昭和25年。シゲは福岡県八女郡広川町当条という戸数200ほどの集落に生まれた。
昭和25年。シゲは福岡県八女郡広川町当条という戸数200ほどの集落に生まれた。中学を出ると工員になる。どこも長続きせずテレンパレンな暮らしに明け暮れる。28歳で駆け落ちするも失敗。村に居ずらくなって故郷を逐電。日雇い労務者から土工となる。34歳で仕事中に脳出血に倒れる。労災を申請するもケンモホロロに棄却される。会社の日報改ざんに納得がいかない。裁判所の調停に持ち込みシゲの逆襲が始まる。
妻の車に乗せられて、博多駅裏の貧民窟へ連れて行かれた。激安のアパート群が立ち並ぶ一角で降りた。妻はここで部屋を借りているという。男と暮らしているのかと聞くと頷いた。 じゃあ、部屋に戻って離婚の話し合いをしなければと言いながら後ろを振り返ると妻の姿はない。部屋に戻ろうとしてもわからない。人に聞いても教えてくれるというので、歩き始めるといつのまにか消えている。案内の人も、交番も話の途中で振り向くと消えている。 とにかくこのアパート群から抜け出そうと歩き回るが出口が分からない。長時間歩き続けて、ようやく春日市の山中から抜け出る。博多駅に出て古賀に戻ろうとするが誰も駅を知らないと言う。ポケットには..
1999年サンコスモ古賀/の在宅障害者向けの機能訓練教室に参加した。 <福岡県古賀市の在宅障碍者が対象> んなで何かやりたい事はないかと市の担当者が言う。西瓜を葡萄棚に成らすのをやってみたいと提案した。市の意向を問うてみると了承された。サンコスモ古賀の、裏門の外に
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