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2017/12/29

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  • 白岩焼の芯切り Shiraiwa Earthenware Wick Pot

    Top width: 51 mm / Height: 80 mm 19世紀中葉に秋田県仙北市の白岩地区で焼かれたと考えられる小品。骨董業界でいうところの「芯切(しんきり)」で、食器ではない。一般に和ろうそくを長時間灯していると、ろうが消費されるにつれて相対的...

  • 色絵菊花文 のぞき猪口 Chrysanthemum Nozoki-type Cup

    Top width: 58 mm / Height: 62 mm / Bottom width: 41 mm 大振りでやや尻張り型ののぞき猪口で、呉須をうすく塗り込めて、その上に植物の花の文様を色絵と金彩で描く。菊の花とおもわれる文様は、おそらくだが、白土型...

  • 唐草文 のぞき猪口 Arabesque Nozoki-type Cup

    Top width: 53 mm / Height: 53 mm 上下に墨はじきの手法でジグザグの文様(雷文?)を配し、真ん中に唐草文様を描く。タコ唐草に似ているが、まず輪郭線を描いてそのあと中をダミでうめるという、いわゆる二重唐草で、手が込んでいる。余白が...

  • スポーツ観戦雑感

    相撲協会の instagram より。 大相撲は伊勢ヶ浜部屋の尊富士(たけるふじ)が14日目にも新入幕優勝を決めるか、という勢い。ステップを踏むというか、足をパタパタさせて小刻みに探りを入れて、相手の弱点を感知してそこを押し込むような、近年あまりみないよう...

  • 神岡鉱山の鉱石 Minerals from Kamioka Mine

    ここで紹介する標本は、販売業者の言を信ずれば、すべて岐阜県飛騨市神岡鉱山で産出したものである。 All the mineral specimens shown here are from the Kamioka Mine, Hida City, Gifu Prefectu...

  • 梅花図 碗形猪口 Plum Blossoms Cup

    Top width: 78 mm / Height: 51 mm / Bottom width: 38 mm 以前の記事 にも書いたが、こういった古手の碗形の猪口をみつけるとつい財布のひもがゆるんでしまう。正面に岩山(太湖石?)の上に生える梅の木と花が描かれ...

  • 上野目焼の徳利 Old Kaminome Bottle

    Height: 18.2 cm / Width: 12.3 cm 骨董商によればこれは宮城県旧岩出山町(いわでやままち)の上野目(かみのめ)焼の器である。臭いからして油入れとしてつかわれたものだろう。全体に黄褐色の飴釉がかけられ、胴部には飛鉋(とびかんな)とよ...

  • 白岩焼の大すず Big Bottle of Shiraiwa Earthenware

    Height: 37.8 cm / Body width: 21.5 cm / Top width: 6.8 cm 3升(5.4リットル)入りの大型のすずで、類品と比較するに、幕末から明治期に秋田県仙北市(旧角館町)の白岩地区で焼かれた器とみていいとおもう(...

  • 童子牛追図 のぞき猪口 Cow and Boy Nozoki-type Cup

    Width: 51 mm / Height: 57 mm 少年が牛に縄をゆわえて引っ張る図は、古伊万里の絵柄としてはそれなりに例があり、初期伊万里にもみられる(「古伊万里蕎麦猪口・酒器1000」講談社、2001年)というが、のぞき猪口の絵柄として...

  • 富士図 碗形小猪口 Mount Fuji Small Cup

    Top width: 70 mm / Height: 44 mm / Bottom width: 33 mm 一面に富士山の図、もう一面に山水図が描かれる。富士山の猪口は図録などで知っていたが、実際に店頭に並んでいるのははじめて見た。雑誌「小さな蕾 2020...

  • のぞき猪口 獅子と梅鶯図 Lion, Nightingale and Plum Tree

    Top width: 53 mm / Height: 58 mm / Bottom width: 40 mm いかにも「江戸」を感じさせるデザインののぞき猪口。縦縞文様を背景に梅とウグイスの窓絵が2つ、そして四方襷を背景に獅子図の窓絵が2つ、それぞれ上下に描...

  • 岩手と秋田の旅の戦果 Results of a Trip to Iwate and Akita

    1 鍛冶町焼の小徳利 Small Kajicho Bottle Height 14.3 cm / Body width 16.6 cm 岩手と秋田をめぐる旅の途中で手に入れたものをいくつか紹介する。ひとつめは盛岡市内の古物店で手に入れた鍛冶町(かじちょ...

  • ヌケガラ状の鉱石 Incrustation Pseudomorph

    標本 #1 Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita Prefecture, Japan(秋田県鹿角市 尾去沢鉱山) size: 12 × 8.5 × 3.5 cm / weight: 176 g 尾去沢ではしばしば「ヌケガラ...

  • のぞき猪口 山水図 Mountain and River Views

    口径 top width: 50 mm / 高さ height: 53 mm / 高台径 bottom width: 41 mm 遠景と近景の異なる風景を2面に割り付けている。遠景の図はまるで水墨画のようだ。薄ダミで白く抜かれた部分が雪にみえる。こんな小さな...

  • 佐渡の金銀鉱石 Gold-silver Ore from Sado

    Aikawa, Sado City, Niigata Prefecture, Japan(新潟県佐渡市相川) Width: 55 mm / Weight: 54 g 先日、古道具屋で 明治時代の鉱物標本 を多数入手したが、これもそのうちのひとつ。佐渡・相川産...

  • 八橋人形 Yabase Dolls

    1. 天神さま Tenjin Height: 86 mm / Width: 77 mm ここから紹介する3つの土人形は、秋田市の八橋(やばせ)地区で、おそらく100年以上前につくられたもの。学問の神様とされる菅原道真をかたどった天神人形は八橋人形の定番で...

  • 後藤焼の徳利 Goto Pottery Bottle

    19th century / height: 25 cm / width: 16 cm 後藤焼はくわしい史料に乏しく「幻のやきもの」と言われている(広報てんえい、No. 629、2019年)。窯跡はいまの福島県天栄村にあり、江戸後期から明治期にかけてすり鉢や...

  • 渋江人形 Shibue Doll

    19世紀末〜20世紀はじめ 高さ 73 mm 幅 78 mm Late 19th century to beginning of 20th century, Height: 73 mm, Width: 78 mm ふくよかなほぼ裸の子どもが赤いだるまを掲げて...

  • 山形と秋田の古いやきもの Old Ceramics from Yamagata and Akita

    その後も東北のやきものを地道にあつめている。以下の4点はいずれも19世紀か、または20世紀のほんのはじめ頃に山形・秋田地域でつくられたものと考えられる。 My collection of Tohoku ceramics is steadily expanding. The c...

  • 明治期の鉱物標本 Meiji-Era Mineral Specimens

    東京都内の古道具店にて、明治時代のラベルを伴う鉱物標本群を手に入れた。以下、産地がある程度確からしいと考えられる標本のいくつかを紹介する。 I purchased a group of mineral specimens and labels that seemed to...

  • 白岩焼のふるさとを訪ねて Visiting Shiraiwa Pottery's Hometown

    先月、電車を途中下車して秋田県仙北市の角館に立ち寄った。滞在できる時間が短かったのでタクシーでまわろうかとおもっていたが、角館駅前に「貸自転車」の看板をみつけたのでそれを利用することにした。 I stopped off at Kakunodate, Sembo...

  • 産地不明の閃亜鉛鉱・黄銅鉱・方解石 Sphalerite, Chalcopyrite, and Calcite from Unknown Locality

    産地不詳 Unknown Locality Size: 13.5 × 12 × 9 cm / Weight: 1.3 kg かなり変質して緑色を呈する岩片のほぼ全面に石英、黄銅鉱、閃亜鉛鉱が結晶し、さらに方解石が付着する。閃亜鉛鉱の結晶...

  • 小坂鉱山の銅藍 Covellite from Kosaka Mine

    秋田県鹿角郡小坂町 小坂鉱山 Kosaka Mine, Kosaka Town, Akita Prefecture, Japan Size: 54 × 38 × 26 mm / Weight: 80 g 黒鉱型銅鉱床酸化帯に生じた銅藍(コベリン)の標本。黄鉄...

  • 新旧の相良人形 New and Old Sagara Clay Dolls

    猫に蛸 Cat and Octopus 相良隆馬 Sagara Ryuma 高さ height: 10.8 cm 蛸が頭にからみついているこの猫ちゃんは、相良人形の当代(八代目)、相良隆馬氏の作品。蛸は多幸に通ずる縁起物で、東北あたりでは年取り(大晦日の...

  • 仙北地方の小さなかめ Small Pot from Senboku Region

    19世紀 19th century 高さ height: 9.8 cm / 口径 top width: 9 cm / 胴径 body width: 10.5 cm この手のかめ(甕)は台所で塩などを入れておくのにつかったらしいが、この器は容量が 300 ml...

  • 仙北地方の小さなすず Small Bottle from Senboku Region

    19世紀 19th century 高さ height: 15.0 cm / 胴径 body width: 9.7 cm 人間は外部から入ってくる情報にフィルターをかけて、そのほとんどを捨て去り、関心のある情報だけを選択して取り入れるという。骨董あつめをして...

  • 寺沢人形:犬乗り童子 Terasawa Doll: A Boy Riding a Dog

    19世紀 19th century 幅 11.5 cm / 高さ 12.0 cm 子どもが犬を乗り回すのは現実には無理な話だが、現代人がジブリやディズニーのアニメ映画を楽しむのと同じように、昔の人もこういうファンタジーを楽しんだのかとおもうと親近感を覚える。...

  • 堤人形:花笠をもつ女 Tsutsumi doll: A Woman with Flower Hats

    19世紀はじめ〜中頃 Early to mid 19th century 高さ height: 18.3 cm 東京・有楽町で月2くらいでやっている大江戸骨董市にて、これは見事な堤人形だと感じ入り購入。わたしは古人形についてまったくの初心者で見方もおぼつかな...

  • 小幡人形 Obata Doll

    高さ height: 12.5 cm 鮮やかな水色の着物を着た少年がうさぎを抱いている。よくある郷土人形に比べてお顔がとてもリアルに描かれているとおもう。からだがちょっと斜めに傾いているがそれがまたリアルだ。いっぽうでうさぎの顔はかなりデフォルメされていて、...

  • 古い相良人形 Old Sagara Doll

    19世紀 19th century 幅 width: 14 cm / 高さ height: 7.5 cm 船の上で子どもが二人微笑んでいるこの土人形は、山形県米沢市でつくられたもので、相良(さがら)人形の名でよばれる。いわゆる宝船に類した縁起物だろうか。ずい...

  • 古い堤人形 Old Tsutsumi Clay Doll

    19世紀 19th century 高さ 10.5 cm / 幅 11.3 cm 宮城県仙台市でつくられた土人形で堤(つつみ)人形と呼ぶ。古美術業者が多数集合する催しでたまたま出会った。鯛を担ぐ童子の表情に惹かれた。こういう古い土人形は塗りが一部はげたり傷が...

  • 白岩焼の豆すず Small Sake Bottle from Shiraiwa

    19世紀 19th century 高さ height: 14.2 cm / 胴径 width: 9.5 cm おそらく秋田県の白岩焼とおもわれる小さなすず(徳利の古い呼び名)。高さは 14 cm あまり、容量は 1 合半(270 ml)ほど。骨董商によると...

  • 東京大学・若林鉱物標本 Wakabayashi Mineral Collection at University of Tokyo

    東京大学総合研究博物館にて 「東京大学・若林鉱物標本 日本の鉱山黄金時代の投影」と題する特別展示 がおこなわれているので行ってきた。場所は東大本郷キャンパスの南西端で、地下鉄本郷三丁目駅から歩いてすぐのところにある。会期は2023年9月1日まで。開館日は基本的に月曜から金曜ま...

  • 置賜地方のすり鉢 Mortar from Okitama District

    19世紀後半〜20世紀初頭 Late 19th to beginning of 20th centuries 口径 top width: 31 ∼ 32 cm / 高さ height: 17.5 cm / 高台径 bottom width: 10.5 cm ...

  • 大宝寺焼の湯通し Daihoji Rice Rewarmer

    19世紀 19th century 口径 top width: 15.5 cm / 高さ height: 12.0 cm / 高台径 bottom width: 7.0 cm 山形県鶴岡市の大宝寺(だいほうじ)で焼かれたとおもわれる古い器。見た目は小型のカメ...

  • 成島焼の灯火台と切立 Narushima Light Stand and Jar

    以下はいずれも山形県米沢市でつくられた成島(なるしま)焼の古い器である。 The ceramic wares below were made at Narushima, Yonezawa City, Yamagata Prefecture, Japan. ...

  • そば猪口形の小さな猪口 Small Bucket-shaped Imari Cups

    そば猪口をぎゅっと縮めたような、バケツ形の小さな猪口がある。芽猪口、姫猪口、豆猪口などと呼ばれる。量産されたものではなく、そば猪口やのぞき猪口なんかに比べれば数はずっと少ない。 The following old Imari wares can be classified...

  • のぞき猪口・撫子文 Pinks

    18世紀 18th century 口径 top width: 50 mm / 高さ height: 51 mm / 高台径 bottom width: 36 mm この文様は撫子(なでしこ)の花とされている。古伊万里の絵柄としてはめずらしいものではないが、...

  • 平清水の古いうつわ3点 Old Hirashimizu Ceramics

    東北のやきものへの興味はいまだ衰えず、またしても以下のような品物をあつめてみた。たぶんすべて山形県山形市の平清水焼の古い器である。 My thirst for Tohoku folk potteries still continues. All the ceramics ...

  • 和賀仙人の赤鉄鉱 Hematite from Waga Sennin

    Sankaku Deposit, Waga Sennin Mine, Kitakami City, Iwate, Japan 岩手県北上市 和賀仙人鉱山 三角鉱床 Size: 70 × 55 × 35 mm / Weight: 137 g 漆黒で金属光沢のあ...

  • 尾去沢のなるみ金鉱 Narumi Gold Ore from Osarizawa

    Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan 秋田県鹿角市  尾去沢鉱山 Size: 13.5 × 10 × 5.5 cm / Weight: 770 g 尾去沢鉱山の一部の鉱脈の浅部には上の写真のような緑泥石と赤鉄鉱を...

  • 荒川の赤銅鉱 Cuprite from Arakawa

    Arakawa Mine, Daisen City, Akita, Japan 秋田県大仙市(旧 協和町) 荒川鉱山 Size: 59 × 43 × 30 mm / Weight: 116 g ほぼ赤銅鉱のみからなる鉱片。結晶は径 1 mm ほどで、八面体の...

  • 末広形の小猪口2種 Two Small Imari Cups

    これから紹介する、直立する高台から斜めに末広がりに口が開くような形の猪口を俗に広東(かんとん)碗形と呼ぶ。 These Guangdong-type old Imari cups are characterized as a broadening shape toward...

  • 尾去沢の閃亜鉛鉱と方鉛鉱 Sphalerite and Galena from Osarizawa

    Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan (秋田県鹿角市 尾去沢鉱山) Size: 150 × 105 × 70 mm / Weight: 1.8 kg 尾去沢鉱山は閃亜鉛鉱の結晶、とくに褐色透明な「べっこう亜鉛」の結晶を...

  • 茨城自然博物館「ときめく石」展 Exciting Minerals: Exhibition at Ibaraki Nature Museum

    茨城県自然博物館 にて開催中の企画展「ときめく石」を見に行った。 本間ますみ によるペットボトルアート。水晶内部のクラックのようすがよく再現されていて、小人になった気分になる。 世の博物館というのは動植物や古生物の展示がメインだ。なんといっても生物界は種...

  • 細倉の蛍石 Fluorite from Hosokura

    Hosokura Mine, Uguisuzawa, Kurihara City, Miyagi, Japan (宮城県栗原市鶯沢 細倉鉱山) Size: 120 × 105 × 55 mm / Weight: 940 g 日本有数の鉛・亜鉛鉱山だった細倉鉱...

  • 白岩焼の水指 Shiraiwa Water Jar

    19世紀 19th century 高さ height 21 cm / 口径 top width 12.5 cm / 胴径 body width 16 cm 褐色の釉薬を背景に青白色のなまこ釉が何本もしたたっている。荒々しさと柔和さとが共存しているようで、い...

  • 東北の古いすず2点 Old Tohoku Sake Bottles

    むかし、東北あたりでは液体をいれる容器で口が狭いものを一般に「スズ」といった(口が広いやつが「カメ」)。いまのことばでいうと徳利で、おもに酒を貯蔵するのにつかった。戦前くらいの本にはこうした古い用語がみられるが(たとえば渡辺為吉「白岩瀬戸山」1933年)、現代ではこうしたこと...

  • 尾太の黄銅鉱 Chalcopyrite from Oppu

    青森県中津軽郡西目屋村 尾太鉱山 Oppu Mine, Nishimeya Village, Aomori Prefecture, Japan 標本幅 width: 9.5 cm / 重さ weight: 258 g いわゆるゲス板状の標本で、針状の水晶の上...

  • 東北の古いやきもの3点 Three old potteries from Tohoku district

    山形の古い片口 を以前紹介したが、その後も東北のやきものに注目していくつかあつめてみた。一般に以下に示すような古い(といってもせいぜい150年前くらいの)生活雑器はそこまで芸術的・学術的に注目をあつめておらず、それがどこの窯で、何年前くらいに焼かれたのかはほとんど特定されてい...

  • 尾去沢石 Osarizawaite

    Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan(秋田県鹿角市 尾去沢鉱山) width: 40 mm / weight: 85 g 尾去沢の銅・鉛・亜鉛鉱脈の酸化帯に生じたかさかさした鉱片で、うぐいす色の尾去沢石が表面を覆...

  • 足尾の閃亜鉛鉱と燐灰石と不明針状結晶 Sphalerite, Apatite and Unknown Acicular Crystals from Ashio

    Ashio Mine, Nikko City, Tochigi, Japan(栃木県日光市 足尾鉱山) width: 58 mm / weight: 119 g 概要 先日の ホリミネラロジー のセールで入手。 以前紹介した標本 とよく似ていて、珪質の母...

  • 染付 のぞき猪口 竹文 Nozoki-type Cup, Bamboo Trees

    18世紀末〜19世紀はじめ End of 18th century to early 19th century 口径 top width: 50 mm / 高さ height: 60 mm / 高台径 bottom width: 43 mm 竹の図をやや青黒...

  • 染付のぞき猪口 ふしぎな丸文 Nozoki-type Cup, Strange Disks

    19世紀 19th century 口径 width: 52 mm / 高さ height: 52 mm / 高台径 bottom width: 38 mm 濃い青色の呉須で、なにか植物の葉のような文様を背景として丸文を4面に描く。蜘蛛の巣のようにみえるが、...

  • 絵志野片口 Shino-ware Bowl with a Lip

    江戸後期 Late Edo Period (19th century) top width: 10-11 cm, height: 6.1 cm, bottom width: 5.2 cm ちょっと前に 東京国際フォーラムの中庭でやってる大江戸骨董市 で求めた...

  • 東京国際ミネラルフェア Tokyo International Mineral Fair 2022

    毎年新宿で開催されている「東京国際ミネラルフェア」に土曜の昼くらいに行った。去年の秋は行かなかったので、ちょうど2年ぶりということになる。 緑簾石と水晶 Epidote and Quartz Meigu County, Liangshan Yi, Sichua...

  • 金彩唐草ののぞき猪口 Gold Arabesque Pattern Nozoki Cups

    金彩の唐草文様の猪口を2つ紹介する。 Two pieces of gold arabesque nozoki -type Imari cup are shown. 1. 金彩 葵唐草文 のぞき猪口 18世紀後半 Late 18th century 口径 t...

  • のぞき猪口 筍掘りの図 Bamboo Shoot Hunting

    中国三国時代(3世紀頃)の呉の人である孟宗が寒中に筍をとって母親に与えたという「雪中の筍」の故事にちなんだ猪口を2個入手した。 I obtained two Imari cups relating to a story that Meng Zong, a Chinese go...

  • 染付 碗形猪口 草文 Leaf Pattern

    17世紀後半 Late 17th century 口径 top width: 71 mm / 高さ height: 52 mm / 高台径 bottom width: 36 mm わたしは古伊万里ののぞき猪口に大いなる魅力を感じて狂ったようにたくさん...

  • ホリミネラロジーのセール Hori Mineralogy Special Sale

    先週ホリミネラロジーのセールがあるというので新宿に行ってきた。めずらしい鉱物やいまでは採集できない往年の著名産地の標本などの放出、という触れ込みだった。 I went to Shinjuku, Tokyo, last week to see a special sale of...

  • 目白コレクション 2022春 Mejiro Collection Antique Fair

    目白コレクション という、全国から40店以上の、おもに和骨董商が参加する古美術品の展示即売会にいってきた。 I went to an antique exhibition held in Mejiro, Tokyo , where more than 40 dealers f...

  • 足尾のくさび形黄銅鉱 Wedge-shaped Chalcopyrite from Ashio

    栃木県日光市 足尾鉱山 Ashio Mine, Nikko City, Tochigi Prefecture, Japan 標本幅 width: 11 cm / 重さ weight: 217 g 長さが数 mm から 1 cm ほどで、緑泥石で覆われて緑色をした...

  • 染錦 小猪口 唐花龍文 Flower and Dragon Patterns

    17世紀末〜18世紀初頭 Late 17th to Early 18th centuries 口径 top width: 55 mm / 底径 bottom width: 39 mm / 高さ height: 39 mm 呉須、赤絵、金彩でいくつかの異なる文様を...

  • 染付 長猪口 草花文 Flowering Plants

    17世紀後半 Late 17th century 口径 top width: 56 mm / 高台径 bottom width: 32 mm / 高さ height: 76 mm 古伊万里の歴史に照らせば、江戸時代前期のいわゆる藍九谷か...

  • 染付 のぞき猪口 花蝶図 Flower and butterfly

    18世紀前半 18th century 口径 top width: 55 mm / 高台径 bottom width: 40 mm / 高さ height: 61 mm 光が透きとおるくらいの薄造りの猪口。いままで手にしたのぞき猪口の中...

  • 色絵 小猪口 梅竹図 Plum Blossom and Bamboo

    18世紀 18th century 口径 top width: 62 mm / 底径 bottom width: 42 mm / 高さ height: 54 mm 形はそば猪口に似ているが、大きさはのぞき猪口に近い。もった瞬間、薄造りの器の繊細さが指に伝わってく...

  • 不老倉の矢筈形方解石双晶 Calcite Fishtail Twins from Furokura

    秋田県鹿角市十和田大湯 不老倉鉱山 Furōkura Mine, Towada Ōyu, Kazuno City, Akita Prefecture, Japan Size: 25 × 23 × 19 cm / Weight: 5 kg 緑色の母岩上に径 ...

  • ヘルジャと秩父のセムセイ鉱 Semseyite from Herja and Chichibu

    セムセイ鉱(Pb 9 Sb 8 S 21 )は輝安鉱(Sb 2 S 3 )と方鉛鉱(PbS)とを 4 : 9 の割合で混ぜたような組成をもつ 硫塩鉱物 で、産出はかなりまれ。以下、ルーマニアと日本の標本を2つ紹介する。 Semseyite is a rare salfosal...

  • 高島屋 酒器展 Takashimaya Sake-ware Exhibition 2021

    各務賢周 黄瀬戸ぐいのみ Kagami Masakane, Kiseto Sake Cup 口径 53 mm / 高さ 41 mm / 高台径 34 mm ことしも日本橋高島屋の酒器展にいった。品数は例年より少なめのような気がしたが、量より質、らしい。いくつか気...

  • 東京ミネラルショー(池袋ショー) Tokyo Mineral Show 2021

    コロナの嵐が過ぎ去った(かにみえる)つかの間、池袋でおこなわれている東京ミネラルショーに行ってきた。来場者数的には去年よりちょっと多い感じだった。 I went mineral shopping to Ikebukuro in this apparently calm wee...

  • もこもこ鉱物 Globular Minerals

    ミネラルショーなどで丸っこいもこもこした鉱物をみつけるとほしくなってしまう。 I can't suppress appetite for minerals of globular or botryoidal crystal habits. 1. 尾太の菱マンガン鉱 Rho...

  • パキスタンの緑柱石 Aquamarine from Pakistan

    Gilgit, Pakistan (パキスタン ギルギット) width: 60 mm / weight: 90 g 白雲母の茂みの中にうっすら淡青色を帯びた緑柱石の透明結晶がいくつか成長している。アクアマリンとよばれて宝石として...

  • 湯島菊まつり Yuishima Chrysanthemum Exhibition

    湯島天神で 菊まつり がやってたのでのぞいてみた。あさって品評会が開かれて受賞作が決まるとのことだったので、見頃は今週末だろう。 The 43rd Chrysanthemum ( kiku blossom) Exhibitio...

  • ペルーの石膏

    Salinas de Otuma, Pisco Province, Ica Region, Peru ペルー イカ県ピスコ郡 サリナスデオトゥマ width: 7 cm, weight: 61 g ペルーの砂漠地帯の岩塩鉱床中に生じた飴色透明の石膏の結晶群。大き...

  • 細倉当百 鉛銭 Hosokura-Tohyaku Lead Coin

    一辺約 58 mm、厚さ 7 mm、おもさが 195 g もある大型の鉛銭「細倉当百」。幕末のある時期に細倉鉱山で実際につかわれたらしい。 A large square lead coin of 58 mm in width and 195 g in weigh...

  • 寛永通宝 秋田銭 Kan'ei Tsuho Akita Mint

    左から古寛永通宝(1636年〜 φ24.4 mm × 1.0 mm 3.4 g)、新寛永通宝(1668年〜 φ25.4 mm × 1.2 mm 3.5 g)、寛永通宝秋田銭(1738年〜 φ23.6 mm × 0.9 mm 2.7 g)。初期...

  • シュイコウシャンの閃亜鉛鉱 Sphalerite from Shuikoushan

    Shuikoushan ore field, Changning County, Hengyang, Hunan, China 中国湖南省衡陽市常寧市 水口山鉱山 width: 5 cm / weight: 17.5 g 細かいキラキラした石英で覆われた鉱片上に...

  • お多福の絵盃 A Kutani Otafuku cup

    19世紀末〜20世紀前半。径は約 5.5 cm。 Late 19th century to early 20th century 骨董屋によると明治〜昭和初期頃の九谷焼の盃だという。お膳の上に裏返した状態で置かれているときは鬼の顔、ひっくり返してお酒をのむときは...

  • マイクロマジック

    ポテポテキュン! TBSラジオ ハライチのターン

  • 秋田でつくられた天保通宝 Tempo-Tsuho, Akita Mint

    天保通宝百文銭。右は江戸でつくられた正規品(本座長郭)で、1835年(天保6年)に通用開始した。いっぽう左は明治初年に秋田藩が密かに製造したもの(秋田広長郭)。色や書体、孔のデザインなどに微妙な違いがある。 Right: Tempo-tsuho 100-mon coi...

  • 院内の濃紅銀鉱 Pyrargyrite from Innai

    秋田県湯沢市 院内鉱山 Innai Mine, Yuzawa City, Akita, Japan Size: 89 × 55 × 34 mm / Weight: 179 g 火山砕屑岩とおぼしき母岩に銀に富んだ熱水が網状に貫入し、濃紅銀鉱が晶出したものとおもわ...

  • 秋田四匁六分銀判 Akita 4-Monme 6-Bu Silver Coin

    Size: 68.2 × 38.9 × 0.9 mm / Weight: 17 g 秋田藩が幕末に発行した銀貨。史料によると、文久2年(1862)に「封銀」とよばれる銀貨をつくり秋田領内で流通させたが、これは銀の使用量と貨幣価値との間に...

  • サカテカスの自然銀 Silver from Zacatecas

    Zacatecas, Mexico(メキシコ サカテカス州) Size: 50 × 46 × 38 mm / Weight: 95 g 硫化鉱物(たぶん黄鉄鉱、黄銅鉱、方鉛鉱など)と方解石などからなる鉱石片の空隙に紐状の自然銀の結晶、いわゆる「ひげ銀」が成長する...

  • 銅山至宝 五十文銭 Dozan Shiho 50-Mon Coin

    Size: 43.3 × 31.6 × 2.4 mm / Weight: 29 g すでに紹介した 鍔銭(つばせん) 、 波銭(なみせん) につづき、これまた幕末に秋田藩が発行した銅貨。加護山製錬所で鋳造され、波銭と同様おもに阿仁鉱山や...

  • 秋田波銭 Akita Nami-sen (Coin)

    Size: ϕ 42.5 × 3.6 mm / Weight: 41 g 秋田藩は幕末に独自の貨幣をいくつか発行したが、これもそのひとつ。 前に紹介した秋田鍔銭 とよく似たところがあり、たとえば 旧二ツ井町域内にあった加護山製錬...

  • 秋田鍔銭 Akita Tsuba-sen (Coin)

    Size: 52.5 × 48 × 3.5 mm / Weight: 50.5 g 幕末に秋田藩(久保田藩)が発行し、藩内でのみ通用させた銅貨。文久3年(1863年)から数年間の鋳造とされる。この時期になると幕府の力は衰え、経済状況も悪化したため、各地の大...

  • 染付 のぞき猪口 童子釣魚図 A Fishing Child

    19世紀前半 Early 19th century 口径 width: 50 mm / 高さ height: 56 mm お尻丸出しの子どもが魚を釣っている。こういった子どもの絵は古伊万里によく描かれるが、一般には「唐子」の絵と呼ばれている。余白を生かしたシンプ...

  • 下谷神社 Shitaya Jinja

    上野の下谷神社の手水舎の彫刻。あじさいとおしどりか。いまの季節にぴったりだったので写真を撮ってみた。さすが歴史ある神社、建物から石灯籠まで、手のこんだすばらしい美術品のオンパレードだ。 Wood curving at a place for washing han...

  • 染付 のぞき猪口 雲鶴宝物文 Crane and Treasure

    ネットオークションには相変わらずのぞき猪口の贋作が出品されている。ああいう業者はわたしのような愛好家のブログやSNSなどの写真をみて似たものをどこかの工房につくらせているんではないかと勘ぐりたくなるが、じゃあ写真をのせるのをやめるというのも本末転倒である。世の中信頼を裏切る輩が出...

  • 尾去沢の砒四面銅鉱 Tennantite from Osarizawa

    秋田県鹿角市 尾去沢鉱山 Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan Size: 45 × 33 × 26 mm / Weight: 78 g 黄銅鉱主体の鉱脈中の空洞に面して四面銅鉱の結晶が多数着生した。結晶サイズは 1...

  • 尾去沢の赤銅鉱 Cuprite from Osarizawa

    秋田県鹿角市尾去沢鉱山 Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan 銅鉱床の酸化帯に生じた自然銅の薄板の表面を赤銅鉱が覆う。赤銅鉱の表面は黒化しているものがほとんどだが、一部は赤色透明な輝きをみせる。サイズは小さいながらも...

  • 井の頭公園へ Inokashira Pond

    以前、井の頭公園にいったときは池がかいぼり中だったが、その後いままでみられなかった藻が繁殖して水生動物の生育環境が改善されたというニュースをみたので、久しぶりにいってみた。緊急事態宣言下の週末で遠出もままならないので、公園ぐらいしか行くところがないが、園内はそこ...

  • ふしぎなやつの正体? A strange shaped crystal

    以前、阿仁鉱山産の黄銅鉱、閃亜鉛鉱、石英からなる結晶標本を紹介し 、石英に埋まるように長さ 1.5 mm ほどの細長い板状で先端が槍のようにとがっている物体が鎮座していることについて報告した。板の途中にコブがついているのもおもしろい。これがいったい何者なのか、わたしの浅い経験から...

  • 尾去沢鉱山謹製 鉱石・岩石標本 Mineral and Rock Specimens Packaged by Osarizawa Mine

    これは三菱金属鉱業・尾去沢鉱業所(秋田県鹿角市)が作成した岩石・鉱石組標本である。学校名や氏名を記入する欄があることから、おそらく周辺地域の小学校や中学校向けに学習用としてある程度まとまった数を頒布したものだろう。この会社名は1952年(昭和27年)から1972...

  • 古伊万里のカップアンドソーサー Old Imari Cup & Saucer

    色絵小猪口・皿 樹木文 18世紀初頭 Early 18c この手のカップ&ソーサーは18世紀はじめ頃の古伊万里で、海外向け(とくにヨーロッパ向け)の輸出品としてつくられた。かなり量産されたものらしく、絵付けはあまり丁寧でない。ただし器は薄造りで、職人の手際の...

  • 細倉のウルツ鉱 Wurtzite from Hosokura

    宮城県栗原市鶯沢 細倉鉱山 Hosokura Mine, Uguisuzawa, Kurihara City, Miyagi, Japan Size: 84 × 58 × 40 mm / Weight: 300 g 繊維状のウルツ鉱の結晶がほうきみたいに放...

  • 色絵 唐獅子山水図 覗き猪口 Lion and Landscape

    さいきん「ヤフオク」に古伊万里ののぞき猪口の贋作が大量に出品されていてゲンナリしている。こうした業者はニセモノと知っていながら「珍品」とか「モダンデザイン」などといつわって入札をうながしており、悪質な詐欺だとおもうが、それでも落札する人があとを絶たないのがなんともやるせない。古物...

  • ホリミネラロジーのセール Shopping at Hori Mineralogy

    先週の日曜日、 ホリミネラロジー のセールにいってきた。春の嵐が吹き荒れる日で、会場のビルの前で傘がひっくり返って難渋している人が何人もいた。最終日の閉場1時間半前についたときには先客はだれもいなかった。 I went to a special sale of Hori Mi...

  • 平和島骨董まつり

    先週末、平和島骨董まつりにいってきた。 ホームページ によると「全国古民具骨董まつり」として1978年にはじまったこの催しは、今回で184回目を迎え、日本各地の骨董商が多数参加する信頼と伝統の骨董市として親しまれている。わたしもこれまで5、6回は訪れている。ただでさえコロナウイル...

  • 足尾の板状黄銅鉱 Pseudotabular Chalcopyrite from Ashio

    栃木県日光市 足尾鉱山 Ashio Mine, Nikko City, Tochigi, Japan Size: 14 cm × 8 cm × 6.5 cm / Weight: 945 g ほとんど黄銅鉱からなる塊状の鉱石。自形の結晶は足尾独特のもので、サイズこ...

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