側がウクライナのNATO入りがものすごく嫌だというのはわかるんですけどね。 ところで、年度末が近づき、研究費の予算執行締め切りが迫ってくる今日この頃ですね。 コロナが多少はましになるのかならないのか、移動や人の集まりが可能になるのかならないのか、どの…

  • マトリックス レザレクションズ(とアベノマスク)※ややネタバレあり?注意

    久々すぎて年を越してしまいました。今年もよろしくお願いいたします。去年同様、ぼちぼちやっていこうと思います。 余っていたアベノマスクを配布するそうで。私はこの冬、今更ながらあれを開封して愛用しています。冬場、寒い屋外で長時間不織布のマスクを使っていると、マスクの内外で気温差が大きくなり、内側に結構結露してしまうことがありませんか?そういう場合に不織布マスクの内側にアベノマスクを重ねておくと水分を吸収してくれ、いい感じです。それならアベノマスク単体で良いじゃないかといわれそうですが、皆さんご承知の通り小さくて見栄えがあまりよくない上に、感染対策としても不織布の方が優秀だそうなので、重ねるて使うの…

  • iPhone13を購入

    iPhone13を購入しました。長年アンドロイドだったのですが、遂にiPhone購入!保障やら入れて約15万。たかっ!! 別に最新でなくてもよかったんですが、短期間で買い替えるつもりがないので、保証可能期間がなるべく長い方がよかろうと、今年のモデルにしました。ちょっと古いものにしたところで、それほど大幅に安くもなかったですし。 そんなわけで奮発したiPhone。ほぼ、ただひとつの機能のためにiPhoneに変えたといってもいいでしょう。それは以前もこれらの記事に書いた、アレです。 msr2do.hatenablog.com msr2do.hatenablog.com そう、画面読み上げ機能! あ…

  • アカポス採用人事で採用側を経験してみて

    先日書類審査の話をしていた人事、面接を終えてほぼ決まりました。 あとは上の方(エライ人たち)のプロセスです。 msr2do.hatenablog.com 少し前まで自分が必死に応募していた公募、採用側に回って気づく点も多かったです。 もちろんたったひとつのケースなのでどうこういえるものでもありませんが、一事例の気づきとして記しておきます。 ・面接官が出した話題には(自分の採用の可能性に)特に何の意味も関係もないかもしれない。 応募者時代は面接官のささいな一言に何か意味があるのかと深く考えていたものです。しかし今回、人事委員長は、応募者が来るまでの空き時間に他の教員としていた雑談からの流れで、そ…

  • はてなブロガー10の質問

    はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」 こういうのは閲覧数の多い人気ブロガーがやるものかもしれませんが、10周年だそうなのでのっかってみます。 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ブログ名はもう何の捻りもなく内容のコンセプトそのままです(笑) HNの由来は秘密。 はてなブログを始めたきっかけは? 大学で任期付きポストを得て、専任(任期なし)を得る就活について記しておこうと思ったこと、そして某大学教員さんのブログを長く愛読していて、自分もやろうと思ったことがきっかけです。 ただ、彼のブログはある時からほとんど事務連絡みたいな内容のみになってしまいました。実質的に記名でや…

  • 小室夫妻

    ご結婚されましたね。もはや「おめでとう、幸せになって」という雰囲気ですが、誰に忖度するでもない私は好きなことを書きます。 眞子さん(いきなり一斉に敬称が様からさんになることにいつもながら多少の違和感を覚えつつも、「様」を「殿下・陛下」に代わる尊称的に用いているととらえ、それに倣います)の会見での発言に改めて、「ああ、やはりもう21世紀に象徴天皇制を生身の人間で続けるのは無理があるのだな」と思いました。 特に以下の点。 ・「私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に、感謝しております」→支持者だけに思いを向ける・「海外に拠点を作って欲しいと私がお願いした」→日本にいたくない皇族・「誤った情報…

  • 小室圭さん、ここまできたか

    遂に眞子様と小室さんは結婚するようですね。 いやあ、正直、当初は破断に違いないと思っていましたが。 全く同時期に英国王室でもヘンリー王子とメーガンさんの問題が起きていることを考えても、21世紀社会で象徴的ロイヤルを維持しようとしても、こういう状況はどこかで生じるんでしょうね。 ところで、世間の結構多くの人が「小室さんになぜこうも難色を示されるのか」を既に忘れている気がします。 あんまり、不確かな情報で人を悪く書くことはしたくありませんが、「こうだ」というのではなく、小室圭さん及び母佳代さん「こういう情報があった」ということで振り返ってみようかと思います。 ・400万円踏み倒し問題(母佳代さんが…

  • 飯塚氏控訴せず

    msr2do.hatenablog.com 前回この記事の中で、「きっと控訴して裁判を長引かせるに違いない」などと書いてしまった、池袋暴走事故の飯塚氏、控訴しない意向だそうで。決めつけてしまってごめんなさい。 とはいえ、この段階で控訴せずならなぜ初めからもっと反省し謝罪しなかったのですか。被害者や遺族の心につけた傷は、取り戻せませんよ。 判決が出て心が折れたのかもしれませんが、なぜ今になって「申し訳ない」と口にしたのか、やはりこの人は不思議です。

  • 飯塚幸三とエルサレムのアイヒマン

    池袋暴走事故の地裁判決が出ましたね。禁錮5年の実刑判決。まあ、恐らく控訴するんでしょうね。最高裁までいけば、判決がどうなるかにかかわらず更に何年も在宅のままで過ごせる状況なわけで。それまでに、こういってはなんですが天寿を全うされるかもしれませんし、更に高齢になって実刑判決が出ても執行されないかもしれないので。 ところで、以前から思っていたんですが、この飯塚幸三、誰かを思い出しませんか。誰かといってもタイトルでバレバレですが、エルサレムのアイヒマンです。 ナチの役人で、ユダヤ人絶滅作戦に深く関与したドイツ人です。戦後逃亡し、1960年になって捕まり裁判にかけられ、死刑となりました。哲学者ハンナ・…

  • アカポス公募。なぜ抱負を書かせるのか?

    長年、研究職でのポストを求めて就職・転職活動をしてきた私ですが、今は採用人事に関わっています。う~ん、感慨深い。 今日はそこで感じたことを少々。 公募書類って一通作るのも大変な手間がかかりますよね。企業に応募する際の履歴書とは全く違うと思います。更には使いまわしもし難いため一通一通準備しなければいけない場合が多く。 そんな公募書類の中でも、「抱負」を書かせるものは少なくありません。 大体が研究の抱負や教育の抱負です。 これが果たして人を選ぶ重要な基準になるのだろうか?と疑問に思ったこともあるのではないでしょうか。 まあ、研究の抱負があれば論文のコピーや業績リストでは見えてこない、これまでの研究…

  • 「大きな物語」とアイデンティティと動物愛護

    msr2do.hatenablog.com こちらの前回の記事の続きです。 動物愛護団体(アフリカとかオーストラリアとかではなく、街中の犬猫の)は近年、犬猫の去勢避妊手術の推奨が主流のようです。 TNRという、野良猫を捕まえて去勢し、再び同じ場所に離して「一代限りの命を全うさせ、それを見守る」活動もよく見聞きするようになりました。 去勢避妊手術というと、シンプルに「可哀想」とまず思うのは人情でしょう。 しかし、「それしかない」というのが、手弁当で必死に動物のために活動するボランティア多数の結論であり、知れば知るほど、「やはりそれしかないね」と私も思います。詳しくはここでは省きますが、ネットにあ…

  • 選択的夫婦別姓を必死に否定する人が守りたいもの

    出典 「21世紀少年(下)」 先月、最高裁大法廷が「夫婦同姓を強いる現行法は合憲」であるとの判決を下しましたね。(これはいうまでもなく夫婦別姓が「違憲」だという意味ではありません) これ、実は私の専門にびみょ~にかすっているといえなくもない(笑)ので非常に関心がある時事ネタです。 各種世論調査でも選択的夫婦別姓への反対派は少数派になっていますが、強硬な反対派の存在(特に一部の与党議員など)もよく知られているところ。 賛成派や「関心はないが別に反対でもない」派にとっては、なぜそんなにも必死になって反対するのか不思議でならない、と感じる人も多いでしょう。 だって、「選択的」夫婦別姓制度は、同じ姓で…

  • オンライン学会

    最近参加した(発表を聞いただけ)オンライン学会で、遂に「画面の撮影録画は禁止」とのルールが敷かれていました。 えー・・・そうですか。不便だ。 わからんでもありませんが。 なぜだかわかりませんが、(私の専門分野界隈では)オンライン学会でハンドアウトをくれる率がひどく低い。 もちろんペーパー(論文)はあるんですけどね。 パワーポイントのスライドを印刷したものだとか、数枚に内容をまとめたレジュメを、従来の対面式学会では圧倒的多数の発表者が用意していたものなのに(少なくとも日本の学会ではね)、今やそんな人は稀です。なぜ?私は去年発表した際、まじめに用意したんですが。 ないと不便じゃありませんか?詳細を…

  • アルコール感受性遺伝子検査をやってみた

    ステイホームを楽しもうということで、以前から興味のあった遺伝子検査のうち、アルコール感受性検査をやってみました。 遺伝子検査と言えば、数十項目も色々とわかって数万円というパッケージ商品もありますが、それだと各項目「この遺伝子がこのタイプ」とまで出ず、ざっくりした結果報告になるようだったので、まず一番気になるもののひとつ、アルコールにどれだけ強いかを詳しく知ることのできるこちらの商品をアマゾンで購入。5806円です。 ちょっと大人の(つまり高めの)飲み会一回分と考えれば高くはないかと。 www.amazon.co.jp (上は結果レポートの中にあった図の画像) お酒というのは、まずアルコールから…

  • 「LGBTは種の保存にあらがう」発言

    やや時間経ってしまったニュースですけど。 自民党議員の「LGBTは種の保存にあらがう」の何がおかしいのか、学生などの声からも意外とピンときていない人が多いようなのでまとめてみます。「現代のコレクトネスには反する差別かもしれないが、確かに一理あるのでは?」ぐらいに思っている人が(驚くべきことに)少なくないようで。。 しかし、これが差別的である以前におかしな話だということを書いている記事あまり見かけない気がするので、簡単にコメントしてみます まず、これはLGBTなどに対する「理解増進法」の議論の場だったわけです。性的少数者を守る趣旨の法整備の議論の場であることがまず重要で。 「でもこの人たち社会全…

  • エンジョイホームなGW

    今週のお題「おうち時間2021」 今年のGWは置石で木金を挟み次の日曜までかと思っていたら、何やら一昨日で終わっていたらしい。 でも気分的には2日仕事して土日までなんとなく連休の流れではないでしょうか。(大学は、この隙間が休みになるところと授業やるところとわかれますよね) 皆さんどう過ごしてますか? あえて言うのもなんですけど、つまらん…。ポジティブなこと言ってみたいですが、もう本当に楽しくないですよねぇ。 観光業飲食業の人たちのことを考えると言葉もないです。特に飲食業は、学生たちのバイト事情を通じてちらほら厳しさが漏れ伝わってきます。 やることと言えば、遊びに出かけたり人と会ったりもできなけ…

  • 怒る人と怒らない人の違い

    laurier.excite.co.jp ちょっと前ですが、Twitterで注目されたらしいです。 怒る人は「言えば変わる」と期待しているが、怒らない人は「言っても変わらない」と期待していないから一切言わない とのこと。 それもある。だが、それは全事例ではない。 「怒らない人」には、このTwitterの投稿者がいうような ・相手に期待していないから何も言わない(≒期待している相手には怒る場合もある) 他にも、 ・誰が相手であろうと他人に興味がないので、他人に対してエネルギーを使って感情を動かして怒るなどという(無駄な)ことをしない(=誰に対しても怒らない) ・負の感情に晒されることを極度にスト…

  • オンライン授業だと学費を下げるべきなのか?

    いやちょっと待て。 news.yahoo.co.jp 尾木ママ氏が大学にオンライン授業なら学費返すべきとか言っちゃってます。 なんてとんでもないことを言うんだ、と私は思いますが、同業者の皆様どう思いますか? 学生たちの間でこういう声があるのは知っていましたが、内実をわからず経済的に厳しいこともあって簡単に言ってしまっていることだろうと思っていました。 こんな影響力のある「教育評論家」などという肩書のある人物に言われるのとは全然わけが違います。 この人についてさほど良く知りませんが、こんなに考えなしな人だったのでしょうか?オンライン授業で、到底対面授業の質に及ばない適当な授業をしている教員の話で…

  • 橋田壽賀子さん訃報に思う「ままならぬ人生を懸命に生きる」への共感

    橋田壽賀子さんがお亡くなりになりましたね。 msr2do.hatenablog.com 以前、こんな記事を書いたことがありましたが、橋田氏の代表作「渡る世間は鬼ばかり」が私はなんとも好きじゃなかったんですよね~。 好きじゃなければ見なければいいだけなんですが、実家では親が大のファンだったために、放送時間は必ずついており、結果として時々部分的に見ることになっていました。 私なりにまとめると、「渡鬼」(なんと一発変換できる!)とは、嫁姑問題、夫婦問題、親子問題など、ままならぬ中であがいたり耐えたり苦しんだり疲れたりしながら基本的にはそれを己の人生と受け入れて生きていく人々の姿を描いたドラマです。 …

  • ビッグバンセオリー(ドラマ)

    Netflixで見られる作品、とりあえずの最後は毛色を変えてコメディドラマを紹介。 ビッグバンセオリーです! ちなみに、邦題には妙な副題がついていますが、どう考えても失敗しているよなあ(個人的意見です)。 さてこのドラマ。netflixでは最初からは見られないのですが、問題なく楽しめます。私も途中からしか見ていませんが、wikipediaなどで人間関係を軽くさらっておけば大丈夫でした。 簡単に説明すると、主人公たちはアメリカの大学に勤務する物理学(など)の研究者です。友人4人組と、その恋人や妻(うち二人はやはり研究者)が主要登場人物。 研究者と言っても私は何度かブログでも書いている通り社会科学…

  • 盲目のキリスト(映画)

    Netflixで見られる映画の紹介をもう1本、「盲目のキリスト」です。 あらすじ 舞台は現代の南米です。神が人間の(自分の?)内面に存在すると悟り、自分は奇跡を起こすことができると信じる青年。 行く先々でそれを人々に説いたりしながら旅をする。 南米といってもアマゾンのような土地ではなく荒野。まるで古代イスラエルを旅するキリストの姿のようにすら見えます。 とまあそんな感じのストーリーです。地味で、エンターテインメント性はありません。社会問題について直接的に訴えかけてくるわけでもありません。 レビューを読んだり、この作品を紹介してくれた(注:良い作品だと勧められたわけではなかった)某キリスト教圏出…

  • 聴く読書(追記あり)

    電子書籍で読書 KINDLEを読み上げる アップル(iPhone, iPad) アンドロイド 読み上げ機能では アップルの勝ち! 電子書籍で読書 最近、仕事(研究と教育)に関係ない本を読む時間が結構持てるようになりました。 外出自粛のせいではなく、仕事に余裕ができたせいで。 仕事柄本はよく読みますけど、やっぱり自分の専門や仕事柄必要な本以外を読むって、教養を深め、視野を広げるためにすごく大事です。が、これまではなかなかそんな余裕はありませんでした。そのうち読みたい、ととりあえず買った本や、Amazonの欲しいものリストに入れた未読本が無駄に増えていくばかり。本を読む時間ができたことも、しみじみ…

  • レビュー「ヒルビリー・エレジー」

    Netflixで鑑賞できる個人的おすすめ映画やドラマをいくつか紹介したいと思います。 まずこちら、ヒルビリー・エレジー。田舎者の哀歌といった意味らしいです。 自伝小説の映画化です。アメリカの、プアホワイトと呼ばれるような貧しい白人家庭出身ながら、軍に入り(恐らくそれで進学が叶い)名門大学で学ぶ若者が、学費に汲々とし、家族の問題に悩まされながら社会的成功を得ようとする姿を、子供時代の回想と並行して描いた物語。 映画は原作に比べて社会的な要素が削られ薄っぺらいという批判もあるようですが、原作は未読なので映画だけを見た印象を述べると、アメリカのいわゆるプアホワイトと呼ばれる人々の実態を映像で垣間見た…

  • 一応謝った体ってこんなに通じちゃうものなのか

    森氏の女性蔑視発言問題、皆さんどう見ていますか? またしても本筋ではないところで感じたことを一言。 森さんの謝罪と撤回時の発言て、心底反省し謝罪しているとは思えない明白な発言があったのに、IOCもJOCも含め少なからぬ人々が「森さんは反省をし謝罪・撤回をされた」と言って、その前提で話を進めていることです。 他のケースでも「こりゃあ心から謝ってないよな」と思えることは多々ありますが、それでも「話し方に誠意を感じない」とか主観的な印象の域を出ないもの。 ところが、森さんは違います。以下2点から、もう言い訳のしようもなく、心から謝っていないことが明々白々なのです。 1.謝罪会見で「会長にふさわしくな…

  • 「逃げる」のススメ?若い人たちに伝えたいこと。

    「逃げていいんだよ」的なことを、最近聞くようになりましたよね。 特にいじめ、ブラック企業、パワハラなどから、です。 「逃げちゃだけだ」という思い込みは心身を病むことになってしまう。逃げることを躊躇しないで、というようなメッセージです。 更にそこまで深刻でなくても、自分に向いていないことや嫌なこと(会社員として毎朝出社することなど)から逃げたことが成功の秘訣だという漫画家やしろあずき氏(濃いキャラの母親や三角コーンのネタで有名になったエッセイ漫画の作家さん)。 これに対して2ch開設者のひろゆき氏が「凡人が真に受けるとキツイ」とぴしゃり。さすがひろゆきさん、さらりと鋭く面白いことを言うなあ。 w…

  • 3周年と飲み会

    一週間ほど前、ブログが3周年だったらしい。メールが届いていました。 記事数が少ないので長く続いている実感があまりありませんが、もうそんなに経ったとは。しかも、振り返ってみると年々記事数が減っているようです(笑)今年は2020年越えを目指します。 当初の予定ではもう少し日常のことを書くつもりだったのですが、日常の要素は極めて少なめですね。 そういえば、自粛やリモートワークの良かった点として、しばしば「いらない飲み会が減った」というのが挙げられているのを目にします。まあ、近年若手社員が飲み会に参加したがらないというのはコロナ禍関係なく言われていたことではありますけど、皆さん、そんなに飲み会嫌ですか…

  • 共通テスト鼻マスク問題。行き過ぎたコレクトネスへのうんざり感が分断を招く…

    のかもしれない。 うーん、続報続いてますね。 共通テスト(かつてのセンター試験)で、ある受験生が鼻を出した状態でマスクをしていて何度も注意されたが従わず、失格となったという出来事。 これに対して、脳科学者M氏がこの対応をした試験監督者をボロクソに言い、受験生への配慮があるべきだったと主張したことなどが話題になりました。他にもM氏側の意見がたくさんあったのかわかりませんが、それほど熱心にこのニュースを追っているわけではない私がみたところ、断然M氏が目立っているようです。 彼の主張は要するに、「この受験生がマスクを鼻までしっかりつけられなかったり、指示されたことに素直に従えなかったりする特性があっ…

  • 一年で一番しんどい仕事

    が終わったー! 何かといいますと、共通テスト(去年まではセンター試験)の監督です。受験生の皆さん、お疲れさまでした。まだしばらく受験は続く人が多いでしょうが、ふんばっていきましょう! これに関する仕事は守秘義務がありネットで書いてはいけないことになっていますので、具体的なことは書きません。 ただ、あれをやっているのは大学の教職員(主に教員)なのですよ、とてもしんどい仕事なのですよ、ということだけ。 センター試験の検索の予想ワードに「監督者 誰」とか、「監督者 バイト」と出てきて驚きました。監督者たちが大学の中の人だとは思わず、日雇いバイトだと思っている人が少なからずいるようですね。バイトにして…

  • 新しい大学にようやく慣れてきた

    遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 今年はどうかどうかかつてのような日常が戻りますように。 さて、後期試験も近づいてきた(あるいは始まっている?)今日この頃ですね。 私は任期なしの専任として着任した新しい大学で10か月が過ぎようとしています。感覚的には4か月ぐらいなのですが(後期開始までろくに大学に出勤していなかったので)。 もうここは本当にいいところで、ほぼなんの不満もなく快適です。 先輩教員たちからは色々愚痴も聞きますが、正直、「カワイイもんだよ」と内心思う程度。(例:文科省の言いなりにくだらん取り組みを教員強いるな等) 学生たちもこれまた、前評判通りおっとりした感じで素直…

  • 2020年を振り返る

    かつてない年となった2020年が暮れようとしていますね。 私はようやくテニュアポストを得て希望に満ちた新たな出発の年でした…といいたいところですが、それどころではないこんなかつてない年になるとは。 戦争中の銃後の社会とある意味近いのかもしれない、と思ったりします。 この先どうなるんだろうという不透明さ、社会は元に戻るのか、人生や生活が劇的に変わってしまった多くの人々、立ち行かなくなるいくつかの産業。 そんな「不安」な感覚って銃後の社会に共通していそうだなと。 一日も早くこの状況が収束しますように! 2019年末には、「今年買ってよかったもの」という記事に「そういやあまり大したものを買っていない…

  • 菅さん

    今更ですけど、政治家(政治家全般というより閣僚級の人々)の謝り方って本質的ポイントを絶対に避けてどうでもいい点に関して謝るというのが、もう決まりみたいになっていますね。 彼らが謝罪し反省するのはほぼ 「お騒がせたこと」 「誤解を招いたこと」 に限られます。 菅総理が国民に自粛を呼びかける一方で自身は多人数で会食したことに対して「誤解を招いたこと」を「反省」すると発言し、批判と反感をよんでいます。 これに対し、「何が誤解なのか?」と官房長官の記者会見で問われても、当然のように答えはない。「反省してるわけだからそれでいいでしょう」といった返答。 非を認めたらどうなると思っているんでしょうね? うや…

  • お久しぶりです

    ずいぶん久しぶりになってしまいました。 研究関係の締め切りが重なっていてどうも他のことを考える余裕がなく。 恐らくそのプレッシャー(ストレス)でよくわからない神経痛になってしまい、立って授業するのが精いっぱいという体たらく(3週間ぐらいで治りましたが)。インドア系虚弱が年を取ると恐ろしいことにぼちぼち気づき、何か運動でもしなければと思う今日この頃です。 ところで、面白いブログ記事を目にしました。 tjo.hatenablog.com 簡単にまとめると、研究者志望のまじめで優秀で一本気なポスドク青年が、真面目ゆえに見過ごせずに研究の世界の様々な歪みや問題をブログで訴えるなどの運動をし、結果として…

  • 冷静に話し合いたい

    msr2do.hatenablog.com 先日、こんなブログを書きましたが、学術会議問題、なんだかますます学術会議の方が批判の的になっている気が。 しかし、今回の問題の本質からズレた批判ばかりですし、学術会議、というか学問界が好かれていない印象がすごいですね。 「なんで?」「嫌われるような存在ではないはず(挙げられている理由はいずれも恣意的な個別的理由のピックアップで全く説得的ではない)」と思うと同時に、まあ、よくある現象だよなとも思います。 4年前のアメリカ大統領選挙の際にも感じましたが、(アメリカの)外から見ていると、なぜそこまで嫌われる?と首をかしげるヒラリー・クリントンの嫌われぶりは…

  • 喜ぶ人々

    学術会議問題、研究者界隈では非常に話題となっていますけど、菅氏がこうしたことをすることに何の驚きもありませんが、ネットで菅支持層と思しき界隈やらいわゆるネトウヨと呼ばれる界隈の言説を見ると、改めてうわぁすごいなと脱力しますね。 ざっくりいうと、 「任命権があるのだから当たり前」 「学術会議など存在意義はない。調子に乗るな」 「むしろ無駄な存在であることを自覚しろ」 みたいな論調が多いよう。皆むしろ「いいぞやれやれ」という感じで喜んでいる。 嫌いな意見(の人々)がダメージをくらうと喜ぶだけって、そこに理はあるかみたいなことを考えて虚しくならないのかな?当然ならないんでしょうね。 ここで「安倍政権…

  • 日大非常勤講師差別発言問題と非常勤講師のあり方

    www.asahi.com 大学教員がとんでもないことをしでかしたニュースが話題ですね。 記事のタイトルから受ける印象よりも、実際の発言は大分酷かったようです。しかも、授業中の発言だというので驚きます。 特定の人種をさして「あの人種の連中はすぐに犯罪をする」というような発言や、「武漢ウィルス」というトランプが中国を誹謗するコロナウィルスの呼び名を使ったり、障碍者や女性への差別発言もあったりしたとのこと。 せめて、人種や人権、差別といった問題から遠く無関係な学問分野(無機物を扱う分野とか、数学とかでしょうか。例えば。)の講師であってくれ、と思いながら検索してみると、まさかの法学…。嘘でしょうと言…

  • 教室での初授業

    多くの大学では後期が始まったことかと思います。まだまだオンラインでの授業も多い状況ですが、教室での通常授業もかなり増えてきたようですね。私はようやく、この春着任した現在の大学で学生の顔を見ながら初めて授業をしました。 配布資料の束やパソコンを抱えて教室に向かう。学生たちの表情、反応。授業を終えて機材を片付けていると、質問などで話しかけてくる学生。顔と名前を覚えるべく、特徴を密かに探す。教室を出ると、昼休み前の授業であれば学食や購買には既に長蛇の列。やれやれ、どうするかな…。そんなことを考えながら、キャンパス内に置かれたあちこちのベンチで談笑する学生たちの姿を見ながら研究室へ戻る。 こんな大学の…

  • 日常の幸福(焼き鳥屋)

    今日はただの日記。 最近、近所に良い焼き鳥屋を見つけました。店主一人で切り盛りする小さな店。イメージとしては、ちょっとこぎれいな深夜食堂のような感じでしょうか。写真は撮っていないので画像は版権フリーサイトから。 ドラマの深夜食堂のような、あまり愛想が良いわけではないものの、ちらほらと客に話しかけてくれる店主がいて、焼き鳥の他にはメニューは数品だけ。飲み物も、ビールと焼酎ぐらいしかない。それもソーダ割すら不可。 でも、いつもそれなりに席は埋まっている。電話すると「今日は無理ですッ」と(ややぶっきらぼうに)言われたり。 焼き鳥は文句なくおいしい。野菜焼なども非常に美味しい。 既に何度か行き(数か月…

  • 三浦瑠麗のAmazonプライム解約運動その後の報道

    国際政治学の学位(博士)保持者でテレビのコメンテーターや雑誌記事の執筆をされている三浦氏。なかなか美人な女性なのですが、AmazonプライムのCMに彼女が出演したことに反発し、Amazonプライム(年会費5千円ぐらいのサービス)の解約運動まで起こったという出来事です。 その後の報道といっても特段新しい情報が出たわけでもありませんが、こんな記事がありました。 digital.asahi.com あんまりこの騒動にも三浦氏にも関心はありませんでしたが、こちらの記事にはちょっと「うんん?」と思ったので一言。この記事は要するに、Amazonプライム解約運動を例に挙げ、「ネット上での言論は左右を問わず、…

  • 真面目な学生の心理

    成績を付ける作業の過程でちょっとおもしろいなと思ったこと。今学期、全ての担当科目が期末試験の代わりにレポートとなりました。学期中真面目に取り組んでいたにもかかわらず、なぜかレポートを提出してこない学生というのはいます。まあ、普段からそういう学生も中にはいるので、一度締め切り前にリマインドはしますが、それだけ。しかし、今学期は顔を見ることもなく全て大学のポータルサイトを通じたやり取りなので若干不安もあり、未提出者全員に締め切り後メールをしました。十数名程度だったので大した手間ではありませんでしたし。(前の大学だったら、人数が多すぎてできなかったかも) すると、半数近くがそのメールに返信してきたの…

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とある大学教員の日常と雑感
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