フランスではどう報道されているのかな?と、いくつかの有名新聞 や雑誌をオンラインで見てみた。 経済紙として最も知られているレゼコーは「カルロス・ゴーン:計略にはめられたという説は信頼に足るのか」という見出しで、「ゴーンが拘束されたというニュースが流れると、日本人によって用意...
南瓜と菊 ヨーロッパでハロウィンといえば、お墓参りだった。 そのヨーロッパでも、もちろん人は羽目を外すことがある。 一部のサッカーファンが羽目を外しすぎて周りの人達に迷惑をかけてしまうことなどもある。 だからサッカーなんて大嫌いだ、というヨーロッパ人もいる。 ヨー...
なぜここまで加熱してしまったのか? と考えてみると、ハロウィンがかつての祭のような役割を担っているからかもしれない。 日本各地に残る奇祭とハロウィンの違いはなにかと言えば、祭には社会のコンセンサスがあるけどハロウィンにはない、この一つに尽きるだろう。 祭の役割の一...
ノーベル医学生理学賞、2018年は本庶佑先生に決定。 昨夜その報せを告げるニュースを見ていて、気がついたことがある。 受賞した研究者があまりにも美男子であることだ。 まるで二枚目俳優。 (これまで受賞した先生方も、もちろん素敵なお顔をなさっていました、念のため。)...
夏休みといえば、海、山、おじいちゃん、 おばあちゃんの季節だが、塾の夏期講習の季節でもある。 これからお盆で、夏期講習も一息つく塾が多いようだ。 複数の塾で講師をした経験があり、 数多の受験生を合格に導いた友人に先日愚痴を聞かされた。 塾をどうやっ...
常田富士夫さん またとない個性 忘れえぬ存在 市川悦子さんとの 『まんが日本昔ばなし』 いつ見ても すっかり引き込まれて 本当にありがとうございました😢💐
老いた親が障害のある子どもを殺すという事件はなぜ止まない 2
親が心配のあまり子どもの命を奪ってしまうという事件。 実は、社会と個人の関係とも絡んでいるのではないかと思う。 日本では、家族という集団が他者である外部に閉じられている。 自分の子どものことは自分で何とかしなければならない。 他人様に迷惑を掛けてはならない。 ...
しばらく前になるが、 年老いた母親が心臓に障害のある娘を殴って死なせてしまうという痛ましい事件が起こった。 母親は自分がいなくなった後、娘がどうなるのかと思いつめてしまったという。 この種の事件が後を絶たないのはなぜだろう。 実は西洋では極めて少ない。 一つの文化圏が別の文化...
現代の日本の警察の基礎はフランスに倣って作られたものだそうだ。 私はこれを司馬遼太郎さんの『翔ぶが如く』を読んで知った。 初代大警視となった川路利良はフランスに視察に行った際、大切なカバンを無くしてしまった。 もう見つかるまいと思っていたが、警察から連絡があって行ってみると...
銃の発砲事件は日本では珍しい。 しかも凶器は交番の警官を殺害して盗んだものだった… まるでどこか他所の国で起きた事件みたい。 だが、日本だから起きた事件だとも言える。 どこの国にでも交番と言うものがあり、おまわりさんが道を教えてくれるなどと思ってはいけない...
新幹線殺傷事件で思う連帯という言葉の意味 -4- 個人主義とは
西洋は個人主義だと言われる。 個人主義という言葉が何を意味しているかは難しい。 というか使われ方が曖昧で、フランスですらいい加減に使っている人が多いという印象だ。 いずれにせよ、個人主義だからチームワークがないということにはならない。 チームワークというも...
ワールドカップの初戦で日本がコロンビアに勝つという快挙を成し遂げ、渋谷に集まっていた人々は沸き返った。 普段、東京では知らない者同士が声を掛け合うということは少ない。 「サッカー」という共通項で、見知らぬ人々が喜びを共にした。 これもスポーツの効用にちがいない。 普段の生活...
(前回よりの続き) 新幹線殺傷事件を知って私が思い出した出来事とは、次のようなものだった。 知人のフランス人が東京を旅行していた時、ある駅の近くで一人の男が通りがかりの人たちに暴力を振るっているのを見た。 お年寄りや子どもを殴り、子どもは泣き出したと言う。 そのフランス人は...
フランス語や英語でよく使われる言葉で日本人があまり使わないものの一つに、「連帯」がある。 日本語で連帯と言うと左翼活動家みたいになってしまうのだが、フランスなどでは政治的な意味に限らず色々な場面で使われる言葉だ。 「連帯」、英語でsolidarityフランス語でso...
家庭での児童虐待を防ぐには - フランスの子育て支援センター -2-
PMIは、いわばフランスの子育て支援センター。 PMI - Protection Maternelle et Infanile 母子保護という意味で父親という言葉は入っていないのだが、1945年に設立された当時、イクメンは少なかったものと思われます。 目的は子どもと親を助け...
家庭での児童虐待を防ぐには - フランスの子育て支援センター
日本ではまだ親が社会に信頼されているという感じがするが、フランスで子育てしていた時はそうではなかった。 学校を二日以上欠席する時や水泳に参加できない時は、必ず医師による証明が必要だった。 親が休んだ方がいいと判断して休ませることができるのは一日だけだったと思う。 診断書にお金...
目黒で五歳の子が虐待死 - 子どもを守る法律、海外ではどうなっているの?
「どうして助けてあげられなかったのか。」 目黒で5歳の女の子が虐待死した事件を受け、こう思った人が多かったことだろう。 私もその一人。 児童相談所が虐待の事実を掴み、二度も施設に入っていたのに。 これまでも似たようなケースがあり、その都度なぜ救えなかったのか...
先日NHK朝イチで炭酸水の特集をやっていた。 そこで私があっと驚いたのは、専門家らしきゲストの方が 「炭酸水に飲み過ぎはない。」 とおっしゃっていたことだ。 フランスでは、医師達は炭酸水を飲み過ぎないよう注意を促すことがある。 もちろん炭酸水にはいいこともたくさんある。 そ...
まず、日大側の誰よりも早く誰よりもはっきりと謝罪した加害者の学生に敬意を表したいと思います。 声明文を発表した日大アメフト部の部員の皆さんにも。 そして、被害を受けながら加害者学生の復帰を望んでいる関西学院大の学生にも。 内田監督と井上コーチがいかに言語道断であるかについては...
お家ディナーでフランス人に喜ばれた料理とは3 - 肉を味噌とヨーグルトに漬ける
前の記事に続いて肉の漬け置きレシピです。 ヨーグルトと味噌を混ぜ、肉によくまぶして冷蔵庫で寝かせる。 半日は置くこと。 後はフライパンかオーブンで焼くだけ。 味噌とヨーグルトのダブル酵素で肉が柔らかくなり、味噌だけの場合より塩分が少なくてまろやか。 ヨーグルトと味噌の量や配...
私が試してみて好評だったものの一つに肉の漬け置きがある。 どんな肉にも合うのでお試しあれ。 その1 肉を一口大か二口大に切る。 リンゴをすりおろし、肉にまぶしてよく混ぜ、冷蔵庫へ。 半日くらい寝かせておくのがいい。 オーブンかフライパンで焼いて、焼きあがっ...
フランス生活のおもてなしで、ディナーに何を出したら喜んでもらえるだろう。 スシが外国人に好評だとはいえ、生魚が苦手な人も普通にいる。 最近はラーメンの人気が上がっているようだが、ディナーのメインとして、フランスではパスタや麺は認められない。 (アントレにミニ・ラ...
お家ディナーのメイン - フランスのおもてなし - パスタはメインにならない
久々で、フランスやベルギーでのおもてなしについて。 お家ディナーのアントレについて前に書いた。 メインに移る前には必ず「もう少しいかがですか。」と聞くこと。 もちろん、もうお代わりの分が無かったら聞けないけど。 メインは普通、肉か魚に野菜の付け合わせとなる。 ...
5月1日はメーデーであると同時にスズランの日 - フランス - 2
今日は子どもの日であると同時に端午の節句。 子どもたちにとって楽しく健やかな日となりますように! さて、前回のブログの続き。 5月1日にスズランを贈るという古い風習が消えた後で、なぜメーデーをきっかけに復活したかについて。 フランスで最初にメーデーのデモが行われた...
5月1日、パリ市南にある ランジス市場(いちば)の代表が、パリの アンヌ・イダルゴ 市長に大きな鈴蘭の花束を贈呈した。 4月末にはマクロン大統領夫妻が花束を受け取っている。 フランスでは、 5月1日に多くの人がお母さんやパートナーにスズランの花を贈る。 大統領やパリ市長が受け...
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