ゼノンから超弦まで(松井孝典『文明は〈見えない世界〉がつくる』)
野村です。松井孝典『文明は〈見えない世界〉がつくる』を読みました。現代における「ゼノンのパラドックス」への解答が素敵。求めていたのはこんな答えだった。
あの方向に引き込まれる(E・A・アボット『フラットランド』)
野村です。E・A・アボット『フラットランド』を読みました。空間や次元の理解をめぐる対話の物語。4つ目の方向って何だろう?それは、「あの方向」です。
教師やチョークに抱く感情(アゴタ・クリストフ『どちらでもいい』)
野村です。アゴタ・クリストフ『どちらでもいい』を読みました。25篇の物語のうち「先生方」が気になってしょうがない。そこだけ繰り返し読みましたよ。
背理法で「イマジン」を演奏したい(加藤文元『数学の想像力』)
野村です。加藤文元『数学の想像力』を読みました。テーマは「数学の正しさとは何か?」。数学は正しい。でもその「正しさ」って何でもって担保されてるのだろ?
野村です。芥川いわく「文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ」。でも辞書の中の言葉って美しい。困ったな。
親切にしたかったわけじゃない(聖書「善きサマリア人のたとえ」)
野村です。聖書の「善きサマリア人のたとえ」から「隣人愛」について考えるのは案外難しいのかも。『悪童日記』の中には単純で力強いセリフがあります。
野村です。鏡リュウジ『タロットの秘密』を読みました。タロットから過剰に盛り込まれた神秘的イメージを引き剥がし、愛情をもって見つめ直す本ですよ。
発想の自由さを思い知る(結城浩『数学ガール ポアンカレ予想』)
野村です。結城浩『数学ガール ポアンカレ予想』を読みました。数学は、現実を定めるものでも、現実から定められるものでもないはず。だから憧れます。
占いの道具である前に「読み物」(井上教子『タロットの歴史』)
野村です。井上教子『タロットの歴史』を読みました。固定観念が一掃されましたよ。タロットは、占いの道具である前に「読み物」なんだろな。興味がわきました。
詩的で精細な言葉が紡ぐ暴走のプロセス(綿矢りさ『ひらいて』)
野村です。綿矢りさ『ひらいて』を読みました。重要なネタバレを含みます。3つのテキスト「サロメ」「過剰の意識」「マタイ伝」が織りなす片思いの暴走。素敵です。
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